JPS5827575B2 - 磁気テ−プ転写装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープカートリッジに収納されたスレーブテー
プとマスターテープを自動的に重ねて磁気転写する装置
に関するものである。

従来、並列走行転写装置の自動装填装置としては特に考
えられておらず、走行系への磁気テープ装填がはなはだ
面倒であり、マニュアルローディングの場合手を触れる
ために磁気テープ面にゴミ等が付着し易く、また信号の
欠除、磁気テープの痛み等の問題があった。

本発明は上記従来技術におけるマニュアルローディング
を補なうものであり、簡単な構造で確実性、操作性の優
れたものを得んとするものである。

以下本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

図面において１はオートスレッディング方式のカートリ
ッジであり、記録清涼テープ２もしくは転写テープ３お
よびテープ２，３の先行端に貼付される。

前記テープより剛性を有するリーダテープを収納してい
る。

４はカセットであり、カートリッジ１内の磁気テープと
は別の磁気テープを巻回した供給リールおよび巻取リー
ルを収納している。

５はカートリッジから送出されたリーダテープ先行端を
所定の通路に沿って案内する左側のリーダガイドである
。

一端がアーム６と一体的に結合されており、前記アーム
６は軸７を支点として回動自在に取りつけられている。

また前記アーム６には補助ポスト８と磁気テープ引出ポ
スト９が直立されている。

同様に右側のリーダガイド２６はアームと一体的に結合
されており、軸１１を支点として回動自在に取りつけら
れている。

ア−ム１０には補助ポスト１２と磁気テープ引出ポスト
１３が直立されている。

さらに右側のリーダガイド２６の支点部は巻取リール１
４へのリーダテープ巻付力を与える押圧ローラ１５を有
する抑圧レバー１６と係合するようになっており、リー
ダガイド２６の回動に伴ない軸２７を支点として回転し
巻取リール１４への押圧力を与えるばね１７に抗して押
圧ローラ１５が巻取リール１４より離れる。

なお、リーダガイド５，２６の下部は開溝があり、リー
ダテープはリーダガイドの開溝から離れないが、磁気テ
ープ部分はリーダテープより幅が狭いのでリーダガイド
から離れる。

転写磁界を発生するヘッド１８と、圧縮空気吹付器１９
と、磁気テープ位置規制ポスト２０と軸２１とを一体的
に結合し、軸受２２を介して軸２１の先端に設けたロー
リソレノイド２３の回動に伴ない、前記１８，１９，２
０で構成された転写ユニットが駆動キャプスタン２４に
対向する位置に回動してストッパー２５によって固定さ
れるＯ 次に動作を説明すると、まずカートリッジ１が挿着され
ると、リーダガイド５，２６を経て巻取り−ル１４内に
リーダテープが送り出され、押圧ローラ１５によってリ
ーダテープが巻取リール１４に一定量だけ巻取られて停
止する。

この場合の巻取量は、遅延回路等の構成によって決定さ
れる。

次にカセット４が挿着されると低速モータ等により、ア
ーム６．１０が回動され、両磁気テープ２．３を各々、
ポスト９，１３により一定位置まで引出される。

定位置まで回動してスイッチ２７を動作させると低速モ
ーターが停止すると同時に、ロータリーソレノイド２３
が働き、前記両テープ２．３を規制ポスト２０に引っか
けながら、駆動キャプスタン２４の走行位置に案内する
。

転写後の戻し動作は上記動作の逆を行なえばよい。

以上のように本発明においては自動的に転写テープと原
テープをキャプスタン部に装填でき、また原テープ収納
ケースと、転写テープの収納ケースが同一平面に載置さ
れるために装置全体が薄くでき、さらに両収納ケースを
近傍におくために操作性がよくなる。

また両テープを重ねて同時に駆動キャプスタンに挿着す
ることができテープを判別に挿着する場合に比べて両テ
ープの幅方向の位置合せが容易になる。

さらに駆動キャプスタンに両テープを別々に装填する場
合に比べて機構が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例の磁気テープ転写装置の構成国
である。 １・・・・・・オートスレッディングカートリッジ、２
・・・・・・原テープ、３・・・・・・転写テープ、４
・・・・・・テープカートリッジ、５，２６・・・・・
・リーダガイド、６゜１０・・・・・・アーム、７，１
１・・・・・・軸、８，１２・・・・・・補助ポスト、
９，１３・・・・・・引出ポスト、１４・・・・・・巻
取用リール、１８・・・・・・転写磁界ヘッド、２０・
・・・・・位置規制ポスト、２１・・・・・・軸、２２
・・・・・・軸受、２３・・・・・・ロークリソレノイ
ド、２４・・・・・・駆動キャプスタン、２５・・・・
・・ストッパー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 磁気テープの先端に貼付されたリーダテープを有す
   る磁気テープを巻回したオートスレッディングカートリ
   ッジと、巻取リールと供給リールを有するテープカート
   リッジと、前記オートスレッディングカートリッジから
   のテープを巻取る巻取用リールと、一端を回動自在に支
   持し先端を前記テープカートリッジの開口部に左右から
   挿入配置させた一対のアームと前記アームの先端部が前
   記開口部にあるとき接続状態にある如く前記アームに固
   定されたテープガイドと、前記テープカートリッジの上
   方に配した駆動キャプスタンおよび転写磁界ヘッドを具
   備し、前記テープガイドを介してオートスレッディング
   カートリッジからのり一ダテープを前記巻取用リールに
   案内し、前記アームを回動させると前記アームの先端部
   に設けた０出スポットにより前記両カートリッジの磁気
   テープを持ち上げ前記持ち上げた状態で前記両テープを
   転写磁界印加装置に収納させることを特徴とする磁気テ
   ープ転写装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記アームのテー
   プガイド固定部近辺に補助ポストを設け、前記オートス
   レッディングテープを係止することを特徴とする磁気テ
   ープ転写装置。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項において、転写
   磁界印加装置は駆動キャプスタンと転写磁界ヘッドと、
   磁気テープ位置規制ポストを有し、前記持ち上げられた
   磁気テープを前記位置規制ボス１へを回動させることに
   よって前記駆動キャプスタンに圧接させることを特徴と
   する磁気テープ転写装置。