JPH0397735A - シロキサンイニファーター化合物 - Google Patents

シロキサンイニファーター化合物

Info

Publication number
JPH0397735A
JPH0397735A JP21421490A JP21421490A JPH0397735A JP H0397735 A JPH0397735 A JP H0397735A JP 21421490 A JP21421490 A JP 21421490A JP 21421490 A JP21421490 A JP 21421490A JP H0397735 A JPH0397735 A JP H0397735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
free
free radical
radicals
group
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21421490A
Other languages
English (en)
Inventor
Ramesh C Kumar
ラメッシュ チャンド クマー
Jr Milton H Andrus
ミルトン ヘンリィ アンドルス ジュニア
Mieczyslaw H Mazurek
ミエクジスラウ ヘンリック マズレック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH0397735A publication Critical patent/JPH0397735A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F293/00Macromolecular compounds obtained by polymerisation on to a macromolecule having groups capable of inducing the formation of new polymer chains bound exclusively at one or both ends of the starting macromolecule
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/22Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/38Polysiloxanes modified by chemical after-treatment
    • C08G77/382Polysiloxanes modified by chemical after-treatment containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen or silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/42Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences
    • C08G77/442Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences containing vinyl polymer sequences

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技先公立 本発明はシロキサンイニファーター(i n i f 
er ter)化合物、これを使用して製造したビニル
ーシロキサンブロックコボリマーおよびブロックコボリ
マーの製造方法に関する。
宜10見畳 アニオン重合、縮合重合、熱遊離基重合を含むビニルシ
ロキサンブロックコポリマーの各種の製造方法が文献で
論議されている。しかし、当業界において論議されてい
る方法は、複雑であり、かつ、成功裡に重合させること
ができるモノマーの選択に関して限定されている。例え
ばアニオン重合テは、非極性ビニルおよびジエン化合物
のようなモノマーの使用に限定されている。アニオン重
合のかような制限は、rBlock Copolyme
rs4の題名でAcademic Press. Ne
ts York. 1977, 157, 278,4
10頁にNoshayおよびMcGrathによる論文
で論議されている。ビニルーシロキサンブロックコボリ
マーの製造における制限は、Saam. Wardおよ
びFearonによるrPo1ystyrene−Po
lydimetbylsilo−xane Multi
block Copolymers」の題名の論文、A
dvanc. CheIIl. Ser. No,12
9. 239〜47 (1973)、においても論議さ
れている。SaalIlの論文ではα,ω−ビニル末端
ボリスチレンを使用するα,ω−水素末端ポリジメチル
シロキサンおよびα,ω一ビニル末端ポリスチレンの白
金を触媒とする重縮合およびこれに関連する欠点が論議
されている。
発明者等は、容易に合成され、かつ、要求通りに製造で
きるシロキサンとビニル七ノマーとのブロックコボリマ
ーは、2種の異なるポリマーの性質を組合わせることが
でき、それによって広い分野にわたって潜在的な多くの
用途を有する物質が得られるものと考えている。
本発明によって、新規のイニファーター化合物およびブ
ロックコボリマーの重合を促進させ、制御し、かつ、停
止させる手段として新規のイニファークー化合物を利用
することによって製造されたビニルーシロキサンブロツ
タコボリマーが提供される。
「イニファーターJ(iniferter)の用語は、
遊M基開始剤(free radical initi
ator) 、移動剤(tranム工agen t) 
、および停止剤(襲辻minator)の組合された機
能を有する化合物を言い、イニファーターの用語は、こ
れらの機能を識別する用語のアンダーライン部分によっ
て形威した語である。
ブロックコボリマー製造におけるこの用語は、特に、日
本国、大阪、大阪市立大学応用化学科のTakayuk
i Otsuの研究によって周知である。例えば、この
研究はOtsu等によってrLiving Polym
erization in Ilomogeneous
 Solution by UsingOrganic
 Sulfides as Photoinifert
ers」の表題、Pgj2敗L賎且虹血7,45〜50
 (1982)の論文、Otsu等によるrl,ivi
ng llono− and BiradicalPo
lymerization in llomogene
ous System Synthesis of A
BおよびABA Type Bolock Copol
ymersJ、Pot mer Bulletin. 
11. 135〜142 (1984)の論文、および
1988年10月12日公告の欧州特許No.0 2 
8 6 3 7 6において論議されている。かような
開示に基づく他のブロックコボリマーの稍々詳細な記述
があるにも拘らず、本発明において特許請求している新
規のイニファーター化合物またはこれを使用して製造さ
れたビニルシロキサンブロックコポリマーの開示は存在
しない。
1988年6月28日提出のAlt等の同時係属U.S
.出願N(107/212, 594 (本ケースの譲
受人に譲渡された)には、感圧接着剤組成物に使用する
のに適した必要な物理的性質を有するアクリルブロック
コボリマーの製造におけるイニファーター法の使用が開
示されている。重合の制御によって、好結果が得られる
感圧接着剤の製造用として接着力、凝集性、伸長性並び
に弾性を備えた強化アクリルブロックコボリマーを所望
通りに製造できる。1988年6月28日提出のAli
等の同時係属U.S.出願Na01/212, 594
には、シロキサンイニファーターまたはビニルーシロキ
サンブロックコポリマーの合成におけるかようなイニフ
ァーター化合物の使用は開示されていない。
1988年6月28日提出の八ndrus Jr.等の
同時係属U.S.出願Na07/212. 593 (
これも本ケースの譲受人に譲渡された)には、光学透明
性および酸化並びに光分解に耐性を有するように製造で
きるアクリルブロックコポリマーの製造におけるイニフ
ァーター技術の使用が開示されている。同時係属U.S
.出願No.07/ 212. 593に開示されてい
るアクリルブロックコポリマーは、付形物品、シート物
質などの製造に使用される。同時係属U.S.出願No
.0 7/212, 593にもシロキサンイニファー
ターおよびビニルーシロキサンブロックコポリマ一〇合
戒におけるかようなイニファーター化合物の使用は開示
されていない。
硬化工程を必要としない非イニファーター法ニよって製
造された剥離被覆として有用なポリシロキサングラフト
コボリマーが開示されている(U,S.P.Nα4,7
28,571)、この方法の場合、制御されたおよび予
想し得る剥離性はボリシロキサングラフトの数および長
さを変化させることによって得られる。
1988年11月30日出願のMer tens等の同
時係属U.S.出願Nα07/278, 283 (こ
れも本ケースの譲受人に譲渡された)には、遊離基重合
性ビニルモノマー −15〜35゜Cの水和Tg、およ
び永和および実際のTgの間の差が少なくとも20゜C
を付与するのに十分な量の極性モノマーのコボリマーお
よび十分な剥離値を付与する種類および量のシロキサン
ー基剤ボリマーから成る感圧接着テープ用の剥離被覆が
開示されている。この剥離被覆は、水性および油性ペン
インキで有効に筆記できる。
当業界において、シリコーンおよびビニルモノマーのブ
ロックコボリマーの種々の製造方法が記載されている。
CrivelloのLI.S.P.Nos.4, 58
4, 356;4, 67?, 169;および4,6
89,289には、ビニルーシロキサンブロックコポリ
マーの熱的製法が教示されている。Crt−vello
は、巨大分子シロキサン開始剤の使用を含む熱的方法を
教示しており.(Ll.S.P.Na4,584,35
6)、かつ、Eビームレジストとしての利用(U.S.
P.N[l4,677, 169)およびボジまたはネ
ガレジストとしての利用(U.S.P, Na4. 6
89, 289)を記述している。
Crivelloはビニルーシロキサンブロックコポリ
マーの製造にイニファーター法の利用を開示していない
。これに加えて、Crivelloの熱的製造法は、簡
単なABまたはABA構造を有するブロックコボリマー
の合成にのみ使用でき、CAB, CABACなどのよ
うなさらに複雑な構造を有するブロックコポリマーの製
造には使用できない。
Eichenauer等はセ旦テレヘリック(semi
teleche−lic) ヒドロキシー末端ビニルボ
リマーセグメントとアセトキシー末端シロキサンとの縮
合( DE3,606.984)またはセミテレヘリン
クカルボキシー末端ビニルボリマーセグメントとアミノ
プロピルー末端シロキサンとの縮合(DE 3,606
.983)を記述している。日本国公開出1163−5
7642および6357644には、ビニルーシロキサ
ンブロックコポリマーの熱製造用のマクロ開始剤として
のパーオキシー末端シロキサンの使用が記載されている
。H.Inoue等、J  A  I  Pol  S
ci  国2039 (1988)は、アゾー含有シロ
キサンアミドマクロ開始剤を使用する熱重合から得られ
たポリ(メチルメタクリレート)/シロキサンブロック
コポリマーの性質を記述している。
Inoue. UedaおよびNagai;Journ
al of Pol merScience Part
 A. 26 1077〜1092 (1988)は、
ブロックコボリマーの熱的製造を論議している他の引例
である。Inoueはマクロアゾ開始剤としての役目を
するポリシロキサンアソ゛ビスシアノペンタアミドの存
在下でメチルメタクリレート、スチレンなどのようなビ
ニルモノマーの遊離基重合によるシリコーンブロックコ
ボリマーの熱製造を教示している。Inoue等は、C
rivelloと同様に、ビニルーシロキサンブロック
コボリマーの製造におけるイニファーター法の使用を教
示していない。
これらの方法は有用ではあるが、容易には制御できない
反応を含んでいる。反応が容易に制御できないから、そ
れによって形威されたコポリマーは必ずしも容易に注文
通りには製造できない。
NoshayおよびMcGrathによるrB1ock
 CopolymerJの表題の論文、^cademi
c Press. New York+ 197’L1
56 〜162頁のrB1ock Copolymer
s−overvres andCritical Su
rvey 」では、シリコーンービニルブロックコポリ
マーに適用したときの相分離が論議されている。Nos
hayはイニファーター技術の使用によるビニルーシロ
キサンコボリマーの製造を教示していない。むしろ、N
ashayはアニオン重合および縮合重合法の使用によ
るビニルーシロキサンブロックコボリマーの製造を教示
している。
従って、広範囲の物理的性質が導入できるようにブロッ
クコボリマーを注文通りに製造できるビニルーシロキサ
ンブロックコボリマー合戒の便利な一般的経路の必要性
が存在する。簡単なABおよび八BA構造以上のボリマ
ー構造が得られる方法に対する必要性も存在する。前記
の開示によるようなかなり詳細な記述があるにも拘らず
、本発明において特許請求しているビニルーシロキサン
ブロックコボリマーの製造における光イニファーター法
の使用またはそれらの製造において使用される新規のシ
ロキサンイニファーター化合物に関する開示は存在しな
い。
発明者等は、ビニルーシロキサンブロックコボリマーの
重合の促進、制御および停止の手段として使用すること
ができる新規のシロキサンイニファーターを見出した。
ビニルーシロキサンブロックコボリマーの製造において
有用なシロキサンイニファーターは「マクロJ  (o
+acro)イニファーターである、これらは重合シリ
コーンセグメントまたはそのための任意のシリコーンを
含有しない低分子量イニファーターであるOtsu ;
 A1i等のU.S,出願NLl07/212,594
;およびAndrus Jr.等のU.S.出願k07
/212, 593のイニフ7−ターとは異なる。上記
の引例からは重合シリコーンまたはシロキサンセグメン
トがイニファーターに含まれているか否かが明らかでな
い。
ビニル〜シロキサンコボリマーの製造において有用な「
マクロJイニファーターの製造並びに機能の両者は、上
記の引例に記載されているイニファ一ターとは異なる。
シロキサン中間ブロックセグメントと協調して希望通り
のビニルシロキサンブロックコボリマーの製造に有用な
「マクロ」シロキサンイニファーターを形威することが
できる末端封鎖剤(endbJocker)の選択は非
常に重要であり、かつ、シロキサンセグメントの効果を
減殺しない方法で行なわなければならない。かようなr
マクロ」イニファーターの製造には、その製造における
有用な末端封鎖剤の決定が含まれ、これは上記の引例の
いずれにも示唆されていない。
光イニファーター重合法によってビニルーシロキサンコ
ボリマーの「主鎖」中に導入される重合シロキサンセグ
メントは中間ブロック戊分である。
シロキサンセグメントを封鎖する末端封鎖剤は、「マク
ロ」シロキサンイニファーター化合物の形戒のためにソ
フト(soft)な求核剤を反応するように選ばれる。
光イニファーターと末端封鎖剤との結合は、紫外線照射
によって破られ、開始剤遊離基と停止剤遊離基とを生ず
る。開始剤遊離基は遊離基重合性ビニルモノマーを重合
させてビニルシロキサンコポリマーを生戒させることが
できる。
Alt等の出願Na.07/212, 594およびA
ndrus Jr.等の07/12, 593に関して
は両者共に重合アクリルモノマーから成る中間ブロック
および末端ブロックである。イニファーターおよびこれ
を使用して形威したボリマー中に重合シロキサンセグメ
ントが含まれ得るのかは明らかでない。Otsuも「マ
クロ」シロキサンイニファーターまたはビニルーシロキ
サンコポリマーの製造は教示していない。
光イニファーター重合法を使用することによって、Cr
ivelloの熱的方法によって得られるものよりはる
かに複雑なボリマー構造を得ることができる。Criv
elloの熱的に製造されたブロックコボリマーは、A
BおよびABAを超える構造を有することはできない。
これに加えて、光イニファーター重合反応は、望ましく
ないホモボリマーを含まない比較的きれいなプロソクコ
ボリマーが得られる点で熱重合法よりはるかに効率的で
ある。さらに、光イニファ一ター重合法は、非常に低い
分子量から非常に高い分子量範囲のブロックコボリマー
の形成に使用できる。光イニファーター法では、Cri
νelloの熱的方法の使用によっては不可能である顧
客の要求を満足させるシロキサン中間ブロック並びに末
端ブロックを注文通りに製造することができる。
一,.Uの 1−なi″H 発明者の知る限りでは、本発明によって信頼性をもって
製造できるビニルーシロキサンブロックコボリマーの新
規の、便利な一般的経路が初めて提供される。ブロック
コポリマーは、望ましくない性質を伴うことなく両ブロ
ック構或分の望ましい性質をしばしば有する。本発意の
ビニルシロキサンブロックコポリマーは、一般に、低エ
ネルギー、脆さのない高いモジュラス、気体およびグ気
透過率、耐候性、すぐれた熱安定性、および高い潤滑性
を有する。本発明のビニルーシロキサンフロックコボリ
マーは、感圧接着用の剥離被覆、界面活性剤、透過選択
性膜、衝撃改良剤、編織物処理、熱可塑性低温度エラス
トマー、制御された薬物放出キャリャー包装、医療用チ
ューブ、生体医学的人工器官などの領域において使用す
ることができる。Kumar等の現在出願されているU
.S.出願No.    の般用目的シロキサン剥離被
覆には、可撓性M 材用のイニファーター製造ビニルー
シロキサン剥離被覆が教示されている。
本発明によって、注文通りに製造できるビニルーシロキ
サンブロックコボリマーの製造に使用できる新規のイニ
ファーター化合物およびブロックコポリマーの製造方法
が提供される。新規のイニファーター化合物によって得
られる重合の制御によって、広い範囲の物理的性質が導
入できるようにビニルーシロキサンブロックコポリマー
を要求に適合させることができる。重合は逐次重合工程
によって行うことができる。
本発明のシロキサンイニファーター化合物は、ABまた
はABA型ポリマー構造のビニルブロックコボリマー主
鎖中に予期通りにシロキサンセグメン1・を挿入できる
「マクロ」イニファーターである。
被覆用物質として通常供給されるブロックコボリマーの
性能要求に合致するようにシロキサン官能性とビニル官
能性とをバランスさせることができる制御された工程に
よってシロキサンセグメントが挿入される。これに加え
て、簡単なABおよびABA構造から拡大して、非イニ
ファーター重合方法の使用によっては不可能なさらに複
雑なCAB,CABACなどのコボリマー構造の製造に
拡大することができる。本発明のシロキサンイニファー
ター化合物は、シロキサンセグメントの分子量を制御す
るのみならず、シロキサンセグメントによって官能化す
ることができる末端封鎖剤を使用して形成される。本発
明のイニファーター化合物を使用して、存在するシロキ
サンブロックの分子量および重量%、並びにビニルブロ
ックの分子量および組成を変化させることができる。か
ように、本発明のブロックコボリマーの種々の性質は、
各特定のコボリマーの目的とする最終用途に適合するよ
うに製造できる。
(以下余白) 土ヱ叡RI和』隻税旦 本発明のシロキサンイニファーター化合物は一般式: 1?. ++ R.     R6 〔式中、TおよびXは、T−X結合が適切なエネルギー
源に暴露されることによって解離して弐T・の停止剤遊
離基および式: R.     R,     l?, ・X−St−0−(−SiO−)m−Si−Y+R2 
   R.    R, の開始剤遊離基を形成できるように選ばれる有機基であ
り、 開始剤遊離基は′ifi離基重合性モノマーの遊a基重
合を開始させるのに十分に反応性であり、停止剤遊離基
は遊離基重合性モノマーの遊離基重合を開始させるには
不十分であるが、開始剤遊離基または開始剤遊離基と遊
離基重合した遊離基ボリマーセグメントと再結合するこ
とができ;R,,R.,R.およびR,は、同じでも異
ってもよく、水素、C I−4アルキル、CI..4ア
ルコキシ、およびアリールから成る群から選ばれる一価
部分であり; RsおよびR4は同じか異ってもよく、水素、CI−4
アルキル、少なくとも1個の弗素原子を含むC I−4
 フルオロアルキルおよびアリールから成る群から選ば
れる一価部分であり; R+ ,Rz ,R3 ,R4 ,RsおよびR6は、
これらが開始剤遊離基の遊M基重合の開始を妨げずまた
は停止剤遊離基と開始剤tr離基または開始剤遊離基を
含むボリマー遊M基セグメントとの結合を妨げないよう
に選ばれ; YはーX−TおよびーZ(XおよびTは上記の定義と同
じであり、Zはエネルギー源に暴露されたとき解離して
遊離基を形成しない有機部分である)から成る群から選
ばれ; YIはーXおよび−Zから成る群から選ばれ;そして mは少なくとも10の整数である〕によって表わすこと
ができる。
前記のように、TおよびXは、T−X結合が適切なエネ
ルギー源に暴露されたとき解離して遊離基を形成するよ
うに選ばれる有機基である。
有用な有機jJ Tには、これに限定されないが、ザン
テートおよびジヂオカーバメートが含まれる。
有機基Tとして有用なザンテートには、式=5 11 R..OC−S (式中、RIZは水素、CI−4アルキル、アリールお
よび置換アリールから成る群から選ばれる)のザンテー
トが含まれる。
有機基Tは、好ましくは、式、 S R711 \ R./N−C−S一 (式中、R,およびR,は、同じかまたは異ってもよく
、水素、CI−4アルキル、少なくとも1個の弗素原子
を含むC1−4フルオロアルキル、了りールおよび置換
アリールから成る群から選ばれる)を有する。R,およ
びR8は開始剤遊離基が遊離基重合を開始させるのを妨
げずまたは停止剤遊離基と開始剤遊離基または開始剤遊
離基を含むボリマー遊離基との結合を妨げないように選
ばれる。
商業的入手性の理由でR,およびR[lはエチル基が好
ましい。
有機基Xの第1の機能は、解離によって開始剤遊離基を
生戒するその能力である。有機基Xの第2機能は、T−
Si結合が容易に加水分解されるため、イニファーター
に加水分解安定性を付与することである。有機基Xはア
ルキレン、アリールアルキレンおよびアリーレンから戊
る群から選ばれる二価基が好ましい。
Xはまた、好ましくは、一般式、 ため、 C  R+ +−(Clh) fi一 R1。
(式中、R,およびRIDは、同しまたは異ってもよく
、水素およびC1−6アルキルから成る群から選ばれ: RllはC1−,アルキレンおよびフエニレンから成る
群から選ばれる二価基であり、そしてnは少なくとも1
の整数である)を有する二価種から成る。
Xはまた、 およびこれらの混合物から成る群から好ましく選ばれる
最も好ましいXは、商業的入手性およびシロキサンイニ
ファーター化合物合戒の容易さの理由のおよびこれらの
混合物から成る群から選ばれる。
上記のように、YはーX−TおよびーZ (−XTおよ
び−Zは前記の定義と同じである)から成る群から選ば
れる。YにーX−Tを選んだ場合には、ABA,CAB
AC等のビニルーシロキサンブロックコボリマーの製造
に使用できる「マクロ」シロキサンジイニファークーが
形威される。
YにーZを選んだ場合には、AB,CAB等のビニルシ
ロキサンブロックコボリマーの製造において使用できる
「マクロ」シロキサンモノイニファ−ターが形成される
Zはエネルギー源に暴露したとき解離して′ifl離基
を形成しない有機基であると上記に定義した。
Zは好ましくはアルキル、アルコキシ、アルキルアごノ
、アリール、ヒドロキシル、およびフルオロアルキルか
ら成る群から選ばれる。
上記のように、mはシロキサンイニアーター化合物を使
用して形威されたブロックコボリマーがシロキサンセグ
メントの性質の幾らかをブロックコボリマーに付与する
のに十分な寸法のシロキサンセグメントを含有するため
に、少なくとも10の整数でなければならない。mが1
0未満の値を有することもできる。しかし、mが10未
満である場合には、シロキサンセグメントはブロックコ
ボリマーの性質に無視される程度の影響しか与えないで
あろう。好ましくは、シロキサンセグメントの性質の幾
らかをブロックコボリマーに付与するのに十分な寸法で
あるためには、mは約20〜約200の範囲である。
ii   シロキサンブロ クコボ1−マー木発明のブ
ロックコポリマーは、典型的に、ABおよびABA型コ
ボリマーである。しかし、本発明のブロックコボリマー
は次の構造: CAB、CABACなどを有することも
できる。本発明のブロックコボリマーは、一般式; Rz    R4    Rb によって表わすことができ、このブロックコボリマーは
一般式、 (式中、Aは重合したNu基重合性モノマーから本質的
に成る少なくとも1個のポリマーブロックを含み; TおよびXは、T−X結合を適切なエネルギー源に暴露
したとき解離して弐T・の停止剤遊離基および式、 の開始剤遊離基を形成できるように選ばれる有機基であ
り、開始剤遊i11基は遊離基重合性モノマーの遊離基
重合を開始させるのに十分反応性であり、停止剤遊離基
は遊離基重合性モノマーの遊離基重合を開始させるには
不十分であるが、開始剤遊離基または開始剤遊離基と遊
離基重合した遊離基ボリマーセグメントと再結合するこ
とができ;R, 、R. 、R,およびR6は、同じか
異ってもよく、水素、CI..4アルキル、C,−4ア
ルコキシおよびアリールから成る群から選ばれる一価部
分であり; R,およびR4は同じか異ってもよく、水素、C1−4
アルキル、少なくとも1個の弗素原子を含むC I −
 4 フルオロアルキルおよびアリールから成る群から
選ばれる一価部分であり; R, 、R. 、R. 、R4、R,およびR6は、こ
れらが開始剤遊離基の遊離基重合の開始を妨げずまたは
停止剤遊離基が開始剤遊離基または開始剤遊離基を含む
ボリマー遊離基セグメントとの結合を妨げないように選
ばれ; LはーX−A−TおよびーZ(式中、XおよびTは上記
の定義と同じであり、Zはエネルギー源に暴露したとき
解離して遊離基を形威しない有機部分である)から成る
群から選ばれ; Y1はーX・およびZから成る群から選ばれ;そして、 mは少なくとも10の整数である〕によって表わすこと
ができる。
コポリマーのビニルポリマーブロック:シロキサンポリ
マーブロックの重合比は、変化できる。
好ましいブロックコボリマーは、コボリマーが各コポリ
マーブロックの固有の性質を有するためには、80:2
0〜50:50、最も好ましくは70:30〜60:4
0のビニルボリマーフロック:シロキサンポリマーブロ
ックの重量比を有する。
好ましいブロックコポリマーは、tiM基重合性モノマ
ーがスチレン、メチルメタクリレート、メチルアクリレ
ート、アクリル酸、ビニルアセテート、アクリロニトリ
ル、イソボルニルメタクリレート、N−ビニルピロリド
ン、プチルメタクリレート、イソブロビルメタクリレー
ト、N−メチルバーフルオロオクタンスルホンアミドエ
チルアクリレート、N一エチルバーフルオロオクタンス
ルホンアξドエチルアクリレート、ヒドロキシプ口ピル
アクリレート、ヒドロキシエチルアクリレートおよびこ
れらの混合物から成る群から選ばれるブロックコボリマ
ーである。
最も好ましくは、Aはメチルアクリレートおよびアクリ
ル酸から本質的に成るコポリマーから成る。
上記に定義したAは、少なくとも1種のホモポリマーブ
ロック、コポリマーブロックまたは多ブロックコボリマ
ーから成ることができる。八の選択は典型的に本発明の
ブロックコボリマーの意図する用途に基づき、かつ、意
図する目的を達戒するためのブロックコポリマーの性質
を有しなければならない.Aが1個のブロックを有する
場合には、それぞれシロキサンモノイニファーター化合
物またはシロキサンジイニファーター化合物を使用する
かによってABおよびABA構造を有するボリマーが得
られるであろう。
Aは、それぞれ2種以上の別個のモノマー装入物からの
2種以上のポリマーブロックから成ることができる。例
えば、Aは重合した遊離基重合性第1モノマー装入物か
ら本質的に成るポリマーブロックA′および重合した遊
離基重合性第2モノマー装入物から本質的に成るポリマ
ーブロックA ″から成ることができる。各モノマー装
入物は、1種以上の遊離基重合性モノマーから成ること
ができる。Aが2種のブロックから成る場合には、それ
ぞれシロキサンモノイニファーター化合物またはシロキ
サンジイニファーター化合物を使用するかによってCA
BまたはCABAC構造を有するボリマーが得られるで
あろう。
本発明のシロキサンイニファーター化合物は、重合シロ
キサンセグメントを含むため「マクロJイニファーター
と称する。本発明のマクロシロキサンイニファーターは
次のように製造される。
iia  r・゛′ の人 マクロシロキサンイニファーター化合物製造の第1工程
は、重合シロキサンセグメントの製造に使用する末端封
鎖剤の合或である。末端封鎖剤の合或は次の一般式: 発明のシロキサンイニファーター化合物を生或できなけ
ればならない。
R            RR (式中、WIはCf,Drおよびトシレートから成る群
から選ばれ、 W2はCl,Brおよびアルコキシから成る群から選ば
れ、 Rは前記に定義したまうなR,Rz 、R5またはR6
の任意の組合せでよく、そして Xは前記の定義と同しである)によって表わすことがで
きる。
上記の反応は、ガラスまたはステンレス鋼のような任意
の好適な耐食性容器中において行うことができる。反応
は発熱性であり、従って、好ましくは室温で行う。これ
に加えて、末端封鎖剤は緩和な条件下で好通な溶剤中の
ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウムのような求核剤
と反応して本マクロシロキサンイニファーター化合物製
造における第2工程は、本明細書において「重合シロキ
サンセグメント」とも呼ぶ「シロキサン先駆物質」を形
成するため、末端封鎖剤の使用によるオルガノシクロシ
ロキサンモノマーの重合である。
好適なオルガノシクロシロキサンモノマーはへキサメチ
ルシクロトリシロキサン、「D:l」である。
末端封鎖剤の選択は、それぞれジー官能性または七ノー
官能性イニファーター化合物を形成するかによって、末
端封鎖剤が重合シロキサンセグメントの一端または両端
を封鎖するから重要である。
AB,CAB等のブロックコポリマーの形成に有用なシ
ロキサンモノイニファーター用のシロキサン先駆物質の
製造は、歪んだ環構造を有する環状シロキサンのアニオ
ン重合によって行なわれる。
上記のアニオン重合において使用するのに適したモノマ
ーは、一般に、式 R3 (式中、R,およびR4は前記の定義と同じであり、r
は整数3である)のジオルガノシクロシロキサンである
。好ましいモノマーは、rが3であり、R3およびR4
の両者がメチル基であるヘキサメチルシクロトリシロキ
サン、「D:l Jと称する環状シロキサンである。
アニオン重合反応の開始剤は、連鎖生長より再分配反応
がはるかに遅く、従ってモノ官能性リビングボリマーが
生成するように選択する。好適な開始剤には、これに限
定されないが、アルキルまたはアリール基中に20炭素
原子以上を含有する、好ましくは8炭素原子までを含有
するアルキルまたはアリールリチウム化合物が含まれる
。かような化合物の例には、メチルリチウム、エチルリ
チウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム
、t−ブチルリチウム、フエニルリチウム、および2−
エチルヘキシルリチウムが含まれる。追加の有用な開始
剤の例には、これに限定されないが、リチウムアルコキ
シド、ヒドロオキシドおよびアミド並びに式、 R, Z−Si−0−M 1 R6 (式中、Mはリチウムまたはベンジルトリメチルアンモ
ニウム(0−フェニレンジオキシ)一フェニルカチオン
であり、(後者は水またはアルコールのような助活性剤
を必要とする) Z,R5およびR6は前記の定義と同じである〕のトリ
オルガノシラノレートが含まれる。
上記の化合物はC.L. LeeおよびO,K. Jo
hann−son ,によりJ. Polym. Sc
i., Polym. Chem. 14+729 (
1976)に記載されている。
好ましいトリオルガノシラレート開始剤は、リチウムト
リメチルシラノレート(LTMS)またはブチルジメチ
ルシラノレートである。好ましくは反応戒分が歪んだ環
状モノマーおよびリチウム開始剤の両者を含み、起こる
可能性のある再分配反応を減少させ、それによって望ま
しくない環状オリゴマーおよびモノ官能性またはジ官能
性ボリマーを合理的に含まない狭い分子量分布を有する
シロキサン先駆物質を生成させることである。
アニオン重合の開始剤としては、不活性、好ましくは極
性の有機溶剤が使用できる。リチウム対イオンによるア
ニオン重合生長反応は、テトラヒド口フラン(THF)
、ジメチルスルホキシドまたはヘキサメチル燐トリア旦
ドのような強い極性溶剤またはかような強い極性溶剤と
非極性脂肪族、脂環式、またはヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、シクロヘキサンまたはトルエンのような芳香族
炭化水素溶剤との混合物のいずれかを必要とする。
極性溶剤は開始剤を解離させ「活性化し」そのため生長
反応を可能にする。非極性溶剤を使用した場合、リチウ
ムトリメチルシラノレートのような開始剤は解離せず、
従ってr活性化」されないであろう。
重合は一般に、約−20゜C〜約100゜C、好ましく
は約−10゜C〜約50″Cの温度範囲で行なわれる。
無水条件および窒素、ヘリウムまたはアルゴンのような
不活性雰囲気が必要である。アニオン重合の停止は、一
般に、リビングボリマーアニオンとハロゲン含有停止剤
、すなわち、式、R W,−X−Si−W2 t R (式中、W+ 、WzおよびRは前記の定義と同じであ
る)の官能化されたハロシランとの直接反応によって行
なわれる, 本発明の新規のシロキサンジイニファーター化合物の製
造に使用する新規のシロキサン先駆物質化合物の製造に
は、一般式: (式中、R3、R4およびrは前記の定義と同じである
)を有するジオルガノシクロシロキサンと一般式、 1’lR LX−Si−0−St−XW+ RR (式中、W. 、XおよびRは前記の定義と同じである
)を有する末端封鎖剤との酸または塩基を触媒とする平
衡反応が含まれる。
オクタメチルシク口テトラシロキサン、「D4」は、そ
の商業上の入手性のために酸または塩基平衡反応用とし
て特に好ましい。触媒として有用なプロトン酸の例には
、硫酸、エタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホ
ン酸、セレン酸、硝酸、燐酸、ピロ燐酸、および硼酸が
含まれる。有用なカルボン酸触媒の例は、トリフルオ口
酢酸である。
重合に有用なルイス酸触媒は、塩化鉄(■)、三弗化硼
素、塩化亜鉛、塩化錫(IV)などである。
触媒として有用な塩基には、アルカリ金属水酸化物、ア
ルカリ金属シラノレート、アルカリ金属アルコキシド、
第四アンモニウム水酸化物、テトラメチルアンモニウム
シラノレート、テトラブチル燐シラノレートなどが含ま
れる。
重合は、一般に、約25゜〜約150゜C、好ましくは
約75゜〜約90゜Cの温度範囲で行なわれる。
ブロックコボリマーの所望の全性能を達或するためにシ
ロキサン中間ブロックと協調する末端封鎖剤の選択は、
重要であり、かつ、シロキサンセグメントの効果を減殺
しないような方法で行なわなければならない。シロキサ
ン部分の末端ブロックは、ジエチルジチオカルバミン酸
ナトリウムのようなソフトな求核剤と反応できるもので
なければならない。
iii   シロキサン    上への イニフ二夏配
且 「マクロ」シロキサンイニファーター化合物の製造に含
まれる第3工程は、本明細書において「重合シロキサン
セグメント」とも称するシロキサン先駆物質上への光イ
ニファーターの配置である。次の一般的反応によって重
合シロキサンセグメント上への光イニファーターの配置
を説明する。
Rb    Ra    Rz ↓ Rh    R4   Rz (式中、R+,Rz、Rt、R−、Rs、R,、Rff
 、R. 、W,およびXは前記の定義と同じであり、
JはーZおよび−X  W+から成る群から選ばれる)
重合シロキサンセグメント上への光イニファ−ターの配
合には、モノーまたはジ官能性シロキサンセグメントと
求核剤との極性有機溶剤存在下での反応が含まれる。モ
ノーまたはジー官能性シロキサンセグメントは一般式、 R6    Ra    Rt (式中、W,SX,R,,R.、R.、R.、Rs、R
hおよびJは上記の定義と同じである)によって表わす
ことができる。
好ましくは、商業的入手性の理由でR, 、R2、Ri
 、R4、RsおよびR6はメチル基であり、W,はク
ロロ基である。
有用な求核剤には、これに限定されないが、一般式、 S (式中、R,およびR8は前記の定義と同じである)の
ジチオカーバメートである。商業的人手性の理由のため
にR,およびR8がメチル基であるのが好ましい。
重合シロキサンセグメント上への光イニファーターの配
合に含まれる反応には、テトラヒドロフラン、クロロホ
ルム、ジメチルスルホオキシドまたはジメチルホルムア
ξドのような極性有機溶剤を必要とする。極性溶剤は反
応の進行の順に反応或分を溶解するのに利用される。
一般に、反応は約20゜〜約45゜C1好ましくは約2
0゜〜約30″Cの温度範囲で行う。
シロ  ン ロ  コ 1マーの “1遊離基重合性モ
ノマーと重合シロキサンセグメントとを重合させる本発
明のブロックコポリマーの製造は段階的遊離基重合であ
る。遊離基重合性モノマーを必要ならば好適な溶剤に溶
解させて、遊離基開始剤源として本発明の新規のシロキ
サンイニファーター化合物を利用する遊離基重合によっ
て重合させる。AB,CABなどの構造を有するブロッ
クコポリマーの形成にはシロキサンモノイニファーター
化合物が使用される。ABA、CABACなどの構造を
有するブロックコポリマーの形成には、シロキサンジイ
ニファーター化合物が使用される。一般に、シロキサン
イニファークー化合物:遊離基重合性モノマーの重量比
は、それぞれ約2=98〜約60:40の範囲である。
好ましくは、シロキサンイニファーター化合物:遊離基
重合性モノマーの重量比は、それぞれ約20二80〜約
50:50の範囲である。一般に、シロキサンイニファ
ーター化合物のT基は、遊離重合性モノマーの全重量に
基づいて約o.oi〜約5重量%存在する。
本発明のシロキサンイニファーター化合物は、適切なエ
ネルギー源、好ましくは輻射線エネルギ、最も好ましく
は紫外線エネルギーに暴露したとき解離して遊離基を形
威する。エネルギー源に暴露したとき、上記に定義し、
かつ、一般式、Rt     R4    Rb によって表わされるイニファーターは解離して式T・の
停止剤遊離基と式、 R2 R4 Rh (式中、Rl,R2 、R:l 、Ra 、Rs 、R
6、T,X,Y,Y.およびmは前記の定義と同じであ
る)の開始剤遊離基とを形成する。
イニファーターを遊離基に解離させるためには、特別の
エネルギー源およびその強度を選択する。
照射の強度および量は、住成するボリマーセグメントに
有害な影響を与えることがない速度で重合を進行させる
ように選ばれる。反応体から約10cmの間隔で配置し
、2mW/am”の照射が得られる300〜400nm
の程度の波長を有する紫外線源で好適な結果が得られる
ことが見出されている。
輻射線の強度によって2〜50時間の程度の反応時間が
典型的であることが見出されており、強度が大きくなれ
ばそれに応じて反応時間も速くなることが観察されてい
る。
本発明のコポリマー組成物中にAブロックを形成する少
量のモノマーもホモポリマーとして存在し得ることを理
解すべきである。かような少量のホモポリマーはコポリ
マーの重合の間に望ましくない副反応によって生成され
る。かような量は典型的に100重量部のコポリマーに
基づいて全ホモポリマーの5重量部未満であろう。
反応体および使用した任意の溶剤をエネルギ源に透明な
容器に装入し、この中でエネルギー源に当てる。エネル
ギー源が紫外線の場合には、好適な紫外線に透明な容器
を使用する。反応はかく拌を伴う容器中で反応体が均一
にエネルギー源に当たるように好ましく行う。大部分の
反応はバッチ法を使用して行なわれるが、連続重合操作
と同じ方法を利用することもできる。
反応混合物に好適な不活性溶剤を含ませることもできる
が、多くのモノマー物質自体が液体であるためその必要
がなく溶剤を使用することなく反応容器に装入できる。
遊離基重合において溶剤を使用する場合には、約−10
゜C〜約50゜Cの温度範囲で液体であり、イニファー
ターを解離させて遊離基を形戒するエネルギー源に対し
て実質的に透明であり、反応体および生戒物に対して不
活性であり、かつ、反応に他の不利な影響を及ぼさない
任意の物質でよい。
好適な溶剤には、水、メチルケトンのようなケトン、エ
チルアセテートのようなアルキルアセテート、ヘキサン
またはへブタンのようなアルカン、メタノールおよびエ
タノールのようなアルコール、トルエンおよびベンゼン
のような芳香族炭化水素および2種以上のこれらの混合
物が含まれる。他の溶剤系も有用である。溶剤の量は、
一般に、反応体および溶剤の全重量に基づいて約30〜
80重量%である。本明細書に記載する溶液重合に加え
て、懸濁、エマルジョンおよび塊状重合のような他の周
知の方法によって共重合を行うことができる。
本発明の方法によるブロックコボリマーの製造方法は: (a) ( i )一般式、 (式中、TおよびXは、適切なエネルギー源に暴露した
ときT−X結合が解離して弐T・の停止剤遊離基および
式: の開始剤遊離基を形成できるように選ばれる有機基であ
り、開始剤遊離基は遊離基重合性モノマーの遊離基重合
を開始させるには十分反応性であり、停止剤遊離基は遊
離基重合性モノマーのM離基重合を開始させるには不十
分であるが、開始剤′t1離基または開始剤遊離基と遊
離基重合した遊離基ボリマーセグメントと再結合するこ
とができ;R+ ,Rz 、RsおよびR,は、同じか
、異ってもよく、水素、C1−4アルキル、01〜4ア
ルコキシおよびアリールから成る群から選ばれる一価部
分であり; R,およびR4は、同じか昇ってもよく、CI−4アル
キル、少なくとも1個の弗素原子を含むC1−4フルオ
ロアルキルおよびアリールから威る群から選ばれる一価
部分であり; Rr 、Rz 、Rz 、Ra 、RsおよびRhは、
これらが開始剤遊離基が遊離基重合を開始させるのを妨
げず、または停止剤遊離基と開始剤遊離基または開妬剤
遊離基を含むボリマー遊離基セグメントとの結合を妨げ
ないように選ばれ;Yは−X−Tおよび−Z(式中、χ
およびTは前記の定義と同しであり、Zはエネルギー源
に当てたとき解離して遊M基を形成しない有機基である
)から成る群から選ばれ;そして mは10以上の整数である)によって表わされるイニフ
ァーター、および (ii)遊M基重合性モノマーから本質的に成る第2モ
ノマー装入物 を混合し; (b)  遊離基T・および と重合して式、 (式中、A′は重合した遊離基重合性モノマーから本質
的に成るポリマーブロックを表わし:GはーX−A’ 
 ・および−Zから成る群から選ばれる)によって表わ
される遊離基ブロックコポリマーセグメントを形成する
まで(b)の暴露を続け;そして (d)  (b)の暴露を停止し、それによってを形成
できるエネルギー源に(a)の混合物を暴露し、(C)
  遊離基重合性モノマーが、 およびT・を結合させて式、 R+    th     Rs R2    Ra    Rb 〔式中、LはーX−A’−TおよびーZ(式中、XSA
’ 、TおよびZは上記の定義と同じである)によって
表わされるブロックコポリマーを形威する、あるいはま
た、エネルギー源に対するR+   Rz   R5 ■ 成る第2モノマー装入物と混,合して第2混合物を形威
し; および第2モノマー装入物の混合物を遊離基T・および およびT・の暴露を維持し; (e)  所望により を形或できるエネルギー源に暴露し;または第2モノマ
ー装入物に混合されるT・およびまたは のエネルギー源に対する暴露を維持し;(の 遊離基重
合性モノマーがil離基およびT・を遊#基重合性モノ
マーから本質的にR2 R4 H6 と重合して式、 RI    R3     RS f ・『^’ −X−Si−0− (SiO−)s−Si−
KR2    RJ     R6 (式中、A″は重合した遊離基重合性第2モノマーから
本質的に成るポリマーブロックを表わし;KはーX−A
’ −A“・およびーZから成る群から選ばれる)によ
って表わされる遊離基ブロックコポリマーを形戒するま
で(f)の暴露を維持し;そして (h)  (f)の暴露を停止し、それによって、Rt
    R4    Rb およびT・を結合させて式、 (式中、NはーX−A’ A’ Tおよび−Zから成る
群から選ばれる)によって表わされるブロックコポリマ
ーを形戒する ことを特徴とする。
上記の方法は、AB,ABA,CABおよびCABAC
ブロックコボリマーの製法の説明である.AB構造を有
するブロックコポリマーを形或するためには、第1モノ
マー装入物のみと組合せてモノイニファーター化合物を
使用する。ABA構造を有するブロックコポリマーを形
戒するためには、第1モノマー装入物のみと組合せてジ
イニファーター化合物を使用する。
CABおよびCABACブロックコボリマーを形成する
ためには、第1モノマー装入物および第2モノマー装入
物の両者を使用する。CABAC構造を有するブロック
コボリマーを形戒するためには、第1モノマー装入物お
よび第2モノマー装入物と組合せてジイニファーター化
合物を使用する。
上記したように、CABおよびCABACのようなさら
に複雑な構造を有するブロックコポリマーの形或におい
ては照射を工程(イ)で停止させ、そして第2モノマー
装入物を添加し、あるいはまた第2モノマー装入物の添
加の間暴露を維持してもよい.暴露を停止するか否かの
決定は、典型的に、重合を行うのに使用する装置の種類
に依存する。実施例におけるような密閉容器を使用する
場合には、密閉容器を開き、反応容器に第2七ノマー装
入物を添加し、再び密閉する間暴露を停止する。しかし
、連続重合方法を使用する場合には、第2モノマー装入
物添加のためにエネルギー源への暴露を停止する必要は
ない。
DCABACDなどまたはDCABなどのようなさらに
複雑な構造は、追加のモノマー装入物を反応容器に添加
し、上記の方法を続けることによって得ることができる
必要または所望ならば、本発明のブロックコボリマーは
物理的性質を改良するために相溶性改質剤と混合するこ
とができる。かような改質剤の使用は、当業界において
普通のことである。例えば、顔料、充填剤、安定剤また
は各種のボリマー添加物のようなvyJfを含ませるこ
とができる。
本発明のブロックコポリマーは、引続いて架橋を行なわ
なくても改良されたタフネスを有するが、必要ならば輻
射線エネルギーまたは化学的方法を使用して架橋させる
ことによって耐溶剤性、光化学または酸化力に対する耐
性が得られる。
尖益班 次の詳細な記述には、本発明によるシロキサンイニファ
ーター化合物およびシロキサンブロツクコボリマーの代
表的製法が含まれる。実施例におけるすべての部および
%は別記しない限り重量である。
月1■υ乙義 数平均分子!(Mn)、および重量平均分子量(Mw)
は、ボリマー試料の分子量分布の周知の数学的記述であ
る。
略字ρで示される多分散性はボリマーの分子量分布の尺
度であり、M w / M nと定義される。
ガラス転移温度(Tg)は、非品質物質がガラス状態か
ら延性状態に変化する周知の温度である。
結晶熔融温度(Tm)は、結晶性ボリマーが結晶状態か
ら非品質状態に通過する周知の温度である。
前記の用語の各々は、ポリマー化学者および他の者によ
って使用されている周知の用語である。
これらの用語の派生語の追加の説明は、ハ史mLo+e
ntal Methods in Pol mer C
hemistr  Wileyand Sons+ 1
981年の第3章のrMolecular Weigh
tAverages Jの表題(57〜61頁)の中に
見出される。
本発明のブロックコポリマーは、各ブロックを形戒する
モノマーによって速記法で記述される。
例えば、MMA−b−PDMS−b−MMAは、重合メ
チルメタクリレート( rMMA,)のブロック(’t
z)および重合ジメチルシロキサン( rPDMSJ 
)の1ブロックを有するコボリマーを言う。例えばMM
A−b−PDMS−b−MM八は2個のA(ポリメチノ
レメタクリレート)末端ブロックと1個のB中間ブロッ
ク(ポリジメチルシロキサン)を有するABAブロック
コボリマーを言う。
ABブロックコボリマーもこの速記法によって記述でき
る。例えば、MMA−b−PDMSは重合メチルメタク
リレート( rMMAJ )の1個のブロックと重合ジ
メチルシロキサン( rPDMSJ )の1個のブロッ
クを有するABブロックコポリマーを言う。
跋笠立法 実施例のブロックコボリマーの評価に使用する試験方法
は、工業規格試験である。本発明のポリマーを特徴づけ
る試験方法は、その分子構造を証明する試験である。ゲ
ル透過クロマトグラフィー(GPC)および示差走査熱
量計(DSC)の結果が得られている。標準試験は、ア
メリカ試験材料協会(^STM) 、Philadel
phia, Pa,の各種の出版物に詳細に記載されて
いる。標準試験法を下記に詳述する。各標準試験の出典
も下記に示す。
゛ル  クロマトグーフィー ボリマーの分子量分布の特徴づけは、慣用のゲル透過ク
ロマトグラフィ−(cpc)で行った。
Styragel”カラムを備えた}Iewlett 
− PackardModal 1084B 、高性能
液体グラフを使用した。この系をボリスチレン標準を使
用して検量した。全分子量平均は、ボリスチレン当量分
子量である。
分子量平均および多分散性は受入れられている実施法に
よって計算した。GPC試験は、r ModernSi
ze Exclusion Liquid Chrom
atography」Practjce of Gel
 Permeation Chromato ra h
John Wiley and Sons. 1979
にさらに説明されている。
禾11峯044壮 関心あるブロックコボリマ− 1gを1.5gの適切な
有機溶媒中に熔解させ、直径70mのアルミニウム皿中
に流延し、強制空気炉中、105゜Cで30分間乾燥さ
せた。得られた試料の少量を窒素雰囲気下でPerki
n−Elmer DSC−2示差走査熱量計のDSC室
中に置いた。試料を液体窒素で室温から−1 5 0 
”Cに冷却し、次いで、20゜C/分で150゜Cに加
熱した。Tgはガラス転移領域中の曲線の中点として取
った。
クロマ グーフ ー 薄層クロマトグラフィーは、rAdvances in
Polymer Science JVol. 24.
 Sprfnger−VerlageBerlin H
eidelberg. 1977に発表されている京都
大学、京都のHiroshi Inagakiによるr
PolymerSeparation and Cha
racterfzation by Thin−Lay
erChroma tography Jの表題の章に
記述されている。
実施例1〜5には、ABA , CABAC , DC
ABACDなどのブロックコボリマーの製造に使用でき
る「マクロJシロキサンジイニファーターの合戒を説明
する。
「マクロ」シロキサンジイニファーク一の合成に含まれ
る第1工程は、末端封鎖剤の合戒である。
下記の実施例1では、末端封鎖剤である、ビス=1.3
−(2−p.m−クロロメチルフエ−ルエチル) −1
,L3,3−テトラメチルジシロキサン(1)の合戒を
述べる。
かく拌機および乾燥用チューブを備えた2 5 0 m
l2丸底フラスコに0. 147モルの1−(ジメチル
クロロシリル)−2−(p,m−クロロメチルフエニル
)エタン、 CH3 (Huls America Inc.,以前のPet
rarch Systemsから入手できる)および過
剰の水(5g)を装入した。バラおよびメタ化合物の混
合物を使用したが、反応式は流れ図を簡略化するためバ
ラ化合物のみで示した。フラスコ内容物を約3〜4時間
加熱した。得られた混合物を分液漏斗に移した。
1 0 0mj2のエーテルおよび1 0 0mlの蒸
留水を分液漏斗に添加し、その後分液漏斗を30秒間は
げしく振りまぜた。次いで分液漏斗中に含まれている内
容物を数分間静置し、水層とエーテル層とを形成させた
。次に水層を分液漏斗から捨てた。
残留エーテル層に追加の1 0 0mlの蒸留水を添加
し、抽出工程を繰返した。ロータリーエバポレーターを
使用して残留層からエーテルを蒸発させた。末端封鎖剤
(1)が80〜85%の収率で得られた。末端封鎖剤の
純度を溶媒としてCHCjl!sを使用した薄層クロマ
トグラフィー(シリカ)によって評価した。
実施例lの反応は、次式によって表わすことができる: CH, 「マクロ」シロキサンジイニファーター化合物の合威に
含まれる第2工程は、末端封鎖剤を使用するシロキサン
先駆物質の合成である。実施例2、3および4は、末端
封鎖剤(1)の使用によるシロキサン先駆物質(n)の
合戒の代表例である。
下記の実施例2〜4では、オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン、「D4J:末端封鎖剤(1)の比の影響を示
す。
llの3つ目丸底フラスコに、本明細書で「D4」と称
するオクタメチルシクロテトラシロキサン、68g、実
施例1において製造した末端封鎖剤(1)、6.74g
およびEM” Science(VWR Scient
ificの子会社)から入手できるDarcoG60”
カーボンプラック0. 6 8 gを装入した。溶液中
にカーボンブラックの均一分布が得られるまで反応混合
物を約10分間かく拌した。次に、触媒として作用する
0. 0 6 gのH.SO4(ほぼ0.08% H.
SO. )を酸平衡反応のために添加した。
得られた混合物を90゜Cで約5時間加熱し、乾燥窒素
で反応の間パージした。}12504が吸着されている
カーボンブラックをN2圧力下で混合物を濾過すること
によって除去した。約90%の転化率が得られた。大部
分がD4であり、これにD,、D.などが続く15%の
環状化合物を、フラスコ内容物を150゜Cに保持しな
がら水アスビレーターを使用して追出した。
夫嵐拠主 実施例2の方法を繰返した。’D4J、カーボンブラッ
ク、濃HzSO4および末端封鎖剤(1)の装入量は次
の通りであった: ’Da J  ( 825g)、カ
ーボンプラック(10g),濃H!SO4 ( 0. 
6 6g)および末端封鎖剤(1)  (7 5 g)
。この混合物を乾燥窒素流下、90゜Cで約8時間加熱
した。
フラスコ内容物を150゜Cに保持しながら15%の環
状化合物を水アスビレーターで追出した。
裏嵐明王 実施例2の方法を繰返した。「D4」、カーボンブラッ
ク、濃H.SO.および末端封鎖剤(I)の装入量は次
の通りであった: rDa J (136.0g)、カ
ーホ7フ7 ック(2.0 g) 、’114 HtS
On (0. 1 1g)および末端封鎖剤(1)(2
.0g)。乾燥窒素流下、90℃で約16時間混合物を
加熱した。
フラスコ内容物を150゜Cに保持する間、水アスピレ
ーターを使用して15%の環状化合物を追出した。
実施例2〜4の反応は次のように表わすことができる: \ / Si (D4 ) + 下記の第1表には、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン(DJ )  :末端封鎖剤(1)の比および形成さ
れるシロキサン先駆物質(II)の分子量に及ぼす90
゜Cでの加熱程度の影響を示す。
2 3 4 10  :  1 11 : 1 68 : l 2,520   6,130 3,797   6,997 30,195  54.421 2.430 1.842 1.802 「マクロ」シロキサンジイニファーター合成における第
3工程は、シロキサン先駆物質(II)上への光イニフ
ァーターの配置である。実施例5には、実施例3のシロ
キサン先駆物t (II)を使用した「マクロ」シロキ
サンージイニファーター化合物(II[)の合戒に使用
した方法を示す。実施例2および4によって製造したシ
ロキサン先駆物質(II)からの「マクロ」シロキサン
ージイニファ一ター化合物([11)の合威に同じ方法
が使用できる。
llの容器に、250gのテトラヒド口フラン(THF
),次いで実施例3によって形成したシロキサン先駆物
質(II)、120g (0.04モル)、およびジエ
チルジチオカルバミン酸ナトリウム三水和物20g(0
.09モル)を装入した。容器内容物を室温で約4〜5
時間かく拌した。塩化ナトリウムの沈殿が観察された。
次いでロータリーエバボレーターでテトラヒド口フラン
を蒸発除去した。得られた混合物を分液漏斗に移した。
300gのエーテルおよび300gの渾留水を分液漏斗
に添加した。分液漏斗をはげしく振りまぜ、そして数分
間静置してエーテル層と水層とを形威させた。次に水層
を分液漏斗から除去した。追加の300gの蒸留水を添
加し、抽出工程を繰返した。
この抽出工程は、エーテル層に曇りがなくなるまで繰返
した。エーテル層を硫酸マグネシウム上で約2時間乾燥
させた。最後にエーテルをロータリーエバポレーターで
蒸発除去して「マクロ」シロキサンージイニファーター
化合物(III)を得た。
反応はプロトンNMRを使用して監視した。
実施例5の反応は次のように表わすことができる: ファーター化合物を使用したC−A−B−A−Cブロソ
クコポリマ一〇合戒を記述する。
+  EtzNCS 実施例6では、AB,CAB..DCABなどのブロッ
クコポリマーの製造に使用できる「マクロ」シロキサン
ーモノイニファーター化合物の合成を記述する。
(I[I) 上記の「マクロ」シロキサンージイニファーター化合物
は、Aがブロックコポリマーのビニルセグメントを表わ
し、そしてBがシロキサン中間セグメントを表わすAB
Aブロックコポリマーの製造に使用できる。実施例7お
よび8には、実施例5によって製造した「マクロ」シロ
キサンジイニファーター化合物を使用したABAブロッ
クコボリマーの合成を記述する。実施例9では、実施例
5によって製造した「マクロ」シロキサンジイニ「マク
ロ」シロキサンーモノイニファーター合成の第1工程は
、アニオン重合によって巨大分子アニオンであるリチウ
ムボリジメチルシラノレート(■)の合戒である。
自動かく拌機構を備えたIffの反応容器中に本明細書
において「D,」と称するヘキサメチルシクロトリシロ
サン、91g(0.41モル)、リチウムトリメチルシ
ラノレート、MeiSiOLi,  1 1.8g (
0.0186モル〉および250gのテトラヒドロフラ
ン(THF)(30%固形分)を装入した。
容器内容物をO′Cで約18時間かく拌し、この間に巨
大分子アニオンのりチウムボリジメチルシラノレート(
IV)が形成した。殆んど全部の「D3」が消費された
後かく拌を停止した。反応における「D,」の消費は、
ガスクロマトグラフィーによって監視した。
反応は次のように表わすことができる:11,C   
 CI+3 \ / Si (D3 ) CL Me3Si [OSi +,IO−Li”次の工程は上
記の溶液にflu’s America Inc.,か
ら入手できる1−(ジメチルク口ロシリル)2−(p,
m−クロロメチルフエニル)エタン、CfCHzCJ4
C}IzCHzSiCf (CHff)!,  1 8
 g ( 0. 0 4モル)を添加し、その後に、得
られた混合物を室温での2時間のかく拌が含まれる。塩
化リチウムの沈殿が観察された。シロキサン先駆物W(
IT)に加えて塩化リチウムおよび未反応の1−(ジメ
チルク口ロシリル)−2−(p,m−クロロメチルフェ
ニル)エタンを含有する溶液を分液漏斗に移した。1 
0 0mI!.のCll,011を分液漏斗に添加し、
これをはげしく振りまぜた。次いで混合物を含有する分
液漏斗を数分間静置した。分液漏斗からCH.011層
を捨てた。ロータリーエバボレーター上でテトラヒド口
フラン(THF)を蒸発させた。
シロキサン先駆物質(V)が90〜95%収率で得られ
た。合成はプロトンNMRを使用してアリコートを試験
することによって監視した。
1−(ジメチルク口ロシリル)−2−(p,m−クロロ
メチルフェニル)エタンと(IV)との反応によってシ
ロキサン先駆物質(V)を得る反応は次のように表わす
ことができる。
CH3 Me:+Si (OSi+lIO−Li” 十I C}Iユ CH3 マクロシロキサンモノイニファーターの合に含まれる最
終工程には、シロキサン先駆物質(V)上への光イニフ
ァーターを配置してマクロシロキサンモノイニファータ
ー化合物(Vl)を得る工程が含まれる。
シロキサン先駆物質(V)(分子量5000 )(0.
0182モル)および過剰のジエチルジチオカルバミン
酸ナトリウム(EttHCSt−Na”>  (6 g
 )を、溶剤としてTHFを使用して4〜5時間かく拌
した。ロータリーエバボレークー上でTHFを舊発除去
した。所望の「マクロ」シロキサンモノイニファーター
化合物(Vl)と共に実質的量の白色固体が得られた。
白色固体の存在は、塩化ナトリウムの形或および過剰の
ジェチルジチオカルバミン酸ナトリウムによるものであ
った。ブフナー漏斗を使用して溶液を濾過した。シロキ
サンモノイニファーター化合物(V[)は90%収率で
得られた。
反応の監視にはプロトンNMRを使用した。シロキサン
モノイニファーター化合物(VI)のゲル透過クロマト
グラフィー試験では、Mn=7269、Mw=8 4 
6 6および多分散性=1.16が示された。示差走査
熱量計は−123゜CのTgを示した。
シロキサン先駆物ff (V)上への光イニファーター
を配置して「マクロ」シロキサンーモノイニファーター
化合物(Vl)を得る反応は次のように表わすことがで
きる: 実10通L S Na”  EtJCS−  −一→ 実施例7および8は、3ブロック構造を有する本発明の
光重合、シロキサンーアクリルブロックコボリマーの代
表例である。末端ブロックは比較的高いガラス転移温度
(T g )を有し比較的頑丈である。シロキサン中間
ブロックは比較的低いTgを有し比較的弾性が犬きい。
実施例9はCABAC構造を有する本発明の光重合シロ
キサンーアクリルコポリマーの代表例である。別記しな
い限り、すべての部および%は重量によって示す。
C 「マクロ シロキサンジイニフ したブロ クコボIマーのA 250mj!の円筒状反応ビンに、実施例5において製
造した分子fi3 0 0 0の「マクロ」シロキサン
ージイニファーター化合物(I)、17g、メチルメタ
クリレート(MMA)モノマー、3日,6gおよびエチ
ルアセテート(溶剤)、85gを装入した。密封する前
に混合物を窒素で3〜4分間パージし、そして密封ビン
をローラー機構中に置いた。回転する、密封ビンを6個
のGeneral Ele−ctric 15 wat
t暗光灯からの紫外線に24時間暴露させた。重合の間
、反応を核磁気共鳴(NMR)分光光度計で監視した。
ビニルピークがもはや検出されなくなったとき、紫外線
源を消した。反応ビンをローラー機構から取出し、開封
して固形分%を測定することによって正確な転化率を決
定した。92〜95%の範囲の転化率が得られた。この
実施例から得られた、示差走査熱量計(DSC)および
ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)の結果を第■表
、実施例7に報告する。
実1I批主 実去1−生 2 5 0mlの円筒状反応ビンに、実施例5によって
製造した分子13 0 0 0のマクロシロキサンージ
イニファーター化合物(III)、5g、メチルメタク
リレート(MMA) 、7.2 5 g,アクリル酸(
AA) 、3.2 5 gおよびエチルアセテート、1
7gを装入した。混合物を密封する前に、窒素で3〜4
分間パージし、そして密封ビンをローラー機構中に置い
た。回転する密封ビンを6個のGeneral Ele
ctricl 5 watt円筒状暗光灯からの輻射線
に2.5時間暴露させた。2.5時間の光分解後に、ポ
リマーが溶液から沈殿するに伴い溶液は乳白色になった
。1 9. 6 gのメタノールを添加し、得られた均
質溶液をさらに10時間光分解し、96%の転化率が得
られた。
得られたコボリマーを示差走査熱量計(DSC)および
ゲル透過クロマトグラフイー(GPC)によって特徴づ
けし、その結果を第■表、実施例日に報告する。
円筒状反応ビンに、実施例5によって製造した分子量約
3,0 0 0のマクロシロキサンージイニファーター
化合物(III)、3.8g、メチルメタクリレート(
MMA) 、4 g、およびエチルアセテート、15g
を装入した。MMA−b−PDlIS−b一聞^を得る
ために反応ビンを実施例7および8の方法に従って光重
合させた。次いで反応ビンをローラー機構から取り出し
、追加の第2モノマー添加のため開封した。次に、第2
モノマーであるヒドロキシエヂルアクリレー} (HE
A) 、3.8 gおよび追加の15gのエチルアセテ
ートを反応混合物に添加した。このように装入した反応
ビンを密封する前に窒素で3〜4分間パージし、密封ビ
ンをローラー機構中に置き、ビンをさらに8時間紫外線
処理した。転化の程度を固形分%によって監視した。
90%範囲の転化率が得られた。
得られたセグメント化コボリマーを示差走査熱量計(D
SC)およびゲル透過クロマトグラフィ(GPC)によ
り特徴づけし、その結果を第■表、実施例9に報告する
D マクロシロキサンモノイニフ 一人 実施例10は、2ブロック(AB)構造を有する本発明
の光重合ビニルーシロキサンブロックコポリマーの代表
例である。別記しない限りすべての部および%は重量で
示す。
円筒状反応ビンに、実施例6によって製造した分子17
, O O Oのマクロシロキサンーモノイニファータ
ー化合物4. 3 4 g、メチルメタクリレート(M
MA)5.1 g,およびエチルアセテート22.8g
を装入した。密封する前に混合物を窒素で3〜4分間パ
ージし、そして密封ビンをローラー機構中に置いた。回
転する密封ビンを、6個のGeneralElectr
ic 1 5Watt円筒状暗光灯からの紫外線に22
時間暴露させた。重合の間、核磁気共鳴分光光度計を使
用してアリコートを試験することによって監視した。ビ
ニルピークがもはや検出できなくなったとき、紫外線を
消した。反応ビンをロ−ラー機構から取出し、開封して
固形分%を測定することによって正確な転化率を決定し
た.98%範囲の転化率が得られた。得られたコポリマ
ーを示差走査熱量計(DSC)およびゲル透過クロマト
グラフィ−(GPC)によって特徴づけ、その結果を第
■表、実施例10に報告する。
実施例10の反応は次のように表わすことができる: CH3 YCHz=CCOCH:+ −一−→ 11 0 S 11 S−CNEt, (■) 本発明を特定の態様に関連して説明してきたが、別の態
様も可能であることを理解すべきである。
本明細書の特許請求の範囲は当業界の熟練者が本明細書
に記載されているものと化学的に同等と認めるような変
法態様も含める積りである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、TおよびXは、T−X結合が適切なエネルギー
    源に暴露されたとき解離して式T・の停止剤遊離基およ
    び式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の開始剤遊離基を形成できるように選ばれる有機基であ
    り、前記開始剤遊離基は遊離基重合性モノマーの遊離基
    重合を開始させるのに十分に反応性であり、そして前記
    停止剤遊離基は遊離基重合性モノマーの遊離基重合を開
    始させるには不十分であるが、前記開始剤遊離基または
    開始剤遊離基と遊離基重合した遊離基ポリマーセグメン
    トと再結合することができ; R_1,R_2,R_5およびR_6は、水素、C_1
    _−_4アルキル、C_1_−_4アルコキシおよびア
    リールから成る群から選ばれる同じかまたは異なる一価
    基であり; R_3およびR_4は、水素、C_1_−_4アルキル
    少なくとも1個の弗素原子を含むC_1_−_4フルオ
    ロアルキルおよびアリールから成る群から選ばれる同じ
    か異なる一価基であり; R_1,R_2,R_3,R_4,R_5およびR_6
    は、開始剤遊離基が遊離基重合を開始させるのを妨げず
    、かつ停止剤遊離基と開始剤遊離基または開始剤遊離基
    を含むポリマー遊離基セグメントとの結合を妨げないよ
    うに選ばれ; Yは−X−Tおよび−Z(XおよびTは上記の定義と同
    じであり、Zは前記エネルギー源に暴露されたとき解離
    して遊離基を形成しない有機部分である)から成る群か
    ら選ばれ;そして mは少なくとも10の整数である〕によって表わされる
    ことを特徴とするシロキサンイニファーター化合物。
  2. (2)Tが、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_7およびR_8は、水素、C_1_−_4
    アルキル、少なくとも1個の弗素原子を含むC_1_−
    _4フルオロアルキル、アリール並びに置換アリールか
    ら成る群から選ばれる一価有機部分であり、R_7およ
    びR_8は同じか異なり、これらが開始剤遊離基の遊離
    基重合の開始を妨げず、または停止剤遊離基と開始剤遊
    離基または開始剤遊離基を含むポリマー遊離基セグメン
    トとの結合を妨げないように選ばれる)である請求項1
    のイニファーター。
  3. (3)R_7およびR_8が、エチル部分である請求項
    2のイニファーター。
  4. (4)mが約10〜約100の整数であり;−X−がア
    ルキレン、アリールアルケン、アリーレンから成る群か
    ら選ばれる二価種であり;そしてZがアルキル、アルコ
    キシ、アルキルアミノ、アリール、ヒドロキシルおよび
    フルオロアルキルから成る群から選ばれる請求項1のイ
    ニファーター。
  5. (5)−X−が、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_9およびR_1_0は、同じか異なり、水
    素およびC_1_−_6アルキルから成る群から選ばれ
    、R_1_1はC_1_−_7アルキレンおよびフェニ
    レンから成る群から選ばれる二価種であり、そして、n
    は少なくとも1の整数である)を有する二価種である請
    求項1のイニファーター。
  6. (6)Xが、 ▲数式、化学式、表等があります▼ およびこれらの混合物から成る群から選ばれる請求項1
    のイニファーター。
  7. (7)式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ によって表わされるイニファーターの使用によって製造
    できる式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは重合した遊離基重合性モノマーから本質的
    に成る少なくとも1種のポリマーブロックから成り; TおよびXは、T−X結合が適切なエネルギー源に暴露
    されたとき解離して式T・の停止剤遊離基および式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ の開始剤遊離基を形成するように選ばれる有機基であり
    、 開始剤遊離基は遊離基重合性モノマーの遊離重合を開始
    させるのに十分に反応性であり、停止剤遊離基は遊離基
    重合性モノマーの遊離基重合を開始させるには不十分で
    あるが、開始剤遊離基または開始剤遊離基と遊離基重合
    した遊離基ポリマーセグメントと再結合することができ
    ; R_1,R_2,R_5およびR_6は、同じか異なり
    、水素、C_1_−_4アルキル、C_1_−_4アル
    キコシおよびアリールから成る群から選ばれる一価部分
    であり;R_3およびR_4は、同じか異なり、水素、
    C_1_−_4アルキル、少なくとも1個の弗素原子を
    含むC_1_−_4フルオロアルキルおよびアリールか
    ら成る群から選ばれる一価部分であり; R_1,R_2,R_3、R_4,R_5およびR_6
    は、これらが開始剤遊離基が遊離基重合を開始させるの
    を妨げず、または停止剤遊離基と開始剤遊離基または開
    始剤遊離基を含むポリマー遊離基セグメントとの結合を
    妨げないように選ばれ; Yは−X−Tおよび−Z(XおよびTは前記の定義と同
    じであり、Zはエネルギー源に暴露されたとき解離して
    遊離基を形成しない有機部分である)から成る群から選
    ばれ; Lは−X−A−Tおよび−Z(式中、XおよびTは上記
    の定義と同じであり、Zはエネルギー源の暴露されたと
    き解離して遊離基を形成しない有機部分である)から成
    る群から選ばれ; Y_1は−X・および−Zから成る群から選ばれ;そし
    て mは少なくとも10の整数である)によって表わされる
    ブロックコポリマー。
  8. (8)遊離重合性モノマーが、スチレン、メチルメタク
    リレート、メチルアクリレート、アクリル酸、アクリロ
    ニトリル、イソボルニルメタクリレート、N−ビニルピ
    ロリドン、ブチルメタクリレート、イソプロピルメタク
    リレート、N−メチルパーフルオロオクタンスルホンア
    ミドエチルアクリレートおよびN−エチルパーフルオロ
    オクタンスルホンアミド並びにこれらの混合物から成る
    群から選ばれる請求項7のブロックコポリマー。
  9. (9)Aが重合した遊離基重合性第1モノマー装入物か
    ら本質的に成るポリマーブロックA′および重合した遊
    離基重合性第2モノマー装入物から本質的に成るポリマ
    ーブロックA″から成る請求項7のブロックコポリマー
  10. (10)(a)(i)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、TおよびXは、T−X結合が適切なエネルギー
    源に暴露されたとき解離して式T・の停止剤遊離基およ
    び式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の開始剤遊離基を形成できるように選ばれる有機基であ
    り、 開始剤遊離基は遊離基重合性モノマーの重合を開始させ
    るのに十分に反応性であり、停止剤遊離基は遊離基重合
    性モノマーの重合を開始させるのには不十分であるが、
    開始剤遊離基または開始剤遊離基と遊離基重合した遊離
    基ポリマーセグメントと再結合することができ; R_1,R_2,R_5およびR_6は、同じか異なっ
    てもよく、水素、C_1_−_4アルキル、C_1_−
    _4アルコキシおよびアリールから成る群から選ばれる
    一価部分であり; R_3およびR_4は同じか異ってもよく、C_1_−
    _4アルキル、少なくとも1個の弗素原子を含むC_1
    _−_4フルオロアルキルおよびアリールから成る群か
    ら選ばれる一価部分であり; R_1,R_2,R_3,R_4,R_5およびR_6
    は、これらが開始剤遊離基が遊離重合を開始させるのを
    妨げず、または停止剤遊離基と開始剤遊離基または開始
    剤遊離基を含むポリマー遊離基セグメントとの結合を妨
    げないように選ばれ; Yは−X−Tおよび−Z(式中、XおよびTは前記定義
    と同じであり、Zはエネルギー源に暴露されたとき解離
    して遊離基を形成しない有機部分である)から成る群か
    ら選ばれ; Y_1は−X・および−Zから成る群から選ばれ;そし
    て mは10以上の整数である〕によって表わされるイニフ
    ァーターおよび (ii)遊離基重合性モノマーから本質的に成る第1モ
    ノマー装入物 を混合し; (b)(a)の混合物を、遊離基T・および▲数式、化
    学式、表等があります▼ を形成できるエネルギー源に暴露し、 (c)遊離基重合性モノマーが遊離基 ▲数式、化学式、表等があります▼ と重合して式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A′は重合した遊離基重合性モノマーから本質
    的に成るポリマーブロックを表わし;Gは−X−A′・
    および−Zから成る群から選ばれる)によって表わされ
    る遊離基ブロックコポリマーを形成するまで(b)の暴
    露を維持し;そして(d)(b)の暴露を停止し、それ
    によって▲数式、化学式、表等があります▼ およびT・を結合させ、式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Lは−X−A′−Tおよび−Z(式中のX,A
    ′,TおよびZは上記の定義と同じである)から成る群
    から選ばれる〕によって表わされるブロックコポリマー
    を形成し、あるいはまたエネルギー源に対する ▲数式、化学式、表等があります▼ およびT・の暴露を維持し; (e)所望により、第2混合物形成のため遊離基重合性
    モノマーから本質的に成る第2モノマー装入物と ▲数式、化学式、表等があります▼ との混合、または ▲数式、化学式、表等があります▼ およびT・と混合し; (f)遊離基T・および ▲数式、化学式、表等があります▼ を形成することができるエネルギー源に、 ▲数式、化学式、表等があります▼ および第2モノマー装入物を暴露し、あるいはまた、T
    ・および第2モノマー装入物と混合される▲数式、化学
    式、表等があります▼ のエネルギー源への暴露を維持し; (g)遊離基重合性モノマーが遊離基 ▲数式、化学式、表等があります▼ と共に ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A″は重合した遊離基重合性第2モノマーから
    本質的に成るポリマーブロックを表わし;には−X−A
    ′−A″・および−Zから成る群から選ばれる)によっ
    て表わされる遊離基ブロックコポリマーセグメントを形
    成するまで(f)の暴露を維持し;そして (h)(f)の暴露を停止し、それによって▲数式、化
    学式、表等があります▼ およびT・を結合させ、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Nは−X−A′A″Tおよび−Zから成る群か
    ら選ばれる)によって表わされるブロックコポリマーを
    形成する ことを特徴とするブロックコポリマーの製造方法。
JP21421490A 1989-08-14 1990-08-13 シロキサンイニファーター化合物 Pending JPH0397735A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US39355089A 1989-08-14 1989-08-14
US393550 1999-09-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0397735A true JPH0397735A (ja) 1991-04-23

Family

ID=23555180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21421490A Pending JPH0397735A (ja) 1989-08-14 1990-08-13 シロキサンイニファーター化合物

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0413550A3 (ja)
JP (1) JPH0397735A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995018162A1 (fr) * 1993-12-24 1995-07-06 Nippon Shokubai Co., Ltd. Polymere bloc, polymere d'addition thermoplastique, leurs procedes de fabrication et leurs utilisations
US6310175B1 (en) 1999-10-23 2001-10-30 Nippon Shokubai Co., Ltd. Star-shaped block copolymer and production process therefor
JP2002348543A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Lintec Corp 紫外線架橋型感圧接着剤組成物、感圧接着剤シート及び感圧接着剤シートの製造方法
WO2003004549A1 (fr) * 2001-07-05 2003-01-16 Chisso Corporation Composes de silicium
JP2007500552A (ja) * 2003-07-31 2007-01-18 ボストン サイエンティフィック リミティッド 治療薬デリバリー制御のためのシリコンコポリマー含有埋め込み可能又は挿入可能な医療器具
JP2015168719A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 Dic株式会社 重合性樹脂、活性エネルギー線硬化性組成物及び物品。
WO2023171186A1 (ja) * 2022-03-08 2023-09-14 Dic株式会社 化合物、当該化合物の製造方法、レベリング剤、コーティング組成物、レジスト組成物及び物品

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4338421A1 (de) * 1993-11-10 1995-05-11 Wacker Chemie Gmbh Pfropfcopolymerisate aus Organopolysiloxanen als Radikalmakroinitiatoren

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3445496A (en) * 1966-01-14 1969-05-20 Dow Corning Organosilicon xanthic esters
JPS60220341A (ja) * 1984-04-17 1985-11-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 感光性ホトレジスト組成物及びパタ−ン形成方法
US4677169A (en) * 1984-11-02 1987-06-30 General Electric Company Silicone-organic block polymers and method for making
JP2716509B2 (ja) * 1989-03-01 1998-02-18 三菱化学株式会社 ジチオカーバメート基含有ポリシロキサン

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995018162A1 (fr) * 1993-12-24 1995-07-06 Nippon Shokubai Co., Ltd. Polymere bloc, polymere d'addition thermoplastique, leurs procedes de fabrication et leurs utilisations
US5679762A (en) * 1993-12-24 1997-10-21 Nippon Shokubai Co., Ltd. Block polymer, thermoplastic addition polymer, and their production process and use
US5869598A (en) * 1993-12-24 1999-02-09 Nippon Shokubai Co., Ltd. Block polymer thermoplastic addition polymer and their production process and use
US6310175B1 (en) 1999-10-23 2001-10-30 Nippon Shokubai Co., Ltd. Star-shaped block copolymer and production process therefor
JP2002348543A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Lintec Corp 紫外線架橋型感圧接着剤組成物、感圧接着剤シート及び感圧接着剤シートの製造方法
WO2003004549A1 (fr) * 2001-07-05 2003-01-16 Chisso Corporation Composes de silicium
JP2007500552A (ja) * 2003-07-31 2007-01-18 ボストン サイエンティフィック リミティッド 治療薬デリバリー制御のためのシリコンコポリマー含有埋め込み可能又は挿入可能な医療器具
JP2015168719A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 Dic株式会社 重合性樹脂、活性エネルギー線硬化性組成物及び物品。
WO2023171186A1 (ja) * 2022-03-08 2023-09-14 Dic株式会社 化合物、当該化合物の製造方法、レベリング剤、コーティング組成物、レジスト組成物及び物品

Also Published As

Publication number Publication date
EP0413550A2 (en) 1991-02-20
EP0413550A3 (en) 1992-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2939309B2 (ja) シリコーン−ビニル共重合体
US5057619A (en) Siloxane iniferter compounds, block copolymers made therewith and a method of making the block copolymers
US5298532A (en) Method of accelerating photoiniferter polymerization, polymer produced thereby, and product produced therewith
CA1232386A (en) Method for making silicone-organic block copolymers
JPH0521923B2 (ja)
JPH0245511A (ja) アクリル共重合体及びその製造方法
JPH0297529A (ja) パーフルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサンの製造方法
US5200436A (en) Siloxane iniferter compounds, block copolymers made therewith and a method of making the block copolymers
JPH08325324A (ja) シロキサン官能性テレキリ炭化水素重合体の合成法
US5229179A (en) General purpose siloxane release coatings
JPH0397735A (ja) シロキサンイニファーター化合物
Nair et al. Block copolymers via thermal polymeric iniferters. Synthesis of silicone-vinyl block copolymers
JPS62270611A (ja) シリコ−ン−有機ブロツク重合体及びその製造方法
US3948864A (en) Partially crosslinked silalactone polymers, their preparation and their use
Gnanou et al. Synthesis of difunctional poly (dimethylsiloxane) s: Application to macromonomer synthesis
JPH02228326A (ja) ジチオカーバメート基含有ポリシロキサン
Lee et al. Thiol-ene photopolymerization of well-defined hybrid graft polymers from a ladder-like polysilsesquioxane
Hamurcu et al. Preparation and characterization of block and graft copolymers using macroazoinitiators having siloxane units
Simionescu et al. Synthesis of silicone-vinyl block copolymers
US3760030A (en) Multiple sequence block copolymers of silicones and styrene
JPH01217040A (ja) オルガノポリシロキサン―ポリメチレンブロック交互共重合体及びその製造法
US5089581A (en) Novel polydiorganosiloxylated thiuram disulfides and radical polymerization of vinyl monomers therewith
Vargün et al. Synthesis and surface properties of polydimethylsiloxane‐based block copolymers: poly [dimethylsiloxane‐block‐(ethyl methacrylate)] and poly [dimethylsiloxane‐block‐(hydroxyethyl methacrylate)]
US5183874A (en) Polyorganosiloxane-polyamide block copolymers
JPH0778088B2 (ja) ジメチルポリシロキサン―ビニル系ポリマーのブロック共重合体及びそれを用いた被覆組成物