JPS63293745A

JPS63293745A - カセットテ−ププレ−ヤの保護装置

Info

Publication number: JPS63293745A
Application number: JP62128433A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Kato; 隆宏加藤; Atsushi Kurosawa; 黒沢　敦; Akira Shimizu; 章清水; Michihiro Sato; 道弘佐藤
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1987-05-27
Filing date: 1987-05-27
Publication date: 1988-11-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は磁気ヘッドを取付けた回転シリンダを有するテ
ーププレーヤに、カセットハーフを装填し、記録、再生
時にはカセットハーフからテープを引出し、回転シリン
ダに巻付けて回転シリンダの回転と、テープの走行によ
って記録、再生を行うテーププレーヤにおいて、テープ
、プレーヤ、カセットハーフの損傷を防止するカセット
テーププレーヤの保護装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のビデオ用、デジタルオーディオ用等のカセットテ
ープレコーダにおいては、回転しない固定シリンダと、
回転する回転シリンダとは、同軸心で、略同径に形成さ
れ、その軸心はテープの走行方向に対して傾斜している
。

そして、回転シリンダには、固定シリンダとの境界面に
磁気ヘッドが取付けられ、両シリンダにカセットハーフ
から引出されたテープが斜めに巻付けられ、回転シリン
ダの回転とテープの走行によって、テープに対し傾斜し
たトラックが形成される記録が行なわれる。

このようなテープの両シリンダに対する巻付き走行を正
確にガイドするため、固定シリンダには、リードと呼ば
れる段状のガイドが形成されている。

このようなカセットテーププレーヤにおいては、テープ
は直接にテープトランスポートメカニズムにセットされ
るのではなく、カセットハーフが所要の場所に装填され
、テープがローディング装置で搬送されて、テープトラ
ンスポートメカニズムにセットされるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述のようなカセットテーププレーヤにおいて、テープ
がたるんだ状態で両シリンダに巻付けられ、或いは記録
、再生中に一時停止を行う等で巻付けられたテープがた
るみ、これ等のテープのたるみによって正規のテープ位
置から下方にテープが垂れ下ってしまうことがある。

この状態で、記録、再生のためにテープを走行させると
、テープに対する張力によって、テープがリードに当っ
て、テープ面を損傷してしまうことがある。

又、カセットハーフ装填時に、カセットハーフの上下、
前後を間違えて、テーププレーヤにセットしてしまうこ
とがある。

すると、テープトランスポートメカニズムへセットでき
なくなるのみでなく、各部がカセットハーフに当って、
カセットハーフ、テープトランスポートメカニズム、或
いはカセットハーフ内のテープを損傷する等の欠点があ
った。

〔発明の目的〕

本発明は従来のこの種のカセットテーププレーヤにおけ
る前述の欠点を解消するための保護装置で、回転、固定
の両シリンダに巻付けられたテープがたるんでも、テー
プが固定シリンダのリードに当って、テープが傷つくの
を未然に防止することを第１の目的とする。

又、カセットハーフの上下、前後を間違えて装填しても
、テープトランスポートメカニズムへのカセットハーフ
のセットを不可能とすることにより、テープトランスポ
ートメカニズムやカセットハーフの損傷を未然に防止す
ることを第２の目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は前述の目的を達成するために、リードが形成さ
れ、上方に磁気ヘッドを有する回転シリンダを備えた固
定シリンダの前記リードの下辺に沿設するテープ支持面
、及びカセットハーフのテープの裏面側に形成されてい
る空間に挿入される突部とを有する保護部材を備えたこ
とを要旨とするものである。

〔発明の実施例〕

次に、本発明の実施の一例を、図面について以下に説明
する。

１は固定シリンダで、その軸心はテープの走行方向に対
して傾斜しており、その傾斜のためにこれに巻付けられ
たテープは斜めとなるので、その位置が変動しないよう
に、テープの巻付面には、段状のリード１ａが形成され
ている。

２は回転シリンダで、固定シリンダ１と同軸心で回転し
、その外径は固定シリンダ１と略同−で、固定シリンダ
ｌの境界面には、磁気ヘッド７が取付けられている。

Ａはカセットハーフで、通常は２つのリールに跨って巻
かれたテープＡ１の前面をリッドＡ２が閉鎖している。

このカセットハーフＡが、テープトランスポートメカニ
ズムに正しくセットされると、リッドＡ２が上方に回動
して、テープＡ１の前面が開放状態になる。

カセットハーフＡの下面には、テープＡ＋の裏側に該当
する位置が切欠されており、カセットハーフＡがテープ
トランスポートメカニズムにセットされた時、２つのポ
スト台３上に植立されているガイドローラ４、ガイドポ
スト５が、前記の切　　−穴内に挿入される。

そして、記録、或いは再生の指令によってポスト台３が
固定シリンダ１に沿って移動し、ガイドローラ４がテー
プＡを引出してこれを固定シリンダ１、回転シリンダ２
に巻付ける。

この時、両シリンダ１，２の軸心は、テープΔ１の走行
方向に対して傾斜しているので、デープＡ、はこれ等に
斜めに巻付けられる。

この状態で、テープＡ１が走行すると共に、回転シリン
ダ２が回転して録音再生が行われるが、その時のテープ
Ａ１のトラックは、斜めの記録となる。

固定シリンダ１のリード１ａの下辺に沿設して保護体６
の支持面６ａが形成され、又保護体６には、前記カセッ
トハーフＡのテープＡ１裏面側の切欠き内に挿入される
突片６ｂが形成されている。

従って、カセットハーフＡが正しくテープトランスポー
トメカニズムにセットされる時には、この突片６ｂが、
前記の切欠きに挿入されることでそのセットは可能とな
る。

しかし、カセットハーフＡの装填に際し、その上下や前
後を間違えたり、スライダが閉じたまま装填されようと
すると、カセットハーフＡには前記の切欠きかないため
、第３図のように突片６ｂにカセットハーフＡが当り、
そのセットを不可能とする。

又、ガイドローラ４によるテープＡ１の両シリンダ１，
２への巻付けがたるんだ場合、或いは記録、再生中の一
時停止でたるんだ場合等においてテープＡ１が下方へ垂
れ下らんとするのを、保護体６の支持面６ａでテープＡ
１の下辺を支え、垂れ下りを防止できる。

そのため、次のテープ走行によって、テープＡ、が張ら
れる場合、テープＡ＋　がリードｌａに当ることがない
ものである。

〔発明の効果〕

本発明は叙上のように、カセットハーフの誤装填、或い
は変形したカセットハーフが装填された場合、保護体の
突片でテープトランスポートメカニズムへのセットを阻
止し、これをセットする際及びセットされたことによる
カセットハーフ、テープトランスポートメカニズムの損
傷を未然に防止できる。

又、固定シリンダ、回転シリンダに巻付けられたテープ
がたるんで垂れ下り、次のテープ走行の際のテープの緊
張で、テープが固定シリンダのリッドに当り、テープを
損傷するおそれがあるが、保護体の支持面でテープの下
辺を支え、次のテープ走行で、テープがリードに当るの
を阻止している。

従って、テープたるみに起因するテープとリードの当り
によって生ずるテープ損傷も未然に防止できる。

また、カセットハーフ装填時に、テープがゆるんだ状態
で装着された場合でも、テープが垂れ下り、ガイドロー
ラ４の下側フランジからテープが脱落し、正しくテープ
をドラムに巻き付けられないという問題も解決できる。

そして、この保護体は、２つの役目を一つで果し、構成
も簡単である等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は平面図
、第２図は側面図、第３図はカセットハーフ誤装填時の側面図である。１・・・固定シリンダ、ｌａ・・・リード、２・・・回
転シリンダ、３・・・ポスト台、４・・・ガイドローラ
、５・・・ガイドポスト、６・・・保護体、６ａ・・・
支持面、６ｂ・・・突片、Ａ・・・カセットハーフ、Ａ
Ｉ・・・テープ、Ａ２・・・リッド。

Claims

【特許請求の範囲】

軸心がテープ走行方向に対して傾斜し、テープをガイド
するリードが形成されている固定シリンダと、該固定シ
リンダと同軸心で、固定シリンダとの境界面に磁気ヘッ
ドを備えた回転シリンダと、前記固定シリンダのリード
下辺に沿設するテープ支持面、及びカセットハーフのテ
ープの裏面側に形成される空間に挿入される突部とが設
けられている保護部材とを備えたことを特徴とするカセ
ットテーププレーヤの保護装置。