JPS6367264B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ビデオテープレコーダなどの回転
磁気ヘツドによる磁気記録再生装置に関し、さら
に詳しくは、回転磁気ヘツドを内装する回転ドラ
ムに対して、テープカセツト内の磁気テープを導
出入するための可動テープガイド装置と、テープ
カセツト出入装置とを有機的に結合させた磁気記
録再生装置に係わるものである。

一般的なこの種の磁気記録再生装置の概要を第
１図に示してある。すなわち、この第１図におい
て、回転磁気ヘツド１，１を外周面上の等角間隔
位置に内装させた回転ドラム２は、基板３上に所
定角度だけ傾斜して回転自在に設けられており、
かつこの基板３上には、別に１対をなす入口側お
よび出口側テープガイド４，５と、音声信号およ
び回転制御信号の記録再生を行う固定磁気ヘツド
６と、磁気テープを走行させるキヤプスタン７お
よびそのピンチローラ８とが配されている。

また磁気テープ１０を巻回する１組の供給およ
び巻取リール１１，１２を内部に保持したテープ
カセツト９は、その側縁部に形成した切欠部１
３，１４，１５に、それぞれ入口側テープガイド
４、出口側テープガイド５、キヤプスタン７を受
け入れるようにして、基板３上に着脱可能に位置
決め設置され、磁気テープ１０は内部のガイドピ
ン１６，１６を経て、これらの各切欠部１３，１
４，１５を通るようになつている。

そして磁気記録再生に際し、１対の入口側およ
び出口側テープガイド４，５は、切欠部１３，１
４の位置から非セツト位置にある磁気テープ１０
を伴い、点線矢印の経路を経て移動し、この磁気
テープ１０を回転ドラム２の外周面に180度を越
える角度に亘つて巻付けると共に、同時に固定磁
気ヘツド６内にも接圧させ、かつピンチローラ８
によつてこの磁気テープ１０をキヤプスタン７に
挟着させるようにしており、また磁気記録再生を
終えたのちは、このセツト位置から再度非セツト
位置に復帰させるようにしている。

ここで、このように構成される磁気テープ１０
の走行系において、１対の入口側および出口側テ
ープガイド４，５は、回転ドラム２への磁気テー
プ１０の装填に関し極めて重要な役割りを果し、
磁気テープ１０の回転ドラム２への位置決めのた
めに高精度が要求され、かつ両ガイドを相互に連
動させる必要もあつて、これらの各条件を満足さ
せるのに多くの困難がある。

従来の磁気記録再生装置の概要を第２図ないし
第４図に示してある。第２図は装置にテープカセ
ツトを装着した直後の状態、すなわち非セツト状
態の平面、第３図はこのテープカセツト内の磁気
テープを装置の磁気テープ走行路に引き出した状
態、すなわちセツト状態を示す平面、第４図は同
上側面であり、前記第１図と同一符号は同一また
は相当部分を示している。

これらの第２図ないし第４図において、前記入
口側および出口側テープガイド４，５を保持する
ところの、同様に１対をなす入口側および出口側
ガイドアーム１７，１８は、相互に交叉して各基
端部を中心に揺動自在になつており、図示省略し
た駆動部により両アーム１７，１８が連動して回
動し、第２図の非セツト位置から第３図にセツト
位置に磁気テープ１０を引き出すようになつてい
る。そして前記基板３に固定された軸上には、供
給側および巻取側リール台１９，２０が可回転的
に枢支されており、テープカセツト９の供給およ
び巻取リール１１，１２の中心部穴を受け入れ
て、これを回転可能に支承するようにしてある。

また基板３上に対称的に配置された１組のガイ
ドプレート２１，２１には、上下方向に１対づつ
の長孔２１ａ，２１ａが形成されており、前記テ
ープカセツト９を前面側から挿入するカセツトハ
ウジング２２の両側に設けた１対づつのガイドロ
ーラ２３，２３をガイドし得るようにすると共
に、このカセツトハウジング２２は、図示省略し
たバネにより常時上方に向け弾圧されている。

さらに前記一方のガイドプレート２１の外側に
は、エジエクトレバー２４が固定ピン２５により
揺動自在に枢支されており、このエジエクトレバ
ー２４の一端部に、ガイドローラ２３によつて作
動されるカム面２４ａと、このガイドローラ２３
を係止するフツク部２４ｂが形成され、かつ他端
部に、エジエクトボタン２４ｅを設けてある。

なお、第４図の破線位置Ａはテープカセツト９
の記録再生、すなわち装填位置を示し、同破線位
置Ｂはテープカセツト９の挿入位置を示してい
る。

従つてこのように構成された従来の装置におい
て、テープカセツト９を装填して画像、音声を記
録あるいは再生するのには、まずテープカセツト
９をＢ位置に待機しているカセツトハウジング２
２に、矢印Ｃに示すとおり、その前面から挿入し
たのち、このカセツトハウジング２２を矢印Ｄに
示すようにバネの弾圧力に抗して押し下げること
により、ハウジング側部のガイドローラ２３，２
３が長孔２１ａ，２１ａに沿い下方に移動し、そ
の過程でカム面２４ａを押圧して排除しつつ所定
位置でフツク部２４ｂに係止され、その位置、つ
まり装填位置Ａにテープカセツト９を拘束保持し
て準備する。また反転にテープカセツト９を装填
位置Ａから取り出すのには、エジエクトボタン２
４ｃを矢印Ｅに示すように下方に押し下げること
により、フツク部２４ｂによるガイドローラ２３
の係止が解放され、カセツトハウジング２２はバ
ネの弾圧力によつて、装填位置Ａから上方の挿入
位置Ｂに復帰するので、以後、このカセツトハウ
ジング２２からテープカセツト９を自由に取り出
し得るのである。

すなわち、従来の磁気記録再生装置は以上のよ
うに構成されているので、テープカセツトを装填
するためには、挿入位置でのカセツトハウジング
への挿入動作と、挿入位置から装填位置への押下
げ動作との２段動作が必要であるばかりか、カセ
ツトハウジングを装置上面に待機させるためのス
ペースを確保しなければならず、さらに装填後は
テープカセツトを正面側から視認することができ
なくて操作に不便であるなどの問題点があつた。

この発明は、前述した問題点を解決するために
なされたもので、駆動機構の改良により、テープ
カセツトを所定の装置位置に挿入するだけの単純
な操作で、自動的に基板の移動と前記カセツト内
の磁気テープの引出しとの２動作を１台の可逆転
モータによつて行うことができるようにし、また
前記２動作を同時に行うような誤動作がなく、信
頼性が高く、そしてモータが１台であるため、比
較的安価であり、さらに前記カセツトが装着位置
を保持したままであるたま、挿入スペースが小さ
くてすみ、しかも磁気記録再生状態のカセツトが
外部から視認できる磁気記録再生装置を提供する
ことを目的とするものである。

以下、この発明に係わる磁気記録再生装置の一
実施例につき、第５図ないし第１１図を参照して
詳細に説明する。

第５図はテープカセツトを装置に挿入した直後
の状態を示す側面図、第６図は同上背面図であ
り、また第７図は非セツト位置での状態を示す平
面図、第８図は同上要部の詳細図、第９図および
第１０図は同上側面図および背面図であり、さら
に第１図はセツト位置での状態を示す平面図であ
つて、前記第１図ないし第４図と同一符号は同一
または相当部分を示している。

これらの第５図ないし第１１図において、２６
は内周面の所定角範囲に内歯歯車を刻設した外側
リング、２７は同様に外周面の所定角範囲に外歯
歯車を刻設した内側リング、２８はこれらの両リ
ングの歯車部に共通に噛合させたピニオン、２
９，２９はピニオン２８と共に両リング２６，２
７を３点支持したガイドローラであり、両リング
２６，２７はピニオン２８の駆動により、同一軸
心上で相互に異なる方向に回転し得るようになつ
ている。

また３０は自由端に前記入口側テープガイド４
を有して外側リング２６に揺動自在に保持された
入口側アーム、３１は同様に自由端に前記出口側
テープガイド５を有して内側リング２７に揺動自
在に保持された出口側アームであり、３２は可逆
回転モータ、３３はその駆動プーリ、３４はゴム
ベルト、３５は駆動プーリ３３によりゴムベルト
３４を介して駆動される従動プーリである。

さらに３６は前記モータ３２の軸延長上にあつ
て、前記基板３上の固定ピン３６ａに揺動自在に
枢支した作動アーム、３７はこのアーム３６の中
間部に設けた軸受、３８はこの軸受３７に枢支さ
れて、一端部に前記従動プーリ３５を、他端部に
小歯車３９をそれぞれ固定した軸、４０はアーム
３６を一方に弾圧するバネ、４１はこのバネ４０
に抗してアーム３６を他方に作動させるソレノイ
ドである。

さらにまた４２は巻揚げウオーム４３を同軸に
有する巻揚げ歯車、４４はこの巻揚げウオーム４
３に噛合されて、巻揚げリール部４５を一体に設
けた巻揚げホイール、４６は一端を本体面４７に
固定させ、他端をリール部４５に巻付けると共に
基板３に設けたローラに巻付けたワイヤであり、
４８は前記基板３を本体面４７に枢支したヒンジ
ピン、４９は前記テープカセツト９が挿入された
ことを検出して、前記可逆回転モータ３２を駆動
させるためのスイツチである。さらに５０は前記
巻揚げ歯車４２と対称位置に設けられて、引出し
ウオーム５１を同軸に有する引出し歯車、５２は
この引出しウオーム５１に噛合されて、前記ピニ
オン２８を同軸に設けた引出しホイール、５３お
よび５４は前記入口側および出口側テープガイド
４，５を突当てて位置決めするための入口側およ
び出口側位置決めブロツクである。

なお、可逆回転モータ３２と、スイツチ４９
と、小歯車３９、作動アーム３６、ばね４０、巻
揚げ歯車４２、引出し歯車５０およびソレノイド
を有する切換機構とを主要部材として駆動機構が
構成され、前記引出し歯車５０と同軸の引出しウ
オーム５１から外側、内側リング２６，２７に保
持された入口側、出口側アーム３０，３１までの
各部材によつて引出し機構が構成され、前記巻揚
げ歯車４２と同軸の巻揚げウオーム４３からワイ
ヤ４７までの部材で基板３を揺動させる移動機構
が構成されている。

前記構成において、テープカセツト９を挿入し
た直後は第５図および第６図の状態にあり、この
状態ではこれらの各図からも明らかなように、ワ
イヤ４６が伸び切つて基板３は下方一杯に揺動し
て、矢印Ｆ方向からテープカセツト９の受入れを
可能にしており、また外側および内側リング２
６，２７上の入口側および出口側テープガイド
４，５は非セツト位置に待機し、かつ作動アーム
３６はばね４０の弾圧力により板上の駆動機構の
小歯車３９を巻揚げ歯車４２側に噛合させてい
る。

そしてこの状態にあつて、テープカセツト９が
所定の装置位置に至つてスイツチ４９を作動させ
ると、可逆回転モータ３２が正転し始め、小歯車
３９、巻揚げ歯車４２、巻揚げウオーム４３およ
び巻揚げホイール４４を介して、巻揚げリール部
４５を矢印Ｇ方向に回転させ、巻揚げリール部４
５によりワイヤ４６を巻取ることにより、基板３
はヒンジピン４８，４８を中心に矢印Ｈ方向、す
なわち上方に揺動させ、前記装着位置に待機して
いるテープカセツト９に対し、入口側および出口
側テープガイド４，５と、キヤプスタン７と、そ
れぞれの供給側および巻取側リール台１９，２０
とを所定位置に挿入、すなわち装填する。この状
態を第７図および第９図に示してあり、この状態
では入口側および出口側テープガイド４，５によ
り該当位置からの磁気テープ１０の引出しが可能
となる。

ついでこの第７図および第９図の状態に至る
と、ソレノイド４１に通電されて、その励磁吸引
力により作動アーム３６がばね４０の弾圧力に抗
して矢印Ｉ方向に作動されるために、さきに巻揚
げ歯車４２に噛合されていた駆動機構の小歯車３
９は、前記巻揚げ歯車４２から引出し歯車５０に
切換えられて噛合し、今後はこの引出し歯車５
０、引出しウオーム５１および引出しホイール５
２を介してピニオン２８を回動させ、このピニオ
ン２８の回転に伴い、これを噛合する外側および
内側リング２６，２７がそれぞれ矢印Ｊ，Ｋ方向
に回動して、各入口側および出口側テープガイド
４，５により、該当位置の磁気テープ１０を引出
し、これを所定のセツト位置、すなわち回転ドラ
ム２の外周面に巻付けたのち、それぞれの位置決
めブロツク５３，５４に突当つて停止する。この
状態を第１０図および第１１図に示してあり、こ
の状態では磁気テープ１０に対する磁気記録再生
が可能となる。

なおここで前記巻揚げ歯車４２から小歯車３９
がはずれた状態となつても、巻揚げウオーム４３
と同ホイール４４との係合により、ワイヤ４６の
巻取りがゆるむことはなく、基板３はその位置に
維持される。

ついで今度は、テープカセツト９を取出すとき
には、前記可逆回転モータ３２を逆転させればよ
く、これによつて前記とは反対の作動がなされ
て、まず入口側および出口側テープガイド４，５
が元の位置に復帰して、さきに引用された磁気テ
ープ１０を再びテープカセツト９内に戻し、かつ
その時点でソレノイド４１の励磁が解かれて、作
動アーム３６がばね４０の弾圧力により元の位置
に復帰し、かつこれに伴いワイヤ４６が巻戻され
て、テープカセツト９に挿入されていた入口側お
よび出口側テープガイド４，５と、キヤプスタン
７と、供給側および巻取側リール台１９，２０と
が、基板３と共に元の位置に復帰され、最後にテ
ープカセツト９を装着位置から取出し得るもの
で、この取り出しによりスイツチ４９も戻つて可
逆回転モータ３２を停止させるのである。

以上説明したように、この発明は、入口側およ
び出口側テープガイドとテープカセツト内の磁気
テープの供給および巻取リールに係合される供給
側および巻取側リール台とを設けた基板を有し、
磁気ヘツドを配した回転ドラムに対して、前記カ
セツト内の磁気テープを前記入口側および出口側
テープガイドにより引出して巻回させるようにし
た磁気記録再生装置において、所定の装着位置に
挿入される前記カセツトに対し前記基板を移動さ
せ、カセツトの所定部分に入口側および出口側テ
ープガイドをそれぞれ挿入させかつ供給側および
巻取側リール台を係合させる移動機構と、挿入さ
れた入口側および出口側テープガイドを引出して
磁気テープを前記回転ドラムに巻回させる引出し
機構と、前記移動機構と引出し機構とに切換機構
を介して切換え可能に結合される可逆回転モー
タ、および前記カセツトの装着位置に配設されカ
セツトの装着位置への挿入を検出し前記可逆回転
モータを駆動させて移動機構を動作させるスイツ
チを有し、前記切換機構は、前記基板に揺動自在
に枢支した作動アームに前記可逆回転モータによ
つて回転される小歯車を枢支し、この小歯車を、
前記移動機構を動作させる歯車と引出し機構を動
作させる歯車との間にこれらの歯車と切換可能に
配設し、さらに前記作動アームに移動機構の前記
動作による前記基板の移動後に小歯車の噛合を切
換え引出し機構を動作させるソレノイドを連結し
てなる駆動機構とを備えているので、次の効果が
得られる。

すなわち、テープカセツトを装置の前面などか
ら装着位置に挿入すると、前記スイツチが動作
し、切換機構を介して移動機構と結合している可
逆回転モータが正転駆動し、まず移動機構が基板
を移動させ、この基板に設けたリール台を前記カ
セツトのリール台に係合させると共に、前記基板
に設けたテープガイドをカセツトの所定部分に挿
入させ、その後、ソレノイドが動作して切換機器
を切換え、前記モータを引出し機構に結合させる
ことにより、引出し機構が動作してテープガイド
を移動させ、カセツト内の磁気テープを引出して
回転ドラムに巻回させることができ、したがつて
カセツトを所定の装着位置に挿入するだけの単純
な操作で、自動的に基板の移動と、カセツト内の
磁気テープの引出しの２動作を、１台のモータに
よつて、誤動作することなく行うことができ、操
作が簡易であると共に、装置の信類性が高く、ま
たモータが１台ですむために比較的安価であり、
さらに、カセツト装置位置を保持したままである
ため、挿入スペースが小さくてすみ、しかも磁気
記録再生状態のカセツトが正面などのカセツト挿
入側の外部から視認できるという効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な磁気記録再生装置の概要を示
す平面図、第２図ないし第４図は従来例による磁
気記録再生装置の構成を示し、第２図は非セツト
状態の平面図、第３図はセツト状態の平面図、第
４図はこれらの側面図であり、また第５図ないし
第１１図はこの発明の一実施例による磁気記録再
生装置の構成を示し、第５図はテープカセツトを
装着した直後の側面図、第６図は同上背面図、第
７図は非セツト状態の平面図、第８図は同上要部
の詳細図、第９図は装填状態の側面図、第１０図
は同上背面図、第１１図はセツト状態の平面図で
ある。 １……磁気ヘツド、２……回転ドラム、３……
基板、４，５……入口側および出口側テープガイ
ド、６……固定磁気ヘツド、７……キヤプスタ
ン、９……テープカセツト、１０……磁気テー
プ、１１，１２……供給および巻取リール、１
３，１４，１５……切欠部、１９，２０……供給
側および巻取側リール台、２６，２７……外側お
よび内側リング、２８……ピニオン、３０，３１
……入口側および出口側アーム、３２……可逆回
転モータ、３６……作動アーム、３９……小歯
車、４０……ばね、４１……ソレノイド、４２…
…歯車、４３……巻揚げウオーム、４４……巻揚
げホイール、４５……巻揚げリール、４６……ワ
イヤ、４８……ヒンジピン、４９……スイツチ、
５０……歯車、５１……引出しウオーム、５２…
…引出しホイール、５３，５４……入口側および
出口側位置決めブロツク。なお、図中同一符号は
同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 入口側および出口側テープガイドとテープカ
   セツト内の磁気テープの供給および巻取リールに
   係合される供給側および巻取側リール台とを設け
   た基板を有し、磁気ヘツドを配した回転ドラムに
   対して、前記カセツト内の磁気テープを前記入口
   側および出口側テープガイドにより引出して巻回
   させるようにした磁気記録再生装置において、所
   定の装着位置に挿入される前記カセツトに対し前
   記基板を移動させ、カセツトの所定部分に入口側
   および出口側テープガイドをそれぞれ挿入させか
   つ供給側および巻取側リール台を係合させる移動
   機構と、挿入された入口側および出口側テープガ
   イドを引出して磁気テープを前記回転ドラムに巻
   回させる引出し機構と、前記移動機構と引出し機
   構とに切換機構を介して切換え可能に結合される
   可逆回転モータ、および前記カセツトの装着位置
   に配設されカセツトの装着位置への挿入を検出し
   前記可逆回転モータを駆動させて移動機構を動作
   させるスイツチを有し、前記切換機構は、前記基
   板に揺動自在に枢支した作動アームに前記可逆回
   転モータによつて回転される小歯車を枢支し、こ
   の小歯車を、前記移動機構を動作させる歯車と引
   出し機構を動作させる歯車との間にこれらの歯車
   と切換可能に配設し、さらに前記作動アームに移
   動機構の前記動作による前記基板の移動後に小歯
   車の噛合を切換え引出し機構を動作させるソレノ
   イドを連結してなる駆動機構とを備えたことを特
   徴とする磁気記録再生装置。 ２ 引出し機構は、駆動機構の可逆回転モータに
   より切換機構の小歯車と噛合う歯車によつて同一
   軸心上で互いに反対方向に回動される外側リング
   および内側リングと、入口側テープガイドを有し
   前記外側リングに揺動自在に保持された入口側ア
   ームと、出口側テープガイドを有し前記内側リン
   グに揺動自在に保持された出口側アームとを備え
   ている特許請求の範囲第１項記載の磁気記録再生
   装置。