JPH0315322Y2 - - Google Patents

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JPH0315322Y2
JPH0315322Y2 JP1984192391U JP19239184U JPH0315322Y2 JP H0315322 Y2 JPH0315322 Y2 JP H0315322Y2 JP 1984192391 U JP1984192391 U JP 1984192391U JP 19239184 U JP19239184 U JP 19239184U JP H0315322 Y2 JPH0315322 Y2 JP H0315322Y2
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idler
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bearing
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、インクリボンを一方向に送るための
インクリボン送り歯車機構に関する。
[従来の技術] 周知なように、プリンタにおいて印字ヘツドの
キヤリツジは、その駆動歯車(主動歯車)の正逆
回転の反転動作によつて左右に往復運動される
が、同一駆動源によつて移動するインクリボンの
方は常に一方向に送られなければならない。
このように上流側の駆動歯車が正逆回転しても
常にインクリボンを一方向に送ることが必要であ
り、そのため従来からプリンタのインクリボンの
送り駆動機構の構成は、モータカナに噛合する駆
動歯車の軸に、レバーの中間部を回転自在に取り
付け、このレバーの一端には、この駆動歯車と噛
合している第1遊星歯車を回転自在に軸支し、こ
のレバーの他端には、この駆動歯車に噛合してい
る第2遊星歯車とこの第2遊星歯車に噛合してい
る第3遊星歯車とを回転自在に軸支し、このレバ
ーの揺動によつて、上記第1遊星歯車又は第3遊
星歯車を選択的に従動歯車に噛合させることによ
り、この従動歯車を一方向に回転させるものであ
つた(実開昭57−70860号公報)。
[考案が解決しようとする問題点] しかし前記従来のインクリボン送り歯車機構
は、従動歯車し第1遊星歯車および第3歯車との
切換えが確実である長所を有するが、その反面、
レバーの先端に遊星歯車を軸支しているため構造
が複雑で部品点数も多く、また組立作業も煩雑
で、自動組立が不可能であつた。
そこで本考案の目的は、部品点数が少なく、組
立作業が容易であり、かつ従来と同様に移動歯車
の従動歯車に対する噛合離脱の切換えが確実に行
なわれるインクリボンの送り歯車機構を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案のインクリボンの送り歯車機構は、正逆
回転せしめられる主動歯車と、上記主動歯車に常
時噛合した状態で上記主動歯車の回りを一定角度
移動可能に設けられる1対の移動歯車と、上記移
動歯車の一方がその移動により噛合離脱するアイ
ドラと、上記アイドラが常時噛合するとともに、
上記移動歯車の他方がその移動により噛合離脱す
る従動歯車と、上記従動歯車によつて常に一方向
へ駆動されるリボン駆動車とを備えている。
上記両移動歯車には、軸部が一体に形成してあ
り、上記主動歯車と上記両移動歯車の各軸部が回
転自在に貫通する補助シートが設けてある。
互いに対向する上地板と下地板には、上記主動
歯車、上記従動歯車および上記リボン駆動車を回
転自在に支持する軸受部と、上記両移動歯車の上
記軸部を移動自在に支持するガイド溝とが一体に
形成してあり、上記ガイド溝は、上記主動歯車の
周囲で周方向に長く形成されている。
上記主動歯車、上記両移動歯車、上記アイド
ラ、上記従動歯車および上記リボン駆動車は、上
記下地板の上記ガイド溝および上記軸受部内に落
し込んだ後で上記上地板を所定位置で対向させる
ことにより回転自在に軸支されるようになつてい
る。
[実施例] 本考案のインクリボンの送り歯車機構の具体的
構成について説明する。
第1図、第2図に示すように、上下の2枚の地
板1,2が対向し、それぞれの地板には、対向す
る位置関係で2つのガイド溝9,10と複数の軸
受部1a,1b,1c……1f,2a,2b,2
c……2fとが一体的に形成してある。そしてこ
れらのガイド溝や軸受部1a〜1f、2a〜2f
によつて、リボンの送り歯車輪列3,6,8,1
1,12,14,13,15やプリンタヘツドを
取り付けてあるキヤリツジ(図示せず)を左右往
復駆動するタイミングベルト7の駆動輪列が回転
自在に軸支されている。
まずタンミングベルト7の駆動輪列について説
明する。
上地板1上面に設置された可逆モータMの駆動
軸3にモータピニオン4が固着し、このピニオン
はタンミングベルト7を駆動する駆動プーリ5と
一体的に形成してある歯車51及び減速車6に噛
合している。そして駆動プーリ5は、軸17に固
着してある。この軸17の両端部は、上地板1に
一体的に形成してある軸受部1aと下地板2に形
成してあり、この軸受部と対向位置に一体的に形
成してある軸受部2aによつて軸支してある。
そして駆動プーリ5には、プリンタヘツド搬送
用のキヤリツジ(図示せず)が取り付けてあるタ
イミングベルト7が掛回している。したがつてモ
ータMの正転、逆転駆動によつて、ベルト7を介
してプリンタヘツドを往復移動させ印字を行う。
また減速車6は、その軸心部が中空部になつて
おり、上地板1に一体的に突設してある軸受軸1
bと、下地板2にこの軸と対向位置に形成してあ
る軸受軸2bによつて軸支してある。
本考案にかかるリボン送り歯車機構3,6,
8,11,12,14,13,15は、次の構成
である。
主動歯車8の軸受構造について説明すると、こ
の歯車は中空状になつており、上地板1の軸受部
1cと、この軸受部と対向位置関係にある下地板
2の軸受軸2cとによつて軸支されている。つま
り軸受軸2cが、この主動歯車8の中空部を貫通
し、その先端はこの軸受部1c内に挿入して軸受
している。
ところで減速車6は主動歯車8に噛合し、この
主動歯車の周囲の地板1,2には、この主動歯車
の外周に沿つて長溝状の2つのガイド溝9,1
0,9a,10a(9aのみ図示)が一体的に形
成してある。
また移動歯車11,12は、軸部11a,12
a(第1図)が一体的に形成してあるものである。
そして下地板2のガイド溝9,10には、それぞ
れ移動歯車11,12の軸部11a,12aの下
端部が、上方の開口端より投げ込み方式で挿入さ
れ、そしてこのガイド溝9,10と対向する位置
で同一の内面形状の上地板1のガイド溝9a,1
0aに、この軸部の上端部が挿入してある。
そのため移動歯車11,12は、主動歯車8と
常時噛合した状態でガイド溝9,9a,10,1
0a内を摺動自在である。
さらに移動歯車11と噛合離脱自在のアイドラ
14は、第2図示のように、軸部14aが一体的
に形成してある。そしてこのアイドラ14の軸受
構造は、下地板2に一体的に形成してある軸受部
2dと、この軸受部と対向位置関係にある上地板
1の軸受部1dとによつて軸受されるものであ
る。つまり軸部14aの下端部を軸受部2d内に
落し込みで挿入し、その後で上地板1の軸受部1
dがこの軸部の上端部と嵌合することによつてて
軸受される。
そして移動歯車の一方11は、ガイド溝9内を
摺動することによつてアイドラ14と噛合し、こ
のアイドラは従動歯車13と常時噛合しているも
ので、そのため従動歯車を間接的に連動回転させ
るものである。また移動歯車の他方12は、ガイ
ド溝10内を時計方向に摺動することによつて従
動歯車13と噛合し、この従動歯車を直接連動回
転させることになる。
従動歯車13は、第2図示のように中空状であ
り、この軸受構造は、上地板1の軸受部1eと、
下地板2にこの軸受部と対向する位置関係にある
軸受軸2eとによつて、軸支されているものであ
る。つまりこの従動歯車14を先ず軸受軸2eに
嵌合させ、この軸受軸の先端が軸受部1e内に侵
入した状態で軸支される。
さらに従動歯車13は、リボン駆動車15と噛
合し、このリボン駆動車の上端には、リボンフイ
ードローラの軸の軸孔(図示せず)に被嵌させる
係合軸15aとなつている。そしてリボン駆動車
15は、この下端面が開口して中空状になつてお
り、この中空部内には、下地板2の軸受軸2fが
挿入し、このリボン駆動車15の肩部は、上地板
1に形成してある軸受部1fによつて軸受されて
いる。
さらに第3図示のように、本考案では、主動歯
車8の軸2cと移動歯車11,12の軸部1a,
1bの相互をポリエステルフイルム(マイラー)
にて形成された薄い補助シート16にて連結して
ある。即ち補助シート16には、3つの連結用穴
部16a,16b,16cが開設してあるもの
で、この中央部に位置している穴部16aは、主
動歯車8の軸2cに嵌合し、穴部16bは、移動
歯車の一方11の軸部11aに嵌合し、穴部16
cは移動歯車の他方12の軸部12aに嵌合して
いるものである。それによつて二つの移動歯車1
1,12のガイド溝9,10内の同時移行をより
確実に行うことができる。
次に本考案の歯車機構の組立作業について説明
する。
下地板2に形成してある複数の軸受部であると
ころの軸受部2a、軸受軸2b、軸受軸2c、ガ
イド軸9,10、軸受部2d、軸受軸2e、軸受
軸2fのそれぞれに、駆動プーリ5の軸17、減
速車6の中空部、主動歯車8の中空部、移動歯車
11,12の各軸部11a,12a、アイドラ1
4の軸部14a、従動歯車13の中空部、リボン
駆動車15の中空部を落し込み方法で嵌合させ
る。そこで補助シート16の各連結用穴部16
a,16b,16cを、主動歯車8の軸2c、移
動歯車11,12の軸部11a,12aの上端に
嵌合させ、その後で上地板1を、第2図示のよう
な所定位置関係で対向させると、これらの歯車
は、全て支持される。
次に本考案の動作について説明する。
モータMの回転駆動によつてモータカナ4及び
駆動プーリ5を介してベルト7は回動するが、こ
の時モータは正逆に回転方向に転換するためこの
ベルトの回転方向も変わり、プリンタヘツドは往
復移動して印字を行う。
同時にリボンは次のようにして一定方向に送り
出されるのである。
第1図のようにモータカナ4が反時計方向に回
転するときは、減速車6を介して主動歯車8も反
時計方向に回転する。そのため移動歯車12は、
ガイド溝10内を従動歯車13との噛合を離れる
方向に移動するが、移動歯車11の方はアイドラ
14の方に移動してこのアイドラと噛合し、この
アイドラを介して従動歯車13を時計方向に回転
させ、リボン駆動車15を反時計方向に回転させ
る。
またモータカナ4が時計方向に回転する場合
は、減速車6を介して主動歯車8も時計方向に回
転する。主動歯車8の回転力によつて移動歯車の
他方12はガイド溝10を第1図示の状態より従
動歯車13と噛合する方向へ移動し、これと噛合
して連動回転させ、同時に一方の移動歯車11は
アイドラ14との噛合を離れる。そのため従動歯
車13は移動歯車12によつて時計方向に回転さ
れ、リボン駆動車15を反時計方向に回転させ
る。
[考案の効果] 以上の通り本考案によれば、部品を上方より所
定位置に落し込むだけで組み立てることができる
から、組立作業が簡単になり、組立の自動化を計
るのが容易になり、組立の迅速化並びに製造コス
トの引き下げの上で極めて有効である。また補助
シートを介在させて二つの移動歯車が同時に移動
するようにしているから、簡単な構造でありなが
ら動作の信頼性を保証できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平面図、第2図は展開断面図、第3図
はフイルムの係合状態を示す平面図である。 1……上地板、1c……軸受部、1d……軸受
部、1e……軸受部、2……下地板、2c……軸
受部(軸受軸)、2d……軸受部、2e……軸受
部(軸受軸)、8……主動歯車、9,9a,10
……ガイド溝、11,12……移動歯車、11
a,12a……移動歯車の軸部、13……従動歯
車、14……アイドラ、16……補助シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 正逆回転せしめられる主動歯車と、 上記主動歯車に常時噛合した状態で上記主動歯
    車の回りを一定角度移動可能に設けられる1対の
    移動歯車と、 上記移動歯車の一方がその移動により噛合離脱
    するアイドラと、 上記アイドラが常時噛合するとともに、上記移
    動歯車の他方がその移動により噛合離脱する従動
    歯車と、 上記従動歯車によつて常に一方向へ駆動される
    リボン駆動車と、 上記両移動歯車には、軸部が一体に形成してあ
    ることと、 上記主動歯車と上記両移動歯車の各軸部が回転
    自在に貫通する補助シートと、 上記主動歯車、上記従動歯車および上記リボン
    駆動車を回転自在に支持する軸受部と、上記両移
    動歯車の上記軸部を移動自在に支持するガイド溝
    とが一体に形成してある上地板と下地板と、 上記ガイド溝は、上記主動歯車の周囲で周方向
    に長く形成されていることと、 上記主動歯車、上記両移動歯車、上記アイド
    ラ、上記従動歯車および上記リボン駆動車は、上
    記下地板の上記ガイド溝および上記軸受部内に落
    し込んだ後で上記上地板を所定位置で対向させる
    ことにより回転自在に軸支されることと、 を特徴とするインクリボンの送り歯車機構。
JP1984192391U 1984-12-19 1984-12-19 Expired JPH0315322Y2 (ja)

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JPS61107566U JPS61107566U (ja) 1986-07-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5878791A (ja) * 1981-11-02 1983-05-12 Seiko Epson Corp 多色インクリボン送り装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770860U (ja) * 1980-10-17 1982-04-28
JPS58136345U (ja) * 1982-03-10 1983-09-13 アルプス電気株式会社 リボンフィード装置

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JPS5878791A (ja) * 1981-11-02 1983-05-12 Seiko Epson Corp 多色インクリボン送り装置

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JPS61107566U (ja) 1986-07-08

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