JPS5817871Y2 - 板体支持具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、板体を対向する柱体の間に挿設する際板体の
側縁に取りつけて板体を支持する板体支持具に関するも
のである。

本考案板体支持具は、たとえば、水平面上に並設された
根太等の柱体の間に断熱材等の板体を挿設する場合、あ
るいは垂直に立設された柱体の間に内壁パネルを挿設す
る場合などに使用される。

本考案は、板体の挿設操作が簡単であす、シかも製造容
易で安価な板体支持具を提供することを目的とする。

以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は板体支持具Ａを表す斜視図で、帯状板体１を２
か所の折り曲げ線２ ａ 、２ ｂで左右反対方向にそ
れぞれ折り曲げられている。

すなわち、折り曲げ線２ａより上の端片３ａは右方に折
り曲げられており、折り曲げ線２ｂより下の端片３ｂは
左方に折り曲げられている。

折り曲げ線２ａ、２ｂで２つの端片３ａ、３ｂと中央片
４とに分割されるが、いずれか一方の端片すなわち上側
の端片３ａの一部分５ａを切り起し、他方の端片すなわ
ち下側の端片３ｂと同じ方向に折り返して、板体を挟持
する挟持片５が形成されている。

６は板体の挾み込みを容易にするためのガイド部である
。

なお、図示例では挾持片５は端片３ａの中央部を切り起
しているが、中央部に限らない。

また、挾持片５と下側の端片３ｂとは平行に表わしてい
るが、先端に向うにしたがいしだいに幅狭に形成しても
よい。

第２図はこの板体支持具Ａを用いて板体Ｂを柱体Ｃ９Ｃ
間に挿設する状態を示すものである。

すなわち、板体Ｂの両側に適数個の板体支持具Ａを取付
け、ついで板体Ｂを柱体Ｃ９Ｃ間に上方より挿入するこ
とによって行なう。

このようにして挿入すれば、各板体支持具Ａの一方の端
片３ａが柱体Ｃの上面に掛止するので、板体Ｂはこの板
体支持具Ａを介して柱体Ｃに保持される。

（第３図参照）。なお、柱体Ｃが垂直に立設されたもの
であるとき、すなわち、たとえば内壁パネルの枠体等で
あるときは、板体支持具Ａの一方の端片３ａを柱体Ｃに
釘打ち又は溶接等して固定すればよい。

以上説明した如く本考案は、帯状板体を２か所の折り曲
げ線で、左右反対方向にそれぞれ折り曲げ、この折り曲
げ線で分割される部分のうちいずれか一方の端片の一部
分を切り起し他方の端片と同じ方向に折り返して挟持片
を形成してなるものであるから、板体を挟持させ、柱体
間に挿入するという簡単な作業で板体の取付けができる
。

また、一枚の帯状板体から形成されるので、製作工程が
少なく、製作上効果的であると共に、固着部分がないの
で何着強度の心配がない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は、板体支
持具を示す斜視図、第２図は板体を柱体間に挿設する状
態を示す正面図、第３図は板体支持具を用いて板体を柱
体間に挿設した状態を示す斜視図。 Ａ・・・・・・板体支持具、Ｂ・・・・・・板体、Ｃ・
・・・・・柱体、１・・・・・・帯状板体、２ａ、２ｂ
・・・・・・折り曲げ線、３ａ・・・・・・一方の端片
、３ｂ・・・・・・他方の端片、５ａ・・・・・・一方
の端片の一部、５・・・・・・挾持片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断熱材等の板体を柱体の間に挿設する際板体の側縁に取
   りつける板体支持具であって、帯状板体を２ケ所の折り
   曲げ線で、左右反対方向にそれぞれ折り曲げ、この折り
   曲げ線で分割される部分のうちいずれか一方の端片の一
   部分を切り起し他方の端片と同じ方向に折り返して挾持
   片を形成してなる板体支持具。