JPS6328672A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皇栗上皇旦朋健団 本発明は、サーマルへラドとインクリボンを搭載したキ
ャリッジをプラテンの軸方向に移動しながら印字するい
わゆるシリアルタイプのプリンタに関し、殊にキャリッ
ジの往動時だけでなく復動時においても印字を可能にし
たプリンタに関する。

従来の技術 シリアルプリンタにおいて、キャリッジの往動時と復動
時の双方で印字（以下、双方向印字いう。

）が行えることは印字速度の大幅な向上につながり、非
常に好都合である。

しかしながら、シリアルタイプのプリンタは、インクリ
ボンをキャリッジの移動方向と逆方向にキャリンジ移動
速度と等しい速度で巻き取ることにより記録紙との相対
速度を零にした状態でサーマルヘッドをプラテンに押圧
して印字を行うものであるため、キャリッジの復動時に
も印字を行おうとすると、インクリボンをキャリッジの
往動時と逆方向に巻き取らねばならず、往動時の印加で
使用したインクリボンの同じ箇所を再び使用することと
なり印字品質が極端に悪くなる。

そこで、従来は、特開昭５９−２１８８８７号公報にみ
られるようにインクリボンカセットを上下２段に積み重
ねて、両インクリボンカ七ノドをキャリッジの往動時と
復動時とで上方又は下方に１個分移動することにより切
り換えて使用するようにし、印字品質を悪化させること
なく双方向印字を可能にしている。

日が解決しようとする間”点 ところが、上記従来技術によれば、２つのインクリボン
カセットを上下に積み重ねているため、キャリッジ往動
時と復動時で切り換え使用するには、カセットを上下に
移動させるエレベータ機構が必要で、キャリッジ上の構
造が複雑で装置的に高（かかると共に、カセット１個分
の移動空間がデッドスペースとして上方若しくは下方に
必要であるし、またキャリッジの移動方向を変更する際
にカセットを上方または下方に移動せねばならず、その
ための時間が必要であり、その分、印字速度が遅くなる
といった欠点がある。

本発明はこのような問題点を生じることなく双方向印字
が行える有用なプリンタを提供することを目的としてい
る。

問題点を解決するための　段 上記目的を達成するため、本発明はプラテンの軸方向に
往復移動するキャリッジ上に、２＆Ｉｌのサーマルヘッ
ドとインクリボンカセットがプラテンの軸方向に沿って
搭載され、一方の組のサーマルヘッドはキャリッジの往
動時に、他方の組のサーマルヘッドはキャリッジの復動
時に印字動作を行うよう選択的に駆動制御されることを
特徴としている。

作　　　　　用 上記構成によれば、キャリッジの往動時は一方の組のサ
ーマルヘッドとインクリボンカセットで印字を行い、復
動時は他方の組のサーマルヘッドとインクリボンカセ・
ノドで印字が行える。

この場合において、２つのインクリボンカセットはプラ
テンの軸方向に沿って配されているので、キャリッジの
往動時と復動時とで従来のようにインクリボンカセット
を移動しなくても済み、印字方向の切り換えがスムーズ
に行えて、印字速度の向上が図れる。

スーー族−−用 第１図は本発明の一実施例としてのプリンタの概略図を
示し、１は記録紙２が巻き掛けられたプラテンで、図外
の改行手段にてキャリッジ３が往動又は復動する度に間
欠的に復走査方向Ｐに回転される。キャリッジ３はプラ
テン１の軸方向に架設された２本の軸４，５にスライド
自在に支承され、図外のパルスモータの正逆転によりタ
イミングベルト６を介して駆動され、軸４，５に沿って
往復移動する。前記キャリッジ３上には２組のサーマル
ヘッド７．８とインクリボンカセット９゜ｌＯとがプラ
テン１の軸方向に沿って搭載されている。

インクリボンカセット９．ｌＯはキャリッジ３に搭載し
た状態において、第２．３図に示すように長方形状のカ
セットケース１１内に巻き取りリール１２と供給リール
１３とをプラテンの軸方向と直交する方向に配したいわ
ゆる縦形構造をしている。このような縦形構造にするこ
とにより、小スペースに２個のインクリボンカセット９
．ｌＯを並べることができる。巻き取りリール１２と供
給リール１３との間には黒色のインクリボン１４が複数
のローラ１５・・・及びサーマルヘッド７又は８を経由
して巻き掛けられている。尚、サーマルヘッド７　（８
）にインクリボン１４を巻き掛ける位置のカセットケー
ス１１部分は１６で示すように切欠かれている。

２＆Ｉｌのインクリボンカセット９．１０のうち左側の
もの９はキャリッジの往動時に印字に供されるカセット
、右側きもの１０はキャリッジの復動時に印字に供され
るカセットで、両者９，１０は対称的な構造をしている
。通常は、同じ構造のカセットを一方９は表向き、他方
１０は裏向きにして使用する。

各インクリボンカセット９，１０とも、キャリッジ３に
搭載された状態において、その巻き取りリール１２がキ
ャリッジ３から上方に突出された駆動軸１７．１８に連
結される。供給リール１３はキャリッジ上に突設した回
転自在な軸（不図示）に連結される。前記駆動軸１７．
１８の下端は、キャリッジ内で第４，５図に示すように
、ワンウェイクラッチ１９ａ、２０ａ付きのギヤ１９．
２０と固着されている。

各ギヤ１９．２０はモータ等の正逆転可能な単一の回転
駆動源２１の軸に取付けられたギヤ２２と噛合している
。ワンウェイクラッチ１９ａ、２０ａの働きによって回
転駆動源２１をＣ方向に回転すると一方の駆動軸１７だ
けがａ方向に駆動され、また、回転駆動源２１をｄ方向
に回転すると、他方の駆動軸１８だけがｂ方向に駆動さ
れる。前記回転駆動源２１は、図外の制御回路によって
キャリッジ３の往動時にＣ方向にキャリッジの復動時に
ｄ方向に回転するよう制御されているので、結局キャリ
ッジの往動時には第２図中の左側のカセット９のインク
リボンが矢印Ａ方向に巻き取られ、キャリッジの復動時
には右側のカセットｌＯのインクリボンが矢印Ｂ方向に
巻き取られることになる。

サーマルヘッド７．８は既知のプリンタにおける取付は
構造と同様、キャリッジにプラテンに対する遠近方向に
移動自在に枢着されており、スプリング２５によってプ
ラテン３から遠去かる方向に付勢されている。そして、
各サーマルヘッド７゜８の背後にはプラテン３に圧接す
るための機構が設けられるが、この実施例では、単一の
圧接駆動機構２６によって２つのサーマルヘッド７．８
をキャリッジの往動時と復動時とで交互に圧接するよう
にしている。この単一の圧接駆動機構２６は、第２．３
図に示すように正逆転モータ等に取付けられたピニオン
２７と、該ピニオン２７と噛合する２つのランク２８．
２９とからなる。各ラック２８．２９はラックガイド３
０と案内ピン３１によって前後進方向を案内規制されて
いる。ここで、前進とはプラテンに近づく方向、更新と
はプラテンから遠去かる方向をいうものとする。前記一
方のランク２８は一方のサーマルヘッド７の背後に、他
方のラック２９は他方のサーマルヘッド８の背後に位置
し、かつピニオン２７に対して図示のように一方２８　
（２９）が前進位置にあると他方２９　（２８）が後退
位置にある状態で噛合している。従って、モータをキャ
リッジ３の往動時の印字の際に正転、復動時の印字の際
に逆転させることにより、２つのサーマルヘッド７゜８
を上記のようにキャリッジ３の往動時と復動時とで交互
にプラテン１に圧接できる。

上記キャリッジを移動するパルスモータ、インクリボン
巻き取り用モータ２６、へ、ド圧接駆動機構等は第７図
に示すシステム構成によって制御■される。図中、７１
はｃｐｕ、７２はＲＯ門、７３はＲＡ門、７４はインタ
ーフェイス回路でこの回路を通じてＣＰＵ７１が外部か
ら印字データ７５を読み取る。キャリッジ送り制御回路
７６はキャリッジを移動するためのパルスモータの正逆
転を制御し、リボン巻き取り制御回路７７は前記回転駆
動源２１の正逆回転を制御する。ヘッド制御回路７８は
ヘッド圧接駆動機構２６の制御及びヘッド発熱素子の発
熱制御を行う。

記録紙送り制御回路７９はプラテン１の間欠回転制御を
行う。上記各回路の行う制御はＲＯＭ　７２及びＲＡＭ
　７３内に書き込まれたプログラムに従って実行される
。

第８図は、第７図のシステム構成によって行われる印字
動作を示している。先ず、キャリッジ３が第２図のよう
にプラテン左端位置にある状態でプリントスイッチをオ
ンすると（Ｓｌ）、キャリッジが印字スタート位置まで
移動する（Ｓ２．Ｓ３）。ここで印字スタート位置とは
、キャリッジの往動時においては第２図のようにプラテ
ン左端にキャリ、ジが存在するときの右側のサーマルヘ
ッド８の位置或いはそれより所定量右方位置に設定され
る。また、キャリッジの復動時においては第３図のよう
にプラテン右端にキャリッジ３が存在するときの左側の
サーマルヘンドアの位ご或いはそれより所定量左方位置
に設定されている。キャリッジ３が印字スタート位置に
到達したとき、印字データが入力されていれば、サーマ
ルヘッド７がプラテンに圧接され（Ｓ４）、同時にイ〉
・クリボンカセット９側のインクリボンを巻き取りつつ
印字が行われる（Ｓ５）。キャリッジが所定の印字スト
ップ位置（この位置は、復動時の印字スタート位置に一
敗させるのが望ましい。）に達すると、１行分の印字を
終わり、サーマルヘッド７の圧接を解除する（３６．Ｓ
７）。

次の行の印字がないときは（Ｓ８）、キャリッジ３は印
字動作を行わないで、そのままプラテン左端の初期位置
まで復動するが（Ｓ９）、次の行の印字があるときは、
改行手段によってプラテンを１行分だけ間欠回転させ（
ＳＩＯ，５ｌｌ）　、キャリッジを復動時の印字スター
ト位置まで復動させ（Ｓｌｌ、　　５１２）　、以下、
サーマルヘッド８をプラテンに圧接し、インクリボンカ
セット１０例のインクリボンを巻き取りつつキャリッジ
を復動させて印字を行う（Ｓ１３．　５１４）。そして
、１行分の印字を終えれば（Ｓ１５）　、サーマルヘッ
ド８の圧接を解除しく５１６）、プラテン左端位置に復
帰する。

更に、次の行の印字がある場合（Ｓ１７）、改行（Ｓ１
８）　して上記動作を繰り返す。印字が全くない場合、
即ち、印字終了の場合には、キャリッジを左端位置に復
帰させ印字動作を完了する。

尚、ヘッド圧接駆動機構２６は第２図に示したものの他
に、例えば第６図［ａｌに示すように偏心カム３５、３
６を用いたものも使用できる。図の偏心カム３５、３６
は軸３７に１８０°位相を異ならせて取付けられていて
、軸３７を半回転する毎にいずれか一方のカムがサーマ
ルヘッド７又は８に当接し、該ヘッドをプラテンに圧接
する。図示の状態はサーマルヘッド８がプラテンに圧接
さている状態を示している。軸３７はワンウェイクラッ
チ３８を介して、ソレノイド３９の通電・非通電によっ
て揺動されるレバー４０に連結されている。ソレノイド
３９を通電すればレバー４０が矢印り方向に揺動し、そ
れに伴いカム３５．３６も矢印Ｍ方向に回転する。ソレ
ノイド３９を非ｉｉｌ電にするとレバー４０は前記りの
方向と逆方向に揺動するが、ワンウェイクラッチ３８の
働きにより軸３７及びカム３５．３６は回転しない。従
って、ソレノイド３９を繰り返し通電・非通電制御する
ことにより、サーマルヘッド７．８を交互にプラテンに
圧接できる。

又、ヘッドをプラテンに交互に圧接する偏心カムは図（
′ｂ）に４１．４２で示すように、駆動ギヤ４３と噛合
する従動ギヤ４４．４５に取着したものであってもかま
わない。図中、４６は駆動ギヤ４３を回転駆動するモー
タである。

溌ｑ（２とＭ果 以上説明したように本発明によれば、キャリッジ上に２
組のサーマルヘッドとインクリボンカセットとをプラテ
ンの軸方向に搭載し、キャリッジの往動時と復動時とで
２組のサーマルヘッドとインクリボンカセットとを選択
的に使用するよう制８しているので、双方向印字がイン
クリボンカセットを上下に移動させることなく行えると
共に、カセットのエレヘータ機梼が不要でカセット移動
のためのデッドスペースがなくなり、全体構成の簡素化
と小型化が図れ、更には印字速度の高速化が図れるとい
った優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのプリンタの概略斜視
図、第２図はキャリッジの往動時、第３図はキャリッジ
の復動時の状態を示す平面図、第４図はインクリボンを
巻き取るための駆動機構を示す概略平面図、第５図はそ
の側面図、第６図（ａ）ｔｂ＋は夫々ヘッド圧接駆動機
構として他の実施可能な構成を示す図、第７図は本発明
プリンタを双方向印字を行うために制御するシステム構
成図、第８図は第７図の動作を説明するフローチャート
である。 １・・・プラテン、３・・・キャリッジ、７．８・・・
サーマルヘッド８． ９、ｌＯ・・・インクリボンカセット。 第１図 第２図 第３図 たＪＩＵ 第４図 第５図 第６図（Ｇ） 第６図（ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラテンの軸方向に往復移動するキャリッジ上に
   、２組のサーマルヘッドとインクリボンカセットがプラ
   テンの軸方向に沿って搭載され、一方の組のサーマルヘ
   ッドはキャリッジの往動時に、他方の組のサーマルヘッ
   ドはキャリッジの復動時に印字動作を行うよう選択的に
   駆動制御されることを特徴とするプリンタ。