JPH03106971A - 高分子架橋体 - Google Patents

高分子架橋体

Info

Publication number
JPH03106971A
JPH03106971A JP24261589A JP24261589A JPH03106971A JP H03106971 A JPH03106971 A JP H03106971A JP 24261589 A JP24261589 A JP 24261589A JP 24261589 A JP24261589 A JP 24261589A JP H03106971 A JPH03106971 A JP H03106971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
crosslinked
functional groups
hydrolysis
linear polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24261589A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Kamimiya
崇文 上宮
Akiyuki Yamamoto
山本 昭之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP24261589A priority Critical patent/JPH03106971A/ja
Publication of JPH03106971A publication Critical patent/JPH03106971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 この発明は、高分子架橋体に関し、より詳しくは、両末
端にシリル基を有する鎖状高分子をシラン化合物で架橋
した高分子架橋体に関する。
く従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉従来よ
り、エレクトロニクスおよび光エレクトロニクス関連素
材の機能および信頼性向上、並びに小型化に対応して、
ガラスマトリックス等のセラミック原料においては、そ
の純度向上、粒子形態の制御、異種元素の添加量や分布
の均一性の制御等が要求されている。これらの要求を満
たすため、近年ガラスマトリックス等の製造方法として
、ゾルーゲル法が用いられている。このゾルーゲル法は
、金属アルコキシドと所定の高分子とを溶媒中に均一に
分散したゾルにおいて、金属アルコキシドを加水分解し
、続いて高分子と縮合させ、ゲルを作戊するものである
。上記ゾルーゲル法により得られたゲルは、溶媒を除去
した後、ガラスマトリックス等のセラミック原料として
利用される。
ゾルーゲル法では、反応プロセスが100〜400℃の
比較的低い温度で行われるため、ゲルを構成する高分子
が分解等する虞れがない。そこで、ゾルーゲル法を利用
し、新しい有機/無機複合体をつくる試みがなされてい
る(H.−H.H Huanget.al., Pol
ym. Bull., 14. 557 (198B)
. D. Ravaine et. al., J. 
Non−Cryst. Solids. 82. 21
0(1987). J.E. Mark et. al
.+ Polym. Bull.. 18. 259 
(1987))。
しかし、ゾルーゲル法において、金属アルコキシドと縮
合する高分子の末端は水酸基であり、ガラスとの反応性
が低く、ガラスマトリックスをゾルーゲル法を用いて製
造する場合、容易に溶媒で抽出されるという問題があっ
た。
一方、2次の非線形光学効果を示す有機材料(有機色素
等)を高分子材料中に分散したり、2次の非線形光学効
果を示す有機材料を側鎖に有する高分子化合物を用いて
、電場により上記有機材料に所定の配同性を持たせて、
非線形光学効果を有する光波長変換素子の材料を製造す
ることが提案されている。
しかし、電場により配向された上記有機材料の配同性は
時間と共に弱まり、上記波長変換素子の材料の非線形光
学効果が時間の経過にともない弱まるため、波長変換素
子材料として使用できないという問題があった。
また、ゾルーゲル法でシリカガラス中に上記有機材料等
を分散する試みもなされているが、シリカガラスと有機
材料との相溶性が低いため、ジメチルホルムアミドを1
0重量%程度混合しなければならないという問題があっ
た。
この発明は、ゾルーゲル法で製造され、溶媒に溶出しに
<<、波長変換素子材料として好適に使用することので
きる高分子架橋体を提供することも目的とする。
く問題点を解決するための手段および作用〉上記問題を
解決するためのこの発明の高分子架橋体は、加水分解に
より縮合反応が進行する官能基を有するシリル基が両末
端に結合した鎖状高分子と、加水分解により縮合反応が
進行する官能基を有するシラン化合物とからなり、上記
鎖状高分子とシラン化合物との上記両官能基を互いに加
水分解により縮合させ、上記鎖状高分子を網目状に架橋
させたことを特徴とする。
この高分子架橋体は、両末端にシリル基を有する鎖状高
分子を、シラン化合物を架橋剤として網目状に架橋した
ものである。したがって、この高分子架橋体は、ガラス
との反応性が高いものである。また、上記鎖状高分子と
シラン化合物とがそれぞれ有する官能基同士が互いに加
水分解により縮合しているので、鎖状高分子は強固に架
橋されている。
また、この高分子架橋体は、上記鎖状高分子の分子量、
組成を変えることにより、ガラス状からゴム状まで任意
の物性を有するものとすることができる。
上記鎖状高分子は、下記一般式(I)で表すことができ
る。
(X),n(Y)。S i −R−S L  (X) 
 ( Y)n(l](式中、Rは、直鎖状高分子を示し
、Xは加水分解により縮合反応が進行する官能基を示し
、Yは非官能基を示す。また、m,nは1〜3の整数で
あり、m + n −3である。) また、シリル化合物は、一般式(I)で表すことができ
る。
?A)■( B )+ S i(II)(式中、Aは加
水分解により縮合反応が進行する官能基を示し、Bは非
官能基を示す。また、k,lは1〜4の整数であり、k
+1−4である。) この高分子架橋体を製造する場合、一般式(Ilで表さ
れる鎖状高分子と、一般式[)で表されるシラン化合物
とを溶媒中に均一に分散する。次いで、それぞれ官能基
を加水分解し、続いて縮合することにより、シラン化合
物を架橋剤として、上記鎖状高分子を網目状に架橋する
上記k−2であり、m−2であれば、その鎖状高分子は
、シリル化合物を架橋剤として、網目状に架橋される。
また、k−3〜4である場合、m≧1であれば、その鎖
状高分子は、シリル化合物を架橋剤として、網目状に架
橋される。この場合、一つの鎖状高分子がより多数の他
の鎖状高分子と架橋されるので、鎖状高分子が構成する
網目構造が密となり、より強固に架橋された高分子架橋
体を得ることができる。
官能基である上記XまたはAとしては、例えば塩素原子
、水酸基、アルコキシル基等を例示することができ、特
に反応の制御が容易であるアルフキシル基が好ましい。
非官能基である上記YまたはBとしては、水素原子、ア
ルキル基、フェニル基、カルボキシル基等の加水分解し
ない基を例示することができ、特にBとしては、アルキ
ル基、フェニル基、カルボキシル基等が、上記シリル化
合物と高分子との相溶性を高めるうえから好ましい。
上記鎖状高分子とシラン化合物を分散させる溶媒として
は、エタノール、テトラエトキシシラン等が例示するこ
とができる。
鎖状高分子Rとしては、ポリエーテル、ポリエチレン、
ポリエステル、ナイロン、ポリイミド、ポリメタクリル
酸アミド等の直鎖状高分子が例示され、特にポリエーテ
ルが好ましい。また、鎖状高分子Rとしては、該高分子
の安定性のうえから、ケイ素原子が炭素原子に直接結合
したものが好ましい。
そのような鎖状高分子を形成する方法としては、反応式
(1)に示すように、両末端が水酸基の高分子化合物の
両末端にカリウム等を用いて、ビニル基を導入し、次い
でヒドロシリル反応により、C−Si結合を形成する方
法等が例示される。
HO−R’−OH 」シg”o−Rこ0′κ4ができる
。上記分子としては、分子内に電子供与性基、電子吸引
性基を有してたものであればよく、例えば下記一般式■
〜■の2次の非線形光学効果を示す分子が例示でき、特
に、2次の分子超分極率βが20X10−3°esu以
上のものが、高い2次の非線形光学効果を示すうえから
好ましい。
(式中、R′は鎖状高分子を示す) 上記鎖状高分子を、2次の非線形光学効果を示すものと
したり、側鎖に2次の非線形光学効果を示す置換基を有
するものとし、これを電場により配向させて2次の非線
形光学効果を有するものとすることが可能である。
この高分子架橋体は2次の非線形光学効果を示す鎖状高
分子が、シラン化合物を架橋剤として強固に架橋された
ものであるので、電場により印加された配向が時間の経
過により緩和する虞れはない。
2次の非線形光学効果を示す置換基としては、励起状態
で分子内電荷が生じる分子を用いること■ ■ ■ ■ ? また、例えば下記一般式(ロ)に示すように、2次の非
線形光学効果を示す分子を、鎖状高分子の側鎖に結合さ
せた場合は、上記■分子の濃度を高めることができ好ま
しい。
(式中、m′およびn′は1以上の整数を示す)2次の
非線形光学効果を示す有機材料の配向には、ゾルーゲル
反応が進行し、ゲル化する直前から完全にゲル化するま
で電場を印加すればよい。印加方法としては、対向電極
で高分子架橋体を挾み、該対抗電極に直流電流またはコ
ロナ放電を印加する等の方法が挙げられる。
く実施例〉 実施例1 数平均分子量が980であり両末端が水酸基であるポリ
(オキシテトラメチレン)と、トリエチルシリル基とを
前記反応式(1)で示した反応により反応させた。得ら
れた高分子とテトラエトキシシランとをモル比0.49
二1の割合で、エタノールとテトラヒドロフランとを1
:1の割合で混合した溶媒に混合し、塩酸を触媒として
常温で30分間攪拌した。次いで、混合物を攪拌しつつ
1時間還流した後、開放系において50℃でゲル化を進
行させ、完全に固化させた。
実施例2 数平均分子量1850であり両末端が水酸基であるボリ
(オキシテトラメチレン)を用いて、実施例1と同様に
、ゲル化を行った。
比較例1 数平均分子量1850であり両末端が水酸基であるポリ
(オキシテトラメチレン)と、トリエチルシリル基とを
混合し、攪拌しつつ1時間還流した後、開放系において
50℃でゲル化を進行させ、完全にゲル化した。
評価試験 実施例1.2および比較例1で得たゾルを所定量用いて
、テトラヒドロフランを溶媒として、48時間ソックス
レー抽出によって、高分子の抽出を行った。そして、抽
出によるゲルの重量減少を調べた。その結果を第1表に
示す。
実施例3 実施例1を行う際、下記一般式■で表される化合物を、
ポリ(オキシテトラメチレン)に対して、10重量%の
割合で混合し、該混合物をネサガラス上で薄膜状にゲル
化した。ゲル化する直前に別のネサガラスを上記混合物
上に重ね、ゲル化が完了するまで、100kv/cII
+の直流電場で印加を行った。
第1表より、実施例1、2で得られたゲルは、実施例3
で得られたゲルに比べて、溶媒で抽出されにくいことが
分かる。
YAGレーザーを用いたMaker  fringeの
測定により、上記方法により得られたゲルの非線形光学
定数dを測定したところ、5pm/Vであった。2週間
後、同様にして上記ゲルの非線形光学定数dを調べたと
ころ、4 p m / Vであった。
このことより、実施例3で得られたゲル中の一般式圓で
表される化合物に印加した配同性は、時間が経過しても
ほとんど緩和されていないことが分かる。
く発明の効果〉 以上のように、この発明の高分子架橋体は、ガラスとの
反応性が高いものであり、鎖状高分子同士が強固に架橋
されているので、溶媒に抽出されにくいものである。
また、上記鎖状高分子が2次の非線形光学効果を示すも
のとした場合は、鎖状高分子同士が強固に架橋されてお
り、印加された配向が時間が経過しても緩和され難いも
のとなり、2次の非線形光学効果が弱まらないため、波
長変換素子材料として好適に使用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加水分解により縮合反応が進行する官能基を有する
    シリル基が両末端に結合した鎖状高分子と、加水分解に
    より縮合反応が進行する官能基を有するシラン化合物と
    からなり、上記鎖状高分子とシラン化合物との上記両官
    能基を互いに加水分解により縮合させ、上記鎖状高分子
    を網目状に架橋させたことを特徴とする高分子架橋体。 2、上記鎖状高分子が、少なくとも1つの上記官能基を
    有し、且つシラン化合物が少なくとも3つの上記官能基
    を有している請求項1記載の高分子架橋体。 3、上記鎖状高分子が、少なくとも2つの上記官能基を
    有し、且つシラン化合物が2つの上記官能基を有してい
    る請求項1記載の高分子架橋体。 4、上記鎖状高分子が、上記シリル基を両端に有するポ
    リエーテルである請求項1記載の高分子架橋体。 5、上記官能基がアルコキシル基である請求項1記載の
    高分子架橋体。 6、上記鎖状高分子が2次の非線形光学効果を示す請求
    項1記載の高分子架橋体。 7、上記鎖状高分子が、側鎖に2次の非線形光学効果を
    示す置換基を有する請求項1記載の高分子架橋体。
JP24261589A 1989-09-19 1989-09-19 高分子架橋体 Pending JPH03106971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24261589A JPH03106971A (ja) 1989-09-19 1989-09-19 高分子架橋体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24261589A JPH03106971A (ja) 1989-09-19 1989-09-19 高分子架橋体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03106971A true JPH03106971A (ja) 1991-05-07

Family

ID=17091691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24261589A Pending JPH03106971A (ja) 1989-09-19 1989-09-19 高分子架橋体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03106971A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999009099A1 (fr) * 1997-08-14 1999-02-25 Kaneka Corporation Composition durcissable

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999009099A1 (fr) * 1997-08-14 1999-02-25 Kaneka Corporation Composition durcissable

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02163110A (ja) 高分子固体電解質及びその製造方法
JP5416715B2 (ja) イオノマー性シリコーン熱可塑性エラストマー
DE60220265T2 (de) Siliciumhaltiges Copolymer und Verfahren zur Herstellung desselben
JPS6335656A (ja) 硬化性組成物
JPS624724A (ja) アルコキシ末端基を有するポリ(ジオルガノシロキサン)の製造方法
Kapoor et al. Ferrocenylenegermane Polymers and Copolymers
JPH03106971A (ja) 高分子架橋体
US4675367A (en) Silyl polyamides and method for their preparation
JP2011043805A (ja) 新規組成物およびその製造方法
DE4405261A1 (de) Kovalent-nucleophil selbsthärtende Systeme
JPS59105006A (ja) 架橋可能なポリオレフイン系液状樹脂およびその製造方法
KR890008205A (ko) 실리콘-함유 가용성 폴리이미드 전구체, 이의 경화 물질, 및 이의 제조방법
JP4396139B2 (ja) シルセスキオキサン骨格を有するポリマーおよびその薄膜の形成方法
JPS61236830A (ja) アルコキシ基含有オルガノポリシロキサンの製造方法
JPH0397735A (ja) シロキサンイニファーター化合物
WO1994003557A1 (en) Novel nonlinear optical aminoaryl hydrazones and nonlinear optical polymers thereof
JPH0465429A (ja) ポリシルエチレンシロキサン
Yan et al. Synthesis and thermal properties of conjugated poly [(silylene) diacetylene silazanes]
JPH0562615B2 (ja)
JPH02294333A (ja) 架橋ポリシロキサン
JPS62265326A (ja) 塗膜性良好な可溶性ポリイミドシロキサン前駆体の製造法及び硬化物の製造法
JP2684932B2 (ja) 架橋性ポリシラン組成物及びそのポリシラン架橋膜
JPH05214106A (ja) ポリ(シルエチニレンジシロキサン)及びその製造方法
JP2684933B2 (ja) 架橋性ポリシラン組成物及びそのポリシラン架橋膜
JPS5811906B2 (ja) 粉状塗料組成物