JPS61274977A - インクリボン色切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、幅方向に複数色に分けたインクリボンを用層
て複数色に印字することができるプリンタにおけるイン
クリボン色切換え装置に関する。

〔従来の技術〕

幅方向に色分けされたインクリボンを有するインクリボ
ンカセットをプリンタに装着し、このインクリボンカセ
ットをインクリボンの幅方向へ適宜移動させてリボン色
切換を行なうようになっている機構では、インクリボン
を印字ヘッドと被印字体との僅かな隙間でリボン幅方向
へ移動し、正確に位置決めすることは、リボンが引掛っ
たり、しわ寄フが生じたルまたガイドから脱離したフす
る等の問題があって非常に困難な技術とされている。

そのため、従来よルこの種のシリアルプリンタではこの
問題を解消するため第６図の斜視図に示すようにリボン
カセット２３を幅方向へ移動させた後に、リボン２４を
長さ方向へ移動させる動作を行ない、リボン２４の印字
色が印字ヘッド２５先端の所定の位置に移動した時点で
印字を開始する手段にするかあるいはキャリッジユニッ
トを片方向さらには両方向へ反復走行させ、リボン位置
を定めてから印字するという手段を用いている。

〔本発明が解決しようとする問題点〕

さらにプリンタとしての印字実効速度の向上をはかるた
めには、上記したような位置決め動作を短縮するすなわ
ちリボンの幅方向と長さ方向の移動を同時に行なうこと
が必要でアシ、かつ効果的だと考えられる。

そこで、現行のプリンタではリボンを幅方向へ移動させ
る手段として例えば特開昭５８−１２６１８３号や第７
図に示すようなプランジャマグネットの吸引力を利用し
たものがあるが、これ等は切換速度が急激でちゃ、上記
したリボンの引掛けやしわ寄シ等の事故が発生し易く所
期の目的を実現することは困難である。

また、リボンの長さ方向への移動手段としては特開昭５
８−７８７９１号つまり第８図に示す如くキャリッジの
走行駆動源を共用しているものがあるが、上述のように
リボンの幅方向と長さ方向とを同時に移動させるために
は印字動作を伴なわない無駄なキャリッジ走行が必要と
なる問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、幅方向に複数色に分けたインクリボンをセッ
トしたインクリボンカセットをリボンの幅方向へ移動さ
せる色切換え手段と、インクリボンを長さ方向へ移動さ
せる送９手段とを１つの正逆回転可能なモータと遊星ギ
ヤで構成された機構で駆動するようにしたことを特徴と
する。

〔作用〕

以上の構成によると、モータの正方向回転によジインク
リボンの長さ方向にリボンを移動させ、モータの逆方向
回転によってインクリボンの幅方向へリボンを移動させ
ると共に長さ方向への移動を同時に行なわせ、上記駆動
モータの回転方向の違いによる動作を選択することによ
り、高速かつ確実なインクリボンの色切換えを行なうも
のである。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例を図面に従って説明する。

第２図はシリアルプリンタの斜視図であり、図において
１は印字ヘッド、２はプラテン、３はキャリッジであシ
、プラテン２に対して平行に移動し、リボンプロテクタ
４が固着されているもので、印字ヘッド１先端部とりボ
ンプロテクタ４の間隙をインクリボン５が幅方向に移動
し、リボンの色を切換えるように構成しである。

上記インクリボン５は幅方向に多色に色分けされており
、このインクリボン５を収納するリボンカセット６は上
記プラテン２およびキャリッジ３を案内するガイド軸Ｉ
とを支持するフレーム８にインクリボン幅方向へ回動自
在に枢着され、かつ常時所定の方向へばね９にょシ弾性
保持されている。

第１図は本実施例であるリボン送シおよびリボン色切換
機構の斜視図であシ、上記リボンカセット６の底部には
上記フレーム８に回動自在に支持された軸１０に装着さ
れたカム１１が当接しておシ、この軸１０が回転するこ
とにより、カム１１がリボンカセット６を回転させてリ
ボン色を切換える。この軸１０の回転力は軸１０に連結
されたカムフォロワレバ１２を介してシフトカム１３の
回転により伝達される。

このカムフォロワレバ１２の先端にはローラ２２が回動
自在に支持されておシ、シフトカム１３面にばね２１に
より常時当接し、シフトカム１３の回転に応じてローラ
２２も回転し、かつカムフォロワレバ１２も軸１０を中
心に回転する。さらにシフトカム１３面は階段状になっ
ておシ各すボン色毎に水平な面をもちこの水平な面に上
記ローラ２２が位置することにより印字中のリボン色を
保持することができる。

リボンの長さ方向への送りは既知の通り、リボンカセッ
ト６の内部に装備された圧接する２個の図示しないドラ
イブローラおよびドリブンローラの回転にょシリボンが
送出されるものであるが、このドライブローラを回転さ
せるために上記ドライブローラと軸係合するドライブギ
ヤ１４が装着されている。

さらにこのドライブギヤ１４と上記のシフトカム１３を
回転させるために正逆回転可能な駆動モータ１５があり
、モータ軸に固着されたモータギヤ１６と噛合う２個の
遊星ギヤ１７ａ、１７ｂにより駆動力が伝達される。こ
の遊星ギヤ１７ａ。

１７ｂは第３図に示す如く回動自在に軸支されたクラン
プ１８上に装着されており、駆動モータ１５の正逆回転
方向に関係なく上記ドライブギヤ１４を一方向に回転さ
せる手段として配置しである。

次に上記構成の作用を第４図および第５図に従って説明
する。第４図および第５図は遊星ギヤの動作を示す平面
図であシ、駆動モータ１５が第４図の矢印方向（反時計
方向）に回転を始めるとモータギヤ１６と連結された遊
星ギヤ１７ａ、１７ｂがクランプ１８と共に軸１９を支
点として時計方向に回転し遊星ギヤ１７ｂがドライブギ
ヤ１４と噛合う。同時に駆動モータ１５の回転力が遊星
ギヤ１７ａ、１７ｂを介してドライブギヤ１４に伝わり
ドライブギヤ１４を時計方向に回転させリボン送シ動作
が開始される。以上のギヤ連結を第１の連結手段とする
。

次に、駆動モータ１５が第５図矢印方向（時計回シ方向
）に回転を始めると遊星ギヤ１７ａ、１７ｂがクランプ
１８と共に軸１９を支点に反時計回り方向に回転し、遊
星ギヤ１７ｂはドライブギヤ１４から噛合が外れ、逆に
シフトカム１３と同軸で一体化されたシフトギヤ２０に
噛合て回転させる。また、同時に遊星ギヤ１７ａはドラ
イブギヤ１４と噛合い、上記第１の連結手段と同様ドラ
イブギヤ１４を時計方向に回転させる。すなわち駆動モ
ータ１５の時計回９方向の回転で同時にドライブギヤ１
４とレフトギヤ２０とを回転させることができる。この
シフトギヤ２０によってシフトカム１３が回転し、さら
に軸１０を回動してカム１１がリボンカセット６を回動
させてリボン色を切換えることができ、同時にドライブ
ギヤ１４によってリボンを送ることができる。以上のギ
ヤ連結を第２の連結手段とする。

以上のように駆動モータ１５の回転方向により第１の連
結手段であるリボン送り動作と、第２の連結手段である
リボン色切換え動作およびリボン送り動作を同時に行な
うことを選択することができる。

また、第２の実施例として、インクリボンカセットがキ
ャリッジに直接装着された場合においても上記実施例と
同様に第１および第２の連結手段をキャリッジに搭載す
ることにより容易に実現することができる。

〔発明の効果〕 以上説明した本発明によると、正逆回転可能な駆動モー
タとこの駆動モータと離隔して回動自在に支持された互
いに噛合う２個の遊星ギヤとで構成して、モータの正方
向回転によってリボンの長さ方向にリボンを移動させる
第１の連結手段と、モータの逆方向回転によってリボン
の幅方向への移動によるリボン色切換え動作とリボンの
長さ方向への移動を同時に行なう第２の連結手段とを備
えたことにより、リボンの幅方向とリボンの長さ方向の
移動を同時に行なえることになり、印字ヘッドと被印字
体とのわずかな隙間でもリボンが引掛ったシしわ寄せを
生じさせた一シあるいはガイドからの脱離等の無い確実
なリボン色切換動作が可能となる効果を有する。

また、駆動モータは１個でリボン色切換えおよびリボン
送り動作を兼用するために低コストでかつ簡潔な機構で
所期の目的を達成することができることになる。

さらに、リボン送シを専用のモータで行なうようにした
ことにより、キャリッジ駆動源に負担をかけることが無
く、印字品位および印字実効速度の向上をはかることが
できることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図はシリア
ルプリンタの斜視図、第３図はリボン色切換え機構の斜
視図、第４図はギヤの動作説明図、第５図はギヤの動作
説明図、第６図は従来例のリボンを移動したときにリボ
ンが引掛った状態の斜視図、第７図は従来例の側面図、
第８図は他の従来例の斜視図である。 １・・・印字ヘッド　２・・・プラテン　３・・・キャ
リッジ　５・・・インクリボン　６・・・インクリボン
カセット　１０・・・軸　１１・・・カム　１３・・・
シフトカム１４・・・ドライブギヤ　１５・・・駆動モ
ータ　１７ａ。 １７ｂ・・・遊星ギヤ　２０・・・シフトギヤ特許出願
人　　沖電気工業株式会社 代理人弁理士　　金　　倉　　喬　　二１１・・・カム １３・・・シフトカム ２０・・・シフトギヤ ／リアルプリンタの斜視図 殖　２　＝ 遊星ギヤの斜視図 ＠　３　圓 インクリボンの幅方向の移動を示す斜視図＠　６　＝

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、幅方向に色分けされたインクリボンを有するインク
   リボンカセットを装着し、このインクリボンカセットを
   インクリボン幅方向へ移動させてリボン色切換えを行な
   うシリアルプリンタのインクリボン色切換装置において
   、 １個の正逆回転可能な駆動モータと、 この駆動モータによつて回動自在に支持され、インクリ
   ボンを幅方向に移動させるシフトカムを設けたシフトギ
   ヤとインクリボンを長さ方向に送るドライブギヤとに噛
   合うことができるようにした２個の遊星ギヤとから成り
   、駆動モータの一方向の回転によつて１方の遊星ギヤが
   ドライブギヤに噛合うギヤ連結と、駆動モータの他方向
   の回転により一方の遊星ギヤがシフトギヤに他方の遊星
   ギヤがドライブギヤに噛合うギヤ連結となるようにした
   ことを特徴とするインクリボン色切換装置。