JPH0264118A - 耐熱性重合体の製造方法 - Google Patents

耐熱性重合体の製造方法

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JPH0264118A
JPH0264118A JP63213750A JP21375088A JPH0264118A JP H0264118 A JPH0264118 A JP H0264118A JP 63213750 A JP63213750 A JP 63213750A JP 21375088 A JP21375088 A JP 21375088A JP H0264118 A JPH0264118 A JP H0264118A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有機ジイソシアネートと有機多価カルボン酸あ
るいは有機多価カルボン酸無水物より得られる耐熱性重
合体の製造方法に関するものである。
かかる重合体は耐熱性のほかに断熱性、耐放射線性、熱
時寸法安定性、機械特性、電気特性、耐薬品性さらに難
燃性等にも優れているため、各種の産業資材、防護材料
、複合材、補強材、電気絶縁材料等の高機能性工業材料
、さらに電気、電子分野、自動車、車輌、航空機工業分
野および衣料、インテリア分野で、成型品、フィルム、
祇、繊維、フェス、接着剤等に広く利用することができ
る。
〔従来の技術〕
有機ジイソシアネートと有機多価カルボン酸あるいは有
機多価カルボン酸無水物とを反応させて耐熱性重合体を
製造できることはよく知られているが、−aには繊維、
フィルム、成型品等の形態に加工して充分な物性を発揮
しうるような高分子量の重合体を得るのが困難であり、
そのために接着剤、フェス等の使用がほとんどであった
。また反応し使用するジイソシアネートが反応時、とく
に高温下各種の副反応を生じ、その為にしばしば反応中
にゲル化したり、また副反応物が重合体中に混入するた
めに重合体の耐熱性や諸物性を低下させる等の問題があ
った。この為、上記反応系には各種の触媒が開発されて
いる0例えば(+)金属アルコキシド、金属フェノキシ
トを使用する方法:tlsP、4.oo1、183.4
,061,622及び4,061,623 、(2)ラ
クタメートを使用する方法:LISP、4,021,4
12.4゜094.864及び4,094,866 、
(3)環状ホスホラスオキシドを使用する方法:LIS
P、4,156,065更ニ(4)多価カルボン酸のア
ルカリ金属塩を使用する方法:特開昭57−15161
5 、(5)アルカリ金属炭酸塩または炭酸水素塩を使
用する方法:特開昭58−18629、(6)アルカリ
金属水酸化物を使用する方法:特開昭58−67723
、(7)アルカリ金属弗化物を使用する方法等が挙げら
れる。上記の触媒を使用し、溶液重合により重合体を製
造するのが一般的である。溶媒として、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロ
リドン、γ−プリロラクトン、ヘキサメチル燐酸トリア
ミドのような鎖状もしくは環状のアミド類またはホスホ
リルアミド類等が使用されている。
係る方法により着色の少ない重合体の製造が可能となっ
たが、しかし、まだ種々の用途、例えば延伸フィルムと
して使用した場合等には、機械強度、特に引張強度が弱
く実用面での制約を受けていた。さらに工業的に製造す
る場合、原料のロットによる差、不純物の含量による差
等のため実質的に同一重合度の重合体を再現性よく得る
ことが難しいという問題もあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、反応中にゲル化したり、着色すること
がなく良好な機械特性を有し、さらに延伸フィルムとし
て使用する場合、引張強度に優れた重合体を製造する方
法を提供することにあり、さらに同一重合度の重合体を
再現性よく得る方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明は有機ジイソシアネートと有機多価カルボ
ン酸あるいは有機多価カルボン酸無水物から成る群から
選ばれる化合物の一種以上を非プロトン性極性溶剤中溶
液重合反応させ耐熱性重合体を製造する方法において、
重合機に粘度計を付設し、重合液の各種濃度における該
粘度計の指示値と重合液中の対数粘度との関係をあらか
じめ求めておき、粘度計の指示値が所望の対数粘度にな
った時点で、有機ジイソシアネートと有機多価カルボン
酸あるいは有機多価カルボン酸無水物のうち一方の滴下
を中止し、所定の重合度の重合体を得る耐熱性重合体の
製造方法である。
本発明に使用できる有機ジイソシアネートとしては、−
m公知の有機ジイソシアネートが全て利用できるが、特
に以下のものが例示できる。ジイソシアネートとして特
開昭57−151615号に記載されているもの、例え
ば1.2−ジイソシアネートエタン、シクロヘキサン−
1,4−ジイソシア7−ト、4゜4°−メチレンビス(
シクロヘキシルイソシアネート)、−キシレンジイソシ
アネート、フェニレン−1,4−ジイソシアネート、フ
ェニレン−1,3−ジイソシアネート、トリレン−2,
4−ジイソシアネート、トリレン−2,6−ジイソシア
ネート、ジフェニルメタン−4,4°−ジイソシアネー
ト、ジフェニルエーテル−4,4゛−ジイソシアネート
、1.5−ナフタリンジイソシアネートなどがある。
また本発明に使用できる有機多価カルボン酸あるいは有
機多価カルボン酸無水物には以下のものが例示できる6
例えば有機多価カルボン酸としては特開昭57−179
223号に記載されているもの、例えばジカルボン酸と
しては蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ヘキサヒドロテレ
フタル酸、ジフェニルスルホン−4,4°−ジカルボン
酸、ビフェニル−4,4”−ジカルボン酸、チオフェン
−2,5−ジカルボン酸、ピリジン−2,6−ジカルボ
ン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、4.4°−
ジフェニルメタン−ビス−トリメリティックイミド酸、
4.4゛−ジフェニルエーテル−ビス−トリメリティッ
クイミド酸等がある。またトリカルボン酸としてはブタ
ン−1,2,4−トリカルボン酸、シクロヘキサン−1
,23−トリカルボン酸、シクロペンクンジェニル−3
4,4°−トリカルボン酸、シクロペンタジェニル−1
2,4−1−ジカルボン酸、ベンゼン−1,2,4−)
ジカルボン酸、ナフタレン−1,4,5−トリカルボン
酸、ビフェニル−3,4,4°−トリカルボン酸、ジフ
ェニルスルホン−3,4,3’−1−ジカルボン酸、ジ
フェニルエーテル−3,4,3°−トリカルボン酸、ベ
ンゾフェノン3.4,4°−トリカルボン酸等がある。
テトラカルボン酸としては、例えば、ブタン−1,2,
3,4−テトラカルボン酸、ペンタン−1,2,4,5
−テトラカルボン酸、シクロヘキサン−1,2,3,4
−テトラカルボン酸、ベンゼン−1,2,4,5−テト
ラカルボン酸、ナフタレン−2,3,6,7−テトラカ
ルボン酸、ビフェニル−3,3”4.4゛−テトラカル
ボン酸、ベンゾフェノン−3,3゛4.4″−テトラカ
ルボン酸、ジフェニルエーテル−3゜3’、4.4°−
テトラカルボン酸、ジフェニルスルホン3.3’、4.
4’−テトラカルボン酸、2.2−ビス(3,4−ジカ
ルボキシフェニル)プロパン、フラン−2,3,45−
テトラカルボン酸、ピリジン−2,3,5,6−テトラ
カルボン酸等がある。
また有機多価カルボン酸無水物としては、例えばトリカ
ルボン酸より誘導される酸無水物、この場合、分子内に
1ケのカルボキシ基と1ケの酸無水物基を含み、さらに
テトラカルボン酸より誘導される酸無水物、この場合、
分子内に2ケの酸無水物基を含むもの及び1ケの酸無水
物基と2ケのカルボキシル基を含むものがあり、以下の
ものが例示できる。有機多価カルボン酸無水物の例とし
ては、例えばトリメリド酸無水物、ベンゼン−1,2,
3−トリカルボン酸無水物、ブタン−1,2,3,4−
テトラカルボン酸2無水物、ピロメリト酸2無水物、ジ
フェニル−3,3’、4.4’−テトラカルボン酸2無
水物、ナフタリン−2,3,6,7−テトラカルボン酸
2無水物、ナフタリン−1,4,5,8−テトラカルボ
ン酸2無水物、ジフェニルエーテル−3,3°、4,4
”−テトラカルボン酸2無水物、ジフェニルスルホン−
3,3°。
4.4°−テトラカルボン酸2無水物、ジフェニルケト
ン3.3°、4,4°−テトラカルボン酸2無水物、2
2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン2
無水物、フラン−2,3,4,5−テトラカルボン酸2
無水物、ピリジン−2,3,5,6−テトラカルボン酸
2無水物などがある。
また本発明に使用する触媒としては、例えば金属アルコ
キシド、金属フヱノキシド、ラクタメト、環状ホスホラ
スオキシド、多価カルボン酸のアルカリ金属塩、アルカ
リ金属炭酸塩または炭酸水素塩、アルカリ金属水酸化物
、アルカリ金属弗化物等があり、アルカリ金属弗化物と
しては、弗化リチウム、弗化ナトリウム、弗化カリウム
、弗化セシウム、弗化ルビジウム等があり、特に弗化カ
リウム、弗化セシウムが好ましい。
上記有機多価イソシアネートと有機多価カルボン酸ある
いは有機多価カルボン酸無水物より得る耐熱性重合体に
は(1)有機多価イソシアネートと有機多価カルボン酸
、(2)有機多価イソシアネートと有機多価カルボン酸
及び有機多価カルボン酸無水物、(3)有機多価イソシ
アネートと有機多価カルボン酸無水物に大別できるが、
いずれも耐熱重合体として有用であり、(1)により生
成する重合体は骨格がアミド基より形成され、(2)の
場合はアミド基とイミド基より形成され、(3)の場合
はイミド基より形成される。
次に本発明に用いられる非プロトン性極性溶剤としてN
、N”−ジメチルアルキレンウレア類にはN。
N゛−ジメチルエチレンウレアまたはN、N″−ジメチ
ルプロピレンウレアがあるが、特にN、N’−ジメチル
エチレンウレアが好ましい。またスルホン類にはトリメ
チレンスルホン、テトラメチレンスルホン、ジブチルス
ルホン、ジフェニルスルホレン等があるが、特にテトラ
メチレンスルホンが好ましい。また、N−メチルピロリ
ドン、ジメチルアセトアミドも好適にもちいられる。
これらの溶剤は実質的に無水の状態で使用することが必
要である。
重合反応に不活性な他の溶剤、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、シクロヘキサン、テトラリン、ナフタリ
ン等の炭化水素、ピリジン、ジメチルアセトアミド、ア
セトニトリル、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド、T
−ブチロラクトン等の有機極性溶剤、アセトフェノン、
ベンゾフェノン等の高沸点溶剤が適宜併用することがで
きる。
本発明の方法では、溶剤に非プロトン性極性溶剤を使用
し、反応中にゲル化したり、着色することがなく良好な
機械特性を有し、さらに延伸フィルムとして使用する場
合、引張強度に優れた重合体を製造することができ、重
合機に粘度計を付設し粘度を測定しながら重合すると、
同一重合度の重合体を再現性よく製造できるものである
多価カルボン酸および/又は多価カルボン酸無水物と有
機ジイソシアネート、溶剤に非プロトン性極性溶剤を使
用して耐熱性重合体を製造することについて更に詳しく
説明すると、前記触媒と多価カルボン酸および/又は多
価カルボン酸無水物を非プロトン性極性溶剤に添加し、
加温し生成する水を不活性ガス気流下、減圧下及び/又
は水と共沸する下記共沸混合物の共存下に除去する。
水と共沸混合物をつくる物質としては、例えばベンゼン
、トルエン、l−キシレン、クロルベンゼン、1.2−
ジクロルエタン等重合反応に不活性な物質から選ばれる
本発明に係わる溶液重合は有機ジイソシアネートと有機
多価カルボン酸あるいは有機多価カルボン無水物のうち
、一方が溶剤中に溶解した状態で、他方を段階的、ある
いは連続的に滴下して溶液粘度を制御しながら行う。
一般的に工業的に使用される粘度計としては、レッドウ
ッド粘度計、セイボルト粘度計、エングラ−粘度計等の
ように容器の底部の細孔を液が通過する時間で表示する
もの、流量一定で圧力測定または圧の差一定で流量測定
するもの、B型粘度計、ブルックフィールド粘度計等の
ような回転速度とトルクとを測定するもの、落下式粘度
計のようなピストンの落下速度により測定するもの等が
ある。
本発明の方法に好適に使用される粘度計は落下式粘度計
である。落下式粘度計は測定部がピストンと開孔のある
シリンダーからなり、重合機内に直接取付られる。ピス
トンがシリンダー内を上方へ引き上げられたときに、開
孔より重合液が中にたまり、引き上げられたピストンが
落下するときにピストンとシリンダーの間がオリフィス
の役割を果たし、液の粘度差により、ピストンの落下時
間が変わるものである。即ち落下に要する時間で粘度お
よび対数粘度を測定する。
図1は、2.4− トリレンジイソシアネートとテレフ
タル酸の180°Cと190°Cでの重合で、重合液濃
度7%と8%における、落下式粘度計の落下に要する時
間と対数粘度との関係を現したものであるが、この様に
各種有機イソシアネートと各種有機多価カルボン酸およ
び有機多価カルボン酸無水物との組合せによる各種濃度
重合液の落下式粘度計の数値と対数粘度の関係をあらか
じめもとめておき、任意の重合度の重合体を得ようとす
る場合には、落下式粘度計のピストンの落下時間を一定
に決めることにより、常に同一重合度(同一η1nh)
の重合体を得ることが出来る。
例えば、有機ジイソシアネートを滴下する方法では、く
り返し重合する場合、重合毎に落下式粘度計の目盛をあ
る値に設定しておき、重合毎にその各種濃度における設
定値になる様有機ジイソシアネートの滴下を調節し重合
度の同じ重合体を再現性よく製造することが出来る。
上記の粘度計を取付ける位置は重合機内のどの位置でも
よいが、鉛直に取付けるのが好ましい。
また測定部の材質は重合液に対し耐蝕性、耐摩耗性があ
るものが望ましい。また重合液は攪拌されれいても問題
はない。
本発明の方法に於いて用いられる重合機の構造は攪拌槽
型あるいは基型のいずれの型式であっても差支えない、
また重合方法は回分式、半回分式あるいは連続式のいず
れの方法でも良い。
水が除去された重合系に有機ジイソシアネートを添加し
て加熱し生成する炭酸ガスを、不活性ガス気流下又は減
圧下に除去しながら反応を行うものである。
本発明の重合反応温度は室温から250°Cの範囲、特
に50°Cから230℃の範囲が反応速度と副反応の制
御の面から好ましく、重合時間は1時間から20時間、
好ましくは2時間から10時間であり、実質的に炭酸ガ
スの発生が認められなべなる時間が選ばれる。
有機ジイソシアネートの添加方法は、そのまま添加して
もよいし、反応に不活性な溶媒に稀釈してから添加して
もよく、連続して添加しても、分割して添加してもよい
重合開始時に於けるモノマー濃度は50g/ l−溶剤
から500g/ fi・溶剤までの範囲から選ばれるが
、原料モノマーの反応性、生成重合体の溶剤性等から決
定される0重合反応の途中で増粘のため撹拌が困難なと
きは、適宜溶剤を追加することが好ましい。
この重合反応に於ける有機ジイソシアネートと多価カル
ボン酸および/又は多価カルボン酸無水物のモル比は0
.7から1.30の範囲であり、好ましくは0.90か
ら1.15の範囲である。この範囲の外では、生成重合
体の分子量が実用に適しないような低いものであったり
、三次元化した網状構造を含む重合体になりやすい、共
存させる前記触媒は多価カルボン酸および/又は多価カ
ルボン酸無水物に対して0.2から20モル%、好まし
くは0.5から10モル%の範囲である0本発明の重合
反応は実質的に無水状態であることが望ましい。
〔実施例〕
以下に本発明の方法を実施例によって説明するが、これ
らによって本発明が限定されるものではない。
なお、実施例中において対数粘度(η1nh)は+ 、
h =1 n (t / t・)で表され、ここで 1+=粘度計中の溶媒の流下時間 t=同一粘度計中の同一溶媒のポリマー稀薄溶液の流下
時間 C−溶媒100−中のポリマーをグラム数で表した濃度 である。実施例中では、0.1gポリマー/100di
媒の濃度、温度30°Cで、特記しない限り溶媒として
95%濃硫酸を用いて測定した。ポリアミド酸(あるい
は部分ポリイミド)の場合はN、N−ジメチルアセトア
ミドを溶媒として用いた。
実施例1 容積3002の攪拌機およびジャケット付のステンレス
製重合機に1,3−ジメチルイミダゾリジノン237 
kg、テレフタル酸11.0kg、弗化カリウム0.0
3眩を装入し、190°Cで重合機に付設したノークロ
ス粘度計(日本シスチムニ業■製)で溶液粘度を測定し
ながら2.4− トリレンジイソシアネートを連続滴下
した。粘度計の指示値が7.8秒になったところで滴下
をやめ、同温度で1時間熟成し重合を終了した。室温ま
で冷却し、淡黄色の重合液を得た。
この重合をくり返し、11回同様な条件、操作で実施し
た結果テレフタル酸のモル数に対するトリレンジイソシ
アネートのモル数の比は0.996〜0゜999で、得
られたポリアミドの対数粘度ηは1.68±0.03で
あった(第2図参照)。
比較例1 テレフタル酸のモル数に対するトリレンジイソシアネー
トのモル数の比が0.997となったところで重合を終
了した以外は、実施例1と同様な条件、操作によりくり
返し6@重合を実施した。得られたポリアミドの対数粘
度ηは1.71±0.1であった(第2図参照)。
比較例2 安息香酸0.11kgを装入した以外は比較例1と同様
な条件、操作によりくり返し4回重合を実施した。得ら
れたポリアミドの対数粘度ηは1.70±0゜1であっ
た(第2図参照)。
実施例2 実施例1の1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンの
代わりにN−メチルピロリド′ンを使用した以外は同様
の操作を10回実施した。
その結果は、テレフタル酸のモル数に対する24−トリ
レンジイソシアネートのモル数の比は0.995〜0.
999で、得られたポリアミドの対数粘度ηは3.12
±0.04であった。
実施例3 実施例1のフッ化カリウム0.03kgの代わりに水酸
化ナトリウム0.02kgを使用した以外は同様の操作
を10回実施した。
その結果は、テレフタル酸のモル数に対する2゜4−ト
リレンジイソシアネートのモル数の比は0,996〜0
.999で、得られたポリアミドの対数粘度ηは1、7
0±0.03であった。
〔効 果〕
本発明により得られる耐熱性重合体は、延伸した場合、
強度の大きな延伸フィルム等が得られ、各種の産業資料
、防護材料、複合材、補強材、電気絶縁材料等の高機能
性工業材料として有効で、電気・電子分野、自動車、車
輌、航空機工業分野及び民生用衣料、インテリア分野で
の利用価値が大であり、本発明方法により再現性よく重
合体を製造でき経済的メリントは大きい。
【図面の簡単な説明】
図1は、2.4−)リレンジジイソシアネートとテレフ
タル酸の重合液濃度7%と8%における、落下式粘度計
指示値と対数粘度との関係を現した引回である。 第2図は粘度針の指示値、テレフタル酸のモル数に対す
るトリレンジイソシアネートのモル数の比、対数粘度の
関係を示した図である。 図中の記号はそれぞれ次の意味を示す。 t:落下式粘度計指示値(秒) NCO/C0OH:テレフタル酸のモル数に対するトリ
レンジイソシアネートのモル数の比 η:対数粘度(100af!/g) (以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機ジイソシアネートと有機多価カルボン酸あるい
    は有機多価カルボン酸無水物から成る群から選ばれる化
    合物の一種以上を非プロトン性極性溶剤中溶液重合反応
    させ耐熱性重合体を製造する方法において、重合機に粘
    度計を付設し、重合液の各種濃度における該粘度計の指
    示値と重合液中の対数粘度との関係をあらかじめ求めて
    おき、粘度計の指示値が所望の対数粘度になった時点で
    、有機ジイソシアネートと有機多価カルボン酸あるいは
    有機多価カルボン酸無水物のうち一方の滴下を中止し、
    所定の重合度の重合体を得ることを特徴とする耐熱性重
    合体の製造方法。 2、非プロトン性極性溶剤がN,N’−ジメチルエチレ
    ンウレア、テトラメチレンスルホン、N−メチルピロリ
    ドンである請求項1記載の製造方法。 3、粘度計が落下式粘度計である請求項1記載の製造方
    法。
JP63213750A 1988-08-30 1988-08-30 耐熱性重合体の製造方法 Granted JPH0264118A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS58208323A (ja) * 1982-05-28 1983-12-05 Hitachi Chem Co Ltd ポリアミドイミド樹脂の製造法

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