JPS5952067B2 - 溝付化粧板 - Google Patents
溝付化粧板Info
- Publication number
- JPS5952067B2 JPS5952067B2 JP17695180A JP17695180A JPS5952067B2 JP S5952067 B2 JPS5952067 B2 JP S5952067B2 JP 17695180 A JP17695180 A JP 17695180A JP 17695180 A JP17695180 A JP 17695180A JP S5952067 B2 JPS5952067 B2 JP S5952067B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grooves
- decorative
- decorative sheet
- groove
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溝付化粧板に関するものである。
従来の溝付化粧板、特に平行溝付化粧板は、基板表面に
化粧シートを貼着した後、その表面にＶ型、□型などの
溝型を切削し、切削した溝内を塗料により着色し、或は
溝内に細長い化粧シートを貼着するなどして切削した溝
内の化粧仕上けをしている。ところが、切削した溝の内
面を均一に平滑仕上げしたものが得にくいことから、着
色溝を美くしく仕上げることが困難であると共に、既に
化粧シートを貼着してあるところに設けた溝内に対して
のみ塗料を塗付したり、細長い化粧シートを溝内に貼着
する作業が極めて難かしい欠点を有する。また、これら
の方法によつて作られた溝付化粧板は、化粧板表面の模
様と溝内の着色模様との間に一体性がなく、その溝の存
在によつて化粧板表面の模様が分断されてしまう欠点も
有する。そこで、本発明は、これらの欠点を除去するこ
とを目的とするものであつて、基板表面に設けた溝にあ
らかじめ着色層を設け、その基板表面に対し化粧シート
を重合して基板表面の平滑部と溝部とに同一の化粧シー
トを連続して貼着することにより、溝内の着色層によつ
て溝内に貼着された化粧シートに陰影が与られ、その連
続模様によつて化粧板全体にボリューム感が得られる溝
付化粧板ｊを提供するものである。即ち、本発明は、基
板表面に溝を形成しその溝の内面に着色層を設け、その
溝内面の着色層を含む基板表面に接着剤層を設けると共
に、その接着剤層の上面に化粧シートを重合して基板表
面の平滑部と溝内とに同一の化粧シートを連続して貼着
した溝内に陰影を有することを特徴とした溝付化粧板の
構造を要旨とするものである。
化粧シートを貼着した後、その表面にＶ型、□型などの
溝型を切削し、切削した溝内を塗料により着色し、或は
溝内に細長い化粧シートを貼着するなどして切削した溝
内の化粧仕上けをしている。ところが、切削した溝の内
面を均一に平滑仕上げしたものが得にくいことから、着
色溝を美くしく仕上げることが困難であると共に、既に
化粧シートを貼着してあるところに設けた溝内に対して
のみ塗料を塗付したり、細長い化粧シートを溝内に貼着
する作業が極めて難かしい欠点を有する。また、これら
の方法によつて作られた溝付化粧板は、化粧板表面の模
様と溝内の着色模様との間に一体性がなく、その溝の存
在によつて化粧板表面の模様が分断されてしまう欠点も
有する。そこで、本発明は、これらの欠点を除去するこ
とを目的とするものであつて、基板表面に設けた溝にあ
らかじめ着色層を設け、その基板表面に対し化粧シート
を重合して基板表面の平滑部と溝部とに同一の化粧シー
トを連続して貼着することにより、溝内の着色層によつ
て溝内に貼着された化粧シートに陰影が与られ、その連
続模様によつて化粧板全体にボリューム感が得られる溝
付化粧板ｊを提供するものである。即ち、本発明は、基
板表面に溝を形成しその溝の内面に着色層を設け、その
溝内面の着色層を含む基板表面に接着剤層を設けると共
に、その接着剤層の上面に化粧シートを重合して基板表
面の平滑部と溝内とに同一の化粧シートを連続して貼着
した溝内に陰影を有することを特徴とした溝付化粧板の
構造を要旨とするものである。
次に、本発明を図示実施例に従つて説明すれば、１は基
板であつて、合板、ハードボード、パーチクルボード、
不燃板など従来から化粧板の基材として用いられている
ものは何れも採用することができる。
板であつて、合板、ハードボード、パーチクルボード、
不燃板など従来から化粧板の基材として用いられている
ものは何れも採用することができる。
２は溝であつて、Ｖ溝、Ｕ溝など各種形状のものを選択
することができる。
することができる。
これらの溝２はカッター、ルータ−、鋸刃などで施こさ
れ、加工後は切削屑を充分に除去しておく。３は着色層
であつて、基板１の表面と異なる色で比較的に濃い色の
塗料で構成され、溝２の内面を着色するものである。
れ、加工後は切削屑を充分に除去しておく。３は着色層
であつて、基板１の表面と異なる色で比較的に濃い色の
塗料で構成され、溝２の内面を着色するものである。
この溝２の着色層３は、全ての溝２、２・・・・・・に
設けても、適宜な溝２、２だけに設けてもよく、併せて
溝２、２の周辺部に渡つて設けることもある。また、こ
の溝２を着色する塗料を接着剤に混合して塗付してもよ
い。４は接着剤層であつて、酢酸ビニール、メラミン樹
脂、尿素樹脂などをそれぞれ主成分とする接着剤で構成
され、従来化粧シートのラミネートに使用されている接
着剤は何れも採用し得る。
設けても、適宜な溝２、２だけに設けてもよく、併せて
溝２、２の周辺部に渡つて設けることもある。また、こ
の溝２を着色する塗料を接着剤に混合して塗付してもよ
い。４は接着剤層であつて、酢酸ビニール、メラミン樹
脂、尿素樹脂などをそれぞれ主成分とする接着剤で構成
され、従来化粧シートのラミネートに使用されている接
着剤は何れも採用し得る。
これら接着剤層４を形成する接着剤は、ロールコーター
、ガーゼンコータ一、スプレーなどの方法により、溝２
を含めた基板１の表面に塗付される。塗付された接着剤
は、ドライヤーなどにより適度に乾燥する。５は化粧シ
ートであつて、例えば和紙、洋紙、合成紙、樹脂含浸加
工紙、エンビシートなどの各種化粧シートを採用するこ
とができるが、できるだけ薄い化粧シート、或は伸長性
を有する化粧シートを採用するのが好ましい。
、ガーゼンコータ一、スプレーなどの方法により、溝２
を含めた基板１の表面に塗付される。塗付された接着剤
は、ドライヤーなどにより適度に乾燥する。５は化粧シ
ートであつて、例えば和紙、洋紙、合成紙、樹脂含浸加
工紙、エンビシートなどの各種化粧シートを採用するこ
とができるが、できるだけ薄い化粧シート、或は伸長性
を有する化粧シートを採用するのが好ましい。
また、この化粧シート５は、原則的に着色、模様が予じ
め施してあるものを使用するが、時には無地のものを使
用して基板１に貼着した後に着色などを施すこともある
。この化粧シート５は、接着剤層４を具備した前述基板
１上に重合して、その一側部から他側部に向け、或は中
央部から両側部に向け、ロールプレスなどにより平滑部
と溝付部とを交互に順次圧着することにより化粧シート
５は基板１に貼着される。化粧シート５が伸長性を有す
るものである時には、幅拡のロールプレス６または平板
プレスなどを用いて基板１表面の平滑部上面に位置する
化粧シート５を圧着固定し、次いで溝２の形状に合致す
る形状を持つたロールプレス７またはラインプレスによ
つて溝２部上面に位置する化粧シート５を押圧伸長させ
ながら溝２の内面に圧着固定すれば、化粧シート５は皺
が寄らずに美しく貼着することができると共に、溝２内
の化粧シート５が伸長していることにより溝２内面の着
色層３の影響を受け易すいので効果的である。このよう
にして構成した溝付化粧板の表面に対し必要に応じて仕
上げ塗装層を設けることもある。前述の説明は、平行溝
を持つた溝付化粧板に関するものであるが、平行溝以外
の溝であつても、本発明は容易に実施し得る。
め施してあるものを使用するが、時には無地のものを使
用して基板１に貼着した後に着色などを施すこともある
。この化粧シート５は、接着剤層４を具備した前述基板
１上に重合して、その一側部から他側部に向け、或は中
央部から両側部に向け、ロールプレスなどにより平滑部
と溝付部とを交互に順次圧着することにより化粧シート
５は基板１に貼着される。化粧シート５が伸長性を有す
るものである時には、幅拡のロールプレス６または平板
プレスなどを用いて基板１表面の平滑部上面に位置する
化粧シート５を圧着固定し、次いで溝２の形状に合致す
る形状を持つたロールプレス７またはラインプレスによ
つて溝２部上面に位置する化粧シート５を押圧伸長させ
ながら溝２の内面に圧着固定すれば、化粧シート５は皺
が寄らずに美しく貼着することができると共に、溝２内
の化粧シート５が伸長していることにより溝２内面の着
色層３の影響を受け易すいので効果的である。このよう
にして構成した溝付化粧板の表面に対し必要に応じて仕
上げ塗装層を設けることもある。前述の説明は、平行溝
を持つた溝付化粧板に関するものであるが、平行溝以外
の溝であつても、本発明は容易に実施し得る。
このように本発明による時は、基板表面に設けた溝内に
あらかじめ着色層を設け、その基板表面に対して化粧シ
ートを重合し、基板表面の平滑部と溝部とに同一の化粧
シートを連続して貼着したものであるから、溝内に塗付
した着色層によつて溝内に貼着された化粧シートに陰影
が与えられ、これら連続模様によつて化粧板全体にポリ
ユーム感を有する溝付化粧板が得られる実益を有する。
あらかじめ着色層を設け、その基板表面に対して化粧シ
ートを重合し、基板表面の平滑部と溝部とに同一の化粧
シートを連続して貼着したものであるから、溝内に塗付
した着色層によつて溝内に貼着された化粧シートに陰影
が与えられ、これら連続模様によつて化粧板全体にポリ
ユーム感を有する溝付化粧板が得られる実益を有する。
また、本発明による時には、従来の溝付化粧板のように
化粧シート貼着後に、溝内の着色塗装、溝内に対する細
長い化粧テープの貼着などの化粧仕上げを行う必要がな
く、製作も極めて容易となる実益を有する。
化粧シート貼着後に、溝内の着色塗装、溝内に対する細
長い化粧テープの貼着などの化粧仕上げを行う必要がな
く、製作も極めて容易となる実益を有する。
図は、本発明溝付化粧板の製造過程を順次示した要部の
縦断側面図である。 図中の符号を説明すれば、次の通りである。１は基板、
２は溝、３は着色層、４は接着剤層、５は化粧シート、
６は平滑面圧着用ロールプレス、７は溝面圧着用ロール
プレス。
縦断側面図である。 図中の符号を説明すれば、次の通りである。１は基板、
２は溝、３は着色層、４は接着剤層、５は化粧シート、
６は平滑面圧着用ロールプレス、７は溝面圧着用ロール
プレス。
Claims (1)
- １ 基板表面に形成した溝の内面に着色層を設け、その
溝内面の着色層を含む基板表面に接着剤層を設けると共
に、その接着剤層の上面に化粧シートを重合して基板表
面の平滑部と溝内とに同一の化粧シートを連続して貼着
した溝内に陰影を有することを特徴とした溝付化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17695180A JPS5952067B2 (ja) | 1980-12-15 | 1980-12-15 | 溝付化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17695180A JPS5952067B2 (ja) | 1980-12-15 | 1980-12-15 | 溝付化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57100066A JPS57100066A (en) | 1982-06-22 |
| JPS5952067B2 true JPS5952067B2 (ja) | 1984-12-18 |
Family
ID=16022570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17695180A Expired JPS5952067B2 (ja) | 1980-12-15 | 1980-12-15 | 溝付化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5952067B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69323927T2 (de) * | 1992-06-01 | 1999-08-05 | Sony Corp | Aufzeichnungskassette und Aufnahme-/Wiedergabegerät |
-
1980
- 1980-12-15 JP JP17695180A patent/JPS5952067B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57100066A (en) | 1982-06-22 |
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