JPH03103717A - オプティカルエンコーダ - Google Patents

オプティカルエンコーダ

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JPH03103717A
JPH03103717A JP24058589A JP24058589A JPH03103717A JP H03103717 A JPH03103717 A JP H03103717A JP 24058589 A JP24058589 A JP 24058589A JP 24058589 A JP24058589 A JP 24058589A JP H03103717 A JPH03103717 A JP H03103717A
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JP
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light
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JP24058589A
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Inventor
Katsumasa Yoshida
勝正 吉田
Takashi Nagase
喬 長瀬
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロボット、工作機械、計測器において、位置
または速度の検出に用いるオブティカル エンコーダに
関する。
[従来の技術コ 第6図は従来のオブティカル エンコーダの構成例を示
す図、第7図(A)は第6図のオブティ力ル エンコー
ダの固定スリット板23のスリットの配置を示し、第7
図(B)は第6図のオブティ力ル エンコーダの受光部
24の構成を示す図である。
第6図のオブティ力ル エンコーダはロータリー エン
コーダであって、光源21、回転ディスク(移動スリッ
ト板)22、固定スリット板23、受光部24によって
構成されている。
回転ディスク22は、ロボット、工作機械、計測器等の
回転機構と連動し、幅p/2のスリット25がビッチp
で配列されて設けられている。固定スリット板23は、
第7図(A)に斜線を施して表示され、かつ、点線で囲
まれている4つのスリット群S.R.R.Sを備えてい
る。
各々のスリット群のスリット26によって、回転ディス
ク22のスリット25を通り、受光部24に入射する光
線束の形状が画定される。
各群内のスリット26の各間隔はp、スリット群Sとス
リット群Rの互いに隣接したスリット間隔(第7図(A
)において、スリット群Sの右端のスリットとスリット
群Rの左端スリット間隔以下、スリット群S.Hの間隔
と記す)は(5/4)p、スリット群Rとスリット群S
の互いに隣接したスリット間隔(以下、スリット群R.
 Sの間隔と記す)は(7/4)pである。
また、回転ディスク22の回転方向に関する、スリット
群S.Sの間隔は(6/4)pである。
受光部24は、半導体基板と、その上に形戊された受光
素子27s、27r、27r、27sによって構成され
ている。半導体基板と各受光素子27s、27r、27
r、27sはそれぞれフォトダイオードを構成し、第7
図(B)に示されている電極28s、28r、28r、
28sは、それぞれ、前記フォトダイオードの受光素子
27s、27r、27r、27s側の電極である。受光
素子27s、27r、27r、27sは、それぞれ固定
スリット板23のスリット群S,R,R,Sに対向する
位置に配置され、各々の受光面積は、対向するスリット
群に含まれるすべてのスリットから入射する光線を同時
に受光できる大きさをもっている。
いま、光源21から回転ディスク22に入射する光線は
完全な平行光線であるとして第6図の装置の動作を説明
する。
第8図は第6図の受光部24の受光素子の、回転ディス
ク22の回転角度に対する出力特性図である。
回転ディスク22が時計方向に回転すると幅p/2、ビ
ッチpの光線束の列が固定スリット板23を、第7図(
A)の左から右へ移動しながら照射する。それぞれのス
リット群内のスリットは、光線束と同一の幅およびピッ
チをもっているので、同一のスリット群内の各スリット
と交差する光線束の断面積(以下、通過断面積と記す)
は、回転ディスク22の回転角θに比例して同一の位相
で増減する。したがって、そのスリット群と対向してい
ろ各受光素子の出力は第8図に示されているように、回
転ディスク22の回転角θに対して三角波特性になる。
前記したように、スリット群S.Rの間隔は( 5/4
) pであるので、スリット群Sのスリットの配列に対
してスリット群Rのスリットの配列は、第7図(A)の
右方に(1/4)pだけずれている。
したがって光線束が第7図(A)の左から右へ移動しな
がら照射する場合には、スリット群Rと交差する光線束
の通過断面積は、スリット群Sに対する通過断面積より
90”遅れた位相で変化する。したがって受光素子27
rの出力は、受光素子27sの出力よりも90″だけ遅
れて変化する。同様に、受光素子27r、27sの出力
は、受光素子27sの出力に対してそれぞれ90’進ん
だ位相、l8o゜遅れた位相で変化する。
受光素子27s.27sの出力は差動検出されて第1相
エンコーダ信号が生成される。また、受光素子27r,
237rの出力も差動検出されて第2相のエンコーダ信
号が生成される。第1、第2相エンコーダ信号は、2相
エンコーダ信号を構成し、回転ディスク22の回転角度
および回転の向きを表示する。
第6図のオブティ力ル エンコーダは、光源21、移動
スリット板(回転ディスク)22、固定スリット23お
よび受光部24の4個の主要部品から構成されており、
基本的に固定スリット板を含んだ構成をとっている。こ
のため、この種のエンコーダで高精度の検出信号を得る
ためには、前記各部品のバラツキや相対位置合わせ誤差
を極力押えなければならない上、固定スリット板23の
光遮断部に対向する受光素子の受光面は、本質的に受光
の機会がなく、受光面積を有効に使用しているとは言え
ないという問題点がある.この問題点を解決するため、
第6図の装置から固定スリット板を除いたオブティ力ル
 エンコーダの要部の構成を第9図に示す。
この受光部34は、半導体基板30上に幅(p/4)一
δの基本受光素子が、ピッチp/4で回転ディスク22
の回転方向に配列されている。これらの受光素子の配列
の、3つおきにとった受光素子を1群として、該配列を
4群に分け、それぞれの受光素子群A,B,A.Bとし
ている.一方、回転ディスク22を通過した、幅p/2
、ビッチpの光線束の列によって照射される各受光素子
の面積は、回転ディスク22の回転と共に台形的に変化
する.すなわち、初めは回転ディスク22の回転角度に
比例して増加し、次に、受光素子の全面積が照射されて
いる期間一定になり、次に回転角度に比例して減少する
。したがって、各受光素子は、回転ディスク22の回転
角度に対して台形波の出力特性をもつ.この出力は、同
一の受光素子群に属する受光素子については、同じ位相
で変化するけれど、第9図の受光素子群Aの出力に対し
て受光素子群Aの出力は180゜の位相差で変化する。
同様に受光素子群Bの出力に対して受光素子群Bの出力
も180゜の位相差で変化する。また、受光素子群Aの
出力に対して受光素子群Bの出力は90”の位相差で変
化する.したがって、それぞれの受光素子群A,B,A
.Bに属する受光素子を同一の電極38a.38b.3
8a,38bに接続し、電極38a.38a上に−出力
された信号な差動検出することにより、斜めに入射した
光線や受光素子間の拡散による漏洩電流に起因するクロ
ストークのうち、同位相のノイズが除去された高精度の
第1相エンコーダ信号を得ることができる。また、電極
38b.38b上に出力された信号を差動検出すること
により、高精度の第2相エンコーダ信号を得ることがで
きる。
第9図の受光部を備えたオブテイカル エンコーダとし
て、公開実用新案公報(U)、昭63−88705号に
開示された考案(以下、第1の考案と記す)、公開実用
新案公報(U)、昭63−174019号に開示された
考案(以下、第2の考案と記す)がある。
このうち、第1の考案において、第9図と同じ構造をも
つ複数の受光部が、回転ディスクの回転方向に対して垂
直な方向に、かつ、回転ディスクの移動方向に位置をず
らして(電気角の位相をずらして)配置されている。そ
の結果、これらの受光部は相互に位相がずれた二相エン
コーダ信号を出力する。したがって、この位相のずれを
適当に調整して複数の受光部から出力される二相エンコ
ーダ信号を合成することにより、正弦波に近い二相エン
コーダ信号を生成することができる。
また、第2の考案においては、高い分解能を必要としな
い場合に、第9図の受光部を電気的接続のみを変えて使
用する方法が開示されている。
例えば、第9図の受光部を用いた場合に比較して分解能
が1/2のオブティカル エンコーダを製作する場合に
は、受光素子の配列を、AABB,AA,BB,AA,
BB・・・のように2つづつ並列に接続した上で3つ置
きの並列接続受光素子を1群とする受光素子群AA,B
B,AA,BBの出力から2相エンコーダ信号を生成す
る。
[発明が解決しようとする課題] 前記の第9図に示された従来の受光部、またはこれを用
いている第1,第2の考案においては、固定スリットに
起因する問題点は解決されているけれど、次の課題があ
る。
1)位相が90゜づつ異なる受光信号を出力する受光素
子が一列に配列されているので、受光素子の幅が狭くな
らざるえない。そのため、受光面積に比較して隣接する
受光素子の対向する長さが長くなり、その結果、隣接す
る受光素子間の漏洩電流によるクロストーク(電気的ク
ロストーク)が受光信号に比較して大きくなる。そのた
め、受光素子の出力に位相のずれを生ずる。また、受光
素子に入射する光線束の平行性または集束性が悪い場合
には、本来、ある受光素子に入射すぺき光線東の一部が
隣接する受光素子に入射(以下、寄生入射と記す)する
ことにより、クロストークが生ずる。この寄生入射によ
るクロストーク(光学的クロストーク)は、受光素子の
幅が狭い場合には、受光信号に比較して相対的に大きく
なり、受光素子の出力に含まれる信号成分が小さくなる
これらのクロストークを除くために受光素子間の間隔を
広くすると、光を感受しない面積が広くなり、受光素子
の出力そのものが小さくなる。
2) 前記したように、クロストークに比べ、相対的に
大きな受光信号を生成するためには、受光素子の幅が大
きくなければならないが、幅の広い受光素子で成る受光
素子群A,B.A.Bを一列に配列すると、分解能が低
下するばかりでなく、受光部のサイズが大きくなり、コ
ストも高くなる。このことは、前記第2の考案による受
光部を用いても同様である。
3)4つの受光素子群A.B.A.Bが一列に配列され
ているので電極の配線が交差し、配線工程が複雑になる
[問題点を解決するための手段] 本発明の第1のオブティ力ル エンコーダは、一定のス
リット幅をもち、当該スリット幅の2倍のピッチで移動
方向に配列するスリットを有する移動スリット板と、前
記移動スリット板を照射する光源と、前記スリットを通
過した光を受け、移動スリット板の移動に対応するエン
コーダ信号を生成する受光部を備えた才ブティ力ル エ
ンコーダであって、 前記受光部は、少くとも1対の第1、第2の櫛形受光素
子で成る櫛形受光素子対を含み、各櫛形受光素子の櫛歯
に相当する基本受光素子は、前記スリット幅にほぼ等し
い幅をもち、かつ、前記スリットのピッチと同じ基準ピ
ッチで前記移動スリット板の移動方向に平行に配列され
ており、第1、第2の櫛形受光素子は、第1の櫛形受光
素子の相隣る基本受光素子の間に第2の櫛形受光素子の
基本受光素子がはめ込まれて相互に噛合って配置され、
かつ、相互に電気的に絶縁されている。
本発明の第2のオブティ力ル エンコーダは、第1のオ
ブティカル エンコーダであって、基本受光素子の配列
の少くとも1箇所において、基本受光素子の間隔が前記
基準ピッチから、ずれている. 本発明の第3の才ブティ力ル エンコーダは、第1また
は第2のオブティカル エンコーダにおいて各々の櫛形
受光素子に属する基本受光素子が共通に連結している共
通部を覆って該共通部上に不透明パターンが形成されて
いる。
本発明の第4の才ブティ力ル エンコーダは、第1ない
し第3のいずれかのオブティ力ル エンコーダにおいて
受光部は、光の入射方向と、前記移動スリット板の移動
方向とによって定義される平面に対してほぼば垂直の方
向に配列された複数の櫛形受光素子対を含み、そのうち
少くとも2個の櫛形受光素子対は、それぞれの対応する
基本受光素子の位置が、相互に前記基準ピッチの174
だけ、前記移動方向にずれるように配置されている。
[作用コ 本発明の第1のオブティ力ル エンコーダにおいて、そ
れぞれの基本受光素子の幅は、可動スリット板のスリッ
ト幅にほぼ等しく、基本受光素子の基準ピッチはスリッ
トのピッチに等しいので、隣接する基本受光素子間の間
隔がすべて基準ピッチに等しい場合には、同じ櫛形受光
素子内の各基本受光素子に生成される受光信号は同位相
である。また櫛形受光素子対を構成する第1、第2の櫛
形受光素子は相互に噛み合って配置され、かつ、移動ス
リット板のスリットの幅と光を遮断する部分の幅は等し
い(スリットのピッチはスリット幅の2倍に等しい)の
で、第1、第2の櫛形受光素子に生成される受光信号(
以下、それぞれ第1、第2の受光信号と記す)は相互に
180”の位相差をもつ。その結果、第1、第2の櫛形
受光素子の出力な差動検出すると、第1、第2の櫛形受
光素子間に生成される電気的クロストークは当該差動出
力を増減させるだけで、位相を変化させることはない。
したがって、隣接する基本受光素子の間隔を狭くするこ
とができる。
また、基本受光素子の幅はスリット幅にほぼ等しいから
従来の受光素子(第9図の受光素子)の幅に比べて2倍
になる。したがって、光学的クロストークに対するSN
比が向上する. さらに、櫛形受光素子対の相互に噛合う第1、第2の櫛
形受光素子の共通部を電極に接続することにより、接続
が交差することはなく、平面的な接続をすることができ
る. 本発明の第2のオブティカル エンコーダにおいては、
基本受光素子の配列の少くとも1箇所において、基本受
光素子の間隔が基準ピッチからずれている。したがって
.基準ピッチからずれた配列をもつ基本受光素子の出力
は、基準ピッチで配列する基本受光素子の出力c以下、
基準受光信号と記す)に対して位相がずれる.その結果
、櫛形受光素子の出力は、基準受光信号と、それに対し
て位相がずれた受光信号との重畳になる。したがって、
基本受光素子の配列の基準ピッチからのずれを適当にと
ることにより、基準受光信号(三角波)の形状を、正弦
波に近づけることができる。
本発明の第3のオプティカル エンコーダにおいては、
共通部上に不透明パターンを形成することにより、櫛形
受光素子が出力する受光信号のオフセットを低減するこ
とができる。
本発明の第4のオブティ力ル エンコーダは、少くとも
2個の櫛形受光素子対を、いずれか一方の櫛形受光素子
対の第1の櫛形受光素子の基本受光素子の位置が、他方
の対応する基本受光素子の位置に対して、基準ピッチの
1/4だけ、移動スリット板の移動方向にずれるように
配置することにより、相互に90゜だけ位相が異った2
相エンコーダ信号を生成することができる。
[実施例コ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明のオブティカル エンコーダの第1の実
施例の構成図、第2図は第1図の櫛形受光素子対5.6
の構或図、第3図は第2図の櫛形受光素子対5の一部分
の拡大図である。
本実施例のオブティカル エンコーダは光源l、回転デ
ィスク(移動スリット板)2、受光部4で成る才ブティ
カル ロータリー エンコーグ?ある. 回転ディスク2は、ビッチpで円周に沿って配列するス
リット7を備えている。スリット幅はp/2である.受
光部4は櫛形受光素子対5.6を含み、それぞれの櫛形
受光素子対5.6は、2つの櫛形受光素子5Iおよび5
*,6iおよび6■で成っている.それぞれの櫛形受光
素子の櫛歯に相当する基本受光素子はp/2にほぼ等し
い幅(p/2)一δをもち、ビッチpで回転ディスク2
の回転方向(移動方向)に平行に配列されている。
櫛形受光素子5,,5■は、櫛形受光素子51の相隣る
基本受光素子例えば5 11+ 5 12の間に、櫛形
受光素子52の基本受光素子5■,がはめ込まれて、相
互に噛合って配置され、基本受光素子511と5z+と
の間隔および基本受光素子5■と5、2との間隔はいず
れもδである.櫛形受光素子6,.62についても同様
である.櫛形受光素子5■.52または61.6■の間
は電気的に絶縁されている。δは、基本受光素子の受光
電流に比べてクロストークによる電流が所定値以上にな
らない範?で充分に小さくとられる。各櫛形受光素子5
,52 .6+,62の基本受光素子が共通に接続して
いる部分すなわち共通部5+c,5■。+6IC,62
Cは、それぞれ電極3a,3a,3b,3bに接続され
ている。また、それぞれの共通部上には不透明パターン
8が形成され、受光信号に不必要な、オフセットが生ず
ることを防止する。櫛形受光素子対5,6は、回転ディ
スク2の移動方向と光の入射方向が定義する平面に垂直
な方向(第2図の上下方向)に配置され、かつ、それぞ
れの対応する基本受光素子例えば511と6■が相互に
、回転ディスク2の移動方向にp/4だけずれるように
配置されている。
次に本実施例の動作を説明する。
第4図は回転ディスク2の回転角度θに対する、櫛形受
光素子5.,52,6.,6■の出力特性図である。
回転ディスク2が回転すると、スリット7を通過する光
線束の列によって照射される受光部4の部分(以下、明
線と記す)が移動する。このとき、光線束の列のビッチ
p(したがって明線のピッチ)は基本受光素子のピッチ
に等しいので、同一の櫛形受光素子に含まれるすべての
基本受光素子による受光信号の位相は同一である。また
、δを小さくとると、基本受光素子の幅は、ほぼp/2
に等しく、一方、光線束が平行光束とすると、受光部4
上の明線の幅も暗線(光線によって照射されない受光部
4の部分)の幅もp/2になる.その結果、同一の櫛形
受光素子対の櫛形受光素子が出力する受光信号3aと3
a,3bと3bの位相は180゜異る。したがって、受
光信号3aと3a,3bと3bを差動増幅すると、SN
比の高い第1,第2のエンコーダ信号が得られる.また
、櫛形受光素子対5,6の対応する基本受光素子の位置
は、回転ディスク2の移動方向にp/4だけずれている
ので、第■.第2のエンコーダ信号の位相は90″だけ
ずれている。したがって、第1.第2のエンコーダ信号
は、2相エンコーダ信号として、回転ディスク2の回転
角度および回転の向きの検出に用いることができる。
?上の記述は、光線束が平行光束である場合であるが、
実際には、寄生入射による光学的クロストークおよび電
気的クロストークが生じ、第4図の点線で表されている
ように受光信号のピークは低下する。しかし、位相は変
化しない。
本実施例は、櫛形受光素子対が2個の場合の例であるが
、さらに1回転中に1つのパルス(原点信号)や、モー
タの磁極の位置信号(ボール信号)が必要な場合には、
それに対応する櫛形受光素子対が付加される。また、ア
ブソリュート エンコーグとして使用する場合には、十
数個の櫛形受光素子対が使用される。
第5図(a)は本発明のオブティカル エンコーダの第
2の実施例の櫛形受光素子対9の一部分の拡大図、第5
図(b)は、回転ディスクの回転角度に対する、第5図
(a)の櫛形受光素子91の出力特性図である。
本実施例においては、櫛形受光素子91.9■の基本受
光素子の配列のうち、基本受光素子9I■と9■g+9
+sと9■4および基本受光素子921と?22との間
隔が、p−gで、基本受光素子9,2と91,および基
本受光素子9■2と9■,との間隔がp+εであり、他
の基本受光素子間の間隔は基準ビッチpに等しい。した
がって、櫛形受光素子対9,の出力は、基準ビッチρで
配列する基本受光素子の出力(第4図(b)の1で示さ
れた波形)に、±(ε/p)x360゜だけ、位相が異
った受光信号(第4図(b)の2で示された波形)が重
畳され、第5図(b)の波形3に示されているように、
正弦波に近い丸味を帯びた信号が生成される。この信号
は、アナログ エンコーダ信号としても使用することが
できろ。その他の構成および作用については、第2図の
櫛形受光素子対と同様である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は一対の櫛形受光素子を相互
に噛合せて、それぞれの櫛形受光素子の出力の位相差が
180’になるように櫛形受光素子の形状を定めること
により次の効果を有する。
l)基本受光素子への光の寄生入射や基本受光素子間の
漏洩電流によるクロストークによって受光電流の位相が
変化することがないので高精度の計測ができる。また、
基本受光素子間の間隔を狭くすることができるので、半
導体基板の面積が少くてすみ、コストを下げることがで
きる。
2)同一の分解能を実現するために必要な基本受光素子
の幅が従来の2倍になるので漏洩電流に対して受光電流
が大きくなり、製造が容易になる。
3)各櫛形受光素子の基本受光素子の配列の少くとも一
部の基本受光素子間隔を基準ピッチからずらすことによ
り、正弦波に近い受光信号を生成することができ、それ
によって、アナログ出力のエンコーダ信号を生成するこ
とができる.4)各櫛形受光素子の共通部上に不透明パ
ターンを形成することにより、出力信号のオフセットを
低減させることができる。
5)2つの櫛形受光素子対の位置をスリットの移動方向
にずらせることにより、位相が相互に90’ずれた2相
エンコーダ信号を生成することができる。このとき、各
々の櫛形受光素子の共通部に電極を接続することにより
、交差のない配線が可能になり、その結果、配線工程が
簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第■図は本発明のオブティカル エンコーダの第1の実
施例の構或図、第2図は第1図の櫛形受光素子対5.6
の構成図、第3図は第2図の櫛形受光素子対5の一部分
の拡大図、第4図は回転ディスク2の回転角度に対する
櫛形受光素子5+,5z.61.62の出力特性図、第
5図(a)は本発明のオブティカル エンコーダの第2
の実施例の櫛形受光素子対9の一部分の拡大図、第5図
(b)は、回転ディスクの回転角度に対する、第5図(
a)の櫛形受光素子9lの出力特性図、第6図は従来の
オブティカル エンコーダの構成例を示す図、第7図(
A)は第6図のオブティカル エンコーダの固定スリッ
ト板23のスリットの配置を示し、第7図(B)は第6
図のオブティカル エンコーダの受光部24の構成を示
す図、第8図は、第6図の受光部24の受光?子の、回
転ディスク24の回転角度に対する出力特性図、第9図
は固定スリット板を除いたオブティ力ル エンコーダの
要部の構成を示す図である。 1・・・光源、 2・・・回転ディスク(移動スリット板)、3a,3a
,3b.3b−電極、 4・・・受光部、 5.6・・・櫛形受光素子対、 51.5■・・・櫛形受光素子、 5++,5+■,5.,,5■1,5■21 523・
・・基本受光素子、 5,c,5■0・・・共通部、 91.9■・・・櫛形受光素子、 9■・912・9 +1 9 14. 9z+. 92
1 923゜”基本受光素子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一定のスリット幅をもち、当該スリット幅の2倍
    のピッチで移動方向に配列するスリットを有する移動ス
    リット板と、前記移動スリット板を照射する光源と、前
    記スリットを通過した光を受け、移動スリット板の移動
    に対応するエンコーダ信号を生成する受光部を備えたオ
    プティカルエンコーダにおいて、 前記受光部は、少くとも1対の第1、第2の櫛形受光素
    子で成る櫛形受光素子対を含み、各櫛形受光素子の櫛歯
    に相当する基本受光素子は、前記スリット幅にほぼ等し
    い幅をもち、かつ、前記スリットのピッチと同じ基準ピ
    ッチで前記移動スリット板の移動方向に平行に配列され
    ており、第1、第2の櫛形受光素子は、第1の櫛形受光
    素子の相隣る基本受光素子の間に第2の櫛形受光素子の
    基本受光素子がはめ込まれて相互に噛合って配置され、
    かつ、相互に電気的に絶縁されていることを特徴とする
    オプティカルエンコーダ。
  2. (2)前記基本受光素子の配列の少くとも1箇所におい
    て、基本受光素子の間隔が前記基準ピッチからずれてい
    る、請求項1に記載のオプティカルエンコーダ。
  3. (3)各々の櫛形受光素子に属する基本受光素子が共通
    に連結している共通部を覆って該共通部上に不透明パタ
    ーンが形成されている、請求項1または2に記載のオプ
    ティカルエンコーダ。
  4. (4)前記受光部は、光の入射方向と、前記移動スリッ
    ト板の移動方向とによって定義される平面に対してほぼ
    ば垂直の方向に配列された複数の櫛形受光素子対を含み
    、そのうち少くとも2個の櫛形受光素子対は、それぞれ
    の対応する基本受光素子の位置が、相互に前記基準ピッ
    チの1/4だけ、前記移動方向にずれるように配置され
    ている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のオプテ
    ィカルエンコーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015090303A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 株式会社安川電機 エンコーダ、エンコーダ付きモータ、サーボシステム

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JPS59226868A (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学式回転検出装置

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