JPH0258385B2 - - Google Patents

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JPH0258385B2
JPH0258385B2 JP62108356A JP10835687A JPH0258385B2 JP H0258385 B2 JPH0258385 B2 JP H0258385B2 JP 62108356 A JP62108356 A JP 62108356A JP 10835687 A JP10835687 A JP 10835687A JP H0258385 B2 JPH0258385 B2 JP H0258385B2
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stitch
stitches
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pattern
point
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JP62108356A
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Tadashi Morita
Michiko Tanaka
Hirofumi Sawada
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、編物についての編目配列決定装置に
関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 編物について、編成に先立つて型紙を作成する
ことは、従来から行なわれている。
第5図は、編物の袖部分の型紙を示す平面図で
ある。
この型紙は、身体寸法にあわせて指定された設
定寸法すなわち袖丈53cm、袖山の高さ14cm、カフ
スの高さ6cm、上袖幅38cm、下袖幅32cm及び袖口
16cmを有するように、デザイナーの創作によつて
描かれたものであつて、前袖ぐりと後袖ぐりとを
一致させない場合もあるが、この例では、51を
基準線とした左右対象のカフス部52と袖部53
とからなる。
例えばカフス部52については、1目ゴム編み
であつて編地10cm四方の目数及び段数すなわちゲ
ージが34目×50段であると指定され、袖部53に
ついては、模様編みであつてゲージが32目×46段
であると指定されると、この型紙に基づいて、ま
ず同図に示すように各部の段数が決定される。例
えば、袖部53のうちA点からB点に至る袖山曲
線を有する14cmの高さの袖山54については、前
記ゲージによれば46段が編丈10cmに相当すること
から、簡単な比例計算によつてその所要段数が64
段であることが決定される。また、この袖山54
については、前記ゲージによれば32目が編幅10cm
に相当することから、同様の比例計算によつて、
上袖幅を設定寸法38cmとするためには、64段めに
おいて122目の編幅にすべきことが決定される。
このようにして、主要部分の編目配列が決定され
る。
さて、例えば袖山54については、A点から編
み出す場合には、袖山曲線に沿つて増し目をしな
がら編成する必要がある。ところが、熟練者でな
いかぎり、編み上がり形状と型紙の袖山曲線との
一致度を高くするように各段の目数を決定するこ
とは容易でなかつた。
そこで、従来は、設定寸法を有するように編上
がり寸法で型紙を作成するとともに、指定された
ゲージに対応する実物大の編目を表示したものを
用意し、両者を重ね合せて人が各段の所要目数を
数えるようにしていた。この際、隣接段の目数の
差を数えることによつて段間の増し目が決定さ
れ、各段の所要目数が決定される。また、袖部5
3のうちB点からC点に至る傾斜した直線を有す
る部分55については、同様にして減らし目が決
定され、編目配列が決定される。
なお、この方法によれば、前記比例計算を実行
することなく、編目を数えることによつて、設定
寸法を実現するように各部の所面目数及び所要段
数を決定することが可能であつた。また、設定寸
法の相違については、対応する寸法の型紙を各別
に作成することによつて対処することができた。
しかしながら、以上に説明したように従来は、
人手によつて編目配列を決定していたため、効率
が悪いばかりでなく、誤りが発生しやすいという
問題があつた。
これに対して、特開昭60−28560号公報におい
て、編目配列を自動的に決定する装置として編物
型紙部分割出し用計算機が提案されている。この
計算機は、型紙中において曲線又は傾斜した直線
を有する部分について、その縦横の寸法とゲージ
との指定を受けて、この曲線又は直線にあてはま
る円弧の方程式を求め、各段について基準線と円
弧との距離を算出することによつて各段の所要目
数を決定するものであつた。円弧の高さは、人が
指定することもあれば、この部分の前記縦横の寸
法に比例させて自動的に決定することもあつた。
この編目配列決定装置によれば、自動化によつ
て効率を向上させることができるものの、次のよ
うな問題があつた。
例えば前記袖山54の場合には、その曲線がS
字状であることが多い。ところが、この曲線は曲
率が徐々に変化するため、これに一つの円弧をあ
てはまることはできない。したがつて、従来の編
目配列決定装置である前記編物型紙部分割出し用
計算機をこの曲線に適用しようとすれば、これを
多数の部分に分割した上で、全ての部分について
各部分の縦横の寸法を指定する必要があるばかり
でなく、場合によつては各部分について円弧の高
さも指定する必要があつたため、操作が煩雑であ
つた。一方、この手数を省くために分割数を小さ
くすると、編み上がり形状と型紙の袖山曲線との
一致度が低くなるため、デザイナーが創作した形
状をくずしてしまうばかりでなく、編み上がつた
編物が着にくいものになるという問題があつた。
また、各部の実際の寸法を指定する必要があつた
ため、設定寸法の変更への対応が困難であつた。
特開昭54−23760号公報記載の編機の編地成形
のための装置は、同公報第11図cに例示される
SS,S,M,L,LLの5サイズの記憶された外
形データとゲージ情報とをもとに目数及び段数を
決定するものである。そして、丈寸法修正用スイ
ツチ69(同公報第2図)が若干の寸法修正を可
能にしている。ところが、この装置は、編物の目
方向及び段方向の寸法を直接的には設定できない
ものであり、類似する外形に対して多数のパター
ンを予め準備しておかなければならない問題があ
つた。
また、特開昭57−25450号公報記載の編機の編
地成形のための装置は、シートに描かれた外形線
11a(同公報第1図)の主要点にカーソル15
を合わせてスイツチ動作をすることにより外形デ
ータを得、この外形データにゲージ情報を組合わ
せて目数及び段数を決定するものであり、上記特
開昭54−23760号公報記載の装置と同様の問題が
あつた。
本発明は、以上の点に鑑み、いかなる外形形状
の型紙に対しても編み上がり形状をよく一致させ
ることができ、しかも1つのパターンで設定寸法
の任意の変更に容易に対応することができる編目
配列決定装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の編目配列決定装置の構成を、第1図に
基づいて説明する。
2は、原始編目配列データDを記憶する編目配
列データ記憶手段である。
4は、原始編目配列データDに従つて形成され
る編目の外形線の頂点からなる点系列Q1〜Qo
ついて編目を単位とする各点の目方向の座標xi
び段方向の座標yi(i=1〜n)を決定する点系
列決定手段である。
6は、点系列Q1〜Qoを有する編物部分につい
て、目方向の設定寸法LX及び段方向の設定寸法
LYを指定する設定寸法指定手段である。
8は、座標xi,yi(i=1〜n)及び設定寸法
LX,LYを得て、点系列Q1〜Qoの中になめらかに
存在し、かつ設定寸法LX,LYを有する型紙外形
線Hを作成する型紙外形線作成手段である。
10は、点系列Q1〜Qoを有する編物部分につ
いて、目方向のゲージGX及び段方向のゲージGY
を指定するゲージ指定手段である。
12は、型紙外形線H及びゲージGX,GYを得
て、これらのゲージGX,GYによつて決定される
編目のうち、型紙外形線Hを有する型紙と重なる
ものにかぎり、編成すべき有効編目S′とする有効
編目決定手段である。
14は、点系列Q1〜Qoを有する編物部分につ
いて、有効編目S′を用いて編目配列データD′を作
成する編目配列データ編集手段である。
本発明の編目配列決定装置は、以上のような構
成である。
[作用] 原始編目配列データDは、編目配列データ記憶
手段2から点系列決定手段4に入力される。そし
て、この決定手段4によつて、原始編目配列デー
タDにしたがつて形成される編目の外形線の頂点
からなる点系列Q1〜Qoの各点について、編目を
単位とする各点の目方向の座標xi及び段方向の座
標yi(i=1〜n)が決定される。
一方、設定寸法指定手段6によつて、点系列
Q1〜Qoを有する編物部分について、目方向の設
定寸法LX及び段方向の設定寸法LYが指定され、
これらの寸法は、前記座標xi,yi(i=1〜n)
とともに型紙外形線作成手段8に入力される。こ
れらをもとにして、この作成手段8により、点系
列Q1〜Qoの中になめらかに存在し、かつ設定寸
法LX,LYを有する型紙外形線Hが作成される。
さらに、ゲージ指定手段10によつて、点系列
Q1〜Qoを有する編物部分について、目方向のゲ
ージGX及び段方向のゲージGYが指定され、これ
らのゲージGX,GYは、前記型紙外形線Hととも
に有効編目決定手段12に入力される。そして、
この決定手段12により、これらのゲージGX
GYによつて決定される編目のうち、型紙外形線
Hを有する型紙と重なるものにかぎり、編成すべ
き有効な編目S′であることが決定される。このよ
うにして決定された有効編目S′は、点系列Q1
Qoを有する編物部分について、指定されたゲー
ジGX,GYに従つて新たに作成されたものであつ
て、編目配列データ編集手段14によつて、編目
配列データD′に変換される。
以上のようにして、指定された設定寸法LX
LYを有し、かつ指定されたゲージGX,GYに従つ
て編成することが可能となるように、新たな編目
配列データD′が決定される。
[実施例] 第2図は、本発明の実施例に係る編目配列決定
装置の構成図である。
32は、中央処理装置(CPU)、リードオンリ
メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)及び入出力ポート(I/O)を有する
マイクロコンピユータである。ROMには、後に
説明するプログラムが記憶されており、CPUが
このプログラムを実行することにより、マイクロ
コンピユータ32は、前記点系列決定手段4、型
紙外形線作成手段8、有効編目決定手段12及び
編目配列データ編集手段14として動作する。
このマイクロコンピユータ32には、I/Oを
介して、フロツピイーデイスク装置34、キーボ
ード36、CRTデイスプレイ38及びプリンタ
40が接続されている。
フロツピイーデイスク装置34には、原始編目
配列データDが記憶されており、この装置34
は、前記編目配列データ記憶手段2に対応する。
さて、原始編目配列データDは、デザイナーの創
作に係る型紙をもとにして、編み上がり形状と型
紙形状との一致度が高くなるように、熟練者が決
定した編目配列に関するデータである。このデー
タDのデータ形式は、編目配列を表現するもので
あればどのようなものでもよく、例えば段ごとの
目数を表すものであつてもよい。また、増減目に
ついて従来から行なわれている次の形式であつて
もよい。すなわち、増し目の場合には、例えば
「2〜3〜2増」の表現形式によつて、「2段ごと
に3目ずつ2回の増み目をする」ことを表現して
もよい。減らし目の場合には、例えば「2〜3〜
2減」とする。
キーボード36は、目方向の設定寸法LX及び
段方向の設定寸法LYを指定する前記設定寸法指
定手段6の機能と、目方向のゲージGX及び段方
向のゲージGYを指定する前記ゲージ指定手段1
0の機能とを実現するために設けられる。
CRTデイスプレイ38及びプリンタ40は、
ともにマイクロコンピユータ32によつて決定さ
れる編目配列データD′を表示するために備えら
れている。
次に、第3図のフローチヤートにより、マイク
ロコンピユータ32が実行する処理について詳細
に説明する。
ステツプ1では、フロツピイーデイスク装置3
4から原始編目配列データDを読み出す。
ステツプ2では、この原始編目配列データDに
したがつて形成される編目の外形線の頂点からな
る点系列Q1〜Qoについて、編目を単位とする各
点の目方向の座標xi[目]及び段方向の座標yi
[段](i=1−n)が決定される。
さて、第4図は、前記と同様に、A点からB点
に至る袖山曲線を有する袖山54について、基準
線51の右半部を示す図である。前記袖部53の
うちB点からC点に至る傾斜した直線を有する部
分55についても同様にして処理が実行されるの
で、以下においては袖山54について説明する。
同図において、座標の原点0は、編み出し点A
にとられ、x座標及びy座標は、それぞれ目方向
及び段方向にとられる。61は、原始編目配列デ
ータDにしたがつて形成される編目の外形線であ
つて、A点及びB点を通る。そして、A点をQ1
とし、以下順次外形線61の頂点をQ2,Q3,…,
Qo-1として、最後にB点をQoとする。このよう
にして点系列Q1〜Qoが決定され。各点Q1〜Qo
ついて、目数を単位として座標xi(i=1〜n)
が決定され、段数を単位として座標yi(i=1〜
n)が決定される。例えば、Q1は原点0に一致
するから、x1=0[目]、y1=0[段]である。ま
た、原始編目配列データDが前記第5図に示した
型紙をもとにして作成されたものとすれば、B点
すなわちQoについては、xo=63[目]、yo=64
[段]である。
第3図において、ステツプ3では、点系列Q1
〜Qoを構成する点の数nを用いることにより、
式(1)によつて定着されるブレンデイング関数Bj
(t)が得られる。
Bj(t)=jn-1tj(1−t)n-1-j (O≦t≦1,j=0〜n−1) …(1) 次に、ステツプ4では、このブレンデイング関
数Bj(t)と前記座標xi,yi(i=1〜n)とか
ら、式(2),(3)によつてそれぞれ定義される目方向
の座標hx(t)[目]及び段方向の座標hy(t)
[段]が決定される。
hx(t)=o-1j=0 Bj(t)xj+1 …(2) hy(t)=o-1j=0 Bj(t)yj+1 …(3) これらの座標は、たかだかtの(n−1)次式
によつて与えられる。これによつて、t(0≦t
≦1)を媒介変数として、これらの座標を有する
原始型紙外形線h(t)が決定される。
この原始型紙外形線h(t)について説明すれ
ば、hX(0)=hy(0)=0であるから、この外形線
は、t=0のときにQ1すなわち点Aに至る。一
方、t=1のときには、 hx(1)=(n−1)n-1xo hy(1)=(n−1)n-1yo あるから、この外形線h(t)は、点Bすなわ
ちQoに対応する点に至る。すなわち、この原始
型紙外形線h(t)は、両座標値hy(t),hy(t)
を定数(n−1)n-1で割れば、Q1及びQoを通過
し、しかもこれら2点間に分散する点系列Q2
Qo-1の中になめらかに存在する曲線となる。
ステツプ5では、キーボード36を通して、点
系列Q1〜Qoを有する編物部分について、目方向
の設定寸法LX[cm]及び段方向の設定寸法LY
[cm]が指定される。例えば、前記袖山54につ
いては、袖山の高さと上袖幅を2で割つた寸法と
が、それぞれ指定される。
ステツプ6では、設定寸法LX,LYと、原始型
紙外形線h(t)(0≦t≦1)とをもとにして、
式(4),(5)によつてそれぞれ定義される目方向の座
標Hx(t)[cm]及び段方向の座標Hy(t)[cm]
を有する型紙外形線H(t)(0≦t≦1)が決定
される。
Hx(t)=LXhx(t)/hx(1) …(4) Hy(t)=LYhy(t)/hy(1) …(5) ここにおいて、原始型紙外形線h(t)の目方
向及び段方向の座標の単位は、それぞれ実寸法に
変換される。したがつて、第4図に示すように、
前記の点0を原点とし、X軸及びY軸をcm単位で
それぞれx軸及びy軸に重ねてとると、点系列
Q1〜Qoの中になめらかに存在し、かつ設定寸法
LX,LYを有する型紙外形線H(t)が作成され
る。なお、本実施例においては、ブレンデイング
関数Bj(t)を用いているため、直線補間等の場
合よりなめらかな型紙外形線H(t)を得ること
ができ、もとの型紙の外形形状をより忠実に再現
することができる。
ステツプ7では、点系列Q1〜Qoを有する編物
部分について、目方向のゲージGX[目/10cm]及
び段方向のゲージGY[段/10cm]が指定され、ス
テツプ8において、これらのゲージをもとにし
て、式(6),(7),(8)によつてそれぞれ定義される目
方向及び段方向の編目の大きさΔX[cm]、ΔY
[cm]並びに編目の面積s[cm2]が算出される。
ΔX=10/GX …(6) ΔY=10/GY …(7) s=ΔX・ΔY …(8) ステツプ9からステツプ14においては、ゲージ
GX,GYによつて決定される編目のうち、型紙外
形線H(t)を有する型紙と重なるものにかぎり、
編成すべき有効な編目S′であることが決定され
る。
まずステツプ9では、編目SM,Nの左上の点PM,N
のX座標XM[cm]及びY座標YN[cm]が、式(9),
(10)によつて指定される。
XM=M・ΔX (M=0,1,2,…,ME) …(9) YN=N・ΔY (N=0,1,2,…,NE) …(10) ステツプ10では、面積sの編目SM,Nが型紙外形
線H(t)を有する型紙と重なる部分の面積s1
[cm2]を算出し、式(11)によつて定義される面積比
rを算出する。
r=s1/s …(11) この際、座標Hx(t),Hy(t)について、媒
介変数tを0から1まで変化させることにより、
これらの座標によつて決定される型紙外形線H
(t)と編目SM,Nとの位置関係を知ることができ、
面積s1を算出することができる。
ステツプ11では、面積比rと所定の値r0との大
小関係が調べられ、ステツプ12及びステツプ13に
おいて、編目SM,Nのうち面積比rが所定の値r0
上であるものにかぎり編成すべき有効編目S′であ
ると判定される。そして、ステツプ14において、
全ての編目SM,Nについて有効/無効が判定される
ことを確認した後、ステツプ15に進む。
なお、以上のようにして決定された有効編目
S′は、点系列Q1〜Qoを有する編物部分について、
指定された設定寸法LX,LYを有し、かつ指定さ
れたゲージGX,GYに従つて新たに作成されたも
のである。
そして、ステツプ15では、以上のようにして決
定された有効編目S′を用いて、点系列Q1〜Qo
有する編物部分について、新たな編目配列データ
D′が所定のデータ形式で作成される。なお、新
たな編目配列データD′のデータ形式を前記原始
編目配列データDのデータ形式と一致させれば、
この編目配列データD′をフロツピーデイスク装
置34に記憶させ、これを原始編目配列データD
として用いることができる。
最後にステツプ16において、この編目配列デー
タD′をCRTデイスプレイ38及びプリンタ40
に出力して、編目配列を編目グラフとして表示す
る。この際、糸の色ごとに編目グラフを表示して
もよい。また、各編目に編方を示す編目記号を表
示してもよい。このようにして描かれた複数の編
目グラフを重ね合せて使用するようにしてもよ
い。もちろん、文字によつて表示することも可能
である。
なお、第3図のステツプ10からステツプ13の処
理にかえて、編目SM,Nのうち、型紙外形線H(t)
がこの編目SM,Nの2(ΔX+ΔY)[cm]の長さの周
縁のいずれかの位置を通過するものにかぎり、編
成すべき有効編目S′と判定する処理を実行しても
よい。この場合においても、座標Hx(t),Hy
(t)について、媒介変数tを0から1まで変化
させることにより、型紙外形線H(t)と編目
SM,Nとの位置関係を知ることができる。
[発明の効果] 本発明においては、記憶された原始編目配列デ
ータにしたがつて形成される編目の外形線の頂点
からなる点系列を決定し、この点系列の中になめ
らかに存在しかつ指定された設定寸法を有する型
紙外形線を作成し、指定されたゲージによつて決
定される編目のうち前記型紙外形線を有する型紙
と重なる有効編目によつて新たな編目配列データ
を作成するから、この新たな編目配列データは、
指定された設定寸法を有しかつ指定されたゲージ
に従つて編成することが可能となるように決定さ
れる。
したがつて、本発明によれば、原始編目配列デ
ータがいかなる外形形状の型紙をもとにして記憶
されたものであつても、この型紙に対して編み上
がり形状をよく一致させることができ、しかも原
始編目配列データで決定される各パターンで設定
寸法の任意の変更に容易に対応することができる
編目配列決定装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の編目配列決定装置の構成を
示すブロツク図、第2図は、本発明の実施例に係
る編目配列決定装置の構成を示すブロツク図、第
3図は、前図のマイクロコンピユータが実行する
処理を示すフローチヤート、第4図は、本発明の
実施例に係る編目配列決定装置の動作を説明する
ための袖山の右半部を示す平面図、第5図は、編
物の袖部分の型紙を示す平面図である。 符号の説明、2……編目配列データ記憶手段、
4……点系列決定手段、6……設定寸法指定手
段、8……型紙外形線作成手段、10……ゲージ
指定手段、12……有効編目決定手段、14……
編目配列データ編集手段、32……マイクロコン
ピユータ、34……フロツピイーデイスク装置、
36……キーボード、38……CRTデイスプレ
イ、40……プリンタ、51……基準線、52…
…カフス部、53……袖部、54……袖山、61
……編目の外形線、Bj(t)……ブレンデイング
関数、D……原始編目配列データ、D′……編目
配列データ、GX,GY……ゲージ、h(t)……原
始型紙外形線、hx(t),hy(t)……原始型紙外
形線の座標、H……型紙外形線、Hx(t),Hy
(t)……型紙外形線の座標、H(t)……型紙外
形線、LX,LY……設定寸法、Q1〜Qo……点系列、
r……面積比、r0……面積比の所定値、s……編
目面積、s1……型紙と編目との重なり部分の面
積、S′……有効編目、xi,yi……点系列の座標。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a) 原始編目配列データDを記憶する編目
    配列データ記憶手段と、 b) 前記原始編目配列データDに従つて形成さ
    れる編目の外形線の頂点からなる点系列Q1
    Qoについて編目を単位とする各点の目方向の
    座標xi及び段方向の座標yi(i=1〜n)を決
    定する点系列決定手段と、 c) 前記点系列Q1〜Qoを有する編物部分につ
    いて、目方向の設定寸法LX及び段方向の設定
    寸法LYを指定する設定寸法指定手段と、 d) 前記座標xi,yi(i=1〜n)及び前記設
    定寸法LX,LYを得て、前記点系列Q1〜Qoの中
    になめらかに存在し、かつ前記設定寸法LX
    LYを有する型紙外形線Hを作成する型紙外形
    線作成手段と、 e) 前記点系列Q1〜Qoを有する編物部分につ
    いて、目方向のゲージGX及び段方向のゲージ
    GYを指定するゲージ指定手段と、 f) 前記型紙外形線H及び前記ゲージGX,GY
    を得て、前記ゲージGX,GYによつて決定され
    る編目のうち、前記型紙外形線Hを有する型紙
    と重なるものにかぎり、編成すべき有効編目
    S′とする有効編目決定手段と、 g) 前記点系列Q1〜Qoを有する編物部分につ
    いて、前記有効編目S′を用いて編目配列データ
    D′を作成する編目配列データ編集手段と からなることを特徴とする編目配列決定装置。 2 型紙外形線作成手段は、 a) 点系列Q1〜Qoを構成する点の数nを得て、 Bj(t)=jn-1tj(1−t)n-1-j (0≦t≦1,j=0〜n−1) によつて定義されるブレンデイング関数Bj
    (t)を発生するブレンデイング関数発生手段
    と、 b) 前記点系列Q1〜Qoの座標xi,yi(i=1〜
    n)及び前記ブレンデイング関数Bj(t)(0
    ≦t≦1,j=0〜n−1)を得て、 hx(t)=o-1j=0 Bj(t)xj+1 hy(t)=o-1j=0 Bj(t)yj+1 によつて定義される目方向の座標hx(t)及び段
    方向の座標hy(t)を有する原始型紙外形線h
    (t)(0≦t≦1)を決定する原始型紙外形線決
    定手段と、 c) 原始型紙外形線h(t)(0≦t≦1)及び
    設定寸法LX,LYを得て、 Hx(t)=LXhx(t)/hx(1) Hy(t)=LYhy(t)/hy(1) によつて定義される目方向の座標Hx(t)及び
    段方向の座標Hy(t)を有する型紙外形線H
    (t)(0≦t≦1)を決定する型紙外形線決定
    手段と からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の編目配列決定装置。 3 有効編目決定手段は、編目の面積sと、前記
    編目が型紙外形線Hを有する型紙と重なる部分の
    面積s1とを算出し、前記編目のうち、r=s1/s
    によつて定義される面積比rが所定の値r0以上で
    あるものにかぎり編成すべき有効編目S′とするこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の編目配列決定装置。 4 有効編目決定手段は、編目のうち、型紙外形
    線Hが前記編目の周縁を通過するものにかぎり編
    成すべき有効編目S′とすることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の編目配列決定
    装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420760A (en) * 1977-07-15 1979-02-16 Toshiba Corp Digital position detector
JPS5725450A (en) * 1980-07-22 1982-02-10 Brother Ind Ltd Apparatus for molding knitted fabric of knitting machine
JPS59125950A (ja) * 1982-12-28 1984-07-20 ロイヤル工業株式会社 編物製図割出し用計算機
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