JPH0266092A - エレベータの主ロープの駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータの主ロープの駆動方法（係り、特に
主ロープ交換時における組込みおよび取外しに好適な主
ロープの駆動方法に関する。

〔従来の技術〕

一般に、エレベータの乗かごと釣合錘は数糧のプーリを
介して主ロープによって連結されており、この主ロープ
が古くなると新しい主ロープに交換しなければならず、
この作業は定期的に行なわれる必要がある。

従来の主四−プの組込み方法は、特開昭５２−７１０４
３号公報に記載のように行なわれていた。つまり電動ウ
ィンチ等を最上方エレベータホールに設置すると共に、
所定数のロープドラムを最下方エレベータホールに設置
しておき、そのロープドラムから主ロープを引出して掛
は回すのに必要な所定の長さ分だけ巻戻して切断する。

その切断した１本の主ロープの釣合錘側の一端を電動用
ウィンチの巻上用四−プに緊結し、これを最下方エレベ
ータホールに位置する釣合錘の釣合錘プーリに掛は回し
て吊り揚げ、釣合錘側のロープ止めロットに固定する。

次に、主ロープの乗かご側の他端を電動ウィンチの巻上
用ロープに緊結して最上方工レベータホールまで吊り揚
げ、機械室に設けられた巻上機プーリ、反らせ用プーリ
および最上方エレベータホールに位置する乗かごプーリ
に順次掛は回して乗かご側のロープ止めロフトに仮固定
スる。残りの主ロープについても同様に行ない、その全
主ロープの乗かご側の他端をソケツテイングして乗かご
側のロープ止めロットに本固定していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のエレベータの主ロープの駆動方法は上述のように
していたため、電動ウィンチを別に設置する必要があり
、その電動ウィンチの準備や設置作業および電源確保等
の煩しい準備作業を行なわねばならない。また、主ロー
プと巻上用ロープとの緊結等昇降路内での作業も多く、
安全性に欠け、作業も迅速に行なえないという欠点があ
った。

本発明の目的は、主ロープの組込みや取外しなどを安全
かつ迅速に行なうことのできる”エレベータの主ロープ
の駆動方法を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、巻上機プーリに巻
回された主ロープを押圧するロープ押付は装置を設け、
このロープ押付は装置と巻上機プーリの間に主ロープを
挾持しながら、主ロープを駆動させることを特徴とする
。

〔作　用〕

本発明によるエレベータの主ロープの駆動方法は上述の
如く行なわれるため、主ロープの組込４および堰外しを
行なう場合に、まず押付は装置により主ロープを巻上機
プーリに押付け、主ロープと巻上機プーリとの摩擦力を
増大させ、それによって、巻上機プーリに巻回された主
ロープが巻上機プーリを境として何れか一方端側に、他
方より遥かに大きいロープ自重が加った場合でも、主ロ
ープをスリップさせることなく駆動させることができる
。従って作業者は主ロープをロープドラムによって繰り
出したり、巻取ったりする程度の補助的な作業を行なう
だけでよい。また昇降路内での高所作業もほとんどなく
、安全に、しかも短時間で主ロープの交換作業を行なう
ことができる。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面により説明する。

多数の階床にわたって形成された昇降路２１内には、図
示しないガイドレールに沿って昇降する乗かと１２と釣
合錘１３が昇降可能に納められている。

昇降路２１の上部に形成された機械室２２には、図示し
ない巻上機に連動する巻上機プーリ１と反らせ用プーリ
２が設置され、これら巻上機プーリ１および反らせ用プ
ーリ２に複数本の主ロープ５が掛けられている。この主
ロープ５の一端に結合した乗かご側のロープソケット８
は、乗かとプーリ３を介して機械室２２の床部に設けら
れた乗かご側のロープ止めロットＩＯＫ連結されている
。また主ロープ５の他端に寧付けた釣合錘側のロープソ
ケット９は、反らせ用プーリ２と釣合錘プーリ４を介し
て、機械室２２０床部に８けられた釣合錘側のロープ止
めロツ）ＩＩＫ連結されてい、る。

主ロープ５０交換に際して作業員は、まず、最上方エレ
ベータホール２３の所定位置に乗かと１２を保持し、そ
の近傍にロープドラム７を設置する。

また、巻上機プーリ１に押圧ローラ１５を押圧した状態
でロープ押付は装置６を設置する。このロープ押付は装
置６の詳細を第２図の側面図と第３図の正面図から説明
する。巻上機ベース１４上に図示しない巻上機が固定さ
れており、その巻上機プーリ１に複数の主ロープ５が掛
けられている。押圧ローラ１５は、主ロープ５の外形に
対応する溝がその外周に形成されており、シャフト１６
によって回転自在に支持されている。このシャフト１６
を架台１７によって支持し、架台１７をジヤツキポル）
１ｇと圧縮ばね２０を有する取付ボルト１９とにより巻
上機ペース１４に固定している。このジヤツキボルト１
８はねじ込むと巻上機ペース１４で係止し、さらにねじ
込むと取付ボルト１９を支点部として架台１７を時計周
りに回転させる。それによってそれぞれの王ロープに応
じた適度な挾持力が加えられるととＫなる。

このような構成における古くなった主ロープの取外し方
法を説明する。

まず最下方エレベータホール２４において釣合錘１３を
受台等で保持し、最上方エレベータホール２３において
乗かと１２をチェーンブロック等で吊り上げ、主ロープ
５を緩める。そしてロープ押付は装置６を巻上機ベース
１４に取付ボルト１９で設置し、ジヤツキボルト１８を
ねじ込むことＫよって押圧閂−ラ１５を主ロープ５に適
度な挟持力で押圧する。

ここで、主ロープ５０乗かご側のロープソケット８の連
結を外し、その端部をロープドラム７に巻付げる。次に
釣合錘プーリ４の図示しない側板を外し、主ロープ５を
釣合錘４の手前側に引出す。

それから、巻上機を駆動させて巻上機プーリ１を回転さ
せることにより、釣合錘１３側の主ロープ５が引上げら
れ、この引上げ速度に合わせてロープドラム７を回転さ
せれば、ロープドラム７に古くなった主ロープが巻回さ
れてい（。そして、主ロープ５が釣合錘側のロープソケ
ット９付近まで引き上げられたならば、巻上機を停止し
、釣合錘側のロープソケット９と釣合錘側のロープ止め
ロット１１との連結を切り離す。次に釣合錘側のロープ
ソケット９の付近で主ロープ５を切断し、主ロープ５か
らソケットを切り離す。この残りの主ロープ５をロープ
ドラム７で巻回すれば取外し作業は終了する。

次に、新しい主ロープの組込み方法を説明する。

まず、釣合錘１３は昇降路２１の最下方エレベータホー
ル２４付近で受台等で保持されており、乗かと１２は昇
降路２１の最上方エレベータホール２４付近にチェーン
ブロック等により保持されている。

そして、新しく組み込む主ロープ５を収約したロープド
ラム７を最上方エレベータホール２３付近に設置し、主
ロープ５の一端を、乗かごプーリ３・・・・・・巻上機
ブーリド・・・・・反らせ用プーリ２の順に通し、釣合
錘側のロープ止めロット１１付近まで組み込み、その主
ロープ５の一端に釣合錘側のロープソケット９を接続し
、そのロープソケット９と釣合錘側のロープ止めロット
１１を連結する。

それから、ロープ押付は装［６を巻上機ベース１４に密
着し、ジヤツキボルト１８をねじ込んで押圧ロー２１５
を主ロープ５側に時計周りをさせて、主ロープ５を適度
な力で挾持させる。

こうして、巻上機を駆動し【巻上機プーリ１を回転させ
ることにより、主ロープ５の釣合錘１３側のＵ字形にな
った部分を次第に下方に降ろし【いく。この主ロープ５
のＵ字形の部分が最下方エレベータホール２４に降りて
きたら巻上機を停止させ、釣合錘プーリ４の図示しない
側面板を外してロープ用の溝に主ロープ５を組み込む。

もし主ロープ５が弛んでいれば、巻上機を逆転させてそ
の弛みを無くする。この状態で、ロープ押付は装置６の
押圧ローラ１５から釣合錘側のロープ止めロット１１ま
での主ロープ５が、適度な張力でもって保持されること
になる。

ここで作業員は、主ロープ５の伸び量などを考慮してそ
の主ロープ５の長さを決定し切断する。

その主ロープ５の切断部に乗かご側のロープソケット８
を接続し、乗かご側のロープ止めロットｌＯと連結する
。これで主ロープ５の取付は作業は終わるので、ロープ
押付は装置６のジヤツキボルト１８を弛めて主ロープ５
の挾持を止め、取付ボルト１９を外してロープ押付は装
置６を増外す。次いでチェーンブロックや受台を外して
、主ロープ５０組み込みおよび取り外し作業を終了する
。

この実施例によれば、新しい主ロープの組み込み時や古
い主ロープの取り外し時に、主ロープの一方端側に他方
端側よりも大きなロープ自重が作用しても、巻上機プー
リと主ロープとの間でスリップを起こすことなく、主ロ
ープを巻上げたり巻下ろしたりすることができる。従っ
て、巻上機プーリを境として主ロープの両端側に作用す
るロープ自重が極端に異なる高揚程のエレベータにおい
ても、簡単に、しかも迅速に主ロープの組み込みおよび
摩り外し作業を行なうことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、ロープ押付は装置を設け
て、このロープ押付は装置によって主ロープと巻上機プ
ーリとの摩擦力を増大させたため、巻上機プーリに掛は
回された主ロープがこの巻上機プーリを境として、何れ
か一方端側に他方端側よりも遥かに大きなロープ自重が
加わったとしても、主ロープをスリップさせることな（
駆動させることができる。従って作業者は′、主ロープ
をロープドラムから繰り出すか、巻き取る程度の補助的
な作業を行なうだけで、主ロープの交換作業を行なうこ
とができると共Ｋ、昇降路内での高所作業もほとんどな
いので、安全に、しかも短時間で行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるエレベータの主ロープの駆動方法
の一実施例を示すエレベータの昇降路付近の横断面図、
第２図はこのエレベータの主ロープの駆動方法の要部を
成すロープ押付げ装置の側面図、第３図は第２図の正面
図である。 １・・・・・・巻上機プーリ、５・・・・・・主ロープ
、６・・・・・・ロープ押付は装置、１２・・・・・・
乗かご、１３・・・・・・釣合錘、２１・・・・・・昇
降路。 １厚五７ｒ′！＆汚 ５°主０−７？ ６：Ｏ−７’贋付 装置 １２、楽力＼ゾ １３荀儒 ２１：ｌ降鐙 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、昇降路内に昇降可能に配置された乗かごおよび釣合
   錘と、巻上機に設けられた巻上機プーリに巻回されて上
   記乗かごおよび釣合錘を連結させる主ロープとから成り
   、上記乗かごと上記釣合錘を所定位置に保持して、上記
   主ロープの交換作業を行なうエレベータの主ロープの駆
   動方法において、上記巻上機プーリに巻回された上記主
   ロープを押圧するロープ押付け装置を設け、このロープ
   押付け装置と上記巻上機プーリとの間に上記主ロープを
   挾持しながら、上記主ロープを駆動させることを特徴と
   するエレベータの主ロープの駆動方法。