JPH026947B2 - - Google Patents

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JPH026947B2
JPH026947B2 JP19322881A JP19322881A JPH026947B2 JP H026947 B2 JPH026947 B2 JP H026947B2 JP 19322881 A JP19322881 A JP 19322881A JP 19322881 A JP19322881 A JP 19322881A JP H026947 B2 JPH026947 B2 JP H026947B2
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JP
Japan
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pressure
oil
oil passage
lock
valve
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JP19322881A
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JPS5894667A (ja
Inventor
Shoji Yokoyama
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
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Publication of JPS5894667A publication Critical patent/JPS5894667A/ja
Publication of JPH026947B2 publication Critical patent/JPH026947B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H2061/6604Special control features generally applicable to continuously variable gearings
    • F16H2061/6608Control of clutches, or brakes for forward-reverse shift

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直結クラツチ(ロツクアツプクラツ
チ)付自動変速機の直結クラツチ制御機構に関す
る。
ロツクアツプクラツチ付自動変速機ではロツク
アツプクラツチ係合時にトルクコンバータ又はフ
リユイツドカツプリングのポンプ側とタービン側
との回転速度に差がある為にクラツチ係合による
シヨツクが発生し、フイーリング上好ましくない
場合がある。その為に従来ではロツクアツプクラ
ツチ係合時点の車速を高くすることにより、ロツ
クアツプクラツチ係合時のトルクコンバータ又は
フリユイツドカツプリングのポンプ側とタービン
側との回転速度のそが少ない状態でロツクアツプ
させて、クラツチ係合によるシヨツクが小さくな
る様にしている。しかしこの場合にはロツクアツ
プ車速が高くなり、低車速ではロツクアツプでき
ず、ロツクアツプクラツチの効果を十分に得るこ
とができない。
また、上記従来の直結クラツチ付き自動変速機
の直結クラツチ制御機構においては、ロツクアツ
プクラツチの係合、解放時にロツクアツプピスト
ンの一方のみに油が供給されるため流体伝動装置
内の油圧が低下して、キヤビテーシヨンを発生し
異音を生じたり、油温が上昇して油が劣化するこ
とがある。
本発明は、上記従来の問題点を解決して、ロツ
クアツプクラツチの係合時に発生するシヨツクを
抑制して、走行フイーリングを向上させるととも
に、ロツクアツプクラツチの係合時、解放時に生
ずる異音の発生、及び油温の上昇を防止すること
を目的としている。
つぎに本発明を図に示す実施例に基づき説明す
る。
第1図は車両用無段自動変速機を示す。
100はエンジンとの締結面100Aが開口し
フルードカツプリング、トルクコンバータなど流
体警手が収納される流体継手ルーム110と、エ
ンジンと反対側面が開口し、デイフアレンシヤル
ギアが収納されると共に該デイフアレンシヤルギ
アの一方の出力軸を支持するデイフアレンシヤル
ルーム120、同様にエンジンと反対側が開口
し、アイドラギアが収納されると共にアイドラギ
アの軸の一方を支持するアイドラギアルーム13
0を有するトルクコンバータケース、200はエ
ンジン側が開口しVベルト式無段変速機が収納さ
れるトランスミツシヨンルーム210、前記トル
クコンバータケースのデイフアレンシヤルルーム
の開口面を蓋すると共にデイフアレンシヤルの他
の一方の出力軸を支持するデイフアレンシヤルル
ーム220、および前記トルクコンバータケース
のアイドラギアルーム130のエンジン側と反対
側部を蓋するアイドラギアルーム230からな
り、前記トルクコンバータケースのエンジンと反
対側面100Bにボルトで締結されたトランスミ
ツシヨンケースであり、前記トルクコンバータケ
ースおよび後記する中間ケースと共に車両用自動
変速機の外殻(ケース)をなす。300は流体継
手とトランスミツシヨンとの間の伝動軸を軸支す
るセンターケースであり、本実施例ではトランス
ミツシヨンケース内に収納された状態でトルクコ
ンバータケースのエンジンと反対側面100Bに
ボルトで締結されたセンターケースの構成を有す
る。自動変速機は本実施例ではトルクコンバータ
ケース100内に配されエンジンの出力軸に連結
される公知のフルードカツプリング400とトラ
ンスミツシヨンケース200内に設けられたトラ
ンスミツシヨンからなる。トランスミツシヨン
は、軸心が中空とされ、該中空部511が油圧サ
ーボの作動油、潤滑油の給排油路とされた入力軸
510が前記フルードカツプリング400と同軸
心を有するように配され、軸心が中空とされ、該
中空部511が油圧サーボの作動油などの給排油
路とされた出力軸550が前記入力軸510と平
行して配されたvベルト式無段変速機500、該
vベルト式無段変速機の入力軸510とフルード
カツプリングの出力軸との間に配された遊星歯車
変速機構600、前記vベルト式無段変速機50
0の入力軸510および出力軸550と平行的に
配置されている出力軸710が車軸に連結された
デイフアレンシヤル700、および該デイフアレ
ンシヤル700の入力大歯車720と前記vベル
ト式無段変速機500の前記出力軸550のエン
ジンがわ端部に備えられたvベルト式無段変速機
の出力ギア590との間に挿入され、前記出力軸
550と平行して一端は前記トルクコンバータケ
ースに軸支され他端はインナーケースとされたセ
ンターケース300に軸支されて設けられたアイ
ドラギア軸810と、該アイドラギア軸に設けら
れた入力歯車820および出力歯車830とから
なるアイドラギア800からなる。
vベルト式無段変速機500および遊星歯車車
変速機構600は車速スロツトル開度など車両走
行条件に応じて油圧制御装置により減速比、前
進、後進など所定の制御がなされる。
100は、センターケースのエンジンがわ(フ
ルードカツプリングがわ)壁に締結され、内部に
は前記フルードカツプリング400と一体の中空
軸410で駆動されるオイルポンプが収納されて
いるオイルポンプカバーである。
フルードカツプリング400の出力軸420
は、センターケース300の中心に嵌着されたス
リーブ310にメタルベアリング320を介して
回転自在に支持され、エンジン側端にはロツクア
ツプクラツチ430のハブ440と、フルードカ
ツプリングのタービン450のハブ460とがス
プライン嵌合され、他端は段状に大径化されて該
大径部は遊星歯車変速機構600の入力軸601
となり、ベアリング330を介して中間支壁3に
支持されている。前記フルードカツプリングの出
力軸420および遊星歯車変速機構の入力軸60
1は中空に形成され、該中空部は油路421が設
けられると共に栓420が嵌着され、さらに前記
vベルト式無段変速機の入力軸510に固着され
たスリーブ422のエンジンがわ端部が回転自在
に嵌め込まれている。
遊星歯車変速機構600は、前記フルードカツ
プリング400の出力軸420と一体の入力軸6
01に連結されると共に、多板クラツチ630を
介して後記するvベルト式無段変速機の固定フラ
ンジに連結されたキヤリヤ620、多板ブレーキ
650を介してセンターケース300に係合され
たリングギア660、vベルト式無段変速機の入
力軸510と一体に形成されている遊星歯車変速
機構の出力軸610外周に設けられたサンギア6
70、前記キヤリア620に軸支され、サンギア
670とリングギア66とに歯合したプラネタリ
ギア640、前記センターケース300壁に形成
され前記多板ブレーキ650を作動させる油圧サ
ーボ680、前記固定フランジ壁に形成され前記
多板クラツチ630を作動させる油圧サーボ69
とからなる。
vベルト式無段変速機500は、遊星歯車変速
機構600の出力軸610と一体の入力軸510
に一体に形成された固定フランジ520A、およ
び油圧サーボ530により前記固定フランジ52
A方向に駆動される可動フランジ52Bからなる
入力プーリ520と、前記vベルト式無段変速機
の出力軸550と一体に形成された固定フランジ
560A、および該油圧サーボ57により固定フ
ランジ560A方向に駆動される可動フランジ5
60Bからなる出力プーリ560と、入力プーリ
520と出力プーリ560との間を伝動するVベ
ルト580とからなる。
vベルト式無段変速機の入力軸510は、遊星
歯車変速機構の出力軸610となつているエンジ
ンがわ端510Aがベアリング340を介して前
記遊星歯車変速機構の入力軸601に支持され、
該入力軸601およびベアリング330を介して
センターケース300に支持されており、他端5
10Bはベアリング350を介してトランスミツ
シヨンケースのエンジンと反対側壁250に支持
され、さらにその先端面510Cは前記側癖25
0に締結された蓋260にニードル(ローラー)
ベアリング270を介して当接されている。
vベルト式無段変速機の入力軸510の軸心に
形成された中空部511には、エンジン側部に前
記スリーブ422が嵌着され、エンジン側部51
1Aはセンターケース300、油路301を介し
前記油路421から供給された油圧を固定フラン
ジ520Aの基部に形成された油路513を介し
て油圧サーボ690に油圧を供給する油路とさ
れ、その反対側部511Bは、先端が前記トラン
スミツシヨンケースの側壁250の入力軸510
との対応部に形成された穴250Aを塞ぐよう蓋
着された蓋260のパイプ状突出部261と嵌合
され、該蓋260を含むトランスミツシヨンケー
ス200に形成され、全空間が油圧制御装置と連
絡する油路514から前記蓋260の突出部26
1を介して供給された圧油が油圧サーボ530へ
供給されるための油路として作用している。
出力ギア590は、中空の支軸591と一体に
形成され、該支軸591はエンジン側端591A
が一方の支点を形成するローラーベアリング59
2を介してトルクコンバータケースの側壁に支持
され、他端591Bはローラーベアリング593
を介してセンターケース300に支持され、さら
に出力ギア590のエンジンがわ側面590Aは
中間支点を形成するニードルベアリング594を
介して前記トルクコンバータケースの側壁に当接
され、該出力ギアの反対がわ側面590Bはニー
ドルベアリング595を介してセンターケース3
00の側面に当接され、さらに支軸591のトラ
ンスミツシヨンがわにはインナスプライン596
が形成されている。
Vベルト式無段変速機の出力軸550は、エン
ジンがわ端には前記出力ギアの支軸591に形成
されたインナスプライン596に嵌合するアウタ
スプライン550Aが形成され、スプライン嵌合
により出力ギアの支軸591を介してセンターケ
ース300に支持され、他端550Bは他方の支
点を形成するボールベアリング920を介してト
ランスミツシヨンケースのエンジン反対側壁25
0に支持されている。
このvベルト式無段変速機の出力軸550の軸
心に形成された油路551には中間部にセンシン
グバルブボデイ552が嵌着され、該バルブボデ
イ552のエンジン側部552Aはトランスミツ
シヨンケースに形成され油圧制御装置と連絡する
油路140から供給された油圧が前記油圧サーボ
570に導かれる油路とされ、前記バルブボデイ
552のエンジンと反対側部552Bは、先端が
前記トランスミツシヨンケースの側壁250の出
力軸550との対応部に形成される穴250Bを
塞ぐよう蓋着された蓋553のパイプ状突出部5
54と嵌合されトランスミツシヨンケースおよび
該トランスミツシヨンケースに締結された蓋55
3に形成され油圧制御装置から可動フランジ56
0Bの変位位置を検出する減速比検出弁50によ
り油圧が調整される油路3となつている。減速比
検出弁50は、検出棒51の図示右端に取付けら
れた係合ピン51Aが可動フランジ560Bの内
周に形成された段部561に係合され、可動フラ
ンジ560Bの変位に伴うスプールの変位により
油路3の油圧を調整する。
第2図は第1図に示した車両用無段自動変速機
を制御する油圧制御装置を示す。21は油溜め、
20はエンジンにより駆動され、前記油溜め21
から吸入した作動油を油路1に吐出するオイルポ
ンプ、30は入力油圧に応じて油路1の油圧を調
整し、ライン圧とする調圧弁、40は油路1から
供給されたライン圧をスロツトル開度に応じて調
圧し、油路2から第1スロツトル圧として出力
し、油路3からオリフイス22を介して供給され
た前記減速比検出弁50の出力する減速比圧をス
ロツトル開度が設定値01以上のとき油路3aから
第2スロツトル圧として出力するスロツトル弁、
50は油路1とオリフイス23を介して連絡する油
路3の油圧をvベルト式無段変速機の出力がわプ
ーリの可動フランジ560Bの変位量に応じて調
圧する前記減速比検出弁、60は油路1とオルフ
イス24を介して連絡するとともに調圧弁30か
らの余剰油が排出される油路4の油圧を調圧する
とともに余剰油路を油路5から潤滑油として無段
自動変速機の潤滑必要部へ供給する第2調圧弁、
65は運転度に設けられたシフトレバーにより作
動され、油路1のライン圧を運転者の操作に応じ
て分配するマニユアル弁、70は入力に応じて油
路4の油圧を流体継手400に供給し、ロツクア
ツプクラツチ430の係合および解放を司るロツ
クアツプ制御機構、80は入力に応じて油路1と
大径のオリフイス25を介して連絡する油路1a
の油圧を油路1bから入力がわプーリの油圧サー
ボ530へ出力するvベルト式無段変速機500
の減速比(トルク比)制御機構、10はマニユア
ル弁65がLレンジにシフトされたとき油路1に
連絡する油路1cに設けられ、ライン圧を調圧し
てローモジユレータ圧として油路2に供給するロ
ーモジユレータ弁、12はオイルクーラー油路1
1に設けられたリリーフ弁、25は油路1に設け
られたリリーフ弁、26は遊星歯車変速機構30
0の多板ブレーキの油圧サーボ680へのライン
圧供給油路6に設けられたチエツク弁付流量制御
弁、27は遊星歯車変速機構300にの多板クラ
ツチの油圧サーボ690へのライン圧供給油路7
に設けられたチエツク弁付流量制御弁である。
本発明の油圧調整装置は、上記調圧弁30、ス
ロツトル弁40および、減速比検出弁50で構成
される。
減速比検出弁50は、一端にvベルト式無段変
速機の出力側プーリの可動フランジ560Bと係
合する係合ピン51Aが固着され、他端にスプリ
ング52が背設された検出棒51、該出棒51と
スプリング53を介して直列的に配されランド5
4Aおよび54Bを有するスプール54、油路3
と連絡するポート55、ドレインポート56、ス
プール55に設けられポート55とランド54A
と54Bとの間の油室54aとを連絡する油路5
7とを有し、可動フランジ560Bの変位に応じ
て第3図に示すごとき油圧Piを油路3に発生させ
る。
スロツトル弁40は、運転席のアクセルペダル
にリンクされたスロツトルカム41に接触して変
位されるスロツトルプランジヤ42、該スロツト
ルプランジヤ42とスプリング43を介して直列
されたスプール44を備え、スロツトル開度の
増大に応じてプランジヤ42およびスプール44
は図示左方に変位される。プランジヤ42はスロ
ツトルカム41の回転角およびランド42aにフ
イードバツクされた油路2の油圧スロツトル開度
が設定値1以上(>1)となつたとき油
路3と油路3aとを連絡して油路3aに前記減速
比圧に等しい第2スロツトル圧を生ぜしめ、<
1のとき、プランジヤ42に設けられた油路4
2Bを介してドレインポート40aから油路3a
の油圧を排圧させ油路3aに第4図に示す如く第
2スロツトル圧Pjを発生させる。スプール44は
スプリング43を介してスロツトルカムの動きが
伝えられ該スロツトル開度とオリフイス45を介
してランド44aにフイードバツクされた油路2
の油圧により変位され油路1と油路2の連通面積
を変化させて油路2に生ずるスロツトル圧Pthを
第5図および第6図の如く調圧する。
調圧弁30は、一方(図示左方)にスプリング
31が背設され、ランド32A、32B、32C
を備えたスプール32、前記スプール32に直例
して背設され、小径のランド33Aと大径のラン
ド33Bとを備えた第1のレギユレータプランジ
ヤ33、該プランジヤ33に当接して直列的に配
された第2のレギユレータプランジヤ34を有
し、油路1と連絡するポート34a、オリフイス
35を介してライン圧がフイードバツクされるポ
ート34bドレインポート34c、余剰油を油路
4に排出させるポート34d、ランドと弁壁との
間からの洩れ油を排出するドレインポート34
e、油路3から減速比圧が入力される入力ポート
34f、油路2から第1スロツトル圧が入力され
る入力ポート34g、油路3aから第2スロツト
ル圧が入力される入力ポート34hとからなる。
ローモジユレータ弁10はマニユアル弁70が
Lレンジに設定されたときスロツトル開度に依存
しない第7図に示すローモジユレータ圧Plowを
出力する。ここでローモジユレータ弁及びスロツ
トル弁はいずれも調圧の為の排圧油路を持たず、
スロツトル圧Pthが減速比制御機構80から常時
排圧されていることを利用して調圧する構成とし
ており、また、これらの両弁は並列的に配置され
ている。従つてLレンジでは油路2に、第8図の
ごときPlow及びPthのうち大きい方の油圧が発生
することになる。従つて第9図に示す如くLレン
ジ低スロツトル開度に於けるライン圧PlがDレン
ジの場合より上昇する。
この調圧弁30は、ポート34fから入力され
第2プランジヤ34に印加される減速比圧、ポー
ト34gから入力され第1プランジヤ33のラン
ド33Bに印加される第1スロツトル圧、ポート
34hから入力され第1プランジヤ33のランド
33Aに印加される第2スロツトル圧スプリング
およびオリフイス35を介して油路1と連絡され
たポート34bからスプールのランド32cにフ
イードバツクされるライン圧とによりスプール4
2が変位され油路1に連絡するポート34a、油
路4に連絡するポート34dおよびドレインポー
ト34cの開口面積を調整して油路1の圧油の洩
れ量を増減させ第9図、第10図、および第11
図に示すライン圧PLを生じさせる。Lレンジで
は強力なエンジンブレーキを得る為にダウンシフ
トさせる必要がある。vベルト式無段変速機では
ダウンシフト時には入力がわプーリの油圧サーボ
530への油路を排圧油路と連絡することによ
り、サーボ油室内の油を排油して、ダウンシフト
を実現する。しかし、強力なエンジンブレーキを
得る為にはプライマリシーブを高回転で回すこと
になるが、その回転により発生する遠心力による
油圧で廃油が防げられる場合がある。従つて迅速
なダウンシフトが必要な場合には出力がわプーリ
の油圧サーボ570に加える油圧を通常より高く
する必要があり、特にスロツトル開度が低い場合
には重要である。その為にLレンジではローモジ
ユレータ弁によつてスロツトル開度0が小さい時
のスロツトル圧Pthを増加させ、ライン圧Pl(ラ
イン圧=出力がわプーリの油圧サーボ供給圧)を
増加させている。
マニユアル弁65は、運転席に設けられたシフ
トレバーで動かされ、P(パーク)、R(リバー
ス)、N(ニユートラル)、D(ドライブ)、L(ロ
ー)の各シフト位置に設定されるスプール66を
有し、各シフト位置に設定されたとき油路1、ま
たは油路2と、油路1c油路、6油路7とを表
に示す如く連絡する。
表 P R N D L 油路7 × × × △ △ 油路6 × ○ × × × 油路1C − − △ △ ○ 表において○は油路1との連絡、△は油路2
との連絡、−は油路の閉塞、×は排圧を示す。この
表に示す如くRレンジでは遊星歯車変速機構の
ブレーキ680にライン圧が供給され、Dレンジ
およびLレンジではクラツチ690に油路2のス
ロツトル圧(またはローモジユレータ圧)が供給
され前進後進の切り換えがなされる。
第2調圧弁60は一方にスプリング61が背設
されランド62A、62B、62Cを備えたスプ
ール62を有し、スプール62はスプリング61
のばね荷重とオリフイス63を介してランド62
Aに印加される油圧により変位して油路4と油路
5とおよびドレインポート60Aの流通抵抗を変
化させ油路4の油圧を調圧すると共に油路5から
潤滑必要部へ潤滑油を供給し余つた作動油はドレ
インポート60Aからドレインさせる。
減速比制市御機構80は、減速比制御弁81、
オリフイス82と83、アツプシフト用電磁ソレ
ノイド弁84、及びダウンシフト用電磁ソレノイ
ド弁85からなる。減速比制御弁81は第1のラ
ンド812Aと第2のランド812Bと第3のラ
ンド812Cとを有し、一方のランド812Cに
スプリング811が背設されたスプール812、
それぞれオリフイス82及び83を介して油路2
からスロツトル圧またはローモジユレータ圧が供
給される両側端の側端油室815及び816、ラ
ンド812Bとランド812Cとの間の中間油室
810、油室815と油室810を連絡する油路
2A、ライン圧が供給される油路1と連絡すると
共に、スプール812の移動に応じて開口面積が
増減する入力ポート817およびvベルト式無段
変速機500の入力プーリ520の油圧サーボ5
30に油路1bを介して連絡する出力ポート81
8が設けられた調圧油室819、スプール812
の移動に応じて油室819を排圧するドレインポ
ート814、及びスプール812の移動に応じて
油室810および油室815を排圧するドレイン
ポート813を備える。アツプシフト用電磁ソレ
ノイド弁84とダウンシフト用電磁ソレノイド弁
85とは、それぞれ減速比制御弁81の油室81
5と油室816とに取り付けられ、双方とも後記
する電気制御回路の出力で作動されそれぞれ油室
815および油室810と油室816とを排圧す
る。
ロツクアツプ制御機構70は、第2図および第
15図に示す第1実施例の如く、ロツクアツプ制
御弁71と、オリフイス77と、該オリフイス7
7を介して前記油路4に連絡する油路4aの油圧
を制御する電磁ソレノイド弁76とからなる。ロ
ツクアツプ制御弁71は、一方(図示右方)にス
プリング72が背設され、同一径のランド73
A,73B,73Cを備えたスプール73および
該スプール73に直列して設けられ他方(図示左
方)にスプリング74が背設され前記スプール7
3のランドより大径のスリーブ75とを有する
か、または第16図に示す第2実施例の如く、ス
プリング72を省いた構成か、さらには第17図
に示す第3実施例の如くスプール73のランド7
3Aをなくすとともにスリーブ75とスプール7
3とを一体化した構成を有する。第15図の第1
実施例においては、一方から油路4に連絡した入
力ポート71Aを介してランド73Cに印加され
る油路4の油圧P4と、スプリング72のばね荷
重Fs1とを受け、他方からはスリーブ75にソ
レノイド弁76により制御される油路4aのソレ
ノイド圧Psまたはポート41Bを介してランド
73Aに印加されるロツクアツプクラツチ430
の解放がわ油路8の油圧P8と前記スプリング7
4によるばね荷重Fs2とを受けてスプール73
が変位され、油路4と前記解放がわ油路8または
ロツクアツプクラツチ430の係合がわ油路9と
の連絡を制御する。ソレノイド弁76が通電され
てONとなつているとき、油路4aの油圧は排圧
されてスプール73は図示左方に固定され、油路
4と油路9とが連絡し、作動油は油路9〜ロツク
アツプクラツチ430〜油路8〜ドレインポート
71Cの順で流れ、ロツクアツプクラツチ430
は係合状態にある。ソレノイド弁76が非通電さ
れ弁口が閉じている(OFF)ときは、油路4a
の油圧は保持されスプール73は図示右方に固定
され、油路4は油路8と連絡し、作動油は油路8
〜ロツクアツプクラツチ430〜油路9〜オイル
クーラへの連絡油路10の順で流れ、ロツクアツ
プクラツチ430は解放されている。
つぎにロツクアツプクラツチ制御機構70の作
用を説明する。
ロツクアツプクラツチ付自動変速機ではロツク
アツプクラツチ係合時にトルクコンバータ又はフ
リユイツドカツプリングのポンプ側とタービン側
との回転速度に差がある為にクラツチ係合による
シヨツクが発生し、フイーリング上好ましくない
場合がある。その為に従来ではロツクアツプクラ
ツチ係合時点の車速を高くすることにより、ロツ
クアツプクラツチ係合時のトルクコンバータ又は
フリユイツドカツプリングのポンプ側とタービン
側との回転速度の差が少ない状態でロツクアツプ
させて、クラツチ係合によるシヨツクが小さくな
る様にしている。しかしこの場合にはロツクアツ
プ車速が高くなり、低車速ではロツクアツプでき
ず、ロツクアツプクラツチの効果を十分に得るこ
とができない。本実施例では、ロツクアツプクラ
ツチ係合時にロツクアツプクラツチ係合圧とロツ
クアツプクラツチ解放圧とを調整して、ロツクア
ツプクラツチ係合のシヨツクを和らげることの可
能なロツクアツプクラツチ制御機構を提供してい
る。従来の構成は、第18図Aに示す如く、ソレ
ノイド弁76がOFFのときロツクアツプ制御弁
71のスプール73が図示右方に設定され流体継
手供給圧の供給油路4とロツクアツプクラツチ解
放がわ油路8とが連絡し、ロツクアツプクラツチ
係合がわ油路9はクーラーバイパス油路11に連
絡して作動油は油路8から油路9へ流れロツクア
ツプクラツチはOFF(解放)され、ソレノイド弁
76がONのとき、第18図Cに示す如く油路4
は油路9に連絡するとともに油路8はドレインポ
ート71Cに連絡し、作動油は油路9から油路8
に流れロツクアツプクラツチはON(係合)する、
だけの制御であり第18図Bに示す中間位置への
スプールの保持はなされていなかつた。これに対
し本発明の構成を第17図に示す第3実施例に基
づいて説明する。ロツクアツプクラツチ係合時の
コントロール(図2参照) P1:油路4の流体継手供給圧、 P2:油路
8のロツクアツプクラツチ解放圧、P3:油路9
のロツクアツプクラツチ係合圧、Ps:油路1a
のソレノイド圧、Fs:第17図Aの状態でのス
プリング74のばね荷重、kスプリング74のば
ね定数、A1:スリーブ75のバルブ断面積(受
圧面積)、A2:ランド73Cのバルブ断面積
(受圧面積)、△X1:第17図AからBに至るバ
ルブのストローク、△X2:第17図AからCに
至るバルブのストローク、△X3:第17図Aか
らDに至るバルブのストローク、とする。
(イ) 第17図Aの場合、ソレノイド弁76が
OFFだからPs=P1=P2、この場合のバルブ平
衡式、図示右方向の力F1=Fs+Ps×Ai=Fs+
P1×A1、図示左方向の力F2=P1×A2+P2×
(A1−A2)=P1×A1、よつてF1=Fs+P1×A1
>P1×A1=F2となる。クーラがわ油路11は
流路抵抗が小さいため、この場合にはPs>P3
となりロツクアツプクラツチが開放状態とな
る。
(ロ) 第17図Bの場合、ソレノイド弁76はデユ
ーテイー作動P1=P2、F1=Fs+△X1×K+
Ps×A1、F2=P1×A2+P2×(A1−A2)=P1
×A1、よつてFs+△X1×K+Ps×A=P1×
A、となる。この時Ps1=P1−(Fs+△X1×
K)/A1となり、この時点からロツクアツプ
クラツチ係合圧(P3)が供給圧(P1)と等し
くなる。
(ハ) 第17図Cの場合、ソレノイド弁76はデユ
ーテイーコントロールされておりP1=P3とな
る。よつてF1=Fs+△X2×K+Ps×A1、F2
=P1×A2+P2×(A1−A2)、よつてPs=(Fs
+△X2×K+Ps×A1−P1×A2)/(A1−
A2)、この状態でPsの大きさによりP2=P1〜
0まで変化する。
(a) P2=P1のとき、Fs+△X2×K+Ps21×
A1=P1×A1、よつてPs21=P1−(Fs+△
X2×K)/A1 (b) P2=0のとき、Fs+△X2×K+Ps22×
A1=P1×A2、よつてPs22=A2/A1×P1−
(Fs+△X2×K)/A1 (c) A2<A1だからPs22<Ps21、Ps2w=Ps21
−Ps22=(1−A2/A1)×P1、従つてソレノ
イドPs圧がPs21からPs22まで減少するPs2w
の間にPsをP1から0まで減少させることが
できる。
(ニ) 第17図Dの場合、ソレノイド弁76はON
だからPs=0、P3=P1、P2=0、F1=Fs+△
X3×K、F2=P1×A2、従つてF1<F2となる
様なFs、K、P1、A1を設定する。ソレノイド
弁76がOFFでロツクアツプクラツチOFF、
ソレノイドONでロツクアツプクラツチONで
ある点は従来と同様であるが、ロツクアツプク
ラツチOFF〜ロツクアツプクラツチONとする
時にソレノイドを単にOFF〜ONとするのでは
なく、OFF〜デユーテイー増加〜ONとするこ
とによりロツクアツプクラツチの係合を調整す
る。ロツクアツプクラツチOFF〜ONの場合に
ソレノイド弁76に第12図に示す様に、ある
一定の周期内でON時間がしだいに増加してい
く様な信号を与えることにより、供給圧に対し
て第13図に示す様な圧力(ソレノイド圧)
Psがソレノイド油路4aに発生する。このソ
レノイド圧Psによりバルブスプール73がコ
ントロールされ、ロツクアツプクラツチ解放側
油路8の解放圧P2、ロツクアツプクラツチ係
合側油路9の供給P3はソレノイドデユーテイ
ーに対して第14図に示す様に変化する。ここ
で、デユーテイー比0%(Ps=P1)〜d1%
(Ps=Ps1)の範囲では第17図のA〜Bの範
囲に、デユーテイ比d1%(Ps=Ps1)〜d21%
(Ps=Ps21)の範囲では第17図のB〜Cの範
囲に、デユーテイ比d21%(Ps=Ps21)〜d22
%(Ps=Ps22)の範囲では第17図のC〜D
の範囲にバルブがコントロールされ、デユーテ
イ比d22%((Ps=Ps22)〜100%(Ps=0)の
範囲では第17図Dの状態となる。
すなわち、デユーテイー比d21%〜d22%の範
囲でロツクアツプクラツチ解放側油路8の解放圧
P2はなめらかに下降し、この間ロツクアツプク
ラツチ係合側油路9には一定の供給圧P3が与え
られる。
したがつて、解放圧P2と供給圧P3間の差圧が
徐々に大きくなるため係合シヨツクは極めて小さ
いものとなる。
第16図に示す第2実施例の構成は、バルブス
プールを2分割とした構成である。第3実施例の
構成ではバルブの段差部の同心度に高い精度が要
求されるが、本実施例の様に2分割とする事によ
り同心度等の問題が解消できる。第15図に示す
第1実施例の構成はスプリングをバルブスプール
の両側に配置した構成である。これによりスプリ
ングの自由度が大きくなり、設計が容易となる。
なお第15図から第17図に示す第1実施例か
ら第3実施例においてポート71Bの巾を中間ラ
ンド73Bの巾より広く形成し、スプール73が
移動する際一時的に油路4と、油路8および油路
9の両方とが連絡するようにしている。このた
め、第18図Bに示す従来例のように一時的に油
路4と油路8及び油路9の両方とが遮断される状
態がなくなり、流体伝動装置内の作動油圧を高く
保つことができる。したがつて、キヤビテーシヨ
ンの発生が防止され、フルードカツプリング40
0内での異音が生じなくなり、デユーテイーコン
トロールによる連絡油路の切換えを一層なめらか
に行うことができる。よつて第18図に示す如く
ロツクアツプ制御弁71を用いてもデユーテイー
コントロールによる直結クラツチのスムーズな係
合または解放は可能である。
第19図は第2図に示した油圧制御装置におけ
るロツクアツプクラツチ制御機構70の電磁ソレ
ノイド弁76、減速比制御機構80のアツプシフ
ト用電磁ソレノイド弁84およびダウンシフト用
電磁ソレノイド弁85を制御する電気制御回路9
0の構成を示す。
901はシフトカバーがP、R、N、Lのどの
位置にシフトされているかを検出するシフトレバ
ースイツチ、902は入力プーリAの回転速度を
検出する回転速度センサ、903は車速センサ、
904はエンジンのスロツトル開度を検出するス
ロツトルセンサ、905は回転速度センサ902
の出力を電圧に変換するスピード検出処理回路、
906は車速センサ903の出力を電圧に変換す
る車速検出回路、907はスロツトルセンサ90
4の出力を電圧に変換するスロツトル開度検出処
理回路、908〜911は各センサの入力インタ
ーフエイス、912は中央処理装置(CPU)、9
13は電磁ソレノイド弁76,84,85を制御
するプログラムおよび制御に必要なデータを格納
してあるリードオンメモリ(ROM)、914は
入力データおよび制御に必要なパラメータを一時
的に格納するランダムアクセスメモリ(RAM)、
915はクロツク、916は出力インターフエイ
ス、917はソレノイド出力ドライバであり出力
インターフエイス916の出力をダウンシフト電
磁ソレノイド弁85、アツプシフト電磁ソレノイ
ド弁84およびシフトコントロールソレノイド7
4の作動出力に変える。入力インターフエイス9
08〜911とCPU912、ROM913、
RAM914、出力インターフエイス916との
間はデータバス918とアドレスバス919とで
連絡されている。
つぎに電気制御回路90により制御されるロツ
クアツプ制御機構70および減速比制御機構80
の作動を第20図〜第30図と共にする。
本実施例では電気制御回路90により、各スロ
ツトル開度において最良燃費となるよう入力が
わプーリ回転数Nを制御する例が示されている。
減速比制御機構80の制御は、第20図に示す
最良燃費入力プーリ回転数と、実際の入力プーリ
回転数とを比較することにより、入出力プーリ間
の変速比制御機構80に設けた2個の電磁ソレノ
イド弁84および85の作用により行い、実際の
入力プーリ回転数を最良燃費入力プーリ回転数に
一致させるようになされる。第21図は入力プー
リ回転数制御の全体のフローチヤートを示す。
スロツトルセンサ904によりスロツトル開度
の読み込み921を行つた後、シフトレバース
イツチ901によりシフトレバー位置の判別92
2を行う。判別の結果、シフトレバーがP位置ま
たはN位置の場合には、第22図に示すP位置お
よびN位置処理930サブルーチーにより電磁ソ
レノイド弁84および85の双方をOFFし
(931)、PまたはN状態をRAM914に記憶せ
しめる。(932)これにより入力プーリAのニユー
トラル状態が得られる。ロツクアツプコントロー
ルは第12図に示す如く1周期K*におけるパル
ス巾がL*+nM*(n=1・2・3…)で表わさ
れ、しだいに巾が大きくなつていくパルスを第1
5図〜第17図に示すロツクアツプ制御機構70
の電磁ソレノイド弁76に加えることによりなさ
れる。このように電磁ソレノイド弁76をデユー
テイーコントロールすることにより、ロツクアツ
プ制御弁71の図示左端油室78にデユーテイー
に対応して調整された油圧Psが生じる。
第23図は第12図で示した波形図の各パラメ
ータK*、L*、M*により制御を行なう場合のプロ
グラムフローチヤートを示す。ロツクアツプコン
トロール処理中であるか否かのFLUGの判別94
1をし、処理中であればその処理を継続し、処理
中でなければ、シフトレバースイツチ901にお
いてP位置またはN位置からR位置への変化の有
無の判別942およびN位置からD位置への変化
の有無の判別943を行ない、いずれかの変化が
生じている場合はそれに対応するK*、L*、M*
各パラメータの設定944または945をし、ロ
ツクアツプコントロール処理を行なう状態である
ことを示すFLUGをON状態にする(955)。
いずれの変化も生じていない場合にはリターン
し、ロツクアツプコントロール処理はなされてな
い。ロツクアツプコントロールは1周期K*の終
了を判別するパラメータKが正の値か否かの判別
946を、Kが正の値でないときはKをK*、L*
をL*−M*、LをL*と設定し(947)、Lが0
以下か否かの判別948をし、Lが0以下なら
FLUGOFF949をしてリターンする。この場
合、LがL≦0であり、FLUGをOFFするとい
うことは、全てのロツクアツプコントロール処理
が終了したことを示している。判別946におい
て1周期K*の終了を判別するパラメータKが正
の値のときは、K−1をKと設定し(950)、
判別948においてL≦0でない場合と共に、1
周期KにおけるON時間の終了を判別するパラメ
ータLがL=0か否かの判別951を行なう。L
=0のときはソレノイド弁74のOFF指令95
2を発し、Lが0以外のときはソレノイド弁74
のON指令953を発した後L−1をLと設定し
(954)、リターンする。また同様のロツクアツ
プコントロール処理は第19図920に示すプロ
グラマブルタイマを用いても行なうことが可能で
ある。
ロツクアツプコントロール処理950のつぎに
は、入力プーリの回転速度センサ902により実
際の入力プーリ回転数Nの読み込み923を行
う。つぎにスロツトル開度が0は否かの判別9
24をし、=0のときは、第24図に示すサブ
ルーチンに従いあらかじめデータとしてROM9
13に格納してある第17図のスロツトル開度
に対応する最良燃費入力プーリ回転数N*の設定
960をするためスロツトル開度に対応した入力
プーリ回転数N*データの格納アドレスのセツト
961をし、セツトしたアドレスからN*のデー
タを読み出し(962)読み出したN*のデータ
をデータ格納用RAM914に一時格納する(9
63)。
つぎに実際の入力プーリ回転数Nと最良燃費入
力プーリ回転数N*との比較927を行う。N<
N*のときはアツプシフト電磁ソレノイド弁84
の作動指令928を発し、N>N*のときはダウ
ンシフト電磁ソレノイド弁85の作動指令929
を発し、N=N*のときは両電磁ソレノイド弁8
4および85のOFF指令920を発する。=
0でスロツトル全閉時には、エンジンブレーキの
必要性を判断するためシフトレバーがD位置に接
定されているか又はL位置に設定されているかの
判別926を行い、必要に応じてエンジンブレー
キ制御970または980を行う。D位置のエン
ジンブレーキ処理970は、第25図に示す如
く、車速センサ903により車速Vの読み込み9
71をし、その時点での加速度a○を算出し(97
2)、つぎに該加速度a○が車速に対して適当な加
速度Aであるか否かの判別973をする。a○>A
のときはダウンシフトのコントロール974を行
うためN*にNより大きい値を設定したのち、リ
ターンし、a○≦AのときはN*にスロツトル開度
に対応する最良燃費入力プーリ回転数N*の設
定(975)を行なつた後リターンする。車速と
適当な加速度Aとの関係は、各車両について実験
または計算により求められるものであり、第26
図のグラフに示す。
L位置のエンジンブレーキ処理980では、第
27図に示す様に、車速Vの読み込み981をし
た後車速Vと入力プーリ回転数Nからトルク比T
を次式から算出する演算を行う。(982)T=
N/V×k、ここでkはトランスミツシヨン内部
の減速歯車機構500の減速比、車両の最終減速
比およびタイヤ半径等とから決定される定数であ
る。つぎに現在のトルク比Tがその車速Vに対し
て安全かつ適正なエンジンブレーキが得られるト
ルク比T*より大きいか否かの判別983を行い、
T<T*のときはダウンシフトがなされるようN*
にNより大きい値の設定984を行い、T≧T*
のときはN*にNと等しい値の設定985を行つ
てリターンする。各車速に対して安全かつ適正な
エンジンブレーキが得られるトルク比T*は、各
車両について実験または計算により求められるも
のであり、第28図のグラフに示す。
つぎに減速比制御機構80の作用を第29図と
共に説明する。
定速走行時 第29図に示す如く電気制御回路90の出力に
より制御される電磁ソレノイド弁84および85
はOFFされている。これにより油室816の油
圧Pdはライン圧となり、油室815の油圧Puも
スプール812が図示右側にあるときはライン圧
となつている。スプール812はスプリング81
1のばね荷重による押圧力Ps3があるので図示左
方に動かされるスプール812が左方に移動され
油室815は油路2Aおよび油室810を介して
ドレインポート813と連通しPuは排圧される
ので、スプール812は油室816の油圧Pdに
より図示右方に動かれる。スプール812が右方
に移動されるとドレインポート813は閉ざされ
る。よつてスプール812はこの場合、スプール
812のランド812Bのドレインポート813
がわエツジにフラツトな面(テーパー面)812
bを設けることにより、より安定した状態でスプ
ール812を第29図Aの如く中間位置の平衡点
に保持することが可能となる。
第29図Aの如く中間位置の平衡点に保持され
た状態においては油路1bは閉じられており、入
力プーリ520の油圧サーボ530の油圧は、出
力側プーリ560の油圧サーボ570に加わつて
いるライン圧によりvベルト112を介して圧縮
される状態になり、結果的に油圧サーボ570の
油圧と平衡する。実際上は油路1bにおいても油
洩れがあるため、入力側プーリ520は除々に拡
げられてトルク比Tが増加する方向に変化して行
く。従つて第29図Aに示すようにスプール81
2が平衡する位置においては、ドレインポート8
14を閉じ、油路1aはやや開いた状態となるよ
うスプール812のランド812Bのポート81
7がわエツジにフラツトな面(テーパー面)81
2aを設け、油路1bにおける油洩れを補うよう
にしている。さらにランド812Aのドレインポ
ート814がわエツジにフラツトな面(テーパー
面)812Cを設けることで油路1bの油圧変化
の立ち上りなど変移をスムーズにできる。この場
合においてライン圧の洩れは、オリフイス82を
介してドレインポート813から排出される圧油
のみで洩れ箇所は1箇所のみである。
UP−SHIFT時 第29図Bに示す如く電気制御回路90の出力
によりアツプシフト電磁ソレノイド弁84がON
される。これにより油室815が排圧されるた
め、スプール812は図示右方に動かされ、スプ
リング811は圧縮されてスプール812は図示
右端に設定される。
この状態では油路1aのライン圧がポート81
8を介して油路1bに供給されるため油圧サーボ
313の油圧は上昇し、入力プーリ520は閉じ
られる方向に作動してトルク比Tは減少する。従
つてソレノイド弁84のON時間を必要に応じて
制御することによつて所望のトルク比だけ減少さ
せアツプシフトを行う。
DOWN−SHIFT時 第29図Cに示す如く電気制御回路90の出力
によりソレノイド弁85がONされ、油室816
が排圧される。スプール812はスプリング81
1によるばね荷重と油室815のライン圧とによ
り急速に図示右方に動かされ、油路1bはドレイ
ンポート813と連通して排圧され、入力側プー
リ520は迅速に拡がる方向に作動してトルク比
Tは増大する。このようにソレノイド弁85の
ON時間を制御することによりトルク比を増大さ
せダウンシフトさせる。
このように入力(ドライブ側)プーリ520の
油圧サーボ530は、減速比制御弁81の出力油
圧が供給され、出力(ドリブン側)プーリ560
の油圧サーボ570にはライン圧が導かれてお
り、入力プーリ520の油圧サーボ530の油圧
をPi、出力プーリ560の油圧サーボ570の油
圧PoとするとPo/Piはトルク比Tに対して第3
0図のグラフに示すごとき特性を有し、たとえば
スロツトル開度=50%、トルク比T=1.5(図中
a点)で走行している状態からアクセルをゆるめ
て=30%とした場合Po/Piがそのまま維持さ
れるときはトルク比T=0.87の図中b点に示す運
転状態に移行し、逆にトルク比T=1.5の状態の
保つ場合には入力プーリを制御する減速比制御機
構80の出力によりPo/Piの値を増大させ図中
C点の値に変更する。このようにPo/Piの値を
必要に応じて制御することによりあるゆる負荷状
態に対応じて制御することによりあらゆる負荷状
態に対応してにいのトルク比に限定できる。
以上の如く本発明の自動変速機の直結クラツチ
制御機構は、車両走行条件に応じて出力する電気
制御回路と、入力油圧に応じて流体継手に設けた
直結クラツチの係合および解放を行うため該流体
継手に供給する作動油の流通方向を切換えるロツ
クアツプ制御弁と、前記電気制御回路により制御
され前記ロツクアツプ制御弁を制御する電磁ソレ
ノイド弁とからなる自動変速機の直結クラツチ制
御機構において、直結クラツチの係合および解放
の切換え時に電気制御回路は電磁ソレノイド弁を
デユーテイコントロールし、これによりロツクア
ツプ制御弁の流体継手に供給する作動油の流通方
向の切換えをなめらかに行つているのでロツクア
ツプクラツチ係合時にロツクアツプクラツチ係合
圧とロツクアツプクラツチ解放圧とを調整して、
ロツクアツプクラツチ係合のシヨツクを和らげる
ことの可能である。
なお本発明は無段自動変速機以外のロツクアツ
プクラツチ付自動変速機にも適用できることは当
然である。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両用無段自動変速機の断面図、第2
図はその油圧制御装置の回路図、第3図は減速比
制御弁の出力油圧特性を示す図、第4図はスロツ
トル弁が出力する第2スロツトル圧特性を示す
図、第5図及び第6図はスロツトル弁が出力する
第1スロツトル圧特性を示す図、第7図はローモ
ジユレータ弁が出力するローモジユレータ圧特性
を示す図、第8図は油路に生じる油圧特性を示す
図、第9図、第10図、第11図は調圧弁が出力
するライン圧特性を示す図、第12図はデユーテ
イー制御波形図、第13図はソレノイド圧Psの
特性を示す図、第14図はロツクアツプクラツチ
に供給される解放圧P2及び係合圧P3の特性を
示す図、第15図A,B,C,Dは第1実施例の
ロツクアツプ制御機構の作動説明図、第16図
A,B,C,Dは第2実施例のロツクアツプ制御
機構の作動説明図、第17図A,B,C,Dは第
3実施例のロツクアツプ制御機構の作動説明図、
第18図A,B,Cは従来のロツクアツプ制御機
構の作動説明図、第19図は電気制御回路のブロ
ツク図、第20図は最良燃費入力プーリ回転数を
示す図、第21図、第22図、第23図、第24
図、第25図、第27図は作動説明のためのフロ
ーチヤート、第26図は車速と加速度との特性
図、第28図は車速とトルク比Tとの特性図、第
29図は減速比制御機構の作動説明図、第30図
はその作動説明のための図である。 図中、30……調圧弁、40……スロツトル
弁、50……減速比検出弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車両走行条件に応じて出力する電気制御回路
    と、入力油圧に応じて流体伝動装置に設けた直結
    クラツチの係合及び解放を行うため該流体伝動装
    置に供給する作動油の流通方向を切換えるロツク
    アツプ制御弁と、前記電気制御回路により制御さ
    れ前記ロツクアツプ制御弁を制御する電磁ソレノ
    イド弁とを有し、前記ロツクアツプ制御弁は、一
    方からスプリングによりばね荷重が付与され、前
    記電磁ソレノイド弁により制御されるソレノイド
    圧が前記一方から印加され、他方からは直結クラ
    ツチ解放側油路の油圧が印加される大径のランド
    と、ロツクアツプ制御弁への圧油供給油路の油圧
    が印加される小径ランドと、前記ロツクアツプ制
    御弁への圧油供給油路と、直結クラツチ解放側油
    路及び直結クラツチ係合側油路との連絡を切換え
    る中間ランドとを有するスプールを備え、ロツク
    アツプ制御弁への圧油供給油路と連絡するポート
    巾は前記中間ランド巾より大きく、該スプールが
    中間位置にあるときロツクアツプ制御弁への圧油
    供給油路と、直結クラツチ解放側油路及び直結ク
    ラツチ係合側油路の両方とが連絡するとともに、
    電気制御回路は直結クラツチの係合及び解放の切
    換え時に電磁ソレノイド弁をデユーテイコントロ
    ールする手段を有することを特徴とする自動変速
    機の直結クラツチ制御機構。
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