JPS62184677A - テ−プカセツト - Google Patents

テ−プカセツト

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JPS62184677A
JPS62184677A JP2621386A JP2621386A JPS62184677A JP S62184677 A JPS62184677 A JP S62184677A JP 2621386 A JP2621386 A JP 2621386A JP 2621386 A JP2621386 A JP 2621386A JP S62184677 A JPS62184677 A JP S62184677A
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JP
Japan
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reel
tape
cassette
case
magnetic tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP2621386A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Ooshima
英司 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS62184677A publication Critical patent/JPS62184677A/ja
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明テープカセットを以下の項目に従って説明する。
A、産業上の利用分野 B0発明の概要 C0背景技術 り0発明が解決しようとする問題点 E0問題点を解決するための手段 F、実施例及び使用例 F−1,テープカセットの実施例[第1図乃至第8図] a、テープカセットの概n[第1図乃 至第8図] b、リールケース[第1図乃至第4 図、第7図、第8図、第10図] C,カセットケース、前面M[第1図 乃至第4図、第7図、第8図] d0巻取側テープリール[第1図乃至 第3図、MS5図、第7図、第8 図] e、リールカセット保持手段[第1 図、第2図、第4図、第6図] f3リールカセッ;・のテープカセットに対する着脱 g、?a磁気テープ他端の巻取側テープIJ−)bへの
係止及びカセットケー スにおけるテープパス[第2図、 第7図コ F−2,第1の使用例[第7図、第8図]a、ビデオテ
ープレコーダー a−1,リール台 a−2,カセット位置決めピン a−3,ヘッドドラム a−4,テープローディング手段 &−5,その他の部材 す、テープカセットの装着 C,テープローディング F−3,第2の使用例[第9図、第1O図]a、ビデオ
テープレコーダー a−1,リール台 a−2,カセット装着部 a−2−a、カセフト受は部 材 a−2−b、カセッI・保持子 段 a−3,その他の部材 す、リールカセットの装着 C,テープローディング G9発明の効果 (A、産業上の利用分野) 本発明は新規なテープカセットに間する。詳しくは、例
えば、オーディオテープレコーダーやビデオテープレコ
ーダー等磁気テープを記録媒体として音声や画像あるい
は情報の記録を行なう機器に使用されるテープカセット
、特に、カセットケース内にテープの両端が各別に係止
された2つのテープリールが収納された状態でテープ走
行装置に着脱自在に装着されると共に該装着が為される
ことによって上記2つのテープリールが上記テープ走行
装置に設けられた2つのリール台に各別に係合されるテ
ープカセットに関するものであり、2つのテープリール
の一方をカセットケースに着脱自在なものとすることに
よって、磁気テープの保管に必要なスペースを大幅に縮
小することができ、しかも、アダプター等を使わなくて
も従来からあるテープレコーダー等にそのまま使用する
ことができ、更には場合により所謂オープンリールタイ
プのテープレコーダー等にも使用することができるよう
にした機能性に富む新規なテープカセットを提供しよう
とするものである。
(B、発明の概要) 本発明は、カセットケース内にテープの両端が各別に係
止された2つのテープリールが収納された状態でテープ
走行装置に着脱自在に装着されると共に該装着が為され
ることによって上記2つのテープリールが上記テープ走
行装置に設けられた2つのリール台に各別に係合される
テープカセットにおいて、2つのテープリールの一方を
所定のリールケースに収納された状態でカセットケース
に着脱できるようにし、それによって、磁気テープの保
管に必要なスペースを大幅に縮小することができ、しか
も、アダプター等を使わなくても従来からあるテープレ
コーダー等にそのまま使用することができ、更には場合
により所謂オープンリールタイプのテープレコーダー等
にも使用することができるようにしたものである。
(C,背景技術) 近時、オーディオテープレコーダーやビデオテープレコ
ーダー(以下、rVTRJと言う。)等磁気テープを記
録媒体として音声や画像あるいは情報の記録を行う機器
の多くは、所謂カセットタイプの磁気テープ装置、即ち
、磁気テープが巻装されたテープリールが所定のカセッ
トケース内に回転自在な状態で収納されて成る磁気テー
プ装置を使用するようになっている。
そして、このような磁気テープ装置(以下、「テープカ
セット」と言う。)は、オーディオテープレコーダー用
のもの、VTR用のもの等それぞれの種類のものにおい
て、通常、1乃至数種の統一された規格を有するものが
使用され、また、これらのテープカセットの大部分は、
2つのテープリール、即ち、所謂供給側のテープリール
と巻取側のテープリールの2個のテープリールが単一の
カセットケース内に収納されており、従って、2個のテ
ープリールは、常に、一体重に取り扱われるようになっ
ている。
(D、発明が解決しようとする問題点)ところで、テー
プカセットの保管や取扱いを容易なものとするために、
これを小型化することが考えられる。
ところが、前記したように、テープカセットの多くは、
統一された規格を有しており、また、VTR等も、通常
、そのような規格を有するテープカセットを使用するこ
とを前提として設計が為されているので、テープカセッ
トの小型化はこれが使用されるVTR等との関係から進
める必要がある。
そこで、テープカセットを小型化する1つの手段として
、所謂アダプターを使用することが考えられる。即ち、
テープカセットの外形を従来の規格より可及的に小さく
すると共に、従来のテープカセットの規格に従った大き
さ等を有するアダプターを用意し、テープカセットを使
用するときは、これを上記アダプターに装着してそのア
ダプターをVTR等に装着するようにすることが考えら
れる。
このようにすれば、テープカセットそれ自体の形状は可
及的に小さくすることができるため、その保管のスペー
スが小さくて済み、取扱いも容易になり、しかも、VT
R等に対する必要な規格はそのアダプターによって適合
させることができる。
ところが、このようなアダプタ一方丈によっても、例え
ば、2個のテープリールの軸間距離まで縮めることは事
実上不可能であるため、結局、テープリールの径を小さ
くすることによってテープカセットの幅を小さくしたり
する他ない。従って、形状を小さくすることはできるが
、テープの厚みが変らない限り、それに伴なってテープ
巻装量が大幅に減少されることのになるので、1つのテ
ープカセット当りの所謂記録時間が短くなる、といった
問題が生じて来る。
更に、テープカセットをこのようなアダプターを用いて
使用するようにした場合でも、そのテープカセットは機
能上、従来のテープカセットと略同じ機構を有している
必要があるので、アダプターにはこれにテープカセット
を結合させるための極めて複雑な機構を設けることが必
要になる。
従って、テープカセットが装着された状態のアダプター
はかなりの重量を有することになるので、その重さのた
めに、VTR等のカセットローディング機構が正常に動
けなくなる場合も出てくる、といった問題もある。
(E、問題点を解決するための手段) 本発明テープカセットは、上記した問題点を解決するた
めに、2つのテープリールの一方を予め所定のリールケ
ースに回転自在な状態で収納すると共にこれにテープの
一端を固定しかつ所定量巻装し、上記リールケースを他
方のテープリールが収納されたカセットケースに着脱自
在に装着するようにしたものである。
従って、本発明によれば、磁気テープの保管はリールケ
ースをカセットケースから取り外した状態で行なうこと
ができるので、磁気テープの保管に必要なスペースを大
幅に縮少することができると共に、その取扱いを極めて
容易なものとすることができる。また、磁気テープが巻
装された一方のテープリールはこれが収納されたリール
ケースをテープカセットに装着しない状態でも磁気テー
プ装置として機能するので、少なくとも供給側のテープ
リールを単独で着脱するように構成されたテープレコー
ダーであればこれにも使用することができる。更に、磁
気テープはこれが巻装されたテープリールがリールケー
スに収納された状態で取り扱われることになるので、保
管の際や使用の際に磁気テープが解けることもなく、ま
た、その記録面に埃りや油脂等が付着することもない。
(F、実施例及び使用例) 以下に、本発明テープカセットの詳細を添付図面に示し
た実施例及び各使用例に従って説明する。
(F−1,テープカセットの実施例)[第1図乃至第8
図] 第1図乃至第6図はテープカセットの実施の一例を示す
ものである。
尚、図面に示した実施例は本発明テープカセットをVT
R用のテープカセットとして適用したものである。
(a、テープカセットの概観)[第1図乃至第81A] 1はテープカセットである。該テープカセット1は合成
樹脂により略箱形に形成されたカセ・ントケース2を有
すると共に、その内t′XRの一側に寄った部分に所謂
巻取側のテープリール(以下、「Tリール」と言う。)
3が収納されており、また、他力に寄った部分にはその
底面側からリールカセット4を着脱自在に装着するよう
になっている。そして、リールカセット4には磁気テー
プ5が所定量巻装された所謂供給側のテープリール(以
下、「Sリール」と言う、)6が収納されており、テー
プカセット1をこれ全体として使用するときはリールカ
セット4をカセットケース2に装着すると共に磁気テー
プ5をリールカセット4から引き出し、かつ、カセット
ケース2の前面を通し、その先端をTリール3に係止す
るようになっている。また、リールケース2の前面は開
閉自在な前面蓋7によって覆われている。
(b、リールケース)[第1図乃至第4図、第7図、第
8図、第10A] 8はリールケース4のケース、即ち、リールケースであ
る。
該リールケース8は透明な合成樹脂により形成された上
バー29と下ハーフlOとが一体的に結合されて成り、
その平面形状における外形は大部分が略円形を成し一部
が上記円形の円に外接しかつ互いに略直交する2つの直
線から成る。従って、リールケース8の外周面は円周部
8aと2つの平面部8b、8Cとから成る。
そして、下ハーフ10の底板11の略中央部には円形の
孔12が形成され、上ハーフ9の天板13の内面にはそ
の先端部が下ハーフ10に近づくように略へ字状に屈曲
されたリール押えばね14が固定されている。また、リ
ールケース8の外周面の前記2つの平面部8b、8cの
うち前側(第1図における左斜め下方へ向かう方向を前
側とし、右斜め上方へ向う方向を神側とする。また、同
図における左斜め上方へ向かう方向を左側とし、右斜め
下方へ向かう方向を右側とする。以下、テープカセット
lの説明において向きを示すときはこの方向によるもの
とする。)を向いて位置する一方の平面部ab(以下、
この平面部8bを「前側平面部」と言う、)の上ハーフ
9側の部分には左右方向に離間して位置する2つの係合
凹部15.15が形成されると共に、左側を向いて位置
する他方の平面部8c(以下、この平面部8Cを「左側
平面部」と言う。)の上ハーフ9側の部分にも前後方向
に離間して位置する2つの係合凹部16.16が形成さ
れており、前側平面部8bの左端部にはリールケース8
の厚み方向に沿って延びる細長いテープ出口17が形成
されている。
そして、リールケース8の内部には前記Sリール6が収
納されている。テープリール6はリールハブ18とその
中心部がリールハブ18の上下両端寄りの部分に各別に
固定された2枚の円板状のフランジ19.20とから成
り、リールハブ18には下方を向いて開口する係合孔2
1が形成され、かつ、その上端面の中央部に略砲弾状の
突部22が形成されている。更に、Sリール6はそのリ
ールハブ18の下端部がリールケース8の底板11に形
成された孔12に位置され、かつ、その突部22に上ハ
ーフ9側に固定されたリール押えばね14の先端部が弾
接された状態でリールケース8内に収納されている。
磁気テープ5はその一端が前記Sリール6のリールハブ
18に固定されると共にこれに所定量巻装されており、
その他端はり一ルケース8に形成された前記テープ出口
17から引き出され、かつ、係止ビン23が固定されて
いる。この係止ビン23はこれがカセットケース2側に
設けられた前記Tリール3のリールハブに係合されるこ
とによって磁気テープ5の他端を該Tリール3に係止す
るための部材であり、磁気テープ5の幅より稍大きい長
さを有すると共に、テープ出口の17の幅より稍大きい
径を有する丸棒状に形成されている。
尚、磁気テープ5の他端からある程度の長さ一端側へ戻
った位置との間の部分は磁性面を有しない所謂リーダー
テープになっている。
しかして、リールカセット4はこれがカセットケース2
に装着されていないときは、そのSリール6がリール押
えばね14によって底板11に押し付けられることによ
って不用意にテープを解き出す方向へ回転されるのを阻
止され、かつ、係止ビン23が出口17の周縁に外側か
ら当るように位置する状態が保持される。
(C,カセットケース、前面蓋)[第1図乃至第4図、
第7図、第8図] カセットケース2は上側ハーフ24と下側ハーフ25と
が結合されることによって比較的薄い箱形に形成される
と共に、その前面にL方から見て略台形状を成すテープ
引出し用凹部26が形成されており、該テープ引出し用
凹部26の左右両側にテープ出口27.27′が形成さ
れ、該テープ出口27.27′のテープ引出し用凹部2
6側の内側面にカセット内テープガイド28.28′が
形成されている。そして、カセットケース2の前端部に
は前記前面蓋7が回動自在に支持されており、該前面M
7は、第4図に示すようにカセットケース2の前面を閉
じる位置(以下、「閉塞位置」と言う。)と第1図乃至
第3図、第7図、第8図に示すようにカセットケース2
の前面を開く位置(以下、「開放位置」と言う、)との
間を移動されるようになっており、また、図示しない弾
発手段によって、常時閉塞位置へ移動しようとする回動
力が付勢されている。
29はカセットケース2の天板30に形成された開口部
30aを閉じるように設けられた透明板であり、この透
明板を透してカセットケース2の内部を外側から見るこ
とができるようになってしする。
31はカセットケース2の底板であり、該底板31の右
寄りの位置に円形の挿通孔32が形成され、また、底板
31の左端縁寄りの位置には前記リールケース8の平面
形状より僅かに大まい開口部33が形成されている。
そして、底板31の上記開口部33の開口縁のうちリー
ルケース8の前記円周部8aに対応する部分の数個所に
上記開口縁の延びる方向に沿って延びる突条34.34
.34が立上げ状に形成され、また、天板30の内面の
うち上記突条34.34.34と対向する位置からもこ
れと同様の突条35.35.35が突設されており、こ
れら突条34.34.34と35.35.35とは上下
両ハーフ24と25とが互いに結合されることによって
その各先端が突き合わされるようになっている。
しかして、カセットケース2内の左側面寄りの部分には
天板30と突条34.34.34及び35.35.35
とによって形成され、かつ、下方に開口し、リールケー
ス8の外形と略等しい大きさを有するリールケース収納
凹部36が形成される。
そして、底板31の前記左側テープ出口27と対応する
部分には前端が底板31の前端縁に達し後端が前記開口
部33の開口縁に達する切溝37が形成されると共に、
底板31の前記右側のテープ出口27′と対応する部分
から前記挿通孔32に至るまでの部分にはこれも前端が
底板31の前端縁に達し後端が上記挿通孔32の開口縁
に達する切溝38が形成されている。
また、底板31の左端縁と開口部33との間の部分の前
後方向における略中央部には前後方向に長い長孔39(
第1図、第2図参照)が形成されている。
更に、天板30の内面にはその先端部が底板31に形成
された挿通孔32の中心に略対応ルて位置するリール押
えばね40が(第3図、第8図参照)が設けれられてい
る。
(d、@数個テープリール)〔第1図乃至第3図、第5
図、第7図、第8図] Tリール3もSリール6と略同じ大きざ及び形状を有し
ている。即ち、41はリールハブ、42は上フランジ、
43は下フランジであり、リールハブ41には下方を向
いて開口する係合孔44が形成され、また、リールハ・
ブ41の上端面には突部45が形成されている。
そして、Tリール3には、そのリールハブ41の外周面
寄りの部分を軸方向に沿って延びる小さなピン係止孔4
6が形成され、かつ、該ピン係止孔46とリールハブ4
1の外周面との間にはスリット47が形成されており、
また、下フランジ43には一端が上記スリット47の外
端に達し他端が下フランジ43の外周縁に達する切溝4
8が形成されている。これらピン係止孔46、スリット
47及び切溝48は前記リールカセット4側に収納され
た磁気テープ5の他端をTリール3のリールハブ41に
係止するためのものである。
(e、リールカセット保持手段)[第1図、第2図、第
4図、第6図乃至第8図] 49.49はカセットケース2の天板30の内面に設け
られた係合片である。これら係合片49.49は天板3
0の内面のうちリールケース収納凹部36の前端面と対
応する部分の互いに左右方向に離間した位置から下方へ
向けて突出するように設けられており、その下端部には
側方から見て後方へ突出する略半円状の係合爪49a、
49a(第4図等参照)が形成されている。
50はカセットケースの左側板51の内面に沿うように
設けられたロック部材である。該ロック部材50は前後
方向に長い板状に形成されると共に、その右側面の前後
方向における略中央部及び該中央部と前端との間の部分
からロック片52.52が前方へかつ積石側へ向けて突
出するように設けられており、該ロック片52.52の
先端部には上方から見て右側へ突出した略半円状の係合
爪52a、52aが形成されている。尚、該係合爪52
a、52aの下面は第1図、第6図及び第8図を見て良
く解るように右斜め上方へ向けて延びる斜面になってい
る。そして、ロック部材50の下端面の略中央部には操
作突起53が一体に形成されている。
54.55は底板31の内面のうち開口部33の開口縁
の左端部に略沿う位置から上方へ立ち上げ状に形成され
、かつ、互いに前後方向に離間して設けられた支持片で
あり、天板30の内面の上記支持片54.55と対向す
る位置にこれと同じような支持片54′、55′が設け
られている。
しかして、ロック部材50はカセットケース2の天板3
0と底板31と左側板51と支持板54.55.54′
、55′とによって画成される薄い空間内に前後方向へ
摺動自在なるように設けられると共に、カセットケース
2の後端面寄りの位置に設けられたトーションばね56
によって常時前方への移動力が付勢されており、かつ、
左側板51に形成されたストッパー51aに当接するこ
とによってそこから前方への移動を阻止されるようにな
っている。また、ロック部材50に形成された操作突起
53は底板31に形成された前記小さな長孔39に位置
されており、ロック部材50の移動はこの操作突起53
を押圧することによって行なわれるようになっている。
尚、ロック部材50がカセットケース2の左側板51の
ストッパー51aに当接した状態において、ロック片5
2.52の基端部は天板30側の支持板54′、55′
の前端縁に前側から近接して位置されるようになってお
り、また、この状態において、ロック片52.52の係
合爪52a、52aはその右端がリールケース収納凹部
36の左端面より積木側に位置する位置(以下、この位
置を「ロー、り位置」と言う、)に来ているようになっ
ている。従って、この状態から操作突起53を後方へ押
圧するとロック部材50がトーションばね56の弾発力
に抗して後方へ移動されるが。
このとき、ロック片52.52は支持板54′、55′
の前端縁によって相対的に略左斜め前方へ向けて押圧さ
れるので、ロック片52.52はその係合爪52a、5
2aが左側へ変位、即ち、リールケース収納凹部36か
ら左側へ外れた位置(以下、この位置を「ロック解除位
置」と言う。)に来るように撓まされることになる。そ
して、ロック片52.52がそのように撓まされた状態
から操作突起53に対する上記押圧を解除すると、ロッ
ク部材50がトーションばね56の弾発力によって元の
位置に戻されると共にロック片52.52がその係合爪
52a、52aがロック位置に来る姿勢に戻されること
になる。
(f、リールカセットのテープカセットに対する着脱) そこで、前記リールカセット4のテープカセット1のカ
セットケース2に対する装着は次のようにして行なわれ
る。
即ち、リールカセット4をそのリールケース8の天板1
3が上側に来ると共にその前側平面部8bが前側に来る
向きでもって、テープカセット1のリールケース収納凹
部36内に挿入し、リールケース8を上方から軽く押圧
してやる。すると、リールケース8はその上面の外局縁
のうち前側平面部8bに沿う部分が前記係合片49.4
9の係合爪49a、49aに接触してこれを略前方斜め
上方へ向けて押圧し、かつ、リールケース8の上面の外
周縁のうち左側平面部8cに沿う部分が前記ロック片5
2.52の係合爪52a、52aに接触してこれを略左
斜め上方へ向けて押圧しながら天板30側へ移動されて
行く、そして、リールケース8がカセットケース2の天
板30に当接すると、リールケース8の外周面に形成さ
れた前記係合凹部15.15が係合片49.49の係合
爪49a、49aと対向する位置に来ると共に、前記係
合凹部16.16がロック部材52.52の係合爪52
a、52aと対向する位置に来るので、係合凹部15.
15には係合爪49a、49aが、また、係合凹部16
.16には係合爪52a、52aがそれぞれ係合される
ことになり、これによって、リールケース8がり−ルケ
ース収納凹部8に収納された状態が保持されることにな
る。
しかして、リールカセット4は、第2図を見て良く解る
ように、そのリールケース8がカセットケース2の一部
を構成するように位置された状態でカセットケース2に
装着される。
即ち、この状態において、カセットケース2の底板31
に形成された開口部33はリールケース8の底板11に
よって略完全に塞がれることになり、また、その底板1
1の外面はカセットケース2の底板31の外面と略同一
平面を成すように位置される。そして、この状態におい
てカセットケース2はSリール6とTリール3の2個の
テープリールが収納された状態になる。
尚、カセットケース2に装着されたリールカセット4を
取り出すときは、ロック部材50を前記したようにして
後方へ移動させる。これによってロック片52.52の
係合爪52a、52aがロック解除位置へと逃げるので
、リールケース8には係合片49.49の係合爪49a
、49aが係合する状態となる。従って、リールケース
8を反天板30側へ引っ張るようにすればリールケース
8をリールケース収納凹部36から取り出すことができ
るや (g、磁気テープの他端の巻取側テープリールへの係止
及びカセットケースにおけるテ−ブパス)[第2図、第
7図] また、磁気テープ5の他端のTリール3への係止は例え
ば次のような手順で行なう。
先ず、磁気テープ5の他端に固定された前記係止ピン2
3を引っ張って磁気テープ5を適当な量リールケース8
から引き出す。この引き出しはリールカセット4がカセ
ットケース2に装着される前に行なっておいても良いが
その場合は、引き出した磁気テープ5をカセットケース
2の底板31に形成された前記切溝37を通してカセッ
トケース2内に入れながらリールカセットの装1着を行
なうようにする。
次に、引き出した磁気テープ5をカセットケース2の左
側のカセット内テープガイド28−右側のカセット内テ
ープガイド28′にこの順序で巻き付ける。
そして、Tリール3を適当に回わしてその下フ・ラング
43に形成された切溝48が底板31に形成された右側
の切溝38と重なるようにして、引き出した磁気テープ
5の先端部を丘記切溝38及び48を通してカセットケ
ース2内に入れてやりながら係止ピン23をTリール3
に形成されたピン係止孔46に挿入する。
尚、このようにした状態では引き出された磁気テープ5
はある程度たるんでいるので、Sリール6又はTリール
3のいずれかをテープ巻取り方向へ回わしてそのたるみ
を取るようにする。
しかして、磁気テープ5は第7図に実線で示すパスを通
されることになる。即ち、磁気テープ5はSリール6か
ら引き出された後、リールケース8のテープ出口17か
らリールケース8外に導出され、更にカセットケース2
の左側のテープ出口27からカセットケース2外へ導出
されると共にテープ引出し用凹部26の前面を通され、
右側のテープ出口27′からカセットケース2内に導入
され、Tリール3に巻き取られる、といったパスを通さ
れる。
(F−2,第1の使用例)[第7図、第8図コ第7図及
び第8図は前記したテープカセット1を全体として使用
する第1の使用例を示すものである。
(a、ビデオテープレコーダー) 57はテープカセットとして単一のカセットケースに2
つのテープリールが収納されたものを使用するように構
成されたVTRであり、58はそのメカシャーシである
(a−1,リール台) 59.59′はリール台であり、これらリール台59.
59′はメカシャーシ58の前側(第7図における下方
へ向かう方向を前側とし、上方へ向かう方向を後側とす
る。また、同図における左方へ向かう方向を左側とし、
右方へ向かう方向を右側とする。以下、VTR57につ
いての説明において向きを示すときはこの方向によるも
のとする。)の端縁に寄った部分で互いに左右方向に離
間した位置に配置されており、メカシャーシ58から立
設されたリール台支持軸60.60′に回転自在に支持
されている。
リール台59.59′はその中心部にボス部61.61
”が形成された円板部62.62′と該円板部62.6
2′の上面から上方へ突出するように設けられた略円筒
状の基軸63.63′、該基軸63.63′を囲うよう
に配置されたこれも略円筒状のリール載置部64.64
′と、基軸63.63′の上端部に設けられたリール係
合軸65.65′とから成り、基軸63.63′の上端
部とボス部61.61′に前記リール台支持軸60.6
0′が挿通されている。
尚、リール台59.59′のうち左側のもの59が前記
Sリール6が係合される方のリール台(以下、「S側リ
ール台」と言う。)であり、右側のリール台59′が前
記Tリール3が係合される方のリール台(以下、「T側
す−ル台」と言う。)であり、これら2つのリール台5
9.59′は所定のテープ走行モードに応じたいずれか
一方が図示しないリール台駆動手段によって回転駆動さ
れるようになっている。
(a−2,カセット位置決めピン) 66.66’及び67.67′はメカシャーシ58から
立設されたカセット位置決めピンであり、これらカセッ
ト位置決めピン66.66′及び67.67′の上端面
はリール台59.59′のリール載置部64.64′の
上端面の高さよりほんの少し低く位置されており、また
、後側に位置するもの67.67′の上端面には図示し
ない略円錐状の挿入部が形成されている。
(a−3,ヘッドドラム) 68はヘッドドラムである。該ヘッドドラム68はメカ
シャーシ58の後端縁寄りの位置に設けられており、図
示しない複数の回転磁気ヘッドがそのギャップ面がヘッ
ドドラム68の外周面上に位置する状態で設けられてい
る。
(a−4,テープローディング革段) 69はメカシャーシ5Bに対して回転自在なるよう支持
されたローディングリングであり、図示を省略しである
が、該ローディングリング69の下側にももう1つのロ
ーディングリング(この図示しないローディングリング
については、便X上、符号r69 ”J を用いて記述
するる。)が設けられており、これら2つのローディン
グリング69.69′は互いに反対方向へ回転されるよ
うになっている。
−70,70は一方のローディングリング69に支持さ
れたテープローディングポスト、70′、70’は他方
のローディングリング69′に連結されたテープローデ
ィングポストであり、これらテープローディングポスト
70.70及び70”、70′はテープローディングが
行なわれる前の状態において第7図に実線で示す位置に
来ており、テープローディングが行なわれるとローディ
ングリング69.69′が回転されることによって第7
図に2点鎖線で示す「ローディング完了位置」へと移動
されるようになっている。
(a−5,その他の部材) 71はキャプスタン、72はピンチローラであり、ピン
チローラ72はテープローディングが行なわれる前の状
態において!s7図に実線で示す位置に来ており、テー
プローディングが行なわれると第7図に2点鎖線で示す
ローディング完了位置へと移動されるようになっている
73はオーディオヘッド、74.75.76はメカシャ
ーシ58に固定されたテープガイドポスト、77はテン
レギピンであり、該テンレギビン77はこれもテープロ
ーディングが行なわれる前の状態において第7図に実線
で示す位置に来ており、テープローディングが行なわれ
ると第7図に2点鎖線で示すローディング完了位置へと
移動されるようになっている。
(b、テープカセットの装着) 前記テープカセットlはVTR57に次のようにして装
着される。
即ち、テープカセット1をVTR57に図示しないカセ
ット挿入口から挿入するとカセットケース2は図示しな
いカセットローディングm構によってカセット位置決め
ピン66.66′及び67.67’上に載置され、かつ
、ここに圧着されるようになる。尚、カセットケース2
の底面には図示しない2つの位置決め孔が形成されてお
り、カセットケース2がカセット位置決めピン66.6
6′及び67.67′上に載置されるとメカシャーシ5
8に対する高さ方向における位置決めが為されると共に
、上記図示しない位置決め孔に前側のカセット位置決め
ピン67.67′に形成された図示しない挿入部が挿入
され、それによって水平方向における位置決めも為され
ることになる。
そして、カセットケース2内のSリール6及びTリール
3は、カセットケース2がカセット位置決めピン66.
66′及び67.67′上に載置されるほんの少し前に
そのリールハブ18及び41がS側リール台59のリー
ル載置部64及びT側す−ル台59′のリール蔵置部6
4′に各別に載置され、この状態からカセットケース2
は更に少し下方へ移動されるので、Sリール6はり−ル
ケース8の内底面から、Tリール3はカセットケース2
の内底面からそれぞれ、僅かに上方へ浮き上がることに
なり、それによって、今度は、リール押えばね14及び
40によりリール台59及び59′に圧着されることに
なる。
また、これと共に、S側リール台59のリール係合軸6
5がSリール6の係合孔21に、T側す−ル台59′の
リール係合軸65′がリール3の係合孔44に、それぞ
れ、相対的に挿入さt、それによって、Sリール6がS
側リール台59と、Tリール3がT側す−ル台59′と
一体的に回転する状態となる。
尚、カセットケース2の前面蓋7は、カセットローディ
ングが行なわれる過程において図示しない蓋起し手段に
より開放位置へと移動される。
しかして、テープカセットlがVTR57における所定
のカセット装置位置に装着される。
(c、テープローディング) そして、テープカセットlがVTRIのカセット装着位
置に装着されると、前記テープローディングボスト70
.70.70′、70′、ピンチローラ72及びテンレ
ギピン77は、いずれも、相対的にカセットケース2の
前面に形成されたテープ引出し用四部26内に位置され
、この状態からテープローディングを行なう指令が為さ
れるとローディングリング69.69′が回転されるこ
とによってテープローディングボスト7o、70.70
′、70’が前記ローディング完了位置へと移動される
。これによって、磁気テープ5がカセットケース2から
引き出されると共に、その一部がヘッドドラム68の外
周面に所定の巻付角巻き付けられることになり、また、
ピンチローラ72及びテンレギピン77もそれぞれ前記
したローディング完了位置へと移動される。
しかして、テープローディングが完了すると、磁気テー
プ5は第7図に2点鎖線で示すパスを通されることにな
り、磁気テープ5に対する記録又は再生はこの状態から
磁気テープ5を走行させ、かつ、回転磁気ヘッドを回転
させることによって行なわれる。
(F−3,第2の使用例)[第9図、第10図] 第9図及び第10図は前記したテープカセットLのリー
ルカセット4のみを使用する第2の使用例を示すもので
ある。
(a、ビデオテープレコーダー) 78はテープカセットとして磁気テープが巻着された供
給側のテープリールのみが収納されたものを使用するよ
うに構成させたVTRである。
79はVTR78の外筐であり、その天板8゜に比較的
大きな開口部81が形成されており、該開口部81にこ
れを開閉するための図示しない蓋が設けられている。
82は外筐79内の底板寄りの位置に配置されたメカシ
ャーシである。
(a−1,リール台) 83及び83′はリール台であり、これらリール台83
及び83′のうち左側のもの83が前記リールカセット
4内に収納されたSリール6が係脱自在に係合されるS
側リール台であり、右側のリール台83′が後述する巻
取側リールが一体的に設けられたT側す−ル台である。
84.84′はメカシャーシ82から立設されたリール
台支持軸である。
尚、S側リール台83は、その基本的な構造において、
前記第1の使用例に示したVTR57のS側リール台5
9と同じ構造を有しているので、その各部に前記S側リ
ール台59の各部に付した符号と同じ符号を付すること
により説明を省略する。
T側す−ル台83′は、横断面形状が略正六角形を成し
かつ軸心部に孔85が形成された軸状の基部86と、そ
の中心部が基部86に連続した円板部87と、該円板部
87の上面から立上げ状に形成された略円筒状の支持部
88と、基部86の上部に結合されたテープリール89
(以下、「Tリール」と言う。)とから成る。
Tリール89はリールケース90とその中心部がリール
ハブ90の上下両端部に各別番こ固定された円板状の2
枚のフランジ91.92とから成り、リールハブ90の
軸心部には横断面形状が前記基部86の横断面形状と相
補関係を有する略六角形状の孔93が形成されている。
また、Tリール89にはそのリールハブ90の外周面寄
りの位置を軸方向に沿って延び、かつ、上端が上フラー
ンジ91の上面に達するピン係合孔94が形成されると
共に、該ピン係合孔94とリールケース90の外周面と
の間の部分にはスリット95が形成されており、更に、
上フランジ91には上記ピン係合孔94から反中心側へ
向けて延び、かつ、その外周縁に達する切溝96が形成
されている。
そして、Tリール89はその中心孔93にT側す−ル台
83′の基部86の上部が挿入され、かつ、支持部88
上に載置されると共に、その状態で抜は止めどン97が
基部86の中心孔85の上端部に上側から圧入状に固定
される。これによって、Tリール89はT側す−ル台8
3′にこれと一体的に回転するように結合される。
(a−2,カセット装着部) 98は前記リールカセット4が着脱自在に装着されるカ
セット装着部であり、このカセット装着部98はリール
カセット4が載置されるカセット受は部材とこれに載置
されたリールカセット4を保持するカセット保持手段と
から成る。
(a−2−a、カセット受は部材) 99はカセット受は部材であり、該カセット受は部材9
9は受は板100と外周板101とから成る。そして、
受は板100はその外形及び大きさが、全体としてリー
ルカセット4のリールケース8の平面形状における外形
と略同じように形成され、一部が切欠かれており、その
中央部に前記S側リール台83のリール載置部64の外
径より稍大きい径を有する開口部102が形成されてl
、%る。また、外周板101は受は板100の外周縁の
うちリールケース8の外周面の前記円周部8aと略対応
する部分から立上げ状に形成されており、その高さはリ
ールケース8の高さより稍低くされている。
しかして、カセット受は部材99はその受は板100に
形成された開口部102の中心がS側リール台83の軸
心と同軸の位置に来ると共に受は板100の上面がS側
リール台83のリール載置部64の上端より僅かに低い
位置に来るようにされている。
尚、カセット受は部材99はメカシャーシ82から立上
げ状に設けられた図示しない支持部材によって支持され
ている。
(a−2−b、カセット保持手段) 103.103は前記カセット受は部材99の受(す板
100に設けられた係合片である。該係合片103.1
03は合成樹脂によって形成されると共に、受は板10
0の下面の前端縁から略り字状に延びるように設けられ
ると共に、その上端部には前方へ向けて突出する略半円
状の係合爪103a、103aが形成されている。
104は外筐79の左側板105の内面のうち前記カセ
ット受は部材99の受は板100と対応する部分に沿う
ように設けられたロック部材である。尚、このロック部
材104はリールカセット4に設けられた前記ロック部
材50と略同じ構造を有し、かつ、その各部の機能も前
記ロック部材50の各部が有する機能と同じ機能を有す
るので、各部にロック部材50の各部に付した符号と同
じ符号を付することによって説明を省略する。
106.107は外筐79側に支持された支持片であり
、これら支持片106.107はロック部材104を挾
んで外筐79の左側板105に右側から平行に対面する
ように配置されている。そして、これら支持板106,
107は、テープカセット1のカセットケース2に設け
られた前記支持板54.55及び54′、55′が有す
る機能と同じ機能を有する。
108は外筐79の左側板105の内面に形成されたス
トッパーであり、ロック部材104はこのストッパー1
08に当接することによって、そのロック片52.52
の係合爪52a、52aがロック位置に位置するように
保持される。
109は外筐79側に設けられたトーションばねであり
、ロック部材104はこのトーションばね109の弾発
力によって、常時、後方へ移動しようとする移動力が付
勢される。
110は外筐79の天板80の左端部に形成された長孔
であり、ロック部材104の操作突起103はこの長孔
110内に位置されている。
(a−3,その他の部材) 111はヘッドドラム、112はオーディオヘッド、1
13はキャプスタン、114はピンチローラ、115は
テンレギピンである。
116.117.118.119.120.121.1
22及び123はメカシャーシ82の上面の所定の位置
から突出するように設けられたテープガイドである。そ
して、これらテープガイド116,117,118.1
19.12o。
121.122及び123のうちヘッドドラム111の
後端部に後側から近接するように位置する2木のテープ
ガイド116及び117が折返しガイドであり、これら
折返しガイド116及び117のうち左側のもの116
が入口側折返しガイド、右側のもの117が出口側折返
しガイドになっている。また、ヘッドドラム111の略
左側及び入口側折返しガイド116の左側に位置する2
木のテープガイド118及び119は傾斜ガイドであり
、リールカセット4から引き出された磁気テープ5はこ
られ傾斜ガイド118及び119に巻き付けられる2つ
の位置の間でメカシャーシ82に対する高さを所定量変
位されるようになっている。
(b、リールカセットの装着) そこで、リールカセット4は前記カセット装着部98に
次のようにして装着される。
即ち、リールカセット4をそのリールケース8の天板1
3が上側に来、かつ、前側平面部8bがVTR78にお
ける後方を向く向きでもって、カセット受は部材99内
に入れ、リールケース8を上方から軽く押圧してやる。
すると、リールケース8は、係合片103.103の係
合爪103a、103a及びロック部材104のロック
片52.52の係合爪52a、52aを押圧して係合片
103.103及びe’ −/ り片52.52を外側
へ向けて撓ませながら下方へ移動され、リールケース8
が受は板loo上に載置されると、係合片103.10
3(7)係合爪103a。
103aがリールケース8の前側平面部8bに形成され
た係合凹部15.15に、また、ロック片52.52の
係合爪52a、52aがリールケース8の左側平面部8
cに形成された係合凹部16.16に、それぞれ、係合
されることになる。
これによって、リールケース8がカセット受は部材99
上に載置された状態が保持されることになる。
尚、カセット装着部98に装着されたリールカセット4
を取り出すときは、ロック板104を前方へ移動させる
。これによって、ロック片52.52の係合爪52a、
52aがリールケース8の左側の係合凹部16.16か
ら外れると共に、図示しない押上げアームがリールケー
ス8を下方から押圧することによって、リールケース8
が係合片103.103を撓ませながら上方へ押し上げ
られて来るようになっている。
一方、リールケース8に収納されたSリール6は、リー
ルケース8が受は板100上に載置されるほんの少し前
に、そのリールハブ18がS側リール台83のリール載
置部64上に載置される。従って、リールケース8が受
は板100上に載置された状態において、Sリール6は
リールケース8の底板11から稍浮き上がるように位置
されると共に、リール押えばね14によってS側リール
台83に圧着されることになる。
(c、テープローディング) そこで、磁気テープ5に対するローディング、即ち、ヘ
ッドドラム111、テープガイド116乃至123等へ
の巻付は及び他端のTリール89への係止は次のように
行なう。
即ち、磁気テープ5をリールケース8から引き出しなが
ら、これが第10図に2点鎖線で示すパスと略同じよう
なパスを通るように所定の順序で巻き付けて行く、尚、
VTR78による記録、又は読取り動作が行なわれてな
い状態において、ピンチローラ114は第9図に示す位
置に来ているので、この巻付けを行なうときの磁気テー
プ5はキャプスタン113及びオーディオへラド112
には接触しないパスを通されることになる。
また、磁気テープ5はヘッドドラム111の外周面に略
300°程度の巻付角巻き付けられることになるが、ヘ
ッドドラム111における巻付開始位置はリールケース
8のテープ出口17より高い位置にあり、そこから次第
に下方へ変位しながら螺旋状に巻き付けられ、巻付は終
了位置においてTリール89の高さと略同じ高さに戻さ
れることになる。
そして、リールケース8から引き出した磁気テープ5を
こめようにして所定の部材に巻き付けた後、その係止ピ
ン23をTリール89のリールハブ90に形成されたピ
ン係止孔94に挿入すると共に磁気テープ5の係止ピン
23に続く部分をリールハブ90に形成されたスリット
95及びフランジ91に形成された切溝96を通してこ
の部分が上下両フランジ91.92間に位置されるよう
にする。
これによって、磁気テープ5の他端がTリール89に係
止されることになる。
尚、磁気テープ5の他端からある程度の長さの部分は所
謂リーダーテープになっているので、このような作業を
行なっても記録面に指先の脂分等が付着することはない
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テー
プカセットは、カセットケース内にテープの両端が各別
に係止された2つのテープリールが収納された状態でテ
ープ走行装置に着脱自在に装着されると共に該装着が為
されることによって上記2つのテープリールが上記テー
プ走行装置に設けられた2つのリール台に各別に係合さ
れるテープカセットであって、上記2つのテープリール
の一方を予め所定のリールケースに回転自在な状態で収
納すると共にこれにテープの一端を固定しかつ所定量巻
装し、上記リールケースを前記カセットケースに着脱自
在に装着するようにしたことを特徴とする。
従って、本発明によれば、磁気テープの保管はリールケ
ースをカセットケースから取り外した状態で行なうこと
ができるので、磁気テープの保管に必要なスペースを大
幅に縮少することができると共に、その取扱いを極めて
容易なものとすることができる。
そして、磁気テープはこれが巻装されたテープリールが
リールケースに収納された状態で取り扱われることにな
るので、保管の際や使用の際に磁気テープが解けること
もなく、また、その記録面に埃りや油脂等が付着するこ
ともない。
また、磁気テープが巻装された一方のテープリールはこ
れが収納されたリールケースをテープカセットに装着し
ない状態でも磁気テープ装置として機能するので、少な
くとも供給側のテープリールを単独で着脱するように構
成されたテープレコーダーであればこれにも使用するこ
とができる。即ち、本発明テープカセットは、所謂カセ
ットタイプの磁気テープを使用するテープレコーダー等
に限らず、他のタイプの磁気テープを使用するテープレ
コーダー等にも使用することができる。
しかも、カセットタイプの磁気テープを使用するテープ
レコーダーに装着する場合でも、その装着にアダプター
を用いる必要がないので、テープカセットの構造が複雑
になったり、重量が増すこともなく、また、テープレコ
ーダー側の構造が複雑になることもない。
尚、前記した実施例においては本発明テープカセットを
VTR用のテープカセットに適用したものを示したが、
本発明はこのような適用例に限らず、各種のテープカセ
ットに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明テープカセットをビデオテー
プレコーダーのテープカセットに適用した実施の一例を
示すものであり、第1図はリールカセットをカセットケ
ースから取り出した状態を底面側から見た斜視図、第2
図はリールカセットが装着され、かつ、磁気テープが所
定のパスを通された状態を底面側から見た斜視図、第3
図はリールカセットをカセットケースから取り出した状
態を上面側から見た斜視図、第4図はリールカセットが
装着された状態をリールケースの一部のみを切欠いて示
す垂直断面図、第5図は他方のテープリールを底面側か
ら見た斜視図、第6図はロック部材の斜視図、第7図及
び第8図はテープカセットを使用する第1の使用例を示
すものであり、第7図はテープカセットが装着された状
態を一部切欠いて示すビデオテープレコーダーの平面図
、第8図は第7図の■−■線に沿う断面図、第9図及び
第10図はリールカセットのみを使用する第2の使用例
を示すものであり、第9図はビデオテープレコーダーの
平面図、第10図はリールカセットが装着された状態を
一部切欠いて示すビデオテープレコーダーの平面図であ
る。 符号の説明 1・・・テープカセット、 2・・・カセットケース、 3・・・テープリール、 5Φ−・テープ、6・・・ 
(一方の)テープリール、 8・φ・リールケース、 57・・・テープ走行装置、 59.59′・・番リール台

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 カセットケース内にテープの両端が各別に係止された2
    つのテープリールが収納された状態でテープ走行装置に
    着脱自在に装着されると共に該装着が為されることによ
    って上記2つのテープリールが上記テープ走行装置に設
    けられた2つのリール台に各別に係合されるテープカセ
    ットであって、 上記2つのテープリールの一方を予め所定のリールケー
    スに回転自在な状態で収納すると共にこれにテープの一
    端を固定しかつ所定量巻装し、 上記リールケースを前記カセットケースに着脱自在に装
    着するようにした ことを特徴とするテープカセット
JP2621386A 1986-02-08 1986-02-08 テ−プカセツト Pending JPS62184677A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01241074A (ja) * 1988-03-22 1989-09-26 Hitachi Maxell Ltd テープカートリッジ
EP0409534A2 (en) * 1989-07-17 1991-01-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Carrier with tape connector interlock for videocassette
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