JP7141583B2 - 衣服設計支援装置、衣服設計支援プログラム、衣服設計支援システム、衣服設計支援方法、及び衣服製造方法 - Google Patents

衣服設計支援装置、衣服設計支援プログラム、衣服設計支援システム、衣服設計支援方法、及び衣服製造方法 Download PDF

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本発明は、オーダーメイド衣服の衣服設計支援装置、衣服設計支援プログラム、衣服設計支援システム、衣服設計支援方法、及び衣服製造方法に関する。
3次元の人体モデルとガーメントのモデルとを用いて、ニットのようなガーメントの人体への着装状態をシミュレーションすることが可能な着装シミュレーション装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記着装シミュレーション装置では、ユーザからのサイズ変更入力に応じて、各パーツの丈あるいは幅等を変更することが可能である。具体的に、ユーザは、シミュレーション画像に対し、サイズを変更する位置と変更の方向とを指定するとともに、新たなサイズを入力することにより、各パーツの丈あるいは幅等を変更することが可能である。
国際公開第2009/104777号
ところで、オーダーメイドのスーツを扱う熟練したフィッターは、顧客の体形にぴったり合うようにスーツの形状を設計するだけでなく、顧客の好み、全体的なバランスなども考慮して、スーツの各部の形状を詳細に設計(調整)する。
上記のような熟練したフィッターと同様の設計を上記着装シミュレーション装置を用いて行う場合、所望の形状に応じてサイズを変更すべき位置と変更すべき方向とを正確に指定できるように、上記着装シミュレーション装置の操作に相当熟練している必要がある。
また、特定のパーツの丈あるいは幅だけを変更した場合、他のパーツとの間で位置、大きさなどの整合性が崩れてしまうことがある。また、特定のパーツの丈あるいは幅だけを変更した場合、全体的なバランスが悪くなり、格好が悪くなってしまうことがある。
よって、上記着装シミュレーション装置を用いて熟練したフィッターと同様の設計を行うには、高度な操作能力及び高度な設計能力の両方が必須となるため、一般的なオペレーターにとっては困難である。
本発明の目的は、高度な操作能力及び高度な設計能力を必要とせずにスーツ、ニット、シャツ、コート等の衣服を設計することが可能な衣服設計支援装置、衣服設計支援プログラム、衣服設計支援システム、衣服設計支援方法、及び衣服製造方法を提供することにある。
本発明に係る衣服設計支援装置は、調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させる画像表示処理部と、前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択する項目選択処理部と、前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更する値変更処理部と、前記値変更処理部による変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更する形状変更処理部と、前記形状変更処理部による変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新する画像更新処理部と、前記値変更処理部により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供する案内処理部とを備える。
本発明に係る衣服設計支援プログラムは、コンピュータに、調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させることと、前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択することと、前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更することと、変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更することと、変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新することと、前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供することとを実行させる。
本発明に係る衣服設計支援システムは、調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させる画像表示処理部と、前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択する項目選択処理部と、前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更する値変更処理部と、前記値変更処理部による変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更する形状変更処理部と、前記形状変更処理部による変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新する画像更新処理部と、前記値変更処理部により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供する案内処理部とを備える。
本発明に係る衣服設計支援方法は、調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させることと、前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択することと、前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更することと、変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更することと、変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新することと、前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供することとを含む。
本発明に係る衣服製造方法は、衣服の着用者の体形を示す体形情報を取得することと、前記衣服設計支援装置を用いて、調整対象の衣服の形状を示す形状データを前記体形情報に基づいて変更することと、前記形状データに基づいて型紙又は型紙データを生成することと、前記型紙又は前記型紙データに基づいて衣服を製造することとを含む。
本発明によれば、高度な操作能力及び高度な設計能力を必要とせずにスーツ等の衣服を設計することが可能な衣服設計支援装置、衣服設計支援プログラム、衣服設計支援システム、衣服設計支援方法、及び衣服製造方法が提供される。また、これにより着用者の好みに合致しない衣服が完成することを減少させ、ひいては破棄する衣料品の減少、無駄な衣料品の製造を減少させることができ、環境にも多大な貢献をもたらすものである。
図1は、本発明の実施形態に係る衣服製造システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で用いられる調整項目情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で用いられる対応関係情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で用いられる調整履歴情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で表示される調整画面の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で表示される調整画面の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で表示される調整画面の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で表示される調整画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る衣服製造システムにおける衣服製造処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、本発明の実施形態に係る衣服製造システムにおける助言処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で用いられる調整可能項目情報の一例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で用いられる対応関係情報の一例を示す図である。 図13は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で表示される調整画面の一例を示す図である。 図14は、本発明の実施形態に係る衣服設計支援装置で表示される調整画面の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[衣服製造システム1]
図1に示すように、衣服製造システム1は、衣服設計支援装置10、計測装置20及び製造装置30などを備える。衣服設計支援装置10、計測装置20、及び製造装置30は、LAN又はインターネット等のネットワークN1を介して通信可能に接続される。衣服製造システム1は、スーツなどの衣服を、着用者(すなわち、衣服の注文者)の体形、着用者の好み、全体的なバランスなどを考慮して、着用者ごとに個別に調整して製造することが可能なオーダーメイドシステムである。
なお、衣服製造システム1に関連する技術として、3次元の人体モデルとガーメントのモデルとを用いて、ニットのようなガーメントの人体への着装状態をシミュレーションすることが可能な着装シミュレーション装置が知られている。上記着装シミュレーション装置では、ユーザからのサイズ変更入力に応じて、各パーツの丈あるいは幅等を変更することが可能である。具体的に、ユーザは、シミュレーション画像に対し、サイズを変更する位置と変更の方向とを指定するとともに、新たなサイズを入力することにより、各パーツの丈あるいは幅等を変更することが可能である。
ところで、オーダーメイドのスーツを扱う熟練したフィッターは、顧客の体形にぴったり合うようにスーツの形状を設計するだけでなく、顧客の好み、全体的なバランスなども考慮して、スーツの各部の形状を詳細に設計(調整)する。このような熟練したフィッターと同様の設計を上記着装シミュレーション装置を用いて行う場合、所望の形状に応じてサイズを変更すべき位置と変更すべき方向とを正確に指定できるように、上記着装シミュレーション装置の操作に相当熟練している必要がある。また、特定のパーツの丈あるいは幅だけを変更した場合、他のパーツとの間で位置、大きさなどの整合性が崩れてしまうことがある。また、特定のパーツの丈あるいは幅だけを変更した場合、全体的なバランスが悪くなり、格好が悪くなってしまうことがある。よって、上記着装シミュレーション装置を用いて熟練したフィッターと同様の設計を行うには、高度な操作能力及び高度な設計能力の両方が必須となるため、一般的なオペレーター、或いは経験の浅いフィッター等にとっては困難である。これに対して、本実施形態に係る衣服製造システム1では、高度な操作能力及び高度な設計能力を必要とせずにスーツ等の衣服を設計することが可能である。
[計測装置20]
計測装置20は、着用者の体形を3次元的に計測することが可能な装置である。計測装置20は、着用者の体形を3次元的に計測した結果に基づいて、着用者の3次元的な体形を示す体形データ(本発明の「体形情報」の一例)を生成する。なお、このような計測装置20は公知であるため、ここでは詳しい説明を省略する。計測装置20は、例えば、衣服の販売業者(例えば、テーラー)の店内に設置される。ただし、計測装置20が他の場所に設置されてもよい。例えば、着用者の自宅、衣料品販売店舗、コンビニエンスストア、クリニック等に計測装置20が設置されてもよい。計測装置20は、前記着用者を撮影した画像に基づいて前記体形データを生成するものであってもよいし、伸縮センサーが組み込まれた採寸用ボディスーツからの出力信号に基づいて前記体形データを生成するものであってもよい。
[製造装置30]
製造装置30は、衣服を製造することが可能な装置であり、例えば、裁断機、縫製機、編機などである。製造装置30は、型紙データなど、衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服を製造する。製造装置30は、例えば、衣服の製造工場内に設置される。ただし、製造装置30が他の場所に設置されてもよい。例えば、製造装置30が衣服の販売業者の店内や、型紙設計業者等に設置されてもよい。
[衣服設計支援装置10]
衣服設計支援装置10は、着用者の体形、着用者の好み、全体的なバランスなどを考慮して、着用者ごとに衣服の形状を個別に調整する作業を支援することが可能な装置である。衣服設計支援装置10は、制御部11、記憶部12、表示部13、操作部14、通信IF15、及びドライブ装置16などを備える。衣服設計支援装置10は、例えば、衣服の販売業者の店内に設置され、店員によって操作される。ただし、衣服設計支援装置10が他の場所に設置されてもよい。例えば、衣服設計支援装置10が着用者の自宅に設置され、着用者によって操作されてもよい。なお、衣服設計支援装置10は、デスクトップPCのような据え置き型の情報処理装置であってもよいし、ノートPC、タブレットPC、スマートフォンのような可搬型の情報処理装置であってもよい。また、衣服設計支援装置10は、1台の情報処理装置に限らず、通信可能に接続された複数の情報処理装置で構成されてもよい。また、衣服設計支援装置10の一部の機能が、ネットワークN1を介して通信可能に接続された一又は複数のサーバ装置(不図示)によって提供されてもよい。すなわち、衣服設計支援装置10の機能が、複数の情報処理装置によって構成される衣服設計支援システムによって実現されてもよい。
また、衣服設計支援装置10と、操作部及び表示部を少なくとも備える情報処理装置(例えば、スマートフォン、タブレットPC、ノートPCなど)とがネットワークN1を介して通信可能に接続され、衣服設計支援装置10に対するユーザ操作及び画面表示(後述の調整画面G1の表示など)が前記情報処理装置上で行われてもよい。例えば、前記情報処理装置において実行されるブラウザソフトを介して、衣服設計支援装置10に対するユーザ操作及び画面表示が行われてもよい。
制御部11は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などを備える。前記CPUは、各種の制御プログラムに従って各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUにより実行されるBIOS等のプログラムが予め記憶された不揮発性メモリである。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUによる各種の制御プログラムの展開及びデータの一時記憶に用いられる揮発性メモリ及び不揮発性メモリである。
記憶部12は、制御部11によって実行される各種の制御プログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部である。
具体的に、記憶部12には、制御部11に後述の衣服設計支援処理を実行させるための衣服設計支援プログラムP1が記憶される。なお、記憶部12には、オペレーティングシステム(OS)などのシステムプログラムも記憶されている。
また、記憶部12には、標準型紙データD1、調整項目情報D2、対応関係情報D3、及び調整履歴情報D4が記憶される。
標準型紙データD1は、衣服の製造に用いられる型紙データ(すなわち、生地を裁断すべき形状を示すデータ)であって、特に、衣服設計支援装置10によって形状が調整される際の原型となる型紙データである。標準型紙データD1は、例えば、衣服のサイズ(例えば、S,M,Lなど)とスタイル(例えば、A,B,Y,イタリア調,英国調など)との組み合わせごとに記憶されている。
調整項目情報D2は、衣服の形状を調整又は補正するための予め定められた複数の調整項目に関する情報である。前記調整項目は、衣服の種類(例えば、ジャケット、パンツ、ベスト、コートなど)ごとに異なる。図2は、衣服がスーツの上着である場合の調整項目情報D2の一例を示している。なお、図2に示される調整項目の中には、一般的に「補正項目」と呼ばれている項目(例えば、「反身・屈身」、「怒肩・撫肩」など)も含まれているが、ここでは、そのような項目についても便宜上「調整項目」と称する。図2に示されるように、調整項目情報D2には、調整項目ごとに、「調整項目名」、「調整可能範囲」、「操作対象画像座標」などの情報が含まれる。「調整項目名」は、その調整項目の名前である。「調整可能範囲」は、その調整項目の値を変更可能な範囲である。なお、図2では「調整可能範囲」の値の単位が「cm」であるが、他の単位であっても構わない。また、「調整可能範囲」は、例えば「-5.0cm~+5.0cm」のように、標準型紙データD1に基づく基準値からの差分によって表されていてもよい。また更に「調整可能範囲」は、衣服のサイズ(例えば、S,M,Lなど)や、スタイル(例えば、A,B,Y,イタリア調,英国調など)との組み合わせによって上限と下限が変更されるものであってもよい。「操作対象画像座標」は、その調整項目の値を変更するために用いられる操作対象画像H1(図5参照)の表示位置を示す座標である。なお、操作対象画像H1の詳細については後述する。
なお、調整項目情報D2に含まれる調整項目の数及び種類、並びに、各調整項目の調整項目名、調整可能範囲、及び操作対象画像座標の情報は、ユーザ操作に応じて適宜に変更されてもよい。
対応関係情報D3は、調整対象項目と関連調整項目との対応関係を示す情報である。図3は、対応関係情報D3の一例を示している。図3に示されるように、対応関係情報D3には、前記調整項目ごとに、「調整対象項目」、「関連調整項目」、「助言メッセージ」などが含まれる。「調整対象項目」は、前記複数の調整項目(図2参照)のうち、ユーザによって直前に値が変更された調整項目である。「関連調整項目」は、前記調整対象項目の値が変更されたときに、それに応じて値を変更すべき一又は複数の他の調整項目である。例えば、調整対象の衣服が、互いに縫合される複数のパーツから構成される衣服(例えば、スーツなど)である場合、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目には、前記調整対象項目に対応するパーツとは異なるパーツに対応する調整項目が含まれてもよい。「助言メッセージ」は、前記調整対象項目の値が変更されたときに表示部13に表示すべき一又は複数の助言メッセージである。なお、図3に示される対応関係情報D3では、調整項目Dに関連する関連調整項目として、調整項目E、調整項目F、及び調整項目Gの3つの調整項目が含まれている。この場合、調整項目Eに関する助言メッセージと調整項目Fに関する助言メッセージと調整項目Gに関する助言メッセージとが表示部13に順次に表示されてもよい。
なお、対応関係情報D3に含まれる各調整対象項目に対応する関連調整項目の数及び種類、並びに、各調整対象項目に対応する助言メッセージの内容は、ユーザ操作に応じて適宜に変更されてもよい。
調整履歴情報D4は、前記複数の調整項目の値が変更された順番を示す情報である。図4は、調整履歴情報D4の一例を示している。図4に示されるように、調整履歴情報D4には、ユーザ操作に応じていずれかの調整項目の値が変更されるごとに、「調整対象項目」、「変更日時」などが記録される。「調整対象項目」は、ユーザ操作に応じて変更された調整項目である。「変更時刻」は、前記調整対象項目が変更された日時である。
表示部13及び操作部14は、制御部11によって制御されることにより、ユーザに情報を表示すると共に、ユーザの操作を受け付けるユーザインターフェースである。表示部13は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどを有しており、操作部14は、マウス、キーボード、ペンタブレットなどを有する。なお、操作部14は、表示部13に配置されるタッチパネルなどを含むものであってもよい。この場合、制御部11は、表示部13に各種の操作キーを表示させ、前記操作キーの操作を操作部14が有する前記タッチパネルで検出することによりユーザ操作を受け付けてもよい。さらに、前記操作部14は、音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声操作入力部を有するものであってもよい。
通信IF15は、ネットワークN1を介して計測装置20及び製造装置30などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
ドライブ装置16は、衣服設計支援プログラムP1などが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体161から衣服設計支援プログラムP1などの情報を読み取ることが可能である。記録媒体161は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。そして、衣服設計支援装置10では、制御部11により、ドライブ装置16を用いて記録媒体161から読み取られた衣服設計支援プログラムP1が記憶部12に記憶される。
そして、このように構成された衣服設計支援装置10では、制御部11が、画像表示処理部111、項目選択処理部112、値変更処理部113、形状変更処理部114、更新処理部115、案内処理部116、履歴記録処理部117、衣服モデル生成処理部118、型紙生成処理部119、人体モデル生成処理部171、及び初期形状選択処理部172を含む。具体的に、制御部11は、衣服設計支援プログラムP1に従って各種の処理を実行することにより、これらの処理部として機能する。
画像表示処理部111は、調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部13に表示させることが可能である。図5は、表示部13に表示される調整画面G1の一例を示している。図5に示される調整画面G1の衣服画像表示領域A1には、前記衣服画像として衣服モデルM1が表示されている。なお、前記形状データは、互いに縫合される複数のパーツから構成される衣服(例えば、スーツ、ニットなど)における前記パーツ各々の形状を示す型紙データであってもよい。もしくは、前記形状データは、前記複数のパーツが縫合された状態の前記衣服の3次元的な形状を示す3次元モデルデータであってもよい。
なお、画像表示処理部111は、表示部13に表示される衣服モデルM1の向きをユーザ操作に応じて変更してもよい。例えば、画像表示処理部111は、キーボードに含まれるカーソルキーの操作に応じて、衣服モデルM1を所定軸周りに回転させてもよい。
なお、画像表示処理部111は、前記衣服を示す3次元モデルを前記衣服画像として表示部13に表示させると共に、前記調整項目に対応する操作対象画像H1を前記調整項目に対応する前記3次元モデル上の位置に表示させてもよい。例えば、図5に示される調整画面G1の衣服画像表示領域A1には、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目に対応する操作対象画像H1(ここでは、黒丸で示されるマーク)が、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目に対応する衣服モデルM1上の位置に表示されている。なお、図5に示される例では操作対象画像H1が黒丸で示されるマークであるが、操作対象画像H1の色、形状、大きさなどは任意である。例えば、操作対象画像H1が、ライン状のマークであってもよい。例えば、「着丈」の調整項目に対応する操作対象画像H1が、衣服モデルM1の下端に沿って表示されるライン状のマークであってもよい。また、前記表示部13における操作対象画像H1の表示位置は、調整項目情報D2における「操作対象画像座標」として調整項目ごとに予め定められている。例えば、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目に対応する「操作対象画像座標」として、型紙データにおける左肩の位置を示す2次元座標、もしくは、衣服モデルM1における左肩の位置を示す3次元座標が予め定められている。なお、このとき、操作対象画像H1の近傍にカーソルが自動的に移動されてもよい。
また、画像表示処理部111は、前記衣服を示す3次元モデルを、人体を示す3次元モデル(例えば、後述の人体モデル生成処理部171により生成される3次元モデル)に着装させた状態で、前記衣服画像として表示部13に表示させてもよい。例えば、図5に示される例では、着用者の3Dアバターとしての人体モデルM2に着装させた状態で、衣服モデルM1が表示されている。なお、人体モデルM2は、後述の人体モデル生成処理部171により生成される3次元モデル(すなわち、前記衣服の着用者の体形データに基づいて生成された3次元モデル)であってもよいし、標準的な体形に対応する予め生成された3次元モデルデータに基づいて生成される3次元モデルであってもよい。
項目選択処理部112は、前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択することが可能である。項目選択処理部112による前記調整対象項目の選択方法としては種々の方法が考えられる。
例えば、図5に示される調整画面G1には、前記複数の調整項目に対応する複数の操作キーK1が表示されている。操作キーK1各々には、対応する調整項目の調整項目名(例えば、「着丈」、「肩幅」、「袖丈」、「ウェスト」、「ボタンの位置」など)が表示されている。なお、図5に示される調整画面G1では、調整可能な全ての調整項目のうちの一部の調整項目に対応する操作キーK1のみが表示されている。調整画面G1に表示される操作キーK1の種類(すなわち、調整項目の種類)は、スクロール操作等に応じて変更可能である。
なお、他の実施形態では、制御部11は、調整画面G1に表示される操作キーK1の種類を、表示部13に表示される衣服モデルM1の向きに応じて決定してもよい。例えば、制御部11は、表示部13に表示される衣服モデルM1がユーザ操作(例えば、ドラッグ操作)に応じて回転されると、調整可能な全ての調整項目の中から、衣服モデルM1においてユーザから見える部分(パーツ)に関連する調整項目を選択してもよい。そして、制御部11は、選択した調整項目に対応する操作キーK1を調整画面G1に表示してもよい。
いずれかの操作キーK1に対する操作(例えば、クリック操作)が行われると、項目選択処理部112は、操作された操作キーK1に対応する調整項目を、前記調整対象項目として選択してもよい。図5は、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目が前記調整対象項目として選択された状態を示している。なお、このとき、図5に示されるように、前記調整対象項目に対応する操作キーK1が強調表示されてもよい。また、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1が衣服画像表示領域A1に表示されてもよい。また、前記調整対象項目に対応する衣服モデルM1上の位置(例えば、対応するパーツの位置、対応する操作対象画像H1の位置など)がユーザから見えるように、衣服モデルM1の向きが自動的に変更されてもよい。また、前記調整対象項目に対応する衣服モデルM1のパーツが強調表示(他のパーツとは異なる色で表示、点滅表示など)されてもよい。また、前記衣服画像において、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1を含む所定領域の画像が拡大表示されてもよい。
なお、表示部13に表示される衣服モデルM1の向きがユーザ操作に応じて変更された場合に、衣服モデルM1の向きに応じて複数の操作キーK1の表示態様が変更されてもよい。例えば、キーボードに含まれるカーソルキーの操作に応じて衣服モデルM1が所定軸周りに回転された場合に、ユーザから見えない衣服モデルM1上の位置に対応する調整項目の操作キーK1がグレーアウト表示されてもよい。
また、項目選択処理部112は、調整画面G1の衣服画像表示領域A1に複数の操作対象画像H1が表示されている場合に、これらの複数の操作対象画像H1のうちのいずれか1つに対する所定操作(例えば、マウスによるクリック操作、ドラッグ操作、指又はタッチペンによるタップ操作、スライド操作など)が行われたことに応じて、操作された操作対象画像H1に対応する調整項目を、前記調整対象項目として選択してもよい。
値変更処理部113は、前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更することが可能である。値変更処理部113による前記調整対象項目の値の変更方法としては種々の方法が考えられる。
例えば、図5に示される調整画面G1には、前記複数の調整項目に対応する複数の入力欄B1が表示されている。値変更処理部113は、前記調整対象項目に対応する入力欄B1に対する入力操作(例えば、キーボードによる数値入力操作)を受け付けて、前記調整対象項目の値を入力欄B1に入力された値に変更してもよい。
また、値変更処理部113は、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1に対する操作に応じて前記調整対象項目の値を変更してもよい。例えば、値変更処理部113は、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1に対するドラッグ操作に応じて前記調整対象項目の値を変更してもよい。例えば、値変更処理部113は、図5において操作対象画像H1が上方向にドラッグ操作された場合に「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値を増加させ、操作対象画像H1が下方向にドラッグ操作された場合に「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値を減少させてもよい。このとき、値変更処理部113は、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値の変化量を、前記ドラッグ操作の操作量に応じて変化させてもよい。
また、値変更処理部113は、図6に示される操作キーK3及び操作キーK4に対する操作(例えば、クリック操作)に応じて前記調整対象項目の値を変更してもよい。図6に示される操作キーK3及び操作キーK4は、例えば、項目選択処理部112によって前記調整対象項目が選択されたことに応じて、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1の近傍に表示される。値変更処理部113は、操作キーK3に対する所定操作(例えば、クリック操作)が行われるごとに、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値を、予め定められた単位量(例えば0.1cm)ずつ増加させてもよい。また、値変更処理部113は、操作キーK4に対する所定操作(例えば、クリック操作)が行われるごとに、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値を、予め定められた単位量(例えば0.1cm)ずつ減少させてもよい。なお、操作キーK3及び操作キーK4の向きは、前記調整対象項目によって異なっていてもよい。例えば、「肩幅」の調整項目が選択された場合は、操作キーK3及び操作キーK4が、肩の傾斜に沿った向きで表示されてもよい。
また、値変更処理部113は、キーボードに含まれるカーソルキーが操作されるごとに、前記調整対象項目の値を、予め定められた単位量(例えば0.1cm)ずつ増加又は減少させてもよい。
形状変更処理部114は、値変更処理部113による変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データ(前記型紙データ、前記3次元モデルデータなど)を変更することが可能である。なお、形状変更処理部114は、操作部14を通じて行われる拡大操作又は縮小操作に応じて、前記形状データの一部又は全体を拡大又は縮小させてもよい。もしくは、形状変更処理部114は、操作部14を通じて入力される、衣服のゆとりに関する前記着用者の好み(例えば、ジャストフィット、ルーズフィット、タイトフィットのいずれが好みであるか)に基づいて、前記形状データの一部又は全体を拡大又は縮小させてもよい。
更新処理部115は、形状変更処理部114による変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新することが可能である。これにより、ユーザは、前記調整対象項目の値を変更後の衣服の形状をその場ですぐに確認することができる。
案内処理部116は、値変更処理部113により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供する(例えば、表示部13に表示させる)ことが可能である。具体的に、案内処理部116は、対応関係情報D3(図3参照)に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断する。
なお、案内処理部116は、前記助言情報として、前記関連調整項目の値を変更するか否かをユーザに問い合わせる確認メッセージを表示部13に表示させてもよい。例えば、図7に示される調整画面G1の助言表示領域A2には、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値が変更されたことに応じて、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目に関連する調整項目(例えば、「カマ深・浅」の調整項目)の値を変更するか否かをユーザに問い合わせる確認メッセージと、ユーザからの回答を受け付けるための操作キーK5及び操作キーK6とが表示されている。この場合、項目選択処理部112は、前記確認メッセージに対して前記関連調整項目の値を変更する旨の回答が入力されたことに応じて、前記関連調整項目を次の調整対象項目として自動的に選択してもよい。例えば、項目選択処理部112は、図7に示される操作キーK5が操作されたことに応じて、図8に示されるように、「カマ深・浅」の調整項目を次の調整対象項目として自動的に選択してもよい。図8では、「カマ深・浅」の調整項目に対応する操作キーK1が強調表示されると共に、「カマ深・浅」の調整項目に対応する操作対象画像H1が衣服画像表示領域A1に表示されている。なお、このとき、前記関連調整項目に対応する衣服モデルM1上の位置(例えば、対応するパーツの位置、対応する操作対象画像H1の位置など)がユーザから見えるように、衣服モデルM1の向きが自動的に変更されてもよい。また、前記関連調整項目に対応する衣服モデルM1のパーツが強調表示(他のパーツとは異なる色で表示、点滅表示など)されてもよい。また、操作対象画像H1の近傍にカーソルが自動的に移動されてもよい。
また、案内処理部116は、前記助言情報として、前記関連調整項目の現在の値を表示部13に表示させてもよい。また、案内処理部116は、前記助言情報として、前記関連調整項目に対応する操作キーK1又は操作対象画像H1を、他の操作キーK1又は操作対象画像H1とは異なる表示態様(例えば、異なる色、異なる大きさ、点滅表示など)で表示部13に表示させてもよい。また、案内処理部116は、前記助言情報として、前記関連調整項目に対応する衣服モデルM1上の位置を強調表示(例えば、点滅表示など)してもよい。また、案内処理部116は、前記助言情報として、前記関連調整項目に対応する衣服モデルM1上の位置を示す画像(例えば、矢印画像)を表示部13に表示させてもよい。
また、案内処理部116は、前記調整対象項目ごとに予め登録された、美的観点からの助言メッセージ(例えば、流行的観点、着用者の観点、販売者、フィッター、スタイリストの観点等からの助言メッセージ)を含む前記助言情報を表示部13に表示させてもよい。例えば、図7に示される調整画面G1の助言表示領域A2には、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値が変更されたことに応じて、全体的なバランスに関する助言メッセージが表示されている。ここで表示される助言メッセージは、対応関係情報D3に含まれる「助言メッセージ」である。なお、対応関係情報D3に含まれる「関連調整項目」及び「助言メッセージ」は、例えば、熟練したフィッターによって予め決定及び生成されたものが用いられてもよい。これにより、ユーザは、前記調整対象項目の値を変更したときに、熟練したフィッターによる助言に基づいて、前記調整対象項目に関連する他の調整項目の値を調整することができる。なお、助言メッセージの他の例として、「怒肩・撫肩(左)」の値が増加された場合に「『怒肩・撫肩(左)』と『怒肩・撫肩(右)』の値を揃えることで、全体的なバランスが良くなります。」のような助言メッセーが表示されてもよい。また、助言メッセージのさらに他の例として、前身頃の幅の値が増加された場合に「もし後身頃の幅に余裕があるのであれば、後身頃の幅を縮めることで、より格好良く見えます。」のような助言メッセーが表示されてもよい。
また、案内処理部116は、値変更処理部113による変更後の前記調整対象項目の値に応じて異なる前記助言情報を表示部13に表示させてもよい。例えば、案内処理部116は、前記調整対象項目の値が増えた場合と減った場合とで異なる前記助言情報を表示部13に表示させてもよい。また、案内処理部116は、値変更処理部113による変更後の前記調整対象項目の値に応じて、前記関連調整項目の値の推奨値又は推奨範囲を前記助言情報として表示部13に表示させてもよい。例えば、案内処理部116は、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値が0.3cmに変更された場合には、「カマ深・浅」を0.1cm~0.5cmの範囲内の値に変更することを提案する助言メッセージを表示部13に表示させ、「怒肩・撫肩(左)」の調整項目の値が1.3cmに変更された場合には、「カマ深・浅」を1.1cm~1.5cmの範囲内の値に変更することを提案する助言メッセージを表示部13に表示させてもよい。
なお、案内処理部116は、値変更処理部113により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記関連調整項目に関する助言情報に限らず、他の任意の助言情報を表示部13に表示させてもよい。例えば、案内処理部116は、「着丈」の調整項目の値が変更された場合に、「着丈」の調整項目に関連付けて予め登録されている助言メッセージ(例えば、「着丈を短くするほどカジュアルなイメージになり、着丈を長くするほどフォーマルなイメージになります。」という助言メッセージ)を表示部13に表示させてもよい(図13参照)。このように、案内処理部116は、変更された調整項目に応じて、見た目の印象(例えば、スポーティーなイメージになるか否か、エレガントなイメージになるか否か、細く見えるか否か、背が高く見えるか否か、足が長く見えるか否か、顔が小さく見えるか否かなど)に関わる助言メッセージを表示部13に表示させてもよい。
また、案内処理部116は、項目選択処理部112により前記調整対象項目が選択された時点で、前記調整対象項目に関連する助言情報を表示部13に表示させてもよい。例えば、項目選択処理部112により前記調整対象項目として「肩幅」の調整項目が選択された時点で、案内処理部116は、「肩幅」の調整項目に関連付けて予め登録されている助言メッセージ(例えば、「肩幅を狭くするほど顔が大きく見え、肩幅を広くするほど顔が小さく見えます。」という助言メッセージ)を表示部13に表示させてもよい。
なお、前記案内処理部116は、予め実施される機械学習の結果に基づいて生成される前記助言情報を提供してもよい。すなわち、前記助言メッセージが、人工知能によって生成されてもよい。例えば、一又は複数の衣服設計支援装置10を用いて行われた調整内容を、種々の情報(例えば、調整した日付、着用者の年齢、着用者の性別、着用者の国籍、着用者の体形、調整者の識別情報、衣服の各部の寸法に関する着用者の好み、衣服以外のアイテムの好みなど)と関連付けて調整履歴データとして蓄積してもよい。前記種々の情報は、例えば、任意のタイミングで操作部14を通じて入力される。衣服の各部の寸法に関する着用者の好みは、例えば、腹回りにはゆとりが欲しい、袖口はタイトが良いなどである。衣服以外のアイテムの好みは、例えば、大きい腕時計を好むか否か、ブーツを好むか否か、カフリンクスを好むか否かなどである。例えば、大きい腕時計又はカフリンクスを好む着用者が、他の着用者と比べて広い袖口を好む傾向がある場合、前記調整履歴データには、そのような傾向が反映される。また、ブーツを好む着用者が、他の着用者に比べて狭い裾幅と短い裾丈の組み合わせ、又は広い裾幅と長い裾丈の組み合わせを好む傾向がある場合、前記調整履歴データには、そのような傾向が反映される。そして、蓄積された前記調整履歴データに基づいて、ディープラーニングなどの機械学習を実施し、機械学習の結果に基づいて前記助言メッセージが自動的に生成されてもよい。これにより、例えば、特定の調整者(フィッター)の癖(センス)、着用者の好みなどを反映した前記助言メッセージを自動的に生成することができる。また、例えば、日付の新しい前記調整履歴データを、日付の古い前記調整履歴データよりも重視することによって、常に最新の流行に沿った前記助言メッセージを自動的に生成することができる。
なお、案内処理部116は、値変更処理部113により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記機械学習の結果に基づいて算出される前記調整対象項目の推奨値に関する情報を、前記助言情報として表示部13に表示させてもよい。
なお、前記機械学習における学習データとして用いられる前記調整履歴データは、高度な設計能力を持つ調整者(例えば、熟練したフィッター)による調整内容を反映したものであることが望ましい。そこで、衣服設計支援装置10の動作モードが、前記調整履歴データが蓄積される蓄積モード(例えば、後述する第1動作モード)と、前記調整履歴データが蓄積されない非蓄積モード(例えば、後述する第2動作モード)とを任意に切り替え可能であってもよい。
また、前記機械学習における学習データとして用いられる前記調整履歴データは、不良品(例えば、着用者からのクレーム、返品処理、再調整処理などが発生した衣服)に対応する調整履歴データではないことが望ましい。そこで、前記調整履歴データごとに、当該調整履歴データが不良品に対応するか否かを示す情報を付加しておき、良品に対応する前記調整履歴データのみを学習データとして用いてもよい。
また、案内処理部116は、値変更処理部113により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、変更後の値に対応する過去に発生した不良品に関する情報(例えば、着用者からのクレームの発生件数又は発生率、返品処理の発生件数又は発生率、再調整処理の発生件数又は発生率など)を、前記助言情報として表示部13に表示させてもよい。例えば、値変更処理部113によって「肩幅」の値が人体を示す3次元モデルの肩幅よりも4cm大きい値へと変更された場合に、案内処理部116は、同様の変更を実施した過去の事例(衣服)のうち、不良品となった事例(衣服)の件数又は割合を、前記助言情報として表示部13に表示させてもよい。これにより、ユーザは前記助言情報に基づいて必要に応じて「肩幅」の値を見直すことができるので、不良品の発生を抑制することができる。
なお、前記機械学習に用いられる学習データは、前記調整履歴データに限らず、任意の情報が学習データとして用いられてもよい。例えば、ウェブサイト又は雑誌に掲載されている情報が学習データとして用いられてもよい。また、前記学習データがウェブサイトから自動的に収集されて、収集された学習データに基づいて前記機械学習が自動的に実施されてもよい。これにより、案内処理部116は、最新の流行に沿った助言情報を表示部13に表示させることができる。
履歴記録処理部117は、値変更処理部113によって前記複数の調整項目の値が変更された順番を示す調整履歴情報D4を記録することが可能である。案内処理部116は、調整履歴情報D4に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断してもよい。
例えば、衣服設計支援装置10の動作モードが、高度な設計能力を持つユーザ(例えば、熟練したフィッター)のための第1動作モードと、高度な設計能力を持たないユーザのための第2動作モードとを任意に切り替え可能であってもよい。そして、前記第1動作モードでは、前記助言情報が表示部13に表示されることなく、高度な設計能力を持つユーザの操作に基づいて履歴記録処理部117によって調整履歴情報D4が記録されてもよい。そして、前記第2動作モードでは、前記第1動作モードにおいて記録された調整履歴情報D4に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目が判断されてもよい。例えば、図4に示される調整履歴情報D4によれば、調整項目Bの値が変更された後には調整項目Aの値が変更される傾向がある。よって、案内処理部116は、前記調整対象項目が調整項目Bである場合に、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目が調整項目Aであると判断してもよい。また、図4に示される調整履歴情報D4によれば、調整項目Eの値が変更された後には調整項目F又は調整項目Gの値が変更される傾向がある。よって、案内処理部116は、前記調整対象項目が調整項目Eである場合に、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目が調整項目F及び調整項目Gであると判断してもよい。これにより、案内処理部116は、高度な設計能力を持つユーザの調整履歴に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断することができるので、対応関係情報D3を作成する手間を省くことができる。
衣服モデル生成処理部118は、互いに縫合される複数のパーツから構成される衣服(例えば、スーツなど)における前記パーツ各々の形状を示す型紙データに基づいて、前記衣服を示す3次元モデルを生成することが可能である。なお、前記型紙データに基づいて前記3次元モデルを生成する方法としては、公知の任意の方法を採用することができる。画像表示処理部111は、衣服モデル生成処理部118によって生成された前記3次元モデル(例えば、図5に示される衣服モデルM1)を前記衣服画像として表示部13に表示させてもよい。
型紙生成処理部119は、前記形状データが、互いに縫合される複数のパーツから構成される衣服の3次元的な形状を示す3次元モデルデータである場合に、前記形状変更処理部による変更後の前記形状データ(3次元モデルデータ)に基づいて、前記パーツ各々の形状を示す型紙データを生成することが可能である。なお、3次元モデルデータに基づいて前記型紙データを生成する方法としては、公知の任意の方法を採用することができる。例えば、3次元モデルデータによって示される衣服モデルM1上の各点と、型紙に対応する2次元平面上の各点とが予め関連付けられており、衣服モデルM1上の各点の座標に基づいて、前記2次元平面上の対応する点の座標が算出されてもよい。なお、これらの座標は、型紙データにおける長さの単位(例えば、0.1cm単位)で表されてもよい。
人体モデル生成処理部171は、前記衣服を着用する着用者の体形を3次元的に計測することによって得られた体形データに基づいて、前記人体を示す3次元モデルを生成することが可能である。例えば、人体モデル生成処理部171は、計測装置20によって生成された前記着用者の体形データに基づいて、前記着用者の人体を示す人体モデルM2を生成する。人体モデルM2は、例えば、複数のポリゴンで構成された3次元モデルであって、各ポリゴンの各頂点の座標を示すデータによって、その形状が定められる。
初期形状選択処理部172は、サイズ(例えば、S,M,Lなど)及びスタイル(例えば、A,B,Y,イタリア調,英国調など)の少なくとも一方が異なる複数の標準形状データの中から1つの標準形状データを前記形状データとして選択することが可能である。例えば、初期形状選択処理部172は、記憶部12に記憶されている標準型紙データD1に含まれる型紙データの中から、ユーザ操作に応じて、所望のサイズ及びスタイルに対応する型紙データを前記形状データとして選択してもよい。もしくは、初期形状選択処理部172は、計測装置20によって生成された前記着用者の体形データに基づいて、標準型紙データD1に含まれる型紙データの中から、前記着用者の体形に対応する型紙データを前記形状データとして自動的に選択してもよい。例えば、初期形状選択処理部172は、前記着用者の体形データが示す特定の測定項目(例えば、胸囲)の値に基づいて、標準型紙データD1に含まれる型紙データの中から、前記着用者の体形に概ね合致する型紙データを前記形状データとして自動的に選択してもよい。このとき、初期形状選択処理部172は、例えば操作部14を通じて、衣服のゆとりに関する前記着用者の好み(例えば、ジャストフィット、ルーズフィット、タイトフィットのいずれが好みであるか)を取得し、前記着用者の体形を示す体形データと、衣服のゆとりに関する前記着用者の好みとに基づいて、標準型紙データD1に含まれる型紙データの中から前記形状データを自動的に選択してもよい。
[衣服製造方法]
以下、図9のフローチャートを参照しつつ、衣服製造システム1における衣服製造処理の手順の一例について説明する。なお、図9に示されるステップS10~S23の処理のうち、ステップS10の処理は計測装置20の制御部(以下、「計測制御部」と称す)によって実行され、ステップS10~S22の処理は衣服設計支援装置10の制御部11によって実行され、ステップS23の処理は製造装置30の制御部(不図示)によって実行される。
<ステップS10>
まず、ステップS10において、前記計測制御部は、製造対象の衣服の着用者の体形を3次元的に計測して体形データを生成する。生成された体形データは、ネットワークN1、又はUSBメモリなどの外部記憶媒体などを介して、衣服設計支援装置10に送信される。なお、他の実施形態では、計測装置20によって生成される体形データの代わりに、前記着用者の体形を示す任意の体形情報(例えば、身長、体重、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズなどのサイズ情報など)が、衣服設計支援装置10に送信されてもよい。
<ステップS11>
ステップS11において、制御部11は、前記体形データに基づいて、前記着用者の人体を示す人体モデルM2を生成する。ここに、係る処理は、制御部11の人体モデル生成処理部171によって実行される。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部11は、サイズ及びスタイルの少なくとも一方が異なる複数の標準形状データの中から1つの標準形状データを前記衣服の形状を示す形状データとして選択する。例えば、前記着用者は、衣服の販売業者の店内において、前記標準形状データに対応するサンプル衣服を実際に試着して、所望のサイズ及びスタイルを決定する。そして、前記複数の標準形状データの中から、決定されたサイズ及びスタイルに対応する標準形状データが、ユーザ操作(例えば、店員の操作、もしくは着用者等の衣服購入者の操作)に応じて選択される。なお、他の実施形態では、前記ステップS10で生成された体形データに基づいて、前記複数の標準形状データの中から1つの標準形状データが前記形状データとして自動的に選択されてもよい。また、このとき、衣服のゆとりに関する前記着用者の好み(例えば、ジャストフィット、ルーズフィット、タイトフィットのいずれが好みであるか)に応じて異なるサイズの標準形状データが前記形状データとして自動的に選択されてもよい。ここに、係る処理は、制御部11の初期形状選択処理部172によって実行される。
なお、他の実施形態では、制御部11は、前記複数の標準形状データの中から1つの標準形状データを前記形状データとして選択する代わりに、任意の標準形状データを、前記ステップS10で生成された体形データに応じて自動的に拡大又は収縮させて前記形状データを動的に生成してもよい。さらには、制御部11は、前記任意の標準形状データを、前記ステップS10で生成された体形データと衣服のゆとりに関する前記着用者の好み(例えば、ジャストフィット、ルーズフィット、タイトフィットのいずれが好みであるか)とに応じて自動的に拡大又は収縮させて前記形状データを動的に生成してもよい。この場合、前記着用者がタイトフィットを好む場合は、人体と衣服との隙間が比較的小さくなるような前記形状データが生成され、前記着用者がルーズフィットを好む場合は、人体と衣服との隙間が比較的大きくなるような前記形状データが生成される。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部11は、前記ステップS12で選択された標準形状データに基づいて衣服モデルM1を生成する。ここに、係る処理は、制御部11の衣服モデル生成処理部118によって実行される。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部11は、前記ステップS13で生成された衣服モデルM1と、前記ステップS11で生成された人体モデルM2とを表示部13に表示させる。具体的に、制御部11は、前記衣服モデルM1を人体モデルM2に着装させた状態で、前記衣服画像として表示部13に表示させる。例えば、制御部11は、図5に示される調整画面G1を表示部13に表示させる。ここに、係る処理は、制御部11の画像表示処理部111によって実行される。
なお、前記ステップS14で衣服モデルM1が人体モデルM2に着装された後に、制御部11は、衣服モデルM1のデータと人体モデルM2のデータとに基づいて、人体の各部と衣服との隙間の大きさを算出してもよい。そして、前記隙間の大きさが許容範囲から外れている場合に、制御部11は、その旨を示すメッセージ、修正すべき調整項目、その推奨値、その推奨調整範囲などを、助言情報として表示部13に表示させてもよい(図14参照)。また、制御部11は、前記隙間の大きさが前記許容範囲から外れている人体モデルM1又は衣服モデルM1の部位を、点滅表示又は点灯表示させてもよい。また、制御部11は、修正すべき調整項目が存在する場合に、修正すべき調整項目のリストを表示部13に表示させると共に、修正すべき調整項目の各々について、修正すべきか否かをユーザに選択させてもよい。なお、制御部11は、衣服のゆとりに関する前記着用者の好み(例えば、ジャストフィット、ルーズフィット、タイトフィットのいずれが好みか)に応じて、前記許容範囲を変更してもよい。例えば、タイトフィットを好む着用者については前記許容範囲の下限及び上限を低くし、ルーズフィットを好む着用者については前記許容範囲の下限及び上限を高くしてもよい。具体的に、衣服のゆとりに関する前記着用者の好みごとに、前記許容範囲が予め登録されていてもよい。例えば、タイトフィットを好む着用者については前記許容範囲が1cm~2cmに設定され、ジャストフィットを好む着用者については前記許容範囲が2cm~3cmに設定され、ルーズフィットを好む着用者については前記許容範囲が4cm~5cmに設定されてもよい。なお、このような隙間の大きさの算出及びその結果に基づく助言情報の表示は、任意のタイミング(例えば、後述のステップS18で衣服モデルM1が変形された時点、後述の最終確認時点など)で行われてもよい。なお、制御部11は、修正すべき調整項目が存在する場合に、修正すべき調整項目各々の値を、前記隙間の大きさが前記許容範囲に収まるように自動的に変更してもよい。
なお、前記ステップS14で衣服モデルM1が人体モデルM2に着装された後に、制御部11は、衣服モデルM1のデータと人体モデルM2のデータとに基づく物理演算によって、人体表面の各部の着圧(すなわち、人体表面が衣服から受ける圧力)をシミュレーションによって求めてもよい。そして、前記着圧が予め定められた上限値を超えている場合に、制御部11は、その旨を示すメッセージ、修正すべき調整項目、その推奨値、その推奨調整範囲などを、助言情報として表示部13に表示させてもよい。また、制御部11は、前記着圧が前記上限値を超えている人体モデルM1又は衣服モデルM1の部位を、点滅表示又は点灯表示させてもよい。また、制御部11は、修正すべき調整項目が存在する場合に、修正すべき調整項目のリストを表示部13に表示させると共に、修正すべき調整項目の各々について、修正すべきか否かをユーザに選択させてもよい。なお、制御部11は、衣服のゆとりに関する前記着用者の好み(例えば、ジャストフィット、ルーズフィット、タイトフィットのいずれが好みか)に応じて、前記上限値を変更してもよい。例えば、タイトフィットを好む着用者については前記上限値を高くし、ルーズフィットを好む着用者については前記上限値を低くしてもよい。具体的に、衣服のゆとりに関する前記着用者の好みごとに、前記上限値が予め登録されていてもよい。なお、このような着圧のシミュレーション及びその結果に基づく助言情報の表示は、任意のタイミング(例えば、後述のステップS18で衣服モデルM1が変形された時点、後述の最終確認時点など)で行われてもよい。なお、制御部11は、修正すべき調整項目が存在する場合に、前記着圧が前記上限値以下となるように、修正すべき調整項目各々の値を自動的に変更してもよい。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部11は、前記複数の調整項目の中から前記調整対象項目が選択されると(S15:Yes側)、処理をステップS16に移行させ、前記調整対象項目が選択されていなければ(S15:No側)、処理をステップS20に移行させる。例えば、制御部11は、調整画面G1に表示されているいずれかの操作キーK1が操作された場合に、前記調整対象項目が選択されたと判断する。ここに、係る処理は、制御部11の項目選択処理部112によって実行される。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部11は、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1を、前記調整対象項目に対応する衣服モデルM1上の位置に表示させる(図5参照)。ここに、係る処理は、制御部11の画像表示処理部111によって実行される。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部11は、前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更する。例えば、制御部11は、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1に対するドラッグ操作に応じて前記調整対象項目の値を変更する。ここに、係る処理は、制御部11の値変更処理部113によって実行される。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部11は、前記ステップS17で変更された後の前記調整対象項目の値に応じて、表示部13に表示されている衣服モデルM1を変形させる。ここに、係る処理は、制御部11の形状変更処理部114及び更新処理部115によって実行される。これにより、ユーザは、前記関連調整項目の値を変更後の衣服の形状をその場ですぐに確認することができる。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部11は、助言処理を行う。以下、図10を参照しつつ、前記助言処理について詳細に説明する。
<ステップS31>
ステップS31において、制御部11は、前記調整対象項目に関連する関連調整項目を1つ選択する。例えば、制御部11は、記憶部12に記憶されている対応関係情報D3に基づいて、前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目を判断する。そして、前記一又は複数の関連調整項目の中から1つの関連調整項目を選択する。ここに、係る処理は、制御部11の項目選択処理部112によって実行される。
<ステップS32>
ステップS32において、制御部11は、前記ステップS31で選択された関連調整項目に関する助言メッセージを表示部13に表示させる。例えば、制御部11は、対応関係情報D3に含まれている「助言メッセージ」の情報に基づいて、調整画面G1の助言表示領域A2に、前記ステップS31で選択された関連調整項目に関する助言メッセージを表示する。ここに、係る処理は、制御部11の案内処理部116によって実行される。なお、このとき、前記関連調整項目に対応する衣服モデルM1上の位置(例えば、対応するパーツの位置、対応する操作対象画像H1の位置など)がユーザから見えるように、衣服モデルM1の向きが自動的に変更されてもよい。なお、前記関連調整項目が複数ある場合には、所望の関連調整項目に対応する衣服モデルM1上の位置がユーザから見えるように、ユーザによるマウス等の操作(例えば、ドラッグ操作)に応じて衣服モデルM1が回転されてもよい。また、前記関連調整項目に対応する衣服モデルM1のパーツが、他のパーツとは異なる表示態様(例えば、異なる色、点滅表示など)で表示されてもよい。
<ステップS33>
ステップS33において、制御部11は、前記関連調整項目に対応する操作対象画像H1を、前記関連調整項目に対応する衣服モデルM1上の位置に表示させる(図8参照)。ここに、係る処理は、制御部11の画像表示処理部111によって実行される。なお、このとき、前記関連調整項目に対応する操作対象画像H1の近傍にカーソルが自動的に移動されてもよい。なお、前記ステップS32で表示された助言メッセージに図7に示される操作キーK5及び操作キーK6が含まれており、それらの操作キーのうちの操作キーK6が操作された場合は、ステップS33~S35の処理がスキップされる。
<ステップS34>
ステップS34において、制御部11は、前記関連調整項目の値をユーザ操作に応じて変更する。例えば、制御部11は、前記関連調整項目に対応する操作対象画像H1に対するドラッグ操作に応じて前記関連調整項目の値を変更する。ここに、係る処理は、制御部11の値変更処理部113によって実行される。
<ステップS35>
ステップS35において、制御部11は、前記ステップS34で変更された後の前記関連調整項目の値に応じて、表示部13に表示されている衣服モデルM1を変形させる。ここに、係る処理は、制御部11の形状変更処理部114及び更新処理部115によって実行される。これにより、ユーザは、前記関連調整項目の値を変更後の衣服の形状をその場ですぐに確認することができる。
<ステップS36>
ステップS36において、制御部11は、前記調整対象項目に関連する全ての関連調整項目が前記ステップS31で選択済みであれば(S36:Yes側)、処理を図9のステップS20に移行させ、前記ステップS31で未選択の関連調整項目があれば(S36:No側)、処理を前記ステップS31に移行させる。
このように、ユーザは、表示部13に表示される助言メッセージを参考にしつつ、前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目の値を順次に変更することができる。よって、衣服の設計に未熟なユーザであっても、熟練者に似た視点又は手順で衣服の調整作業を行うことができる。
<ステップS20>
図9に戻り、ステップS20において、制御部11は、ユーザによる調整作業が終了すると(S20:Yes側)、処理をステップS21に移行させ、ユーザによる調整作業が終了していなければ(S20:No側)、処理を前記ステップS15に移行させる。例えば、制御部11は、調整画面G1における操作キーK2が操作された場合に、ユーザによる調整作業が終了したと判断する。
なお、他の実施形態では、調整画面G1における操作キーK2又は最終確認用の操作キー(不図示)が操作された場合に、制御部11は、最終確認用の画面(最終確認画面)を表示部13に表示させてもよい。そして、制御部11は、例えば最終確認終了キー(不図示)が操作された場合に、ユーザによる最終確認が終了したと判断して、処理をステップS21に移行させてもよい。前記最終確認画面として、例えば、制御部11は、表示部13に表示されている3次元の衣服モデルM1を一定速度でゆっくりと回転させて、調整後の衣服の形状をユーザに視覚的に確認させてもよい。もしくは、制御部11は、ユーザによって調整された調整項目及びその調整値を表示部13に一覧表示させてもよい。もしくは、制御部11は、調整後の形状を分析して、その分析結果を表示部13に表示させてもよい。例えば、制御部11は、前述した着圧のシミュレーションを行い、前記着圧が許容範囲を超えている場合に、その旨を示すメッセージ等を表示部13に表示させてもよい。
<ステップS21>
ステップS21において、制御部11は、変形後の衣服モデルM1に基づいて、前記衣服のパーツ各々の形状を示す型紙データを生成する。ここに、係る処理は、制御部11の型紙生成処理部119によって実行される。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部11は、前記ステップS21で生成された型紙データを、前記着用者の個人情報(例えば、氏名、住所など)と共に、ネットワークN1を通じて製造工場に送信する。なお、必要に応じて、生地の種類、ボタンの種類などの情報も一緒に送信される。
<ステップS23>
ステップS23において、前記製造制御部は、前記型紙データに基づいて前記衣服を製造する。製造された衣服は、例えば、前記着用者の個人情報に基づいて、前記着用者の自宅に配送される。もしくは、製造された衣服が、販売業者の店舗に配送されてもよい。
以上のように、本実施形態に係る衣服製造システム1では、予め定められた複数の調整項目のうちの所望の調整項目の値を、ユーザ操作(例えば、キーボードによる数値入力操作、マウスによるドラッグ操作、クリック操作、タッチパネル操作など)に応じて簡単に変更することが可能である。よって、高度な操作能力を必要とせずに着用者にとってより理想的なスーツ等の衣服を設計することが可能である。
また、本実施形態に係る衣服製造システム1では、或る調整項目(前記調整対象項目)の値が変更されたことに応じて、前記調整項目に関連する他の調整項目(前記関連調整項目)に関する助言情報が表示部13に表示される。よって、高度な設計能力を必要とせずにスーツ等の衣服を設計することが可能である。また、このように衣服製造システム1の衣服設計支援装置10では、前記助言情報の表示によって、衣服の設計を熟練者に似た視点又は手順で行うように促すことができるため、より専門的な見地から着用者にとって理想的な衣服の設計が可能となるだけでなく、当該衣服設計支援装置10は、未熟なフィッターを教育する目的にも有用である。
[変形例]
なお、本実施形態では、前記衣服画像として3次元の衣服モデルM1が表示部13に表示されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、前記衣服画像として2次元の型紙を示す画像が表示部13に表示されてもよい。さらに他の実施形態では、3次元の衣服モデルM1及び2次元の型紙を示す画像の両方が前記衣服画像として表示部13に表示されてもよい。そして、前記衣服モデルM1及び前記型紙を示す画像のうちのいずれか一方に対するユーザ操作(例えば、キーボードによる数値入力操作、マウスによるドラッグ操作、クリック操作、タッチパネル操作など)に応じて衣服の形状が変更されてもよい。
また、本実施形態では、衣服モデルM1と共に人体モデルM2が表示部13に表示されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、衣服モデルM1のみが表示部13に表示されてもよい。
また、本実施形態では、衣服画像表示領域A1において、人体モデルM2に着装させた状態で衣服モデルM1が表示されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、衣服画像表示領域A1における表示態様を、ユーザ操作に応じて変更してもよい。例えば、人体モデルM2に着装させた状態で衣服モデルM1が表示される第1の表示態様と、衣服モデルM1だけが表示される第2の表示態様と、人体モデルM2だけが表示される第3の表示態様とを、ユーザ操作に応じて切り替えてもよい。また、これらの3つの表示態様の各々において、衣服モデルM1及び/又は人体モデルM2をユーザが自由に回転操作して所望の方向から確認できるように構成されてもよい。
また、本実施形態では、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1のみが表示部13に表示されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、複数の調整項目に対応する複数の操作対象画像H1が表示部13に同時に表示されてもよい。この場合、表示部13に同時に表示されている複数の操作対象画像H1のうち、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1が強調表示されてもよい。例えば、前記調整対象項目に対応する操作対象画像H1が、他の操作対象画像H1とは異なる表示態様(例えば、異なる色、異なる大きさ、点滅表示など)で表示されてもよい。
また、本実施形態では、前記関連調整項目に関する助言情報として、前記確認メッセージ又は前記助言メッセージのようなメッセージが表示されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、前記助言メッセージが音声として出力されてもよい。さらに他の実施形態では、前記関連調整項目に関する助言情報として、前記メッセージの代わりに、アイコンのような画像が表示されてもよい。さらに他の実施形態では、前記関連調整項目に関する助言情報として、前記関連調整項目に対応する操作キーK1又は操作対象画像H1が強調表示されてもよい。例えば、前記関連調整項目に関する助言情報として、前記関連調整項目に対応する操作キーK1又は操作対象画像H1が、他の操作キーK1又は操作対象画像H1とは異なる表示態様(例えば、異なる色、異なる大きさ、点滅表示など)で表示されてもよい。すなわち、前記助言情報は、前記関連調整項目をユーザに示唆し得る任意の情報であればよい。
また、本実施形態では、ユーザ操作に応じて前記関連調整項目の値が変更されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、前記調整対象項目の変更後の値、予め設定された推奨値、予め実施された機械学習の結果に基づいて算出される推奨値などに基づいて、前記関連調整項目の値が制御部11によって自動的に変更されてもよい。この場合、制御部11によって自動的に変更された前記関連調整項目の値に基づいて、前記衣服の形状データが更新されて、前記衣服画像が更新されてもよい。また、この場合、前記助言情報として、制御部11によって自動的に変更された前記関連調整項目の値を承認するかキャンセルするかをユーザに問い合わせる確認メッセージが表示部13に表示されてもよい。また、このようにして制御部11によって自動的に変更された前記関連調整項目の値が、ユーザ操作に応じて微調整されてもよい。
また、本実施形態では、対応関係情報D3が記憶部12に予め記憶されているが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、対応関係情報D3がネットワークN1を通じてサーバ装置(不図示)からダウンロードされてもよい。
また、本実施形態では、衣服設計支援装置10によって生成された型紙データが、ネットワークN1を通じて製造工場に送信されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、衣服設計支援装置10によって生成された型紙データが、USBメモリ、CD、DVDなどの記憶媒体を通じて製造工場に送られてもよい。また、他の実施形態では、衣服設計支援装置10によって生成された型紙データ自体が、商品として購入者(例えば、着用者、小規模な工房、個人経営のテーラーなど)に販売されてもよい。この場合、前記購入者は、例えば、購入した前記型紙データのコピーを任意の製造業者又は販売業者に提供して、前記製造業者又は前記販売業者から前記型紙データに応じた衣服を購入することが可能である。また、さらに他の実施形態では、前記型紙データに基づいて生成された型紙(例えば、前記型紙データに基づくパターンが印刷されたシート、又は前記型紙データに基づいて裁断されたシート)が、商品として販売されてもよい。さらに他の実施形態では、前記型紙データに基づくパターンが描かれた生地、又は前記型紙データに基づいて裁断された生地が、商品として販売されてもよい。
また、本実施形態では、衣服設計支援装置10によって生成された型紙データに基づいて製造装置30によって生地の裁断及び縫製が行われて前記衣服が製造されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、前記型紙データに基づく前記衣服の製造工程(例えば、裁断工程、縫製工程など)の一部又は全部が、職人の手作業で行われてもよい。例えば、前記型紙データに基づいて生成された型紙(例えば、前記型紙データに基づくパターンが印刷されたシート、又は前記型紙データに基づいて裁断されたシート)を受け取った技術者(例えば、小規模な工房や個人経営のテーラーなど)が、手作業で生地の裁断及び縫製を行ってもよい。
また、他の実施形態では、衣服設計支援装置10の制御部11が、設定処理部173を含んでいてもよい。具体的に、制御部11は、衣服設計支援プログラムP1に従って各種の処理を実行することにより、設定処理部173として機能する。以下、当該実施形態について詳細に説明する。
設定処理部173は、衣服設計支援装置10の動作モードを設定することが可能である。具体的に、設定処理部173は、予め定められた複数の動作モード(例えば、第1動作モード、第2動作モード、及び第3動作モードの3つの動作モード)の中からユーザ操作に応じて選択される1つの動作モードを、衣服設計支援装置10の動作モードとして設定する。
項目選択処理部112は、設定処理部173により設定される動作モードに応じて、前記調整対象項目として選択可能な調整項目を変化させてもよい。例えば、記憶部12に、図11に示されるような調整可能項目情報D5が記憶されていてもよい。そして、項目選択処理部112は、調整可能項目情報D5に基づいて、前記調整対象項目として選択可能な調整項目を変化させてもよい。図11に示される調整可能項目情報D5によれば、設定処理部173により設定される動作モードが前記第1動作モードである場合は、調整項目情報D2に含まれている全ての調整項目が前記調整対象項目として選択可能となる。一方、設定処理部173により設定される動作モードが前記第2動作モードである場合は、調整項目情報D2に含まれている調整項目の一部のみが前記調整対象項目として選択可能となる。その結果、前記第2動作モード時に調整画面G1に表示される調整項目(すなわち、操作キーK1及び操作対象画像H1)は、前記第1動作モード時よりも限定される。また、設定処理部173により設定される動作モードが前記第3動作モードである場合は、前記第2動作モードにおいて選択可能な調整項目の一部のみが前記調整対象項目として選択可能となる。その結果、前記第3動作モード時に調整画面G1に表示される調整項目(すなわち、操作キーK1及び操作対象画像H1)は、前記第2動作モード時よりも限定される。
値変更処理部113は、設定処理部173により設定される動作モードに応じて、前記調整対象項目の値の調整可能範囲を変化させてもよい。例えば、図示は省略するが、調整項目情報D2において、各調整項目の調整可能範囲が動作モードごとに登録されていてもよい。例えば、前記第2動作モードに対応する調整可能範囲が、前記第1動作モードに対応する調整可能範囲よりも小さい範囲に設定されてもよい。また、前記第3動作モードに対応する調整可能範囲が、前記第2動作モードに対応する調整可能範囲よりも小さい範囲に設定されてもよい。そして、値変更処理部113は、前記調整対象項目の値の調整可能範囲として、設定処理部173により設定される動作モードに対応する調整可能範囲を、調整項目情報D2から取得してもよい。
案内処理部116は、設定処理部173により設定される動作モードに応じて、表示部13に表示される助言情報を変化させてもよい。例えば、対応関係情報D3が、動作モードごとに登録されていてもよい。例えば、図3に示される対応関係情報D3が、前記第1動作モード用の対応関係情報として用いられ、図12に示される対応関係情報D31が、前記第2動作モード用の対応関係情報D31として用いられてもよい。図12に示される対応関係情報D31には、前記第2動作モードにおいて前記調整対象項目として選択可能な調整項目ごとに、関連調整項目及び助言メッセージの情報が含まれている。前記関連調整項目及び前記助言メッセージは、動作モードごとに異なっていてもよい。例えば、図3に示される前記第1動作モード用の対応関係情報D3においては、調整項目Dに対応する関連調整項目が調整項目E,F,Gとなっており、案内処理部116は、これらの3つの調整項目に関する助言情報を表示部13に表示する。一方、図12に示される前記第2動作モード用の対応関係情報D31においては、調整項目Dに対応する関連調整項目が調整項目E,Fとなっており、案内処理部116は、これらの2つの調整項目に関する助言情報を表示部13に表示する。
なお、設定処理部173は、操作者の設計能力のレベルに応じて動作モードを設定してもよい。例えば、設定処理部173は、操作者の設計能力のレベルが、上級、中級、下級のいずれのレベルであるかを操作者に選択させる選択画面を表示部13に表示させてもよい。そして、設定処理部173は、操作者の設計能力のレベルが上級である場合には衣服設計支援装置10の動作モードを前記第1動作モード(上級モード)に設定し、中級である場合には前記第2動作モード(中級モード)に設定し、下級である場合には前記第3動作モード(下級モード)に設定してもよい。これにより、操作者の設計能力のレベルに応じて、例えば、前記調整対象項目として選択可能な調整項目を変化させたり、前記調整対象項目の値の調整可能範囲を変化させたり、表示部13に表示される助言情報を変化させたりすることができる。よって、例えば、操作者の設計能力のレベルが低い場合には、選択可能な調整項目及びその調整可能範囲を制限して調整の自由度を下げることで、異常な調整又は不適切な調整が行われてしまうことを抑制することができる。また、操作者の設計能力の向上に合わせて調整の自由度を上げていくことができるので、本実施形態は、操作者の設計能力を向上させるための教育用途にも適している。
また、設定処理部173は、衣服の設計の種類に応じて動作モードを設定してもよい。例えば、設定処理部173は、衣服の設計の種類が、フルオーダー、イージーオーダー、パターンオーダーのいずれの種類であるかを操作者に選択させる選択画面を表示部13に表示させてもよい。そして、設定処理部173は、衣服の設計の種類がフルオーダーである場合には衣服設計支援装置10の動作モードを前記第1動作モード(フルオーダーモード)に設定し、イージーオーダーである場合には前記第2動作モード(イージーオーダーモード)に設定し、パターンオーダーである場合には前記第3動作モード(パターンオーダーモード)に設定してもよい。これにより、衣服の設計の種類がイージーオーダー又はパターンオーダーである場合(すなわち、フルオーダーほどの自由度の高い調整が不要である場合)の操作性を向上させることができる。
1 衣服製造システム
10 衣服設計支援装置
11 制御部
111 画像表示処理部
112 項目選択処理部
113 値変更処理部
114 形状変更処理部
115 更新処理部
116 案内処理部
117 履歴記録処理部
118 衣服モデル生成処理部
119 型紙生成処理部
171 人体モデル生成処理部
172 初期形状選択処理部
173 設定処理部
20 計測装置
30 製造装置
A1 衣服画像表示領域
A2 助言表示領域
G1 調整画面
H1 操作対象画像
M1 衣服モデル
M2 人体モデル

Claims (34)

  1. 調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させる画像表示処理部と、
    前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択する項目選択処理部と、
    前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更する値変更処理部と、
    前記値変更処理部による変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更する形状変更処理部と、
    前記形状変更処理部による変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新する画像更新処理部と
    前記値変更処理部により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供する案内処理部と、
    前記値変更処理部によって前記複数の調整項目の値が変更された順番を示す調整履歴情報を記録する履歴記録処理部と、
    を備え、
    前記案内処理部は、前記調整履歴情報に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断する、
    衣服設計支援装置。
  2. 前記画像表示処理部は、前記衣服を示す3次元モデルを前記衣服画像として表示させると共に、前記調整項目に対応する操作対象画像を前記調整項目に対応する前記3次元モデル上の位置に表示させ、
    前記値変更処理部は、前記調整対象項目に対応する前記操作対象画像に対する操作に応じて前記調整対象項目の値を変更する、
    請求項に記載の衣服設計支援装置。
  3. 前記値変更処理部は、前記調整対象項目に対応する前記操作対象画像に対するドラッグ操作に応じて前記調整対象項目の値を変更する、
    請求項に記載の衣服設計支援装置。
  4. 前記案内処理部は、前記助言情報として、前記関連調整項目の値を変更するか否かをユーザに問い合わせる確認メッセージを提供する、
    請求項のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  5. 前記項目選択処理部は、前記確認メッセージに対して前記関連調整項目の値を変更する旨の回答が入力されたことに応じて、前記関連調整項目を次の調整対象項目として自動的に選択する、
    請求項に記載の衣服設計支援装置。
  6. 前記案内処理部は、前記調整対象項目ごとに予め登録された、美的観点からの助言メッセージを含む前記助言情報を提供する、
    請求項のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  7. 前記衣服は、互いに縫合される複数のパーツから構成される衣服であり、
    前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目には、前記調整対象項目に対応するパーツとは異なるパーツに対応する調整項目が含まれる、
    請求項のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  8. 前記案内処理部は、前記値変更処理部による変更後の前記調整対象項目の値に応じて異なる前記助言情報を提供する、
    請求項のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  9. 前記案内処理部は、前記値変更処理部による変更後の前記調整対象項目の値に応じて、前記関連調整項目の値の推奨値又は推奨範囲を前記助言情報として提供する、
    請求項に記載の衣服設計支援装置。
  10. 前記案内処理部は、前記調整対象項目と前記関連調整項目との対応関係を示す対応関係情報に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断する、
    請求項のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  11. 動作モードを設定する設定処理部を更に備え、
    前記項目選択処理部は、前記設定処理部により設定される動作モードに応じて、前記調整対象項目として選択可能な調整項目を変化させる、
    請求項~1のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  12. 動作モードを設定する設定処理部を更に備え、
    前記値変更処理部は、前記設定処理部により設定される動作モードに応じて、前記調整対象項目の値の調整可能範囲を変化させる、
    請求項~1のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  13. 動作モードを設定する設定処理部を更に備え、
    前記案内処理部は、前記設定処理部により設定される動作モードに応じて、前記表示部に表示される前記助言情報を変化させる、
    請求項~1のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  14. 前記設定処理部は、操作者の設計能力のレベルに応じて動作モードを設定する、
    請求項1~1のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  15. 前記設定処理部は、衣服の設計の種類に応じて動作モードを設定する、
    請求項1~1のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  16. 調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させる画像表示処理部と、
    前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択する項目選択処理部と、
    前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更する値変更処理部と、
    前記値変更処理部による変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更する形状変更処理部と、
    前記形状変更処理部による変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新する画像更新処理部と、
    前記値変更処理部により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供する案内処理部と、
    を備え、
    前記案内処理部は、衣服の形状の調整に関する調整履歴データに基づくディープラーニング又は機械学習の結果に基づいて前記助言情報を生成する、
    衣服設計支援装置。
  17. 前記助言情報は、前記ディープラーニング若しくは前記機械学習の結果に基づいて算出される前記調整対象項目の推奨値に関する情報、又は前記調整履歴データに基づいて着用者の好みの情報が反映された助言メッセージである、
    請求項16に記載の衣服設計支援装置。
  18. 前記衣服は、互いに縫合される複数のパーツから構成される衣服であり、
    前記形状データは、前記パーツ各々の形状を示す型紙データである、
    請求項1~1のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  19. 前記型紙データに基づいて前記衣服を示す3次元モデルを生成する衣服モデル生成処理部を更に備え、
    前記画像表示処理部は、前記衣服モデル生成処理部によって生成された前記3次元モデルを前記衣服画像として表示させる、
    請求項18に記載の衣服設計支援装置。
  20. 前記衣服は、互いに縫合される複数のパーツから構成される衣服であり、
    前記形状データは、前記複数のパーツが縫合された状態の前記衣服の3次元的な形状を示す3次元モデルデータであり、
    前記衣服設計支援装置は、前記形状変更処理部による変更後の前記形状データに基づいて、前記パーツ各々の形状を示す型紙データを生成する型紙生成処理部を更に備える、
    請求項1~1のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  21. 前記画像表示処理部は、前記衣服を示す3次元モデルを、人体を示す3次元モデルに着装させた状態で、前記衣服画像として表示させる、
    請求項1~2のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  22. 前記衣服を着用する着用者の体形を3次元的に計測することによって得られた体形データに基づいて、前記人体を示す3次元モデルを生成する人体モデル生成処理部を更に備える、
    請求項2に記載の衣服設計支援装置。
  23. サイズ及びスタイルの少なくとも一方が異なる複数の標準形状データの中から1つの標準形状データを前記形状データとして選択する初期形状選択処理部を更に備える、
    請求項1~2のいずれかに記載の衣服設計支援装置。
  24. 前記初期形状選択処理部は、前記衣服を着用する着用者の体形を示す体形データと、衣服のゆとりに関する前記着用者の好みとに基づいて、前記複数の標準形状データの中から前記形状データを自動的に選択する、
    請求項2に記載の衣服設計支援装置。
  25. コンピュータに、
    調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させることと、
    前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択することと、
    前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更することと、
    変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更することと、
    変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新することと、
    前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供することと、
    前記複数の調整項目の値が変更された順番を示す調整履歴情報を記録することと、
    を実行させる衣服設計支援プログラムであって、
    前記調整履歴情報に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断する、
    衣服設計支援プログラム
  26. コンピュータに、
    調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させることと、
    前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択することと、
    前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更することと、
    変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更することと、
    変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新することと、
    前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供することと、
    を実行させる衣服設計支援プログラムであって、
    衣服の形状の調整に関する調整履歴データに基づくディープラーニング又は機械学習の結果に基づいて前記助言情報を生成する、
    衣服設計支援プログラム。
  27. 前記衣服を着用する着用者の体形を3次元的に計測することによって得られた体形データに基づいて、人体を示す3次元モデルを生成することを前記コンピュータに更に実行させ、
    前記衣服を示す3次元モデルが、人体を示す3次元モデルに着装させた状態で、前記衣服画像として表示される、
    請求項25又は26に記載の衣服設計支援プログラム。
  28. 調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させる画像表示処理部と、
    前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択する項目選択処理部と、
    前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更する値変更処理部と、
    前記値変更処理部による変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更する形状変更処理部と、
    前記形状変更処理部による変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新する画像更新処理部と
    前記値変更処理部により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供する案内処理部と、
    前記値変更処理部によって前記複数の調整項目の値が変更された順番を示す調整履歴情報を記録する履歴記録処理部と、
    を備え、
    前記案内処理部は、前記調整履歴情報に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断する、
    を備える衣服設計支援システム。
  29. 調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させる画像表示処理部と、
    前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択する項目選択処理部と、
    前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更する値変更処理部と、
    前記値変更処理部による変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更する形状変更処理部と、
    前記形状変更処理部による変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新する画像更新処理部と、
    前記値変更処理部により前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供する案内処理部と、
    を備え、
    前記案内処理部は、衣服の形状の調整に関する調整履歴データに基づくディープラーニング又は機械学習の結果に基づいて前記助言情報を生成する、
    を備える衣服設計支援システム。
  30. 前記衣服を着用する着用者の体形を3次元的に計測することによって得られた体形データに基づいて、人体を示す3次元モデルを生成する人体モデル生成処理部を更に備え、
    前記画像表示処理部は、前記衣服を示す3次元モデルを、前記人体を示す3次元モデルに着装させた状態で、前記衣服画像として表示させる、
    請求項28又は29に記載の衣服設計支援システム。
  31. 調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させることと、
    前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択することと、
    前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更することと、
    変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更することと、
    変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新することと、
    前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供することと、
    前記複数の調整項目の値が変更された順番を示す調整履歴情報を記録することと、
    を含む衣服設計支援方法であって、
    前記調整履歴情報に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断する、
    衣服設計支援方法。
  32. 調整対象の衣服の形状を示す形状データに基づいて衣服画像を表示部に表示させることと、
    前記衣服の形状を調整するための予め定められた複数の調整項目の中からユーザ操作に応じて調整対象項目を選択することと、
    前記調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更することと、
    変更後の前記調整対象項目の値に応じて前記形状データを変更することと、
    変更後の前記形状データに基づいて前記衣服画像を更新することと、
    前記調整対象項目の値が変更されたことに応じて、前記複数の調整項目のうちの前記調整対象項目に関連する一又は複数の関連調整項目に関する助言情報を提供することと、
    前記複数の調整項目の値が変更された順番を示す調整履歴情報を記録することと、
    を含む衣服設計支援方法であって、
    前記調整履歴情報に基づいて、前記調整対象項目に関連する前記関連調整項目を判断する、
    衣服設計支援方法。
  33. 前記衣服を着用する着用者の体形を3次元的に計測することによって得られた体形データに基づいて、人体を示す3次元モデルを生成することを更に含み、
    前記衣服を示す3次元モデルが、人体を示す3次元モデルに着装させた状態で、前記衣服画像として表示される、
    請求項31又は32に記載の衣服設計支援方法。
  34. 衣服の着用者の体形を示す体形情報を取得することと、
    請求項1~2のいずれかに記載の衣服設計支援装置を用いて、調整対象の衣服の形状を示す形状データを前記体形情報に基づいて変更することと、
    前記形状データに基づいて型紙又は型紙データを生成することと、
    前記型紙又は前記型紙データに基づいて衣服を製造することと、
    を含む衣服製造方法。
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