JPH029894Y2 - - Google Patents

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JPH029894Y2
JPH029894Y2 JP17068584U JP17068584U JPH029894Y2 JP H029894 Y2 JPH029894 Y2 JP H029894Y2 JP 17068584 U JP17068584 U JP 17068584U JP 17068584 U JP17068584 U JP 17068584U JP H029894 Y2 JPH029894 Y2 JP H029894Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フオトレジスト液、現像液あるいは
エツチング液等の薬液を貯溜する装置において、
薬液が空気と接触しないように、薬液表面を不活
性ガスでパージ(大気中の活性ガスから遮蔽する
こと)可能とした装置に関し、特に、該装置運転
時、または薬液補充時に、薬液表面上の不活性ガ
スを可及的に一定状態とするものである。
〔従来の技術〕
フオトレジスト液、現像液、あるいはエツチン
グ液等の薬液を貯溜容器から回転式基板処理装置
の薬液ノズルに供給する手段としては、例えば、
特開昭57−113226号公報に開示されているよう
に、加圧された窒素ガスを密閉された薬液貯溜容
器に導入して、そのガス圧により薬液を管路に送
り出すようにした装置が知られている。第4図
に、その従来技術の概要を示す。
すなわち、薬液1を貯溜した密閉容器であるタ
ンク2に薬液を処理部に送り出す薬液供給管3を
挿入し、その薬液供給管3の管路の中間に自動弁
4を、末端にノズル5をそれぞれ設置する。該ノ
ズル5の下方には、回転チヤツク7に被処理基板
6を保持し、所要回転数で回転させる。また、タ
ンク2の上面には気体送入管である加圧ガス圧入
管8を接続し、レギユレータ9を経て、窒素等の
ような不活性ガスを加圧してタンク2に供給す
る。
不活性ガスはレギユレータ9によつて、所要の
圧力に調整されてタンク2内に圧入され、その圧
力により密閉されたタンク2内の薬液1を、薬液
供給管3および自動開閉弁4を経てノズル5から
被処理基板6の面に撒布し、被処理基板6に所要
の表面処理を行つていた。
また、他の例として従来の薬液を貯溜する装置
に関して、第5図に示すような装置が知られてい
る。すなわち、空気と接触しないように、薬液表
面を不活性ガスでパージした薬液1を貯溜するタ
ンク2で、該薬液1を往復動形ポンプPで所要個
所へ送り出す装置が知られている。なお、第5図
を詳しく説明すれば、薬液1を貯溜した、蓋12
で密閉した密閉容器であるタンク2に、薬液を処
理部に送り出す薬液供給管3を挿入し、該薬液供
給管3には往復動型ポンプPを介在させている。
また、タンク2の上部にはガス送入管8を接続
し、窒素等の不活性ガスを適宜加圧してタンク2
に供給する。さらに、タンク2の上部には、薬液
1の蒸気やミストが、タンク2内から該タンク2
の設置されている室内にみだりに放出されないよ
う、室外に排出するための排気フアンFを介在し
た排気配管10が接続されている。更に、タンク
2に隣接してオーバフロタンク20を設置し、該
オーバフロタンク20とタンク2とをオーバフロ
配管11で接続し、該オーバフロ配管11の一端
は、タンク2の上面におけるガス送入管8や排気
配管10の各開口部より若干低い位置で、開口し
ている。該オーバフロタンク20には薬液1が該
タンク20に入り過ぎると更にオーバフロさせる
管14が接続している。
〔従来の技術の問題点〕
第4図、または、第5図に示す従来技術におい
ては次のような不都合が存在している。第4図示
の従来技術においては、タンク2に薬液1を新た
に供給または補給する際、図示しない蓋を開け
ば、該タンク2が設置されている室内の外気がタ
ンク2内に流入し、薬液1に接する不活性ガスを
希釈するという不都合がある。
また、第5図示の従来技術においては、薬液1
を補給する際には、第4図示のものと同様の不都
合があり、更に、運転時には、不活性ガスを適宜
加圧してタンク2内に供給するとともに、排気フ
アンFを作動させ、排気配管10′より強制的に
該不活性ガスと薬液1のミストとの混合ガスを前
記したごとく、室外へ排出させているが、かかる
状態ではタンク2内が負圧となりタンク2上と蓋
12との隙間より、室内外気がタンク2内に流入
し、不活性ガスを希釈して、パージ作用を減じ、
ひいては、薬液1の蒸気化による薬液1の質的変
化を生じるという不都合も発生し、更には、薬液
1の恒温条件も変化するし、塵埃が薬液内に侵入
するという不都合もある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
そこで本考案は、これら従来例の不都合を一挙
に解消しようと試みたもので、薬液貯溜槽内の薬
液表面と、不活性ガス送入管の貯溜槽接続口との
間に、連通孔を有する仕切板を介在させることに
より、薬液に接する不活性ガスの変動を防ぎ、パ
ージ効果を損なわないようにするとともに、一端
が貯溜槽に開口する排気用配管を、その上部が開
口した排気チヤンバーを介して強制排気フアンに
接続することにより貯溜槽内を負圧にしないよう
構成したものが、本考案に係る薬液貯溜装置の主
たる構成である。
更に、貯溜槽上部にそれぞれ開口する不活性ガ
ス供給配管と排気用配管との間に、微小な連通通
孔を有する第2の仕切板を介在させることによ
り、貯溜槽に供給された不活性ガスを直接排気す
ることがないよう構成したものである。
以下、本考案の構成を添付図面に示す実施例に
より詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る薬液貯溜装置の第1の実
施例を示すもので、従来例を示す第4図および第
5図示と同一部分は同一符号で示し、その説明を
省略する。第1の実施例は、往復動型ポンプPに
よりタンク2内の薬液1を所要個所、例えば第4
図示の被処理基板6の表面に送り出す装置である
が、ここでは、タンク2に接続したガス送入管8
の接続開口と薬液1の表面との間に、仕切板16
を設け、該仕切板16には連通孔として微小孔
(図示せず)が多数穿設されている。該タンク2
の近くに上部が開口した排気チヤンバー13を設
置し、該排気チヤンバー13の底部に、タンク2
の仕切板16上で一端を接続開口した排気配管1
0の他端を臨設している。該排気チヤンバー13
の側面上部には、その途中に排気フアンFを介在
し、かつ、室外に連通した排気配管10′の一端
を開口臨設している。
本実施例は叙上の構成になつているので、本装
置の常用運転に際しては、ガス送入管8より適宜
加圧された、例えば窒素ガスをタンク2内の仕切
板16の微小孔を介して薬液1上に供給し、薬液
1の表面をパージするとともに、余剰の窒素ガス
はその圧力でタンク2内で発生した薬液1の蒸気
やミストとともに排気配管より排気チヤンバー1
3内に排出される。該排気チヤンバー13内に排
出された窒素ガス等は、室内の外気とともに、排
気フアンFの吸引作用により室外に放出される。
したがつて、排気チヤンバー13内はそれ程負圧
にはならず、ひいては、タンク2内は負圧を形成
せず、蓋12の隙間から室内外気がタンク2内に
浸入することはない。したがつて、タンク2の薬
液1の表面と仕切板16との間に存在する空間の
窒素ガスは、殆ど滞溜状態で、したがつて薬液1
の蒸気がほぼ飽和状態となり、該空間では窒素ガ
スの流動が少ないため、薬液1の溶媒または溶質
の一方が蒸気化し、その液質が変化することもな
い。
次に、薬液1をタンク2内に補充するに際して
は、薬液1は仕切板16上に流入するので、蓋1
2を開けたとき、室内の外気がタンク2内に浸入
しても、薬液1の表面上は仕切板16によつて隔
絶されているので、薬液1の表面上の不活性ガス
は変動しない。しかも、薬液2の補充は仕切板1
6を目安にして注入できるので、従来のようにオ
ーバーフロータンクは必要ではない。
また、この薬液1の補充時には、第1図に2点
鎖線で示すごとく、薬液1にその下端を浸漬した
漏斗19を蓋12に対向して仕切板16に嵌着し
てあれば補充時間が短くなつて好都合である。
第2図は本考案の第2の実施例を示し、ここで
は、前記した第1の実施例に加えて、第2の仕切
板を追加して二重とし、2枚の、微細孔18を有
する仕切板16,17の間に、ガス送入管8の接
続開口を設け、下側の仕切板16と薬液1の表面
との間に、オーバーフロー配管11を接続開口
し、該オーバーフロー配管11の末端を排気チヤ
ンバー13内の薬液1中に浸漬している。また排
気配管10の一端は第2の仕切板17より上部の
タンク2側面に接続開口されており、他端は該排
気チヤンバー13内の薬液1の上方で開口してい
る。
また、タンク2の底部には、循環ポンプP2、
温度制御器T.C.を介在させた循環用配管15の
両端をそれぞれ接続開口し、薬液1を循環させな
がら所要温度に維持している。なお、本実施例で
も、薬液1を補充する場合には、同図に2点鎖線
で示すごとく、漏斗19を蓋12の直下で二重の
仕切板16,17を貫通して末端を薬液1中に浸
漬するようにすれば良い。そして、本実施例で
は、第1の実施例に比べ薬液1の表面上の不活性
ガスの変動はさらに少なくなる。
第3図は本考案に係る薬液貯溜装置の第3の実
施例を示し、ここでは第2の実施例における二重
の仕切板16,17に、2個の漏斗20および2
1をそれぞれ付設しているので、第2図に示す実
施例と同様、室内の外気がタンク2内の薬液1の
表面に対し直接接触することはきわめて少ない。
なお、本考案における薬液は現像液に限らずフ
オトレジストまたはエツチング液等でもよく、不
活性ガスも窒素には限らない。
以上要するに本考案は叙上の構成を採択したの
で、以下の効果を奏する。
〔考案の効果〕 薬液貯溜タンク内の薬液表面に対し、空間を
介して仕切板を設け、該仕切板に連通孔を穿設
したので、該タンクに不活性ガスを供給・排出
させても、薬液表面上の不活性ガスは変動がほ
とんどなく、該空間では、薬液の蒸気が飽和状
態となり、薬液の質的変化は生じない。
蓋を開閉して外気がタンク内に流入しても、
仕切板の存在により薬液表面上の不活性ガスは
停滞したままであるので、パージ効果は損なわ
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る薬液貯溜装置の第1の実
施例を示す概要図、第2図は同じく第2の実施例
を示す概要図、第3図は同じく第3の実施例を示
す概要図、第4図および第5図は従来例の概要図
を示す。 1……薬液、2……タンク、3……薬液供給
管、8′……ガス供給管、10……排気配管、1
2……蓋、13……排気チヤンバー、16……仕
切板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に薬液が貯溜された貯溜槽と、該貯溜槽
    の内側面上部に一端が接続開口した不活性ガス
    供給配管と、該貯溜槽の内側面上部に一端が接
    続開口した排気用配管と、該貯溜槽の内側面
    に、該貯溜槽内の薬液を所要部に供給すべく一
    端が接続開口した薬液供給配管からなる薬液貯
    溜装置において、貯溜槽内の薬液表面と、不活
    性ガス供給配管および排気配管の各開口端との
    間に、連通孔を有する仕切板を付設した薬液貯
    溜装置。 (2) 排気用配管の他端開口を、強制排気手段を有
    する排気チヤンバ内に臨設した、実用新案登録
    請求の範囲第(1)項に記載の薬液貯溜装置。 (3) 貯溜槽内における排気用配管の開口位置を、
    不活性ガス供給配管の開口位置より高くすると
    ともに、再開口位置の間に第2の仕切板を付設
    した、実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の
    薬液貯溜装置。
JP17068584U 1984-11-09 1984-11-09 Expired JPH029894Y2 (ja)

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JPS6185146U JPS6185146U (ja) 1986-06-04
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