JP2003228899A - テープドライブ装置 - Google Patents

テープドライブ装置

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JP2003228899A
JP2003228899A JP2002025630A JP2002025630A JP2003228899A JP 2003228899 A JP2003228899 A JP 2003228899A JP 2002025630 A JP2002025630 A JP 2002025630A JP 2002025630 A JP2002025630 A JP 2002025630A JP 2003228899 A JP2003228899 A JP 2003228899A
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suction
leader
reel
reel hub
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JP2002025630A
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Kazuo Hiraguchi
和男 平口
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録テープを巻き取るリールハブの巻取面を
段差なく構成できるテープドライブ装置を得る。 【解決手段】 テープドライブ装置10では、自由端に
リーダテープ24が接続された磁気テープ12を巻き取
るリールハブ36に多数の透孔44が密に配されて成る
吸着部46が設けられている。吸着部46は、誘導手段
38によって吸着保持されつつ誘導されたリーダテープ
24を、吸引装置が作動し各透孔44から空気が吸引さ
れることによって、その外周面46Aに吸着保持するよ
うになっている。このため、リールハブ36は、リーダ
テープ24を収容したり係止したりするための凹凸が不
要であり、その外周面36Aを段差なく円滑に形成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自由端を有する記
録テープを巻取リールに巻き取りつつ、該記録テープへ
の情報の記録または該記録テープに記録された情報の再
生を行うテープドライブ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】コンピュータ等の外部記録媒体として磁
気テープ等の記録テープが用いられている。この記録テ
ープとして、保存時の収容スペースが小さく、大容量の
情報が記録できる、記録テープが巻装された単一のリー
ルをケース内に収容した記録テープカートリッジが採用
されている。 【0003】このような記録テープカートリッジを使用
する際、すなわち記録テープへの情報の記録や記録テー
プに記録された情報の再生を行う際には、該記録テープ
カートリッジをテープドライブ装置へ装填する。記録テ
ープカートリッジが装填されたテープドライブ装置で
は、引出手段(誘導手段)によって記録テープの自由端
(先端)に取り付けられたリーダ部材をケースから引き
出す。 【0004】このリーダ部材は上記引出手段によってテ
ープドライブ装置の巻取リールへ誘導され、記録テープ
は、該巻取リールに巻き取られつつケースから順次引き
出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生
ヘッド等によって情報の記録や再生が行われる。 【0005】ところで、記録テープをテープドライブ装
置の巻取リールに巻き取る際には、記録テープの先端に
取り付けられたリーダ部材は、巻取リールの巻取面を形
成するリールハブの内部に収容されるようになってい
る。 【0006】具体的には、リーダ部材としてブロック状
のリーダブロックを用いた構成では、該リーダブロック
がリールハブの径方向に沿って設けられたスリット状の
嵌入部に入り込み、この状態でリーダブロックの端面が
リールハブの巻取面の一部を構成するようになってい
る。このリーダブロックの端面は、記録テープを滑らか
に巻取るために、リールハブの外周面に対応して円弧状
に湾曲形成されている。 【0007】しかしながら、このような従来のリーダ部
材の収容構造を備えたテープドライブ装置では、巻取面
の一部を構成するリーダブロックが記録テープカートリ
ッジの構成部材であるため、換言すれば、巻取面の一部
が装填される記録テープカートリッジ毎に異なるリーダ
ブロックによって構成されるため、テープドライブ装置
側ではリーダブロックの寸法精度の個体差を吸収でき
ず、リールハブの巻取面に許容できない段差を生じさせ
る場合があった。 【0008】このような段差は巻き掛けられる記録テー
プにも段差(折り目や変形)を生じさせ、この段差は次
層以降に巻き取られる実質的に記録領域となる記録テー
プの部分にも同様に生じ(所謂テープ写りが発生し)、
このテープ写り(段差)が生じた記録テープの部分は、
情報の記録または再生の過程で記録再生ヘッドとの適正
な距離が保たれないため、情報記録不能領域の発生また
は記録情報の損失の原因となる。 【0009】特に、ブロック状のリーダブロックを収容
するリールハブの嵌入部は開口幅が大きい(例えば、1
2.7mm幅の記録テープの場合、直径50mmのリー
ルハブに対して外周部における開口幅約12mm)た
め、リーダブロック寸法の個体差による影響が大きく、
上記問題の生じる可能性が高い。 【0010】そこで、記録テープカートリッジのリーダ
部材として小円柱状のリーダピンを用い、テープドライ
ブ装置側にリーダピンを引掛けつつ該リーダピンと共に
リールハブ内に収容されるリーダブロックを設けた構成
も採用されている。このリーダブロックは、例えば、そ
の貫通孔に係合するピンを備えたカム機構やアーム機構
によって、ケース(記録テープカートリッジ)内に収容
されたリーダピンを引掛ける位置からリールハブに収容
される位置移動する構成である。 【0011】この構成では、テープドライブ装置のリー
ダブロックがリールハブの嵌入部に収容された状態で巻
取面の一部を構成するため、換言すれば、リーダブロッ
クとリールハブとが共にテープドライブ装置を構成し一
対一で対応しているため、巻取面の段差について、記録
テープカートリッジ側部品であるリーダピンの寸法精度
個体差の影響を受けることはない。 【0012】しかしながら、引出手段を構成すると共に
リールハブと一体に回転するリーダブロックは、カム機
構等がリールハブの回転を妨げないようにリールハブへ
の収容状態では貫通孔とピンとの係合を解除すべくリー
ルハブ内で動けるようになっており(リーダブロックが
リールハブに当接して位置決めさる構成ではなく)、複
数のカム機構やアーム機構等によって所定のテープ経路
に対応した複雑な経路を移動することによるカム機構や
アーム機構の作動誤差の累積によって、リールハブ内に
正確に位置決めされない場合がある。 【0013】すなわち、この構成では、テープドライブ
装置側のリーダブロックのリールハブに対する位置決め
精度に起因して、上記巻取面、すなわち、リールハブの
嵌入部の開口縁部とリーダブロック端面との間にテープ
写りの原因となる段差を生じる場合があった。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮して、記録テープを巻き取るリールハブの巻取面を
段差なく構成できるテープドライブ装置を得ることが目
的である。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係るテープドライブ装置は、自
由端を有する記録テープをリールハブに巻き取りつつ、
該記録テープへの情報の記録または該記録テープに記録
された情報の再生を行うテープドライブ装置であって、
前記記録テープの自由端に設けられたテープ状のリーダ
部を前記リールハブの外周面に誘導する誘導手段と、前
記リールハブに設けられ、前記外周面に前記リーダ部を
吸着可能な吸引手段と、を備えたことを特徴としてい
る。 【0016】請求項1記載のテープドライブ装置では、
記録テープの自由端(先端)に設けられたリーダ部が誘
導手段によってリールハブの外周面に誘導されると、吸
引手段が作動しリーダ部をリールハブの外周面に吸着す
る。 【0017】これにより、リーダ部がリールハブに保持
され、この状態でリールハブ(巻取リール)が回転駆動
されると、テープドライブ装置は、該リールハブの外周
面にリーダ部と共に記録テープを巻き取りつつ、該記録
テープへの情報の記録または該記録テープに記録された
情報の再生を行う。 【0018】なお、テープ状のリーダ部は、記録テープ
自体であっても良く、例えば、記録テープの自由端に接
続され該記録テープよりも高強度のリーダテープ等であ
っても良い。 【0019】ここで、上記リーダ部をリールハブの外周
面に吸着可能な吸引手段をリールハブに設けたため、リ
ールハブは、その内部にリーダ部を収容することなく該
リーダ部を保持することができる。このため、リールハ
ブは、外周面に開口しリーダ部を収容保持するための凹
部等、段差の原因となる不要な凹凸を備える必要がな
く、記録テープを巻き取る巻取面を円滑な(切れ目のな
い)円周面である外周面のみで構成することができる。 【0020】換言すれば、リールハブに入り込んで該リ
ールハブの外周面と共に巻取面を構成する部材がないた
め、該部材の寸法個体差や位置精度によって記録テープ
を巻き取る巻取面に段差が生じることはない。 【0021】このように、請求項1記載のテープドライ
ブ装置では、記録テープを巻き取るリールハブの巻取面
を段差なく構成できる。 【0022】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るテープ
ドライブ装置10について説明する。先ず、テープドラ
イブ装置10に装填され情報の記録や再生が為される磁
気テープ12を備えた記録テープカートリッジ14の概
略構成について説明し、次いで、テープドライブ装置1
0の構成について説明することとする。 (記録テープカートリッジの概略構成)図9には、記録
テープカートリッジ14の概略の全体構成が斜視図にて
示されている。この図に示される如く、記録テープカー
トリッジ14は、平面視で略矩形状のケース16内に、
情報記録再生媒体である記録テープとしての磁気テープ
12を巻装した単一のリール18が回転可能に収容され
て構成されている。 【0023】ケース16の下面には、リール18のリー
ルギヤを露出させるギヤ開口(何れも図示省略)が設け
られており、リール18はリールギヤがテープドライブ
装置10の駆動ギヤに噛合わされてケース16内で回転
駆動されるようになっている。また、ケース16にはス
ライドドア20によって開閉される開口22が形成され
ており、磁気テープ12の引き出し用とされている。 【0024】この磁気テープ12の自由端(先端)に
は、リーダ部としてのリーダテープ24が接続されてい
る。リーダテープ24は、その厚みが磁気テープ12の
厚みと同等以上(例えば、磁気テープの厚みが6μm乃
至20μmに対し、リーダテープ24の厚みが20μm
乃至30μm)である樹脂材や金属薄膜より成り、磁気
テープ12よりも高強度とされている。 【0025】このリーダテープ24は磁気テープ12と
同幅のテープ状に形成されており、リーダテープ24と
磁気テープ12とは、互いの幅方向端部(長手方向)を
一致させると共に後述するリールハブ36に巻き取られ
る際にそれぞれ外周側となる面を略面一とした状態で、
該外周側に貼着される粘着(接着)テープであるスプラ
イステープ26を介して接続されている。また、リーダ
テープ24の長さは、リールハブ36の円周長さと同じ
に設定されている。なお、スプライステープ26の厚み
は、15μm乃至30μmとされている。 (テープドライブ装置の概略構成)図1には、テープド
ライブ装置10の記録テープカートリッジ14が装填さ
れた状態の概略構成が平面図にて示されている。 【0026】この図に示される如く、テープドライブ装
置10は、本体30と、本体30に設けられたカートリ
ッジ収容部32と、記録テープカートリッジ14の磁気
テープ12を巻き取る巻取リール34と、磁気テープ1
2の先端に接続されたリーダテープ24を巻取リール3
4のリールハブ36まで誘導する誘導手段38とを備え
て構成されている。 【0027】また、図示は省略するが、テープドライブ
装置10は、アーム機構等によって支持され記録テープ
カートリッジ14のリール18から巻き出され巻取リー
ル34に巻き取られる磁気テープ12を所定のテープ経
路にガイドするガイドローラと、この所定のテープ経路
に沿って配設された記録再生ヘッドとを備えている。 【0028】カートリッジ収容部32は、記録テープカ
ートリッジ14が着脱可能とされており、その下方に
は、図示しない駆動ギヤが配設されている。駆動ギヤ
は、記録テープカートリッジ14のリール18のリール
ギヤに噛み合いつつ該リール18を回転駆動可能とされ
ている。 【0029】巻取リール34は、本体30に回転可能に
支持されており、図示しない駆動モータによって上記駆
動ギヤ(リール18)と同期しつつ回転駆動されるよう
になっている。この回転によって、巻取リール34はリ
ールハブ36の外周面36Aに磁気テープ12を巻き取
りつつケース16から順次引き出す構成である。 【0030】以下、この巻取リール34について詳細に
説明する。図2には巻取リール34の概略全体構成が斜
視図にて示されており、図3には該巻取リール34の断
面図が示されている。これらの図に示される如く、巻取
リール34のリールハブ36は、略有底円筒状に形成さ
れ、その底部(下端部)36Bの径方向外側には下フラ
ンジ40が一体に延設されている。 【0031】また、リールハブ36の上端開口部には、
円板状の上フランジ42が気密状態で同軸的に取り付け
られている。上フランジ42には、誘導手段38を構成
する吸引保持部材58(後述)がリールハブ36の外周
面36Aにアクセスするためのスリット42Aが設けら
れている。 【0032】このリールハブ36の周壁(円筒部分)3
6Cにおける周方向の一部には、その内外を連通する多
数の透孔44が密に配されて構成される吸着部46が設
けられている。吸着部46は、その高さ方向の領域がリ
ールハブ36(周壁36C)の略全高に亘り、後述する
吸引装置66の作動等によって、その外周面46A(外
周面36Aの一部)にリーダテープ24の一部を全幅に
亘り吸着可能とされている。 【0033】また、リールハブ36の底部36Bの中央
部には、ボス部48が設けられている。ボス部48のボ
ス孔48Aには、上記駆動モータの回転力が伝達される
回転軸50の一端部が嵌合やスプライン結合等によっ
て、気密状態で同軸的かつ一体回転可能に接続されてい
る。回転軸50は、円筒状に形成されており、その内部
がリールハブ36の内部と連通された吸引路50Aとさ
れている。 【0034】この回転軸50(吸引路50A)の他端部
は、図示しないジョイントによって吸引配管(チューブ
やホース、銅管等)52の一端部と連通状態で相対回転
可能に接続されている。この吸引配管52は吸引装置6
6のサクション部に接続されているが、これについては
後述する。 【0035】なお、本実施の形態では、初期状態(磁気
テープ12の巻き取り開始前)における巻取リール34
(リールハブ36)は、吸着部46の外周面46Aがカ
ートリッジ収容部32とは略反対側を向くような回転方
向の位置(位相)で保持されている(図1参照)。 【0036】次に、図1に戻り誘導手段38について説
明する。誘導手段38は、一端部に設けられた支軸54
Aが本体30に軸支されたアーム54を備えており、こ
のアーム54は図示しない駆動機構の作動によって支軸
54A廻りに揺動するようになっている。なお、アーム
54は上フランジ42の上方を揺動するようになってお
り、その揺動軌跡が巻取リール34に干渉しない構成で
ある。 【0037】このアーム54の他端部にはリンク部材5
6を介して吸引保持部材58が接続されている。吸引保
持部材58は、その高さがリールハブ36の高さ(周壁
36Cの軸方向長さ)と同等とされており、リンク部材
56の先端に吊り下げ状態で接続されることで、リール
ハブの外周面36Aに全高に亘り対向しつつアクセス可
能とされている。 【0038】図4に示される如く、吸引保持部材58
は、中空の矩形容器状に形成されており、その一端側壁
部には、その内外を連通する多数の透孔60が密に配さ
れて構成される吸着部62が設けられている。この吸引
保持部材58の内部は、アーム54に沿って配設された
可撓性の(フレキシブルチューブ等より成る)吸引配管
64を介して後述する吸引装置66に連通されており、
該吸引装置66の作動等によって、吸着部62において
リーダテープ24を吸着可能とされている。なお、吸引
配管64は、アーム54及びリンク部材56の内部に設
けられても良い。 【0039】また、吸引保持部材58は、その上端部に
ガイドピン58Aが突設されており、このガイドピン5
8Aが図示しないカム溝に挿入されていることにより、
アーム54が駆動(揺動)されるとカム溝に案内されつ
つ図6に示す所定の経路を移動するようになっている。
すなわち、吸引保持部材58は、通常は図1に示される
初期位置に位置するが、アーム54の揺動によってカー
トリッジ収容部32に収容された記録テープカートリッ
ジ14(ケース16)の開口22に進入してリーダテー
プ24の先端を吸着する位置(図6に示す位置A)と、
上記初期状態における巻取リール34の上フランジ42
のスリット42Aを通ってリーダテープ24の吸着部分
の後方部分を外周面46Aに巻き掛ける位置(図6に示
す位置B)との間を移動可能とされている。 【0040】そして、図5に示される如く、リールハブ
36と連通した吸引配管52及び吸引保持部材58と連
通した吸引配管64は、それぞれ真空ポンプや排風装置
等である吸引装置66に接続されている。 【0041】具体的には、吸引配管52の回転軸50と
は反対側の端部は電磁弁68の一端部に接続されてお
り、吸引配管64の吸引保持部材58とは反対側の端部
は電磁弁70の一端部に接続されている。各電磁弁6
8、70の他端部は、それぞれ吸引装置66のサクショ
ン部に接続されると共に分岐したサクション配管72に
接続されている。各電磁弁68、70は、通常吸引配管
52、64とサクション配管72との連通を遮断し、作
動されると開放し吸引配管52、64とサクション配管
72とを連通するようになっている。 【0042】また、吸引配管52、64の中間部には、
それぞれ一端部が外部(大気圧の部分)と連通された電
磁弁74、76の他端部が接続されている。各電磁弁7
4、76は、通常吸引配管52、64と外部との連通を
遮断し、作動されると開放し吸引配管52、64と外部
とを連通するようになっている。 【0043】以上により、吸着部46の近傍にリーダテ
ープ24が位置すると共に電磁弁74が閉かつ電磁弁6
8が開の状態で吸引装置66が作動すると、多数の透孔
44から空気が吸引されて吸着部46の外周面46Aに
リーダテープ24が吸着される構成である。同様に、吸
着部62の近傍にリーダテープ24が位置すると共に電
磁弁76が閉かつ電磁弁70が開の状態で吸引装置66
が作動すると、多数の透孔60から空気が吸引されて吸
着部62にリーダテープ24が吸着される構成である。 【0044】一方、上記吸引状態で電磁弁68、70を
閉じると、吸引装置66が停止しても上記各吸着状態が
維持されるが、電磁弁74が作動すると吸引配管52に
空気が導入されて吸着部46におけるリーダテープ24
の吸着状態が解除され、電磁弁76が作動すると吸引配
管64に空気が導入されて吸着部62におけるリーダテ
ープ24の吸着状態が解除されるようになっている。な
お、吸引装置66が停止状態でサクション側の負圧状態
を維持できない構造であれば、後述する作用の説明に示
す吸着部46と吸着部62の吸着タイミングの相違によ
り、電磁弁74を不要とすることもできる。 【0045】そして、以上説明した吸着部46(多数の
透孔44)、回転軸50(吸引路50A)、吸引配管5
2、吸引装置66が、本発明における「吸引手段」に相
当する。 【0046】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。 【0047】上記構成のテープドライブ装置10では、
記録テープカートリッジ14が装填され本体30のカー
トリッジ収容部32に収容されると、または上記装填動
作に伴って、記録テープカートリッジ14のスライドド
ア20を移動して開口22を開放させる。 【0048】すると、誘導手段38のアーム54が記録
テープカートリッジ14側に揺動し、吸引保持部材58
が開口22からケース16内へ進入する(図6に想像線
で示す位置Aへ移動する)。吸引保持部材58の吸着部
62がケース16内のリーダテープ24の先端近傍に達
すると、電磁弁70が作動されて吸引保持部材58と吸
引装置66とが連通され、該吸引装置66が作動され
る。これにより、吸引保持部材58の吸着部62にリー
ダテープ24の先端が吸着保持される。 【0049】この状態で、アーム54が記録テープカー
トリッジ14から離間する方向に揺動されると、吸引保
持部材58は、リーダテープ24を吸着保持しつつガイ
ドピン58Aにおいてカム溝に案内され、該リーダテー
プ24を巻取リール34のリールハブ36へ誘導する。 【0050】そして、吸引保持部材58が図6に示す位
置Bへ至り、図7(上フランジ42の図示は省略)に示
される如く、リーダテープ24の吸着部62に吸着され
た部位よりも後方部分がリールハブ36の吸着部46
(外周面46A)に巻き掛けられると、電磁弁68が作
動されリールハブ36の内部と吸引装置66とが連通さ
れる。 【0051】すると、吸引装置66は既に作動している
ので、吸着部46の外周面46Aにリーダテープ24が
吸着される。この状態で電磁弁68の作動を解除し上記
吸着状態を維持しつつ、吸引装置66を停止する。な
お、吸引装置66の作動を継続することで上記吸着状態
を維持しても良い。 【0052】リールハブ36が外周面46Aにリーダテ
ープ24を吸着すると、電磁弁70の作動が解除される
と共に電磁弁76が作動される。すると、吸引保持部材
58と吸引装置66との連通が遮断されると共に電磁弁
76から外部の空気が導入されることで、吸引保持部材
58はリーダテープ24の吸着保持を解除する。そし
て、誘導手段38はアーム54を揺動し初期位置に復帰
する。 【0053】この状態で巻取リール34(リールハブ3
6)を記録テープカートリッジ14のリール18(駆動
ギヤ)と同期させつつ図6及び図8(A)に示す矢印C
方向に回転駆動すると、リールハブ36外周面36A
(外周面46Aを含む)にリーダテープ24が巻き取ら
れ、リーダテープ24がリールハブ36に一巻きされる
と、図8(A)に示される如く、リーダテープ24によ
って形成された巻取面に磁気テープ12が巻き取られ
る。なお、このとき、図8(B)に示される如く、リー
ダテープ24の磁気テープ12との接続端部では、リー
ルハブ36の外周面36Aとの間にわずかな(最大で磁
気テープ12の厚み分)の隙間Gが生じる。 【0054】磁気テープ12は、上記巻取面(すなわ
ち、リールハブ36)に巻き取られつつケース16から
順次引き出され、上記ガイドローラの移動によって形成
される所定のテープ経路に導かれ、該所定のテープ経路
に沿って配設された記録再生ヘッド(磁気ヘッド)によ
って、情報の記録または記録された情報の再生が為され
る。 【0055】一方、磁気テープ12をリール18に巻き
戻す際には、巻取リール34及びリール18を逆回転駆
動する。このとき、電磁弁74を作動して吸引配管52
に空気を導入し、吸着部46におけるリーダテープ24
の吸着を解除する。なお、この吸着解除(特に、吸引装
置66の作動継続により維持されていた場合における吸
着の解除)は、磁気テープ12をリールハブ36に巻き
取る際における、該磁気テープ12がリールハブ36に
数周巻き回された(吸着部46によるリーダテープ24
の吸着保持を解除しても磁気テープ12の張力に抗し得
る状態となった)後に為されても良い。 【0056】そして、巻取リール34のリールハブ36
に巻き取られた磁気テープ12が全て巻き出されると、
リール18のみが所定量だけ回転駆動され、リーダテー
プ24をケース16内の初期位置に復帰させる。この状
態で、テープドライブ装置10は、開口22を閉塞さ
せ、または開口22を閉塞させつつ、記録テープカート
リッジ14をカートリッジ収容部32から排出する。 【0057】ここで、テープドライブ装置10では、リ
ールハブ36がリーダテープ24を吸着部46の外周面
46Aに吸着可能であるため、リールハブ36は、従来
の如くその内部にリーダブロック等のリーダ部材を収容
することなく、磁気テープ12の先端に接続されたリー
ダテープ24を保持することができる。 【0058】このため、リールハブ36は、外周面36
Aに開口しリーダ部材を収容保持するための凹部等、段
差の原因となる不要な凹凸を備える必要がなく、磁気テ
ープ12を巻き取る巻取面を円滑な(切れ目のない)円
周面である外周面36A(外周面46A)のみで構成す
ることができる。換言すれば、リールハブ36に入り込
んで該リールハブ36の外周面36Aと共に巻取面を構
成する部材がないため、該部材の寸法個体差や位置精度
によって磁気テープ12を巻き取る巻取面に段差が生じ
ることはない。 【0059】このように、本実施の形態に係るテープド
ライブ装置10では、磁気テープ12を巻き取るリール
ハブ36の巻取面を段差なく構成できる。 【0060】そして、リールハブ36の外周面36Aの
円周長さがリーダテープ24の長さと一致しているた
め、上記の如くリールハブ36の外周面36Aに巻き取
られたリーダテープ24は、リールハブ36の周方向に
おける自由端部の位置と磁気テープ12との接続端の位
置とが一致する。 【0061】このため、リールハブ36に巻き取られた
リーダテープ24により形成される実質的な磁気テープ
12の巻取面における該リーダテープ24の厚みによる
段差が吸収される。特に、上記の如くリーダテープ24
がリールハブ36に入り込まない(リールハブ36の周
方向と交差しない)ため、リーダテープ24の両端が突
き合わされて(重ね合わせたり隙間を空けたりすること
なく)上記リーダテープ24の厚みによる段差が好適に
吸収される。これにより、本実施の形態における上記実
質的な巻取面に生じる段差は、図8(B)に示される如
く、スプライステープ26の厚み分の段差にまで抑制さ
れる。 【0062】また、リールハブ36(吸引手段)は、誘
導手段38によってリーダテープ24の一部が吸着部4
6の外周面46Aに巻き掛けられた状態で該リーダテー
プ24の巻き掛け部分を吸着するため、リーダテープ2
4を確実に吸着保持する。 【0063】さらに、上記構成のテープドライブ装置1
0では、誘導手段38は、リーダテープ24を吸着保持
する吸引保持部材58を備えているため、リーダテープ
24がケース16内で正確に位置決めされなくても吸引
保持部材58の吸引によって吸着保持でき、このような
リーダテープ24を備えた記録テープカートリッジ14
に好適に対応できる。特に、誘導手段38は、例えば、
係合や引掛け、把持等によってリーダテープ24を保持
する必要がなく精度の高い動作を要求されることがない
ため、構造が簡素化されると共に要求精度(各部材の加
工精度や組付精度)が緩和され、低コスト化が図られ
る。 【0064】さらにまた、リールハブ36(吸引手段)
と誘導手段38とが吸引装置66を共用しているため、
テープドライブ装置10全体として小型化及び低コスト
化が図られる。 【0065】次に、巻取リール及び誘導手段の変形例に
ついてそれぞれ説明する。なお、上記実施の形態と基本
的に同一の部品、部分については上記実施の形態と同一
の符号を付してその説明を省略する。 【0066】先ず、巻取リールの変形例について図10
に基づいて説明する。図10には、変形例に係る巻取リ
ール80が図3に対応した断面図にて示されている。こ
の図に示される如く、巻取リール80は、リールハブ3
6に代えてリールハブ82を備えている。リールハブ8
2は、外周面36Aと吸着部46(外周面46A)とが
形成された周壁36Cを有する有底円筒状に形成されて
いる。 【0067】一方、リールハブ82の底部82Aには、
ボス部48の他に、該ボス部48とは反対側に被動軸8
4が突設されている。被動軸84の外周部には被動ギヤ
84Aが設けらており、上記駆動モータの回転力が伝達
される駆動ギヤ86と噛み合わされている。また、被動
軸84内部にはボス部48のボス孔48Aと連通された
貫通孔84Bが設けられており、貫通孔84Bとボス孔
48Aとの境界部分には上方を向く段部88が形成され
ている。 【0068】ボス孔48Aには軸受90が配設されてお
り、軸受90は段部88と押えリング92との間で気密
状態で挟持固定されている。この軸受90には、吸引配
管52がリールハブ82との相対回転可能に気密状態で
軸支されている。すなわち、本変形例では、吸着部46
(多数の透孔44)、吸引配管52、吸引装置66が、
本発明における「吸引手段」に相当する。 【0069】本変形例に係る巻取リール80(リールハ
ブ82)を備えた構成によっても、上記実施の形態と全
く同様の効果が得られる。 【0070】なお、本変形例では、吸引配管52をリー
ルハブ82の底部82Aに接続したが、ボス部48や軸
受90等を設けた上フランジ42に吸引配管52を相対
回転可能かつ気密状態で接続しても良い。また、被動軸
84の外周部に設けた被動ギヤ84Aに代えて、底部8
2Aの下端面に形成されたギヤ(リール18のリールギ
ヤの如き被動ギヤ)を備えた構成としても良い。 【0071】次いで、誘導手段等の変形例について図1
1及び図12に基づいて説明する。図11には、誘導手
段38に代えて変形例に係る誘導手段94を備えたテー
プドライブ装置100が図1に対応した平面図にて示さ
れている。なお、テープドライブ装置100では、初期
状態(磁気テープ12の巻き取り開始前)における巻取
リール34は、吸着部46の外周面46Aが上記実施の
形態よりも矢印C方向の位相が略90°遅れた位置で
(図11の紙面右方を向いて)保持されている。 【0072】この図に示される如く、誘導手段94は、
一端部に設けられた支軸96Aが本体30に軸支された
アーム96を備えており、このアーム96は図示しない
駆動機構の作動によって支軸96A廻りに揺動するよう
になっている。なお、アーム96は上フランジ42の上
方を揺動するようになっており、その揺動軌跡が巻取リ
ール34に干渉しない構成である。 【0073】このアーム54の他端部にはリンク部材5
6を介して吸引保持部材58が接続されており、吸引保
持部材58は吸着部62においてリーダテープ24を吸
着可能とされている。この吸着部62は、リーダテープ
24における上記実施の形態とは反対側の面(リールハ
ブ36の巻き取られる際に外側となる面)を吸着するよ
うになっている。 【0074】また、テープドライブ装置100は、リー
ダテープ引出手段98を備えている。リーダテープ引出
手段98は、カートリッジ収容部32に収容された記録
テープカートリッジ14の開口22に進入し、リーダテ
ープ24の先端を把持しつつリーダテープ24を所定量
だけ略真直ぐ(例えば、ケース16の側壁に沿って30
mm程度)引き出すようになっている。 【0075】そして、吸引保持部材58は、アーム96
が揺動すると、ガイドピン58Aが図示しないカム溝に
ガイドされて、所定の経路を移動するようになってい
る。すなわち、吸引保持部材58は、通常は図11に示
される初期位置に位置するが、アーム96の揺動によっ
てリーダテープ引出手段98が引き出したリーダテープ
24の先端を吸着する位置(図12の想像線で示す位
置)、該吸着したリーダテープ24の先端部分を上記初
期状態における巻取リール34の外周面46Aに当接さ
せる位置(図12の実線で示す位置)へ移動可能とされ
ている。 【0076】なお、この吸引保持部材58の移動軌跡に
対応して上フランジ42のスリット42Aの形状が上記
実施の形態とは異なるが、これについての図示は省略す
る。また、図12ではリーダテープ引出手段98の図示
を省略している。 【0077】本変形例に係るテープドライブ装置100
では、カートリッジ収容部32に記録テープカートリッ
ジ14が収容され開口22が開放されると、該開口22
にリーダテープ引出手段98が進入し、リーダテープ2
4の先端を把持しつつ該リーダテープ24を上記所定量
だけケース16から引き出す。この後、リーダテープ引
出手段98は、リーダテープ24の把持状態を解除し、
誘導手段94(吸引保持部材58)が干渉しない位置へ
後退する。 【0078】すると、誘導手段94のアーム96が揺動
し、吸引保持部材58が図12に想像線で示される位置
へ至る。そして、電磁弁70を作動すると吸引保持部材
58の吸着部62にリーダテープ24の先端が吸着され
る。この状態でアーム96がさらに揺動すると、吸引保
持部材58は、図12に実線で示すリールハブ36の外
周面46Aと略対向する位置へ至り、吸着したリーダテ
ープ24の先端部を外周面46Aに当接させる。 【0079】すると、電磁弁68が作動されリールハブ
36の内部と吸引装置66とが連通され、吸引装置66
は既に作動しているので、吸着部46の外周面46Aに
リーダテープ24が吸着される。そして、この後は、上
記実施の形態と全く同様に作用するため、その説明を省
略する。 【0080】このように、誘導手段38に代えて、本変
形例に係る誘導手段94及びリーダテープ引出手段98
を備えたテープドライブ装置100によっても、リーダ
テープ24が誘導手段38によって外周面46Aに巻き
掛けられる点を除いて、上記構成のテープドライブ装置
10と同様の効果が得られる。 【0081】また、テープドライブ装置100では、リ
ーダテープ24におけるリールハブ36に巻き取られる
際に外側となる面を吸着するため、誘導手段94による
誘導経路を短縮することができ(最短経路とする設計も
可能となり)、小型化が図られる。 【0082】なお、本発明は、上記実施の形態及び各変
形例にそれぞれ示された構成に限定されることはなく、
それぞれ示された構成要素を適宜組み合わせた(置換し
た)構成とすることもできる。したがって、例えば、誘
導手段38を備えたテープドライブ装置10にリーダテ
ープ引出手段98を設けても良く、テープドライブ装置
100の誘導手段94が吸引保持部材58を開口22か
らケース16内に進入しリーダテープ24を吸着する構
成としても良い。 【0083】また、上記実施の形態及び各変形例では、
リールハブ36、82と吸引保持部材58とが吸引装置
66を共用する好ましい構成としたが、本発明はこれに
限定されず、リールハブ36、82と吸引保持部材58
とがそれぞれ別個の吸引装置66に接続される構成とし
ても良い。この場合、例えば、吸引装置66を作動停止
状態でサクション側の負圧状態を維持できない構造とす
れば、各電磁弁68、70、74、76を不要とするこ
ともできる。 【0084】さらに、上記実施の形態及び各変形例で
は、誘導手段38、94がリーダテープ24を吸着する
吸引保持部材58を備えた好ましい構成としたが、本発
明はこれに限定されず、例えば、誘導手段38等が吸引
保持部材58に代えてリーダテープ24の先端を把持、
引掛け、係合等する保持部材を備えた構成としても良
い。特に、リーダテープ24の保持部分とリールハブ3
6の吸着部46による吸着部分とが異なる誘導手段38
を備えた構成では、上記保持部材への変更が容易であ
る。また、誘導手段38、94における吸引保持部材5
8(上記保持部材)を移動させる手段が、アーム54、
96等に限定されないことは言うまでもない。 【0085】さらにまた、上記実施の形態及び各変形例
では、記録テープカートリッジ14のリーダテープ24
が一定の幅を有する構成としたが、本発明はこれに限定
されず、例えば、リーダテープ24の先端に幅方向の一
方または両方に延設された耳部(例えば、ケース16内
での位置決めや保持用、または、上記保持部材による引
掛けや係合用等)を備えた構成としても良い。すなわ
ち、テープドライブ装置10、100で使用されるリー
ダテープ24は、厚みが一定であれば足り、かつ、その
厚みは上記の実施の形態及び各変形例における厚みに限
定されない。 【0086】また、上記各実施の形態及び各変形例で
は、テープドライブ装置10、100が記録テープとし
て磁気テープ12を用いた記録テープカートリッジ14
に適用される構成としたが、本発明はこれに限定され
ず、記録テープは情報の記録及び記録した情報の再生が
可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握され
るものであれば足り、本発明に係るテープドライブ装置
10は如何なる記録再生方式の記録テープを用いた記録
テープカートリッジ14にも適用可能であることは言う
までもない。 【0087】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係るテープ
ドライブ装置は、記録テープを巻き取るリールハブの巻
取面を段差なく構成できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
の概略全体構成を示す平面図である。 【図2】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
を構成する巻取リールを示す斜視図である。 【図3】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
を構成する巻取リールを示す断面図である。 【図4】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
を構成する誘導手段の吸引保持部材を示す斜視図であ
る。 【図5】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
を構成する巻取リール及び吸引保持部材と吸引装置との
接続状態を示す配管系統図である。 【図6】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
における誘導手段によるリーダテープの誘導過程を示す
平面図である。 【図7】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
のリールハブによるリーダテープの吸着開始時の状態を
示す斜視図である。 【図8】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
を構成するリールハブへのリーダテープの巻取状態を示
す図であって、(A)は平面断面図、(B)は要部拡大
断面図である。 【図9】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装置
に装填される記録テープカートリッジの概略構成を示す
斜視図である。 【図10】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装
置を構成する巻取リールの変形例を示す図3に対応した
断面図である。 【図11】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装
置の変形例を示す図1に対応した平面図である。 【図12】本発明の実施の形態に係るテープドライブ装
置の変形例における誘導手段によるリーダテープの誘導
過程を示す平面図である。 【符号の説明】 10 テープドライブ装置 12 磁気テープ(記録テープ) 24 リーダテープ(リーダ部) 36 リールハブ 38 誘導手段 44 透孔(吸引手段) 46 吸着部(吸引手段) 50 回転軸(吸引手段) 50A 吸引路(吸引手段) 52 吸引配管(吸引手段) 66 吸引装置(吸引手段) 82 リールハブ 94 誘導手段 100 テープドライブ装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自由端を有する記録テープをリールハブ
    に巻き取りつつ、該記録テープへの情報の記録または該
    記録テープに記録された情報の再生を行うテープドライ
    ブ装置であって、 前記記録テープの自由端に設けられたテープ状のリーダ
    部を前記リールハブの外周面に誘導する誘導手段と、 前記リールハブに設けられ、前記外周面に前記リーダ部
    を吸着可能な吸引手段と、 を備えたことを特徴とするテープドライブ装置。
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