JPH0271400A - 路車間通信方法 - Google Patents

路車間通信方法

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JPH0271400A
JPH0271400A JP22327088A JP22327088A JPH0271400A JP H0271400 A JPH0271400 A JP H0271400A JP 22327088 A JP22327088 A JP 22327088A JP 22327088 A JP22327088 A JP 22327088A JP H0271400 A JPH0271400 A JP H0271400A
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Masahiro Nishio
西尾 誠裕
Yoshizo Shibano
儀三 芝野
Kunihiko Mitsufuji
三藤 邦彦
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、片側車線を包含する通信領域を有し且つ進
行方向に対応した各種データを送信する路側装置と、上
下両側車線を包含する通信領域を有し且つ」二下両進行
方向に対応した各種データを放射する路側装置からなる
2種類の路側装置を道路網の所定の位置に配置し、路側
装置と車両との間で送受信するようにした路側ビーコン
方式に関するものである。
〈従来の技術〉 路側ビーコン方式は、路側アンテナから路側アンテナの
位置データを示す標識電波を道路上の狭い範囲に放射し
、車両に搭載されるナビゲーション装置の位置較正を行
なうことを当初の目的としていた。
しかし、路側ビーコン方式の有効活用を図り、ナビゲー
ション装置を搭載している車両のみならずナビゲーショ
ン装置を搭載していない車両にも進行方向に対応した各
種情報、例えば、■路側アンテナが設置されている箇所
の周辺における道路の混雑情況、工事、その他の道路使
用状況等の交通情報、■路側アンテナが設置されている
箇所の周辺における住宅配置、個人名をも含む詳細な地
図情報、■路側アンテナが設置されている箇所を含む、
ある程度広い範囲にわたる道路地図情報等を与えること
が要請されている。即ち、■の交通情報により運行のス
ムース化を可能にすると共に、■■の地図情報により目
的地への到達を容品にする為である。
上記各種情報を路側装置から車両に提供する方法として
は、第6図Aに示されるように、一つの路側アンテナ 
(a)の放射領域(b)が上下両車線(cl)(C2)
を包含するように指向性を向け、上下両車線(el)(
C2)の前方に関する情報を乗せた電波を放射する方法
(以下、共用ビーコンと略称する)、及び第6図Bに示
されるように、片側車線(cl)(C2)毎に路側アン
テナ(al)(a2)を設置し、各路側アンテナ(al
)(a2)の放射領域(bi) (b2)がそれぞれの
車線を包含するように指向性を向け、当該車線の進行方
向前方の情報を乗せた電波を放射する方法(以下、片側
ビーコンと略称する)の2種類がある。
」1記共用ビーコンであれば、ナビゲーション装置を搭
載していない車両に対しては方位センサに替わる方向識
別信号を車両に供給することが必要になる。共用ビーコ
ンは上下両車線の情報を送信しており、方位センサを搭
載していない車両は進行方向を自ら判別することができ
ないから、180度相違した情報を取り込む可能性があ
るからである。
上記L1側ビーコンであれば、当該車線の進行方向前方
の情報を乗せた電波を放射するから、車両側において進
行方向を判別する必要が無くナビゲーション装置を搭載
していない車両にも進行方向に対応した情報を取り込ま
せることができると考えられる。しかし、片側ビーコン
では走行レーンの中央で放射領域を分離することが困難
であり、電波が反対車線に漏れ、反対車線を走行してい
る車両が逆方向の情報を取り込むという問題があり、共
用ビーコンと同様に方向識別信号を車両に供給すること
が必要になる。また、共用ビーコンの倍の路側装置が必
要となる。
以上の観点から、本願出願人は特願昭63〜45616
号において、主として共用ビーコン適用した路側ビーコ
ン方式を提案している。
特願昭63−45816号に係る路側ビーコン方式は、
路側アンテナを主放射方向が異なる2個のアンテナエレ
メントの対で構成し、位置データ、交通情報、道路地図
情報等の種々のデータからなる送信データフレームに基
いて変調した第1の変調波信号を2分し、それぞれに対
して送信データフレームと同期し且つ互に逆相に設定さ
れた変調信号により振幅変調した第2の変調波信号を、
第1の変調波信号が同相になるように路側アンテナから
放射し、車載受信装置側で復調した振幅変調成分の位相
と送信データフレームの位相とを比較し、位相が正相か
ら逆相と変わるか、逆相から正相に変わるかによって車
両の進行方向を判定するようにしたものである。 上記
巧妙な方法により、ナビゲーション装置を搭載していな
い車両に対して車両の進行方向を判定させ、進行方向前
方の情報を取り込ませることができる。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、電波障害等を考慮すれば、電波は極力狭い範
囲に放射することが好ましいという観点から、片側1車
線程度の狭い道路に対しては、共用ビーコンを採用し、
片側2車線程度の広い道路に対しては、片側ビーコンを
採用して極力狭い範囲に電波を放射するすることが検討
され、さらに、路側アンテナを介して中央局と車両との
間で送受信をも行なわせることが考えられ始めた。
片側両側の両ビーコンを併用し、さらに路側アンテナを
介して中央局と車両との間で送受信をも行なわせるには
、車両側は路側アンテナの通信領域内に存在している間
に、進行方向を判定して受信すべき信号か否かを判定し
、自車両を認識させるための信号等を進行方向に対応し
た路側アンテナに送信しなければならない。尚、路側ア
ンテナの通信領域は放射領域と略一致する。
しかしながら、共用ビーコンに本件出願人の先願に係る
路側ビーコン方式を適用することにより、車両側で進行
方向を判定することができるから、受信すべき信号か否
か判定することができるが、片側ビーコンと併用するた
めに、車両から送信すべき路側アンテナか否か迅速に判
定することができない。
また、通信領域が狭い片側ビーコンに本件出願人の先願
に係る路側ビーコン方式をそのまま適用した場合には、
車両側において、フレーム同期を回復した後、振幅変調
成分との位相比較等を行なって進行方向を判定するので
、同期させるのに若干時間を必要とする。従って、通信
領域が狭い片側ビーコン方式においては、進行方向の判
定を行なった時点では、既に通信領域を出てしまう虞れ
がある。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、通信
領域にいる間に車両から受信すべきか否か迅速に判定す
ることを可能にし、また車両を認識させるための信号を
送信すべきか否か迅速に判定することを可能にする路側
ビーコン方式を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するためのこの発明の路側ビコン方式は
、路側装置の路側アンテナが互に異なる主放射方向を有
する少なくとも一つづつのアンテナエレメントの対を有
するものであり、路側装置の種類に対応したデータを先
頭に配置した送信データフレーム信号を生成し、該送信
データフレーム信号に基いて変調を施した第1の変調波
信号を2分し、それぞれに対し送信データフレームと同
期し且つ互に逆相に設定された変調信号による振幅変調
を施して第2の変調波信号を得、該第2の変調波信号が
、第1の変調波信号が同相になるようにアンテナエレメ
ントに給電されており、車両に搭載された受信装置は、
上記路側アンテナからの送信信号を受信して振幅変調成
分を抽出し、上記第1の変調波信号を復調して送信デー
タフレームを復元すると共に、復元した送信データフレ
ームにより送信データフレームに同期した変調信号を再
生し、上記振幅変調成分の位相とを比較することにより
、何れの主放射方向の領域にいるか検出し、且つ復元し
た送信データフレームの路側装置の種類に対応したデー
タと主放射方向の領域とを比較して受信すべき信号であ
るか否かを判別することを特徴とする。
また、請求項1の路側ビーコン方式において、車両側に
送信装置を搭載し、受信装置により受f:すべき信号で
あるか否かを判別し、受信すべき信号である場合には、
路側アンテナへ送信し、受信すべき信号でない場合には
路側アンテナへ送信しないことを特徴とする特 許 〈作用〉 以上の構成であれば、路側アンテナから車載受信装置に
、路側装置の種類に対応したデータ、及び進行方向を判
別させる信号を与えているので、車載受信装置は、路側
装置の種類に対応したデータにより路側装置を区別する
ことができ、路側装置の種類と、進行方向の判定結果と
を比較することにより、受信すべきか否かを迅速判別す
ることができる。
さらに詳細に説明すれば、路側装置は、路側装置の種類
に対応したデータ、即ち共用ビーコンか片側ビーコンか
を区別するためのデータを先頭に配置した送信データフ
レームで変調した第1の変調波信号を2分し、それぞれ
に対して送信データフレームと同期し且つ互に逆相に設
定された変調信号により振幅変調した第2の変調波信号
を路側アンテナから2方向に放射する。但し、何れの主
放射方向を正相にするか逆相にするかは、統一する。例
えば、共用ビーコンにおいては、上りから下り方向に進
行するに従って正相から逆相になるように振幅変調する
。また、片側ビーコンにおいては、進行方向に従って正
相から逆相になるように振幅変調する。
車両側では、まず復調した振幅変調成分の位相と送信デ
ータフレームの位相とを比較し、位相が正相か逆相かを
判定する。次に、送信データフレームの配置されている
路側装置の種類に対応したデータにより共用ビーコンか
片側ビーコンかを区別し、さらにビーコンの種類と位相
とを比較し、受信すべき信号か否かを判別する。例えば
、片側ビーコン且つ正相である場合には受信して情報を
取り込み、片側ビーコン且つ逆相である場合には、受信
しない。また、共用ビーコンの場合は、正相逆相に拘イ
つらず受信し、位相が正相から逆相に変化するか、逆相
から正相に変化するかによって上りから下りに進行して
いるか、下りから」ニリに進行しているかを判別し、送
信データフレームから進行方向に対応した情報を選別し
て取り込む。
また、請求項2の発明であれば、請求項10車載受信装
置により受信すべき信号かであると判別した場合には、
送信するようにしているので、進行方向に対応した路側
アンテナに対して送信することができる。
〈実施例〉 以下には、図面を参照して、この発明の一実施例につい
て詳細に説明をする。尚、路側装置の配置構成は既に示
した第6図の通りである。
第1A図は、この発明の一実施例に係る路側装置の構成
ブロック図であり、第2図は、第1A図における信号を
図解的に表わす波形図である。
第1A図において、データ送信器(II)は、位置。
方位(道路の向き)、道路情報、交通情報(双方向通信
の路側ビーコンシステムの場合はメツセージやFAX等
のデータを含んでいる)等を直列符号列にして、出力す
るコンポーネントである。
このデータ送信器(11)から送出される信号は、第2
図の「A:送信データフレーム」に示されるように、フ
レーム単位で間欠的に繰返し送出され、共用ビーコンの
フレームは、ヘッダ、共通データ正相対応データおよび
逆相対応データを含んでいる。また、片側ビーコンのフ
レームは、逆相対応データを除いている。上記フレーム
の先頭に配列されたヘッダは、共用ビーコンか片側ビー
コンかを区別するためのビーコン区別、符号エレメント
の同期、フレームの同期等の通信上必要な機能が持たせ
られた部分である。また、送信データフレームの送信レ
ートは、この実施例の場合、512kbpsに設定され
ている。
データ送信器(11)から送出される送信データフレー
ムは、データ変調器(12)に与えられる。
データ変調器(I2)は、搬送波発生器(14)から与
えられる搬送波fc(中心周波数がfcの搬送波)を送
信データフレームで変調して、第1の変調波信号を作る
ものである。データ変調器(12)における変調方式は
、振幅変調1周波数変調1位相変調等を問わず、いかな
る変調方式であってもよい。
この実施例の場合は、P S K Cphase sh
lftkeying)変調器またはA S K (am
plitude shiftkeying)変調器が使
用されている。性能的には、データ変調器(12)はP
SK変調器とするのが好ましいが、低コスト化を図る場
合はASK変調器を用いればよい。
データ変調器(12)で作られた第1の変調波信号は、
2分されて、それぞれ振幅変調器(15)および(16
)へ!j、えられる。
変調信号発生器(13)は、振幅変調信号fm(中心周
波数がfmの信号)を発生するものであるが、データ送
信器(11)から与えられる同期信号によって、振幅変
調信号fmが送信データフレームに同期するようにされ
ている。具体的には、この実施例の場合、データ送信器
(11〉で用いられているのと同じクロック信号をカウ
ントダウンし、かつ、データ送信器(11)からの同期
信号に合わせて動作開始するようにされている。
振幅変調信号の周波数fmには、上述の搬送波fcやデ
ータ送信レートに比べて十分に低い周波数が選ばれてい
る。具体的には、この実施例の場合1. k Hz程度
の周波数が採用されている。変調信号発生器(I3)か
ら出力される送信データフレームと同期した振幅変調信
号fmは、そのまま振幅変調器(工5)へ与えられ、ま
た、180°移相器(17)で逆相に反転されて振幅変
調器(1G)へ与えられる。
振幅変調器(15)は、データ変調器(12)から与え
られる第1の変調波信号を、変調信号発生器(13)の
出力である振幅変調信号fmで振幅変調するもので、変
調信号fmの変調率は、第1の変調波信号があまり小さ
くならないように、0.5以下に選ばれている。振幅変
調器(15)で変調された信号は、第2図の「B:第2
の変調波信号(正相)」で表わされる信号となり、分波
器(18a)を通してスプリットビームアンテナ(19
)へ与えられる。
振幅変調器(16)も、振幅変調器(15)と等しい構
成であって、データ変調器(12)から与えられる第2
の変調波信号を、180°移相器(17〉で逆相にされ
た振幅変調信号fmで振幅変調する。この結果、振幅変
調器(16)の出力は、第2図の「C:第2の変調波信
号(逆相)」で示される信号になる。
この第2の変調波信号(逆相)も分波器(J、8b)を
通してスプリットビームアンテナ(19)へ与えられる
。尚、何れの主放射方向を正相にするか逆相にするかは
、統一する。例えば、共用ビーコンにおいては、上りか
ら下り方向に進行するに従って正相から逆相になるよう
に振幅変調する。また、片側ビーコンにおいては、進行
方向に従って正相から逆相になるように振幅変調する。
スプリットビームアンテナ(19)は、第3図にその一
例が示されているように、異なる主放射方向、は受信指
向性を持つアンテナエレメント(18a)および(18
b)を含む構成である。このアンテナ(19)は、信号
が同相給電されると、各アンテナエレメント (19a
) 、 (19b)から放射される放射信号が合成和と
なり、第4A図に示されるような放射電界強度を示す。
また、信号が逆相給電されると、第4B図に示されるよ
うに、異なる主放射方向の境界線における放射電界強度
が急激なレベル低下をし、スプリットビーム指向性を示
す。尚、受信指向性は、第4A図に示した電界強度と一
致する。
路側装置側の受信器(20〉は、車両側からの送信信号
、例えば、車両のID信号、通信許可信号等を受信して
中央局に伝送するコンポーネントである。
路側装置のスプリットビームアンテナ(19)から放射
される信号は、第1B図に示される構成の車両に搭載さ
れた送受信装置によって処理される。
第1B図において、アンテナ(21)で受信された信号
は、分波器(22)を通して受信増幅器(23)に供給
され、受信増幅器(23)で必要なレベルまで増幅され
、データ復調器(24)および変調信号復調器(25)
へ与えられる。データ復調器(24)は、路側装置のデ
ータ変調器(第1A図参照)に対応するもので、第1の
変調波信号を復調して受信データフレームを得るための
ものである。データ復調器(24)で復調された受信デ
ータフレームは、同期検出器(26)へ与えられる。
同期検出器(26)は、受信データフレームよりエレメ
ント同期やフレーム同期を検出するもので、受信データ
の復元および変調信号再生用として機能している。同期
検出器(26)で復元されたビーコン区別データなどの
受信データは、データ処理部(27)へ与えられ、また
、同期検出器(26)の出力は変調信号再生器(28)
へ与えられる。
変調信号再生器(28)は、路側装置の変調信号発生器
(+3) (第1A図)と同じ機能を持つもので、受信
データフレームを基にしたフレーム同期信号と受信デー
タクロックとにより変調信号fm’を再生するものであ
る。再生された変調信号fm’は、位相比較器(29)
の一方入力端子へ与えられる。
上述した変調信号復調器(25)は、路側装置の振幅変
調器(15)、 (16) (第1A図参照)に対応す
るもので、第2の変調波信号を復調して振幅変調信号f
mを抽出する働きをする。変調信号復調器(24)で復
調された変調信号fmは、位相比較器(29)の他方入
力端子へ与えられる。
位相比較器(29)は、変調信号再生器(28)で再生
された変調信号fm  と変調信号復調器(25)で復
調された変調信号fmとの位相比較を行うもので、その
出力は、信号fm  と信号fmとが同相か否かに応じ
て、正信号または逆信号の2値信号のいずれかとなり、
それはデータ処理部(27)へ与えられる。
変調信号復調器(25)で復調された変調信号fmは、
また、レベル判定器(30)に与えられる。レベル判定
器(30)は、スプリットビームアンテナ(19)の主
放射方向の境界線で発生する急激なレベル低下(第4B
図参照)を検出するもので、その出力は位置パルスとし
てデータ処理部(27)へ与えられる。
データ処理部(27)は、同期検出器(26)から与え
られるビーコン区別データ等の受信データを復元したり
、該復元した受信データ、位相比較器(29)から与え
られる正/逆信号、及びレベル判定器(30)からの位
置パルスに基づいて、進行方向の判定、送信器へ送信指
令信号の出力、進行方向に対応した種々のデータの取り
込み等の処理を行うコンポーネントである。データ処理
部(27)は、具体的には、マイクロコンピュータ等に
よって構成されている。そして、データ処理部(27)
の出力は表示部(31)に与えられ、車両の運転手等に
視認可能に表示される。
送信器(32)は、データ処理部(27)から与えられ
る送信指令信号に応じて、ID信号、受信許可信号等で
変調し、該変調波を分波器(22)を通してアンテナ(
21)に供給するコンポーネントである。尚、通信許可
後においては所定のチャンネルにより、中央局と通話を
行なう。
第5図は、第1B図に示される受信装置の走行時におけ
る受信動作を説明するための図である。
次に、第5図を参照しながら、第1B図の受信装置の動
作について説明する。
第5図(a)において、A−Bは道路の方向を表わして
おり、この道路に対して路側装置のスプリットビームア
ンテナ(19)から、第2の変調波信号が正相の主放射
ビームおよび逆相の主放射ビームのスプリットビーム特
性で放射される。
車両が道路をA−Bに向かって走行しているとすると、
車両に搭載された受信装置は、まず、正相のビーム放射
領域に入り、放射信号を受信する。
このとき分波器(22)を通して受信され、受信増幅器
(23)から出力される信号(第2の変調波信号(正相
))は、第5図(b)に示されるような電界強度分布の
信号である。この信号は、前述したように、データ復調
器(24)により復調され同期検出器(26)を介して
データ処理部(27)に供給される。
そして、データ処理部(27)は、同期検出器(2B)
から与えられる受信データ中のビーコン区別データによ
り片側ビーコンか共用ビーコンかを判別する。
また、同期検出器(26)において、検出された同期信
号が変調信号再生器(28)に供給され、変調信号再生
器(28)において変調信号fm’が再生されるととも
に、変調信号復調器(25)によって変調信号fmが復
調される。そして、再生された変調信号fm’ と復調
された変調信号fmとが位相比較器(29)で比較され
ることにより、受信信号が正相の第2の変調波信号であ
ると、データ処理部(27)で判別される。
次いで、データ処理部(27)においてビーコンの種類
と受信信号の位相とを比較し、 ■片側ビーコン且つ受信信号が正相であると生別した場
合には、同期検出器(26)から与えられる受信データ
を取込み、道路をA−B方向へ走行する際に必要な交差
点情報、前方の交通情報その他のデータを選択して、表
示部(31)に表示させると共に、送信指令信号を送信
器(32)に指令する。そして、送信器(32)は分波
器(22)を切り替えてID番号、通信許iJ信号等を
路側アンテナに送信する。
■片側ビーコン且つ受信信号が逆相であると生別した場
合には、受信データを取り込まず、送信指令信号を出力
しない。即ち、反対車線から漏れた電波を受信すること
を防止しているのである。
■共用ビーコンであると判別した場合には、受信信号が
正相であるか否かに拘イ)らず送信指令信号を送信器(
32)に出力し、データの取込はスプリットビームアン
テナ(ID)の主放射方向の境界線で発ノ1する急激な
レベル低下を検出後に行なう。
即ち、車両が走行を続けると、レベル判定器(30)に
よって第5図(C)に示されるレベルの急落する位置が
検出され、第5図(d)に示される位置パルスが出力さ
れる。データ処理部(27)では、レベル判定器(30
)からの位置パルス(M2S図(d))が与えられたと
き、該位置パルスが与えられる直前の受信信号の位相を
判別して、車両が正相の主放射ビーム側から道路へ進入
したことを判定する(第5図(e)参照)。また、」1
記位置パルスはナビゲーション装置を搭載している車両
に対しては、位置較正用の信号となる。即ち、データ処
理部(27)で取り込んだ位置データを位置パルスを受
信した地点に合致させることにより、累積した誤差を補
正する。
そして、データ処理部(27)は、同期検出器(26)
から与えられる受信データの中から、正相対応ブタ(第
2図の「A:送信データフレーム」を参照)を選択して
取込み(第5図(f)) 、道路をA−B方向へ走行す
る際に必要な交差点情報、前方の交通情報その他のデー
タを選択して、表示部(31)に表示させる。
なお、上述の場合において、レベル判定器(30)から
構成される装置パルス(第5図(d))を基準に、その
直前の受信信号の位相(正相)を取込んで、正相側、す
なわち道路のA側から車両が進人[、たことを認識する
のに代えて、受信信号が正相から逆相に変化したことに
基づいて、道路における車両の走行方向、すなJvち車
両がA−Bへ走行していることを判定するようにしても
よい。
車両が道路のB−Aに向かって走行する場合は、受信装
置の動作は上述とは逆に、まず、逆相の第2の変調波信
号が受信されることになる。
以上の構成の実施例であれば、車両が地磁気センサ等の
方位センサを有していなくても、■ 種々の受信データ
の中から、進行方向に対応した受信データを選択するこ
とができる。
■ 進行方向に対応した受信データ中に、その地点の道
路の向きを示す方位データを含ませれば、各方向に走行
している車両は、それぞれに対応したその地点の絶対方
位を知ることができる。
■ 進行り向に対応した受信データに、その地点より前
方地域の交差点情報や交通情報等を含ませることにより
、各方向に走行している車両は、それぞれに対応した前
方地域の情報を知ることができる。
■ 路側ビーコンのシステムに双方向通信機能を持たせ
ることにより、車両からID信号、受信許可信号等を送
信することができ、また中央局から車両の走行方向を指
定して、車両呼出等を行うことが可能となる。
また、ナビゲーション装置を搭載している車両に対して
は、受信レベルの急激な落ち込み時における位置パルス
を位置較正のだめの基準とすることができる。
〈発明の効果〉 以上のように、この発明は、受信側において、第1の変
調を施す送信データフレームと、第2の変調を施す振幅
変調信号との同期をとることにより、異なる主放射方向
を有するアンテナから放射される主放射ビームが、いず
れの主放射方向のビームであるかを、受信信号に基づい
て判別し、さらに、送信データフレームの先頭に配置さ
れた路側装置の種類に対応したデータと、判別された主
放射方向とを比較することにより、路側装置からの送信
信号が受信すべき信号か否かを迅速に判別することがで
きるという特有の効果を奏する。
また、車両に送信装置を搭載し、受信すべき信号である
と判別した際に、送信することにより、通信領域に存在
している間に、送信することができるという特有の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、この発明の一実施例に係る路側装置の構成
ブロック図、 第1B図は、この発明の一実施例に係る車両に搭載され
る送受信装置の構成ブロック図、第2図は、第1A図に
示される路側装置の各部分の信号を説明するための図、 第3図は、第1A図の路側装置に含まれるスプリットビ
ームアンテナの構成例を示す概略斜視図、第4A図およ
び第4B図は、スプリットビームアンテナにおける放射
電波の電界強度分布を示す図、 第5図は、第1B図に示す受信装置の動作を説明するた
めの図、 第6図は、共用ビーコン、及び片側ビーコンを示す図。 (11)・・・データ送信器、(12)・・・データ変
調器、(13)・・・変調信号発生器、(14)・・・
搬送波発生器、(15)、 (lft)・・・振幅変調
器、(17)・・・180°移相器、(19)・・・ス
プリットビームアンテナ、(20)・・・受信器、(2
4)・・・データ復調器、(25)・・・変調信号復調
器、(2B〉・・・同期検出器、(27)・・・データ
処理部、(2B)・・・変調信号再生器、(29)・・
・位相比較器、(30)・・・レベル判定器、(32)
・・・送信器 路側出願人  住友電気工業株式会社 代  理  人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、片側車線を包含する通信領域を有し且つ進行方向に
    対応した各種データを送信する路側装置と、上下両車線
    を包含する通信領域を有し且つ上下両進行方向に対応し
    た各種データを放射する路側装置からなる2種類の路側
    装置を道路網の所定の位置に配置し、路側装置と車両と
    の間で送受信するようにした路側ビーコン方式において
    、 路側装置の路側アンテナが互に異なる主放射方向を有す
    る少なくとも一つづつのアンテナエレメントの対を有す
    るものであり、路側装置の種類に対応したデータを先頭
    に配置した送信データフレーム信号を生成し、該送信デ
    ータフレーム信号に基いて変調を施した第1の変調波信
    号を2分し、それぞれに対し送信データフレームと同期
    し且つ互に逆相に設定された変調信号による振幅変調を
    施して第2の変調波信号を得、該第2の変調波信号が、
    第1の変調波信号が同相になるようにアンテナエレメン
    トに給電されており、 車両に搭載された受信装置は、上記路側アンテナからの
    送信信号を受信して振幅変調成分を抽出し、上記第1の
    変調波信号を復調して送信データフレームを復元すると
    共に、復元した送信データフレームにより送信データフ
    レームに同期した変調信号を再生し、上記振幅変調成分
    の位相とを比較することにより、何れの主放射方向の領
    域にいるか検出し、且つ復元した送信データフレームの
    路側装置の種類に対応したデータと主放射方向の領域と
    を比較して受信すべき信号であるか否かを判別すること
    を特徴とする路側ビーコン方式。2、請求項1の路側ビ
    ーコン方式において、車両側に送信装置を搭載し、受信
    装置により受信すべき信号であるか否かを判別し、受信
    すべき信号である場合には、路側アンテナへ送信し、受
    信すべき信号でない場合には路側アンテナへ送信しない
    ことを特徴とする路側ビーコン方式。
JP22327088A 1988-09-06 1988-09-06 路車間通信方法 Granted JPH0271400A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0560850A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 路側ビーコン利用システムのための性能試験装置
JPH06314400A (ja) * 1992-10-19 1994-11-08 Trw Inc マイクロ波位置決めシステム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0560850A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 路側ビーコン利用システムのための性能試験装置
JPH06314400A (ja) * 1992-10-19 1994-11-08 Trw Inc マイクロ波位置決めシステム

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