JPH0293784A - 自動販売機の商品搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の商品貯蔵部を並設し、これら商品貯蔵部
から選択的に払い出されてくる商品を横搬送する横搬送
機構と、該横搬送機構にて横搬送された商品を商品受台
にて受け取って商品払出口に搬送する縦搬送機構とを設
けてある自動販売機の商品搬送装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の自動販売機の商品搬送装置において、前記横搬
送機構の終端位置で、商品を受け止め保持する扉体を、
商品払出し時に商品受台の手前側に揺動倒伏させる構成
を採っていたく例えば、実開昭６２−６２３８９号公報
）。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような構成のものでは、商品の受台への乗り移り時
に支障とならないように前記扉体が商品受台手前側に揺
動倒伏する又は商品受台上に倒伏する構成であるから、
扉体の先端が商品受台の手前側に倒伏する間隔を持って
、商品受台を前記横搬送機構の終端より離れて設けなけ
ればならない。又、商品受台上に倒伏する場合も商品を
受け止めるだけのスペースを確保しなければならず、そ
れだけ商品受台を横搬送機構より離間させる必要がある
。つまり、第９図に示す、間隔寸法（１）が必要であり
、前記扉体（１１）が大小異なる大きさの商品を受止め
るに必要な幅と高さをもった大型のものになると、前記
間隔寸法（４２）　として更に大きなものが必要となる
。

したがって、前記横搬送機構と商品受台とが占必る必要
長さに更に前記間隔寸法（β）が必要となり、自動販売
機全体としての大型化する要因となっていた。

本発明の目的は扉体の合理的な開放作動によって、自動
販売機全体としての大型化を抑制できるものを提供する
点にある。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明による特徴構成は、 ■　前記横搬送機構の終端位置に、この終端位置に達し
た商品を受止め保持する扉体を設ける点と、 ■　前記扉体に受け止められた商品の前記商品受台への
移動を許容すべく前記扉体を前記横搬送機構の搬送経路
より上方又は斜め上方に移動させるアクチュエータを設
けてある点と、にあり、その作用効果は次の通りである
。

〔作　用〕

つまり、−旦商品を受止め保持した扉体を上方又は斜め
上方に移動させることによって、前記横搬送機構を起動
させて商品を商品受台に移載できるので、扉体を商品受
台側に揺動倒伏させる必要がない。

〔発明の効果〕

従って、商品受台を前記横搬送機構の終端に近接させて
配置でき、前記横搬送機構の＃端位置に前記縦搬送機構
を配置するこの自販機においてそれだけ横幅を小さくで
き、小型化が達成できる。

又、扉体の移動量も商品の撮送高さに相当する分だけあ
れば十分であるから、上下方向のスペースは余り変らな
い。

しかも、本発明のものは商品を搬出する前に扉体を上方
又は斜め上方に移動させることができるので、従来のよ
うに、コンベアで商品を放出し乍ら、その商品で扉体を
強制揺動させる構成であると、■コンベア駆動力が増大
する、■扉体の戻り付勢力が強過ぎると商品が却ってそ
の反力を受けて商品受台への乗り移り姿勢が乱れる、■
扉体の戻り付勢力の調節が難しいといった問題があるが
、本発明の場合は■商品を放出するだけの駆動力で、■
商品受台への乗り移り時の放出障害がない等の利点も奏
することができる。

〔請求項３に対する作用効果〕 第１図（イ）、　（０）　に示すように、商品受台が商
品受取位置に移動する際のその移動によって、扉体を上
方に移動させることができるので、商品受台を扉体移動
用アクチュエータに兼用化できる。

〔実施例〕

第３図及び第４図は本発明の実施に使用するサーペンタ
イン方式の自動販売機を示し、商品収納部（Ｂ）内に、
複数の商品（Ａ）を上下方向で貯蔵する商品貯蔵部（２
）の複数個を、左右方向と前後方向に夫々所定間隔を置
いて並設しである。

これら各商品貯蔵部（２）の上部には、前方に開口する
商品投入口（２ａ）を形成すると共に、前記各商品貯蔵
部（２）の下部には、商品選択信号に基づいて最下端に
位置する貯蔵商品（Ａ＞を個別に払い出す払出機構（２
ｂ）を設けてある。

前記商品貯蔵部（２）の下方には、これら商品貯蔵部（
２）の下部から選択的に払い出されてくる商品（Ａ）を
前方下方に向かって滑降案内する前送りシュート（３）
を設けてあり、該前送りシュート（３）にて前方下方へ
滑降案内される商品（Ａ）は、複数の庫内商品出口（７
）のいずれかを通過した後、前記商品収納部（Ｂ）の前
方に開閉自在に設けられたドア部（Ｃ）内下部に配置さ
れた横搬送機構（４）上へ搬出されるか、或いは、前記
ドア部（Ｃ）内の一側部に配置された縦搬送機構（６）
の商品受台（６ａ）上へ搬出されるようになっている。

より詳しくは、前記複数の商品貯蔵部（２）のうちの前
記縦搬送機構（６）配置側に位置する商品貯蔵部（２）
から前送りシュート（３）経由で滑降案内された商品（
Ａ）のみが、該商品貯蔵部（２）に対応する庫内商品出
口（７）を通過した後、前記縦搬送機構（６）の商品受
台（６ａ）上に搬出され、残りの商品貯蔵部（２）から
前送りシュート（３）経由で滑降案内された商品（Ａ）
は他の庫内商品出口（７）を通過した後、前記横搬送機
構（４）上に搬出され、更に該横搬送機構（４）にて横
搬送された後、前記縦搬送機構（６）の商品受台（６ａ
）上に搬出されるようになっている。

前記横搬送機構（４）と前記縦搬送機構（６）との両者
の相対的な位置関係について詳述するに、横搬送機構（
４）の終端部（４ａ）は、縦搬送機構（６）の下端部に
近接配置されており、横搬送機構（４）の終端部（４ａ
）から搬出される商品（Ａ）　は、下死点に近い商品受
取位置に位置する状態の縦搬送機構（６）の商品受台（
６ａ）にて受け取られるようになっている。

前記縦搬送機構（６）について更に詳述するに、該縦搬
送機構（６）は、上下適宜位置具体的には商品払出口（
５）の高さよりも高い上死点及び前述の下死点に夫々相
応する上下適宜位置に配置された上下対をなすスプロケ
ッ）　（６ｂ）、　（６ｃ）と、その両スプロケット（
６ｂ）、　（６ｃ）間に巻回されたチェーン（６ｄ）と
、該チェーン（６ｄ）の適宜位置に取着された正面視り
字状のエレベータ台（６ｅ）と、該エレベータ台（６ｅ
）の先端部にて枢支されて前傾姿勢に傾斜自在な正面視
り字状の商品受台（６ａ）とを備えてなっている。

そして前記両スブロケッ）　（６ｂ）、　（６ｃ）の配
置方向に沿った状態で、直線状の上下ガイド（６ｆ）が
延設されると共に、該上下ガイド（６ｆ）にほぼ平行で
ありながらその商品払出口（５）近傍が該商品払出口（
５）側へ緩やかに屈曲突出した傾斜案内ガイド（６ｇ）
が延設されている。そして該上下ガイド（６ｆ）には前
記エレベータ台（６ｅ）に付設されたローラ（６ｈ）が
係合される一方、前記傾斜案内ガイド（６ｇ）には前記
商品受台（６ａ）に付設されたローラ（６１）が係合さ
れ、それらの個別の係合関係に基づき、エレベータ台（
６ｅ）が上昇してそれが商品払出口（５）近傍に至るに
つれて、前記商品受台（６ａ）は先端下がりの前傾姿勢
に緩やかに変化し、もって該商品受台（６ａ）は前記縦
搬送機構（６）の縦搬送力によってその上に位置する商
品（Ａ）の商品払出口（５）への強制的な搬出を可能な
らしめている。

前記横搬送機構（４）の終端部（４ａ）には、第１図（
イ）、　ＣＤ）　　に示すように、この横搬送機構（４
）で送られてきた商品（Ａ）を受け止める扉体（１１）
を設けられ、この扉体（１１）は、左右一対の一体揺動
アーム（８）に商品（Ａ）を受け止める受止め板（９）
を架設しである。この受止め板（９）は前記揺動アーム
（８）、　（８）　に長孔（８ａ）を介してこの揺動ア
ーム（８）、　（８）の長手方向につまり商品撮送方向
に移動可能でかつ回転不能に取付けである。又、この一
方の揺動アーム（８）は前記縦１１Ａ送機構（６）の移
動空間に臨むべく延出部（８ｂ）を一体的に延出し、こ
の延出部（８ｂ）先端にローラ（１０）を装着している
。一方、前記商品受台（６ａ）側には前記ローラ（１０
）に接当する突出部（６Ｊ）が設けてあり、前記商品受
台（６ａ）が商品受取位置に下降する際に、前記突出部
（６Ｊ）が前記ローラ（１０）に接当して前記扉体（１
１）を上方に持上げ商品（Ａ＞の払出しを許容する。前
記扉体（１１）の揺動アーム（８）の外側方には、受止
め板（９）の移動をガイドする案内溝（１２）が設けて
あり、この案内溝（１２）に対して前記受止め板（９）
から延出され前記揺動アーム（８）の長孔（８ａ）を貫
通したピン（９ａ）が嵌入しである。

■　したがって、商品（Ａ）を受止める以前の待機状態
では、前記ピン（９ａ）は前記案内溝（１２）の底部手
前地点（ａ）　に位置する。

■　この状態から横搬送機構（４）が作動して商品（Ａ
）が搬送され、受止め板（９）に衝突すると両者（Ａ）
、（９）が一体となって前進し、第１図（イ）の仮想線
で示すように、前記ピン（９ａ）が前記案内溝（１２）
の底部先端地点（ｂ）に至って停止する。この底部先端
地点（ｂ）　には商品（Ａ）が所定位置に達したことを
検出する第１リミツトスイツチ（１３）が設けてある。

この状態が商品（Ａ）受け止め状態である。この状態で
は図示してないが、板バネ等で前記ピン（９ａ）を挾持
する受け止め姿勢保持機構が設けてある。

■　この状態で商品受台（６ａ）が商品受取位置に下降
してくると前記揺動アーム（８）、（８）に接当して前
記受止め板（９）前記案内溝（１２）の傾斜部に沿って
持上げる。すると、商品（Ａ）の払出しが可能な状態に
なり、前記横搬送機構（４）を起動させると商品（Ａ）
が商品受台（６ａ）上に放出される。このときに、前記
揺動アーム（８）、　（８）は自重で受止め姿勢に復帰
する。

■　前記商品受台（６ａ）には圧電素子等からなる商品
乗移りセンサ（１５）が設けてあり、このセンサ（１５
）が商品（Ａ）を感知したならば、縦搬送機構（６）を
起動させるようにしである。

また、前記縦搬送機構（６）の下部適宜位置には第２リ
ミツトスイツチ（１４）にて、前記縦搬送機構（６）　
の商品受台（６ａ）が下降して前記横搬送機構（４）の
終端部（４ａ）から搬出される商品（Ａ）を受け取り得
る商品受取位置に達しているか否かが検知されるように
なっている。

かかる自動販売機を用いて商品（Ａ）の販売指令を連続
的に受ける場合において、後で払い出すべく販売指令を
受けた商品（Ａ）が商品貯蔵部（２）の下部から横搬送
機構（４）の上へ搬出されるときには、先に払い出すべ
き商品（Ａ）の処理のだめに前記縦搬送機構（６）の商
品受台（６ａ）が昇降中であっても、後で・払い出すべ
き商品（Ａ）の販売指令を受け付け、該後で払い出すべ
き商品（Ａ）を、商品貯蔵部（２）の下部から横搬送機
構（４）に払い出した上で横搬送機構（４）の終端部（
４ａ）に至るまで横搬送する。

かかる搬送方法をより具体的に説明するに、先ず、販売
指令を受けた商品（Ａ）が縦搬送機構（６）に相応する
位置にある商品貯蔵部（２Ａ）に貯蔵されている場合、
前記商品受台（６ａ）が商品受取位置に達していること
を前記第２リミツトスイツチ（１４）にて確認してから
前記販売指令を受け付け、前記商品貯蔵部（２Ａ）から
商品（Ａ）が直接的に前記商品受台（６ａ）上へ搬出さ
れる。

また、販売指令を受けた商品（Ａ）が縦搬送機構（６）
に隣接する位置にある商品貯蔵部（２Ｂ）に貯蔵されて
いる場合、前記商品受台（６ａ）が昇降中であっても前
記販売指令を受け付けると共に横搬送機構（４）を駆動
し、その駆動されている横搬送機構（４）の上へ前記商
品貯蔵部（２Ｂ）から商品（Ａ）を搬出する。そして該
商品（Ａ）が横搬送機構（４）の終端部（４ａ）に至っ
たことを前記第１リミツトスイツチ（１３）のオフから
オンへの変化に基づいて検知して即座に横搬送機構（４
）の駆動を停止し、然る後、前記商品受台（６ａ）が商
品受取位置に達していることを前記第２リミツトスイツ
チ（１４）にて確認してから横搬送機構（４）を再駆動
して商品（Ａ）を前記商品受台（６ａ）へ搬出し、その
搬出を前記商品乗移りセンサ（１５）にて確認した後、
縦搬送機構（６）を駆動して前記商品受台（６ａ）にて
商品（Ａ）を商品払出口（５）の高さまで縦搬送する。

〔別実施例〕

■　前記扉体（１１）を次のような構成の自販機に使用
してもよい。つまり、第５図に示すように、商品貯蔵部
（２）が多段のコンベア形式のものに使用してもよい。

■　前記受止め板（９）としては、平板でなく網状に桟
を張設した型式のものでもよい。

■　第５図に示すように、多段コンベア形式の商品貯蔵
部（２）を採用する場合で、エレベータ台（６ｅ）の下
降作動を前記扉体（１１）の上方移動用アクチュエータ
として使用する場合に、前記商品受台（６ａ）を前記突
出部（６Ｊ）をシリンダで出退できるようにして、商品
払出し対象揺動アーム（８）にのみ作用するように構成
してもよい。

■　前記商品乗移りセンサ（１５）としては、第６図に
示すように、前記揺動アーム（８）、　（８）の揺動支
点位置に設けられた接触板（１６）で、商品受台（６ａ
）上に放出される商品（Ａ）を感知するとともに、この
接触板（１６）の揺動を第３リミツトスイツチ（１７）
で感知する構成を採ってもよい。又、商品受台（６ａ）
に商品が存在することを検出するフォトセンサを利用し
てもよい。

■　第７図に示すように、前記受止め板（９）として細
分化された板部材（９ａ）を連結した構造のもので、シ
リンダ（１Ｂ）で昇降させる構成を採ってもよい。この
場合に、受止め板（９）を両側のガイド（１９）、　（
１９）　によって姿勢変更させるようにして、上方に移
動した状態では水平姿勢になるように斜め上方に持上げ
る構成を採ってもよい。このように、上方に移動した状
態で水平姿勢になるので、受止め板（９）を上下移動さ
せる上下スペースを小さくできる。

■　第８図で示すように、前記受止め板（９）をジャバ
ラ状に構成し、このジャバラ状受止め板（９）の下端を
前記揺動アーム（８）、　（８）に連係し、前記商品受
台（６ａ）の下降移動で受止め板（９）の下部を商品が
通り抜けるだけのスペースに持上げる構成を採ってもよ
い。

■　以上、受止め板（９）を上方に移動させるアクチュ
エータとして前記商品受台（６ａ）の下降移動を利用し
ているが、電動モータ等の専用のアクチュエータを設け
てもよい。

■　前記受止め板（９）が商品（Ａ）を受止める状態を
保持する保持機構を設けているが、この保持機構を商品
受台（６ａ）が商品受取位置に到着することによって解
除する構成を採ってもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る自動販売機の商品搬送装置の実施例
を示し、第１図（イ）は商品が横搬送機構の＃端位置に
到着した状態を示す正面図、第１図（ロ）は商品受台が
扉体を上方に移動させた状態を示す正面図、第２図は商
品が横搬送機構の終端位置に到着した状態を示す斜視図
、第３図は自動販売機の縦断正面図、第４図は自動販売
機の側面図、第５図は商品受台が扉体を上方揺動させる
状態を示す側面図、第６図は商品乗り移りセンサの別実
施例を示す正面図、第７図及び第８図は夫々扉体を上方
に移動させる形態の別実施例を示す斜視図及び側面図、
第９図は従来の扉体を示す正面図である。 （２）・・・・・・商品貯蔵部、（４）・・・・・・横
搬送機構、（５）・・・・・・商品払出口、（６）・・
・・・・縦搬送機構、（６ａ）・・・・・・商品受台、
（１１）・・・・・・扉体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の商品貯蔵部（２）を並設し、これら商品貯蔵
   部（２）から選択的に払い出されてくる商品（Ａ）を横
   搬送する横搬送機構（４）と、該横搬送機構（４）にて
   横搬送された商品（Ａ）を商品受台（６ａ）にて受け取
   って商品払出口（５）に搬送する縦搬送機構（６）とを
   設けてある自動販売機の商品搬送装置であって前記横搬
   送機構（４）の終端位置に、この終端位置に達した商品
   を受止め保持する扉体（１１）を設けるとともに、前記
   扉体（１１）に受け止められた商品の前記商品受台（６
   ａ）への移動を許容すべく前記扉体（１１）を前記横搬
   送機構（４）の搬送経路より上方又は斜め上方に移動さ
   せるアクチュエータを設けてある自動販売機の商品搬送
   装置。 ２、前記扉体（１１）が伸縮自在なもので、前記商品を
   受止める前記扉体の下端部を、前記横搬送機構（４）の
   搬送経路より上方に移動させるアクチュエータを設けて
   ある請求項１記載の自動販売機の商品搬送装置。 ３、前記アクチュエータが、前記商品受台（６ａ）の商
   品受取り位置への移動を利用したものである請求項１又
   は２に記載の自動販売機の商品搬送装置。