JPH0296101A - 偏光性フィルムの製造方法 - Google Patents

偏光性フィルムの製造方法

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JPH0296101A
JPH0296101A JP63270271A JP27027188A JPH0296101A JP H0296101 A JPH0296101 A JP H0296101A JP 63270271 A JP63270271 A JP 63270271A JP 27027188 A JP27027188 A JP 27027188A JP H0296101 A JPH0296101 A JP H0296101A
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film
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JP63270271A
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English (en)
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Masanori Motooka
本岡 正則
Kazuyuki Takimoto
瀧本 和幸
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Priority to EP19880312223 priority patent/EP0323160A3/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の技術分野 本発明は、偏光性フィルムの製造方法に関し、さらに詳
しくは液晶性を有する全芳香族ポリエステルからなる透
明性に優れた偏光性フィルムの製造方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 全芳香族ポリエステルは一般に優れた耐熱性、機械的強
度などを有しており、種々の構造を有する全芳香族ポリ
エステルが提案されている。しかしこのような優れた性
質を有する全芳香族ポリエステルのフィルムに関する技
術はほとんど知られておらず、液晶性を有する特殊な芳
香族ポリエステルからなるフィルムに関する技術はなお
のこと知られていない。わずかに、透明性を有しない一
般的フィルムに関するものあるいは極めて特殊なポリマ
ーのフィルムについて知られているのみである。そして
、それらについては次のような問題点もある。
すなわち、特公昭4’l−47870号公報等には、所
定の全芳香族ポリエステルからフィルムを製造すること
ができる旨の記載があるが、これらのフィルムの性状お
よび製造方法などについて全く記載がない。
また、特公昭53−45334号公報には、所定の全芳
香族ポリエステルの粒状物を銅板にフレームスプレーし
て、所定のフィルムが得られる旨記載があるが、該全芳
香族ポリエステルの溶融物が異方性を有するためこのよ
うにして得られるフィルムは透明性に欠けるという問題
点があった。
また、特開昭54−77691号公報には、特定の全芳
香族ポリエステルの溶融物から押出し成形あるいは射出
成形によりフィルムなどの成形品を形成できる旨記載さ
れているが、得られたポリエステルフィルムは、該ポリ
エステルの有する優れた性質がそのまま保有されず、透
明性に欠け、破断点伸びなどの機械的強度も低下してし
まうという問題点があった。
また特開昭56−46727号公報には、所定の全芳香
族ポリエステルを溶融し、スリットよりフィルム状とし
たのち、所定の方法で二軸延伸してフィルムとする方法
が記載されているが、このようにして得られるフィルム
も透明性に欠けるという問題点があった。
さらに特開昭58−104924号公報には、星形分枝
を有する芳香族コポリエステルを浅灘法によりフィルム
に成形できる旨記載があるが、ポリマーの構造が後記本
発明のそれと著しく異なる特殊なものである上、実施例
にはフィルムに関して何ら具体的に記載されていない。
本出願人は既に特願昭61−56925号「溶融成形可
能な全芳香族ポリエステル」において、機械的性質に優
れ、しかも耐熱性および耐高温加水分解性に優れ、しか
も溶融成形可能な新規な全芳香族ポリエステルに関する
発明について提案した。
本発明者は、上記明細書に記載されている全芳香族ポリ
エステルを含め、種々の全芳香族ポリエステルを用いて
透明なフィルムを製造することを目的として検討した結
果、フィルム中における全芳香族ポリエステルの配向状
態が透明性に多大な影響を与えるとの知見を得た。さら
に良好な透明性を有するように全芳香族ポリエステルの
配向状態を制御することにより、全芳香族ポリエステル
が本質的に有している機械的強度等の特性は低下するこ
とがないとの知見を得た。
上記のような知見に基づいて、配向性を有さない透明性
に優れた全芳香族ポリエステルフィルムに関して、本出
願と同日に出願している。
ところで、上記のようにして全芳香族ポリエステルフィ
ルムについてさらに検討した結果、上記のような全芳香
族ポリエステルフィルムに一定の処理を施すことにより
非常に良好な偏光フィルムを製造することができること
を見出した。すなゎち、全芳香族ポリエステルからなる
透明フィルムに一定の処理を施してフィルム内で全芳香
族ポリニスルチルの分子鎖を配向させることにより透明
性に優れた非常に良好な全芳香族ポリエステル偏光フィ
ルムを製造することができる。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、非常に容易な方法で、優れた
偏光性と透明性を有する偏光フィルムを製造することを
目的としている。さらに詳しくは、本発明は、全芳香族
ポリエステルの有している引張強度、靭性などの機械的
特性を損なうことなく、非常に容易な方法で、優れた偏
光性と透明性を有する偏光フィルムを製造することを目
的としている。
発明の概要 本発明に係る偏光性フィルムの製造方法は、液晶性を有
する全芳香族ポリエステルを溶媒に溶解し、流涎した後
、該溶媒を揮散して得られる無配向フィルムを延伸また
は加熱して全芳香族ポリエステルを配向させることを特
徴している。
本発明に係る偏光性フィルムの製造方法において、液晶
性全芳香族ポリエステルは、以下に記載する第1乃至第
3のポリエステルであることが好ましい。
すなわち、第1のポリエステルは、(A)下記式[1] %式%[1] (ここで、Ar1はp−フェニレン基が少なくともその
60モル%を占める二価の芳香族炭化水素基である)で
表わされる芳香族オキシカルボン酸残基、 CB)下記式[Hコ 0−A r2−0−      − [11](ここで
、Ar2はp−フェニレン、4,4−ジフェニレンおよ
びナフタレンよりなる群から選ばれる少なくとも一つの
二価の芳香族基である)で表わされる芳香族ジオール残
基、 (C)下記式[ml で表わされる4、4−ジヒドロキシジフェニルエーテル
残基、および CD)下記式[■コ Co−A r” −Co −・・・[IV](ここでA
r8はp−フェニレン基が少なくともその60モル%を
占める二価の芳香族基である)で表わされる芳香族ジカ
ルボン酸残基、を含有してなり、そして (E)上記(A)、CB)、〔c〕および〔D〕の残基
の全モル数を基準として、(A)残基は30〜80モル
%、(B)残基は1〜20モル%、(C)残基は1〜3
2モル%およびCD)残基は10〜35%モル%を占め
、かつ(B〕残基と〔C〕残基のモル数の和はCD)残
基のモル数に実質的に等しい全芳香族ポリエステルであ
る。
また、第2のポリエステルは、CF]下記式[Vコで表
わされる基; (ここで、芳香族環に存在する水素原子が、炭素数1〜
4個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコキシ基およ
びハロゲン原子よりなる群から選ばれる原子もしくは基
で置換されていてもよい)および (G)下記式[VI]で表わされる基;さらに、第3の
ポリエステルは、 〔H〕下記式[■] で表わされるオキシベンゾイル化合物、[1)下記式[
■] (ここで、芳香族環に存在する水素原子が、炭素数1〜
4個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコキシ基およ
びハロゲン原子よりなる群から選ばれる原子もしくは基
で置換されていてもよい)を含有してなり、 該ポリエステルは、式[V]で表わされる基を約10〜
90モル%および式[VI]で表わされる基を約10〜
90モル%包含しており、かつ、約350℃以下の温度
で熱互性溶融相を形成しうる溶融加工可能な全芳香族ポ
リエステルである。
で表わされる芳香族ジカルボニル化合物、および [J)下記式[IX] ・・・ [IX] で表わされる芳香族ジオキシ化合物、 (上記式[■〕、[■コおよび[IX]中、Xは−o−
−co−−s−または−802−であり、mは0または
1であり、nは0または1であリ、CI):  [J)
のモル比は1.5 : 10ないし10:15てあり、
(H:l  、(1)のモル比は1:100乃至100
 : 1てあり、RSRおよびR6は水素原子、ベンゾ
イル基および低級アルカノイル基よりなる群からそれぞ
れ独立に選ばれた原子もしくは基を表わし、RRおよび
R4は水素原子、フェニル基、ベンジル基および低級ア
ルキル基よりなる群からそれぞれ独立に選ばれた原子も
しくは基を表わし、該ジカルボニル化合物のカルボニル
基は互いにメタ位またはパラ位にあり、該ジオキシ化合
物のオキシ基は互いにメタ位またはパラ位にある) を縮合させて得られる全芳香族ポリエステルである。
本発明においては、上記のような方法で偏光性フィルム
を製造することにより、非常に容易に偏光フィルムを製
造するができると共に、このようにして得られたフィル
ムは、優れた偏光性と透明性を有することは基より、引
張強度、靭性などの機械的特性等の他の特性においても
優れている。
発明の詳細な説明 以下本発明に係る透明性に優れた偏光性フィルムの製造
方法について具体的に説明する。
液晶性全芳香族ポリエステル 本発明で用いられる液晶性を有する全芳香族ポリエステ
ルの一例の詳細およびその好ましい態様については前記
特願昭62−46925号明細書に記載されている。
すなわち、本発明において、第1のポリエステルの内、
特に好ましい全芳香族ポリエステルとしては、 (A−1)  下記式[1−11 て表わされるp−オキシ安息香酸残基、CB −1) 
 下記式[II −1]で表わされるハイドロキノン残
基、 (C)  下記式[III] 一部分、好ましくはハイドロキノン残基の40モル%に
代えて、下記式[n −21 で表わされる4、4゛−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル残基、 (D−1)  下記式[rV−1] で表わされるテレフタル酸残基、 を含有してなり、そして、 (E)上記(A−1)、CB−1)、(CalおよびC
D−1)の残基の全モル数を基準として、CA −1)
が40〜70モル%、CB−1:lが3〜16モル%、
(C)が3〜24モル%およびCD−1:lが15〜3
0モル%を占め、かつCB−1)残基と(C)残基のモ
ル数の和はCD−1)残基のモル数に実質的に等しいポ
リエステルである。
また、上記式[ll−11のハイドロキノン残基ので表
わされる芳香族ジオール残基を含有する全芳香族ポリエ
ステルも特に好ましいポリマーである。
本発明に用いられる全芳香族ポリエステルは、好ましく
は該全芳香族ポリエステルの融点よりも30℃高い温度
および1005ec−1のすり速度で測定した溶融粘度
の値として、102〜1o7ポイズ、好ましくは2X1
0〜106ポイズ、特に好ましくは5X10〜105ポ
イズを示す。
この全芳香族ポリエステルの融点の測定が困難である場
合には、上記の融点に替えて軟化点を指標にして、上記
と同様の溶融粘度範囲を規定することができる。
本発明に用いられる上記全芳香族ポリエステルは、いず
れも実質的に線状であり、そのポリマー鎖の末端には前
記残基のいずれが位置していてもよい。また、常法によ
り、そのカルボキシル基末端を、たとえばメタノール、
エタノール、イソプロパツールの如き一価の低級アルコ
ールあるいはフェノール、クレゾールの如き一価の芳香
族ヒドロキシ化合物でエステル化したもの、およびその
ヒドロキシル基末端を、たとえば酢酸、プロピオン酸、
安息香酸の如き一価のカルボン酸でエステル化したもの
でもよい。
本発明に用いられる上記第1の全芳香族ポリエステルの
ガラス転移温度(Tg)は、通常、示差走査熱量計(D
SC)では検出されず、DSCによって測定した融点(
Tm)は、通常は、250〜450℃、好ましくは25
0〜380℃の範囲である。
これらの測定法については、特願昭62−56925号
明細書に記載されている。
本発明では、上記のような全芳香族ポリエステルと同様
に、下記のような液晶性を有する全芳香族ポリエステル
を用いることもできる。
すなわち、全芳香族ポリエステルが、 (F)下記式[V]で表わされる基、 (ここで、芳香族環に存在する水素原子が、炭素数1〜
4個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコキシ基およ
びハロゲン原子よりなる群から選ばれる原子もしくは基
で置換されていてもよい)および (G)下記式[VI]で表わされる基、(ここで、芳香
族環に存在する水素原子か、炭素数1〜4個のアルキル
基、炭素数1〜4個のアルコキシ基およびハロゲン原子
よりなる群から選ばれる原子もしくは基で置換されてい
てもよい)を含有してなり、該ポリエステルは、式[V
]で表わされる繰返し単位を約10〜90モル%および
式[VI]で表わされる繰返し単位を約10〜9゜モル
%包含しており、がっ、約350℃以下の温度で熱互変
性溶融相を形成しうる溶融加工可能な全芳香族ポリエス
テルである。
本発明に用いられる上記第2の全芳香族ポリエステルの
ガラス転移温度(Tg)は、通常、示差走査熱量計(D
SC)では検出されず、DSCによって測定した融点(
Tm)は、通常は、250〜450℃、好ましく250
〜380℃の範囲である。
なおこの全芳香族ポリエステルについては特開昭54−
79891号公報煮詳細に記載されている。
上記第2の全芳香族ポリエステルのうち、特に好ましい
化合物を以下に記載する。
[H]下記式[■] で表わされるオキソベンゾイル化合物、〔I〕下記式[
■コ で表わされる芳香族ジカルボニル化合物、および (J)下記式[IX] 本発明において使用される第3の全芳香族族ポリエステ
ルは、 ・・・ []X] で表わされる芳香族ジオキシ化合物を縮合させることに
より得られる全芳香族ポリエステル化合物で表わすこと
ができる。
ただし、上記式[■コ、[■]および[IX]中、Xは
−o−−−co−−s−または−so2であり、mは0
または1であり、(1):  (J)のモル比は15 
: 10ないし1115であり、[H):  [1)の
モル比は1:100ないし100:1であり:R4Rお
よびR6は水素原子、ベンゾイル基および低級アルカノ
イル基よりなる群からそれぞれ独立に選ばれた原子もし
くは基であり、R、RおよびR4は水素原子、フェニル
基、ベンジル基および低級アルキル基よりなる群からそ
れぞれ独立に選ばれた原子もしくは基であり、該ジカル
ボニル化合物のカルボニル基は互いにメタ位またはパラ
位にあり、該ジオキシ化合物のオキシ基は互いにメタ位
またはパラ位にある。
本発明に用いられる上記第3の全芳香族ポリエステルの
ガラス転移温度(Tg)は、通常、示差走査熱量計(D
SC)では検出されず、DSCによりで測定した融点(
Tm)は、通常は、250〜450℃、好ましく250
〜380℃の範囲である。
なお、この全芳香族ポリエステルについては、特公昭4
7−47870号公報に詳細に記載されている。
上記第3の全芳香族ポリエステルのうち、特に好ましい
化合物を以下に記載する。
<(o−@+co)5o(o(防(防o)25(Co−
@−Go) 25、ToGCo)60 (0% O)1
0 (08080115(Co (防Co)20 。
さらには、本発明においては、上記の式で表わされる化
合物の他に、表1に示すような式で表わされる液晶性全
芳香族ポリエステルを用いることもできる。
なお、上記の表1に記載した化合物の中で、特異好まし
い化合物を、表1に付した記号で示すと、記号4の全芳
香族ポリエステルである。
無配向フィルムの製造方法 本発明で用いられる無配向フィルムを製造するには、ま
ず上記の全芳香族ポリエステルを該ポリエステルを溶解
し得る溶媒に溶解する。該溶媒としては、常温または加
熱下で該ポリエステルを溶解しうるちのであればよく、
このような溶媒としては、たとえばトリフルオロ酢酸、
ペンタフルオロフェノール、p−フルオロフェノール、
フェノールなどを挙げることができ、中でも沸点が低く
容易に溶媒を揮散できるという点においてペンタフルオ
ルフェノールを用いることが好ましい。上記溶媒には後
述の流涎時に該ポリエステルが析出しない範囲内で他の
溶媒、たとえばクロロホルム、メチレンクロライド、1
,1,2.2−テトラクロロエタンなどの他の溶媒が混
合されていてもよい。全芳香族ポリエステルの溶解濃度
は、該全芳香族ポリエステルが透明で均一に溶解されて
いればとくに問わないが、作業性あるいは経済性の点か
ら0.1〜10重量%、とくには0.5〜5.0重量%
の範囲が好ましい。
次いで上記の溶液を必要によりフィルターによって濾過
し、溶液中に含まれる微細な異物を除去した後、テフロ
ン、金属あるいはガラスなどの平坦で均一な支持体上に
流涎(キャスティング)し、その後溶媒を揮散させたの
ち剥離することによって、本発明で用いられる無配向フ
ィルムを得ることができる。剥離されるフィルムは必要
により該全芳香族ポリエステルの融点より10℃以下の
温度で加熱乾燥してもよい。なお、流涎および乾燥等に
は公知の装置、方法を採用することができる。
このようにして流涎法を採用することにより、本発明で
用いられる全芳香族ポリエステルフィルム中において全
芳香族ポリエステルの分子が実質的に配向していない。
そのことは、例えば広角X線回折、FT−IR(フーリ
エ変換遠赤外線分光器)もしくは偏光顕微鏡観察等によ
り確認される。
なお、本発明において、上記の無配向フィルムは、実質
的に配向していないフィルムであり、したがって、例え
ば分子鎖の配向状態がランダムな状態にあるフィルムは
本発明においては実質的に配向していないとすることが
できる。
上記のような無配向フィルムの厚さに特に制限はないが
、例えば後述する延伸法により本発明の偏光フィルムを
製造する場合には1〜1000μmの範囲内にするのが
よく、また、加熱法により本発明の偏光フィルムを製造
する場合には0.1〜1000μmの範囲内にするのが
よい。
このような無配向フィルムの厚さは、例えば浅灘条件等
を調整することに変えることができる。
このようにして得られた無配向フィルムは、通常透明で
あり、例えば市販の分光光度計により可視光領域条件下
で測定した透明度が、60〜95%の範囲内にある。
偏光フィルムの製造 本発明では、上記の無配向フィルムを次いで延伸または
加熱する。
このように、無配向フィルムを延伸または加熱するとフ
ィルムは偏光性を示すようになる。
この無配向フィルムを延伸する場合、延伸倍率は、通常
1.02倍以上、好ましくは1.04〜1.2倍である
。延伸倍率が1.02倍未満ては、フィルムが均質に延
伸されないため偏光性にむらが生ずることがある。また
1、2倍を超えるとフィルムが切断することがある。
また本発明において上記のように延伸して偏光性を賦与
する方法の他に、加熱することによっても偏光性を賦与
することができる。この場合、加熱する場合には、加熱
温度は、通常100〜350℃、好ましくは100〜3
00℃である。
加熱温度が100℃未満ではフィルム偏光性を賦与する
ことができないことがあり、さらに300℃を超えると
逆に偏光性が低下することがあるの製造方法においては
、上記のような延伸および加熱のうちのいずれかの処理
を行なうことにより、フィルムに偏光性を賦与すること
ができるが、加熱しながら、もしくは加熱した後に延伸
を行なってもよく、さらに延伸した後に加熱してもよい
なお、上記の無配向フィルムを延伸した場合、得られた
延伸フィルムでは延伸倍率のちがいによるtanδの差
異は少ないが、例えば式(VECTRA、 A950、
セラニーズ社製、特開昭54−77691号公報参照)
で表わされる化合物からなる無配向フィルムの延伸物に
あっては、加熱温度が120℃付近より高くなると貯蔵
弾性率の低下傾向に差異が認められる。延伸倍率が大き
い程貯蔵弾性率は少ない。本発明で用いられる他の無配
向フィルムにおいても、上記と同様な傾向が認められる
発明の効果 本発明においては、液晶性を有する全芳香族ポリエステ
ルを溶媒に溶解し、流涎した後、この溶媒を揮散してな
る無配向フィルムを延伸または加熱することにより、該
フィルムに偏光性を賦与しているので、透明性に優れ、
しかも固体状態において偏光性を示すような、液晶性全
芳香族ポリエステルからなる偏光性フィルムを得ること
ができる。
このようにして得られた偏光性フィルムは、相変化型の
記録材料として光ディスクなどに用いられる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 4−ヒドロキシ安息香酸から誘導される単位73モル%
および6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸から誘導される
単位27モル%からなる全芳香族ポリエステル(商品名
 Vectra A950 、セラニーズ社製)をペン
タフルオロフェノール100 mlに溶解シ、濃度約1
重量%の均一溶液を得た。
この溶液を濾過した後、ガラス板上に流涎した。
その後、窒素気流下減圧下に約60℃の温度で溶媒を揮
散させてた。
次いで、溶媒を完全に取り除くために、このフィルムを
100℃で減圧下に2時間乾燥し、透明な無配向フィル
ムを得た。
この無配向フィルムの厚みは約20μmであった。
この無配向フィルムは、広角X線回折写真および直交ニ
コルの偏光顕微鏡で観察したところ、無配向性であるこ
とが確認された。
上記のようにして得られた無配向フィルムを縦方向に延
伸倍率1.12倍に一軸延伸した。
得られた延伸フィルムを偏光顕微鏡を用いて直交ニコル
下で観察したところ、第1図に示すように偏光が観察さ
れた。
また延伸倍率を1.06倍にかえた延伸フィルムも同様
に偏光性を示した。
なお、上記の延伸フィルムにおける偏光角と対位角との
強度分布から、分子鎖が延伸方向にほぼ平行に配向して
いることが分かる。
次に上記の無配向フィルムを加熱して、加熱温度と偏光
性との関係について調べた。加熱温度と偏光性の関係を
第2図に示す。
第2図から明らかなように、上記の無配向フィルムの場
合、127℃から偏光性が顕著に現れることがわかる。
なお、射出成形フィルムを用いて上記と同様に偏光を観
察すると、330℃を境に透過光量が変化する。
次に上記の無配向フィルムの破断点伸びを測定した。
結果を第3図に示す。
本発明で用いられる、流涎法により製造された無配向フ
ィルムは、スキン構造などのような不均一構造を有する
射出成形フィルムとは異なり均一な構造を有しているた
め、破断点伸びは17%であり、優れた延伸性を有して
いることがわかる。
なお、射出成形フィルムの破断点伸びを第3図に併せて
記載する。
無配向フィルム(80mmX 5mmX 20μ厚)の
貯蔵弾性率(Eo)とtanδとの温度に対する影響を
第4図に示す。
無配向フィルムのMD力方向TD力方向貯蔵弾性率は大
きく異なっており、無配向フィルムにおいては溶融流動
を受けて液晶構造を経由した射出成形フィルムとは異な
った構造が発現しているもとtanδとの温度に対する
影響を併せて記載する。
上記と同様にして延伸フィルム(偏光フィルム、延伸倍
率:  t、oeおよび1.12倍)について貯蔵弾性
率およびtanδと温度依存性との関係を第5図に示す
第5図から明らかなように延伸倍率の違いによるtan
δの変化は特に認められなかった。
実施例2 バラオキシ安息香酸単位60モル%、4.4“−ジヒド
ロキシジフェニル単位10モル%、4.4’−ジヒドロ
キシジフェニルエーテル単位10モル%、テレフタール
酸単位20モル%からなるコポリエステルを次のように
して合成した。
500 mlの反応器に、バラアセトキシ安息香酸10
8g(0,6モル) 、4,4°−ジアセトキシジフェ
ニル27g(0,1モル) 、4,4°−ジアセトキシ
ジフェニルエーテル2g、E1g (0,1モル)、テ
レフタール酸33.2g (0,2モル)を仕込み、2
75℃で攪拌下に1時間反応し、酢酸を留出させ、次い
で2時間かけて350℃に昇温し、350℃、0 、5
 +nn■gで1時間反応させた。
該コポリエステルの昇温1度目のTmは312℃、昇温
2度目のTmは307℃であり、Tgは検出されなかっ
た。342℃、100 5ec−’での溶融粘度は24
00ポイズてあった。
200 mlの共栓付三角フラスコに、該重合物3gと
ペンタフルオロフェノール100gとを入れ、約60℃
のホットプレート上で攪拌下に均一溶液を得た。
該溶液は僅かながら褐色を呈しており、粘稠であった。
該溶液を0.22μのテフロン製フィルター(住友電工
■製 FluOrOpOre■)で吸引濾過後、60℃
の真空乾燥器で減圧下に脱気した。脱気完了後、該溶液
をガラス板上に流涎し、60℃の真空乾燥器で減圧下に
溶媒を揮散させた。はぼ溶媒が溜去出来たことを確認後
、200℃に温度を上げ3時間放置した。ガラス板から
剥したフィルムは透明度が82%であり膜厚は約25μ
mでほぼ均一であった。このフィルムを広角X線回折写
真および顕微鏡で観察したところ、無配向性であること
が確認された。また、ASTM D 88g−84に準
じてこのフィルムの引張試験を行なったところ、破断点
応力1240 kg/cJにおいて、破断点伸び18%
を示した。
上記のようにして得られた無配向フィルムを、実施例1
と同様にして延伸したところ、実施例1と同様に偏光フ
ィルムを製造することができた。
また、実施例1と同様にして加熱したところ、実施例1
と同様に偏光フィルムを製造することができた。
実施例3 パラオキシ安息香酸単位60モル%、4,4°−ジヒド
ロキシジフェニル単位15モル%、4.4°−ジヒドロ
キシジフェニルエーテル単位5モル%、テレフタール酸
単位20モル%からなるコポリエステルを次のようにし
て合成した。
500 mlの反応器に、パラアセトキシ安息香酸10
8g(0,6モル) 、4.4−ジアセトキシジフェニ
ル40.5g (0,15モル)、4.4°−ジアセト
キシジフェニルエーテル14.8g(0,05モル)、
テレフタール酸83.2g (0,2モル)を仕込み、
275℃で攪拌下に1時間反応し、酢酸を留出させ、次
いで2時間かけて380℃に昇温し、380℃、0,5
關Hgで0,2時間反応させた。
該コポリエステルの昇温1度目のTmは362℃、昇温
2度目のTmは360℃であり、Tgは検出されなかっ
た。392℃、100  sec””■での溶融粘度は
1800ボイズであった。
200 mlの共栓付三角フラスコに、該重合物3gと
ペンタフルオロフェノール100gとを入れ、60℃の
ホットプレート上で攪拌下に均一溶液を得た。該溶液は
僅かながら褐色を呈しており、粘稠であった。該溶液を
0.22μmのテフロン製フィルター(住友電工■製 
Pluoropore■)で吸引濾過後、60℃の真空
乾燥器で減圧下に脱気した。脱気完了後、該溶液をガラ
ス板上に流涎し、60℃の真空乾燥器で減圧下に溶媒を
揮散させた。
はぼ溶媒が溜去出来たことを確認後、200℃に温度を
上げ3時間放置した。ガラス板から剥したフィルムは透
明度が87%であり、膜厚は約29μmでほぼ均一であ
った。
上記のようにして得られた無配向フィルムを、実施例1
と同様にして延伸したところ、実施例1と同様に偏光フ
ィルムを製造することができた。
また、実施例1と同様にして加熱したところ、実施例1
と同様に偏光フィルムを製造することができた。
実施例4 パラオキシ安息香酸単位60モル%、ハイドロキノン単
位5モル%、4.4’−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル単位15モル%、テレフタール酸単位20モル%から
なるコポリエステルを次のようにして合成した。
500 mlの反応器に、p−アセトキシ安息香酸10
8g(0,8モル)、パラジアセトキシベンゼン9.7
g (0,05モル’) 、4.4°−ジアセトキシジ
フェニルエーテル42.9g (0,15モル)、テレ
フタール酸38.2+r (0,2モル)を仕込み、2
75°Cで攪拌下に1時間反応し、酢酸を留出させ、次
いで2時間かけて350℃、0.5wt1gで1時間反
応させた。
該コポリエステルの昇温1度目のTmは307℃、昇温
2度目のTmは304℃であり、Tgは帽 検出されなかった。334℃、100sec  での溶
融粘度は2300ポイズであった。
200 mlの共栓付三角フラスコに、該重合物2gと
ペンタフルオロフェノール100gとを入れ、約60℃
のホットプレート上で攪拌下に均一溶液を得た。該溶液
は僅かながら褐色を呈しており、粘稠であった。該溶液
を0.22μのテフロン製フィルター(住友電工■製 
Pluoropore■)で吸引濾過後、60℃の真空
乾燥器で減圧下に脱気した。脱気完了後、該溶液をガラ
ス板上に流涎し、60℃の真空乾燥器で減圧下に溶媒を
揮散させた。
はぼ溶媒が溜去出来たことを確認後、200℃に温度を
上げ3時間放置した。ガラス板から剥したフィルムは透
明度が84%であり膜厚は約12μmでほぼ均一であっ
た。
上記のようにして得られた無配向フィルムを、実施例1
と同様にして延伸したところ、実施例1と同様に偏光フ
ィルムを製造することができた。
また、実施例1と同様にして加熱したところ、実施例1
と同様に偏光フィルムを製造することができた。
なお上記のようにして得られた無配向フィルムの光透過
率を、■島原製作所製マルチパーパス自記分光光度計M
PS−2000形を用いて測定し、その結果を第6図に
曲線■として示す。第6図には、比較のため透明性材料
としてよく知られているポリカーボネート(PC)およ
びポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの光
透過率も併せて示した。得られた無配向フィルムは紫外
領域では不透明であるが、可視光領域では80%以上の
透明性を有していることが第6図かられかる。
実施例5 パラオキシ安息香酸単位50モル%、ハイドロキノン単
位6モル%、4.4−ジヒドロキシジフェニルエーテル
単位19モル%、テレフタール酸単位25モル%からな
るコポリエステルを次のようにして合成した。
500 mlの反応器に、p−アセトキシ安息香酸90
g(0,5モル)、パラジアセトキシベンゼン11.6
g (0,(16モル) 、4.4−ジアセトキシジフ
ェニルエーテル54.3 (0,19モル)を仕込み、
275℃で攪拌下に1時間反応させ、酢酸を留出させ、
次いで2時間かけて350℃に昇温し、350℃に昇温
し、350℃、0.5n+m11gで1時間反応させた
該コポリエステルの昇温1度目のTmは328℃、昇温
2度目のTmは324℃であり、Tgは検出されなった
。354℃、100 5ec−’での溶融粘度は330
0ポイズであった。
200 mlの共栓付三角フラスコに、該重合物3gと
ペンタフルオロフェノール100gとを入れ、約60℃
のホットプレート上で攪拌下に均一溶液を得た。該溶液
は僅かながら褐色を呈しており、粘稠であった。該溶液
を0.22μmのテフロン製フィルター(住人電工■製
 Fluoropore■)で吸引濾過後、60℃の真
空乾燥器で減圧下に脱気した。脱気完了後、該溶液をガ
ラス板上に流涎し、60℃の真空乾燥器で減圧下に溶媒
を揮散させた。
はぼ溶媒が溜去出来たことを確認後、200℃に温度を
上げ3時間放置した。ガラス板から剥したフィルムは透
明度が81%であり膜厚は約25μmでほぼ均一であっ
た。
上記のようにして得られた無配向フィルムを、実施例1
と同様にして延伸したところ、実施例1と同様に偏光フ
ィルムを製造することができた。
また、実施例1と同様にして加熱したところ、実施例1
と同様に偏光フィルムを製造することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、無配向フィルムを延伸して得られた偏光フィ
ルムの回転角の例を示す。 第2図は、直交ニコル下における加熱温度と透過光量と
の関係の例を示す。 第3図は、無配向フィルムおよび射出成形フィルムにお
ける伸びと引張強度の関係を示す。 第4図は、無配向フィルムおよび射出成形フィルム(射
出フィルム)における貯蔵弾性率とtanδの温度依存
性を示す。 第5図は、無配向フィルムおよび延伸物における貯蔵弾
性率およびtanδの温度依存性を示す。 第6図は、実施例4で用いられる無配向性全芳香族ポリ
エステルフィルムの光透過率と波長との関係を示す図で
ある。なお第6図において、曲線■は実施例4で用いら
れる無配向性全芳香族ポリエステルフィルムの光線透過
率と波長との関係を示し、曲線■はポリカーボネートフ
ィルムの光線透過率と波長との関係を示し、曲線■はポ
リエチレンテレフタレートの光線透過率と波長との関係
を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液晶性を有する全芳香族ポリエステルを溶媒に溶
    解し、流涎した後、該溶媒を揮散して得られる無配向フ
    ィルムを延伸または加熱して全芳香族ポリエステルを配
    向させることを特徴とする透明性に優れた偏光性フィル
    ムの製造方法。
  2. (2)液晶性全芳香族ポリエステルが 〔A〕下記式[ I ] −CO−Ar^1−O−・・・[ I ] (ここで、Ar^1はp−フェニレン基が少なくともそ
    の60モル%を占める二価の芳香族炭化水素基である)
    で表わされる芳香族オキシカルボン酸残基、 〔B〕下記式[II] −O−Ar^2−O−・・・[II] (ここで、Ar^2はp−フェニレン、4,4’−ジフ
    ェニレンおよびナフタレンよりなる群から選ばれる少な
    くとも一つの二価の芳香族基である)で表わされる芳香
    族ジオール残基、 〔C〕下記式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[III] で表わされる4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテ
    ル残基、および 〔D〕下記式[IV] −CO−Ar^3−CO−・・・[IV] (ここでAr^3はp−フェニレン基が少なくともその
    60モル%を占める二価の芳香族基である)で表わされ
    る芳香族ジカルボン酸残基、 を含有してなり、そして 〔E〕上記〔A〕、〔B〕、〔C〕および〔D〕の残基
    の全モル数を基準として、〔A〕残基は30〜80モル
    %、〔B〕残基は1〜20モル%、〔C〕残基は1〜3
    2モル%および〔D〕残基は10〜35%モル%を占め
    、かつ〔B〕残基と〔C〕残基とのモル数の和は〔D〕
    残基のモル数に実質的に等しい全芳香族ポリエステルで
    あることを特徴とする請求項第1項記載の偏光性フィル
    ムの製造方法。
  3. (3)液晶性全芳香族ポリエステルが、 〔F〕下記式[V]で表わされる基; ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[V] (ここで、芳香族環に存在する水素原子が、炭素数1〜
    4個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコキシ基およ
    びハロゲン原子よりなる群から選ばれる原子もしくは基
    で置換されていてもよい)および 〔G〕下記式[VI]で表わされる基; ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[VI] (ここで、芳香族環に存在する水素原子が、炭素数1〜
    4個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコキシ基およ
    びハロゲンよりなる群から選ばれる水素もしくは基で置
    換されていてもよい)を含有してなり、 該ポリエステルは、式[V]で表わされる基を約10〜
    90モル%および式[VI]で表わされる基を約10〜9
    0モル%包含しており、かつ、約350℃以下の温度で
    熱互変性溶融相を形成しうる溶融加工可能な全芳香族ポ
    リエステルであることを特徴とする請求項第1項記載の
    偏光性フィルムの製造方法。
  4. (4)液晶性全芳香族ポリエステルが、 〔H〕下記式[VII] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[VII] で表わされるオキシベンゾイル化合物、 〔I〕下記式[VIII] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[VIII] で表わされる芳香族ジカルボニル化合物、 および 〔J〕下記式[IX] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[IX] で表わされる芳香族ジオキシ化合物、 (上記式[VII]、[VIII]および[IX]中、Xは−O
    −、−CO−、−S−または−SO_2−であり、mは
    0または1であり、nは0または1であり、〔I〕:〔
    J〕のモル比は15:10ないし10:15であり、〔
    H〕:〔I〕のモル比は1:100乃至100:1であ
    り、R^4、R^5およびR^6は水素原子、ベンゾイ
    ル基および低級アルカノイル基よりなる群からそれぞれ
    独立に選ばれた原子もしくは基を表わし、R^2、R^
    3およびR^4は水素原子、フェニル基、ベンジル基お
    よび低級アルキル基よりなる群からそれぞれ独立に選ば
    れた原子もしくは基を表わし、該ジカルボニル化合物の
    カルボニル基は互いにメタ位またはパラ位にあり、該ジ
    オキシ化合物のオキシ基は互いにメタ位またはパラ位に
    ある)を縮合させて得られる全芳香族ポリエステルであ
    ることを特徴とする請求項第1項記載の偏光性フィルム
    の製造方法。
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