JPH0287609A

JPH0287609A - トロイダル型線輪体の実装方法

Info

Publication number: JPH0287609A
Application number: JP24020888A
Authority: JP
Inventors: Tomiyasu Sagane; 富保砂金; Tamio Shimizu; 民夫清水
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1988-09-26
Filing date: 1988-09-26
Publication date: 1990-03-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕トランス、コイル等のトロイダル型線輪体をプリント板
に実装する方法に関し、実装時間が実質的に短縮され、且つ布線ミスの発生する
恐れの少ない実装方法を提供することを目的とし、トロイダル型線輪体の巻線端子部を挿入する貫通孔が、
プリント板のスルーホールに対応して配列し、裏面に該
プリント板のセンタ孔に嵌入するセンタ突起、及び該プ
リント板の所定の位置に設けた他の孔２２に嵌入する突
起１２を、備えた絶縁板を用い、該端子部を対応する該
貫通孔に貫通し、接着剤を用いて、該トロイダル型線輪
体を該絶縁板の表面に接着して、予め絶縁板付線輪体と
した後に、該端子部を該スルーホールに挿入・半田付け
する実装工程に、該トロイダル型線輪体を送付するとい
う構成とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、トランス、コイル等のトロイダル型線輪体を
プリント板に実装する方法に関する。

トロイダル形コアに所望に巻線したトランス。

コイル等のトロイダル型線輪体は、構造が簡単で、且つ
小形であるので、プリント板に搭載する線輪体として、
広く使用されている。

〔従来の技術〕

第２図の（ａ）、　（ｂ）は、従来方法の作業工程を示
す図であって、第２図に示すトロイダル型線輪体５は、
フェライト等よりなる環状のトロイダル形コア６に、−
次巻線７Ａと二次巻ｖＡ７　Ｂとをそれぞれ所望ターン
巻回した、所謂トロイダル型トランスである。

ｌは、トロイダル型線輪体５を実装するプリント板であ
って、トロイダル型線輪体５を搭載すべき所定の個所に
、−次巻線の端子部７ａを挿入半田付けする、一対の一
次巻線用のスルーホール２Ａを配設しである。

また、このスルーホール２Ａに対向して、二次巻線の端
子部７ｂを挿入半田付けする、一対の二次巻線用のスル
ーホール２Ｂを配設しである。

これらのスルーホール２Ａ、　２Ｂは、それぞれプリン
ト板１の裏面に配線した所定のパターンに接続されてい
る。

上述のように構成したプリント板１に、トロイダル型線
輪体５を実装する従来方法は、先ずトロイダル型線輪体
５の下面に接着剤８を塗布し、第２図（ａｌのように、
それぞれの端子部７ａ、７ｂを手で矯正・整線した後に
、対応するスルーホール２Ａ。

２Ｂにそれぞれ挿入し、その後トロイダル型線輪体５を
プリント板１に押しつけて、プリント板１の実装面に、
接着剤８でトロイダル型線輪体５を仮固着している。

次に、プリント板１の裏面を、例えば熔融半田槽にデイ
ツプする等して、第２図（ｂ）に示すようにそれぞれの
端子部７ａ、７ｂを、対応するスルーホール２Ａ、　２
Ｂに半田付は固着している。

上述のように、接着剤でトロイダル型線輪体５を仮固着
して半田付けを実施しているので、半田付は工程中等に
巻線端末がスルーホールから抜は出ることがない。

なお、トロイダル型線輪体５のこの半田付けは、他の搭
載部品の半田付けと同時に実施することにより、作業能
率の向上を図っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来方法は、トロイダル型線輪体を直接プリント板
に接着剤で固着し、接着剤が硬化後に、プリント板を半
田付は工程に送付している。

接着剤はこの硬化時間に相当の時間を要するので、プリ
ント板を半田付は工程に送付する前に、この長い待ち時
間を必要とする。即ち、物品の流れが阻害され、時間的
損失が大きいという問題点があった。

また、配線図面等を見て、多数のスルーホールの中から
、それぞれの端子部に対応するスルーホールを選択して
、挿入作業を実施している。

この挿入作業が煩わしいばかりでなく、他の搭載部品用
のスルーホールに端子部を挿入したり、或いは一次巻線
と二次巻線との挿入間違い等、所謂布線ミスが発生する
恐れがあった。

本発明はこのような点に鑑みて創作されたもので、実装
時間が実質的に短縮され、且つ布線ミスの発生する恐れ
の少ない実装方法を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために本発明方法は、第１図に例
示したように、トロイダル型線輪体５の巻線の端子部７
ａ、７ｂが挿入・貫通する貫通孔１７八。

１７Ｂが、プリント板１の所定のスルーホール２Ａ、２
Ｂに対応して配列し、裏面にプリント板１のセンタ孔２
１に嵌入するセンタ突起１１．及びプリント板１の所定
の位置に設けた他の孔２２に嵌入する突起１２を備えた
、例えば合成樹脂よりなる絶縁板１０を用いて、巻線の
端子部７ａ、７ｂを対応する貫通孔１７Ａ　、１７Ｂに
挿入した状態で、接着剤１８で、トロイダル型線輪体５
の下面を絶縁板１０の表面に、予め接着固定して絶縁板
付線輪体とする。

他の搭載部品をプリント板に実装する際に、このような
絶縁板付トロイダル型線輪体を、実装工程に送り込み、
センタ突起１１をプリント板のセンタ孔２１に、突起１
２を孔２２にそれぞれ嵌入して、絶縁板１０の裏面をプ
リント板１の実装面に密着させて、それぞれの端子部７
ａ、７ｂを対応するスルーホール静、２Ｂに挿入する。

そして半田付は工程に送付して、端子部７ａ、７ｂとス
ルーホール２Ａ　、　２Ｂとを、半田付は固着するもの
とする。

〔作用〕

上述のようにトロイダル型線輪体５に絶縁板１０を取付
けて、絶縁板付トロイダル型線輪体としであるので、実
装時にセンタ突起１１をプリント板１のセンタ孔２１に
、突起１２を孔２２にそれぞれ嵌入すると、トロイダル
型線輪体５の実装位置、方向が所定に定まり、それぞれ
の端子部７ａ、７ｂが所定のスルーホール２Ａ、２Ｂに
挿入される。

即ち、配線図面等を見ることなく、容易に所定のスルー
ホールに巻線端子部を挿入することができ、且つ布線ミ
スの恐れもない。

また、実装工程に送付された時は、トロイダル型線輪体
５と絶縁板１０とは、予め、接着剤１８で接着され接着
剤が硬化している。したがって、プリント板の流れは何
等の阻害を受けず円滑である。

さらにまた、センタ突起１１がセンタ孔２１に、突起１
２が孔２２にそれぞれ嵌太し固定されている。

よって、半田付は工程中等に巻線端末がスルーホールか
ら抜は出ることがない。

〔実施例〕

以下図を参照しながら、本発明を具体的に説明する。な
お、企図を通じて同一符号は同一対象物を示す。

第１図の（ａ）、　（ｂ）は本発明方法の作業工程を示
す図である。

第１図において、トロイダル型線輪体５は、フェライト
等よりなる環状のトロイダル形コア６に、−次巻線７Ａ
と二次巻線７Ｂとをそれぞれ所望ターン巻回した、所謂
トロイダル型トランスである。　　１は、トロイダル型
線輪体５を実装するプリント板であって、トロイダル型
線輪体５を搭載すべき所定の個所に、−次巻線の巻始端
、＠終端のそれぞれの端子部７ａを挿入半田付けする、
一対の一次巻線用のスルーホール２Ａを配設しである。

。 °また、このスルーホール２Ａに対向して、二次巻線の
巻始端２巻終端のそれぞれの端子部７ｂを挿入半田付け
する、一対の二次巻線用のスルーホール２Ａを配設しで
ある。

また、プリント板ｌには、トロイダル型線輪体５を搭載
すべき中心位置にセンタ孔２１を穿設し、さらに、２つ
のスルーホール２Ｂのなす角を三等分する半径方向に、
孔２２を穿設しである。

一方、１０は、例えば合成樹脂よりなる円板形の絶縁板
であって、プリント板１に配列したスルーホール２Ａ、
２Ｂに対応して、それぞれ貫通孔１７Ａ、１７Ｂを穿設
しである。

また、絶縁板ｌＯの裏面には、プリント板１のセンタ孔
２１にしっくりと嵌入するセンタ突起１１と、プリント
板１の孔２２にしっくりと嵌入する突起１２を設けであ
る。このセンタ突起１１．突起１２は、端子部７ａ、７
ｂの突出長さよりも、十分に長いものである。

上述のような絶縁板１０を用いて、第１図（ａ）に示し
たように、まずトロイダル型線輪体５の端子部？ａ、７
ｂを対応する貫通孔１７Ａ　、１７Ｂにそれぞれ挿入し
貫通させ、接着剤１８でトロイダル型線輪体５の下面を
絶縁板１０の表面に接着し、接着剤１８を硬化させて固
着し、絶縁板付トロイダル型線輪体とする。

一上述のような絶縁板付トロイダル型線輪体を、他の搭
載部品をプリント板に実装する際に、実装工程に送り込
み、第１図（ｂ）に示すようにセンタ突起１１をプリン
ト板のセンタ孔２１に、突起１２を孔２２にそれぞれ嵌
入して、絶縁板１０の裏面をプリント板１の実装面に密
着させる。

このように、センタ突起１１と突起１２を、対応するセ
ンタ孔２１．孔２２に嵌入することにより、トロイダル
型線輪体５の搭載位置、及び方向が所定に設定される。

したがって、貫通孔１７Ａ　、１７Ｂがそれぞれのスル
ーホール２Ａ、２Ｂに位置合わせされる結果、それぞれ
の端子部７ａ、７ｂが対応するスルーホール２Ａ、２Ｂ
に挿入される。

その後、半田付は工程に送付して、プリント板１の裏面
を熔融半田槽にデイツプする等して、それぞれの端子部
７ａ、７ｂを、対応するスルーホール２Ａ、　２Ｂに半
田付は固着する。

なお、センタ突起１１．突起１２の先端は、プリント板
１の裏面に長く突出している。これらの突起の先端は、
半田付は後に引き続き実施する、他の搭載部品のリード
の先端部、及びトロイダル型線輪体の端子部７ａ、　７
ｂの先端部の切断工程時に、同時に切断される。

上述のような絶縁板付トロイダル型線輪体の実装作業は
、センタ孔２１と孔２２に位置合わせすればよいので、
配線図面等を見る必要がない。また、端子部が貫通孔を
貫通して真直に矯正されているので、実装時に改めて端
子部を矯正整線する必要かない。

即ち、実装作業が極めて能率的であり、且つ布線ミスの
恐れもない。

なお、センタ突起１１がセンタ孔２１に、突起１２が孔
２２にそれぞれ嵌入し固定されているので、トロイダル
型線輪体がプリント板上を移動する恐れがない。したが
って、半田付は工程中等に巻線の端末がスルーホールか
ら抜は出ることがない。

一方、絶縁板１０の表面の貫通孔１７Ａ、　１７Ｂ近傍
に、挿入すべき一次巻線、二次巻線等の端子部？ａ、７
ｂの符号を、予めマークしておくと、トロイダル型線輪
体５に絶縁板１０を接着固定する作業がより容易となる
ばかりでなく、この際の端子部の挿入ミスが無くなる。

なお、本発明方法がトロイダル型トランスばかりでなく
、トロイダル型コイルに適用して効果のあることは勿論
である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明方法は、所定の突起を有する
絶縁板を、トロイダル型線輪体に固着し、絶縁板付線輪
体を構成させて、プリント板に実装するという実装方法
であって、実装時間が実質的に短縮され、且つ布線ミス
の発生する恐れが少ないない等、実用上で優れた効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図の（ａ）、　（ｂ）は本発明方法の作業工程を示
す図、第２図のｆａｌ、　（ｂ）は従来方法の作業工程を示す
図である。図において、１はプリント板、２Ａ、２Ｂはスルーホール、５はトロイダル型線輪体、６はトロイダル形コア、７八は一次巻線、７Ｂは二次巻線、？ａ、７ｂは端子部、８．１８は接着剤、１０は絶縁板、１１はセンタ突起、１２は突起、１７Ａ、　１７Ｂは貫通孔、２１はセンタ孔、２２は孔をそれぞれ示す。（レノ、ｔ−項ト６月方法のイ乍茶ニオ呈Ｅ示ＴＩＮコ１；１
；　イ　Ｃ】？］５　トロイダ１し型Ｉ」會イネ（σ）従来乃］乙のイ下策ニオ！Σ示す図第　２図

Claims

【特許請求の範囲】　トロイダル型線輪体（５）の巻線端子部（７ａ，７ｂ
）を挿入する貫通孔（１７Ａ，１７Ｂ）が、プリント板
（１）のスルーホール（２Ａ，２Ｂ）に対応して配列し
、裏面に該プリント板（１）のセンタ孔（２１）に嵌入
するセンタ突起（１１），及び該プリント板（１）の所
定の位置に設けた他の孔（２２）に嵌入する突起（１２
）を、備えた絶縁板（１０）を用い、該端子部（７ａ，７ｂ）を対応する該貫通孔（１７Ａ，
１７Ｂ）に貫通し、接着剤（１８）を用いて、該トロイ
ダル型線輪体（５）を該絶縁板（１０）の表面に接着し
て、予め絶縁板付線輪体とした後に、該端子部（７ａ，７ｂ）を該スルーホール（２Ａ，２Ｂ
）に挿入・半田付けする実装工程に、該トロイダル型線
輪体（５）を送付するようにしたことを特徴とするトロ
イダル型線輪体の実装方法。