JPH028567Y2 - - Google Patents

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JPH028567Y2
JPH028567Y2 JP16098584U JP16098584U JPH028567Y2 JP H028567 Y2 JPH028567 Y2 JP H028567Y2 JP 16098584 U JP16098584 U JP 16098584U JP 16098584 U JP16098584 U JP 16098584U JP H028567 Y2 JPH028567 Y2 JP H028567Y2
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panel
bending
sanderch
roller
rollers
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はサンドイツチパネルの曲げ加工装置
に関するもので、更に詳細には、一対の表面板間
に断熱性心材を充填して成るサンドイツチパネル
の表裏面のうちの一方に形成された折曲用のV字
状溝を利用して、このV字状溝側に向つて上記サ
ンドイツチパネルを折曲するサンドイツチパネル
の曲げ加工装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般のパレハブ式冷蔵庫等に使用される断熱パ
ネルとして一対のアルミニウム製表面板間に発泡
ポリウレタン等の断熱性心材を充填して成るサン
ドイツチパネルが広く使用されている。この場
合、コーナー部のパネルを得るためには、パネル
の一面側から他面の表面板を残して断面V字状溝
を形成し、次いで上記V字状溝の両側のパネル面
を押圧して上記他面の表面板をV字状溝に沿つて
折曲げる方法が一般に使用されているが、折曲隅
部が丸く形成されるため他のパネルと接続する場
合に支障をきたす欠点があつた。
そこで、上記欠点を改善する方法として、サン
ドイツチパネルにおける折曲すべき他面の表面板
の表面に予め折曲予定線を挟んで2枚の金属製折
曲案内板を溶接しておき、V字状溝を形成した
後、他面の表面板を2枚の折曲案内板の間隙に沿
つて鋭角に折曲するもの、あるいは、折曲すべき
表面板の裏面に予め折曲予定線に跨がつて1枚の
金属板を溶接しておき、V字状溝形成時に同時に
上記金属板を2枚の折曲案内板に分割し、次いで
この分割された折曲案内板の間隙に沿つて他面の
表面板を鋭角に折曲する方法が提案されており
(実公昭55−17107号公報参照)、また、サンドイ
ツチパネルにV字状溝を形成し、この溝のV字状
斜面に、V字状に折曲した合成樹脂板であつてそ
の谷部を薄地の折曲可能部に形成して成る折曲案
内板を接合し、この折曲案内板の折曲可能部に沿
つて他面の表面板を鋭角に折曲する方法が知られ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の従来方法はいずれもが、折曲案
内板又は金属板をパネルに取付ける方法であるた
め、構成部材が増えると共に、重量がかさみ、し
かも、加工工数が増えるため、生産性の向上が図
れないという欠点があつた。更に、前二者におい
てはパネルの断熱性が低下するという欠点もあつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記問題を解決することを企図し
てなされたもので、上記技術的課題を解決するた
めの手段として、折曲加工されるサンドイツチパ
ネルの送り方向に沿つてほぼ直線から所望角度ま
で順次狭くなるように配設された複数の鼓状の受
けローラーと、それぞれ上記受けローラーに相対
面し、かつ、上記サンドイツチパネルの送り方向
に沿つて所望角度から直線まで順次周縁角度が小
さくなる円盤状の曲げローラーと、上記受けロー
ラー及び曲げローラーに関して左右対称位置に配
設され、かつ、上記受けローラーの角度に対応し
てサンドイツチパネルの送り方向に沿つて順次狭
くなるように配設される送り用ガイドとで構成し
て成るサンドイツチパネルの曲げ加工装置を提供
しようとするものである。
〔作用〕
上記技術的手段は次のように作用する。
折曲用のV字状溝を有する被加工用のパネルの
送り方向に沿つて配設される上記各組の受けロー
ラーと曲げローラーとが共働して、上記パネルを
ほぼ直線状態から所望の角度に順次折曲加工する
ことにより、余分な折曲案内板を取付けることな
く簡単な作業で確実に所望角度に折曲加工するこ
とができ、作業時間の短縮及び生産性の向上を図
ることができるなどの特徴を有する。
〔実施例〕
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの考案の曲げ加工装置の平面図を示
し、第2図ないし第4図はそれぞれその曲げ加工
装置の側面図、正面図及び背面図を示すもので、
この考案の曲げ加工装置は、基台1上に設置され
た支持フレーム2の正面側に被加工用のパネルの
供給部3を形成すると共に、背面側には折曲加工
されたパネルの取出部4を形成して成り、また、
上記支持フレーム2の内部には受けローラー部
5、曲げローラー部6及び送り用ガイド部7を配
設して成る。
上記受けローラー部5は、パネルの送り方向す
なわちパネルの供給部3から取出部4に向う方向
に沿つてほぼ直線からパネルの折曲角度(図面で
は90度の場合を示す)より若干大きい角度まで順
次狭くなる6個の鼓状の受けローラー51,52
6で構成されている。ここで、最終段の受けロ
ーラー56の角度を折曲角度より若干(約3〜6
度)大きくした理由は、受けローラー56と相対
面する曲げローラー66の厚みを考慮したためで
ある。なお、上記各ローラー51,52……56
上記支持フレーム2の下部の長手方向に沿つて配
置される一対の下枠8間に架設される水平軸9に
よつて回転可能に支承されている。
一方、上記曲げローラー部6は、上記各受けロ
ーラー51,52…56と相対面する位置に配設さ
れる6個の曲げローラー61,62…66にて構成
されており、これら各ローラー61,62…66は、
パネルの送り方向に沿つて約90度から直線まで順
次周縁角度が小さくなる円盤状に形成されてい
る。なお、これら各曲げローラー61,62…66
は、上記支持フレーム2を構成する上枠10の下
面に垂下されたブラケツト11の水平軸12をも
つて回転可能に支承されている。
また、上記送り用ガイド部7は、上記受けロー
ラー部5及び曲げローラー部6に関して左右対称
位置に配設され、かつ、各受けローラー51,52
…56の角度に対応してパネルの送り方向に沿つ
て順次狭くなる複数の送り用ガイドローラー71
2…76で構成されている。
一方、上記パネル供給部3には、図示しない前
工程のV字状溝加工工程から送られたサンドイツ
チパネルPを上記支持フレーム2側へ搬送する複
数の搬送ローラー13と、パネルの幅寸法に対応
すべく調節可能な一対のガイド14とが配設され
ている。この場合、上記ガイド14は上記基台1
上に設けられたパネルの送り方向と直交する方向
の長孔15に摺動自在なガイドポスト16の上部
に取付けられるアングル材17にて構成されてい
る。なお、ガイド14の移動調節は図面に示した
油圧シリンダー18等の自動式のほかに送りねじ
とハンドルとで構成される手動式(図示せず)の
ものが使用される。
次に、この考案の曲げ加工装置の作動態様につ
いて説明する。
まず、被加工用のサンドイツチパネルPを用意
するのであるが、この場合、サンドイツチパネル
Pは、第6図に示すように、周囲を合成樹脂製の
枠材19にて構成される方形状の枠体の両面にア
ルミニウム合金板製の表面板20,21を係止
し、その内部に発泡ポリウレタン製の断熱性心材
22を注入発泡した構造となつており、そして、
このパネルPの折曲予定線に沿つて第7図に示す
ように、適宜カツターを使用して折曲内側面の表
面板21側から他方の表面板20を残して折曲角
度である90度の開き角度を有する断面V字状溝2
3をパネル全長にわたつて一直線状に形成して成
る。
上記のように構成されるパネルPを、この考案
の曲げ加工装置のパネル供給部3側からV字状溝
23側を上側にして予め調節されたガイド14上
におき、搬送ローラー13により第1の受けロー
ラー51と曲げローラー61との間に挿入する。そ
して、送りローラー71…76に沿つてパネルP
を順次第2ないし第6の受けローラー52〜56
曲げローラー62〜66との間に押し込んでいく
と、パネルPは第5図aないしgに示すよに、パ
ネルPの表面板20の折曲外側面における折曲予
定線の左右両側面が受けローラー51…56にて押
圧されると共に、V字状溝23側が曲げローラー
1…66にて強制的に折曲される。したがつて、
パネルPは送られるに従つて各段階の受けローラ
ーと曲げローラーの角度に従つて段階的に折曲さ
れていき、最終段の受けローラー56と曲げロー
ラー66との間で所望の90度の角度に折曲される。
折曲を完了したパネルPは、そのV字状溝23
の両斜面及び表面板21の切欠端部をそれぞれ当
接した状態で、第8図に示すように、アングル材
等の接合材24をパネルの折曲部内面側にリベツ
ト25により固定してコーナーパネルに形成され
る。なお、接合はリベツトに限られるものではな
く、例えばパネルの折曲部内面側における表面板
21の当接端部をホツトメルトを用いて接着する
方法でもよい。
なお、上記実施例では下側に受けローラー51
…56を配設し、この受けローラー上に相対面し
て曲げローラー61…66を配設した場合について
説明したが、必ずしもこの状態に限定されるもの
ではなく、上記とは逆に受けローラー51…56
上側に配設し、曲げローラー61…66を下側に配
設しても同様にパネルの折曲を行うことができ
る。また、送り用ガイド部7は必ずしもローラー
1…76である必要はないが、パネルPの送りを
円滑にする滑性を有するものであれば棒状のもの
等があつてもよい。なお、上記実施例ではパネル
Pの折曲角度が90度の場合について説明したが、
90度以外の所望の角度の場合であつても同様に折
曲加工することができることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、この考案のサンドイツ
チパネルの曲げ加工装置によれば、被加工用のサ
ンドイツチタパネルの送り方向に沿つて配設され
る各組の受けローラーと曲げローラーとが共働し
て順次サンドイツチパネルをほぼ直線状態から所
望の角度まで折曲加工するため、折曲用V字状溝
の加工が多少ラフであつても折曲線に沿つて正確
に加工することができ、また、従来のように折曲
案内板等をパネルに取付ける必要がないため、加
工工数の削減を図ることができると共に、断熱性
の向上を図ることができる等の優れた効果が得ら
れるので、その利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のサンドイツチパネルの曲げ
加工装置の平面図、第2図は第1図の側面図、第
3図及び第4図はそれぞれ第1図の正面図及び背
面図、第5図aないしgはそれぞれこの考案の曲
げ加工装置の加工手順を示す概略図、第6図は被
加工用のサンドイツチパネルの一部を省略した断
面図、第7図は折曲用のV字状溝を形成したサン
ドイツチパネルの一部断面図、第8図は折曲加工
されたサンドイツチパネルの一部断面図である。 符号説明、3……パネル供給部、4……パネル
取出部、5……受けローラー部、51〜56……受
けローラー、6……曲げローラー部、61〜66
…曲げローラー、7……送り用ガイド部、71
6……送り用ローラー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の表面板間に断熱性心材を充填して成る
    サンドイツチパネルの表裏面のうちの一方に形
    成された折曲用のV字状溝を利用して、このV
    字状溝側に向つて上記サンドイツチパネルを折
    曲するサンドイツチパネルの曲げ加工装置であ
    つて、上記サンドイツチパネルの送り方向に沿
    つてほぼ直線から所望角度まで順次狭くなるよ
    うに配設された複数の鼓状の受けローラーと、
    それぞれ上記受けローラーに相対面し、かつ、
    上記サンドイツチパネルの送り方向に沿つて所
    望角度から直線まで順次周縁角度が小さくなる
    円盤状の曲げローラーと、上記受けローラー及
    び曲げローラーに関して左右対称位置に配設さ
    れ、かつ、上記受けローラーの角度に対応して
    サンドイツチパネルの送り方向に沿つて順次狭
    くなるように配設される送り用ガイドとで構成
    して成るサンドイツチパネルの曲げ加工装置。 (2) 送り用ガイドがローラーである実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のサンドイツチパネルの
    曲げ加工装置。
JP16098584U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH028567Y2 (ja)

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JPS6177115U JPS6177115U (ja) 1986-05-23
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