JPS5816858Y2 - 巻取り可能なエンドレス化粧突板 - Google Patents
巻取り可能なエンドレス化粧突板Info
- Publication number
- JPS5816858Y2 JPS5816858Y2 JP1978110587U JP11058778U JPS5816858Y2 JP S5816858 Y2 JPS5816858 Y2 JP S5816858Y2 JP 1978110587 U JP1978110587 U JP 1978110587U JP 11058778 U JP11058778 U JP 11058778U JP S5816858 Y2 JPS5816858 Y2 JP S5816858Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- wood grain
- ink
- sheet
- thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はベニヤ合板その他の板状基材に貼着使用する化
粧突板の改良に関するものである。
粧突板の改良に関するものである。
従来のこの種化粧突板としては、薄突板の表面に直接印
刷又は印刷フィルムの貼着等により木目柄を施し、裏面
には和紙等を裏打ちしたものが一般的に使用されている
が、これらの化粧突板に木目柄を形成する工程において
特に高級な品質のものとしての天然薄突板の表面に直接
印刷するものにおいては、従来の天然の薄突板が枚葉状
であるところから常に枚葉状で印刷図柄を形成しなけれ
ばならず、従って建材等に使用するために必要な大面積
の薄突板に印刷する場合には薄突板が有するそりやカー
ル等により十分な印刷ができず、特にグラビア印刷の如
き繊細緻密な図柄の形成は困難であった。
刷又は印刷フィルムの貼着等により木目柄を施し、裏面
には和紙等を裏打ちしたものが一般的に使用されている
が、これらの化粧突板に木目柄を形成する工程において
特に高級な品質のものとしての天然薄突板の表面に直接
印刷するものにおいては、従来の天然の薄突板が枚葉状
であるところから常に枚葉状で印刷図柄を形成しなけれ
ばならず、従って建材等に使用するために必要な大面積
の薄突板に印刷する場合には薄突板が有するそりやカー
ル等により十分な印刷ができず、特にグラビア印刷の如
き繊細緻密な図柄の形成は困難であった。
又枚葉状で貼着工程迄行われる関係から製造コストも高
価なものとなっていた。
価なものとなっていた。
本考案はか・る従来品が有する欠点を改良するために枚
葉状の天然薄突板を、連続状の和紙等の台紙の上に連続
的に継ぎ合せ乍ら貼着して連続状のシート状物にするこ
とにより、天然の薄突板の面に、グラビヤ印刷等による
連続印刷法により繊細美麗な印刷図柄の形成を可能なら
しめ、それによって、廉価な木目柄の微弱な木質感より
なる天然の薄突板をもって極めて経済的に高級木目柄の
突板を現出することに成功したところの巻取り可能なエ
ンドレス化粧突板を提供せんとするものである。
葉状の天然薄突板を、連続状の和紙等の台紙の上に連続
的に継ぎ合せ乍ら貼着して連続状のシート状物にするこ
とにより、天然の薄突板の面に、グラビヤ印刷等による
連続印刷法により繊細美麗な印刷図柄の形成を可能なら
しめ、それによって、廉価な木目柄の微弱な木質感より
なる天然の薄突板をもって極めて経済的に高級木目柄の
突板を現出することに成功したところの巻取り可能なエ
ンドレス化粧突板を提供せんとするものである。
以下本考案を図に基づいて説明する。
第１図は本考案の層構造を示す断面説明図である。
本図に示すように、本考案は、てり（見る方向によって
光沢が変化する天然木目の情感）の比較的顕著で木目柄
の比較的微弱な例えばサクシ、ケヤキ、アオギリ、モア
ビその他の樹種の厚さ０．１〜０゜３ｍｍ程度からなる
安価な枚葉状よりなる薄突板１を、和紙、薄紙等からな
る連続した長尺の台紙２面上ハ枝着剤等を用いて貼着し
乍ら長さ方向に多数枚継ぎ合わせて連続した薄突板シー
ト状物を形成した後、該薄突板１の表面に、該薄突板の
有する木目柄（板目、柾目、全回等）２と異る高級樹種
の木目柄をグラビヤ印刷でもって先ず不透明性インキに
よる木目骨版部３を印刷し、次いで、透明性インキによ
る木目主版部４を印刷した後、必要によりその上に透明
性インキによる木目ベタ版部５又は透明性合或樹脂によ
るオーバーコート層６を設けるか又はベタ版部５及びオ
ーバーコート層６を積層して設けた層構造よりなる巻取
り可能なエンドレス化粧突板である。
光沢が変化する天然木目の情感）の比較的顕著で木目柄
の比較的微弱な例えばサクシ、ケヤキ、アオギリ、モア
ビその他の樹種の厚さ０．１〜０゜３ｍｍ程度からなる
安価な枚葉状よりなる薄突板１を、和紙、薄紙等からな
る連続した長尺の台紙２面上ハ枝着剤等を用いて貼着し
乍ら長さ方向に多数枚継ぎ合わせて連続した薄突板シー
ト状物を形成した後、該薄突板１の表面に、該薄突板の
有する木目柄（板目、柾目、全回等）２と異る高級樹種
の木目柄をグラビヤ印刷でもって先ず不透明性インキに
よる木目骨版部３を印刷し、次いで、透明性インキによ
る木目主版部４を印刷した後、必要によりその上に透明
性インキによる木目ベタ版部５又は透明性合或樹脂によ
るオーバーコート層６を設けるか又はベタ版部５及びオ
ーバーコート層６を積層して設けた層構造よりなる巻取
り可能なエンドレス化粧突板である。
上述した枚葉状の薄突板１を多数枚継ぎ合わせる際には
第２図の一部拡大平面図及び第３図（第２図の断面図）
に示すように、薄突板１の長さ方向の両端をジグザグ型
にカットしたものを交互に組込んで接着剤を塗布又は含
浸した台紙２面へ順次貼着して継ぎ合わせた後、該継ぎ
目の上下面に補強テープ７及び８を止着すれば一段と撃
ぎ強度が得られる。
第２図の一部拡大平面図及び第３図（第２図の断面図）
に示すように、薄突板１の長さ方向の両端をジグザグ型
にカットしたものを交互に組込んで接着剤を塗布又は含
浸した台紙２面へ順次貼着して継ぎ合わせた後、該継ぎ
目の上下面に補強テープ７及び８を止着すれば一段と撃
ぎ強度が得られる。
又前記した薄突板１の表面に木目柄を形成するための不
透明又は透明インキとしては、通常、従来のグラビヤイ
ンキでも、よいが、例えばウレタン樹脂によるオーバー
コート層６を塗布形成する場合には、該塗布工程におい
て固化インキが浸されないことが必要とあり、そのため
にこの場合には耐溶剤性に優れたセルローズアセテート
をビヒクルとして含有するインキを使用することが望ま
しい。
透明又は透明インキとしては、通常、従来のグラビヤイ
ンキでも、よいが、例えばウレタン樹脂によるオーバー
コート層６を塗布形成する場合には、該塗布工程におい
て固化インキが浸されないことが必要とあり、そのため
にこの場合には耐溶剤性に優れたセルローズアセテート
をビヒクルとして含有するインキを使用することが望ま
しい。
上述の如く本考案は連続した薄突板のシート状物へ連続
巻取式のグラビヤ印刷により木目柄を印刷できる関係で
グラビヤ印刷の特徴である高級な図柄の形成が容易とな
り、且つ経済的に得られることは勿論、木目柄の形成順
序においても、不透明インキによる骨版部３を最初に印
刷し、その上から透明インキを順次重ね刷りした積層体
となっていることから透明インキの下方に不透明インキ
による木目骨坂部が沈んで見えるので極めて立体感に富
んだ高級な木目柄のものが得られ、例えばモアビ（アフ
リカ材）の薄突板から天然のチーク材と同等の薄突板が
得られる等、又巻取り可能なエンドレスの化粧突板であ
ることにより使用時ベニヤ合板等との貼着工程において
も量産性に優れ、品質の安定化も得られるので各種の建
材、家具等広範な用途に利用できる産業上利用価値の大
きなものである。
巻取式のグラビヤ印刷により木目柄を印刷できる関係で
グラビヤ印刷の特徴である高級な図柄の形成が容易とな
り、且つ経済的に得られることは勿論、木目柄の形成順
序においても、不透明インキによる骨版部３を最初に印
刷し、その上から透明インキを順次重ね刷りした積層体
となっていることから透明インキの下方に不透明インキ
による木目骨坂部が沈んで見えるので極めて立体感に富
んだ高級な木目柄のものが得られ、例えばモアビ（アフ
リカ材）の薄突板から天然のチーク材と同等の薄突板が
得られる等、又巻取り可能なエンドレスの化粧突板であ
ることにより使用時ベニヤ合板等との貼着工程において
も量産性に優れ、品質の安定化も得られるので各種の建
材、家具等広範な用途に利用できる産業上利用価値の大
きなものである。
第１図は本考案の層構造を示す断面説明図、第２図は薄
突板１を台紙２上に継ぎ合わせた状態を示す一部拡大平
面図、第３図は第２図の縦断面図である。 図中 １は薄突板、２は台紙、３は不透明性インキによ
る木目骨坂部、４は透明性インキによる木目主版部、５
は透明性インキによる木目ベタ版部、６はオーバーコー
ト層（透明）、７は補強テープ、９は補強テープ。
突板１を台紙２上に継ぎ合わせた状態を示す一部拡大平
面図、第３図は第２図の縦断面図である。 図中 １は薄突板、２は台紙、３は不透明性インキによ
る木目骨坂部、４は透明性インキによる木目主版部、５
は透明性インキによる木目ベタ版部、６はオーバーコー
ト層（透明）、７は補強テープ、９は補強テープ。
Claims (1)
- １．導管溝、てり等が顕著で且つ木目柄の比較的に微弱
な木質感よりなる安価な枚葉状の薄突板１を、連続長尺
の和紙等よりなる台紙２面上に貼着し乍ら長さ方向に多
数枚継ぎ合わせて連続の薄突板シート状物となした後、
該シート状物の薄突板１の表面上に、不透明性インキに
よる木目柄の骨版部３、透明性インキによる同主版部４
、及び必要により透明性インキによるベタ版部５、オー
バーコート層６等を、グラビヤ、フレキソ等の連続印刷
法により順次積層形成してなることを特徴とする巻取り
可能なエンドレス化粧突板。 ２、不透明性インキ及び透明性インキがセルローズアセ
テートをビヒクルとして含有するインキであることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の巻取り可
能なエンドレス化粧突板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978110587U JPS5816858Y2 (ja) | 1978-08-11 | 1978-08-11 | 巻取り可能なエンドレス化粧突板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978110587U JPS5816858Y2 (ja) | 1978-08-11 | 1978-08-11 | 巻取り可能なエンドレス化粧突板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5529216U JPS5529216U (ja) | 1980-02-26 |
| JPS5816858Y2 true JPS5816858Y2 (ja) | 1983-04-05 |
Family
ID=29057613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978110587U Expired JPS5816858Y2 (ja) | 1978-08-11 | 1978-08-11 | 巻取り可能なエンドレス化粧突板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5816858Y2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4830872U (ja) * | 1971-08-19 | 1973-04-14 | ||
| JPS506702A (ja) * | 1973-05-30 | 1975-01-23 | ||
| JPS50142712A (ja) * | 1974-05-08 | 1975-11-17 | ||
| JPS50145779A (ja) * | 1974-05-17 | 1975-11-22 |
-
1978
- 1978-08-11 JP JP1978110587U patent/JPS5816858Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4830872U (ja) * | 1971-08-19 | 1973-04-14 | ||
| JPS506702A (ja) * | 1973-05-30 | 1975-01-23 | ||
| JPS50142712A (ja) * | 1974-05-08 | 1975-11-17 | ||
| JPS50145779A (ja) * | 1974-05-17 | 1975-11-22 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5529216U (ja) | 1980-02-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5816858Y2 (ja) | 巻取り可能なエンドレス化粧突板 | |
| JPS5839896Y2 (ja) | 壁紙 | |
| JPS6226895B2 (ja) | ||
| JPS6346580Y2 (ja) | ||
| JP3203940B2 (ja) | 曲端縁を有する化粧複合板及びその製造方法 | |
| JP3753257B2 (ja) | エンボス化粧シート | |
| JPS6023984B2 (ja) | 銅調化粧シ−トおよびその製造方法 | |
| JPS6032992Y2 (ja) | 化粧シ−ト貼り額縁材 | |
| JPS624230B2 (ja) | ||
| JPH04279345A (ja) | 突板化粧シートの製造方法 | |
| JPS6226896B2 (ja) | ||
| JPS5941207A (ja) | 化粧材の製造方法 | |
| JPS5952067B2 (ja) | 溝付化粧板 | |
| JPS6144658B2 (ja) | ||
| JPH053364B2 (ja) | ||
| JPS6176306A (ja) | 化粧単板シ−トおよびその製造方法 | |
| JPS5884766A (ja) | ポリエステル化粧材 | |
| JPS58175610A (ja) | 化粧単板の製造方法 | |
| JPS59118404A (ja) | 人工化粧単板の製法 | |
| JPH0360641B2 (ja) | ||
| JPS5951910B2 (ja) | 縁甲板の製造法 | |
| JPS6259665B2 (ja) | ||
| JPS61154802A (ja) | 化粧板の製造方法 | |
| JPS5822105A (ja) | 化粧単板の製造方法 | |
| JPS63116802A (ja) | 化粧単板の製造方法 |