JPH09318394A - 光学式エンコーダ装置 - Google Patents

光学式エンコーダ装置

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JPH09318394A
JPH09318394A JP15622996A JP15622996A JPH09318394A JP H09318394 A JPH09318394 A JP H09318394A JP 15622996 A JP15622996 A JP 15622996A JP 15622996 A JP15622996 A JP 15622996A JP H09318394 A JPH09318394 A JP H09318394A
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JP
Japan
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slit
phase
origin
circular
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP15622996A
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English (en)
Inventor
Yuji Arinaga
雄司 有永
Kouji Suzuki
嚆二 鈴木
Koji Nakajima
耕二 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH09318394A publication Critical patent/JPH09318394A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原点信号を高精度に検出し、また組立時に可
動スケールと固定スケールの位置合せを容易にする光学
式エンコーダ装置を構成すること。 【解決手段】 検出対象物の可動側に取り付けられた変
位検出相第1スリットと原点検出用第1スリットを有す
る可動スケールと、検出対象物の固定側に取り付けられ
た変位検出相第2スリットと原点検出用第2スリットを
有する固定スケールとを相対移動させたときに生ずる変
位検出相光信号をとらえて検出対象物間の位置又は角度
の相対移動変位量を検出する光学式エンコーダにおい
て、前記原点相第1スリットが、前記変位検出相第1ス
リットピッチ以下のスリットピッチを有し、前記可動ス
ケール上に配置した同心円上の原点相第1円形スリット
であり、前記原点検出用第2スリットが、前記原点相第
1円形スリットと同一スリットピッチを有し、前記固定
スケール上で前記原点相第1円形スリットと対向するよ
うに配置した同心円上の原点相第2円形スリットとする
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学式エンコーダに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来方式における光学式エンコーダの例
を図6に示す。図において1は可動スケール、2は固定
スケール、3は光源、4は受光素子で構成されており、
前記可動スケール1上には変位検出相第1スリット11
と原点相第1スリット14が設けられており、また同様
に前記固定スケール2上にも変位検出相第2スリット2
1と原点相第2スリット24が設けられている。モータ
等の回転体と連結した回転軸の回転により前記可動スケ
ール1が回転し、前記固定スケール2上の変位検出相第
2スリット21を透過する光量の変化により、前記回転
体の回転角度を検出し、また前記固定スケール2上の原
点相第2スリット24を透過する光量変化により、原点
位置を検出していた。可動スケール1上の原点相第1ス
リットパターンを図7、固定スケール上の原点相第2ス
リットパターンを図8に示す。このように従来の原点相
スリットパターンは1パルス分の窓で構成され、図7、
図8に示したスリットパターンから得られる原点検出信
号は図9のように変位検出相信号に対する原点相出力信
号が得られていた。また、従来の光学式エンコーダを製
造する場合の前記可動スケール1と前記固定スケール2
との位置合わせは光学式顕微鏡を用いて行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のよ
うにの1パルス分の窓で構成された図7、図8に示す原
点相スリットパターンでは、スリットピッチが小さくな
った場合に十分な光量が得られなくなり、また光量を得
るために窓を大きくした場合、図9に示されるように原
点信号の1パルスが変位検出信号の1周期内に入らなく
なり原点検出の精度が悪くなるという問題点があった。
さらに、スリットピッチが小さくなった場合の可動スケ
ールと固定スケールの位置合わせは顕微鏡で行う場合に
困難となり、また拡大率を上げた場合でも焦点深度が浅
くなりやはり困難となる問題点があった。ここにおい
て、本発明は、スリットピッチが数μm ピッチ程度の分
解能であっても原点信号を精度良く出力でき、また光学
式エンコーダ製造の際、可動スケールと固定スケールの
位置合わせが容易になり製造コストを下げることができ
る光学式エンコーダを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、検出対象物の可動側に取り付けられた変
位検出相第1スリットと原点検出用第1スリットを有す
る可動スケールと、検出対象物の固定側に取り付けられ
た変位検出相第2スリットと原点検出用第2スリットを
有する固定スケールとを相対移動させたときに生ずる変
位検出相光信号をとらえて検出対象物間の位置又は角度
の相対移動変位量を検出する光学式エンコーダにおい
て、前記原点相第1スリットが、前記変位検出相第1ス
リットピッチ以下のスリットピッチを有し、前記可動ス
ケール上に配置した同心円状の原点相第1円形スリット
であり、前記原点検出用第2スリットが、前記原点相第
1円形スリットと同一スリットピッチを有し、前記固定
スケール上で前記原点相第1円形スリットと対向するよ
うに配置した同心円状の原点相第2円形スリットである
ことを特徴とするものである。また、前記原点相第1円
形スリットのパターンを反転させたスリットパターンを
有し、前記可動スケール上に移動方向に対して垂直方向
に配置した同心円状の原点相第3円形スリットと、前記
原点相第1円形スリットと前記原点相第2円形スリット
の中心が互いに重なる状態で、前記原点相第3円形スリ
ットの中心と重なる位置に中心をもち、前記固定スケー
ル上にあり前記原点相第2円形スリットと同一パターン
を有する、原点相第4円形スリットとからなることを特
徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基い
て説明する。図1は本発明の光学式エンコーダの光学系
の本実施例1の構成図を示す図である。図1に示すよう
に、前記光学系は可動スケール1、固定スケール2、光
源3、受光素子4で構成され、前記可動スケール1面上
には変位検出相第1スリット11と原点相第1円形スリ
ット12が配置されており、また前記固定スケール2面
上には変位検出相第2スリット21、原点相第2円形ス
リット22が配置されている。前記光源3は平行光であ
り、この光源3から出射された光は可動スケール1上の
変位検出相第1スリット11と原点相第1円形スリット
12を透過してそれぞれ固定スケール2上の変位検出相
第2スリット21と原点相第2スリット22を透過し、
この透過した変位検出相光と原点相光の光量変化をそれ
ぞれ受光素子4で検出し、変位量と原点位置を検出する
ものである。図2は本実施例1の可動スケール1上の変
位検出相第1スリット11と原点相第1円形スリット1
2のパターンを示したものである。この図で原点相第1
円形スリット12のスリットピッチは円形スリットの中
心点とこの可動スケールの中心点を結んだ半径rの円周
上の2πr/(分解能)以下である。図3は本実施例1
の固定スケール2上の変位検出相第2スリット21と原
点相第2円形スリット22のパターンを示したものであ
る。この実施例では固定スケール2上の原点相第2円形
スリット22のパターンは可動スケール1上の原点相第
1円形スリット12のパターンを反転したものとなって
いるが、ピッチが同じであればパターンは同じであって
も反転であっても差し支えない。このとき原点相第2円
形スリット22を透過する光量の変化は、円形スリット
縞のモアレフリンジによる効果により、図4のように変
化し、さらに原点相円形第1スリットピッチを変位検出
相第1スリット11のピッチと同じかあるいはそれ以下
にすることにより原点相信号を変位検出相の1周期内に
常に納めることができ、高い精度が得られる。また、原
点相第2円形スリット22を透過した光が受光素子4に
当たる光量は原点相第2円形スリット22の占める面積
によって決まるので、スリットピッチが小さくなっても
十分な光量が得られる。また、図5は本発明の光学式エ
ンコーダの可動スケール1と固定スケール2の位置合わ
せに用いる本実施例2の光学系の構成図である。図5に
示すように、可動スケール1上に原点相第1円形スリッ
ト12のパターンを反転させた原点相第3円形スリット
13を可動スケール上に移動方向に対して垂直方向に配
置し、固定スケール2上に原点相第2円形スリット22
と同じパターンの原点相第4円形スリット23を配置
し、本実施例1と同様に可動スケール1、固定スケール
2、光源3、受光素子4を配置する。この光学系の構成
において、可動スケール1上の原点相第1円形スリット
12と固定スケール2上の原点相第2円形スリット22
の相対的位置がどのように変化しても図4と同じように
光量が変化し、また同様に、可動スケール1上の原点相
第3円形スリット13と固定スケール2上の原点相第4
円形スリット23の相対的位置がどのように変化しても
図4と同じように光量が変化するので本光学式エンコー
ダ製造時に目視である程度位置合わせをしておいてその
あと原点相第2円形スリット22と原点相第2円形スリ
ット23を透過する光量を受光素子4で検出して、信号
が図4に示すようなピーク値になるように位置合わせを
すれば精度良く容易に可動スリット1と固定スリット2
の位置合わせができる。上記手段により、円形スリット
縞によるモアレフリンジの効果により、原点相の検出信
号が変位検出相信号の1周期内に常に納めることができ
るので、原点検出精度が良くなり、検出光量は円形スリ
ットの面積に比例するのでスリットピッチに関係なく光
量も大きく取れるので、更なる高分解能化が可能とな
る。また製造時に顕微鏡等を使わず、原点相の電気的出
力信号を検出することにより可動スケールと固定スケー
ルの位置合わせが容易にできるので高分解能な光学式エ
ンコーダ装置を安価に提供することができる。また、前
記実施例においては、いずれもロータリエンコーダに適
用されていたが、本発明の適用範囲はこれに限定されず
リニアエンコーダにも同様に適用されることは明らかで
ある。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば原
点相スリットとして円形格子を適用したので、スリット
ピッチが数μm ピッチ程度の分解能であっても原点信号
を精度良く出力でき、また光学式エンコーダ製造の際、
可動スケールと固定スケールの位置合わせが容易になり
製造コストを下げることができる光学式エンコーダを構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の構成図を示す図である。
【図2】 本発明の可動スケール上の変位検出相スリッ
トと原点相円形スリットを示す図である。
【図3】 本発明の固定スケール上の変位検出相スリッ
トと原点相円形スリットを示す図である。
【図4】 本発明の固定スリット上の原点相円形スリッ
トを透過した光量検出信号を示した図である。
【図5】 本発明の光学式エンコーダの可動スケール1
と固定スケール2の位置合わせに用いる本実施例2の光
学系の構成図を示す図である。
【図6】 従来の実施例である可動スケール、固定スケ
ール、光源、受光素子を用いた光学式エンコーダの構成
図である。
【図7】 従来の実施例である可動スケール上の変位検
出相スリットと原点相スリットを示す図である。
【図8】 従来の実施例である固定スケール上の変位検
出相スリットと原点相スリットを示す図である。
【図9】 従来の固定スケールを透過した光量検出信号
例を示した図である。
【符号の説明】 1 可動スケール 2 固定スケール 3 光源 4 受光素子 11 変位検出相第1スリット 12 原点相第1円形スリット 13 原点相第3円形スリット 14 原点相第1スリット 21 変位検出相スリット 22 原点相第2円形スリット 23 原点相第4円形スリット 24 原点相第2スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出対象物の可動側に取り付けられた変
    位検出相第1スリットと原点検出用第1スリットを有す
    る可動スケールと、検出対象物の固定側に取り付けられ
    た変位検出相第2スリットと原点検出用第2スリットを
    有する固定スケールとを相対移動させたときに生ずる変
    位検出相光信号をとらえて検出対象物間の位置又は角度
    の相対移動変位量を検出する光学式エンコーダにおい
    て、 前記原点相第1スリットが、前記変位検出相第1スリッ
    トピッチ以下のスリットピッチを有し、前記可動スケー
    ル上に配置した同心円状の原点相第1円形スリットであ
    り、 前記原点検出用第2スリットが、前記原点相第1円形ス
    リットと同一スリットピッチを有し、前記固定スケール
    上で前記原点相第1円形スリットと対向するように配置
    した同心円状の原点相第2円形スリットであることを特
    徴とした光学式エンコーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記原点相第1円形スリットのパターン
    を反転させたスリットパターンを有し、前記可動スケー
    ル上に移動方向に対して垂直方向に配置した同心円状の
    原点相第3円形スリットと、 前記原点相第1円形スリットと前記原点相第2円形スリ
    ットの中心が互いに重なる状態で、前記原点相第3円形
    スリットの中心と重なる位置に中心をもち、前記固定ス
    ケール上にあり前記原点相第2円形スリットと同一パタ
    ーンを有する、原点相第4円形スリットとからなること
    を特徴とする請求項1記載の光学式エンコーダ装置。
JP15622996A 1996-05-27 1996-05-27 光学式エンコーダ装置 Pending JPH09318394A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101436869B1 (ko) * 2013-07-15 2014-10-30 공병민 복합형 엔코더
CN113518897A (zh) * 2019-03-15 2021-10-19 谐波传动系统有限公司 光学式旋转编码器、伺服马达以及致动器

Cited By (3)

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KR101436869B1 (ko) * 2013-07-15 2014-10-30 공병민 복합형 엔코더
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