JPH028818Y2 - - Google Patents

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JPH028818Y2
JPH028818Y2 JP1982074916U JP7491682U JPH028818Y2 JP H028818 Y2 JPH028818 Y2 JP H028818Y2 JP 1982074916 U JP1982074916 U JP 1982074916U JP 7491682 U JP7491682 U JP 7491682U JP H028818 Y2 JPH028818 Y2 JP H028818Y2
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cab
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テイルト式キヤブオーバ型車両にお
ける自動開閉装置付エア吸入ダクトに関する。
〔従来の技術〕
テイルト式キヤブオーバ型車両においては、第
1図に示すように、キヤブ7の後部と、シヤシ6
に設けたエアクリーナー5とにそれぞれキヤブ側
エア吸入ダクト1、シヤシ側エア吸入ダクト4を
設け、キヤブ7を正常位置にセツトした場合に前
記両ダクト1,4の開口端2,3が嵌合するよう
に構成された分離型エア吸入ダクトを用いる型式
のものがある。この分離型エア吸入ダクトにあつ
ては、キヤブ7をテイルトした場合に、シヤシ側
エア吸入ダクト4の開口端3は上方を向いている
ため、ダクト4に雨水、洗車水、その他の異物が
侵入して、エアクリーナー5の寿命が縮まるとい
う不具合があつた。
上述の不具合を解消するために、従来のテイル
ト式キヤブオーバ型車両における自動開閉装置付
エア吸入ダクトは、キヤブに支持された上部吸気
管とシヤシに固定支持された下部吸気管との接続
部が、前記下部吸気管の上端部にヒンジを介して
取付けられかつ閉鎖方向に付勢する戻しばねをそ
なえた開閉蓋と、係合時に上記開閉蓋のレバー部
分を押圧して開閉蓋を開放させるべく前記上部吸
気管の下端部に設けられた押圧部材とをそなえて
いる(実開昭56−122621号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で述べたものは、キヤブが正常位置
にあるときには、押圧部材が戻しばねのばね力に
抗した状態で開閉蓋のレバー部分を押圧し、開閉
蓋を開放させるようになつているので、万が一、
前記押圧部材のレバー部分への押圧力が戻しばね
のばね力よりも小さい場合には、キヤブが正常位
置にあるときでも、開閉蓋が開放されないおそれ
があり、また上部吸気管が移動方向に対して垂直
方向にずれて、下部吸気管に装着されても、開閉
蓋が開放されないおそれがあり、さらに構造が複
雑なので保守が容易でないという欠点がある。
本考案は、従来の技術の有する上述のような問
題点に鑑みてなされたものであり、キヤブを正常
位置からテイルト状態、テイルト状態から正常位
置に回動させる途中において、確実に蝶形弁の開
閉が行なわれて、キヤブが正常位置にあるときに
は、蝶形弁が開いた状態に付勢され、一方、キヤ
ブがテイルト状態にあるときには、蝶形弁が閉じ
た状態に付勢される、比較的構造が簡単なテイル
ト式キヤブオーバ型車両における自動開閉装置付
エア吸入ダクトを提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のテイルト
式キヤブオーバ型車両における自動開閉装置付エ
ア吸入ダクトは、テイルト式キヤブオーバ型車両
におけるエア吸入ダクトにおいて、 シヤシ側エア吸入ダクトの開口端に中心軸を有
するほぼ円板状の蝶形弁を軸架し、前記エア吸入
ダクトの外側面から突出した前記中心軸の端部
に、蝶形弁にほぼ平行に延びる開放部材とキヤブ
が正常位置にあるときほぼキヤブ側へ延びる閉塞
部材とからなる開閉用レバーの隅部を固着し、前
記閉塞部材と前記エア吸入ダクトの外壁部との間
に蝶形弁を開くように付勢された偏倚バネを設
け、前記エア吸入ダクトの外側壁には、キヤブが
正常位置にあるときおよびテイルト初期におい
て、開放部材が当接するストツパを設け、キヤブ
側には、キヤブがテイルト初期において、閉塞部
材が当接し、キヤブがテイルト状態から正常位置
に復帰する途中において、開放部材が当接する突
片を設けた。
〔作用〕
テイルト式のキヤブが正常位置にあるとき、開
閉用レバーは、閉塞部材が偏倚バネにより引つ張
力を受け、開放部材をストツパに当接させる方向
へ回動するように付勢されるので、蝶形弁も開い
た状態に付勢されることになる。
一方、キヤブをテイルトさせると、テイルト初
期の途中において、キヤブ側の突片が閉塞部材に
当接することにより、開閉用レバーが中心軸を支
軸としてキヤブの回動方向とは逆方向に回動し、
偏倚バネの軸線が中心軸の仮想延長線を越える
と、偏倚バネの張力は、上述のキヤブが正常位置
にある場合とは逆に前記開閉用レバーをキヤブの
回動方向とは逆方向に回動させるように作用する
ので、蝶形弁が開口端に当接して、閉じ、かつそ
の状態に付勢されることになる。
つぎに、キヤブをテイルト状態から正常位置に
復帰する方向へ回動させると、キヤブ側の突片が
開閉用レバーの開放部材に当接することにより、
開閉用レバーはキヤブの回動方向とは逆方向に回
動し、偏倚バネの軸心が中心軸の仮想延長線を越
えると、偏倚バネの張力は、開閉用レバーを前記
キヤブの回動方向とは逆方向に回動させるように
作用するので、開放部材がストツパに当接して、
蝶形弁が開いて、かつその状態に付勢される。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本考案に係るエア吸入ダクトを搭載す
るテイルト式キヤブオーバ型車両の部分側面図、
第2図、第3図はそれぞれ第1図に示したキヤブ
7が正常位置、テイルト状態にあるときのシヤシ
側エア吸入ダクト4の上方部分の斜視図、第4図
はキヤブが正常位置にあるときのキヤブ側エア吸
入ダクト1、シヤシ側エア吸入ダクト4の部分断
面図、第5図はキヤブをテイルト中のキヤブ側エ
ア吸入ダクト1、シヤシ側エア吸入ダクト4の部
分断面図、第6図はシヤシ側エア吸入ダクト4の
開口端3が閉塞された状態を示す側面図、第7図
はキヤブを正常位置にセツト中のキヤブ側エア吸
入ダクト1、シヤシ側エア吸入ダクト4の部分断
面図である。
シヤシ側エア吸入ダクト4の開口端3にはキヤ
ブ7のテイルト時にダクト4の開口部3を閉塞す
る蝶形弁10が中心軸14によつて軸架されてい
る。蝶形弁10は、キヤブ側半円部がダクト4の
開口端3に遊嵌し、反対側半円部はその端縁部が
ダクト4の開口端3の端面に当接するそれぞれ径
の異なる半円部分から構成されている。中心軸1
4の一端はダクト4の外側に突き出ており、その
軸端には閉塞部材11a、開放部材11bよりな
るL字型の開閉用レバー11の隅部が固着されて
おり、第2図に示すように、閉塞部材11aは、
キヤブ7が正常位置にあるとき、ダクト4の開口
端3を開放した蝶形弁10に垂直にかつキヤブ7
側に延びており、開放部材11bは蝶形弁10に
平行にかつ下方に延びている。
ダクト4の開閉用レバー11を設けた側の軸架
部からは、45度下方向にバネ係止片12が付設さ
れている。係止片12と閉塞部材11aとの間に
は、一端をバネ係止片12の先端部に他端を閉塞
部材11aの中間部にそれぞれ係止された偏倚バ
ネ13が張架されている。
なお、バネ係止片12は軸架部の斜下方45度の
方向に必ずしも付設する必要はなく、第3図に示
す閉塞部材11a、開放部材11bの位置関係に
おけるレバー11の内角の対頂角内の位置でシヤ
シ側ダクト4に付設すればよい。シヤシ側ダクト
4の外側面の軸架部下方には、開放部材11bの
ストツパ15が突設されている。
他方、キヤブ7の後部のキヤブパネル8には、
キヤブ7のテイルト時、キヤブ7の正常位置への
セツト時に閉塞部材11a、開放部材11bの先
端部と当接、摺動してレバー11を回転させる突
片18が付設されている。
次に、本実施例の動作について第4図〜第7図
を参照して説明する。
第4図に示すように、テイルト式のキヤブ7が
正常位置にあるとき、開閉用レバー11は、閉塞
部材11aが偏倚バネ13により引つ張力を受
け、開放部材11bをストツパ15に当接させる
方向へ回動するように付勢されているので、蝶形
弁10も開いた状態に付勢されることになる。
一方、キヤブ7をテイルトさせると、第5図に
示すように、テイルト初期の途中において、キヤ
ブパネル8の突片18が閉塞部材11aに当接す
ることにより、開閉用レバー11が中心軸14を
支軸としてキヤブ7の回動方向とは逆方向に回動
し、偏倚バネ13の軸線が中心軸14の仮想延長
線を越えると、偏倚バネ13の張力は、上述のキ
ヤブ7が正常位置にある場合とは逆に開閉用レバ
ー11をキヤブ7の回動方向とは逆方向に回動さ
せるように作用するので、第6図に示すように、
蝶形弁10が開口端3に当接して、閉じ、かつそ
の状態に付勢されることになる。
つぎに、第7図に示すように、キヤブ7をテイ
ルト状態から正常位置に復帰する方向へ回動させ
ると、突片18が開閉用レバー11の開放部材1
1bに当接することにより、開閉用レバー11は
キヤブ7の回動方向とは逆方向に回動し、偏倚バ
ネ13の軸線が中心軸の仮想延長線を越えると、
偏倚バネ13の張力は、開閉用レバー11をキヤ
ブ7の回動方向とは逆方向に回動させるように作
用するので、第4図に示すように、開放部材11
bがストツパ15に当接して、蝶形弁10が開い
て、かつその状態に付勢される。
このように、キヤブ7を正常位置からテイルト
状態、テイルト状態から正常位置に回動させる途
中において、確実に蝶形弁10の開閉が行なわれ
て、キヤブ7が正常位置にあるときには、蝶形弁
10が開いた状態に付勢され、一方、キヤブ7が
テイルト状態にあるときには、蝶形弁10が閉じ
た状態に付勢され、また比較的構造が簡単なので
保守が容易である。
なお、本考案にあつては、第3図に示すよう
に、蝶形弁10の中心軸14をシヤシ側エア吸入
ダクト4の中心に対してキヤブ7側とは反対寄り
に偏心量eだけ偏心させて設ければ、蝶形弁10
がダクト4の開口端3を閉塞している状態でエン
ジンを始動した場合にも吸気の負圧で蝶形弁10
が自動的に開くことにより、キヤブ7をテイルト
した状態でエンジンの調整等ができるので、作業
性が向上する。
〔考案の効果〕
本考案は上述のとおり構成されているので、キ
ヤブを正常位置からテイルト状態、テイルト状態
から正常位置に回動させる途中において、確実に
蝶形弁の開閉が行なわれて、キヤブが正常位置に
あるときには、蝶形弁が開いた状態に付勢され、
一方、キヤブがテイルト状態にあるときには、蝶
形弁が閉じた状態に付勢され、さらに比較的構造
が簡単なので、保守が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエア吸入ダクトを搭載す
るテイルト式キヤブオーバ型車両の部分側面図、
第2図、第3図はそれぞれ第1図に示したキヤブ
7が正常位置、テイルト状態にあるときのシヤシ
側エア吸入ダクト4の上方部分の斜視図、第4図
はキヤブが正常位置にあるときのキヤブ側エア吸
入ダクト1、シヤシ側エア吸入ダクト4の部分断
面図、第5図はキヤブをテイルト中のキヤブ側エ
ア吸入ダクト1、シヤシ側エア吸入ダクト4の部
分断面図、第6図はシヤシ側エア吸入ダクト4の
開口端3が閉塞された状態を示す側面図、第7図
はキヤブを正常位置にセツト中のキヤブ側エア吸
入ダクト1、シヤシ側エア吸入ダクト4の部分断
面図である。 1……キヤブ側エア吸入ダクト、2,3……開
口端、4……シヤシ側エア吸入ダクト、5……エ
アクリーナー、6……シヤシ、7……キヤブ、8
……キヤブパネル、10……蝶形弁、11……開
閉用レバー、11a……閉塞部材、11b……開
放部材、12……バネ係止片、13……偏倚バ
ネ、14……中心軸、15……ストツパ、18…
…突片、e……偏心量。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) テイルト式キヤブオーバ型車両におけるエア
    吸入ダクトにおいて、 シヤシ側エア吸入ダクト4の開口端3に中心
    軸14を有するほぼ円板状の蝶形弁10を軸架
    し、前記エア吸入ダクト4の外側面から突出し
    た前記中心軸14の端部に、蝶形弁10にほぼ
    平行に延びる開放部材11bとキヤブ7が正常
    位置にあるときほぼキヤブ7側へ延びる閉塞部
    材11aとからなる開閉用レバー11の隅部を
    固着し、前記閉塞部材11aと前記エア吸入ダ
    クト4の外壁面との間に蝶形弁10を開くよう
    に付勢された偏倚バネ13を設け、前記エア吸
    入ダクト4の外側壁には、キヤブ7が正常位置
    にあるときおよびテイルト初期において、開放
    部材11bが当接するストツパ15を設け、キ
    ヤブ7側には、キヤブ7がテイルト初期におい
    て、閉塞部材11aが当接し、キヤブ7がテイ
    ルト状態から正常位置に復帰する途中におい
    て、開放部材11bが当接する突片18を設け
    たことを特徴とするテイルト式キヤブオーバ型
    車両における自動開閉装置付エア吸入ダクト。 (2) 蝶形弁10の中心軸14をキヤブ7側とは反
    対寄りに偏心させてシヤシ側エア吸入ダクト4
    の開口端3に軸架した実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のテイルト式キヤブオーバ型車両に
    おける自動開閉装置付エア吸入ダクト。
JP7491682U 1982-05-24 1982-05-24 ティルト式キャブオーバ型車両における自動開閉装置付エア吸入ダクト Granted JPS58177552U (ja)

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JP7491682U JPS58177552U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 ティルト式キャブオーバ型車両における自動開閉装置付エア吸入ダクト

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JPS58177552U JPS58177552U (ja) 1983-11-28
JPH028818Y2 true JPH028818Y2 (ja) 1990-03-02

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JP7491682U Granted JPS58177552U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 ティルト式キャブオーバ型車両における自動開閉装置付エア吸入ダクト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2592653Y2 (ja) * 1992-05-08 1999-03-24 三菱自動車工業株式会社 車両のエンジン排気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56122621U (ja) * 1980-02-20 1981-09-18

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JPS58177552U (ja) 1983-11-28

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