JP2004070519A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想的に衣服モデルのデザインを行う画像処理装置であって、被服構成学の知識を有しないような初心者であっても、容易に衣服モデルを作成することができる。
【解決手段】オペレータの操作指令を受け付ける操作部200と、操作部200によって入力された情報から、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように仮想的に3次元的に衣服モデルを作成するデザイン部110と、デザイン部110により表示された衣服モデルを、少なくとも1つの型紙として2次元座標軸上へ展開する2次元展開部130と、デザイン部110が作成した衣服モデル及び2次元展開部130が展開した型紙を表示部400に表示させる表示制御部140とを備える。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ上で仮想的に衣服モデルを作成し、型紙展開を行う画像処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アパレル業界では、CADを用いた衣服のデザインが行われている。衣服のデザインに用いられるCADにおいては、コンピュータ上で作成された型紙モデルは、3次元データに変換され、3次元的に表示された人体モデルの表面に貼り付けられて立体的に表示される。デザイナーは、コンピュータ上に3次元的に表示された衣服モデルを参照しながら、2次元的に表示された型紙モデルを作成していく。
【0003】
このように、アパレル業界では、コンピュータ上で衣服モデルのデザインを行う際、まず、2次元的に型紙モデルを作成するという作業が前提となっており、3次元的に表示された衣服モデルは、型紙モデルを作成することを支援するために補助的に用いられるにすぎなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
周知のように、コンピュータ上で仮想的に型紙モデルを作成するためには、現実の型紙を作成するのと同様に、被服構成学の知識が必要となる。被服構成学の専門書としては、例えば「パターンメーキングの原理、アミコファッションズ、1997、大野順之助著」や「パターンメーキングの基礎、文化出版、2000、小野喜代司著」などがあるが、型紙を作成する者は、このような専門書を熟読し、被服構成学の知識を習得する必要がある。したがって、従来のCADによる衣服の作成手法では、型紙モデルの作成が前提となっているため、被服構成学の知識を備えていない者は、容易に衣服をデザインすることができないという問題があった。
【0005】
さらに、2次元的に型紙モデルを作成する場合、その型紙モデルが3次元的にどのような形状とされるかを想像しながら型紙モデルを作成しなければならず、直感性に欠けるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、被服構成学の知識を有さないような初心者であっても、容易に衣服モデルを作成することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、仮想的に衣服モデルを作成する画像処理装置であって、オペレータの操作指令を受け付ける入力手段と、前記入力手段が受け付けたオペレータの操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように3次元的に衣服モデルを作成する衣服モデル作成手段と、前記衣服モデル作成手段が作成した衣服モデルを、少なくとも1つの型紙モデルとして2次元平面へ展開する展開手段と、前記衣服モデル及び前記型紙モデルを表示装置に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、オペレータによる操作指令が入力手段を介して受け付けられ、この操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルに適合するような衣服モデルが作成される。そして、3次元的にデザインされた衣服モデルが展開手段により型紙モデルとして2次元平面へ自動的に展開される。したがって、専門的な知識が要求される型紙モデルの作成が自動的に行われるため、被服構成学の知識を有しない初心者であっても、容易に衣服モデルを作成することができる。さらに、3次元的に衣服モデルを作成することができるため、2次元的に表示された型紙モデルが3次元的にどのように表示されるかを想像しながら、型紙モデルの作成を行う必要がなくなり、オペレータはより直感的に衣服モデルを作成することができる。
【0009】
また、前記人体モデルの表面において、外側に向かって突き出した少なくとも2つの突出点を取得する取得手段を更に備え、前記衣服モデル作成手段は、前記取得手段によって取得された突出点間を結ぶ直線を、オペレータの操作指令に応じて、垂直方向に移動することにより形成される軌跡を衣服モデルの形状とすることが好ましい。
【0010】
この構成によれば、例えば胸の頂部のような人体モデルの表面の外側に突き出した2つの突出点を指定し、この突出点間を結ぶ直線を垂直方向に移動するという簡素な操作により衣服モデルを作成することができる。
【0011】
また、前記衣服モデル作成手段は、前記突出点間を結ぶ直線又はその直線の軌跡が前記人体モデルを貫通した場合、貫通した部分の直線又は直線の軌跡を前記人体モデルの表面に沿った形状に変更することが好ましい。
【0012】
この構成によれば、人体モデルの表面の突出点を結ぶ直線が人体モデルを貫通した場合、またはその直線の軌跡が人体モデルを貫通した場合、貫通した部分の直線又は直線の軌跡の形状が、人体モデルの表面の形状に沿った形に自動的に変更される。そのため、オペレータは、衣服モデルの形状を人体モデルの形状に合わせるような複雑な操作が不要となり、平易な操作により、人体モデルの形状に適合するような衣服モデルを作成することができる。
【0013】
また、前記衣服モデル作成手段は、人体モデル表面に形成された閉曲線を移動することにより形成された軌跡を衣服モデルの形状とすることが好ましい。
【0014】
この構成によれば、人体モデル上の例えば胴体と足との付け根部分のような閉曲線を、オペレータの操作指令に応じて移動させることにより形成された閉曲線の軌跡が衣服モデルの形状とされるため、オペレータは、閉曲線を移動させるという簡素な操作によって、衣服モデルを作成することができる。
【0015】
また、前記取得手段は、前記人体モデルの表面から外側に向かって所定距離離間した位置を前記突出点として取得することが好ましい。
【0016】
この構成によれば、人体モデルの表面から外側に向かって離間した位置が突出点とされるため、人体モデルに対するゆとり量を考慮した衣服モデルを作成することができる。
【0017】
また、前記展開手段は、前記3次元的に表示された衣服モデルの曲率を基に、前記型紙モデルに対してダーツ処理またはいせ込み処理を施すことが好ましい。
【0018】
この構成によれば、オペレータが3次元的にデザインした衣服モデルの表面の曲率を基に、ダーツ位置又はいせ込み位置が決定され、決定された位置にいせ込み処理あるいはダーツ処理が自動的に施されるため、初心者にとって設定が困難なダーツ処理又はいせ込み処理が容易に行われる。
【0019】
また、前記展開手段は、前記3次元的に表示された衣服モデル上に仮想的に設定された糸目の方向に基づいて、前記型紙モデルを展開することが好ましい。
【0020】
この構成によれば、布の糸目方向を考慮した型紙展開が可能となるため、布を用いて現実の衣服を作成した場合に、その衣服の形状が仮想的に作成した衣服モデルの形状により近づくこととなる。
【0021】
本発明に係る画像処理方法は、コンピュータが、仮想的に衣服モデルを作成する画像処理装置であって、コンピュータが、オペレータの操作指令を受け付けるステップと、コンピュータが、前記入力手段が受け付けたオペレータの操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように3次元的に衣服モデルを作成するステップと、コンピュータが、前記衣服モデル作成手段が作成した衣服モデルを、少なくとも1つの型紙モデルとして2次元平面へ展開するステップと、コンピュータが、前記衣服モデル及び前記型紙モデルを表示装置に表示させるステップとを備えることを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、オペレータによる操作指令が入力手段を介して受け付けられ、この操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルに適合するような衣服モデルが作成される。そして、3次元的にデザインされた衣服モデルが展開手段により型紙モデルとして2次元平面へ自動的に展開される。したがって、専門的な知識が要求される型紙の作成が自動的に行われるため、被服構成学の知識を有しない初心者であっても、容易に衣服モデルをデザインすることができる。さらに、3次元的に衣服モデルを作成することができるため、2次元的に表示された型紙モデルが3次元的にどのように表示されるかを想像しながら、型紙モデルのデザインを行う必要がなくなり、オペレータはより直感的に衣服モデルを作成することができる。
【0023】
本発明に係る画像処理プログラムは、コンピュータに仮想的に衣服モデルを作成させる画像処理プログラムであって、コンピュータをオペレータの操作指令を受け付ける入力手段、コンピュータを入力手段が受け付けたオペレータの操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように3次元的に衣服モデルを作成する衣服モデル作成手段、コンピュータを前記衣服モデル作成手段により作成された衣服モデルを、少なくとも1つの型紙モデルとして2次元平面へ展開する展開手段、コンピュータを前記衣服モデル及び前記型紙モデルを表示装置に表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、オペレータによる操作指令が入力手段を介して受け付けられ、この操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルに適合するような衣服モデルが作成される。そして、3次元的にデザインされた衣服モデルが展開手段により型紙モデルとして2次元平面へ自動的に展開される。したがって、専門的な知識が要求される型紙の作成が自動的に行われるため、被服構成学の知識を有さない初心者であっても、容易に衣服モデルを作成することができる。さらに、3次元的に衣服モデルを作成することができるため、2次元的に表示された型紙モデルが3次元的にどのように表示されるかを想像しながら、型紙モデルのデザインを行う必要がなくなり、オペレータはより直感的に衣服モデルを作成することができる。
【0025】
本発明に係る画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに仮想的に衣服モデルを作成させる画像処理プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータをオペレータの操作指令を受け付ける入力手段、コンピュータを入力手段が受け付けたオペレータの操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように3次元的に衣服モデルを作成する衣服モデル作成手段、コンピュータを前記衣服モデル作成手段により作成された衣服モデルを、少なくとも1つの型紙モデルとして2次元平面へ展開する展開手段、コンピュータを前記衣服モデル及び前記型紙モデルを表示装置に表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とする画像処理プログラム記録したものである。
【0026】
この構成によれば、オペレータによる操作指令が入力手段を介して受け付けられ、この操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルに適合するような衣服モデルが作成される。そして、3次元的にデザインされた衣服モデルが展開手段により型紙モデルとして2次元平面へ自動的に展開される。したがって、専門的な知識が要求される型紙の作成が自動的に行われるため、被服構成学の知識を有さない初心者であっても、容易に衣服モデルを作成することができる。さらに、3次元的に衣服モデルを作成することができるため、2次元的に表示された型紙モデルが3次元的にどのように表示されるかを想像しながら、型紙モデルのデザインを行う必要がなくなり、オペレータはより直感的に衣服モデルを作成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による画像処理装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【0028】
図1に示す画像処理装置は、パーソナルコンピュータ等から構成され、オペレータの操作指令を受け付ける入力装置1と、パーソナルコンピュータを稼動させるための、例えばBIOSなどの基本プログラムを記録するROM(リードオンリーメモリ)2と、画像処理プログラムを実行するCPU(中央演算処理装置)3と、一時的にデータを記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)4と、画像処理プログラムや、オペレーティングングシステムなどを記憶する補助記憶装置5と、CPUの処理した画像を表示する表示装置6と、フレキシブルディスク、CD−ROM及びDVD−ROMなどの記録媒体8に記録されたデータを読み取る記録媒体駆動装置7とを備えている。
【0029】
ROM2、CPU3、RAM4、補助記憶装置5、表示装置6及び記録媒体駆動装置7は、バスライン9により相互に接続されている。入力装置1は、キーボードやマウスなどを含み、パーソナルコンピュータ本体の背後に備えられた例えばUSBポートなどに接続されている。
【0030】
本画像処理装置は、パーソナルコンピュータを画像処理装置として機能させる画像処理プログラムが記録された例えばCD−ROMなどの記録媒体8を、記録媒体駆動装置7に装填し、画像処理プログラムを補助記憶装置5にインストールすることにより、パーソナルコンピュータを画像処理装置としている。なお、画像処理プログラムを記憶するWEBサーバーからインターネット回線を介してダウンロードすることにより画像処理プログラムをインストールしてもよい。
【0031】
また、パーソナルコンピュータにより種々のデータを入力し、そのデータをインターネット上に配置されたWEBサーバー上で処理し、処理結果をパーソナルコンピュータに送信するというように、WEBサーバー及びパーソナルコンピュータ間で画像処理プログラムを分散的に実行させてもよい。
【0032】
図2は、本実施形態に係る画像処理装置のブロック構成図を示している。本画像処理装置は、機能的には、プログラム実行部100と、記憶部200と、操作部300と、表示部400とを備えている。
【0033】
記憶部200は、人体モデル記憶部201と、メッシュデータ記憶部202と、テクスチャ記憶部203と、ツール記憶部204と、型紙データ記憶部205と、型紙配置情報記憶部206とを備えている。
【0034】
人体モデル記憶部201は、3次元的に衣服モデルを作成する際に、作成する衣服モデルを貼り付けるための人体モデルの表面形状を表すポリゴンデータを予め記憶している。この人体モデルの形状及び大きさは、操作部300を介してデータを入力することにより、人体モデルの形状を特定するために人体モデル上に複数設けられた特徴点の値を設定し、変更することができる。詳細には、特徴点を含む特徴点近傍の面の法線方向にその特徴点を所定距離移動するように、特徴点の値を設定すると、移動した特徴点を結ぶように人体モデル表面の形状が補間され、人体モデルの形状が変更される。本画像処理装置では、人体モデルの特徴点として胸の頂部や、膝などの頂部などの人体モデル表面を表すにあたり代表的な複数、例えば27個の点が特徴点として設けられており、オペレータは、これら特徴点の値を設定すると、その特徴点が例えば特徴点近傍の面の法線方向に移動され、人体モデルのサイズを所望する人間(デザインされる衣服を着る人間)のサイズに一致させることができる。
【0035】
メッシュデータ記憶部202は、後述するメッシュ作成部125が3次元的に作成した衣服モデルを構成する構成面(衣服モデル構成面)に形成した複数のメッシュのそれぞれの頂点の座標を記憶する。
【0036】
テクスチャ記憶部203は、作成する衣服モデルの材質や柄などに応じて衣服表面にマッピングするためのテクスチャ及びバストラインやウエストラインを人体モデルに表示するためのテクスチャを記憶する。
【0037】
ツール記憶部204は、オペレータが衣服モデルを作成する際に使用する種々のツールを記憶する。ツールとしては、人体モデル表面の突出点を選択するための選択ツールと、ドラッグすることにより衣服モデル表面の形状を形成するための移動ツールと、人体モデルの種々のオブジェクト、例えば腕や上半身などの領域を選択するためのなげ縄ツールと、オペレータが人体モデル表面に新たな突出点を作成するための突出点作成ツールと、人体モデル表面に設定された突出点のオフセット値を設定するためのオフセットツールと、人体モデルのあるオブジェクトを半透明表示させるための非表示ツールと、非表示ツールにより半透明表示されたオブジェクトを表示するための表示ツールと、表示部400の画面上に線を描画するためのペンツールと、衣服モデルを構成する衣服モデル構成面のうち隣接する衣服モデル構成面の不連続な部分を滑らかにするための平滑化ツールと、デザインされた衣服モデルの一部を切り取るためのはさみツールと、人体表面の突出点を表示したり、その突出点の曲率などを表示するファンクションイメージツールと、作成された衣服モデルの任意の領域を選択し、選択した領域を例えば数値を入力することにより所望の大きさに拡大あるいは縮小表示させる拡大縮小ツールなどを備えている。
【0038】
型紙データ記憶部205は、後述する2次元展開部120が、3次元的に作成された衣服モデルを2次元平面に展開することにより得られた型紙モデルの輪郭線上に複数存在する特徴点の座標と、各座標間を結ぶ曲線または直線の情報などを記憶する。
【0039】
型紙配置情報記憶部206は、後述する2次元展開部120が作成した型紙モデルの人体モデル上での配置位置を記憶する。
【0040】
プログラム実行部100は、CPU3が画像処理プログラムを実行することにより実現され、オペレータの操作指令に応じて、3次元的に衣服モデルを作成するデザイン部110と、3次元的に作成された衣服モデルを2次元平面に型紙モデルとして展開する2次元展開部120と、展開された型紙モデルから、再度、3次元表示された衣服モデルを作成する3次元モデル作成部130と、表示制御部140とを備えている。
【0041】
デザイン部110は、注目突出点取得部111と、ライン作成部112と、軌跡作成部113と、軌跡変更部114と、マージ部115と、ゆとり量調整部116とを備えている。
【0042】
注目突出点取得部111は、人体モデル表面の例えば胸の頂点や肩甲骨の頂点などの複数の突出点のうち、オペレータが選択した2つの突出点を注目突出点として取得する。
【0043】
ライン作成部112は、注目突出点取得部111が取得した2つの注目突出点を結ぶ直線を作成する。また、ライン作成部112は、注目突出点間を結ぶ直線が人体モデルを貫通した場合、注目突出点間を結ぶ直線を人体モデル表面の形状に沿った曲線に変更する。
【0044】
軌跡作成部113は、オペレータの操作指令に応じて、ライン作成部112が作成した直線あるいは曲線を、垂直方向にスライドさせ、直線あるいは曲線の軌跡を衣服モデルの身頃部分の一部を構成する衣服モデル構成面とする。
【0045】
また、軌跡作成部113は、人体モデル上に形成された例えばウエストラインのような閉曲線をオペレータの操作指令に応じてスライドさせることにより形成された閉曲線の軌跡を衣服モデル構成面とする。
【0046】
軌跡変更部114は、ライン作成部113が作成した直線若しくは曲線、または、軌跡作成部113が作成した閉曲線の軌跡が、人体モデルと交差した場合、交差した部分の衣服モデルの形状を、人体モデルに沿った形状に変更する。
【0047】
マージ部115は、オペレータの操作に応じて、隣接する2つの衣服モデル構成面を併合し、1つの衣服モデル構成面とする。また、マージ部115は、オペレータの操作に応じて、一度マージした面を再度2つの面に分割する。
【0048】
ゆとり量調整部116は、オペレータが選択した衣服モデル表面の突出点を、オペレータの操作に応じて、その突出点近傍の面の法線方向に所定距離移動させて、衣服モデルの形状を所定距離移動された突出点を通るように衣服モデル構成面を変更し、衣服モデルのゆとり量を調整する。
【0049】
2次元展開部120は、歪量算出部121と、可展面抽出部122と、ダーツ設定部123と、いせ込み領域設定部124と、メッシュ作成部125と、メッシュ展開部126と、型紙修正部127とを備えている。
【0050】
歪量算出部121は、衣服モデル表面を構成する複数の点の中から所定ドット毎に抽出した複数の点における垂直方向の曲率K1と水平方向の曲率K2とを求め、H=1/[2(K1+K2)]の演算を行い平均曲率Hを算出するとともに、垂直方向の曲率K1と水平方向の曲率K2とからK=K1×K2の演算を行い、ガウス曲率Kを算出する。
【0051】
可展面抽出部122は、歪量算出部121が算出したガウス曲率Kの値が0か否かを判断し、ガウス曲率Kが0の位置の近傍の面を2次元平面へ展開可能な面(可展面)として抽出する。そして、可展面抽出部122は、抽出した可展面を衣服モデル表面に例えば赤色で表示するように表示制御部140に指示する。なお、ガウス曲率Kの値が0に近づくにつれて、2次元平面への展開が行いやすくなるため、歪量算出部121は、ガウス曲率Kを0近傍の所定の閾値と比較することにより、可展面を抽出してもよい。
【0052】
ダーツ設定部123は、歪量算出部121が算出したガウス曲率Kが0より大きいまたは0より小さく、かつ凹凸形状を有する曲面の凹凸の頂点の位置から、凹凸の頂点の位置の近傍に位置する可展面と凹凸形状を有する曲面との境界線に向かうようにダーツ線を設定し、設定したダーツ線を衣服モデル表面に表示するように表示制御部140に指示する。
【0053】
いせ込み領域設定部124は、貼り合わせ対象となる2枚の布の寸法を基に、いせ込み比率を算出する。
【0054】
メッシュ作成部125は、デザイン部110によって作成された衣服モデル構成面に所定のメッシュを作成し、作成したメッシュの各頂点の座標をメッシュデータ記憶部202に記憶させる。なお、この場合のメッシュの生成方法は特に限定されず、種々のメッシュ生成方法を用いることができ、型紙モデルを分割するメッシュの形状としては、例えば、三角形または四角形などを用いることができる。
【0055】
メッシュ展開部126は、メッシュ作成部125が作成したメッシュを2次元平面上へ展開する。また、メッシュ展開部126は、展開したメッシュ間で重なり(オーバーラップ)が生じた場合、オーバーラップを回避するように、2次元平面へ展開されたメッシュの頂点の位置を移動させる。また、メッシュ展開部126は、2次元平面に展開された型紙モデルの人体モデル上での配置位置を取得し、型紙配置情報記憶部206に記憶させる。
【0056】
型紙修正部127は、布の糸目の方向にしたがって、型紙モデルの形状を修正する。
【0057】
表示制御部140は、人体モデル記憶部201が記憶する人体モデルデータを読み出して表示部400に表示する。
【0058】
また、表示制御部140は、テクスチャ記憶部203に記憶されているテクスチャのうち、オペレータが選択したテクスチャを衣服モデル表面にマッピングする。
【0059】
また、表示制御部140は、ツール記憶部204が記憶する種々のツールを読み出し表示部400に表示するとともに、オペレータがツールを操作することにより衣服モデルの作成を行った場合、オペレータの操作に応じて、衣服モデルの形状を変更させる。
【0060】
また、表示制御部140は、2次元展開部120が3次元表示された衣服モデルを2次元平面へ展開することにより得られた衣服モデルの型紙モデルを表示部400に表示する。また、表示制御部140は、3次元モデル作成部130が、型紙モデルから作成した3次元の衣服モデルを表示部400に表示する。
【0061】
また、表示制御部140は、2次元展開部120が作成した型紙モデルをプリンタ500に出力することにより型紙モデルを紙面上にプリントさせる。
【0062】
次に、デザイン部110が行う処理について図3に示すフローチャートに従って説明する。まず、ステップS1において、表示制御部140は、人体モデル記憶部201に記憶されている人体モデルを読み出して、表示部400に表示する。
【0063】
次いで、ステップS2において、オペレータが人体モデルの身頃部分以外を半透明表示させるように指示すると、表示制御部140は、人体モデルの身頃部分以外の部分を半透明で表示する。
【0064】
次いで、ステップS3において、注目突出点取得部111は、予め人体モデル表面に表示された複数の突出点うち、オペレータが選択した2つの突出点を注目突出点として取得する。図4は、オペレータが突出点を選択する様子を説明するための図である。図4に示すように、人体モデルの表面には、胸の頂部、肩甲骨の頂部の合計4個の突出点TTが予め表示されている。オペレータは、これら複数の突出点TTの中から所望する2つの突出点TTの位置に選択ツールTAを合わせてクリックすると、注目突出点取得部111は、これら2つの突出点TTを注目突出点CTとして取得する。図4では、両胸の頂部の突出点TTを注目突出点CTとして取得している。
【0065】
また、オペレータが突出点作成ツールTBを人体モデルの表面の所定の位置に合わせてクリックすると、表示制御部140は、その位置に突出点を作成する。そして、注目突出点取得部111は、作成された突出点を注目突出点CTとして取得することも可能である。
【0066】
次いで、ステップS4において、ライン作成部112は、注目突出点間を直線で結ぶ。図4では、胸の頂部の注目突出点CT間が直線L1で結ばれている。次いで、ステップS5において、ライン作成部112は、ステップS4で作成した直線が人体モデルを貫通するか否かを判断する。作成した直線が人体モデル貫通している場合、注目突出点CT間を人体モデル表面の形状に沿った曲線で結ぶ(ステップS6)。
【0067】
次いで、ステップS7において、オペレータが注目特徴点間を結ぶ直線又は曲線をドラッグすると、図4で示すように、ドラッグ量に応じて、直線L1が垂直方向にスライドされ、直線L1の軌跡LSが形成され、衣服モデルの表面形状とされる。
【0068】
次いで、ステップS8において、注目特徴点間を結ぶ直線又は曲線の軌跡が人体モデルを貫通するか否かが判断され、直線又は曲線が人体モデルを貫通した場合(ステップS8でYES)、衣服モデルの形状は人体モデル表面の形状に沿った形状とされる(ステップS9)。再度、新たな注目特徴点を選択して注目特徴点間を結ぶ直線または曲線の軌跡を形成し身頃部分の衣服モデルを作成していく。
【0069】
次に、袖部分をデザインする際のデザイン部110の処理について図5に示すフローチャートに従って説明する。
【0070】
まず、ステップS21において、オペレータが人体モデルに対して右腕あるいは左腕部分以外を半透明表示するように指示すると、表示制御部140は、右腕あるいは左腕の部分以外を半透明表示する。
【0071】
次いで、ステップS22において、アームホールにマウスポインタを合わせ、手先方向にドラッグすると、ドラッグ量に応じて、アームホールの軌跡が成長していき衣服モデルの袖部分が形成される。
【0072】
次いで、ステップS23において、オペレータが袖部分のゆとり量を設定すると、ゆとり量調整部116は、設定されたゆとり量に応じて、袖の太さを変更する。図6は、袖の太さを調整する様子を説明するための図である。図6では、ゆとり量設定ツールをアームホール付近の袖断面S1の外周に合わせて外側に向けてドラッグすることにより、袖断面S1はS1´に拡大され、ゆとり量設定ツールを肘部分の袖断面S2の外周に合わせ外側に向けてドラッグすることにより、袖断面S2はS2´に拡大され、ゆとり量設定ツールを手先側の袖断面S3の外周にに合わせ内側に向けてドラッグすることにより、袖断面S3はS3´に縮小されており、袖断面S1´、S2´及びS3´の外周をつなぐように袖の形状が変更されている。なお、図6では、袖断面S1、S2及びS3の3箇所を選択したが、これに限定されず、2箇所以下、あるいは4箇所以上の袖断面の選択してもよい。また、調節対象となる袖断面の位置も、アームホール付近、肘付近及び手先付近に限定されず、例えば、袖上の任意の位置を選択することができる。
【0073】
次いで、ステップS24において、オペレータが袖山の位置を移動させると、表示制御部140は、ドラッグ量に応じて袖山の位置を変化させる。図7は、袖山の形状の変化の様子を説明するための図である。マウスポインタを袖山STに合わせてドラッグし、袖山STの位置をST´の位置までドラッグすると、表示制御部140は、身頃の肩の付近の形状及び袖の形状を位置ST´を通過するように変更する。これにより肩パッドを表すことが可能となる。
【0074】
次に、スカートをデザインする際のデザイン部110の処理について、図8に示すフローチャートに従って説明する。まず、ステップS31において、オペレータが人体モデルの下半身以外の部分を半透明表示するように指示すると、表示制御部140は、人体モデルの下半身以外の部分を半透明表示する。
【0075】
次いで、ステップS32において、オペレータが人体モデルのウエスト付近の位置にマウスポインタを合わせてダブルクリックすると、表示制御部140は、テクスチャ記憶部203からウエストラインを表すテクスチャを読み出し、読み出したウエストラインのテクスチャを人体モデル表面のウエスト位置にマッピングする。この場合、図9に示すように人体モデルにウエストラインWLが表示される。
【0076】
次いで、ステップS33において、オペレータがマウスポインタをウエストラインWLに合わせて垂直方向にドラッグすると、軌跡作成部113は、ドラッグ量に応じて、ウエストラインWLを垂直方向にスライドさせる。
【0077】
次いで、ステップS34において、軌跡変更部114は、ウエストラインWLの軌跡が人体モデルと交差した場合(ステップS34でYES)、それ以降に形成されるスカートの形状を人体モデルの形状に沿った形状とする(ステップS35)。一方、ウエストラインの軌跡が人体モデルと交差しない場合(ステップS34でNO)、ウエストラインWLの軌跡をスカートの形状とする。この場合、図9に示すように、ウエストラインWLは、ドラッグ後、直ぐに人体モデルと交差するため、スカートSKの形状は人体モデルの形状に沿った形状となる。
【0078】
次いで、ステップS36において、オペレータが、操作部300を介してスカートのゆとり量を入力すると、ゆとり量調整部116は、入力されたゆとり量に応じて、スカートSKの開き具合を調整する。ゆとり量の入力方法としては、例えばドレープスカートやプリーツスカートなどのスカートの種類を選択すると、その種類に応じて、スカートSKの形状が変更されるようにしてもよい。また、オペレータがマウスポインタをスカートの任意の位置に合わせて、水平方向にドラッグすると、ドラッグ量に応じてスカートの形状が変更されるようにしてもよい。この場合、図9に示すように、スカートの足側の断面SK1の外周にマウスポインタを合わせ、水平方向を外側に向けてドラッグすると、断面SK1が、ドラッグ量に応じて拡大していき、拡大した断面積SK1´の外周とウエストラインWLとを結ぶようにスカートの形状が変更される。これにより、スカートの形状の調整が可能となる。
【0079】
次いで、ステップS37において、オペレータが装飾ツールを操作すると、表示制御部140は、装飾ツール操作に応じて、スカートSKに装飾を施す。装飾ツールとしては、スカートに折りひだを付けるためのプリーツツールと、スカートにギャザーを付けるためのギャザーツールと、スカートを布が垂れたようなデザインにするドレープツールなどが存在する。オペレータは、これらの装飾ツールをスカートの所望する位置に合わせて種々の操作を行うと、その位置にプリーツ、ギャザー及びドレープが付けられる。
【0080】
次いで、ステップS38において、オペレータがナイフツールを用いてスカートの裁断操作などを行うと、表示制御部140は、オペレータの裁断操作に応じてスカートを裁断し、スカートの形状を変更する。これにより、スカートの形状が整えられる。
【0081】
次に、パンツをデザインする際のデザイン部110が行う処理について、図10及び図11のフローチャートに従って説明する。ステップS41〜S43までの処理は、図8に示すステップS31〜S33までのの処理と同一であるため、説明を省略する。
【0082】
次いで、ステップS44において、軌跡が人体モデルと交差した場合(ステップS44でYES)、軌跡変更部114は、パンツを人体モデルに沿った形状にする(ステップS45)。なお、パンツを作成する場合、オペレータは、股ぐり(両足の付け根)部分でウエストラインのドラッグを停止するものとする。
【0083】
次いで、ステップS46において、オペレータが、はさみツールにより股ぐり部分に切り込み操作を行うと、表示制御部140は、股ぐり部分に切り込みを入れる。この場合、図12に示すように、股ぐり部分に例えば股付近の足の形状に沿うように、切り込みPKが入れられる。そして、オペレータの操作に応じて、マージ部115は、股ぐり部分の前部と後部をつなぎあわせる。これにより、パンツの股ぐりが表される。
【0084】
次いで、ステップS47において、オペレータが、股ぐり付近の右足または左足の断面の外周線(レッグホール)の位置にマウスポインタを合わせ、垂直方向にドラッグすると、レッグホールの軌跡が成長していきパンツの裾が形成される。
【0085】
次いで、ステップS48において、外周線の軌跡が人体モデルと交差した場合(ステップS48でYES)、軌跡変更部114は、それ以降のパンツの形状を人体モデルの足に沿った形状とする(ステップS49)。この場合、図12に示すように、股ぐり付近の左足のレッグホールLHの軌跡がズボンの裾LTとされる。
【0086】
次いで、ステップS50において、オペレータが折り目ツールにより、パンツの折り目を付ける操作あるいはパンツの裾の折返す操作を行うと、表示制御部140は、オペレータの操作に応じて、パンツに折り目を付けるあるいはパンツの裾を折り返して表示する。この場合、図12では、オペレータの操作により表示制御部140はパンツ前部のウエスト付近に、タックTPが作成されている。
【0087】
次いで、ステップS51において、オペレータが操作部300を介してゆとり量を入力すると、入力したゆとり量に応じて、ゆとり量調整部116は、パンツのゆとり量を調整する。この場合、図13に示すように、オペレータが、断面P1の位置にマウスポインタを合わせ、断面P1が拡大されるようにマウスポインタを水平方向外側にドラッグすると断面P1が断面P1´に拡大され、断面P2、P3及びP4のそれぞれにマウスポインタを合わせ水平方向を内側に向けてドラッグすると、断面P2、P3及びP4はそれぞれ、断面P2´、P3´及びP4´に縮小される。そして、表示制御部140は、拡大された断面P1´、縮小された断面P2´、P3´及びP4´を結ぶように、パンツの形状を変更する。これにより、パンツのゆとり量が調整される。なお、パンツの断面を拡大あるいは縮小可能な箇所は、上記4箇所に限定されず、オペレータが指定する任意の箇所の断面を拡大または縮小することができる。また、オペレータが、ベルボトムや、スリムなどパンツの形状を指定すれば、表示制御部140は、パンツの形状が指定した形状となるようにパンツの形状を変更してもよい。
【0088】
次に、襟をデザインする際のデザイン部110が行う処理について、図14に示すフローチャートに従って説明する。まず、ステップS61において、オペレータが人体モデルの首以外の部分を半透明表示するように指示すると、表示制御部140は、人体モデルの首以外の部分半透明表示する。
【0089】
次いで、ステップS62において、オペレータが、人体モデルの首と胴体との付け根部分の閉曲線(ネックホール)を垂直方向と反対方向にドラッグすると、そのドラッグ量に応じて軌跡作成部113は、ネックホールの軌跡を成長させる。
【0090】
次いで、ステップS63において、オペレータがはさみツールを用いてネックホールの軌跡に切り込み操作を施すと、表示制御部140は、オペレータの操作に応じてネックホールの軌跡に切り込みを入れる。
【0091】
次いで、ステップS64において、オペレータが折り曲げツールを用いて、ネックホールの軌跡に襟を形成するための折り目を入れると、表示制御部140は、ネックホールの軌跡を折り目に沿って折り曲げることにより襟を表示する。
【0092】
次いで、ステップS65において、オペレータが種々のツールを用いて、襟の形状を整える操作を行うと、表示制御部140は、オペレータの操作に応じて、襟の形状を変更する。
【0093】
次に、衣服モデルが2次元平面へ展開される際の2次元展開部120が行う処理について、図15〜図17に示すフローチャートに従って説明する。まず、ステップS71において、歪量算出部121は、衣服モデル表面のガウス曲率K及び平均曲率Hを算出する。次いで、ステップS72において、可展面抽出部122は、ガウス曲率Kが0の面を可展面として抽出する。
【0094】
次いで、ステップS73において、いせ込み領域設定部124は、ガウス曲率Kを基に、切り込み線推奨領域を衣服モデルの表面に表示するように表示制御部140に指示する。
【0095】
次いで、オペレータによる切り込み指示があった場合(ステップS74でYES)、表示制御部140は、オペレータが指定した領域に切り込みを入れる(ステップS75)。次いで、ステップS76において、ダーツ設定部123は、歪量算出部121が算出したガウス曲率Kが0より大きい面をダーツ推奨領域として設定し、設定したダーツ推奨領域を衣服モデル表面に表示するように表示制御部140に指示する。この場合、図18に示すように、ダーツ設定部123は、ダーツ領域の輪郭線を構成するダーツ線DLをガウス曲率Kが0より大きな凸状の曲面RSの頂点TPと可展面CSとの境界とを結ぶように設定する。
【0096】
次いで、ステップS77において、歪量算出部121は、ステップS76で決定されたダーツ推奨領域にダーツを入れた場合と、ダーツを入れない場合とのそれぞれの場合における衣服モデルの曲率を算出する。
【0097】
次いで、ステップS78において、オペレータによるダーツ挿入の指示がされた場合(ステップS78でYES)、オペレータが指定した領域にダーツを挿入する(ステップS80)。次いで、歪量算出部121により、ダーツを挿入しない場合の歪量からダーツを挿入した場合の歪量を差し引かれ、ダーツを挿入した場合の歪の軽減量が算出される(ステップS81)。一方、ステップS78において、オペレータによるダーツ挿入の指示が無かった場合(ステップS78でNO)ステップS76で衣服モデル表面に表示したダーツ推奨領域を削除する(ステップS82)。
【0098】
次いで、ステップS83において、可展面抽出部122は、ガウス曲率Kが0より小さい面をいせ込み推奨領域として設定し、設定したいせ込み推奨領域を衣服モデル表面に表示するように表示制御部140に指示する。
【0099】
次いで、ステップS84において、オペレータによりペンツールを用いて、いせ込み領域に対して交差するように線が引かれ型紙モデルの糸目を揃える方向が指定される。次いで、ステップS85において、いせ込みの深さ(いせ込みで立体になる領域)が指定される。
【0100】
次いで、ステップS86において、いせ込み領域設定部124はいせ込み比率を算出し、いせ込み比率が140%以上または70%以下ならばいせ込みは困難であると判断し、いせ込みを推奨しない旨を示すために、例えばいせ込み領域を警告色表示するように表示制御部140に指示する。なお、いせ込み比率は展開後に設定する糸目方向により変化するので、ここでは、いせ込み領域設定部124は、垂直方向に縦糸が設定されているとして計算する。
【0101】
次いで、ステップS87において、メッシュ作成部125は、衣服モデル表面に三角形または四角形のメッシュを作成する。
【0102】
次いで、ステップS88において、メッシュ展開部126は、中央メッシュを2次元平面へ展開する。図19は、メッシュ展開部126が前身頃の衣服モデル構成面内に作成したメッシュを2次元平面へ展開する様子を説明するための図であり、(a)は3次元的に作成された衣服モデルを示し、(b)は(a)の衣服モデルを2次元平面に展開した状態を示している。メッシュ展開部126は、まず、垂直方向の中央部のほぼ真中の位置にある中心メッシュCMを決定し、中心メッシュCMに隣接するメッシュNMを取得し、更にメッシュNMに隣接するメッシュを取得し、・・・というようにライン状に連なったメッシュ群を中央ラインメッシュCMLとして取得する。そして、中央ラインメッシュCMLを2次元平面へ展開する。
【0103】
次いで、ステップS89において、メッシュ展開部126は、2次元平面へ展開したメッシュにオーバーラップが発生した場合、オーバーラップを修正する処理を行う。図20は、メッシュ展開部126がメッシュのオーバーラップを修正する処理を説明するための図であり、(a)はオーバーラップが生じたメッシュを示し、(b)はオーバーラップが修正されたメッシュを示している。(a)に示すように、メッシュM1〜M6が共有する頂点CPが、メッシュM1〜M6のそれぞれを構成する一辺によって形成される六角形HEの外部に位置するため、メッシュM1〜M6間でオーバーラップが生じていることが分かる。そこで、メッシュ展開部126は、オーバーラップを回避するために、六角形HEの重心GPと頂点Pとのほぼ中点の位置に頂点CPを移動させることにより、(b)に示すように、メッシュM1〜M6のオーバーラップを回避している。
【0104】
次いで、ステップS90において、図19に示すように、メッシュ展開部126は、中央ラインメッシュCMLの両隣に位置する2本のライン状に連なったメッシュ群を第1ラインメッシュFMLとして取得し、取得した第1ラインメッシュFLMを2次元平面へ展開する。
【0105】
次いで、ステップS91において、メッシュ展開部126は、ステップS89と同様の処理を2次元平面に展開された第1のメッシュラインFMLに施し、オーバーラップの修正を行う。
【0106】
次いで、ステップS92において、メッシュ展開部126は、第1ラインメッシュFMLの両隣に位置する2本のライン状に連なったメッシュ群を、第2メッシュラインSMLとして取得し、取得した第2ラインメッシュSMLを2次元平面へ展開する。
【0107】
次いで、ステップS93において、メッシュ展開部126は、ステップS92で処理した第2ラインメッシュSMLの外側に隣接するメッシュ群を新たな第2ラインメッシュSMLとして取得し、全てのメッシュが2次元平面へ展開されるまで、ステップS91〜S92の処理を繰り返し行い、メッシュの2次元平面の展開が完了した場合、ステップS94に進む。このようにメッシュ展開部126は、一度に全てのメッシュを2次元平面へ展開するのではなく、ライン状に連なったメッシュ群を1つの処理単位として、メッシュを2次元平面へ展開していくため、3次元上で作成された衣服モデル構成面に作成されたメッシュの形状を大きく変化させることなく、2次元平面へメッシュを展開することができる。
【0108】
図21は、3次元表示された衣服モデルと、3次元表示された衣服モデルを2次元平面へ展開することにより作成された型紙モデルとが表示された画面図を示している。図21において、左側のウインドウLWには、3次元的に作成された衣服モデルが表示され、右側のウインドウRWにはその衣服モデルの構成面の型紙モデルが表示されている。図21では、オペレータが、操作部300を操作して、左側のウインドウLWに表示された人体モデルMO上に衣服モデルを作成すると、右側のウインドウRWにデザインした衣服モデルに対応する型紙モデルKPが表示される。
【0109】
次いで、ステップS94において、オペレータにより型紙モデルへの糸目が設定されると、型紙修正部127は、糸目の方向に基づいて、型紙の形状を修正する。図22は、3次元的に作成された衣服モデルにほぼ半球状のバスト領域R1に糸目を設定し、領域R1を2次元平面へ展開したときの形状の変化を示した図であり、(a)は3次元的に作成された衣服を示し、(b)は糸目を設定せずに領域R1を2次元平面へ展開した場合を示し、(c)は糸目ILを正方形を構成する辺と平行に設定して領域R1を展開した場合を示し、(d)は糸目ILを正方形の対角線と平行に設定して領域R1を展開した場合を示している。
【0110】
布は糸目の方向に対してバイアス方向(45°、135°の方向)に伸びやすい性質があるため、この性質を考慮して、3次元表示された衣服モデルを2次元平面へ展開すると、例えば(c)あるいは(d)に示すようになる。(c)に示すように、正方形の各辺と平行に糸目ILを設定すると、その正方形は、対角線方向上正方形の中心方向に向かう方向Xに縮小し、角がとれた丸みを帯びた形状となる。また、(d)に示すように、正方形の対角線の方向に糸目を設定すると、正方形の各辺が正方形の中心に向かう方向Yに縮小し、正方形の各辺は窪んだ形状となる。
【0111】
次に、3次元モデル作成部130が2次元平面へ展開された型紙モデルを人体モデルに貼り付け及び型紙モデルが作成されるまでの処理について図23に示すフローチャートにしたがって説明する。まず、ステップS71において、3次元モデル作成部130は、型紙データ記憶部205から型紙データを読み出す。次いで、ステップS72において、3次元モデル作成部130は、読み出した型紙モデルの人体モデル上での着せ付け位置を示す配置情報を型紙配置情報記憶部206から読み出す。次いで、ステップS73において、3次元モデル作成部130は、読み出した配置情報に基づいて、型紙モデルを3次元画像データに変換して、人体モデルに着せつけ表示するように、表示制御部140に指示する。
【0112】
次いで、ステップS74において、オペレータにより人体モデルに着せ付けられた衣服モデルに修正が加えられると、表示制御部140は、オペレータの修正に応じて、衣服モデルの形状を変更する。
【0113】
次いで、ステップS75において、2次元展開部120は、衣服モデルの修正に合わせて型紙モデルの形状を変更し、型紙データ記憶部205に記憶されている型紙データの内容を更新する。
【0114】
次いで、ステップS76において、オペレータが型紙モデルをプリントするように指示すると、表示制御部140は、型紙データ記憶部205から型紙データを読み出し、プリンタ500に出力する。これにより、実際の型紙が作成される。
【0115】
なお、3次元モデル作成部130は、特許第2614691号公報に示すように、人体モデルの外周に沿うように垂直方向に複数配列されたリングを作成し、このリング上に型紙モデルを貼り付けることにより、型紙モデルを3次元表示させてもよい。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像処理装置によれば、オペレータが3次元的に作成した衣服モデルが、2次元の型紙として自動的に展開されるため、作業が煩わしくかつ専門性が要求される型紙モデルの作成作業を省くことができる。その結果、デザイン分野の専門的知識がないような者であっても容易に衣服モデルを作成することができる。さらに、3次元的に衣服モデルを作成することができるため、2次元的に表示された型紙が3次元的にどのように状態で表示されるかを想像しながら、型紙モデルを作成する必要がなくなり、より直感的に衣服モデルを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る画像処理装置のブロック構成図である。
【図3】デザイン部が行う処理を示すフローチャートである。
【図4】オペレータが突出点を選択する様子を説明するための図である。
【図5】袖部分をデザインする際のデザイン部が行う処理を示すフローチャートである。
【図6】袖の太さを調整する様子を説明するための図である。
【図7】袖山の形状の変化の様子を説明するための図である。
【図8】スカートをデザインする際のデザイン部が行う処理を示すフローチャートである。
【図9】スカートがデザインされる様子を説明するための図である。
【図10】パンツをデザインする際のデザイン部が行う処理を示すフローチャートである。
【図11】パンツをデザインする際のデザイン部が行う処理を示すフローチャートである。
【図12】パンツがデザインされる様子を説明するための図である。
【図13】パンツの形状が変更される様子を説明するための図である。
【図14】襟をデザインする際のデザイン部が行う処理を示したフローチャートである。
【図15】衣服モデルが2次元平面へ展開される際の2次元展開部が行う処理を示したフローチャートである。
【図16】衣服モデルが2次元平面へ展開される際の2次元展開部が行う処理を示したフローチャートである。
【図17】衣服モデルが2次元平面へ展開される際の2次元展開部が行う処理を示したフローチャートである。
【図18】ダーツ線が設定される様子を説明するための図である。
【図19】メッシュ展開部が前身頃の衣服モデル構成面内に作成されたメッシュを2次元平面へ展開する様子を説明するための図であり、(a)は3次元的に作成された衣服モデルを示し、(b)は(a)の衣服モデルを2次元平面に展開した状態を示している。。
【図20】メッシュ展開部がメッシュのオーバーラップを修正する処理を説明するための図であり、(a)はオーバーラップが生じたメッシュを示し、(b)はオーバーラップが修正されたメッシュを示している。
【図21】3次元表示された衣服モデルと、3次元表示された衣服モデルを2次元平面へ展開することにより作成された型紙とが表示された画面図である。
【図22】3次元的に作成された衣服モデルの表面の領域R1に糸目を設定し、領域R1を2次元平面へ展開したときの形状の変化を示した図であり、(a)は3次元的に作成された衣服を示し、(b)は糸目を設定せずに領域R1を2次元平面へ展開した場合を示し、(c)は糸目ILを正方形を構成する辺と平行に設定して領域R1を展開した場合を示し、(d)は糸目ILを正方形の対角線と平行に設定して領域R1を展開した場合を示している。
【図23】3次元モデル作成部が2次元平面へ展開された型紙を人体モデルに貼り付ける処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力装置
2 ROM
3 CPU
4 RAM
5 補助記憶装置
6 表示装置
7 記録媒体駆動装置
8 記録媒体
9 バスライン
100 プログラム実行部
110 デザイン部
111 注目突出点取得部
112 ライン作成部
113 軌跡作成部
114 軌跡変更部
115 マージ部
116 ゆとり量調整部
120 2次元展開部
121 歪量算出部
122 可展面抽出部
123 ダーツ設定部
124 いせ込み領域設定部
125 メッシュ作成部
126 メッシュ展開部
127 型紙修正部
130 3次元モデル作成部
140 表示制御部
200 記憶部
201 人体モデル記憶部
202 メッシュデータ記憶部
203 テクスチャ記憶部
204 ツール記憶部
205 型紙データ記憶部
206 型紙配置情報記憶部
300 操作部
400 表示部
500 プリンタ

Claims (10)

  1. 仮想的に衣服モデルを作成する画像処理装置であって、
    オペレータの操作指令を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段が受け付けたオペレータの操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように3次元的に衣服モデルを作成する衣服モデル作成手段と、
    前記衣服モデル作成手段が作成した衣服モデルを、少なくとも1つの型紙モデルとして2次元平面へ展開する展開手段と、
    前記衣服モデル及び前記型紙モデルを表示装置に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記人体モデルの表面において、外側に向かって突き出した少なくとも2つの突出点を取得する取得手段を更に備え、
    前記衣服モデル作成手段は、前記取得手段によって取得された突出点間を結ぶ直線を、オペレータの操作指令に応じて、垂直方向に移動することにより形成される軌跡を衣服モデルの形状とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記衣服モデル作成手段は、前記突出点間を結ぶ直線又はその直線の軌跡が前記人体モデルを貫通した場合、貫通した部分の直線又は直線の軌跡を前記人体モデルの表面に沿った形状に変更することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記衣服モデル作成手段は、人体モデル表面に形成された閉曲線を移動することにより形成された軌跡を衣服モデルの形状とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記人体モデルの表面から外側に向かって所定距離離間した位置を前記突出点として取得することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記展開手段は、前記3次元的に表示された衣服モデルの曲率を基に、前記型紙モデルに対してダーツ処理またはいせ込み処理を施すことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記展開手段は、前記3次元的に表示された衣服モデル上に仮想的に設定された糸目の方向に基づいて、前記型紙モデルを展開することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. コンピュータが、仮想的に衣服モデルを作成する画像処理装置であって、
    コンピュータが、オペレータの操作指令を受け付けるステップと、
    コンピュータが、前記入力手段が受け付けたオペレータの操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように3次元的に衣服モデルを作成するステップと、
    コンピュータが、前記衣服モデル作成手段が作成した衣服モデルを、少なくとも1つの型紙モデルとして2次元平面へ展開するステップと、
    コンピュータが、前記衣服モデル及び前記型紙モデルを表示装置に表示させるステップとを備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. コンピュータに仮想的に衣服モデルを作成させる画像処理プログラムであって、
    コンピュータをオペレータの操作指令を受け付ける入力手段、
    コンピュータを入力手段が受け付けたオペレータの操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように3次元的に衣服モデルを作成する衣服モデル作成手段、
    コンピュータを前記衣服モデル作成手段により作成された衣服モデルを、少なくとも1つの型紙モデルとして2次元平面へ展開する展開手段、
    コンピュータを前記衣服モデル及び前記型紙モデルを表示装置に表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  10. コンピュータに仮想的に衣服モデルを作成させる画像処理プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    コンピュータをオペレータの操作指令を受け付ける入力手段、
    コンピュータを入力手段が受け付けたオペレータの操作指令に応じて、3次元的に表示された人体モデルの表面形状に適合するように3次元的に衣服モデルを作成する衣服モデル作成手段、
    コンピュータを前記衣服モデル作成手段により作成された衣服モデルを、少なくとも1つの型紙モデルとして2次元平面へ展開する展開手段、
    コンピュータを前記衣服モデル及び前記型紙モデルを表示装置に表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とする画像処理プログラム記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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