JPH0285800A - 放射線画像変換パネル - Google Patents

放射線画像変換パネル

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JPH0285800A
JPH0285800A JP1147922A JP14792289A JPH0285800A JP H0285800 A JPH0285800 A JP H0285800A JP 1147922 A JP1147922 A JP 1147922A JP 14792289 A JP14792289 A JP 14792289A JP H0285800 A JPH0285800 A JP H0285800A
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加野 亜紀子
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哲 本田
Kuniaki Nakano
邦昭 中野
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    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K4/00Conversion screens for the conversion of the spatial distribution of X-rays or particle radiation into visible images, e.g. fluoroscopic screens

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パネル
に関するものであり、さらに詳しくは、放射線感度およ
び鮮鋭性のいずれもが優れている放射線画像変換パネル
に関する。
(従来の技術) X線画像のような放射線画像は病気診断用などに多く用
いられている。
このX線画像を得るために、ハロゲン化銀感光材料に代
わって蛍光体層から直接画像を取出すX線画像変換方法
が工夫されている。
この方法は、被写体を透過した放射線(一般にX線)を
蛍光体に・吸収せしめ、しかるのち、この蛍光体を例え
ば光または熱エネルギーで励起することによりこの蛍光
体が上記放射線吸収により蓄積している放射線エネ゛ル
ギーを蛍光として放射せしめ、この蛍光を検出して画像
化する方法である。
具体的には、例えば、米国特許3,859,527号及
び特開昭55−12144号には輝尽性蛍光体を用い可
視光線または赤外線を輝尽励起光とした放射線画像変換
方法が開示されている。
この方法は支持体上に輝尽性蛍光体層(以下「輝尽層」
と略称する)を形成した放射線画像変換パネル(以下「
変換パネル」と略称する)を使用するもので、この変換
パネルの輝尽層に被写体を透過した放射線を当てて被写
体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーを蓄
積させて潜像を形成し、しかるのちにこの輝尽層を輝尽
励起光で走査することによって各部の蓄積された放射線
エネルギーを放射させてこれを光に変換し、この光の強
弱による光信号により画像を得るものである。
この最終的な画像はハードコピーとして再生してもよい
し、CRT上に再生してもよい。
一般に変換パネルの放射線感度は輝尽層の厚さが厚い方
が高く、一方、画像の鮮鋭性は輝尽層の厚さが薄いほど
高い傾向にある。
変換パネルに関する従来技術としては、例えば特開昭5
6−ID93号に、輝尽性蛍光体を結着剤中に分散して
なる輝尽性蛍光体の一方の層界面に金属光反射層を設け
る方法が開示されている。この方法によれば、輝尽層の
輝尽励起光入射側界面から内部に入った部分の輝尽層を
金属光反射層に代えることによって、前記輝尽層の層厚
をより薄くすることができ、これによって輝尽励起光の
輝尽層内での広がりをおさえることが可能となり、鮮鋭
性の高い放射線画像が得られるというものである。
しかし、この方法は輝尽層厚を薄膜化した分だけ輝尽励
起光の層内部での広がり(散乱)を抑制できるが、前記
層内で散乱しながら金属光反射層に到達した輝尽励起光
は、はとんど指向性を持たないので前記輝尽励起光の金
属反射層に対する入射角に応じて反射されて前記輝尽層
側にもどり、再び散乱を繰返して輝尽性蛍光体を広範囲
にわたって励起するので、画像の鮮鋭性はあまり改善さ
れていない。
まl;、特開昭56−12600号には、前記特開昭5
6−11393号に開示された金属光反射層の代りに輝
尽性蛍光体を結着剤中に分散してなる輝尽層の一方の面
に白色顔料光反射層を設ける方法が開示されている。こ
の方法によれば、輝尽層の輝尽励起光入射側の表面から
内部に入った部分の輝尽層を白色顔料光反射層に代るこ
とによって、前記輝尽層の層厚をより薄くすることがで
き、これによって輝尽励起光の輝尽層内での拡りをおさ
えることが可能となり、鮮鋭性の高い放射線画像が得ら
れるというものである。
しかし、この方法も、一種の白色顔料である輝尽性蛍光
体を結着剤中に分散してなる輝尽層の一部を、白色顔料
を結着剤中に分散してなる白色顔料に置換えただけであ
る。このため、この方法は輝尽層を薄くした分だけ輝尽
励起光の層内部で拡り(散乱)をおさえる効果はあるが
、前記層内部で散乱しながら白色顔料光反射層に到達し
た輝尽励起光は白色顔料光反射層表面で乱反射し、また
は白色顔料光反射層内部で散乱して輝尽層側に反射し、
輝尽層内で再び散乱して輝尽性蛍光体を広範囲にわたっ
て励起するので、画像の鮮鋭性はあまり改善されていな
い。
また、特開昭61−73100号に記載されているよう
に、結着剤を含有しない輝尽層は蛍光体の充填率が著し
く向上するとともに、輝尽層中での輝尽励起光および輝
尽発光の指向性が向上するので、前記変換パネルの放射
線に対する感度が改善されると同時に、画像の鮮鋭性も
改善される。前記結着剤を含有しない輝尽層の形成方法
には、蒸着やスパッタリングが適しているため、支持体
には耐熱性が要求される。このため、結晶化ガラスや化
学強化ガラスが好ましく用いられるが、これらの支持体
は機械的強度を満足させるためにはある程度層厚を厚く
する必要があり、その内部で輝尽励起光の一部を強く散
乱してしまい、鮮鋭性を低下させることが問題になって
いる。
さらに、本発明者らは、輝尽層のいずれか一方の層界面
側に光反射層を有する変換パネル(特開昭62−133
399号参照)および輝尽層のいずれか一方の層界面側
に光散乱層を有する変換パネル(特開昭62−1334
00号参照)を提案している。これらの変換パネルは、
いずれも優れた放射線画像感度および画像の鮮鋭性を有
するものであるが、より優れた変換パネルを得るために
はさらに改良の余地があった。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の変換パネルにおいては放射線感度および鮮鋭性の
いずれもが優れているものは見出されていない。
そこで本発明は、放射線感度および鮮鋭性のいずれもが
Iれている変換パネルを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の放射線変換画像パネルは、支持体上に輝尽層を
有する放射線画像変換パネルにおいて、 前記支持体と前記輝尽層との間に、支持体側から光遮断
層および光散乱層をこの順序で有することを特徴とする
以下、本発明の変換パネルの構成を添付図面に基いて説
明する。第1図および第2図は本発明の変換パネルの一
例を示す断面概略図であり、第1図および第2図中にお
いて、lは支持体、2は輝尽層、3は光遮断層、4は光
散乱層、5は保護層を表す。
本発明の変換パネルは、第1図および第2図に示すとお
り、支持体l上に、輝尽層2を有するものであるが、さ
らにその構成要素として光遮断層3および光散乱層4を
含むものである。光遮断層3および光散乱層4は、支持
体lと輝尽層2の間に支持体lの側から光遮断層3と光
散乱層4の順序で設けられているものである。また、本
発明の変換パネルには、第2図で示すように輝尽層2上
に、輝尽層2を外部の化学的および物理的刺激から保護
するために保護層5を設けたものも含まれる。
本発明の変換パネルにおいて輝尽層を構成する輝尽性蛍
光体とは、最初の光もしくは高エネルギー放射線が照射
された後に、先約、熱的、機械的、化学的または電気的
等の刺激(輝尽励起)により、最初の光もしくは高エネ
ルギー放射線の照射量に対応した輝尽発光を示す蛍光体
であるが、実用的な面からは500nm以上の励起光に
よって輝尽発光を示す蛍光体が好ましい。
このような輝尽性蛍光体としては、例えば特開昭48−
80487号に記載されているBa5O+ :Ax、特
開昭48−80489号に記載されている5rSO4:
 kxs特開昭53−39277号に記載されているL
iJ407:Cu、Ag等、特開昭54−47883号
に記載されているLi2O・(B202)x:Cu及び
Li20(BzOz):Cu、Ag等、米国特許3,8
59,527号のSrS:Ce、Sm、 SrS:Eu
、Sm、La2O2S:Eu、Smおよび(Zn 、 
Cd)S :Mn 、 Xで示される蛍光体が挙げられ
る。
また、特開昭55−12142号に記載されているZn
S :Cu 、 Pb蛍光体、一般式Ba0−xA(2
20,:Euで示されるアルミン酸バリウム蛍光体、お
よび一般式、M”0・xS io□二Aで示されるアル
カリ土類金属珪酸塩系蛍光体が挙げられる。また、特開
昭55−12143号に記載されている一般式、 (Bat−l−yMgmcay) FX : Eu”で
示されるアルカリ土類弗化ハロゲン化物蛍光体、特開昭
55−12144号に記載されている一般式、LnOX
 :  xA で示される蛍光体、特開昭55−12145号に記載さ
れている一般式、 (Bat−+ M 、) FX: yAに示される蛍光
体、特開昭55−84389号に記載されている一般式
、 BaFX : xCe、 yA で示される蛍光体、特開昭55−160078号に記載
されている一般式、 M  FX −xA :  yLn で示される希土類元素付活2価金属フルオロハライド蛍
光体、一般式、ZnS: A、 CdS: A、  (
Zn、 Cd)S : A、 ZnS : A、X及び
CdS : A、Xテ示される蛍光体、特開昭59−3
8278号に記載されている下記いずれかの一般式、 xM3 (PO4)2・NXz ’ yAM3 (PO
4) 2 : yA で示される蛍光体、特開昭59−155487号に記載
されている下記のいずれかの一般式、 nReX 、 ・mAX、’ −xEunReX3 #
mAX、’ : xEu、ySmで示される蛍光体、お
よび特開昭61−72087号に記載されている下記一
般式、 M’X ・’ aM X、 ・bM X3  、cAで
示されるアルカリハライド蛍光体および特開昭61−2
28400号に記載されている一般式、M’X : x
Bi、で示されるビスマス付活アルカリハライド蛍光体
等が挙げられる。特にアルカリハライド蛍光体は、蒸着
、スパッタリング等の方法で輝尽層を形成しやすく好ま
しい。
しかし、本発明の変換パネルに用いられる輝尽性蛍光体
は、前述の蛍光体に限られるものではなく、放射線を照
射した後輝尽励起光を照射した場合に輝尽発光を示す蛍
光体であればいかなる蛍光体であってもよい。
本発明の変換パネルにおける輝尽層は、前記の輝尽性蛍
光体の少なくとも一種類を含むlもしくは2以上の輝尽
層から成る輝尽層群であってもよい。また、それぞれの
輝尽層に含まれる輝尽性蛍光体は同一であってもよいが
異なっていてもよい。
輝尽層の形成方法としては、特開昭56−12600号
に記載の塗布法を適用することができ、また蒸着などの
気相堆積法などを適用することができる。
気相堆積法で形成された輝尽層は、塗布法で形成された
輝尽層よりも蛍光体の充填密度が高くなり、放射線感度
が高くなる。
変換パネルの輝尽層の層厚は、目的とする変換パネルの
放射線に対する感度、輝尽性蛍光体の種類等によって異
なるが、結着剤を含有しない場合10−1000μmの
範囲、さらに好ましくは30〜800μmの範囲から選
ばれるのが好ましく、結着剤を含有する場合で20〜1
000μmの範囲、さらに好ましくは50〜500μm
の範囲から選ばれるのが好ましい。
本発明において使用される支持体としては各種高分子材
料、結晶化ガラスなどのガラス、セラミ・ンクス、金属
等が挙げられる。
高分子材料としては例えばセルロースアセテート、ホリ
エステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ ド
、ポリイミ ド、 トリアセテート、ポリカーボネート
などのフィルムが挙(デられる。
金属としては、アルミニウム、鉄、銅、クロム等の金属
ンートもしくは金属板または該金属酸化物の被覆層を有
する金属シートまたは金属板が挙けられる。ガラスとし
ては化学的強化ガラスおよび結晶化ガラスなどが挙げら
れる。まl:セラミックスとしてはアルミナおよびジル
コニアの焼結板などが挙げられる。気相堆積法で輝尽層
を形成する場合には結晶化ガラスが好ましい。
また、これら支持体の層厚は用いる支持体の材質等によ
って異な乙が、一般的には80μm〜5n+n+であり
、取り扱いが容易であるという点から、好ましくは20
0μm〜3mmである。
これら支持体の表面は滑面であってもよいし、上層との
接着性を向上させる目的でマット面としてもよい。また
、支持体の表面は凹凸面としてもよいし、個々に独立し
た微小タイル状板を密に配置した表面構造としてもよい
本発明の変換パネルにおいては、支持体と輝尽層との間
に支持体の側から光遮断層および光散乱層をこの順序で
有することを最大の特徴とするものである。ここで光遮
断層のみの場合には画像の感度が低下し、また、光散乱
層のみの場合には画像の鮮鋭性が低下してしまうことか
ら本発明の目的を達成することができない。
本発明の変換パネルは前記結晶化ガラスや化学強化ガラ
ス、セラミックス焼結板のように、輝尽励起光の一部を
その内部で散乱する性質をもつ支持体を用いた場合に特
に効果が高い。
本発明の変換パネルにおける光遮断層は、輝尽励起光を
吸収するかまたは層の表面で反射することによりそれら
の透過を防止する作用をする層である。
光遮断層は、輝尽励起光(500〜900nm、特に6
00〜800nm)をおもに反射または吸収することに
より、その透過を防止するという目的から光透過率が5
%以下が好ましく、1%以下がさらに好ましい。
また、光遮断層は、輝尽励起光の反射を行う目的からは
光反射率が輝尽励起光に対して70〜200%が好まし
く、輝尽励起光の吸収を行う目的からは40%以下が好
ましい。ただし、光反射率は、標準白板(Mg0)を1
00%とし、光透過率は空気を100%として、厚さ1
0mmのセルを用いていずれも(株)日立製557分光
光度計を用いて測定した。尚光透過率、光反射率とも実
際に用いる層の厚さで測定した場合の値を表す。以下に
おいて同様である。
この光遮断層の構成材料としては、例えば、アルミラム
、ニッケル、クロム、銀、銅、白金、口ジウムなどの金
属が挙げられ、また、酸化チタン(TloX%  l≦
X≦2)、酸化クロム(crzos)、酸化アルミニウ
ムと酸化チタンの混合物(kQ20.・X T I O
y %  ただし、0.1≦X≦0.5、l≦y≦2)
などの黒色系セラミックスなどが挙げられる。
光遮断層の形成方法は、その構成材料により適宜選択さ
れる。例えば、前記金属を用いる場合には、蒸着法、ス
パッタリング法、イオンブレーティング法、めっき法お
よび溶射法などの方法が適用される。また、前記黒色系
セラミックスを用いる場合には、塗布法および溶射法な
どの方法が適用される。この溶射法としては、ガスの高
温火炎を熱源としたガス式熔射法またはアークもしくは
プラズマを熱源とした電気式。溶射法などが挙げられる
が、ガス式熔射法は製造コストが低いという利点をもち
、電気式溶射法は高密度で接着性の良い膜が得られると
いう利点をもっている。
光遮断層の厚さは蒸着、スパッタリング等の製法による
場合には0.01〜0.5μmが好ましく、めっき法、
溶射法等、の製法による場合には10〜100μmが好
ましい。この光遮断層の厚さがあまり小さすぎる場合に
は、輝尽励起光の透過率が大となり、あまり大きすぎる
場合には、支持体との接着性が低下したり、反り、歪み
などを生ずる場合があり、いずれも好ましくない。
本発明の変換パネルにおける光散乱層は、輝尽励起光お
よび/または輝尽発光(300〜900nm)を散乱層
の内部で反射・散乱する作用を行うものである。また、
この光散乱層の厚さを適宜増減して光の散乱の度合を調
整することにより、所望の感度および鮮鋭性を有する変
換パネルが容易に得られる。
この光散乱層は、その目的を達成するためには光反射率
が40%以上であることが好ましく、80%以上である
ことがさらに好ましい。
光散乱層の構成材料としては、鉛白、硫化亜鉛、酸化チ
タン白などの白色顔料;酸化アルミニウム(AQ2(h
) 、酸化ジルコニウム(ZrO,) 、あるいはそれ
らと酸化チタン(Tie、) 、二酸化珪素(SiO2
)、酸化マグネシウム(MgO) 、酸化カルシウム(
Cab) 、炭酸カルシウム(CaCO3)のうちの少
なくともひとつとの混合物、酸化アルミニウムー酸化チ
タン(AQ103 ・xTiot、ただし、Xは、0、
O1≦X≦0.05である)、酸化アルミニウムー二酸
化素(A(220,・xsio、、ただし、Xは、0.
01≦X≦0.5である)、酸化ジルコニウム−酸化マ
グネシウム(Zr0t * xMgo、ただし、Xは0
.01≦X≦0.5である)などのセラミックス;ガラ
ス;などが挙げられる。これらの中でも、セラミックス
などのように、変換パネルの製造時に加えられる熱(例
えば、蒸着法により輝尽層を形成する場合)によっても
劣化することがない耐熱性の優れたものが好ましい。
光散乱層の形成方法は特に制限されないが、大面積にわ
たって均一な厚さの層を形成できることがら溶射法を適
用することが好ましい。
したがって光散乱層としては、前記セラミックス、特に
白色系セラミックスを用い、溶射法により形成したもの
が好ましい。
溶射材としては、粉末状、棒状のいずれの形態のものも
使用することができる。粉末状の溶射材の平均粒径は5
0μm以下であることが好ましく、さらに30μm以下
であることが特に好ましい。
光散乱層の厚さは、上記のとおり反射散乱の度合に応じ
て適宜決定されるが、本発明の目的を達成するうえから
は5〜200μmが好ましく、20〜100μmがさら
に好ましい。この光散乱層の厚さがあまり小さすぎる場
合には、光散乱層内で反射・散乱して輝尽層側に戻る輝
尽励起光の比率が小さくなるので感度が低くなり、あま
り大きすぎる場合には、光散乱層内での輝尽励起光の拡
がりが増大しすぎて鮮鋭性が低くなる。
本発明の変換パネルにおいては、光散乱層の厚さの増減
により感度を調整することができる特徴を利用して、特
開昭63−214700号に記載している被写体の放射
線吸収量のパターンに応じて感度を変化させた変換パネ
ルにすることも可能である。
また、光散乱層の表面および/または内部が前記公報に
記載されている着色剤により着色されていてもよい。
本発明の変換パネルにおける光遮断層および光反射層の
表面は滑面であってもよいし、凹凸面であってもよい。
本発明の変換パネルにおいては、変換パネルを構成する
各層の間に、各層の接着性を高める目的から必要に応じ
て補助的に接着層を設けることができる。
本発明の変換パネルにおいては、輝尽層を外部雰囲気か
らの化学的刺激、特に水分から保護するために、輝尽層
上にさらに少なくとも1以上の保護層を設けることがで
きる。
このような保護層を形成するものとしては、透光性がよ
く、シート状に成形できるものを用いることができる。
さらに、保護層は輝尽励起光および輝尽発光を効率よく
透過するために、広い波長範囲で高い透過率を示すもの
が好ましく、この透過率か80%以上のものがさらに好
ましい。
このようなものとしては、例えば、石英、硼珪酸ガラス
、化学的強化ガラスなどの板ガラスや、PET、 OP
P、ポリ塩化ビニルなどの有機高分子化合物を挙げるこ
とができる。ここで例えば、硼珪酸ガラスは330nm
〜2.6μmの波長範囲で80%以上の透過率を示し、
石英ガラスではさらに短波長においても高い透過率を示
す。
保護層を形成するものとしては、透過率とともに防湿性
が優れていることから板ガラスが好ましい。
保護層の厚さは、実用上は10μm〜3mmであり、良
好な防湿性を得るためには100μm以上が好ましい。
この保護層の厚さが500μm以上の場合には耐久性、
耐用性に優れた変換パネルを得ることができ好ましい。
本発明の変換パネルにおいて、輝尽層と保護層との間に
保護層よりも低屈折率の層を設けてもよい。また、輝尽
層と前記低屈折率の層との間に、さらに前記低屈折率の
層よりも高屈折率の層を設けてもよい。これらの保護層
構成によれば、画像の鮮鋭性を損なうことなく、耐用性
を向上させることができ好ましい。
また、保護層の表面に、MgF2等の反射防止層を設け
ると、輝尽励起光および輝尽発光を効率よく透過すると
ともに、鮮鋭性の低下を小さくする効果もあり好ましい
保護層の屈折率は特に制限されないが、実用上は1.4
〜2.0の範囲が一般的である。
保護層は、必要に応じて2層以上を設けることができる
。特に、特開昭62−15500号に開示されている互
いに吸湿性の異なる2層以上を組み合せた構成は、防湿
性が高く好ましい。
本発明の変換パネルにおいては、保護層は支持体の役割
を兼ねることもできる。その場合は本発明でいう支持体
は実質的に輝尽層を支持する機能を発揮しなくてもよい
本発明の変換パネルは、第3図に概略的に示される放射
線画像変換方法において用いられる。
すなわち、第3図において、41は放射線発生装置、4
2は被写体、43は本発明に係る変換パネル、44は輝
尽励起光源、45は前記変換パネルより放射された輝尽
蛍光を検出する光電変換装置、46は、45で検出され
た信号を画像として再生する装置、47は再生された画
像を表示する装置、48は輝尽励起光と輝尽蛍光とを分
離し、輝尽蛍光のみを透過させるフィルタである。なお
、45以降は43からの光情報を何らかの形で画像とし
て再生できるものであればよく、上記に限定されるもの
ではない。
第3図に示されるように、放射線発生装置41からの放
射線は被写体42を通して変換パネル43に入射する。
この入射した放射線はパネル43の輝尽層に吸収され、
そのエネルギーが蓄積され、放射線透過像の蓄積像が形
成される。
次にこの蓄積像を輝尽励起光源44からの輝尽励起光で
励起して輝尽発光として放出せしめる。放射される輝尽
発光の強弱は蓄積された放射線エネルギー量に比例する
ので、この光信号を例えば光電子増倍管等の光電変換装
置45で光電変換し、画像再生装置46によって画像と
して再生し画像表示装置47によって表示することによ
り、被写体の放射線透過像を観察することができる。
(実施例) 次に実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 厚さl mmの結晶化ガラス板の表面をサンドブラスト
処理した。次に、その表面にローカイト・ロッド・スプ
レィ装置を用いてA1220.・40%Ti01を溶射
して厚さ40μm1光透過率0%、光反射率14%の光
遮断層を形成した。
その後前記光遮断層上に、さらにガス炎溶射装置により
粒度5〜20μmの99%A0..O,粉末を溶射して
、厚さ約50μm1光反射率73%の光散乱層を形成し
 tこ 。
次に前記光散乱層上に、アルカリハライド輝尽性蛍光体
(RbBr : I X 10−’TQ)を電子ビーム
蒸着法により約300μmの厚さに蒸着して本発明の変
換パネルAを得た。
実施例2 実施例1においてAQ20.・40%Tie、を溶射し
て設けた光遮断層の代わりに、ガス炎溶射装置を用いて
粒度5〜20μmのNi−20%C「粉末を溶射して厚
さ約25μm1光透過率0%、光反射率32%の光遮断
層を形成した以外は実施例1と同様にして本発明の変換
パネルBを得た。
実施例3 厚さ1.mmの結晶化ガラス板を20%弗化水素溶液に
20秒間浸漬したのち洗浄することにより、表面を粗面
処理し、その上に抵抗加熱法によりAQを0.25μm
の厚さに蒸着して光透過率0.3%、光反射率75%の
光遮断層を形成した。前記光遮断層上に実施例1と同様
にして光散乱層および揮尽性蛍光体層を設けて本発明の
変換パネルCを得た。
実施例4 実施例1において、光散乱層の厚さを20μm1光反射
率を52%とした以外は実施例1と同様にして本発明の
変換パネルDを得た。
実施例5 実施例1において、光散乱層の厚さを70%mとし、光
反射率を80%とした以外は実施例1と同様にして本発
明の変換パネルEを得た。
実施例6 実施例1において、光散乱層の厚さを100μmとし、
光反射率を88%とした以外は実施例1と同様にして本
発明の変換パネルFを得た。
比較例(1) 実施例1において、光遮断層を形成しなかった以外は同
様にして本発明の変換パネルPを得た。
比較例(2) 実施例1において、光散乱層を形成しなかった以外は同
様にして本発明の変換パネルQを得た。
比較例(3) 実施例2において、光散乱層を形成しなかった以外は同
様にして本発明の変換パネルRを得た。
比較例(4) 実施例3において、光散乱層を形成しなかった以外は同
様にして本発明の変換パネルSを得た。
このようにして得られた各変換パネルを用い、その感度
および鮮鋭性を評価した、まず、変換パネルに管電圧8
0KVpのX線をlomR照射したのち、半導体レーザ
光(780nm)で輝尽励起し、輝尽層から放射される
輝尽発光を光検出器(光電子増倍管)で光電変換し、こ
の信号を画像再生装置によって画像として再生し、解析
した。信号の大きさから、変換パネルのX線に対する感
度を測定し、また得られる画像より画像の変調伝達関数
(MTF)を測定した。その結果を第4図に示す。なお
、第4図中、横軸は感度であり、縦軸はMTFである。
なお、X線に対する感度は比較例(1)の変換パネルP
の感度をlOOとして相対値で示し、また、MTFは空
間周波数が2サイクル/ mmの時の値である。
第4図から明らかなとおり、本発明の変換パネルA−F
は、光散乱層のみを有する比較例(1)の変換パネルP
に比べて感度をあまり低下させることなく、鮮鋭性が向
上した。また、光遮断層のみを有する比較例の変換パネ
ルQ−3と比べれば鮮鋭性をあまり低下させることなく
感度が大幅に向上した。
さらに変換パネルA、D、EおよびFの測定結果から明
かなとおり、光散乱層の層厚のみを変化させ、それ以外
の構成要素は全く同じにすることにより、本発明の変換
パネルを高感度タイプ、高鮮鋭性タイプなと種々の感度
−MTF特性を有する変換パネルにすることができる。
〔発明の効果〕
本発明の変換パネルは、放射線画像感度および画像の鮮
鋭性のいずれも 非常に優れているものである。また、
本発明の変換パネルにおいては、光散乱層の厚さを適宜
選択することにより、所望の感度−MTF特性(鮮鋭性
)を有する変換パネルにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の変換パネルの概略断面図
であり、第3図は放射線画像変換方法の説明図であり、
第4図は実施例および比較例の各変換パネルの放射線感
度およびMTF特性を表す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パネ
    ルにおいて、 前記支持体と前記輝尽性蛍光体層との間に、支持体側か
    ら光遮断層および光散乱層をこの順序で有することを特
    徴とする放射線画像変換パネル。
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