JPH0274393A - 再転写シート - Google Patents
再転写シートInfo
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- JPH0274393A JPH0274393A JP63227856A JP22785688A JPH0274393A JP H0274393 A JPH0274393 A JP H0274393A JP 63227856 A JP63227856 A JP 63227856A JP 22785688 A JP22785688 A JP 22785688A JP H0274393 A JPH0274393 A JP H0274393A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、文字、記号9図形等の像を感圧転写すること
により、被転写物の表面に文字、記号。
により、被転写物の表面に文字、記号。
図形等を形成する乾式転写材の再転写シートに係り、特
に、感熱転写方式のプリンタ、タイプライタ、ワードプ
ロセッサ等の印字装置によって印字、感熱転写して作製
される乾式転写材における再転写シートに関するもので
ある。
に、感熱転写方式のプリンタ、タイプライタ、ワードプ
ロセッサ等の印字装置によって印字、感熱転写して作製
される乾式転写材における再転写シートに関するもので
ある。
[従来技術]
従来から、インスタントレタリングが、乾式転写材乃至
はシートを用いて、その上の附与された文字や図形等の
転写像乃至はインデイシア(indicia)を任意の
受容面へ剥離、転写せしめることにより、行われている
。そして、この転写材の転写像の形成される基本シート
としては、透明または半透明のプラスチックフィルム単
独か、或いはそのフィルム上に剥離性被膜を設けたもの
が用いられているが、この乾式転写材は、スクリーン印
刷等の印刷によって像を基本シート上に形成し、またそ
の上に感圧接着剤の接着層を設けて、その感圧接着剤の
接着力により基本シートから被転写物へ転写させるもの
である。
はシートを用いて、その上の附与された文字や図形等の
転写像乃至はインデイシア(indicia)を任意の
受容面へ剥離、転写せしめることにより、行われている
。そして、この転写材の転写像の形成される基本シート
としては、透明または半透明のプラスチックフィルム単
独か、或いはそのフィルム上に剥離性被膜を設けたもの
が用いられているが、この乾式転写材は、スクリーン印
刷等の印刷によって像を基本シート上に形成し、またそ
の上に感圧接着剤の接着層を設けて、その感圧接着剤の
接着力により基本シートから被転写物へ転写させるもの
である。
感熱転写方式により乾式転写材を製造することのできる
基本シートに関する報告が、特願昭61−275537
の願書に添付の明細書及び図面によりなされている。
基本シートに関する報告が、特願昭61−275537
の願書に添付の明細書及び図面によりなされている。
この報告では、水に対する接触角が少なくとも95°で
ある平滑な表面性状を有するポリエチレン、ポリプロピ
レン、フッ素系樹脂等のフィルムか、紙、金属箔、プラ
スチックフィルム基材の表面にシリコーン樹脂からなる
被覆層を形成したシートを用いている。
ある平滑な表面性状を有するポリエチレン、ポリプロピ
レン、フッ素系樹脂等のフィルムか、紙、金属箔、プラ
スチックフィルム基材の表面にシリコーン樹脂からなる
被覆層を形成したシートを用いている。
[発明が解決しようとする課題]
このような95°以上(特に105’以上)の接触角を
有するシートへ感熱転写により像を形成するためには、
インクの表面張力を小さくしてシート上を濡らした上、
シートとインク間の接着力をインク間の凝集力やインク
とポリエチレンテレフタレート(PET)基材との接着
力より大きくしなければならないので、インクの温度を
高くする必要がある。しかし、それを達成するためには
高印字エネルギーが要求されることになり、感熱転写装
置にとっては、ヘッドの耐久性、電源への負荷等、極め
て不利となる。
有するシートへ感熱転写により像を形成するためには、
インクの表面張力を小さくしてシート上を濡らした上、
シートとインク間の接着力をインク間の凝集力やインク
とポリエチレンテレフタレート(PET)基材との接着
力より大きくしなければならないので、インクの温度を
高くする必要がある。しかし、それを達成するためには
高印字エネルギーが要求されることになり、感熱転写装
置にとっては、ヘッドの耐久性、電源への負荷等、極め
て不利となる。
また、感熱転写により濡れ性の悪い面へ形成し抜
た像は、4面との付着力が弱いために、少々の圧力を加
えただけで再転写してしまうことになる。
えただけで再転写してしまうことになる。
そのため、必要外の像まで再転写することになり汚れの
原因となってしまう。しかも、取扱時に少々触れただけ
で像が取れてしまう問題にもなる。
原因となってしまう。しかも、取扱時に少々触れただけ
で像が取れてしまう問題にもなる。
状
更に、祈シートにおいては、表面の静摩擦係数が著しく
小さいので、感熱転写したインク像を再転写するときに
、シートが動きやすくて固定しがたいという問題がある
。それゆえ、再転写像が位置ずれしたり歪んだりして完
全な像が得られないことになる。
小さいので、感熱転写したインク像を再転写するときに
、シートが動きやすくて固定しがたいという問題がある
。それゆえ、再転写像が位置ずれしたり歪んだりして完
全な像が得られないことになる。
ところで、このように、感圧再転写時に問題となるシー
トの動きを防ぐために、特願昭62−80127では、
粘着材層を転写パターンとは別にシート上に設けたとい
う報告がなされている。
トの動きを防ぐために、特願昭62−80127では、
粘着材層を転写パターンとは別にシート上に設けたとい
う報告がなされている。
しかし、この粘着材層を部分的に所定の位置に設けるこ
とは、製造上の工夫を必要とし、且つ、専用の装置を用
いなければならないため、多大なコストがかかることに
なる。また、粘着剤面を使用時まで被覆するために、離
型紙等を付けなければならず、更に装置の工夫、コスト
が必要となる。
とは、製造上の工夫を必要とし、且つ、専用の装置を用
いなければならないため、多大なコストがかかることに
なる。また、粘着剤面を使用時まで被覆するために、離
型紙等を付けなければならず、更に装置の工夫、コスト
が必要となる。
その上、シリコーン樹脂からなる剥離性被覆層を設けた
シートにおいては、被覆層と粘着剤層の2種類を塗工す
る必要があり、また、どちらを先に塗工しても後から塗
工する時に影響を与える可能性が十分ある。即ち、シリ
コーンを先に塗工すると粘着剤塗工時にはじきを生じる
ことになり、−方、粘着剤を先に塗工すると、べとつき
が原因で塗工困難になり、このべとつきを防ぐために離
型紙を付けても、その厚みが影響してやはり塗工困難と
なる。たとえうまく製造できたとしても、粘着剤層は一
部にしか存在しないのだから、像の周り全てが固定され
ていないため、やはり、シートが動いてしまい、完全な
像を形成することは難しいのである。
シートにおいては、被覆層と粘着剤層の2種類を塗工す
る必要があり、また、どちらを先に塗工しても後から塗
工する時に影響を与える可能性が十分ある。即ち、シリ
コーンを先に塗工すると粘着剤塗工時にはじきを生じる
ことになり、−方、粘着剤を先に塗工すると、べとつき
が原因で塗工困難になり、このべとつきを防ぐために離
型紙を付けても、その厚みが影響してやはり塗工困難と
なる。たとえうまく製造できたとしても、粘着剤層は一
部にしか存在しないのだから、像の周り全てが固定され
ていないため、やはり、シートが動いてしまい、完全な
像を形成することは難しいのである。
ここにおいて本発明は、かかる事情を背景に為されたも
のであって、その第一の目的とする所は、再転写時にシ
ートの固定を容易とし、動きがたくした再転写シートを
提供することにある。
のであって、その第一の目的とする所は、再転写時にシ
ートの固定を容易とし、動きがたくした再転写シートを
提供することにある。
また、本発明の第二の目的は、再転写シート上のインク
像が少々の圧力や擦過により剥離しない再転写シートを
提供することにある。
像が少々の圧力や擦過により剥離しない再転写シートを
提供することにある。
更に、本発明の第三の目的は、低い転写エネルギーで良
好な転写品質を得られる再転写シートを提供することに
ある。
好な転写品質を得られる再転写シートを提供することに
ある。
更にまた、本発明の第四の目的は、インク像と再転写シ
ートとの付着力を、従来のものと比べて大きくしたにも
かかわらず、良好な再転写品質が得られる再転写シート
を提供することにある。
ートとの付着力を、従来のものと比べて大きくしたにも
かかわらず、良好な再転写品質が得られる再転写シート
を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
そして、本発明は、かかる目的を達成するために、再転
写シートの表面処理剤に100%以上の伸びと0.25
以上の静摩擦係数、80〜120”の接触角を付与した
ことを特徴とするものである。
写シートの表面処理剤に100%以上の伸びと0.25
以上の静摩擦係数、80〜120”の接触角を付与した
ことを特徴とするものである。
[作用]
上記の如き本再転写シートは感熱転写方式のプリンタ、
タイプライタ、ワードプロセッサ等の印字装置を用いて
、乾式転写材を作製するに際して、その印字される再転
写シート上に、本発明に従って、100%以上の伸びを
有する表面処理剤を使用する。
タイプライタ、ワードプロセッサ等の印字装置を用いて
、乾式転写材を作製するに際して、その印字される再転
写シート上に、本発明に従って、100%以上の伸びを
有する表面処理剤を使用する。
[実施例]
本発明に従う再転写シート10は、例えば、図面に示さ
れるように、基材11の一方の面上に表面処理剤層12
を形成することによりなる。
れるように、基材11の一方の面上に表面処理剤層12
を形成することによりなる。
かかる基材11は、25〜200廟、好ましくは、50
〜150腐の厚みを有することが望ましい。そして、製
造上、取扱上十分な機械的強度を有している一方、感圧
再転写時に圧力がかかり易いように、また、感熱転写で
乾式転写材を製造し易いように、ある程度の柔軟性を有
することが望ましい。
〜150腐の厚みを有することが望ましい。そして、製
造上、取扱上十分な機械的強度を有している一方、感圧
再転写時に圧力がかかり易いように、また、感熱転写で
乾式転写材を製造し易いように、ある程度の柔軟性を有
することが望ましい。
しかし、あまり伸びの大きいものでは、再転写時に加圧
することにより基材が伸びてしまい、像に歪みが生じる
ため、好適には200%以下の伸びを有するフィルムが
よい。
することにより基材が伸びてしまい、像に歪みが生じる
ため、好適には200%以下の伸びを有するフィルムが
よい。
また、感圧再転写時に正確に像を被転写物上へ再転写で
きるように、基材は、透明あるいは半透明であるのが好
ましく、特に、感熱転写像が完全に再転写したかどうか
確認し易い、半透明のシートであることが望ましい。
きるように、基材は、透明あるいは半透明であるのが好
ましく、特に、感熱転写像が完全に再転写したかどうか
確認し易い、半透明のシートであることが望ましい。
そして、このような特性を供えた基材としては、一般に
、プラスチックフィルム、紙、金属箔等が用いられる。
、プラスチックフィルム、紙、金属箔等が用いられる。
プラスチックフィルムの例としては、エチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体
やテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共
重合体のフッ素樹脂からなるフッ素系フィルム、ポリエ
チレンテレフタレート、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩
化ビニル、ポリカーボネート、ポリサルフォン、エチL
/ンー酢Mビニル共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
ェン−スチレン共重合体、アイオノマー等が挙げられる
。
ロピレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体
やテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共
重合体のフッ素樹脂からなるフッ素系フィルム、ポリエ
チレンテレフタレート、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩
化ビニル、ポリカーボネート、ポリサルフォン、エチL
/ンー酢Mビニル共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
ェン−スチレン共重合体、アイオノマー等が挙げられる
。
次に基材11の一面に形成される表面処理剤層12は、
表面の静摩擦係数が0.25以上、好ましくは、0,3
以上であることが望ましい。
表面の静摩擦係数が0.25以上、好ましくは、0,3
以上であることが望ましい。
これは、インク像13をシート上から被転写物上へ再転
写する時に、シートが動いて位置ずれしないように固定
して、完全な再転写像を形成可能とするために必要とな
る。
写する時に、シートが動いて位置ずれしないように固定
して、完全な再転写像を形成可能とするために必要とな
る。
また、水との接触角を80〜120°好ましくは、80
〜110°とすることにより、インク像13と再転写シ
ートとの付着力を大きくすることができるため、少々の
押さえ圧で不要部分までも再転写することがないように
なる。そして、擦っても剥がれがたくなるので、取扱が
容易となる。
〜110°とすることにより、インク像13と再転写シ
ートとの付着力を大きくすることができるため、少々の
押さえ圧で不要部分までも再転写することがないように
なる。そして、擦っても剥がれがたくなるので、取扱が
容易となる。
更に、これまで、大きな像を感熱転写装置で転写させる
時、ヘッドが小さいシリアルの場合には、何回にも分け
て像を形成する必要があり、重ねて転写させなければい
けなかった。そのため、前に転写した像を次の転写時に
ヘッドが掻き取ってしまって、完全な像ができないとい
う問題があった。
時、ヘッドが小さいシリアルの場合には、何回にも分け
て像を形成する必要があり、重ねて転写させなければい
けなかった。そのため、前に転写した像を次の転写時に
ヘッドが掻き取ってしまって、完全な像ができないとい
う問題があった。
それゆえ、−行ごとに像を分割し、離して転写させるこ
とによって、ヘッドによる像の掻き取りを防止して、再
転写する時に分割像を次々にあわせて再転写像を完成さ
せていたが、本発明のシートを用いれば、付着力が大き
くなるために、大きな像をつなげた状態で熱転写するこ
とができるようになる。
とによって、ヘッドによる像の掻き取りを防止して、再
転写する時に分割像を次々にあわせて再転写像を完成さ
せていたが、本発明のシートを用いれば、付着力が大き
くなるために、大きな像をつなげた状態で熱転写するこ
とができるようになる。
そして、濡れ性が良くなり、付着力が大きくなるために
、低い熱転写エネルギーで感熱転写像を形成することが
可能となり、その品質も良好なものが得られるようにな
るのである。
、低い熱転写エネルギーで感熱転写像を形成することが
可能となり、その品質も良好なものが得られるようにな
るのである。
更にまた、この表面処理剤は、100%以上の伸びを有
することが望ましい。これにより、再転写時に加圧する
ことによって、表面処理剤が一方的に伸びるため、表面
処理剤と像との付着力が弱くなる。それで、濡れ性が良
く、付着力が大きい表面処理剤であっても、再転写性が
良好となるのである。
することが望ましい。これにより、再転写時に加圧する
ことによって、表面処理剤が一方的に伸びるため、表面
処理剤と像との付着力が弱くなる。それで、濡れ性が良
く、付着力が大きい表面処理剤であっても、再転写性が
良好となるのである。
上記、表面処理剤として用いられるものの例として、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、アイオノマー二チレンーメタクリル酸共重合
体、シリコーン、等が挙げられる。
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、アイオノマー二チレンーメタクリル酸共重合
体、シリコーン、等が挙げられる。
このような表面処理剤を上記シート上に設けることによ
り、感熱転写性、再転写性、耐擦過性、取扱時の像の付
着力、再転写時のシートの固定等の良好な再転写シート
を得ることができる。
り、感熱転写性、再転写性、耐擦過性、取扱時の像の付
着力、再転写時のシートの固定等の良好な再転写シート
を得ることができる。
尚、かかる再転写シート上に所望の転写像を感熱転写す
るために用いられるインクリボンは、通常の感熱転写型
のプリンタ、タイプライタ、ワードプロセッサ等の印字
装置に用いられている、ワックス主体のイン、りを塗布
したものであってもなんら差し支えないが、特に感熱転
写性、感圧再転写性をいっそう向上させた転写性調整層
とインク層よりなる二層構造のインクリボンを使用する
ことか望ましい。この転写性調整層は、トップコート層
としてインク層の上に設けられるものであって、インク
層より感熱接着性、硬度、粘度、凝集力の大きな層であ
って、これにより、濡れ性の悪い再転写シート上への感
熱転写性が著しく良好となるのであり、また、一体とな
って感圧再転写することが可能となる。そのうえ、イン
ク層に感圧接若性を持たせることにより、−層、感圧再
転写性が良好となるのである。
るために用いられるインクリボンは、通常の感熱転写型
のプリンタ、タイプライタ、ワードプロセッサ等の印字
装置に用いられている、ワックス主体のイン、りを塗布
したものであってもなんら差し支えないが、特に感熱転
写性、感圧再転写性をいっそう向上させた転写性調整層
とインク層よりなる二層構造のインクリボンを使用する
ことか望ましい。この転写性調整層は、トップコート層
としてインク層の上に設けられるものであって、インク
層より感熱接着性、硬度、粘度、凝集力の大きな層であ
って、これにより、濡れ性の悪い再転写シート上への感
熱転写性が著しく良好となるのであり、また、一体とな
って感圧再転写することが可能となる。そのうえ、イン
ク層に感圧接若性を持たせることにより、−層、感圧再
転写性が良好となるのである。
以下に、本発明を更に具体的に示す幾つかの実施例を示
し、本発明を更に具体的に明らかにすることとするが、
本発明が、そのような記載によって何らの制約をも受け
るものでないことは、言うまでもないところである。
し、本発明を更に具体的に明らかにすることとするが、
本発明が、そのような記載によって何らの制約をも受け
るものでないことは、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正
、改良等を加え得るものであることが理解されるべきで
ある。
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正
、改良等を加え得るものであることが理解されるべきで
ある。
実施例 1
50虜の厚さを有するポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接
触角が85〜90″で、静摩擦係数が0.45程度の、
表面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の伸び
は、600%である。
ルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接
触角が85〜90″で、静摩擦係数が0.45程度の、
表面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の伸び
は、600%である。
表面処理剤組成 重量部エチレン−
酢酸ビニル共重合体 10C三井デユポンポリケ
ミカル(株)製 EVAFLEX420] トルエン 90このよう
にして得られた再転写シート上に、感熱転写型のワード
プロセッサによりインクを感熱転写して、所望の転写像
を有する乾式転写材を得た。その際、従来よりエネルギ
ーを低減することができ、しかも、良好な転写像を得る
ことができる。そして、この得られた乾式転写材を用い
て、紙、プラスチック等の被転写物への感圧再転写を行
ったところ、きれいな再転写を得ることができた。その
上、シートの動きが少なく、固定して再転写できるので
、良好な再転写像を得やすいという利点があった。
酢酸ビニル共重合体 10C三井デユポンポリケ
ミカル(株)製 EVAFLEX420] トルエン 90このよう
にして得られた再転写シート上に、感熱転写型のワード
プロセッサによりインクを感熱転写して、所望の転写像
を有する乾式転写材を得た。その際、従来よりエネルギ
ーを低減することができ、しかも、良好な転写像を得る
ことができる。そして、この得られた乾式転写材を用い
て、紙、プラスチック等の被転写物への感圧再転写を行
ったところ、きれいな再転写を得ることができた。その
上、シートの動きが少なく、固定して再転写できるので
、良好な再転写像を得やすいという利点があった。
ところで、この表面処理剤の厚みを1m、3m、5Ja
と変えたところ、5..3..1腐の順で再転写性が良
好であった。これは、厚みが大きい方が、伸びの絶対量
が大きいためであると考えられる。
と変えたところ、5..3..1腐の順で再転写性が良
好であった。これは、厚みが大きい方が、伸びの絶対量
が大きいためであると考えられる。
実施例2
厚さが100廟のナイロンフィルムを用いて、その上に
下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接触角が85
〜90°で、静摩擦係数が0.45程度の、平滑な表面
を有する再転写シートを得た。この表面処理剤の伸びは
600%である。
下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接触角が85
〜90°で、静摩擦係数が0.45程度の、平滑な表面
を有する再転写シートを得た。この表面処理剤の伸びは
600%である。
表面処理剤組成 重量部エチレン−
酢酸ビニル共重合体 100[三井石油化学工業(
株)製 ケミパールV−2001 そして、このようにして得られた再転写シートを用いて
、実施例1と同様に乾式転写材を製造し、被転写物上に
再転写像を感圧再転写により形成したところ、きれいな
再転写像を得ることができた。
酢酸ビニル共重合体 100[三井石油化学工業(
株)製 ケミパールV−2001 そして、このようにして得られた再転写シートを用いて
、実施例1と同様に乾式転写材を製造し、被転写物上に
再転写像を感圧再転写により形成したところ、きれいな
再転写像を得ることができた。
実施例 3
厚さが50Jaのポリプロピレンフィルムを用いて、そ
の上に下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接触角
が87〜90″で、静摩擦係数が0゜32程度の再転写
シートを得た。この表面処理剤の伸びは、650%であ
る。
の上に下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接触角
が87〜90″で、静摩擦係数が0゜32程度の再転写
シートを得た。この表面処理剤の伸びは、650%であ
る。
表面処理剤組成 重量部エチレン−
酢酸ビニル共重合体 10[三片デュポンポリケ
ミカル(株) 製EVAFLEX640] トルエン 90そして、
このようにして得られた再転写シートを用いて、実施例
1と同様に乾式転写材を製造し、被転写物上に再転写像
を感圧再転写により形成したところ、きれいな再転写像
を得ることができた。
酢酸ビニル共重合体 10[三片デュポンポリケ
ミカル(株) 製EVAFLEX640] トルエン 90そして、
このようにして得られた再転写シートを用いて、実施例
1と同様に乾式転写材を製造し、被転写物上に再転写像
を感圧再転写により形成したところ、きれいな再転写像
を得ることができた。
比較例 1
厚さが100麿の高密度ポリエチレンフィル春を用いて
、実施例3と同様にして乾式転写材を作製した。しかし
、このフィルムの伸びは500%とと大きいために、再
転写時に局所的に加圧すると、フィルムが伸びてしまっ
て、再転写像が歪む原因となってしまう。それゆえ、き
れいな再転写像を得るのは難しい。
、実施例3と同様にして乾式転写材を作製した。しかし
、このフィルムの伸びは500%とと大きいために、再
転写時に局所的に加圧すると、フィルムが伸びてしまっ
て、再転写像が歪む原因となってしまう。それゆえ、き
れいな再転写像を得るのは難しい。
比較例 2
50麿の厚さを有するポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接
触角が110〜120°で、静摩擦係数が0.21程度
の、表面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の
伸びは、0%である。
ルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接
触角が110〜120°で、静摩擦係数が0.21程度
の、表面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の
伸びは、0%である。
表面処理剤組成 重量部シリコーン
10[信越化学工業(株
)製KS−841]硬化剤
0.3[信越化学工業(株)製PL−8] トルエン 90このように
して得られた再転写シートは、濡れ製が悪いために、感
熱転写装置で像を転写させるときに、高いエネルギーが
必要となり、転写像が不完全になりやすい。そして、イ
ンク像の付着力も弱くなり、擦り等によって1象がすぐ
に剥がれることになる。また、静摩擦係数が小さいため
に、再転写時のシート固定が難しく、動いてしまうため
に、再転写像がずれて歪んでしまったり、位置ずれした
りしてしまう。
10[信越化学工業(株
)製KS−841]硬化剤
0.3[信越化学工業(株)製PL−8] トルエン 90このように
して得られた再転写シートは、濡れ製が悪いために、感
熱転写装置で像を転写させるときに、高いエネルギーが
必要となり、転写像が不完全になりやすい。そして、イ
ンク像の付着力も弱くなり、擦り等によって1象がすぐ
に剥がれることになる。また、静摩擦係数が小さいため
に、再転写時のシート固定が難しく、動いてしまうため
に、再転写像がずれて歪んでしまったり、位置ずれした
りしてしまう。
比較例 3
50、の厚さを有するポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接
触角か74〜78°で、静摩擦係数が0.75程度の、
表面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の伸び
は、350%である。
ルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接
触角か74〜78°で、静摩擦係数が0.75程度の、
表面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の伸び
は、350%である。
表面処理剤組成 重量部アイオノマ
ー樹脂 100[三片石油化学工業(
株)製 ケミパール5A−1001 このようにして得られた再転写シートは、濡れ性が良好
なために、感熱転写により転写像を転写させると、イン
クと表面処理剤が強力に付着するので、再転写が不完全
になりきれいな再転写像を形成することができない。
ー樹脂 100[三片石油化学工業(
株)製 ケミパール5A−1001 このようにして得られた再転写シートは、濡れ性が良好
なために、感熱転写により転写像を転写させると、イン
クと表面処理剤が強力に付着するので、再転写が不完全
になりきれいな再転写像を形成することができない。
比較例 4
50、の厚さを有するポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接
触角が100’前後で、静摩擦係数が0.25程度の、
表面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の伸び
は、0%である。
ルム上に、下記組成の表面処理剤を塗工して、水との接
触角が100’前後で、静摩擦係数が0.25程度の、
表面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の伸び
は、0%である。
表面処理剤組成 重量部シリコーン
100[信越化学工業(株
)製KR−2511このようにして得られた再転写シー
トは、適度の濡れ性であるにもかかわらず、伸びが全く
ないために、再転写が不完全になる。再転写シートの表
面にインク像が強固に付着するために、インクが一体と
なって再転写せずに、表面処理剤上に残ってしまうので
ある。
100[信越化学工業(株
)製KR−2511このようにして得られた再転写シー
トは、適度の濡れ性であるにもかかわらず、伸びが全く
ないために、再転写が不完全になる。再転写シートの表
面にインク像が強固に付着するために、インクが一体と
なって再転写せずに、表面処理剤上に残ってしまうので
ある。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、感熱転写方式のプリン
タ、タイプライタ、ワードプロセッサ等の印字装置を用
いて、乾式転写材を作製するに際して、その印字される
再転写シート上に、本発明に従って、100%以上の伸
びを有する表面処理剤を使用することにより、従来より
濡れ性のよい面へ印字した転写像を良好に再転写させる
ことが可能となる。そのため、感熱転写エネルギーも低
減でき、綺麗な印字像を得ることができる。また、イン
ク像の付着力が大きいために、耐擦過性が良好となり、
取扱が容易となる。その上、静摩擦係数が大きくできる
ため、再転写時のシート固定が容易となり、完全な再転
写像の形成が可能となる。
タ、タイプライタ、ワードプロセッサ等の印字装置を用
いて、乾式転写材を作製するに際して、その印字される
再転写シート上に、本発明に従って、100%以上の伸
びを有する表面処理剤を使用することにより、従来より
濡れ性のよい面へ印字した転写像を良好に再転写させる
ことが可能となる。そのため、感熱転写エネルギーも低
減でき、綺麗な印字像を得ることができる。また、イン
ク像の付着力が大きいために、耐擦過性が良好となり、
取扱が容易となる。その上、静摩擦係数が大きくできる
ため、再転写時のシート固定が容易となり、完全な再転
写像の形成が可能となる。
ところで、静摩擦係数が0.25以上で、水に対する接
触角が80〜120°である表面処理剤を用いて、この
表面処理剤の主成分として、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリエチレンを使用すれば、上記効果をより確か
にすることができる。
触角が80〜120°である表面処理剤を用いて、この
表面処理剤の主成分として、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリエチレンを使用すれば、上記効果をより確か
にすることができる。
図面は、本発明に従う再転写シートの一例を示す断面説
明図である。 図中、10は再転写シート、11はシート基材、12は
表面処理剤、13はインク像である。
明図である。 図中、10は再転写シート、11はシート基材、12は
表面処理剤、13はインク像である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、感熱転写方式により作製される乾式転写材を製造す
るための再転写シートにおいて、該シートの一方の面に
形成される表面処理剤が、100%以上の伸びを有する
ことを特徴とする再転写シート。 2、請求項1記載の再転写シートであって前記表面処理
剤の組成中にエチレン−酢酸ビニル共重合体が含まれる
ことを特徴とする再転写シート。 3、請求項1あるいは2記載の再転写シートであって前
記表面処理剤の組成中にポリエチレンが含まれているこ
とを特徴とする再転写シート。 4、請求項1乃至3のいずれかに記載の再転写シートで
あって前記表面処理剤の静摩擦係数が0.25以上であ
り、且つ水との接触角が80〜120°であることを特
徴とする再転写シート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63227856A JPH0274393A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 再転写シート |
US07/405,279 US4973509A (en) | 1988-09-12 | 1989-09-11 | Image-retransfer sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63227856A JPH0274393A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 再転写シート |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8195993A Division JPH09169171A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 再転写シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0274393A true JPH0274393A (ja) | 1990-03-14 |
JPH0478472B2 JPH0478472B2 (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=16867439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63227856A Granted JPH0274393A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 再転写シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0274393A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03266693A (ja) * | 1990-03-16 | 1991-11-27 | Brother Ind Ltd | 再転写シート |
US5156708A (en) * | 1990-10-25 | 1992-10-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Transfer sheet to be used for producing a dry transfer material |
JPH09234893A (ja) * | 1995-12-25 | 1997-09-09 | Nippon Paper Ind Co Ltd | 熱転写記録方法及びそれに用いる間接転写媒体 |
Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB906934A (en) * | 1958-01-21 | 1962-09-26 | Letraset International Ltd | Improvements in or relating to methods of and means for the production of designs |
GB959670A (en) * | 1958-01-21 | 1964-06-03 | Letraset International Ltd | Adhesive transfers |
JPS50155314A (ja) * | 1974-05-06 | 1975-12-15 | ||
JPS5522984A (en) * | 1977-10-04 | 1980-02-19 | Letraset International Ltd | Copying material |
JPS5884791A (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写印刷方法 |
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JPS60228190A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-13 | Iwaki Glass Kk | 熱転写方法 |
JPS6189973U (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-11 | ||
JPS61211076A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-19 | Kyodo Printing Co Ltd | 転写紙の製造方法 |
JPS61295094A (ja) * | 1985-06-25 | 1986-12-25 | Canon Inc | 感熱転写記録方法 |
JPS62257886A (ja) * | 1986-05-02 | 1987-11-10 | Ricoh Co Ltd | 画像転写方法 |
JPS62200468U (ja) * | 1986-06-12 | 1987-12-21 | ||
JPS63128977A (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-01 | Brother Ind Ltd | インスタントレタリング用乾式転写シ−トの製造方法 |
JPS63128987A (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-01 | Brother Ind Ltd | 乾式転写材の基本シ−ト |
-
1988
- 1988-09-12 JP JP63227856A patent/JPH0274393A/ja active Granted
Patent Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB906934A (en) * | 1958-01-21 | 1962-09-26 | Letraset International Ltd | Improvements in or relating to methods of and means for the production of designs |
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JPS63128987A (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-01 | Brother Ind Ltd | 乾式転写材の基本シ−ト |
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---|---|---|---|---|
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US5156708A (en) * | 1990-10-25 | 1992-10-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Transfer sheet to be used for producing a dry transfer material |
JPH09234893A (ja) * | 1995-12-25 | 1997-09-09 | Nippon Paper Ind Co Ltd | 熱転写記録方法及びそれに用いる間接転写媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0478472B2 (ja) | 1992-12-11 |
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