JPS62259172A - デザインパタ−ンにもとづく衣服型紙作成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衣服型紙作成のＣＡＤシステムに関する。

〔従来の技術〕

コンピュータによる型紙作成方法としては、従来は原型
を拡大・縮小するだけのものが主であった（安居院猛・
他、婦人服用ＣＡＤの作成、信学技報ｖｏ１．８４．　
Ｎａ　１０６．頁９〜１６．１９８４）。デザインを加
味したパターンを作成するものとしては、デザイナの描
いたデザイン画（完成予想図）自体を入力し、その衣服
型紙を出力するような方法（山用勝・他、マイクロコン
ピュータによるパターンメーキングのための基礎プログ
ラムの開発（第２報）デザイン画からのパターン作成、
武庫用女子大学紀要家政学部４５．　ｖｏｌ、　３１　
。

被９７・被１１４．１９８３）があるのみである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の原型を拡大・縮小するだけの方法では、もともと
原型が人体を計測して得られる体型データ（たとえば身
長・体重・胸囲・腰囲・胴囲などのデータから一定の定
型的手順により作成されるものであり、デザイン的要素
が加味されていないので、各人の好みを衣服に反映させ
ることはできない。なお、前記体型データとしてはさら
に言回り・肩幅・背幅・袖丈・股上なども付加できる。

後者のデザイン画からの方法では、記録されているデザ
イン画でない新規デザイン画のパターンを出力するため
には、それと比較的相似な記録デザイン画に対応したパ
ターン番用意して、デザイン部分を修正することで衣服
型紙を作成していた。

それ故、どんな新規デザイン画でも、入力することによ
り直ちにパターンが得られるわけではない。

このように両方法とも、多種多彩なデザインを必要とす
るアパレル業界では、実用上問題があった。

本発明の目的は、入力の対象として生地の裁断形状を示
すデザインパターン（スタイルブックに掲載されている
ものなどで、どのような体型データの人を基準に作成さ
れたかを明示しているもの）を用いて、そのデザインで
、しかも各人の体型に適合するような衣服型紙を作成す
る方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の方法は、デザインパターンを入力する画像入力
手段と、入力された各人の体型データから原型を作成す
る手段と、前記デザインパターン。

原型上のそれぞれの基準位置と距離とを表わすマーク群
と、前記デザインパターンのマーク群を、前記原型のマ
ーク群に対応して拡大もしくは縮小する手段とを備え、
前記の修正された新規デザインパターンを衣服型紙とし
て出力するものである。

デザインパターンの入力は、イメージスキャナあるいは
ディジタイザによってなすことができる。

最終出力装置としては、たとえばＸ−Ｙプロッタが用い
られる。

〔作用〕

入力の対象としてはデザインパターンを用いる。

そのデザインパターンは、どのような体型データの人を
基準に作成されたかを明示しているものであればいかな
るものでもよい。一方、人体を計測して得られる体型デ
ータたとえば身長・体重・胸囲・腰囲・胴囲などのデー
タを人力すれば一定の手順プログラムにより原型が作成
される。なお、前記体型データとしては更に言回り・肩
幅・胸幅・背幅・袖丈・股上なども付加できる。入力さ
れたデザインパターンを、体型に適合した原型の寸法に
応じて拡大・縮小するのでデザインパターンは各人の体
型に適合して修正される。

上記デザインパターンの入力には、自動入力が可能なイ
メージスキャナか、あるいはポイント抽出が可能で入力
されたポイントの座標値変換が容易なディジタイザが用
いられる。これらを用いることにより、どのようなデザ
インパターンでもその入力が可能になり、多種多彩なデ
ザインを必要とするアパレル業界でのメリットは大きい
。さらにイメージスキャナは自動入力であるために入力
速度の高速化が図れるし、ディジタイザは入力は手動で
あるが、手動であるためにデザインパターンを自分の好
みで変更入力することも、また自分でデザインしながら
入力することも可能になる。

デザインパターンの拡大・縮小は、原型およびデザイン
パターンの基準位置と距離とを表わすマーク群によって
拡大率・縮小率を算定して行なう。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例につき説明する。装置としては
通常のコンピュータシステムと同様であり、たとえば第
２図のような装置を用いる。これは通常のＣＡＤシステ
ムであって、コンピュータ本体１と、周辺装置として、
外部メモリ２．ＣＲＴディスプレイ３を有し、入出力装
置としてキーボード４．Ｘ−Ｙプロッタ７を有する。さ
らに、本実施例では画像入力手段５として、イメージス
キャナまたはディジタイザを必要とする。また基点設定
のためマウスまたはジョイスティックなどのポインティ
ングデバイス６を使用する。ただしソフトウェアでポイ
ンティング設定を行なうようにすればこれは不要になる
。

第１図（ａ）に示すフローチャートを参照して前身頃作
成の場合につき本実施例の説明を行なう。第１図（ｂ）
には、各パターンを図示しである。先ず、前身頃作成に
必要な各人の体型データをキーボ−ド４から入力する（
Ｐ　＋）−この入力データから原型を作成する（Ｐｚ）
、次にＰｓでＣＲＴディスプレイ３上で第１図（ｂ）に
示すように黒丸で示す複数の基点（４９口、−へ）を原
型上に設定する。この設定はマウスなどのポインティン
グデバイス６により行なう（Ｐｓ）、上記が完了すると
、デザインパターンをイメージスキャナまたはディジタ
イザなどの画像入力手段５で入力する（Ｐ、）、なお、
このときデザインパターンが原寸大でない場合には、そ
の原寸縮小率をキーボード４より入力し、デザインパタ
ーンのデータは、原寸大に変換しておく。

次にデザインパターン上にも第１図山）のデザインパタ
ーン上の黒丸が示すように原型に設定した基点と対応す
る位置に基点イ′１口′、・−の設定を行なう（Ｐｓ）
、基点設定方法はＰ、と同様である。

そして原型とデザインパターンのファイルを外部メモリ
２に作成し、これらの両図形データを格納しておく（Ｐ
６）、さらに、原型とデザインパターンの対応づけとし
て、両図形上に設定された基点の座標値と基点間の距離
および両図形作成の際の体型データとから両図形量の構
成比率を演算する（Ｐ、）、たとえばイ・口・間の距離
りとイ′・口′間の距ＭＬ’との比Ｌ／Ｌ　’およびイ
・口開に相当する各人の体型データたとえば言回りＮと
イ′・口′間に相当するデザインパターンの体型データ
Ｎ′との比Ｎ／Ｎ　’など各基点間について求める。

したがって各基点間で数値を異にし、この数値が各基点
間の拡大・縮小率になり、デザインパターンを原型に合
わせて拡大・縮小して新規のデザインパターンを作成す
る（ｐｇ）、そしてＸ−Ｙプロフタ７によって衣服型紙
として出力する（Ｐ９）。

上記実施例は第１図のフローチャートによる方法である
が、方法を構成する各工程の順は自由度があり、適宜変
更できる。たとえば、実施例では各人の計測データ入力
を最初に行なったが、デザインパターン入力を先にして
もよい。この場合入力すべきデザインパターンにあらか
じめ基点が書込まれておれば特にＣＲＴディスプレイ３
で観察し基点設定を行なう必要もなくなる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明は、デザインパターンを入力し、
体型データから求められる原型を用い、これによってデ
ザインパターンを修正し体型に相応した衣服型紙を作成
するものであって単に原型を拡大・縮小するのではない
。しかもデザインパターンの拡大・縮小の比較対象とし
て・各人の体型データから割り出された原型を用いるこ
とにより、どんなデザインパターンを入力してもその拡
大・縮小が容易に行なえる。但しそのデザインパターン
はどのような体型データの人を基準に作成されたかを明
示し、寸法が記載されているものである。本方法は、以
上のように、きわめて実用性と汎用性が大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の実行を示すフローチャート
、第２図はＣＡＤシステムの一例を示す構成図である。 １・・・コンピュータ本体、　　２−外部メモリ、訓−
・−ＣＲＴディスプレイ、　　４−キーボード、５−画
像入力手段、 ６−ポインティングデバイス、 ７・−Ｘ−Ｙプロッタ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）衣服型紙作成のＣＡＤシステムにおいて、生地の
   裁断形状を示すデザインパターンを入力する画像入力手
   段と、各人の人体を計測して得られる体型データから原
   型を作成する手段と、前記デザインパターンと原型とを
   比較して原形寸法に一致するようにデザインパターンを
   部分的に拡大もしくは縮小する手段とを備え、前記の修
   正された新規デザインパターンを衣服型紙として出力す
   ることを特徴とする衣服型紙作成方法。
2. （２）デザインパターンを入力する画像入力手段がイメ
   ージスキャナであることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の衣服型紙作成方法。
3. （３）デザインパターンを入力する画像入力手段がディ
   ジタイザであることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の衣服型紙作成方法。