JPS6347756A - 平版印刷版の製版方法 - Google Patents

平版印刷版の製版方法

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JPS6347756A
JPS6347756A JP19147586A JP19147586A JPS6347756A JP S6347756 A JPS6347756 A JP S6347756A JP 19147586 A JP19147586 A JP 19147586A JP 19147586 A JP19147586 A JP 19147586A JP S6347756 A JPS6347756 A JP S6347756A
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JP
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silver halide
silver
printing plate
emulsion layer
layer
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JP19147586A
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Hiroshi Nishinoiri
洋 西野入
Masahiko Saikawa
斉川 正彦
Yoshikazu Takaya
高矢 義和
Eiji Kaneda
金田 英治
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/02Photosensitive materials characterised by the image-forming section
    • G03C8/04Photosensitive materials characterised by the image-forming section the substances transferred by diffusion consisting of inorganic or organo-metallic compounds derived from photosensitive noble metals
    • G03C8/06Silver salt diffusion transfer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/06Silver salts
    • G03F7/07Silver salts used for diffusion transfer

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は、レーザー光、特に半導体レーザー光を光源と
して用いるに適した銀錯塩拡散転写法を利用する平版印
刷版の製版方法に関する。
CB)従来技術及びその問題点 銀錯塩拡散転写法によって得られる転写銀画像を直ちに
インキ受理性として利用することができる平版印刷版は
、既に特公昭48−30562、特開昭53−2160
2、同昭54−103104、同昭56−9750等々
に記載され、よく知られている。
係る平版印刷版の製版法に適した銀錯塩拡散転写法の代
表的な実施法によれば、支持体およびその上にハレーシ
ョン防止をかねた下引層、ハロゲン化銀乳剤層、物理現
像核層からなる感光材料を画像露光し、現像処理を行う
と潜像が形成されているハロゲン化銀は乳剤層中で黒化
銀となる。同時に潜像が形成されていないハロゲン化銀
は現像処理液中に含まれるハロゲン化銀錯化剤の作用で
溶解し、感光材料の表面に拡散してくる。溶解し拡散し
てきた銀錯塩が、表面層の物理現像核の上に現像主薬の
還元作用によって銀画像として析出する。得られた銀画
像のインキ受理性を強化させるために現像処理に続いて
必要ならば感脂化処理が施された後、オフセット印刷機
にセットされ、印刷物へとインキ画像が転写される。
これまでの方法では、ハロゲン化銀乳剤層は、メロシア
ニン色素、シアニン色素等によって550nm付近の緑
色域に感光極大を有するようにスペクトル増感され、タ
ングステン光源のような通常光源の製版カメラで数秒間
〜数十秒間の露光が与えられていた。しかし、上記従来
法では、本来、シャープネス、解像力が優れている前記
平版印刷版といえども限界があった。その上にカラー原
稿からカラー印刷物を得ようとすれば、やはシ解像力等
が不十分なだけでなく、印刷版の製造および製版作業の
面で煩雑さがあるという難点を有している。
今日、上述した問題を解決するための1つの方法として
、レーザー光を用いて製版することが提案されている。
例えば、米国特許筒4,501,811号、特開昭59
−71055、同昭60−75838、同昭60−10
0148などには、ヘリウム−ネオンレーザ−あるいは
発光ダイオードに用いる平版印刷版が開示されている。
これら特許明細書にも記載されているように、銀錯塩拡
散転写法を利用したこれら平版印刷版では、表面物理現
像核層がスペクトル増感性に大き々影響を与える結果、
目的とするレーザー光に対する感度が低下したシ、保存
性を悪化したシ、また銀錯塩拡散転写現像によって軟調
表転写析出銀像を形成する結果、シャープネス、解像力
が低下し、さらには地汚れが発生したシ、銀画像が印刷
中にとれたシして十分な耐刷力が得られなかったシする
ために、目的とする良品質の平版印刷版とすることが困
難である。
特開昭60−75838には、632.8nmのヘリウ
ム−ネオンレーザ−光で製版するに際し、反射率10%
以下のハレーション防止層を設けることにより解像力お
よび耐刷力が良くなることが開示されている。
ヘリウム−ネオン、アルゴンなどのレーザー光源をスキ
ャナ方式の光源として用いる方法は、高出力が得られる
が装置が大型で高価であること、消費電力効率が低い等
の欠点がある。これに対して半導体レーザーは、小型で
安価、変調が容易、長寿命である等の利点を有している
。半導体レーザーには、Ga/As/P:Ga/At/
As;Ga/As: I n /P * I n /A
 sなどの系の半導体が用いられ、このレーザー光の波
長は一般に700 nmよシ長波で、とくに750 n
mよシ長波のものが多い。
このような長波長の半導体レーザー光を画像露光の光源
として使用する感光性平版印刷版は、例えば特開昭60
−61752に記載されている。この特許明細書には、
特に好ましい態様として支持体上に順に親油性画像を形
成しうる非銀感光層(例えばO−ナフトキノンジアジド
化合物からなる感光層および感光性ハロゲン化銀乳剤層
を有する感光性平版印刷版が示されておシ、かかる乳剤
層に使用される7 00 nmよシ長波長領域に極大分
光感度をもつ増感色素が一般式(I)〜(1’l/)と
して開示されている。
しかしながら、そのような増感色素を含有するハロゲン
化銀乳剤層、近赤外領域の半導体レーザーダイオード光
の反射率が10チ以下のノル−シ冒ン防止層および表面
物理現像核層を有する平版印刷版は、十分な高耐刷力を
有するものではあったが、レーザーダイオード出力機に
対する感度が著しく低く、ある程度の感度向上を図るべ
く、ハレーション防止層の反射率を大きくすると耐刷力
が劣ってしまうという相反する結果になシ、従来の知見
によって高感度、高解像力、高耐刷力の全てを満足する
ことは極めて困難であった。
(C)発明の目的 本発明の目的は、被い出力の半導体レーザー光を用いる
ことができる高感度を持ち、高解像力、高耐刷力で地汚
れのない銀錯塩拡散転写法を利用する平版印刷版の製版
方法を提供することである。
CD)発明の構成 本発明の上記目的は、支持体上に少なくともハロゲン化
銀乳剤層および表面層としての物理現像核層を有する平
版印刷版を高照度短時間の走査露光後、銀錯塩拡散転写
用現像液で現像する製版方法に於て、該乳剤層よシ下側
に700 nm以上の走査露光光の反射率が13%〜4
0%になるノ・レージ冒ン防止手段を施こしており、さ
らに該乳剤層は、塩化銀が主割合のハロゲン化銀粒子と
700nm以上の長波長領域に極大分光感度を有する増
感色素をハロゲン化銀1モル当!+3X10−5乃至3
×10 モルの量で含む平版印刷版t−700nm以上
の走査光で露光することを特徴とする製版方法によシ達
成された。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の平版印刷版に用いる支持体は、例えば紙、フィ
ルム、例えば酢酸セルロースフィルム、ポリビニルアセ
タールフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、あ
るいはポリエステル、ポリプロピレンまたはポリスチレ
ンフィルム等をポリエチレンフィルムで被覆した複合フ
ィルム、金属、金属化紙または金属/紙積層体の支持体
であることができる。片面または両面をα−オレフィン
重合体、例えばポリエチレンで被覆した紙支持体も有効
である。
支持体とハロゲン化銀乳剤層の間には、下塗層を設ける
ことが好ましい。
下塗層、支持体、バッキング層の少なくとも1つは、走
査露光光、例えば780 nmのレーザーダイオード光
を13%〜40%の割合で該乳剤層に反射するようなハ
レーション防止が施こされる。
よシ好ましい反射率は14チ〜35%である。
このようなハレーション防止は、前記の特開昭60−7
5838に記載されている3チや8チの反射率のハレー
ション防止に比べて、高感度化がはかられ、予期に反し
て、レーザースキャナ方式による解像力の低下は実用上
無視しうろことが判明した。しかし、細線画像の耐刷力
が劣るという欠点がある。
700 nm以上に極大分光感度を有する増感色素の量
をハロゲン化銀1モル当、り3X10−5乃至3x10
 モルの範囲にして、前記ハレーション防止と組み合わ
すと、レーザーダイオード出力機に充分適応できる高感
度化が図られ、上記の耐刷力低下の欠点も解決され、高
耐刷力、高解像力の平版印刷版が得られることが見出さ
れた。
よシ好ましい増感色素の量は、ハロゲン化銀1モル轟シ
4X10  ’乃至2X10  ’モルである。
本発明て於て、下塗層、支持体およびバッキング層の少
なくとも1つに施こされるハレーション防止は、700
 nm以上、好ましくは750 nm以上のレーザー光
を吸収しうる物質、例えばカーボンブラックの如き黒色
顔料、ペンタまたはへブタメテンオキンノール染料など
が用いられる。
ハレーション防止は、乳剤層に隣接する下塗層に少々く
とも施こすことが好ましい。
本発明に用いられる7 00 nmよシ長波長領域に極
大分光感度を有する増感色素は、例えば米国特許筒2,
095,854号、同第2,095,856号、同第2
,955.939号、同第3,482,978号、同第
3,552,974号、同第3,573,921号、同
第3,582,344号、同第3,623,881号明
細書等に記載されたものであることが出来る。
好ましくは、例えば次の一般式(I)〜(■)で表わさ
れる色素が用いられる。
一般式(I) 〜(IV) Ic於て、Z1及ヒz2ハ
、各々同一でも異なっていてもよく、それぞれ5員また
は6員含窒素複素環を形成するのに必要な原子群を表わ
す。R1及びR2は、各々同一でも異なっていてもよく
、それぞれアルキル基、アルケニル基を表わす。R5は
、アルキル基、アルケニル基、アリール基を表わすa 
”4〜几1oは、各々同一でも異なりていてもよく、そ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基を表わす。但し、R6とR7あるいは
R8とR9とは互に連結して5員又は6員環を形成する
こともできる。R11及びR12は、各々同一でも異な
っていてもよく、それぞれアルキル基、アリール基を表
わし、R11とR112とは互に連結して5員又は6負
環を形成することもできる。Yは、硫黄原子、酸素原子
、7N R13(R13はアルキル基)t−表わす。
Xは酸アニオンを表わす。t、m、n、p及びqはそれ
ぞれ1又は2を表わす。
Z、及びz2の具体例としては、チアゾール、ベベ ンゾチアゾール、ナ7)[1,2−l〕チアゾール、ナ
ツト(2,1−j:lチアゾール、ナフト[:2.3−
び、 j:l?7ゾール、セレナゾール、ペンゾセレナゾ■ −ル、ナンド[2,1−4:lセレナゾール、ナフト〆 C1,2−、dlセレナゾール、オキサゾール、ペン区 ジオキサゾール、ナフ)CI、2−1〕オキサゾ−区 ノリン、3,3−ジアルキルインドレニン、イミダ1、
凶 ゾール、ベンズイミダゾール、ナフ) I: 1.2”
−#〕イミダゾール、ピリジン等の含望素複素環を挙け
ることができる。これらの複素環は、アルキル基(例え
ば、メチル、エチル、ブチル、トリフルオロメチル等)
、アリール基(例えば、フェニル、トリル等)、ヒドロ
キシ基、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、
ブトキシ等)、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル等
)、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、沃素
)、アラルキル基(例えば、ベンジル、フェネチル等)
、シアノ基、アルケニル基(例えば、アリル等)等の置
換基を1または2以上有してもよい。
R1s R2に於て、アルキル基としてはメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等の低級アルキル基、β−ヒドロ
キシエチル、γ−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシア
ルキル基、β−メトキシエチル、γ−メトキシグロビル
等のアルコキシアルキル基、β−アセトキシエチル、γ
−アセトキシグロビル、β−ベンゾイルオキシエチル等
のアシルオキシアルキル基、カルボキシメチル、β−カ
ルボキシエチル等のカルボキシアルキル基、メトキシカ
ルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、β−エト
キシカルボニルエチル等のアルコキシカルボニルアルキ
ル基、β−スルホエチル、γ−スルホゾロビル、δ−ス
ルホブチル等のスルホアルキル基、ベンジル、フェネチ
ル、スルホベンジル等のアラルキル基等、アルケニル基
としてはアリル等が挙げられる。
R5としては、上記R1、R2で述べたようなアルキル
基、アルケニル基ならびにフェニル、トリル、メトキシ
フェニル、クロロフェニル、ナフチル等のアリール基が
挙げられる。
RJ4〜R10は、水素原子、ハロゲン原子(例えば塩
素、臭素、沃素、フッ素)、几1、R2で述べたよりな
アルキル基、アリール基あるいは” 1 、R2で述べ
たようなアルキルをもつアルコキシ基(すなわちOR1
基)であ、り、R6とR7あるいはR8とR9とで形成
される5員または6員環は、低級アルキル基等で置換さ
れていてもよい。R11及びR12は、R1、R+2で
述べたようなアルキル基、アリール基を表わし、几11
とR’12とは互に連結して5員又は6員環を形成する
こともできる。几13はR1、′EL2で述べたような
アルキル基が挙げられる。
Xの酸アニオンとしては、メチル硫酸、エチル硫酸等の
アルキル硫酸イオン、チオシアン酸イオン、トルエンス
ルホン酸イオン、塩素、臭素、沃素等のハロゲンイオン
、過塩素酸イオン等であり、色素がベタイン類似構造を
とる場合には存在しない。
本発明に用いられる増感色素の具体例を以下に例示する
O3− ^03− CHs+SOs− CHs+5Os 2H5 (CH2)4 ニ一 本発明に用いられる増感色素は、当業者に公知の方法で
合成することができる。ハロゲン化銀乳剤に添加する時
期は、乳剤を塗布するまでの任意の時期であることがで
きる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、塩化銀を50
モルチ以上、好ましくは約70モル以上の割合で含む塩
化銀、塩沃化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀である。沃化銀
は、約0.01〜約3モルチの範囲が好ましい。これら
のハロゲン化銀粒子の平均粒径は、0.2〜0.6μm
、好ましくは0.25〜0.5μmの範囲である。さら
にハロゲン化銀は全粒子数の90パ一セント以上が平均
粒径の±30%以内の粒径を有しているモノディスバー
ズドの乳剤であることが好ましい。また、ハロゲン化銀
は実質的に立方体表いし14面体の粒子が好ましいがそ
れ以外の晶癖のハロゲン化銀も使用することができる。
本発明の平版印刷版のハロゲン化銀乳剤に用いられる結
合剤は、通常ゼラチンであるが、ゼラチンは、その一部
をデンプン、アルブミン、アルギン酸ナトリウム、ヒド
ロキシエチルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリアクリルアミド、スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、ポリビニルメチルエーテル−無水マレイ
ン酸共重合体等の親水性高分子結合剤の一穏または2種
以上で置換することもできる。さらにビニル重合体水性
分散物(ラテックス)を用いることもできる。
ハロゲン化銀乳剤はそれが製造されるとき又は塗布され
るときに種々な方法で増感されることができる。例えば
チオ硫酸ナトリウム、アルキルチオ尿素によって、また
は金化合物、例えばロダン金、塩化金によって、または
これらの両者の併用々ど当該技術分野においてよく知ら
れた方法で化学的に増感されることが好ましい。また、
ハロゲン化銀乳剤を製造する任意の時期に周期律表の第
1族に属する金属の化合物、例えばコバルト、ニッケル
、ロジウム、パラジウム、イリジウム、白金彦どの塩を
使用することによって、特に高感度で高シャープネス、
高解像力のダイレクト製版用印刷版にとって好ましい特
性を得ることができる。
添加量は、ハロゲン化銀1モル当、910−8〜10−
3モルの範囲である。ハロゲン化銀乳剤層には、その他
の添加剤、例えば塗布助剤、硬膜剤、カブリ防止剤、マ
ット剤(保水化剤)、現像主薬々ど通常の添加剤を含む
ことができる。
受像層は、ハロゲン化銀乳剤層の上側、即ち最外表面層
として設けられる。乳剤層の下側に設けた場合は、本発
明の効果はないか、あっても小さい。
物理現像核としては、アンチモン、ビスマス、カドミウ
ム、コバルト、パラジウム、ニッケル、銀、鉛、亜鉛な
どの金属およびそれらの硫化物など公知のものが使用し
うる。受像層には、ゼラチン、カルボキシメチルセルロ
ース、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキ
シエチル澱粉、ジアルデヒド澱粉、デキストリン、ヒド
ロキシエチルセルロース、ポリスチレンスルホン酸、ビ
ニルイミダゾールとアクリルアミドの共重合体、ポリビ
ニルアルコール等の親水性コロイドを1種もしくは2種
以上含んでいてもよい。受像層に含まれる親水性コロイ
ドは、0.5グラム/−以下であることが好ましい。
受像層中には、吸湿性物質、例えばンルビトール、グリ
セロールなどの湿潤剤を存在させてもよい。さらに、受
像層中には、硫酸バリウム、二酸化チタン、チャイナク
レーおよび銀などのスヵミング防止のための顔料、ハイ
ドロキノンの如き現像生薬およびホルムアルデヒドやジ
クロロ−8−トリアジンの如き硬化剤も含有しうる。
本発明に使用するDTR処理液は、米国特許第4.29
7,429号、同第4,297,430号、同第4.3
55,090号明細書等に記載の2−メルカプト安息香
酸、環状イミド(例えばウラシル)など、さらにチオ硫
酸塩などのハロゲン化銀溶剤、アルカリ剤、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化IJ チウム、
第三燐酸ナトリウム等、保恒剤、例えば亜硫酸す) I
Jウム、亜硫酸カリウム等、粘&iJ、例えばヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、か
ぶシ防止剤、例えば臭化カリウム、1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾール、ベンゾトリアゾール%特開昭
47−26201に記載の化合物、現像剤、例えばハイ
ドロキノン、1−フェニル−3−ピラゾリドン、現像変
性剤、例えばポリオキシアルキレン化合物、オニウム化
合物等を含むことができる。
銀錯塩拡散転写法を実施するに当っては、例えば英国特
許筒1,000,115号、第1,012,476号、
第1,017,273号、第1,042,477号等の
明細書に記載されている如く、ハロゲン化銀乳剤層およ
び/または受像層またはそれに隣接する他の水透過性層
中に現像剤を混入することが行われている。従って、こ
のような材料に於いては、現像段階で使用される処理液
は、現像剤を含まぬ所謂「アルカリ性活性化液」を使用
しうる。
本発明によシ製造された平版印刷版は、例えば特公昭4
8−29723、米国特許第3,721,539号等明
細書に記載されている如き化合物でインキ受理性に変換
ないしは増強しうる。
印刷方法あるいは使用する不感脂化液、給湿液などは普
通によく知られた方法によることができる。
(E)実施例 以下に本発明を実施例によシ説明するが、勿論、これだ
けに限定されるものではない。
実施例1 両面をポリエチレン樹脂で被覆した支持体の片面に平均
粒子サイズ5μのシリカ粒子を含有するマット化層を設
け、反対側の面にカーボンブランク及びフェニドンを含
み、写真用ゼラチンに対して20重量%の平均粒径7μ
mのシリカ粉末を含む下塗層(pH4,5に調整)と、
金化合物およびハイポで化学増感された後に、2−メル
カプト安息香酸、さらに平均粒径7μmのシリカ粉末を
写真用ゼラチンに対して5重t%の割合で含むハロゲン
化銀乳剤層(pH4,5に調整)とを設ける。
ハロゲン化銀乳剤は、増感色素(13)をハロゲン化銀
1モル当、p5.4X10  モルを含んでおシ、また
物理熟成時に・・ロゲン化銀1モル当り 5 Xl0−
’モルのイリジウムを添加したものであシ、平均粒径0
.35ミクロンで、平均粒径の±30チの範囲に全粒子
数の90多以上が分布している、実質的に立方体の塩化
銀結晶であった。
下塗層のゼラチンは3.0か胃、乳剤層のゼラチンは1
.02β、硝酸銀に換算したハロゲン化銀1゜0 f/
rr?の割合で塗布された。この下塗層と乳剤層は硬化
剤としてホルマリンをゼラチンに対して5゜0壓今ゼラ
チンの量で含んでいる。
下塗層の780 nmにおける光学反射濃度は、1.3
4であった。乾燥後、40℃で14日間加温した後、こ
の乳剤層の上に、特開昭54−103104号明細書の
実施例1に於るプレート屋11の被塗液にハイドロキノ
ン0.8に背となるように加えた液を同様にして調製し
、塗布する(平版印刷版A)。
一方、下塗層の光学反射濃度i0.78とする以外は、
平版印刷版Aと全く同様にして平版印刷版Bを作製した
光源に約700 nmよシ長波長の光を透過する暗赤色
フィルター(富士写真フィルムfAsc−70)をつけ
て、細線画像を含むフィルム版下原稿と上記各平版印刷
版を密着した状態で10−5秒で露光した。
これを印刷試験用サンプルとした。
また、さらに濃度差0.15のウェッジを使用して上記
と同様に露光した。これをセンシトメトリー用サンプル
とした。
画像露光した各印刷版を下記のDTR現像液でそれぞれ
25℃、30秒間現像した。現像処理後、該原版を2本
の絞シローラー間を通し、余分の現像液を除去し、直ち
に下記組成を有する中和液で25℃、20秒間処理し、
絞シローラーで余分の液を除去し、室温で乾燥した。
(DTR現像液〉 く中和液〉 耐刷力は、各印刷用サンプルを1枚のシートに貼υ付け
、このシートをオフセット印刷機に装着し、下記の不感
脂化液を版面にくまなく与え、下記の給湿液を用いて印
刷を行った。
印刷機は、ニー・ビー・デイック350CD(AやB 
a Dick社製オフセット印刷機の商標)を使用した
〈不感脂化液〉 〈給湿液〉 センシトメトリー用サンプルも同様に印刷したところ、
印刷インキを受容するウェッジ段数での感度差は、平版
印刷版Aに比べて平版印刷版Bの方が2.5倍の高感度
を示したが、印刷用サンプルの印刷結果は、版Aが10
,000枚以上、版Bが6゜000枚の耐刷力であった
一方、平版印刷版A及びBを、780 nmで発光する
レーザーダイオード・スキャナー、UltreSett
er  (米国Ultre社製)にてレーザー製版した
が、平版印刷版Aはもちろん、Bでさえも最大出力の条
件下で満足に焼き付けることが出来なかった。
次に、平版印刷版Bに於て、増感色素(13〕をハロゲ
ン化銀1モル当jりlXl0−3モル(平版印刷版C)
、同じ(2,7X10−’モル(平版印刷版D)、同じ
<9xlo−5−!ニル(平版印刷版E)とする以外は
全く同様にして平版印刷版を作製し、同様に試験した。
平版印刷版Aの感度を100とする相対感度および耐刷
力を第1表に示す。
第1表 印刷版B−Bは、印刷版Aに比べて、密着露光による解
像力が悪く、第1表の通シ耐刷力も低いものであった。
しかしながら、平版印刷版り及びEは、Ultre 5
etterで焼き付は可能となシ、その耐刷力はいずれ
も10,000枚以上であり、解像性も良好であった。
実施例2 増感色素(13)の代シに増感色素(22)を用いる以
外は、実施例1と同様に行った。実施例1と同様の結果
が得られた。
実施例3 増感色素(13)の代シに増感色素(2)を用いる以外
は、実施例1を繰返した。実施例1と同様の結果が得ら
れた。
実施例4 実施例1の平版印刷版Bに於て、増感色素(13)をハ
ロゲン(I[1モル当、96X10−5モル(平版印刷
版F)、同じく3×10−5モル(平版印刷版G)、同
じく1×10−5モル(平版印刷版H)とする以外は全
く同様に平版印刷版を作製し、同様に試験した。
印刷版Fは印刷版Eと、印刷版Gは印刷版りと、それぞ
れ同様の結果を示した。
印刷版Hに、印刷版Aと同程度の感度であシ、ハレーシ
ョン防止の反射率を高くして高感度にすれば耐刷力が著
しく劣るものであった。
実施例5 実施例1の平版印刷版Eに於て、下塗層の反射濃度を0
.58(平版印刷版工)及び0.32(平版印刷版J)
とする以外は同様にして平版印刷版を作製し、同様に試
験した。
平版印刷版工は、平版印刷版Eよフ高感度であるが、解
像力の低下は殆んどなく、耐刷力の結果も印刷版Eと同
様であった。
平版印刷版Jは、平版印刷版工よシさらに高感度であっ
たが、解像力の低下が著しく、密着焼き及びUltre
 5etterのいずれにおいても5,000枚までに
細線銀像が欠落するものであった。
(F)発明の効果 本発明によれば、半導体レーザーダイオード・スキャナ
システムの直接製版法に於て、解像力の低下が実質にな
く、高感度で高討刷力の銀錯塩拡散転写法による平版印
刷版を得ることが出来るようになった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に少なくともハロゲン化銀乳剤層および
    表面物理現像核層を有する平版印刷版を高照度短時間の
    走査露光後、銀錯塩拡散転写用現像液で現像する製版方
    法に於て、該乳剤層より下側に700nm以上の走査露
    光光の反射率が13%乃至40%になるハレーション防
    止手段を施こしており、さらに該乳剤層は塩化銀を主体
    とするハロゲン化銀粒子と700nm以上の長波長領域
    に極大分光感度を有する増感色素をハロゲン化銀1モル
    当り3×10^−^5乃至3×10^−^4モルの量で
    含む平版印刷版を700nm以上の走査光で露光するこ
    とを特徴とする製版方法。
JP19147586A 1986-08-14 1986-08-14 平版印刷版の製版方法 Pending JPS6347756A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02282748A (ja) * 1989-04-24 1990-11-20 Mitsubishi Paper Mills Ltd 走査型露光用平版印刷版の製造方法
JPH03274055A (ja) * 1990-03-23 1991-12-05 Mitsubishi Paper Mills Ltd 走査型露光用平版印刷版

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