JPH0310804A - 木質材料表面の着色模様形成方法及びこの方法によって形成された発色模様化粧板 - Google Patents

木質材料表面の着色模様形成方法及びこの方法によって形成された発色模様化粧板

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JPH0310804A
JPH0310804A JP14540189A JP14540189A JPH0310804A JP H0310804 A JPH0310804 A JP H0310804A JP 14540189 A JP14540189 A JP 14540189A JP 14540189 A JP14540189 A JP 14540189A JP H0310804 A JPH0310804 A JP H0310804A
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Koji Higuchi
樋口 晃司
Yasunobu Nakanishi
中西 康展
Mitsuo Nishimura
西村 光雄
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Eidai Co Ltd
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Eidai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は木質材料の表面に着色模様を形成する方法及び
この方法によって形成された発色模様化粧板に関する。
〔従来の技術] 従来の木材表面の着色化粧法としては、着色塗料又は着
色透明塗料の均一塗布、ワイピング塗装法等が知られて
いる。また、幾何学的模様等の復雑な模様を形成するに
は、転写等の印刷を施す方法、木材表面に幾何学的意匠
を有する溝をレーザー加工又はルータ−加工等によって
形成した後塗装を行う等の手法が用いられてきた。さら
に、木材表面に凹凸模様のプレス加工後に凹面に相当す
る凹溝に着色又は模様着色を施し、その上に凸面の着色
を施すプレス加工方法も提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの従来の着色化粧法は、着色工程
が繁雑である等の欠点を有するものである。
本発明は、このような従来技術の欠点を解消するもので
あって、突板貼り化粧板を製造する際、ロールプレス又
は平板プレス加工時に、同時に凹面(凹溝、幾何学柄、
抽象柄)又は凸面(幾何学柄、抽象柄)に任意の模様を
突板表面上に発色させることによって、多様な表現が可
能で着色工程を軽減した新規な木質材料表面の着色模様
形成法及びこの方法によって形成された発色模様化粧板
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、突板の木質中に含まれているポリフェノール
類とプレス板表面の金属イオンとの化学反応による呈色
によって、任意の着色模様を発色させることができると
いう、新規な知見に基づいている。この知見に基づいて
、任意の発色模様化粧板を得ることができる。
すなわち、本発明の木質材料表面の着色模様形成法は、
木質表面に加圧板を押圧して着色模様を形成するものに
おいて、発色させる模様に対応する加圧板表面部分のみ
に、木質中に含まれているポリフェノール類と化学反応
して呈色する例えば鉄、銅のような金属を配置したこと
を特徴とするものである。
突板化粧板プレス加工時に、プレスロール又はプレス板
を上記の加圧板として用いると、特別な着色模様工程を
設ける必要がなくなる。
本発明の1つの実施形態としては、加圧板として木質中
に含まれているポリフェノール類と化学反応して呈色す
る金属を用い、発色させる模様以外の部分(発色させな
い部分)に対応する加圧板表面部分に、樹脂又は金属メ
ッキによるマスキングを施すちるである。この場合、発
色させる模様に対応する加圧板表面部分は、加圧板の凹
面又は凸面のいずれかであっても良い。
本発明の別の実施形態としては、加圧板として木質中に
含まれているポリフェノール類と化学反応して呈色しな
いステンレスのような金属を用い、発色させる模様に対
応する加圧板の表面部分に、木質中に含まれているポリ
フェノール類と化学反応して呈色する例えば鉄、銅のよ
うな金属のメッキを施す。メッキする呈色する金属とし
ては1種類に限らず、模様部分毎に異なる金属を用いる
と、より多様な模様を形成することができる。なお、こ
の場合も、発色させる模様に対応する加圧板表面部分は
、加圧板の凹面又は凸面のいずれかであっても良い。
本発明による発色模様化粧板は、以上のような木質材料
表面の着色模様形成法によって形成されたものであり、
木質材料表面に木質中に含まれるポリフェノール類と金
属イオンとの化学反応によって発色して形成された着色
模様を有することを特徴とするものである。この着色模
様は、発色模様化粧板表面の凹面又は凸面のいずれかに
形成されていても良い。さらに、上記着色模様に加えて
他の方法による着色模様、例えば、後工程の着色処理と
して行われてワイピング着色模様を有していても良い。
〔作 用〕
発色させる模様に対応する加圧板表面部分のみに、木質
中に含まれているポリフェノール類と化学反応して呈色
する例えば鉄、銅のような金属が配置されているので、
加圧板を木質表面に押圧すると、このような金属が配置
された部分に対応する木質表面が上記化学反応により発
色し、着色模様が形成される。
〔実施例〕
以下に、本発明をより具体的に示すため実施例を説明す
る。
実施例1 第1図の説明断面図に示すように、5〜15 mm厚の
合板の表面に水溶性接着剤を0.01〜0.02g/c
ffl塗布して、その上に0.3〜0.6mm厚で含水
率70%のナラ突板を貼り付けて、突板金板1を形成す
る際、鉄板からなる金属プレス板2によって熱圧を行う
金属プレス板2の表面には着色模様に対する凸面3が設
けられていた、凸面3以外の凹面4の表面にはテフロン
コーティング5によってマスキングされている。したが
って、金属プレス板2の熱圧によって形成された突板合
板1のナラ突板上には凸面3に対応する凹面6が形成さ
れる。この際、凸面3の金属とナラ突板の木質中に含ま
れているポリフェノール類とが化学反応して凹面6表面
に発色部8が形成され、凸面3に対応した着色模様が突
板合板1に形成される。そして、この着色模様は突板合
板1の凹面6の模様と一致している。
実施例2 第2図の説明断面図に示すように、実施例1と同様にし
て突板金板1を形成する。ただし、この実施例において
使用する金属プレス板2は、実施例1のような凸面3で
はなく、凹面40表面がテフロンコーティング5によっ
てマスキングされている。したがって、金属プレス仮2
の熱圧によって形成された突板合板1のナラ突板上には
凹面4に対応する凸面7が形成され、この凸面7表面に
発色部8が生じ、突板合板1には凹面4に対応した着色
模様が形成される。そして、この着色模様は突板合板1
の凸面7の模様と一致している。
実施例3 第3図の説明断面図に示すように、実施例1と同一様に
して突板金板1を形成する。ただし、この実施例におい
て使用する金属プレス板9は、突板の木質中に含まれて
いるポリフェノール類と発色化学反応しないステンレス
板からなり、また、凹凸模様をエンボスする凹凸面を有
しない。その代わり、金属プレス板9の表面には、発色
させる模様に対応する部分に厚さ50〜80μmの銅メ
ッキ10が施されている。この銅メッキ10は、熱圧の
際、ナラ突板の木質中に含まれているポリフェノール類
と化学反応して突板合板1表面に発色模様8を形成する
以上の各実施例において、突板の中のポリフェノール類
と金属板(実施例1,2においては鉄板、実施例3にお
いては銅メッキ)表面の金属イオンとの反応により、色
調差や濃淡差を出すことができ、突板の材種と金属板の
種類との組み合わせを変えることによって、これら表現
を多様にすることができる。また、発色された突板合板
に、後工程として着色処理、例えばワイピング着色する
ことによって、発色された部分に色の重なり合いが生じ
、いっそう深みのある化粧板が得られる。
なお、突板を貼り付ける基板としては、合板等の木質板
に限らず、無機質板(ケイカル板、セラコラボード等)
、紙等のシート状の種々のものがあげられる。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明においては、突板の木質中
に含まれているポリフェノール類とプレス板表面の金属
イオンとの化学反応による呈色によって、プレスと同時
に突板表面におのずと任意の着色模様を付与することが
でき、着色工程を軽減することができる。また、突板の
材種と金属板の種類との組み合わせを変えることによっ
て、多様な模様を得ることができ、さらには、他の着色
方法と組み合わせることによって、より多様な着色模様
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はそれぞれ実施例1〜3の着色模様形成法を
説明するための説明断面図である。 1・・・突板合板、2・・・金属プレス板、3・・・金
属プレス板2表面の凸面、4・・・金属プレス板2表面
の凹面、5・・・テフロンコーティング、6・・・突板
金板1表面の凹面、7・・・突板合板1表面の凸面、8
・・・発色部、9・・・金属プレス板、10・・・銅メ
ッキ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、木質表面に加圧板を押圧して着色模様を形成する方
    法において、発色させる模様に対応する加圧板表面部分
    のみに、木質中に含まれているポリフェノール類と化学
    反応して呈色する金属を配置したことを特徴とする木質
    材料表面の着色模様形成法。 2、前記加圧板として木質中に含まれているポリフェノ
    ール類と化学反応して呈色する金属を用い、発色させる
    模様以外の部分に対応する加圧板表面部分に、樹脂又は
    金属メッキによるマスキングを施すことを特徴とする請
    求項1記載の木質材料表面の着色模様形成法。 3、前記加圧板として木質中に含まれているポリフェノ
    ール類と化学反応して呈色しない金属を用い、発色させ
    る模様に対応する加圧板表面部分に、木質中に含まれて
    いるポリフェノール類と化学反応して呈色する金属のメ
    ッキを施すことを特徴とする請求項1記載の木質材料表
    面の着色模様形成法。 4、メッキする呈色する金属として模様部分毎に異なる
    金属を用いることを特徴とする請求項5記載の木質材料
    表面の着色模様形成法。 5、木質材料表面に木質中に含まれるポリフェノール類
    と金属イオンとの化学反応によって発色して形成された
    着色模様を有することを特徴とする発色模様化粧板。
JP1145401A 1989-06-09 1989-06-09 木質材料表面の着色模様形成方法及びこの方法によって形成された発色模様化粧板 Expired - Lifetime JPH0815724B2 (ja)

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