JPH02788B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気テープ駆動装置に係り、オープン
リールタイプの磁気テープのテープパス形成を、
例えば空気の流れによつて行なえるように構成し
ておくことによつて、オープンリールタイプの磁
気テープのオートローデイング機構が極めて簡単
に構成でき、しかも磁気テープのローデイングが
極めて良好で磁気テープを傷つけたりすることの
ない磁気テープ駆動装置を提供することを目的と
する。

第１図は本発明に係る磁気テープ駆動装置全体
の斜視図、第２図は磁気テープ駆動装置の平面
図、第３図は磁気テープ駆動装置の上蓋部を除去
した状態での斜視図、第４図ａ，ｂ及び第５図
ａ，ｂは磁気テープ駆動装置のリール台の説明
図、第６図は磁気テープの移動を説明する説明図
である。

１は磁気テープ駆動装置の各機構が内蔵されて
いるケース体であり、このケース体１の正面部
１′には磁気テープの巻回されているオープンタ
イプの供給リール挿入用の開閉扉２が配設されて
おり、適当なドアラツチ機構によつて扉２の開閉
が行なわれる。すなわち、例えばボタンを押す
と、ラツチ機構が作動して扉２は下方に移動し、
扉２は開状態となるので、この開口部より磁気テ
ープの巻回されているオープンタイプの供給リー
ルが磁気テープ駆動装置内に挿入配設されたり、
又は磁気テープの巻き戻し完了後に供給リールを
取り出せるようになつている。尚、供給リールの
取り出しに際して磁気テープが供給リールに巻き
戻し完了後に、自動的に扉２が開状態となるよう
にドアラツチ機構を構成しておくと便利なものと
なる。

３は、扉２の近傍に配設された上端周側部がテ
ーパー状に形成された略円柱状のリール台であ
り、このリール台３は駆動モータ４の駆動力によ
つて右回り又は左回りに回転できるようになつて
おり、このリール台３に磁気テープ５の巻回され
たオープンタイプの供給リール６が装填され、供
給リール６がリール台３に強固に連結できるよう
になつている。

すなわち、第４図ａ，ｂ及び第５図ａ，ｂに詳
細に示すように、リール台３の駆動モータ４に連
結されている軸７にはボールベアリングを介して
カム板８が配されており、カム板８は軸７の回り
を自由に回転できるように構成され、又、カム板
８の外周面側方部のリール台３には半径方向にガ
イド溝９が形成され、このガイド溝９に円柱状の
スペーサ１０と直方体状のスペーサ１１とが配設
されており、カム板８の凹部８′とスペーサ１０
とが当接するような場合には、スペーサ１１に接
触してリール台３の周側ガイド溝に装填されてい
るゴム等の弾性リング１２の力によつてスペーサ
１０，１１は内側に付勢され、又カム板８の凸部
８″とスペーサ１０とが当接するような場合には、
カム板の凸部８″によつてスペーサ１０，１１は
外側に押し出され、その結果リール台３の周側ガ
イド溝に装填されている弾性リング１２は外側に
拡げられ、従つて弾性リング１２の平均半径が長
くなるので、リール台３に装填された供給リール
６はリール台３と強固に連結され、リール台３に
供給リール６を横方向により挿入して装填する場
合には、カム板８の凹部８′とスペーサ１０とが
当接していてスペーサ１０，１１は外側に押し出
されていないので、弾性リング１２は第４図ａに
示すように外側に拡げられておらず、従つて供給
リール６のリール台３への装填は極めて簡単に行
なえるようになつている。尚、カム板８には突起
８が形成されており、この突起８とスペーサ
１０とが当接することによつて、カム板８のリー
ル台３に対する相対回動はストツプするようにな
つており、又、カム板８には孔１３が形成されて
おり、この孔１３にプランジヤー１４の軸１５が
押入されることにより、カム板８はその位置で固
定されるようになつている。

１６は磁気テープ駆動装置の巻取りリールであ
り、この巻取りリール１６はケース体１の奥側に
配設されている。この巻取りリール１６の上部、
すなわち磁気テープ５が巻き付く部分の巻取りリ
ール部は円筒形状に構成されており、この円筒形
状部分にはスリツト等の切欠部１７が形成されて
いる。尚、巻取りリール１６には駆動モータの軸
が連結されており、右回り又は左回りに回転でき
るようになつている。

１８は、リール台３に装填された供給リール６
に巻回されている磁気テープ５が巻取りリール１
６に送られる所定の形状のテープパスであり、こ
のテープパス１８の所定部においては両側又は片
側がガイド壁１８′となつている。

１９，１９′はテープパス１８に配設されたガ
イドローラー、２０，２０′は所定の形状の切欠
部を移動できるテンシヨンアームに取り付けられ
たアイドラー、２１，２１′はテープガイドであ
り、２２は磁気ヘツド、２３はヘツドシールド、
２４はキヤプスタンである。２５，２５′は発光
素子、２６，２６′は受光素子であり、供給リー
ル６がリール台３に正確に装填されているか又は
供給リール６がリール台３には全く装填されてい
ない状態の場合には、発光素子２５からの光が供
給リール６によつて遮られず受光素子２６に光が
当たるようになり、又、供給リール６がリール台
３に正確に装填されていない場合、例えば供給リ
ール６がリール台３に対して傾斜しているように
装填されている場合には、発光素子２５からの光
が供給リール６によつて遮られて受光素子２６に
当たらないように発光素子２５と受光素子２６と
が配設されており、これによつて供給リール６の
装填状況を判断できるようになつており、又、発
光素子２５′と受光素子２６′は、リール台３に装
填された供給リール６に巻回されている磁気テー
プ５の先端部によつて、発光素子２５′からの光
が遮られて受光素子２６′に当たらない場合には、
供給リール６がリール台３に装填されていること
が確認でき、又さらには、後述の送風機構によつ
て送り出されている空気が磁気テープ５の先端部
に当たり、磁気テープ５の先端部が供給リール６
に巻回されている磁気テープに密着していないこ
とが確認できるように配設されている。

キヤプスタン２４にはモータが連結されてお
り、キヤプスタン２４の回転によりモータが微小
回転したことを検知する機構が配設されている。
又、供給リール６をリール台３に装填後、所定の
作動をした後一定時間内にキヤプスタン２４の回
転が検知されない場合には、磁気テープパス異常
のオペレーシヨンエラーの警報が出るように構成
されている。

２７，２８は、リール台３に供給リール６が最
初に装填された時点で供給リールに巻回されてい
る磁気テープ５に先端部の表と裏の各面に、例え
ばブロア等の送風機より送風された空気が当たる
ようにリール台３の周側部の円弧状のガイド壁１
８″に沿つて配置された送風口であり、２９は、
テープパス１８の途中において、例えば供給リー
ル６から巻取りリール１６に送られる磁気テープ
の最初の屈曲部において磁気テープの屈曲を良好
に行なわせる為の送風機につながつている送風口
である。

３０はケース体１の上蓋であり、この上蓋３０
には送風口２７と送風口２８とより送り出された
空気が合流するような地点にほぼ対応して大きな
孔３１が形成されており、又、送風口２７，２８
からの合流空気と送風口２９からの空気とが合流
するような地点にほぼ対応して小さな孔３２が多
数個形成されており、さらには巻取りール１６の
円筒形状部（ボス部）の位置に対応して、例えば
巻取りリール１６の径とほぼ同じ径の孔３３が形
成されている。

上記のように構成された磁気テープ駆動装置の
作動について述べると、例えば磁気テープの巻回
されているオープンタイプの供給リール６を扉２
を開けてリール台３に横方向から装填し、駆動モ
ータを回転させてリール台３を磁気テープの巻き
戻し方向にゆつくりと回転させると、供給リール
６自体の重みで供給リール６はリール台３に圧接
している為、供給リール６も同方向に回転する。
この状態において、送風機から送風口２７，２８
に空気が送られていると、供給リール６に巻回さ
れている磁気テープ５の先端部の両面に送風空気
が当たり、従つて磁気テープ５の先端部が供給リ
ール６より引き出されているかのようになり、磁
気テープ５の先端部によつて発光素子２５′から
の光が遮られ、受光素子２６′に光が当たらない
ような場合があるので、これによつて供給リール
６が磁気テープ駆動装置内に挿入されていること
を確認すると共に磁気テープ５の先端部が供給リ
ール６に巻回されている磁気テープに密着してい
ないことを確認し、又発光素子２５からの光が受
光素子２６に当たつていることにより、供給リー
ル６がリール台３に正確に装填されていることを
確認する。

その後、上記の状態では供給リール６はリール
台３に強固に連結されていないので、リール台３
に配設されている弾性リング１２によつてスペー
サ１０とカム板８の凹部８′とが接触している状
態を、リール台３の回転と共に回転しているカム
板８にプランジヤー１４の軸１５を突出させる
と、このプランジヤーの軸１５はカム板８の回転
中に孔１３に入り込み、カム板８は回転を停止す
るのでリール台３のみが回転するようになり、従
つてスペーサ１０はカム板８の凹部８′より凸部
８″に当接する状態に変化させられるようになり、
その結果カム板８の凸部８″によつてスペーサ１
０は外側に押し出され、これによつてスペーサ１
１も外側に押し出されるので、スペーサ１１に接
している弾性リング１２は外側に押し拡げられる
ようになり、弾性リング１２の平均半径は供給リ
ール６のリール台３への装填時よりも長くなり、
この押し拡げられた弾性リング１２を介して供給
リール６はリール台３に強固に結合されるように
なる。尚、供給リール６がリール台３に強固に保
持された時点では、カム板８の突起８がスペー
サ１０と接触するようになつており、プランジヤ
ーの軸１５によつてカム板８はその回動を妨げら
れているので、リール台３も回転を停止する。そ
して、供給リール６がリール台３に強固に連結さ
れた後、プランジヤーの軸１５ををカム板８の孔
１３より抜くと、リール台３、弾性リング１２に
よつてリール台３のガイド溝９に配設されている
スペーサ１０，１１に強く圧接しているカム板
８、及び供給リール６は駆動モータ４の駆動力に
よつて回転する。尚、リール台３に形成されてい
るガイド溝９に配設されているカム板８と接触す
るスペーサ１０は、その断面形状が略円状の方が
スペーサの変位動作が良好なものとなる。

このようにして、送風口２７，２８よりほぼ同
量の空気を送風した状態で、供給リール６がリー
ル台３に強く連結された後、磁気テープ５の送り
出し方向にリール台３を回転させると、磁気テー
プ５の先端部の表面と裏面とに送風口からの送風
空気が当たるようになり、第６図中矢印で示すよ
うな空気の流れ、特に主要な流れによつて磁気テ
ープ５は所定のテープパスを移動するようにな
る。この磁気テープの送り出しに際しては、磁気
テープの両面に送風空気が当たるので、磁気テー
プは所定のテープパスのガイド壁に密着するよう
なことはなく、磁気テープの送り出し移動は極め
てスムーズなものとなる。又、送風口２７と送風
口２８とからの空気が合流する付近において、送
風された空気の一部がケース体１の上蓋３０より
漏れ出るように孔３１が形成されているので、送
風空気の合流時に乱れがなくなり、磁気テープの
送り出し移動が極めてスムーズなものとなる。さ
らに、上記実施例においては、供給リール６から
巻取りリール１６に送られる磁気テープのテープ
パスが、例えば略Ｕ字状の如く屈曲しているの
で、磁気テープの最初の屈曲部において送り出さ
れてきた磁気テープに新たな送風空気が当たるよ
うにしており、この為テープパスの屈曲部におい
て磁気テープが良好に折れ曲がるようになり、磁
気テープが巻取りリール側に良好に送られるよう
になる。尚、この屈曲部において加わる送風口２
９よりの送風空気は、送風口２７と２８とよりの
合流送風空気が送風口２９側に分岐しようとする
圧力に抗するものであつて、又送風口２７と２８
とよりの合流送風空気が巻取りリール側につなが
るテープパスに流れ込むような量のものである。
そして、送風口２９からの送風空気が送風口２
７，２８よりの合流送風空気に加わるので、この
合流部近傍において送風空気が漏れ出るように孔
３２を形成しておくと空気の乱れがなくなり、磁
気テープの移動がスムーズなものとなる。特に、
この孔３２は、送風口２７と２８とよりの送風空
気が合流する付近に形成した孔３１と異なり、小
さな径の孔を多く形成したものとすることによ
り、例えば孔３１と同じ形状の孔とした場合より
も磁気テープの移動がスムーズなものとなる。

各送風口２７，２８，２９より送風された空気
は主として所定のテープパスのガイド壁によつて
ガイドされて巻取りリール１６側に送り込まれ、
この空気の流れによつて磁気テープ５は供給リー
ル６より巻取りリール１６に送り込まれるように
なる。巻取りリール１６側に送り込まれた磁気テ
ープ５は、送風されてきた空気が出口より、すな
わち巻取りリール１６の切欠部１７を通り抜け孔
３３より吹き抜け出ようとするので、巻取りリー
ル１６が巻き取り方向に回転していると、送風さ
れてきた空気は渦流となつて吹き抜けるので、巻
取りリール１６側に送り込まれた磁気テープ５の
先端部はこの空気の吹き抜けの流れによる吸引力
によつて巻取りリール１６に密着して巻き付くよ
うになる。

そして、巻取りリール１６の巻き取り回転スピ
ードを供給リール６の送り出しスピードより大き
なようにしておくと、磁気テープ５が巻取りリー
ル１６に巻き付き巻取りリール１６の回転速度で
巻き取られる直前の状態では、磁気テープにはテ
ンシヨンがかかつていないので磁気テープ５に接
触しているキヤプスタン２４には回転力が作用し
ないが、巻取りリール１６の回転速度で巻き取ら
れるようになると、磁気テープ５には大きなテン
シヨンが生じ、これによつてキヤプスタン２４に
は微小な回転が起こされるようになるので、この
回転の発生の検知によつて磁気テープ５が巻取り
リール１６に確実に巻きついたかどうかを確認で
きる。すなわち、供給リール６より送り出された
磁気テープが所定のテープパスを形成して巻取り
リール１６に巻き付いている状態を目で直接確認
しなくてもすむのである。尚、磁気テープ５が供
給リール６より送り出され始めてから所定時間経
過してもキヤプスタン２４の回転が検知されない
場合には、磁気テープパス異常の警報が出るの
で、再度同様な操作を繰り返して行なう。

上記のようにして所定の磁気テープパスが形成
された後には、図示していないオートリトラクト
機構によつてテンシヨンアームに取り付けられて
いるアイドラー２０，２０′が所定位置に移動さ
せられ、又オートリトラクト機構の作動によつて
テンシヨンアームの移動と同時にヘツドシールド
２３が磁気ヘツド２２側に移動させられ、磁気テ
ープ５は磁気ヘツド２２に圧接されるようにな
り、又テープテンシヨンはオートリトラクト機構
に連動した図示していないリンク機構によつて一
定に保持されるようになり、磁気テープ５の走行
につれて磁気テープに記録されている情報が磁気
ヘツド２２によつて読み取られる。

そして、巻取りリール１６に巻き取られた磁気
テープが供給リールの逆回転によつて巻き戻しさ
れた後には、供給リール６とリール台３との強固
な連結を解除し、扉２を開いて供給リールの巻き
戻された供給リール６を取り出す。

尚、磁気テープ駆動装置が上記のように構成さ
れていると、この磁気テープ駆動装置は供給リー
ル挿入口部さえ外部に面しておればよく、例えば
磁気テープ駆動装置をキヤビネツト等に収納して
おくこともでき、又磁気テープ駆動装置の設置場
所に対する制約も少ないものとなる。

上述の如く、本発明に係る磁気テープ駆動装置
は、磁気テープを巻回したオープンリールタイプ
の供給リールを磁気テープ駆動装置に装着し、気
体の流れによつて供給リールの磁気テープを送り
出して巻取リールに自動的に巻回する磁気テープ
駆動装置であつて、磁気テープを巻回したオープ
ンリールタイプの供給リールと、前記磁気テープ
を巻回する円筒状のボス部に透孔を穿設した巻取
リールと、前記供給リールおよび巻取リールをそ
れぞれ収納する一対の収納部を備えると共に、こ
の両収納部間を連通するテープパスを形成したケ
ース体と、前記巻取リールのボス部と対応する位
置に透孔が形成してあり前記ケース体を閉鎖する
上蓋と、前記磁気テープを前記テープパスを介し
て前記巻取リール側に送出するよう前記供給リー
ルを挾んで前記テープパスに向つて気体流を送出
する一対の送風口と、この送風口より流出した気
体が合流する近傍に気体が漏れ出るよう前記上蓋
に穿設した吹き抜け口とよりなり、前記一対の送
風口より気体を送り出した際、この気体が前記吹
き抜け口および前記巻取リールの透孔を介して上
蓋の透孔より外部に流出することにより、前記供
給リールに巻回された磁気テープのテープ端部を
前記巻取リールに巻回するように構成したので、
例えば磁気テープ駆動装置に送風機構を取り付け
るのみで極めて簡単に構成でき、しかも磁気テー
プの供給リールからの送り出しがスムーズに行な
え、磁気テープの送り出しに際して磁気テープを
傷つけたりすることがなく、又、磁気テープの供
給リールからの送り出しが良好のみならず磁気テ
ープの巻取りリールへの巻き付き作動が自動的に
良好に行なえ、オープンリールタイプの磁気テー
プのオートローデイングが可能となり、特に磁気
テープの巻取りリールへの巻き付きは空気の吹き
抜けの際の吸引力を利用するものであるので磁気
テープの供給リールから巻取りリールへのローデ
イングが一貫した空気の流れによつて行なわれる
ようになり、磁気テープのローデイング機構を極
めて簡単に構成でき、又、オープンリールタイプ
の磁気テープを磁気テープ駆動装置に装着した場
合に、気体の流れにより磁気テープを送り出す機
構と気体の吹き抜けにより巻取りリールに磁気テ
ープが巻き付く機構及び磁気テープが巻取りリー
ルに巻き付いた際に磁気テープに生じるテープテ
ンシヨンによつてキヤプスタンが回転したことを
検知する機構を備えてなるので、磁気テープが供
給リールより気体の流れによつて送り出されそし
て巻取りリールに巻き付いたことを、磁気テープ
を直接目で確認しなくても確認できるようにな
り、磁気テープのオートローデイングが確実に行
なえるようになり、例えば磁気テープ駆動装置は
供給リールを内部に挿入する挿入口部分さえ外部
に面するように配置すればよく、磁気テープ駆動
装置の配置位置に対する制約が少なくなり、例え
ば磁気テープ駆動装置をキヤビネツト内にも収納
できるようになる等の特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる磁気テープ駆動装置の１
実施例の全体斜視図、第２図はその平面図、第３
図は上蓋部を除去した状態の斜視図、第４図ａ，
ｂ及び第５図ａ，ｂはリール台の説明図、第６図
は磁気テープ移動の説明図である。 １……ケース体、２……扉、３……リール台、
５……磁気テープ、６……供給リール、８……カ
ム板、１０，１１……スペーサ、１２……弾性リ
ング、１３……孔、１５……軸、１６……巻取り
リール、１７……切欠部、２２……磁気ヘツド、
２４……キヤプスタン、２５，２５′……発光素
子、２６，２６′……受光素子、２７，２８，２
９……送風口、３１，３２，３３……孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 磁気テープを巻回したオープンリールタイプ
   の供給リールを磁気テープ駆動装置に装着し、気
   体の流れによつて供給リールの磁気テープを送り
   出して巻取リールに自動的に巻回する磁気テープ
   駆動装置であつて、磁気テープを巻回したオープ
   ンリールタイプの供給リールと、前記磁気テープ
   を巻回する円筒状のボス部に透孔を穿設した巻取
   リールと、前記供給リールおよび巻取リールをそ
   れぞれ収納する一対の収納部を備えると共に、こ
   の両収納部間を連通するテープパスを形成したケ
   ース体と、前記巻取リールのボス部と対応する位
   置に透孔が形成してあり前記ケース体を閉鎖する
   上蓋と、前記磁気テープを前記テープパスを介し
   て前記巻取リール側に送出するよう前記供給リー
   ルを挟んで前記テープパスに向つて気体流を送出
   する一対の送風口と、この送風口より流出した気
   体が合流する近傍に気体が漏れ出るよう前記上蓋
   に穿設した吹き抜け口とよりなり、前記一対の送
   風口より気体を送り出した際、この気体が前記吹
   き抜け口および前記巻取リールの透孔を介して上
   蓋の透孔より外部に流出することにより、前記供
   給リールに巻回された磁気テープのテープ端部を
   前記巻取リールに巻回するように構成したことを
   特徴とする磁気テープ駆動装置。 ２ 磁気テープを巻回したオープンリールタイプ
   の供給リールを磁気テープ駆動装置に装着し、気
   体の流れによつて供給リールの磁気テープを送り
   出して巻取リールに自動的に巻回する磁気テープ
   駆動装置であつて、磁気テープを巻回したオープ
   ンリールタイプの供給リールと、前記磁気テープ
   を巻回する円筒状のボス部に透孔を穿設した巻取
   リールと、前記供給リールおよび巻取リールをそ
   れぞれ収納する一対の収納部を備えると共に、こ
   の両収納部間を連通するテープパスを形成したケ
   ース体と、前記巻取リールのボス部と対応する位
   置に透孔が形成してあり前記ケース体を閉鎖する
   上蓋と、前記磁気テープを前記テープパスを介し
   て前記巻取リール側に送出するよう前記供給リー
   ルを挟んで前記テープパスに向つて気体流を送出
   する一対の送風口と、磁気テープが回転している
   前記巻取リールに巻き付いた際に磁気テープに生
   じるテープテンシヨンによつてキヤプスタンが回
   転し、このキヤプスタンの回転により前記巻取リ
   ールへの磁気テープの装着完了を検知する検知機
   構とを備えたことを特徴とする磁気テープ駆動装
   置。