JPS61145779A - 磁気記録再生装置のカセツトアダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、カセットアダプタに係り、特に簡単な操作で
アダプタ内テープパス形成が可能なカセットアダプタ機
構に関する。

〔発明の背景〕

本発明は、特公昭５８−５５４２２号公報に記載される
ごとき、供給及び巻き取りリールを回転シリンダに内蔵
し、該シリンダ外部に設置した固定ヘッドで記録再生を
行う形式のＶＴＲに関連する。

該ＶＴ几において、供給リールに巻かれた磁気テープの
始端にリーダテープを設け、自動的にテープパスを形成
して巻き取りリールにテープを巻きとらせるオートスレ
リディング方式を採用する場合には、使用するカセット
は１リール型となる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、超小形ＶＴＲの子カセットを従来のＶ
ＴＲで互換再生を可能とするカセットアダプタを提供す
る事にある。

〔発明の概要〕

従来の平行２リールカセット方式ＶＴ）Ｉ、に利用可能
な、１リール型カセツト用のアダプタカセットでは、初
めに１リールカセ・・ト内のテープを引き出してアダプ
タ内の巻き取りリールに接合し、次にアダプタ内のガイ
ドピンを動かし通常２リールカセツト内と同じテープバ
スを形成するという複雑な機構を必要とする。同時に、
カヤ９トアダプタのサイズには規格があり、そのスペー
ス的制約内で上記機構を収めなければいけない。

本発明は、上記の課題に対し、アダプタ外部からの１つ
の単純な動作で、上記の複雑な動作機構を実現したもの
で、具体的には突起付きタイミングベルトを用いて、上
記の２種類の動作をタイミングをずらして行なうもので
ある。

〔発明の実施例〕

第１図は、子カセットとして使用するカセット２１の概
略図を示す。第２図は、第１図の断面である。第１図、
第２図において、１はリール状のテープ収納ケース、２
はリーダテープ、３はリール駆動のための歯車部、４は
位置決め用突起、５はテープ案内面、６は磁気テープ、
７は止めリングである。第１図において子カセット２１
内の磁気テープ６の先端には、テープ幅が広く、剛性が
高いリーダテープ２が接着されており、テープの出口に
はテープ案内面５があるｂ磁気テープ６の終端に巻きつ
けられたリーダテープ２は剛性が高いので、絶えず外に
広がろうとして、リーダテープ２は常にカセットの案内
面５に沿って出てくる。

第２図により子カセット２１の構造な説明する。

リール駆動のための歯車部５は、リールハブとリール７
ランジと１体になっている。歯車部５が回転すると止め
リング７も１緒に回転するが、テープ収納ケース１は回
転しない。テープ収納ケース１の説明には、２つの穴が
あり、子カセット２１の全体の固定に使われる。

第５図は、子カセット用超小型ＶＴＲの平面透視図であ
る。第４図は該ＶＴＲにおけるテープ装架状態を表わし
た正面図である。第５図は該ＶＴＲの断面図を表す。第
５図、第４図、第５図において、第１図と同じ番号は同
一部品を示し、８はテープローディング案内壁、９は固
定磁気ヘッド、１０はガイドピン、１１は回転シリンダ
、１２は供給リール駆動ギア、１５は巻き取りリール駆
動ギア、１４は上ブタ、１５は巻き取りリール、１６は
固定軸、１７は軸受、１８は磁気ヘッド制御手段、２１
は子カセットである。子カセット使用ＶＴＲの記録状態
を説明する。回転シリンダ１１内に子カセット２１が装
着されると、歯車付リール５が供給リール駆動ギア１２
により駆動され、リーダテープ２がテープローディング
案内。

壁８に沿って回転シリンダ１１外に送り出され、再び回
転シリンダ１１内に入り、子カセット２１の真下にある
巻き取りリール１５に保合後、保持され、回転シリンダ
１１外周上を斜めに巻きつく走行路を形成する。リーダ
テープ２が巻き取りリール１５に完全に巻き取られてか
ら、外付は固定ヘッド９が磁気ヘッド制御手段１８によ
り、回転・シリンダ外周上に巻かれた磁気テープ６に接
触し、磁気記録・再生が可能になる。回転シリンダ１１
が矢印Ａの時計方向に回転するとともに、磁気テープ６
は回転シリンダ１１内の子カセット２１から繰り出され
、回転シリンダ１１外周の前記走行路を走行し、再び回
転シリンダ１１内の巻き取りリール１５に巻き取られる
。その間磁気テープ６は外付は固定ヘッド９によって走
査され、通常のＶＴＲと同じ磁気トラツクを形成する。

次に第６図により、本発明の詳細な説明する。第６図は
、子カセット２１を従来のＶＴＲ用親カセプトアダプタ
に収納した状態の平面透視図を示したものである。第６
図において、２１は子カセット、２２は巻き取りリール
、２５は手動ギア、２４はギアＡ１２５はギアＢ１２６
はタイミングベルトＡ、２７はタイミングベルトＢ、２
８は軸Ａ。

２９は軸Ｂ、５０はリンク、５１はガイドピンＡ、５２
　　　　’はアーム、５５はガイドピンＢ、５４はアー
ムガイド、５５はテープガイド（下板につく）、５５′
はテープガイド（上板につく）、５６はリンク案内ガイ
ド（上板につく）、５７はテープ押され、３８はねじり
バネ、５９はピン、４０は突起１４１はプーリＡ、４２
はプーリＢ、４５はバネ、４４はガイド用突起である。

以下、各種ギア、タイミングベルトの動作を概説し、そ
れら各部の詳細は第７〜１２図により後述する。

第６図において、手動ギア２５は、ギアＢ２５、ギアＡ
２４、タイミングベルトＢ２７と接合している。ギアＢ
２５は、子カセヴト２１のリール駆動のためのギア部５
と巻き取りリール２２のギア部とに接合しており、手動
ギアを右回りに回転させる事により、子カセット２１の
リール駆動のためのギア部３と巻き取りリール２２はそ
れぞれ右回りに回転する。子カセット２１に巻装されて
いるリーダテープ２は、テープガイド２とテープ案内部
材５７に沿って巻き取り、リール２２に至り、巻き取り
リール２２のハブ側面の切り込み（詳細後述）にはまり
込み、巻き取りリール２２で巻き取られる。１方、ギア
Ａ２４は、タイミングベルトＡ２６を駆動しており、手
動ギア２５はタイミングベル）Ｂ２７を駆動している。

手動ギア２５す右回りに回転させる事により、タイミン
グベルトＡ２６は左回り、タイミングベルトＢ２７は右
回りに動く。タイミングベルトＡ２６はプーリＡ４ｔと
、タイミングベルトＢ２７はプーリＢ４２とそれぞれ接
合しており、プーリＡ４１は軸Ａ２Ｂを中心として回転
し、プーリＢ４２は軸Ｂ２９を中心として回転する。タ
イミングベルトＡ２６とタイミングベル）Ｂ２７には突
起４０がそれぞれついており、突起４０がリンク５０、
アーム５２０１部にあたると、リンク５０、アーム５２
が回転され、ガイドピンＡ３１とガイドピン８５５が所
定位置まで移動する。

次に各部の詳細構造を説明する。

第７図は、巻き取りリール２２のハブの、軸に垂直な断
面を示したものである。第７図のように、巻き取りリー
ル２２のハブにはリーダテープ２をはさみ込むための切
れ込みがある。

第８図は、子カセット２１と巻き取りリール２２、ギア
Ｂ２５との接合状態を示したものである。巻き取りリー
ル２２の下７ランジの外周にはギアがついており、子カ
セットのリール駆動のための歯車部５とともに、ギアＢ
２５と接合している。

ギアＢ２５は従来ＶＴＲに装着する前は、磁気テープ６
のたるみを防ぐストッパの役割をしている。ギアＢ２５
は第８図に示したように、上からバネ４５で支持されて
おり、従来ＶＴＲに親カセットアダプタを装着すると、
リールロヅク解除ビン（図示しない）がギアＢ２５を押
し、子カセット２１、巻き取りリール２２との接合がは
ずれてリールが自由に動くようになる。

第９図は、手動ギア２５、ギアＡ２４の周辺の部材の配
置を表わした図である。手動ギア２５は、ギアＢ２５（
図示しない。）とギアＡ２４とかみあっている。手動ギ
ア２５、ギアＡ２４の各上下両端は、軸径が小さいプー
リとなっている。また、タイミングベルトＡ２６とタイ
ミングベルトＢ２７には複数の穴がおいていて、それぞ
れ、タイミングベル）Ａ２６の上端、タイミングベル）
Ｂ２７の下端には全周を通して１つだけ突起４０がある
。

手動ギア２５とギアＡ２４が互いに接合するのは、中央
の軸径太の部分であり、ギアＡ２４は下端、手動ギア２
５は上端で、それぞれ、タイミングベルトＡ２６とタイ
ミングベルトＢ２７を駆動する。

また、タイミングベルトＡ２６とタイミングベルトＢ２
７の突起４０があたる恐れのある位置には、手動ギア２
５とギアＡ２４の中央の歯車部にニゲが設けられている
。

第１０図は、軸Ａ１Ｂの周辺の部材の配置を表わしたも
のである。軸Ａと、プーリＡ４１、リンク３０とはきわ
めてゆるいはめあいで、自由に回転可能である。プーリ
Ａ４１は、タイミングベルトＡ２６によって駆動される
。タイミングベルトＡ２６の突起４０がリンク５０の支
点付近にあたると、リンク５０が動かされる。リンク５
０は軸Ａ２Ｂとねじりバネ（図示しない）でつながれて
いて、突起４０が離れるとリンク５０は元の位置に戻る
。リンク５０は子カセット２１の上に位置し、まず、ガ
イド用突起５４がカセ−）アダプタの上板につけられた
リンク案内ガイド５６に、次にガイドピンＡ２１が底板
につけられたアームガイド５４に案内され、ガイドピン
Ａ５１を所定の位置まで移動させる。

第１１図は、軸Ｂ２９の周辺の部材の配置を表わしたも
のである。軸Ｂ２９と、ギアＢ４２、アーム５２とは極
めてゆるいはめあいであり、自由に回転可能である。ギ
アＢ４２はタイミングベル）Ｂ２７を駆動しており、タ
イミングベル）Ｂ２７の突起４０がアーム３２の支点付
近にあたるとアーム５２が回動される。アーム５２は軸
Ｂ２９とねじりバネでつながれてい℃、突起４０が離れ
ると、アーム５２はもとの位置にもどる。

第１２図は、巻き取りリール２２０周辺の部材の配置を
示したものである。巻き取りリール２２は、リール軸が
上板にうめこまれており、底板から浮いて支持されてい
るので、巻き取りリール２２の下をアーム５２が回動可
能である。テープガイドＢ５５、テープ押さえ５７とも
、アーム５２及びガイドピンＢ５５があたらないように
ニゲな設けており、リーダテープ２は案内するが、磁気
テープ６は拘束しない形状である。テープ押さえ５７の
支点には、ねじりバネ５Ｂがついており、テープ押さえ
５７は巻き取りリール２２に巻き取られるテープの多少
に応じて自由に動く。

次に、第６図において、親カセ−）アダプタ内の子カゼ
９ト・セツティング動作を説明するｂカセットアダプタ
の７タをあけ、ミニカセリトな所定の位置に装着する。

カセ−）アダプタのフタな閉めると位置決め用突起４が
上下よりはさまれ、子カセ−）は所定の空間位置に固定
される。手動ギアＢｌ右回りに、カセットアダプタ外か
ら手動で回転させる。すると、ギア■２４とギア■２５
が左回りに回転する。それに伴ってタイミングベルトＡ
２６とタイミングベルトＢ２７が動くが、タイミングベ
ルトＡ２６とタイミングベル）Ｂ２７のそれぞれの突起
がブーＩＪＡ２８、プーリＢ２９にそれぞれ達するまで
、ガイドピンＡ５１、ガイドピンＢ５５は動かない。さ
て、ギアＢ２５は子カセヴト２１と巻き取りリール２２
をそれぞれ右回りに回転させる。子カセット２１からは
リダテープが出てきて、ガイドＢ５５、テープ押さえ５
７に沿って、巻き取りリール２２のリールハブに到達し
、リールバブの切り込みにリーダテープ２の先端がはさ
まり、テープ案内部材５７により保持されながら巻き取
られる。リーダテープ２が全部、巻き取りリール２２に
巻き取られ終わると、タイミングベルトＡ２６とタイミ
ングベルトＢ２７の突起４０がプーリＡ２Ｂ、プーリＢ
２９付近に来るようになりている。そして突起４０にリ
ンク５０、アーム５２がそれぞれ押され、１定角だけ回
転し、リンク５０、アーム１２により、それぞれガイド
ローラＡ３１、ガイドピンＢ５５が動かされ、磁気テー
プ６が所定位置までローディングされる。なお、ガイド
ピンＢ５５は第１１図に示すように上下に幅規制ガイド
部を有し、磁気テープ６の幅板上のものを通さない。ゆ
えに巻き戻し時に、リーダテープ２が巻き戻されて従来
ＶＴＲの回転ヘッドを傷つける事がない。（また、この
動作は、リーダテープ２が透明なので、従来ＶＴＲの光
検出型ストッパでも行なわれる。）アダプタ内の子カセ
リトのリセヴト動作は、上記カセットセツティング動作
の逆となる。

本実施例によれば、片リールのみ内蔵の子カセットにつ
いて （１）リーダテープ２のアダプタ内巻き取りリールへの
接続 （２）リーダテープを巻き取り終わってから磁気テープ
ローディングを行なう という、複雑な動作を、従来ＶＴＲ用のカセットアダプ
タのサイズで、１つのギアを連続的に動かすという単純
な動作で実現する事が可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、超小型ＶＴＲシステムと従来ＶＴＲと
の互換性がとれるので、超小ＷＶＴＲの有効利用の効果
がある。また、カセットアダプタの動作機構については
、供給リールのみを内蔵する子カセット内のリーダテー
プを、カセットアダプタ内の巻き取りリールで巻き取っ
た後に、子カセットから出る磁気テープを伸長させセツ
ティングさせるという２つの別々の動作を単一の連続し
た単純な動作で可能にするので、操作性向上の効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

図はすべて本発明の実施例を示し、第１図は子カセット
、及びテープの斜視図、第２図は第１図の断面図、第５
図は超小型ＶＴＲの平面図、第４図は超小型ＶＴＲの立
面図、第５図は超小型ＶＴＲの断面図、第６図は実施例
のカセ噌トアダプタの平面図、第７図は巻き取りリール
のハブの、軸に垂直な面での断面図、第８図はギア０１
８付近の斜視図、第９図はギア０１８付近の斜視図、第
１０図はギア０１８付近の斜視図、第１１図はギア０１
８付近の斜視図、第１２図は巻き取りリール１２付近の
斜視図である。 ２・・・リーダテープ、７・・・回転シリンダ、１１・
・・子カセット、１２・・・巻き取りリール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、巻き取りリールのみを内蔵した親カセットアダプタ
   において、磁気テープの終端につながり、かつ、他端が
   自由なリーダテープを有し、かつ、供給リールのみを内
   蔵する子カセットが、該親カセットに着脱可能な構造と
   し、子カセットが該親カセットアダプタに挿入後、供給
   リールに巻装されているリーダテープを巻き取りリール
   に巻装させうる手段と、リーダテープが巻き取りリール
   に巻かれた後、磁気テープを移動させ、アダプタ内に伸
   長させる手段とを有し、両手段を動作させる駆動手段を
   有する事を特徴とする磁気記録再生装置のカセットアダ
   プタ。