JPH0310339Y2 - - Google Patents

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JPH0310339Y2
JPH0310339Y2 JP1985009933U JP993385U JPH0310339Y2 JP H0310339 Y2 JPH0310339 Y2 JP H0310339Y2 JP 1985009933 U JP1985009933 U JP 1985009933U JP 993385 U JP993385 U JP 993385U JP H0310339 Y2 JPH0310339 Y2 JP H0310339Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
vibration
sealing member
piece
flange piece
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JP1985009933U
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JPS61126025U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係る排気管用防振継手は、エンジン
から排出される排気を排気浄化器や消音器に導く
排気管の途中に設け、エンジンの運転時に発生す
る振動が排気系全体に伝達されるのを防止するの
に利用する。
(従来の技術) 自動車用エンジンから排出される排気は、床下
に沿つて設けた長い排気管を通して大気中に放散
される。この排気管の途中には排気浄化器や消音
器が設けられ、排気中に含まれる有害成分を無害
化処理し、騒音成分を減衰させるようにしてい
る。
回転時に振動するエンジンの排気口に一端を接
続した排気管にはこのエンジンの振動が伝達され
るが、この振動がそのまま排気管全体に伝わると
比較的重量の嵩む排気浄化器や消音器が大きく振
動して、排気管とこれらの機器との接続部が破損
したり、或は床下で異音を発生するため好ましく
ない。
このため、従来から第3図に示すような防振継
手1を排気管途中のエンジンに近い部分に設け、
エンジンの振動がそのまま排気管全体に伝わらな
いようにしている。この防振継手は、接続すべき
2本の排気管素2,3のうちの一方の排気管素2
の端部に全体がフランジ状で排気管素2と反対側
に球面状の受面4を有する受具5を固定し、他方
の排気管素3の端部に上記受面5の受面4と密接
する摺接面6を有する円環状のシール用部材7と
フランジ片8とを固定している。受具5の受面4
よりも外周寄り部分に穿設した通孔9,9にフラ
ンジ片8と反対側から挿通したボルト10,10
は、上記フランジ片8の外周寄り部分に設けたね
じ孔11,11に螺合しロツクナツト12,12
により固定しており、各ボルト10,10の頭部
13,13と受具との間には圧縮ばね14,14
を設けて受具5の受面4にシール用部材7の摺接
面6を押し付けている。
このような防振継手1により互いに接続された
排気管素2,3は、受面4と摺接面6とが互いに
摺れ合うことにより接続部が折れ曲がる方向に変
位自在なため、エンジンの振動が一方の排気管素
2に伝わつた場合でも、この振動がそのまま他方
の排気管素3にまで伝わることはない。
シール用部材7としては、各種材質のものを使
用できるが、特公昭58−21144号公報、或は特願
昭59−204077号に開示されているように、金網等
を芯材として黒鉛をプレス成形したものが騒音防
止の面から好ましく用いられる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述のように構成され作用する従来
の防振継手に於いては次に述べるような不都合を
生じる。
即ち、エンジンの振動が排気系に伝達されない
ように互いに摺接するシール用部材7の摺接面6
と受具5の受面4とを完全に密接するように形成
することは難しく、上記両面6,4間に若干の隙
間が生じてこの隙間から排気が漏洩することを避
けられなかつた。このため、実開昭59−160817号
公報には、シール用部材7に中空部分を設けるこ
とで弾性を付与することが開示されているが、単
にシール用部材7に中空部分を形成しただけで
は、このシール用部材の剛性が不十分となり、や
はり互いに摺接する受面4と摺接面6との間の気
密を十分に保持できなくなる。
本考案の排気管用防振継手は、上述のような不
都合を解消するものである。
b 考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案の排気管用防振継手は、従来の防振継手
の場合と同様、接続すべき2本の排気管素のうち
の一方の排気管素の端部に、全体がフランジ状で
上記一方の排気管素と反対側に球面状の受面を有
する受具を固定している。上記2本の排気管素の
うちの他方の排気管素の端部には、上記受面と密
接する球面状の摺接面を有するシール用部材を摺
動自在に外嵌し、このシール用部材よりも少し端
縁から遠い部分にフランジ片を固定している。上
記シール用部材のフランジ片に対向する面には、
奥に向う程幅の狭くなる断面が横レ字形の凹部を
このシール用部材を嵌合する排気管素の周囲に全
周に亘つて形成する除肉部が設けられている。上
記凹部には、全体を環状に形成され、断面が横レ
字形のばね片が、幅の狭い側が奥に位置するよう
にして挿入されている。このばね片の大きさは、
凹部内に挿入した場合に幅の広い側の端縁が凹部
外に露出する程度とし、この端縁と上記フランジ
片の側面とを当接させている。このフランジ片に
は前記受具に固定の部分との間に設けた圧縮ばね
により、受具に向う弾力を付与している。
(作用) 上述のように構成される本考案の排気管用防振
継手に於いては、第3図に示した従来の防振継手
の場合と同様、シール用部材の摺接面と受具の受
面とを摺動させることでエンジンの振動を吸収す
るが、シール用部材は除肉部を形成されている分
弾性変形自在で、摺接面と受面とが馴染み易い。
即ち、シール用部材は摺接面を受面に密接させる
ように弾性変形自在である所に、断面横レ字形で
環状のばね片がフランジ片に押されて除肉部によ
り形成される凹部内にくさび状に押し込まれるた
め、シール用部材は摺接面を受面に密接させるよ
うに受具に向けて押し付けられる。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第1図は本考案の第一実施例を示している。前
述した第3図の従来構造と同等部分には同一符号
を付して重複する説明を省略し、以下本考案の特
徴とする部分について説明する。排気管素3の端
部に摺動自在に外嵌したシール用部材7には、上
記排気管素3に固定したフランジ片8と対向する
面に開口する溝状の除肉部15を全周に亘つて形
成している。除肉部15は、断面が横レ字形をな
し、フランジ片8寄りの開口から奥に向うに従つ
て幅が狭くなるように形成している。この除肉部
15がなす凹部(本実施例の場合、除肉部15と
凹部とは同じ部分を指すことになる。)には、板
ばね材製で全体が環状をなし、断面が横レ字形の
ばね片16が、幅の狭い側を奥にして挿入されて
おり、凹部から突出したばね片16の端縁には圧
縮ばね14により第1図の左方に向く弾力を付与
されたフランジ片8の側面が当接している。
このように構成される本考案の排気管用防振継
手に於いては、ばね片16が凹部(=除肉部1
5)内にくさび状に押し込まれる結果、シール用
部材7の摺接面6が受具5の受面4に押し付けら
れ、両面6,4が完全に密接する。
エンジンの振動が一方の排気管素2に伝わつた
場合、上記両面6,4が互いに摺れ合うことでこ
の振動が他方の排気管素3にまで伝わるのを防止
する。又、この振動はシール用部材7とばね片1
6とが弾性変形することによつても吸収される。
次に第2図は本考案の第二実施例を示してい
る。本実施例に於いては、シール用部材7に設け
る除肉部15を、このシール用部材7の内周面に
も開口する形状で形成し、この除肉部15と排気
管素3の外周面との間の凹部内に進入するばね片
16を排気管素3の端部に直接外嵌している。更
に、このばね片16の端縁が当接するフランジ片
8を押圧するための圧縮ばね14は、受具5にボ
ルト10とナツト18とにより固定したブラケツ
ト17とこのフランジ片8との間に、排気管素3
に外嵌する形で設けている。その他の構成及び作
用は前述した第一実施例の場合と同様である。
c 考案の効果 本考案の排気管用防振継手は以上に述べた通り
構成され作用するため、エンジンの振動が排気系
全体に伝わるのを有効に防止でき、しかもシール
用部材や受具の不可避的な製造誤差に拘らず、シ
ール用部材の摺接面と受具の受面とを密接させる
事ができて、継手部分から排気が漏洩するのを完
全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の排気管用防振継手の第一実施
例、第2図は同第二実施例をそれぞれ示す断面
図、第3図は従来の排気管用防振継手の断面図で
ある。 1:防振継手、2,3:排気管素、4:受面、
5:受具、6:摺接面、7:シール用部材、8:
フランジ片、9:通孔、10:ボルト、11:ね
じ孔、12:ロツクナツト、13:頭部、14:
圧縮ばね、15:除肉部、16:ばね片、17:
ブラケツト、18:ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接続すべき2本の排気管素のうちの一方の排気
    管素の端部に固定される全体がフランジ状で上記
    一方の排気管素と反対側に球面状の受面を有する
    受具と、他方の排気管素の端部に摺動自在に外嵌
    され、上記受面と密接する球面状の摺接面を有す
    る環状のシール用部材と、上記他方の排気管素の
    外周面でシール用部材よりも端縁から遠い部分に
    固定されたフランジ片と、このフランジ片を上記
    受具に向けて押圧する圧縮ばねとから成る排気管
    用防振継手に於いて、前記シール用部材のフラン
    ジ片に対向する面に、少なくともこの面に開口し
    他方の排気管素の周囲に、奥に向けて次第に幅の
    狭くなる断面横レ字状の凹部を全周に亘り形成す
    る除肉部を設け、上記凹部内に板ばね材製で断面
    が横レ字状のばね片を幅の狭い側を奥にして挿入
    し、凹部から突出したこのばね片の端縁を前記フ
    ランジ片の側面に当接させたことを特徴とする排
    気管用防振継手。
JP1985009933U 1985-01-29 1985-01-29 Expired JPH0310339Y2 (ja)

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JP1985009933U JPH0310339Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29

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JPS61126025U JPS61126025U (ja) 1986-08-07
JPH0310339Y2 true JPH0310339Y2 (ja) 1991-03-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58146025U (ja) * 1982-03-26 1983-10-01 トヨタ自動車株式会社 自動車用排気管の結合部の構造

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JPS61126025U (ja) 1986-08-07

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