JP3392175B2 - 路車間情報通信システム用ビーコンａｍ変調異常検出方式 - Google Patents
路車間情報通信システム用ビーコンａｍ変調異常検出方式Info
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- JP3392175B2 JP3392175B2 JP05091693A JP5091693A JP3392175B2 JP 3392175 B2 JP3392175 B2 JP 3392175B2 JP 05091693 A JP05091693 A JP 05091693A JP 5091693 A JP5091693 A JP 5091693A JP 3392175 B2 JP3392175 B2 JP 3392175B2
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- Japan
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- clock signal
- signal
- phase
- communication system
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- Traffic Control Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、路車間情報通信シ
ステム用ビーコン（路車間情報通信システム：Vehicle
information communication system）に関し、特に、路
車間情報通信システム用ビーコンのＡＭ変調の異常等の
ビーコンの異常を検出する方法及び路車間情報通信シス
テム用ビーコン送信装置に関するものである。
ステム用ビーコン（路車間情報通信システム：Vehicle
information communication system）に関し、特に、路
車間情報通信システム用ビーコンのＡＭ変調の異常等の
ビーコンの異常を検出する方法及び路車間情報通信シス
テム用ビーコン送信装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、全国の自動車道路に路車間情報通
信システム用ビーコンを設置する準備が進められてい
る。この路車間情報通信システム用ビーコンは、道路側
に設置された路車間情報通信システム用ビーコン送信装
置から、道路上を走行する自動車に対して、道路の渋滞
情報、交差点情報、駐車場空き情報等の各種交通情報を
送信し、さらに自動車の自車位置を検出できるようにす
るものである。
信システム用ビーコンを設置する準備が進められてい
る。この路車間情報通信システム用ビーコンは、道路側
に設置された路車間情報通信システム用ビーコン送信装
置から、道路上を走行する自動車に対して、道路の渋滞
情報、交差点情報、駐車場空き情報等の各種交通情報を
送信し、さらに自動車の自車位置を検出できるようにす
るものである。
【０００３】路車間情報通信システム用ビーコンにおい
ては、２．５ＧＨｚの搬送波に対して、前記の交通情報
のデータでＧＭＳＫ変調が行われ、さらに、自動車の位
置を検出するために１ＫＨｚのクロックでＡＭ変調が行
われる。このＡＭ変調は、１ＫＨｚのクロックに対し
て、同相および逆相の２系統に分けられて変調される。
これら２系統の変調波はそれぞれ別のアンテナから、道
路に対して互いに逆向きの方向に向けて送信される。
ては、２．５ＧＨｚの搬送波に対して、前記の交通情報
のデータでＧＭＳＫ変調が行われ、さらに、自動車の位
置を検出するために１ＫＨｚのクロックでＡＭ変調が行
われる。このＡＭ変調は、１ＫＨｚのクロックに対し
て、同相および逆相の２系統に分けられて変調される。
これら２系統の変調波はそれぞれ別のアンテナから、道
路に対して互いに逆向きの方向に向けて送信される。
【０００４】この路車間情報通信システム用ビーコンの
構成の概略を図３、図４を用いて説明する。図３は送信
装置の内容を示し、図４は道路上の位置と受信レベルの
関係を示す。送信される交通情報データは、入力端子１
１よりＧＭＳＫ変調器１２に入力され、６．５ＧＨｚの
搬送波１３がＧＭＳＫ変調される。このＧＭＳＫ変調さ
れた信号は、さらに２つのＡＭ変調器１４，１５に入力
される。
構成の概略を図３、図４を用いて説明する。図３は送信
装置の内容を示し、図４は道路上の位置と受信レベルの
関係を示す。送信される交通情報データは、入力端子１
１よりＧＭＳＫ変調器１２に入力され、６．５ＧＨｚの
搬送波１３がＧＭＳＫ変調される。このＧＭＳＫ変調さ
れた信号は、さらに２つのＡＭ変調器１４，１５に入力
される。
【０００５】前記のデータの入力と同時にクロック発生
器１６により１ＫＨｚのクロック信号が発生される。こ
のクロック信号は、第１のＡＭ変調器１４に直接入力さ
れる。また、このクロック信号は、移相回路を通して１
８０°移相された上で、第２のＡＭ変調器１５に入力さ
れる。この結果、ＧＭＳＫ変調された信号は、第１のＡ
Ｍ変調器１４によりクロックと同相でＡＭ変調されて、
アンテナ１８から送信される。また、第２のＡＭ変調器
１５によりクロックと逆相でＡＭ変調された信号は、ア
ンテナ１９から送信される。
器１６により１ＫＨｚのクロック信号が発生される。こ
のクロック信号は、第１のＡＭ変調器１４に直接入力さ
れる。また、このクロック信号は、移相回路を通して１
８０°移相された上で、第２のＡＭ変調器１５に入力さ
れる。この結果、ＧＭＳＫ変調された信号は、第１のＡ
Ｍ変調器１４によりクロックと同相でＡＭ変調されて、
アンテナ１８から送信される。また、第２のＡＭ変調器
１５によりクロックと逆相でＡＭ変調された信号は、ア
ンテナ１９から送信される。
【０００６】以上のように送信装置から送信された電波
の受信レベルは、図４に示すようになる。つまり、ＧＭ
ＳＫ変調された交通情報のデータ変調成分は、２つのア
ンテナから送信されるが両方の電波は同相の関係にあ
る。このため、送信装置の近辺では、道路の走行方向位
置に無関係にほぼ一定に近いレベルが得られる。これに
より、道路上を走行する自動車は、路車間情報通信シス
テム用ビーコン送信装置の近辺を走行する間、交通情報
データを受信し続けることができる。
の受信レベルは、図４に示すようになる。つまり、ＧＭ
ＳＫ変調された交通情報のデータ変調成分は、２つのア
ンテナから送信されるが両方の電波は同相の関係にあ
る。このため、送信装置の近辺では、道路の走行方向位
置に無関係にほぼ一定に近いレベルが得られる。これに
より、道路上を走行する自動車は、路車間情報通信シス
テム用ビーコン送信装置の近辺を走行する間、交通情報
データを受信し続けることができる。
【０００７】一方、自車位置情報の基となるＡＭ変調成
分については、送信装置の直下位置Ｅを中心として、ク
ロックと同相にＡＭ変調された信号が得られる同相域
と、逆相にＡＭ変調された信号が得られる逆相域とに分
けられる。そして、送信装置の直下位置Ｅでは、このＡ
Ｍ変調波は同相と逆相で打ち消し合うため、ＡＭ変調成
分は０となる。この現象を利用することにより、自動車
の自車位置を検出することができる。
分については、送信装置の直下位置Ｅを中心として、ク
ロックと同相にＡＭ変調された信号が得られる同相域
と、逆相にＡＭ変調された信号が得られる逆相域とに分
けられる。そして、送信装置の直下位置Ｅでは、このＡ
Ｍ変調波は同相と逆相で打ち消し合うため、ＡＭ変調成
分は０となる。この現象を利用することにより、自動車
の自車位置を検出することができる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような路
車間情報通信システム用ビーコンにおいては、その自動
車の自車位置の検出は、２つの系統のアンテナ１８，１
９から送信されるＡＭ変調波により行っている。このた
め、２つのＡＭ変調が両方とも良好に動作をしなければ
ならず、一方あるいは両方のＡＭ変調が停止すると、自
車位置の検出が不可能となる。これに対し、本発明は、
ＡＭ変調に異常が発生した場合これを速やかに検出し
て、ビーコンを常に良好な動作状態に保持することを目
的とするものである。
車間情報通信システム用ビーコンにおいては、その自動
車の自車位置の検出は、２つの系統のアンテナ１８，１
９から送信されるＡＭ変調波により行っている。このた
め、２つのＡＭ変調が両方とも良好に動作をしなければ
ならず、一方あるいは両方のＡＭ変調が停止すると、自
車位置の検出が不可能となる。これに対し、本発明は、
ＡＭ変調に異常が発生した場合これを速やかに検出し
て、ビーコンを常に良好な動作状態に保持することを目
的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、位置検出のために同相および逆相のクロ
ック信号で変調された２系統の信号を送信する路車間情
報通信システム用ビーコン送信装置において、同相送信
機側のクロック信号と逆相送信機側のクロック信号を検
出し、クロック信号と逆相クロック信号の差分が所定値
以下となった時に異常信号を出力することにより、ビー
コンＡＭ変調の異常を検出する。
め、本発明は、位置検出のために同相および逆相のクロ
ック信号で変調された２系統の信号を送信する路車間情
報通信システム用ビーコン送信装置において、同相送信
機側のクロック信号と逆相送信機側のクロック信号を検
出し、クロック信号と逆相クロック信号の差分が所定値
以下となった時に異常信号を出力することにより、ビー
コンＡＭ変調の異常を検出する。
【００１０】
【実施例】本発明の路車間情報通信システム用ビーコン
ＡＭ変調異常検出方式を実施する回路の１例を、図１、
図２を用いて説明する。本実施例の回路は、路車間情報
通信システム用ビーコン送信装置の２つの系統のクロッ
ク信号がそれぞれ非反転入力端子と反転入力端子に入力
される第１のオペアンプ１、比較電圧を発生する分圧回
路２、第１のオペアンプの出力信号が反転入力端子に入
力され、比較電圧が非反転入力端子に入力される第２の
オペアンプ３、および第２のオペアンプの出力を反転し
て出力端子７に出力をするインバータ４とから構成され
る。
ＡＭ変調異常検出方式を実施する回路の１例を、図１、
図２を用いて説明する。本実施例の回路は、路車間情報
通信システム用ビーコン送信装置の２つの系統のクロッ
ク信号がそれぞれ非反転入力端子と反転入力端子に入力
される第１のオペアンプ１、比較電圧を発生する分圧回
路２、第１のオペアンプの出力信号が反転入力端子に入
力され、比較電圧が非反転入力端子に入力される第２の
オペアンプ３、および第２のオペアンプの出力を反転し
て出力端子７に出力をするインバータ４とから構成され
る。
【００１１】上記の回路の動作を以下に説明する。入力
端子５，６から第１のオペアンプ１の反転入力端子およ
び非反転入力端子に入力されるクロック信号は、図３の
点Ａおよび点Ｂより取り出される。点Ａには、クロック
発生器１６の出力信号すなわち１ＫＨｚのクロック信号
と同相の信号が得られる。点Ｂには、移相回路１７の出
力信号すなわち１ＫＨｚのクロック信号が１８０°移相
された逆相の信号が得られる。
端子５，６から第１のオペアンプ１の反転入力端子およ
び非反転入力端子に入力されるクロック信号は、図３の
点Ａおよび点Ｂより取り出される。点Ａには、クロック
発生器１６の出力信号すなわち１ＫＨｚのクロック信号
と同相の信号が得られる。点Ｂには、移相回路１７の出
力信号すなわち１ＫＨｚのクロック信号が１８０°移相
された逆相の信号が得られる。
【００１２】この同相と逆相のクロック信号が、第１の
オペアンプ１の反転入力端子と非反転入力端子に入力さ
れるのであるから、オペアンプ１の出力には、同相と逆
相のクロック信号の差が得られる。したがって、送信装
置に故障がなく、正常に動作している時のオペアンプ１
の出力信号は、位相が１８０°ずれた２つの信号の差と
なるから、その絶対値が加算された値となる。この正常
状態の第１のオペアンプ１の出力波形を図２の（ａ）に
示す。
オペアンプ１の反転入力端子と非反転入力端子に入力さ
れるのであるから、オペアンプ１の出力には、同相と逆
相のクロック信号の差が得られる。したがって、送信装
置に故障がなく、正常に動作している時のオペアンプ１
の出力信号は、位相が１８０°ずれた２つの信号の差と
なるから、その絶対値が加算された値となる。この正常
状態の第１のオペアンプ１の出力波形を図２の（ａ）に
示す。
【００１３】これに対し、送信装置に故障が発生して、
ＡＭ変調の一方が行われない時は、一方の系統のクロッ
ク信号が発生しない。このため、オペアンプ１の出力波
形は、図２（ｂ）に示すように、一方の端子に入力され
た比較的低い値の波形となる。さらに、送信装置の故障
により、両方のクロック信号が発生しなかった時は、オ
ペアンプの出力は０となる。
ＡＭ変調の一方が行われない時は、一方の系統のクロッ
ク信号が発生しない。このため、オペアンプ１の出力波
形は、図２（ｂ）に示すように、一方の端子に入力され
た比較的低い値の波形となる。さらに、送信装置の故障
により、両方のクロック信号が発生しなかった時は、オ
ペアンプの出力は０となる。
【００１４】この第１のオペアンプの出力（点Ｃ）は、
第２のオペアンプ３により、比較電圧（点Ｄ）と比較さ
れる。この比較電圧は、図２の（ａ）と（ｂ）の波形を
区別するために、両波形の波形の最大値の中間の値に設
定される。したがって、送信装置の正常時には、第２の
オペアンプ３の出力はＬ（ロー）となり、これがインバ
ータ４により反転されるから、出力端子７の出力はＨ
（ハイ）となる。また、送信装置の異常時には、第２の
オペアンプ３の出力はＨとなるから、出力端子７の出力
はＬとなる。
第２のオペアンプ３により、比較電圧（点Ｄ）と比較さ
れる。この比較電圧は、図２の（ａ）と（ｂ）の波形を
区別するために、両波形の波形の最大値の中間の値に設
定される。したがって、送信装置の正常時には、第２の
オペアンプ３の出力はＬ（ロー）となり、これがインバ
ータ４により反転されるから、出力端子７の出力はＨ
（ハイ）となる。また、送信装置の異常時には、第２の
オペアンプ３の出力はＨとなるから、出力端子７の出力
はＬとなる。
【００１５】以上説明したように、送信装置に異常が発
生し、２系統のＡＭ変調が正常に動作しない場合には、
異常検出信号が回路の出力端子７から得られる。この路
車間情報通信システム用ビーコンを統括するセンターで
は、この異常検出信号を検出した時には、直ちに当該路
車間情報通信システム用ビーコンを停止して異常電波を
ストップさせ、速やかに補修作業に取り掛かることがで
きる。
生し、２系統のＡＭ変調が正常に動作しない場合には、
異常検出信号が回路の出力端子７から得られる。この路
車間情報通信システム用ビーコンを統括するセンターで
は、この異常検出信号を検出した時には、直ちに当該路
車間情報通信システム用ビーコンを停止して異常電波を
ストップさせ、速やかに補修作業に取り掛かることがで
きる。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、路車間情報通信システ
ム用ビーコンにおいて、送信装置のＡＭ変調の異常を迅
速に検出することができ、異常電波の発生の停止あるい
は故障箇所の補修を速やかに行うことができる。
ム用ビーコンにおいて、送信装置のＡＭ変調の異常を迅
速に検出することができ、異常電波の発生の停止あるい
は故障箇所の補修を速やかに行うことができる。
【図１】本発明の実施例の回路図。
【図２】図１のオペアンプの出力波形図。
【図３】路車間情報通信システム用ビーコンの構成を示
す概略図。
す概略図。
【図４】路車間情報通信システム用ビーコンの受信レベ
ルを示すグラフ。
ルを示すグラフ。
１，３…オペアンプ
２…分圧回路
４…インバータ
５，６，１１…入力端子
７…出力端子
１２…ＧＭＳＫ変調器
１３…搬送波
１４，１５…ＡＭ変調器
１６…クロック発生器
１７…移相回路
１８，１９…アンテナ
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｈ０４Ｌ 27/32 Ｈ０４Ｌ 27/00 Ｄ
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G08G 1/09
H04B 1/02 - 1/04
H04B 1/16
H04B 7/26
G01S 1/68
Claims (2)
- 【請求項１】 クロック信号でＡＭ変調した信号を送信
する同相送信機と、前記クロック信号とは逆相の逆相ク
ロック信号でＡＭ変調した信号を送信する逆相送信機と
を有する路車間情報通信システム用ビーコン送信装置の
ＡＭ変調異常検出方法において、 前記クロック信号と前記逆相クロック信号の差分が所定
値以下となった時に異常信号を出力することを特徴とす
る路車間情報通信システム用ビーコンＡＭ変調異常検出
方法。 - 【請求項２】 クロック信号でＡＭ変調した信号を送信
する同相送信機と、前記クロック信号とは逆相の逆相ク
ロック信号でＡＭ変調した信号を送信する逆相送信機と
を有する路車間情報通信システム用ビーコン送信装置に
おいて、 前記クロック信号と前記逆相クロック信号とを入力と
し、前記クロック信号と前記逆走クロック信号の差に応
じた電圧の信号を出力するオペアンプと、 比較電圧を発生する比較電圧発生手段と、 前記オペアンプの出力信号と、前記比較電圧発生手段の
出力する比較電圧を比較し、前記オペアンプの出力信号
が前記比較電圧より小さいときに異常信号を出力する比
較手段と、 を備えたことを特徴とする路車間情報通信システム用ビ
ーコン送信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05091693A JP3392175B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 路車間情報通信システム用ビーコンａｍ変調異常検出方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05091693A JP3392175B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 路車間情報通信システム用ビーコンａｍ変調異常検出方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06266995A JPH06266995A (ja) | 1994-09-22 |
| JP3392175B2 true JP3392175B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=12872121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05091693A Expired - Fee Related JP3392175B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 路車間情報通信システム用ビーコンａｍ変調異常検出方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3392175B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP05091693A patent/JP3392175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06266995A (ja) | 1994-09-22 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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