JPH027456B2 - - Google Patents

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JPH027456B2
JPH027456B2 JP19584283A JP19584283A JPH027456B2 JP H027456 B2 JPH027456 B2 JP H027456B2 JP 19584283 A JP19584283 A JP 19584283A JP 19584283 A JP19584283 A JP 19584283A JP H027456 B2 JPH027456 B2 JP H027456B2
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JP
Japan
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plate
layer
silver halide
making
silver
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JP19584283A
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Eiji Kaneda
Shigeyoshi Suzuki
Masahiko Saikawa
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/06Silver salts

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、自動製版方法に関し、特に明室操作
で高品質の平版印刷版を自動的に製版する方法に
関する。 平版印刷の為の種々の材料および製版方法が公
知であり、版材の種類によつて長所、短所を有し
ている。ジアゾ増感有機コロイドから本質的にな
る現実化されている印刷版は、直接光学投影法で
画像を形成するには感度が不足している。 電子写真法を応用した印刷版は、比較的良好な
感度を有しているが、画像の再現性及び耐刷力の
点で必ずしも良好とは言えないのが現状である。 高い感度を有し、かつスペクトル増感できるハ
ロゲン化銀乳剤からなる写真材料は、印刷版の自
動製版に適している。 ハロゲン化銀乳剤を利用して平版印刷版を得る
方法としては、種々の方式が知られ、いくつかは
現実化されてきた。そして、これまでの方法で
は、ハロゲン化銀乳剤層は、メロシアニン色素、
シアニン色素等によつて550nm付近の緑色域に感
光極大を有するようにスペクトル増感され、タン
グステン光源のような通常光源の製版カメラで数
秒間〜数十秒間の露光が与えられていた。しか
し、上記従来法では、本来、シヤープネス、解像
力が優れている銀塩平版印刷版といえども133
線/インチの網点を形成できるのが限界であつ
た。その上にカラー原稿からカラー印刷物を得よ
うとすれば、やはり解像力等が不十分なだけでな
く、印刷版の製造および製版作業の面で煩雑さが
あるという難点を有している。 今日、上述した問題を解決するための方法とし
て、ネオン―ヘリウムレーザ、アルゴンレーザー
の如き各種レーザー光あるいは発光ダイオード
(LED)、蔭極線管(CRT)などにより、極めて
高照度で短時間(10-5秒以下)の閃光露光を走査
型露光方式で与え、ダイレクト製版する方法が考
えられる。 ダイレクト製版法の利点は、リスフイルム等を
使用せずに、原稿を平版印刷原版に焼付けて処理
すれば直接に平版印刷版が得られるところにある
が、その反面として、要求される特性は通常のハ
ロゲン化銀写真感光材料に比べてより高いレベル
であることが多い。たとえば、通常のリスフイル
ムは良好な網点を形成しうるが、これとてもPS
版に焼付ける中間原稿であるために、形成された
網点画像に直接インキを付与して印刷するダイレ
クト平版印刷版ほどには高品質の網点画像でなく
てもよいと言うこともできる。 そのような高品質が要求されるダイレクト平版
印刷版ではあるが、上記したような露光において
はいわゆる相反則不軌が生じ、銀量が少ないこと
も加わつて、網点品質が悪かつたり、耐刷力が低
いという欠点を有している。 一方、前記したような露光光源に対しては、ハ
ロゲン化銀乳剤層がスペクトル増感されているこ
ともあつて、製版作業を能率よく行うためには、
明室下で完全自動化されることが望ましい。しか
も完全自動化のためには、環境汚染の観点から処
理液を外部へ排出しないことが望ましく、そのた
めには処理液に種々の着色物や沈澱物が蓄積する
のを防ぐ必要があり、さもなければ平版印刷版の
非画像部にしばしば地汚れをもたらすことがあ
る。 本発明の目的は、前述したような欠点を解消
し、かつ要望を満たすことができるダイレクト製
版方法を提供することである。 本発明は、少なくとも70モル%の塩化銀を有
し、スペクトル増感されたハロゲン化銀乳剤層、
最上層としての物理現像核層を少なくとも有し、
該乳剤層の下側には露光する光の主波長に対する
反射率が恒久的に15%以下となるようなハレーシ
ヨン防止が施されている平版印刷原版を自動的に
露光部へ搬送し、10-5秒以下の高照度短時間露光
をスキヤナー方式による網点発生機で与え、その
後、該原版を少なくとも現像処理槽を有する製版
処理液槽部へ自動的に搬送して製版することを特
徴とする自動製版方法である。 本発明によれば、多くの公知平版印刷版および
公知の自動製版システムでは達成できなかつた
種々の利点を有する自動製版を可能にする。 本発明によれば、完全自動製版システム化によ
つて、原版のセツト、露光部への搬送および露
光、さらに製版処理部への搬送および処理の工程
を全て明室光下で行うことができる。 本発明によれば、網点発生機(ドツトジエネレ
ーター)を用いレーザー光のスキヤナー(走査)
方式による露光によつて、十分な感度と高品質の
網点画像を有する平版印刷版を得ることができ
る。 本発明によれば、低銀量であつても高品質の網
点画像が得られ、しかも高耐刷力である平版印刷
版を得ることができる。 本発明によれば、製版機のメンテナンスが容易
であり、しかも処理槽の有機物などにより非画像
部に地汚れを生じない自動製版法を可能にする。 前述したような露光光源に対しては、その光源
の発光する波長に適合する増感色素を用いること
が大切である。 特開昭53−21601には、高感度で印刷特性の改
良されたオフセツト印刷版として、ベタインもし
くはアニオン型のシアニン増感色素を用いること
が記載されており、より高感度のためには臭化銀
あるいは沃臭化銀乳剤が好ましいことも述べられ
ている。しかし、この特許に記載された平版印刷
版を走査型短時間露光によつてコンタクトスクリ
ーンあるいはドツトジエネレーターを用いて網点
形成しても、良好な網点画像は得られないことが
確認された。しかも、その印刷版は地汚れが出た
り、網点銀画像がとれたりし易い欠点を有してい
る。塩化銀を少なくとも70モル%、好ましくは80
モル%以上含み、沃化銀を含まないか、2モル%
までの割合で含むハロゲン化銀乳剤を用いること
によつて、上記欠点はある程度改良されるが今だ
不十分である。しかし、その不十分さは、スキヤ
ナー方式の露光における印刷特性がハレーシヨン
防止層によつて改良されると同時に極めて高品質
の網点画像を得ることができることを見出した。 周知の通り、ハレーシヨン防止層は、解像力、
鮮鋭度を向上させるためのものであるが、シアニ
ン増感色素を十分な感度を得られるまで含有する
ハロゲン化銀乳剤層は、その増感色素によつて解
像力、鮮鋭度が相当に良くなるので、通常は感度
の低下を招くハレーシヨン防止層は必要最少限の
濃度になるように設定すれば良い。しかし、前記
の如き塩化銀主体の乳剤は、そのような低濃度の
ハレーシヨン防止層では、感度の犠性を小さくす
ることができるが、網点の品質およびその印刷特
性が未だ不十分であるという欠点を有しているも
のであつた。 ハロゲン化銀乳剤層の下側に施されるハレーシ
ヨン防止は、前述した露光光源の主波長光が15%
以下の反射率になるような濃度で設ける必要があ
る。好ましくは10%以下の反射率である。しか
も、ハレーシヨン防止は、処理によつて液中に流
出したりすることはなく、処理後も上記の光反射
率を有することによつて、印刷版面への有機物の
付着による地汚れ等を防止する。親水性コロイド
を含むハレーシヨン防止層の場合には、カーボン
ブラツクの如き処理によつて流出しない顔料を用
いることが好ましい。支持体自身に着色剤を混入
してハレーシヨン防止を企図するときには、染料
などであつてもよい。 本発明に用いられる平版印刷原版は、ハロゲン
化銀乳剤層の上に物理現像核層を有しており、銀
錯塩拡散転写現像によつて形成された転写銀をイ
ンキ受理性として利用するものであり、例えば、
特公昭48−30562、特開昭49−55402、同昭53−
21602などに記載されている。 本発明の平版印刷原版のハロゲン化銀乳剤は塩
化銀、塩臭化銀、沃化銀0.1〜2.0モルを含む塩沃
化銀、塩臭沃化銀等の塩化銀が70モル%以上、好
ましくは80モル%以上のハロゲン化銀である。こ
れらのハロゲン化銀粒子の平均粒径は、好ましく
は0.2〜0.6ミクロンの範囲であるが、これ以外の
範囲でも使用することができる。さらにハロゲン
化銀は全粒子数の90パーセント以上が平均粒径の
±30%以内の粒径を有しているモノデイスパーズ
ドの乳剤であることが好ましい。また、ハロゲン
化銀は実質的に立方体ないし14面体の粒子が好ま
しいがそれ以外の晶癖のハロゲン化銀も使用する
ことができる。 本発明の平版印刷原版のハロゲン化銀乳剤に用
いられる結合剤は、通常ゼラチンであるが、ゼラ
チンは、その一部をデンプン、アルブミン、アル
ギン酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロー
ス、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアクリルアミド、スチレン―無水マレイ
ン酸共重合体、ポリビニルメチルエーテル―無水
マレイン酸共重合体等の親水性高分子結合剤の1
種または2種以上で置換することもできる。さら
にビニル重合体水性分散液(ラテツクス)を用い
ることもできる。 ハロゲン化銀乳剤は、それを製造する任意の時
期に、イリジウム、コバルト、ニツケル、ロジウ
ム、パラジウム、白金などの塩を使用することが
できる。 ハロゲン化銀乳剤は、光源の波長に応じたスペ
クトル増感色素が用いられる。好ましい増感色素
は、前記特開昭53−21601に記載のベタインもし
くはアニオン型シアニン増感色素であり、代表的
なものは下記一般式(1)で示されるものである。 一般式(1) 式(1)中、R1〜R2はそれぞれアルキル基(例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
β―スルホエチル基、γ―スルホプロピル基、γ
―スルホブチル基、ビニールメチル基、β―カル
ボキシエチル基、γ―カルボキシプロピル基、δ
―カルボキシブチル基等)、アルケニル基、アリ
ール基、アラルキル基を表わし、R1およびR2
少なくとも1つはスルホ基またはカルボキシル基
を有する置換アルキル基である。R3〜R6は、そ
れぞれ水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
リール基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニ
ル基、ハロゲン原子を表わし、R3とR4又はR5
R6とでベンゼン環を形成してもよい。R7は、ア
ルキル基、アリール基、アラルキル基を表わす。
Y1,Y2はそれぞれO原子、S原子、Se原子、N
―R3(R3は低級アルキル基)を表わす。Xは、水
素、アルカリ金属、アンモニウム等のカチオンを
表わす。m及びnは1または0を表わす。 次に本発明に使用される代表的な増感色素を例
示する。 本発明に用いられる増感色素は、当業者に公知
の方法で合成することができる。ハロゲン化銀乳
剤に添加する時期は、乳剤の塗布するまでの任意
の時期であることができる。添加量は、広範囲に
変化することができるが、良好な結果は、ハロゲ
ン化銀1モル当り5×10-5〜1×10-2モルの範囲
である。最適添加量は、ハロゲン化銀乳剤の条
件、例えばハロゲン組成、ハロゲン化銀粒子の平
均粒径、晶癖などによつて変化する。ハロゲン化
銀乳剤層には、その他の添加剤、例えば塗布助
剤、カプリ防止剤、硬膜剤、マツト剤(保水化
剤)、現像主薬など通常の添加剤を含むことがで
きる。 本発明の平版印刷原版は、物理現像核を含む受
像層を表面に有している。物理現像核としては、
アンチモン、ビスマス、カドミウム、コバルト、
パラジウム、ニツケル、銀、鉛、亜鉛などの金属
およびそれらの硫化物など公知のものが使用しう
る。受像層には、親水性コロイドを含んでいなく
てもよく、ゼラチン、カルボキシメチルセルロー
ス、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ヒド
ロキシエチル澱粉、デキストリン、ヒドロキシエ
チルセルロース、ポリスチレンスルホン酸、ビニ
ルイミダゾールとアクリルアミドの共重合体、ポ
リビニルアルコール等の親水性コロイドを1平方
メートル当り、好ましくは0.1グラム以下の量で
含むことができる。 受像層中には、吸湿性物質、例えばソルビトー
ル、グリセロールなどの湿潤剤を存在させてもよ
い。さらに、受像層中には、硫酸バリウム、二酸
化チタン、チヤイナクレーおよび銀などのスカミ
ング防止のための顔料、ハイドロキノンの如き現
像主薬およびホルムアルデヒドの如き硬化剤も含
有しうる。 支持体は、フレキシブルな支持体が好ましく、
例えば紙、フイルム、例えば酢酸セルロースフイ
ルム、ポリビニルアセタールフイルム、ポリスチ
レンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリエ
チレンテレフタレートフイルム、あるいはポリエ
ステル、ポリプロピレンまたはポリスチレンフイ
ルム等をポリエチレンフイルムで被覆した複合フ
イルム、金属化紙または金属/紙積層体の支持体
であることができる。片面または両面をα―オレ
フイン重合体、例えばポリエチレンで被覆した紙
支持体も有効である。 本発明の平版印刷原版は、ロール状またはシー
ト状でカセツトに装填され、自動製版機内に内蔵
される。ボタン操作によつて該原版はスキヤナー
方式の露光部へ自動的に搬送される。ロール状の
場合には、所望のサイズに裁断するようにカツタ
ー手段が設けられる。次いで、該原版は透明シリ
ンダー内に感光面を内側にして自動的にセツトさ
れ、網点発生機によりスキヤナー方式で高照度短
時間の露光が施される。引続き、該原版は、シリ
ンダー内から自動的に現像部へ搬送される。処理
層は現像以外に中和液槽、不感脂化液槽などを有
していてもよい。 光源は、既述したもの以外にルビーレーザー半
導体レーザーなど各種のレーザー光が用いられ
る。多くの場合に、原稿には線画像も含まれてい
るが、連続調画像と同時に又は別々に露光するこ
とができる。 本発明で使用するDTR処理液には、アルカリ
性物質、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム、第三燐酸ナトリウム等、保
恒剤としての亜硫酸塩、ハロゲン化銀溶剤、例え
ばチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、環状イミド、チ
オサリチル酸、アミン等、粘調剤、例えばヒドロ
キシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、かぶり防止剤、例えば臭化カリウム、1―
フエニル―5―メルカプトテトラゾール、特開昭
47−26201に記載の化合物、現像剤、例えばハイ
ドロキノン、1―フエニル―3―ピラゾリドン、
現像変性剤例えばポリオキシアルキレン化合物、
オニウム化合物等を含むことができる。 銀錯塩拡散転写法を実施するに当つては、例え
ば英国特許第1000115号、第1012476号、第
1017273号、第1042477号等の明細書に記載されて
いる如く、ハロゲン化銀乳剤層および/または受
像層またはそれに隣接する他の水透過性液中に現
像剤を混入することが行われている。従つて、こ
のような材料に於いては、現像段階で使用される
処理液は、現像剤を含まぬ所謂「アルカリ性活性
化液」を使用しうる。 本発明により製造された平版印刷版は、例えば
特公昭48−29723、米国特許第3721539号等明細書
に記載されている如き化合物でインキ受理性に変
換ないしは増強しうる。 印刷方法あるいは使用する不感脂化液、給湿液
などは普通によく知られたものであることができ
る。 以下に本発明を実施例により説明するが、勿
論、これだけに限定されるものではない。 実施例 下引処理したポリエステルフイルム支持体の片
面に平均粒子サイズ5μのシリカ粒子を含有する
マツト化層を設け、反対側の面に633mmの光反射
率が10%になる量のカーボンブラツクを含み、写
真用ゼラチンに対して20重量%の平均粒径7μmの
シリカ粉末を含むハレーシヨン防止用下塗層(PH
4.0に調整)と、化学増感された後に平均粒径
7μmのシリカ粉末を写真用ゼラチンに対して5重
量%の割合で含むスペクトル増感された高感度ハ
ロゲン化銀乳剤層(PH4.0に調整)とを設けた。 下塗層のゼラチンは3.5g/m2、乳剤層のゼラチ
ンは0.8g/m2、硝酸銀に換算したハロゲン化銀
1.0g/m2の割合で塗布された。この下塗層と乳剤
層は硬化剤としてホルマリンをゼラチンに対して
5.0m/gゼラチンの量で含んでいる。乾燥後40
℃で14日間加温した後、この乳剤層の上に、特開
昭53−21602の実施例2に記載の核塗液(ポリマ
ーは、No.3のアクリルアマイドとイミダゾールと
の共重合体、ハイドロキノンは、0.8g/m2の割合
で含む)を塗布、乾燥し、平版印刷原版を製造す
る。ハロゲン化銀乳剤は、物理熟成時にハロゲン
化銀1モル当り4×10-6モルの塩化ロジウムを添
加したものであり、平均粒径0.40ミクロンの臭化
銀2モル%を含む塩臭化銀乳剤であつた。 化学増感は、ハロゲン化銀1モル当り3×10-5
モルのチオ硫酸ナトリウム、4×10-5モルの
HAuCl4で行ない、スペクトル増感色素はハロゲ
ン化銀1モル当り3×10-4モルの例示色素(10)を用
いた。 この平版印刷原版を試料Aとする。 一方、臭化銀98モル%を含む塩臭化銀乳剤とす
る以外は、試料Aと全く同様にして作製した平版
印刷原版を試料Bとする。 更に、下塗層のカーボンブラツク濃度が633nm
の光反射率20%である以外は試料Aと同様にして
作製した平版印刷原版を試料Cとする。更に、下
塗層のカーボンブラツクの代りに640nmに吸収極
大を有するハレーシヨン防止染料を用いる以外は
試料Aと同様にして作製した平版印刷原版を試料
Dとする。 更に、乳剤層の硬化剤を除き、乳剤層と核層と
を逆の順序で塗布する以外は試料Aと同様にして
作製した平版印刷原版を試料Eとした。 これらの試料を収容したカセツト、ドツトスキ
ヤナー方式によるアルゴンレーザー発振装置およ
び現像液槽、中和液槽、不感脂化液槽を内蔵し、
かつこれらの工程間を自動的に搬送する手段を具
備した完全自動製版機を用いて前記の各試料を明
室下で製版した。 試料Eは、中和処理後、温湯で乳剤層を洗い流
し、印刷前に不感脂化処理した。 <転写現像液> 水 700ml 水酸化カリウム 20g 無水亜硫酸ナトリウム 50g 2―メルカプト安息香酸 1.5g 2―メチルアミノエタノール 15g 水で1とする。 <中和液> 水 600ml クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g コロイダルシリカ(20%液) 5ml エチレングリコール 5ml 水を加えて全量を1とする。 <不感脂化液> 水 600ml イソプロピルアルコール 400ml エチレングリコール 50g 3―メルカプト―4―アセトアミド―5― n―ヘプチル―1,2,4― トリアゾール 1g 各印刷版を下記の給湿液を用いて印刷した。 <給湿液> O―リン酸 10g 硝酸ニツケル 5g 亜硫酸ナトリウム 5g エチレングリコール 100g コロイダルシリカ(20%液) 28g 水を加えて2とする。 各印刷版の解像力および耐刷力を第1表に示し
ている。解像力は、100,133,150,175及び200
線/インチのドツトを形成し、微小網点(5%ド
ツト)がしつかりと鮮明に再現印刷できた線数に
よつて評価1(100線/インチ)〜評価5(200線/
インチ)の5段階で表わした。耐刷力は、解像力
の評価を示している印刷版を用い、地汚れの発生
あるいは銀の飛びによつて印刷が不可となつた枚
数により下記の基準で評価した。 1 4000枚以下 2 4000〜6000枚 3 6000〜8000枚 4 8000〜10000枚 5 10000枚以上
【表】 平版印刷版Aのみが、高解像力、高耐刷力のレ
ーザー光による完全自動製版が可能なことを第1
表は示している。試料Dは、高濃度の染料が表面
層付近に残留して地汚れを生じたものと考えら
れ、また画像が見難いという欠点がある。試料E
は試料Aに比べて解像力、とくに耐刷力が劣ると
いう欠点を有しているだけでなく、処理槽として
ゼラチン乳剤層を除去する槽を必要とし自動製版
処理には極めて不適当である。 参考のために、各印刷版を通常の製版カメラを
用いて画像露光し、前記と同様に処理したときの
解像力を第2表に示している。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも70モル%の塩化銀を有し、スペク
    トル増感されたハロゲン化銀乳剤層、最上層とし
    ての物理現像核層を少なくとも有しており、該乳
    剤層の下側には露光する光の主波長に対する反射
    率が恒久的に15%以下となるようなハレーシヨン
    防止が施されている平版印刷原版を自動的に露光
    部へ搬送し、10-5秒以下の高照度短時間露光をス
    キヤナー方式による網点発生機で与え、その後、
    該原版を少なくとも現像処理槽を有する製版処理
    液槽部へ自動的に搬送して製版することを特徴と
    する自動製版方法。
JP19584283A 1983-10-19 1983-10-19 自動製版方法 Granted JPS6087330A (ja)

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