JP2004109118A - 放射線像変換パネルおよび放射線画像情報読取方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 蓄積性蛍光体を含有する蛍光体層、およびその片面に設けられた光反射層を有する放射線像変換パネルにおいて、該蓄積性蛍光体を励起するための励起光および該蓄積性蛍光体からの発光光に対する該蛍光体層の散乱長が5乃至20μmの範囲にあり、そして励起光に対する該光反射層の散乱長が5μm以下である放射線像変換パネル。また、発光光の光量が飽和レベルの10乃至90%となるような励起エネルギーを有する励起光を用いて、放射線像変換パネルから放射線画像情報を読み取る方法。
【選択図】 なし
Description
また、本発明の放射線画像情報読取方法は、この放射線像変換パネルを用いて、励起光の励起エネルギーを飽和発光量に対して一定範囲の発光量を示すように設定して行うことにより、高画質の再生放射線画像を与えることができる。特に、ラインセンサを用いる線検出の場合に本発明の放射線像変換パネルを用いると高い効果が得られる。
dj/dz=(β+α)j−αi …(2)
j(Z)=Kξe-γZ+LηeγZ
T=i(d)/i(0)
で与えられ、これにフィルム単独で透過率を測定する場合に、戻り光がない(j(d)=0)と仮定すると、透過率Tは厚さdの関数として下記式(3)で表すことができる。
測定した透過率Tとフィルムの厚さdのデータを式(3)に入れて最小二乗法などにより最適化することにより、散乱長1/αおよび吸収長1/βを求めることができる。
(1)蛍光体層が蓄積性蛍光体の粒子と、該粒子を分散状態で支持する結合剤からなり、該結合剤と該蓄積性蛍光体粒子との重量比が1:10乃至1:50の範囲にある。
(2)蓄積性蛍光体の平均粒子径が2乃至10μmの範囲にある。
(3)蛍光体層における蓄積性蛍光体の充填密度が60容量%以上である。
(4)蛍光体層の上に保護層が設けられていて、該保護層のヘイズ度が5乃至80%の範囲にある。
(5)保護層がフィラーを分散含有する高分子物質からなり、該フィラーの粒子径が0.1乃至10μmの範囲にあり、そして該フィラーが該高分子物質に対して5乃至50重量%の範囲で含有されている。
支持体は通常、柔軟な樹脂材料からなる厚みが50μm乃至1mmのシートあるいはフィルムである。支持体は透明であってもよく、あるいは支持体に、励起光もしくは発光光を反射させるための光反射性材料(例、アルミナ粒子、二酸化チタン粒子、硫酸バリウム粒子)を充填してもよく、あるいは空隙を設けてもよい。または、支持体に励起光または発光光を吸収させるため光吸収性材料(例、カーボンブラック)を充填してもよい。支持体の形成に用いることのできる樹脂材料の例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アラミド樹脂、ポリイミド樹脂などの各種樹脂材料を挙げることができる。必要に応じて、支持体は金属シート、セラミックシート、ガラスシートなどであってもよい。
MIIFX:zLn ‥‥(I)
で代表される希土類付活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体は特に好ましい。ただし、MIIはBa、Sr及びCaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属を表し、LnはCe、Pr、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Nd、Er、Tm及びYbからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素を表す。Xは、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンを表す。zは、0<z≦0.2の範囲内の数値を表す。
LnOX:aCe ‥‥(II)
[Lnは、Y、La、Gd、もしくはLuなどの希土類元素であり、Xは、Cl、Br、もしくはIなどのハロゲン元素であり、aは、0<a≦0.2を満足する数値である]を有する蓄積性蛍光体も好ましい。
LuwYxGdyLazSIOp:aCe ‥‥(III)
[w、x、y、およびzはそれぞれ、1.5≦w+x+y+z≦2.2、x≧0、y≧0、z≧0、そしてw/(w+x+y+z)>0.8を満足する数値であり、pは上記基本組成式の化合物の電荷を0とする数値を表わし、そしてaは、1×10-5<a<1×10-1の範囲内の数値を表わす]を有するセリウム付活ルテチウムケイ酸塩系蓄積性蛍光体も蛍光体も好ましい。
bA, wNI, xNII, yNIII
ただし、AはAl2O3、SiO2及びZrO2などの金属酸化物を表す。MIIFX粒子同士の焼結を防止する上では、一次粒子の平均粒径が0.1μm以下の超微粒子でMIIFXとの反応性が低いものを用いることが好ましい。NIは、Li、Na、K、Rb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属の化合物を表し、NIIは、Mg及び/又はBeからなるアルカリ土類金属の化合物を表し、NIIIは、Al、Ga、In、Tl、Sc、Y、La、Gd及びLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金属の化合物を表す。これらの金属化合物としては、特開昭59−75200号公報に記載のようなハロゲン化物を用いることが好ましいが、それらに限定されるものではない。
(1)蛍光体シートの作製
14面体型輝尽性蛍光体粒子:BaF(Br0.85I0.15):Eu
(平均粒子径(Dm):5μm) 1000g
結合剤:ポリウレタンエラストマー(パンデックスT-5265H、大日本インキ化
学工業(株)製)のMEK溶液[固形分13重量%] 182g
架橋剤:ポリイソシアネート(コロネートHX[固形分100%]、
日本ポリウレタン工業(株)製) 3g
黄変防止剤:エポキシ樹脂(エピコート#1001[固形]、
油化シェルエポキシ(株)製) 6.7g
樹脂:飽和ポリエステル樹脂(バイロン300、東洋紡(株)製)のMEK
溶液[固形分30重量%] 20g
硬化剤:ポリイソシアネート(オレスターNP38-70S[固形分70%]、
三井東圧(株)製) 2g
導電剤:SnO2(Sbドープ)針状微粒子(長軸:0.2〜2μm、
短軸:0.01〜0.02μm、FS-10P、石原産業(株)
製)のMEK分散体[固形分30重量%] 50g
平均粒子径:0.4μm) 444g
結合剤:軟質アクリル樹脂(クリスコートP-1018GS[20%トル
エン溶液]、大日本インキ化学工業(株)製) 100g
着色剤:群青(SM-1、第一化成工業(株)製) 2.2g
支持体上の光反射層表面に、上記蛍光体シートを塗布形成時の裏面(仮支持体側)が接するようにして重ね、これをカレンダー機を用いて、総荷重2300kg、上側ロール温度45℃、下側ロール温度45℃、送り速度0.3m/分にて熱圧縮した。これにより、蛍光体層は光反射層に完全に融着した。熱圧縮後の蛍光体層の層厚300μm、蛍光体粒子の充填密度3.40g/cm3(65容量%)であった。
高分子物質:フルオロオレフィン・ビニルエーテルコポリマー(ルミフロン
LF-504X[30%キシレン溶液]、旭硝子(株)製) 76g
架橋剤:ポリイソシアネート(スミジュールN3500[固形分100%]、
住友バイエルウレタン工業(株)製) 7.5g
触媒:ジブチルチンジラウレート(KS1260、共同薬品(株)製) 0.25mg
実施例1において、熱圧縮後の蛍光体層の層厚が350μmとなるようにした以外は、同一の操作により、本発明の放射線像変換パネルを製造した。
実施例1において、保護層用塗布液材料として下記組成の材料を用いてフィラー含有保護層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、本発明の放射線像変換パネルを製造した。
LF-504X[30%キシレン溶液]、旭硝子(株)製) 76g
有機フィラー:メラミン−ホルムアルデヒド(平均粒子径:0.6
μm、エポスターS6、(株)日本触媒製)、 11g
架橋剤:ポリイソシアネート(スミジュールN3500[固形分100%]、
住友バイエルウレタン工業(株)製) 7.5g
カップリング剤:アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート
(プレンアクトAL-M、味の素(株)製) 0.1g
触媒:ジブチルチンジラウレート(KS1260、共同薬品(株)製) 0.25mg
実施例2において、熱圧縮後の蛍光体層の層厚が350μmとなるようにした以外は、同一の操作により、本発明の放射線像変換パネルを製造した。
実施例1において、蛍光体シート用塗布液材料として下記組成の材料をメチルエチルケトン83gに加えて塗布液(結合剤/蛍光体の重量比:1/20)を調製し、蛍光体シートを作製したこと、および実施例2の塗布液材料を用いてフィラー含有保護層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、本発明の放射線像変換パネルを製造した。なお、熱圧縮後の蛍光体層の層厚300μm、蛍光体粒子の充填密度3.37g/cm3(65容量%)であった。
(平均粒子径(Dm):5μm) 1000g
結合剤:ポリウレタンエラストマー(パンデックスT-5265H、大日本インキ化
学工業(株)製)のMEK溶液[固形分13重量%] 273g
架橋剤:ポリイソシアネート(コロネートHX[固形分100%]、
日本ポリウレタン工業(株)製) 4.5g
黄変防止剤:エポキシ樹脂(エピコート#1001[固形]、
油化シェルエポキシ(株)製) 10g
実施例3において、熱圧縮後の蛍光体層の層厚が350μmとなるようにした以外は、同一の操作により、本発明の放射線像変換パネルを製造した。
実施例1において、蛍光体シート用塗布液材料として平均粒子径(Dm)3.5μmの輝尽性蛍光体粒子を用いたこと、および実施例2の塗布液材料を用いてフィラー含有保護層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、本発明の放射線像変換パネルを製造した。なお、熱圧縮後の蛍光体層の層厚300μm、蛍光体粒子の充填密度3.32g/cm3(64容量%)であった。
実施例2において、蛍光体シート用塗布液材料として平均粒子径(Dm)3.5μmの輝尽性蛍光体粒子を用いたこと、および保護層用塗布液材料として平均粒子径1.1μmの有機フィラー(メラミン−ホルムアルデヒド、エポスターS12、(株)日本触媒製)16gを用いたこと以外は実施例2と同様にして、本発明の放射線像変換パネルを製造した。
実施例1において、以下のようにしたこと以外は実施例1と同様にして本発明の放射線像変換パネルを製造した。すなわちまず、厚みが200μmの蛍光体シート2枚を作製した。次に、支持体上の光反射層表面に蛍光体シート1枚を塗布形成時の表面が接するようにして重ね、これをカレンダー機を用いて総荷重1600kg、上側ロール温度45℃、下側ロール温度45℃、送り速度0.3m/分にて熱圧縮して下側蛍光体層を形成した。この下側蛍光体層の表面に、もう一枚の蛍光体シートを塗布形成時の裏面(仮支持体側)が接するようにして重ね、これをカレンダー機を用いて総荷重2300kg、上側ロール温度45℃、下側ロール温度45℃、送り速度0.3m/分にて熱圧縮して、上側蛍光体層を形成した。この処理により、上下二層の蛍光体層は光反射層に完全に融着した。熱圧縮後の蛍光体層の全層厚300μm、蛍光体粒子の充填密度3.39g/cm3(65容量%)であった。次いで、実施例2の塗布液材料を用いてフィラー含有保護層を形成した。
実施例1と同様にして厚みが200μmの蛍光体シートを作製した後、この蛍光体シートを用いて実施例6と同様にして、支持体上の光反射層表面に下側蛍光体層を形成した。次に、実施例4と同様にして厚みが200μmの蛍光体シートを作製した後、この蛍光体シートを用いて実施例6と同様にして、下側蛍光体層表面に上側蛍光体層を形成した。熱圧縮後の蛍光体層の全層厚300μm、蛍光体粒子の充填密度3.38g/cm3(65容量%)であった。次いで、実施例2の塗布液材料を用いてフィラー含有保護層を形成し、本発明の放射線像変換パネルを得た。
実施例1において、蛍光体シート用塗布液材料として下記組成の材料をメチルエチルケトン370gに加えて粘度約3Pa・sの塗布液(結合剤/蛍光体の重量比:1/8.4)を調製し、蛍光体シートを作製したこと、およびポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み:10μm)をポリエステル系接着剤を用いて(厚み:1.5μm)蛍光体層上に接着して、保護層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、比較のための放射線像変換パネルを製造した。なお、熱圧縮後の蛍光体層の層厚300μm、蛍光体粒子の充填密度3.27g/cm3(63容量%)であった。
(平均粒子径(Dm):5μm) 1000g
結合剤:ポリウレタンエラストマー(デスモラック4125[固形分
100%]、住友バイエルウレタン(株)製) 112.5g
黄変防止剤:エポキシ樹脂(エピコート#1001[固形]、
油化シェルエポキシ(株)製) 7g
比較例1において、熱圧縮後の蛍光体層の層厚が350μmとなるようにした以外は、同一の操作により、比較用の放射線像変換パネルを製造した。
得られた各放射線像変換パネルについて、以下のようにして散乱長の測定、ヘイズ度の測定、および放射線画像の画質の評価を行った。また、パネルの輝尽発光量の飽和レベルの測定を行った。
蛍光体層および光反射層それぞれについて、実施例と同一の組成で互いに厚さが相違する三枚のフィルム試料を作製し、各々のフィルム試料の厚さ(μm)、および全透過率(%)を自記分光光度計(U−3210型、(株)日立製作所製、150φ積分球を付設)を用いて測定した。測定値をクベルカ・ムンクの理論式により導き出された前記式(3)に導入して、各散乱長を求めた。測定波長は、蛍光体層の輝尽性蛍光体の励起スペクトルの主ピーク波長(代表値660nm)と輝尽発光スペクトルの最大ピーク波長(代表値:400nm)であった。
実施例と同一の組成で同一の層厚の保護層を、透明なポリエチレンテレフタレートシート(厚み:25μm)上に塗布乾燥して形成して、保護層試料を作製した。この保護層試料のヘイズ度を、ヘイズメータ(NDH−300A、日本電色(株)製)を用いて測定した。さらに、ポリエチレンテレフタレートシートのみのヘイズ度を測定し、保護層自体のヘイズ度を算出した。
放射線像変換パネルの表面に、MTFチャートを介してタングステン管球、管電圧80kVpのX線(10mR相当)を照射した後、半導体レーザ光(波長:660nm)を用いて励起エネルギー15J/m2で励起して、パネル表面から放出された輝尽発光光を受光器(分光感度S−5の光電子増倍管)で受光した。受光した光を電気信号に変換し、これを画像再生装置によって画像に再生して表示装置上に画像を得、その鮮鋭度(MTF:%)を測定した。また、パネル表面にX線(1mR相当)を一様に照射し、粒状値のウィナースペクトルを求めた。これらの測定値から、空間周波数1サイクル/mmにおける検出量子効率(DQE)を求めた。なお、粒状値はX線の線量に依存するので、照射した線量値をモニターして線量1mRに補正した。
得られた結果をまとめて表1に示す。
各実施例と比較例で得られた放射線像変換パネルの光反射層の散乱長はいずれも、波長400nmの光に対して3.3nmであり、波長660nmの光に対しては3.7nmであった。
また、放射線像変換パネルの保護層のヘイズ度を上げることによって、再生画像の画質がさらに向上することも明らかである。
実施例1の放射線像変換パネルの表面にタングステン管球、管電圧80kVpのX線(10mR相当)を照射した後、半導体レーザ光(波長:660nm)を用いて励起エネルギーを5〜30J/m2の範囲で変化させて励起して、パネル表面からの輝尽発光の発光量を測定した。励起エネルギーと輝尽発光量との関係をグラフに表し、グラフを外挿して飽和レベルを求め、飽和レベルを100としたときの相対値で輝尽発光量を表示した。
得られた結果をまとめて図4および表2に示す。
─────────────────────────
励起エネルギー(J/m2) 相対輝尽発光量
─────────────────────────
0 0
5 28.8
10 50
20 67.5
30 75
─────────────────────────
11 支持体
12 接着層
13 光反射層
14 蓄積性蛍光体層
15 保護層
21 ブロードエリアレーザ(BLD)
22 コリメータレンズとトーリックレンズからなる光学系
24 ダイクロイックミラー
25、26 セルフォックレンズアレイ
27 励起光カットフィルタ
28 ラインセンサ
29 光電変換素子
30 画像情報読取手段
40 搬送ベルト
L 励起光
M 発光光
S 信号
Claims (9)
- 蓄積性蛍光体を含有する蛍光体層およびその片面に設けられた光反射層を有する放射線像変換パネルにおいて、該蓄積性蛍光体を励起するための励起光および該蓄積性蛍光体からの発光光に対する該蛍光体層の散乱長がいずれも5乃至20μmの範囲にあり、そして励起光に対する該光反射層の散乱長が5μm以下であることを特徴とする放射線像変換パネル。
- 蛍光体層が蓄積性蛍光体の粒子を分散状態で含有支持する結合剤からなり、該結合剤と該蓄積性蛍光体粒子との重量比が1:10乃至1:50の範囲にある請求項1に記載の放射線像変換パネル。
- 蓄積性蛍光体の平均粒子径が2乃至10μmの範囲にある請求項1または2に記載の放射線像変換パネル。
- 蛍光体層における蓄積性蛍光体の充填密度が60容量%以上である請求項1乃至3のいずれかの項に記載の放射線像変換パネル。
- 蛍光体層の上に保護層が設けられていて、該保護層のヘイズ度が5乃至80%の範囲にある請求項1乃至4のいずれかの項に記載の放射線像変換パネル。
- 保護層がフィラーを分散含有する高分子物質からなり、該フィラーの粒子径が0.1乃至10μmの範囲にあり、そして該フィラーが該高分子物質に対して5乃至50重量%の範囲で含有されている請求項5に記載の放射線像変換パネル。
- 放射線画像情報が蓄積記録された、請求項1乃至6のいずれかの項に記載の放射線像変換パネル及び/又は該変換パネルの光反射層が存在しない側の表面近傍に配置された、該変換パネルから発せられる発光光を光電変換して検出する手段を、該パネルの平面に沿って相対的に移動させながら、変換パネルから発せられる発光光の光量が飽和レベルの10乃至90%の範囲内となるような励起エネルギーを有する励起光を、該変換パネルに該移動方向と異なる方向に走査しながら照射し、該パネルの励起光照射部分から発せられる発光光を該光検出手段で逐次光電検出して、放射線画像情報を電気的画像信号として得ることからなる放射線画像情報読取方法。
- 放射線像変換パネルに、パネルから発せられる発光光の光量が飽和レベルの30乃至90%の範囲内となるような励起エネルギーを有する励起光を照射する請求項7に記載の放射線画像情報読取方法。
- 光検出手段が複数の光電変換素子を線状に配してなるラインセンサであり、そして放射線像変換パネルの励起光照射部分及び/又は照射部分の裏面から発せられる発光光を、該ラインセンサで一次元的に受光して光電変換を行い、該ラインセンサからの出力を該パネルまたはラインセンサの移動に応じて順次読み取る請求項7または8に記載の放射線画像情報読取方法。
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