JP2014219754A - 衣類のデザイン装置 - Google Patents

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    • G06F17/50

Abstract


【構成】 3次元空間内で衣類のパターンデータを編集する。人体モデルの3次元形状を記憶し、複数のパーツで構成される衣類のパターンデータを、デザイン装置により作成するか入力を受け付け、パターンデータに基づく仮想的な衣類を、シミュレーションにより人体モデルに仮想的に着装させる。いせ込みまたは伸ばしによりパーツの端部を他のパーツと縫合する範囲を示すアウトラインと、アウトラインからパーツの内側へ延びる処理ラインとを有し、かつ人体モデルにフィットする3次元形状のパーツを発生させ、処理ラインでカットされているように、2次元平面上に展開する。そして処理ラインに沿って生じる隙間に布を追加するようにパーツを変形させるか、または処理ラインに沿ってパーツが重なる部分を切除するように、2次元平面上に展開したパーツを変形させる。
【効果】 いせ込みと伸ばしを含んだ衣類のパターンデータを簡単に作成できる。
【選択図】 図4

Description

この発明は衣類のデザインに関する。
衣類のデザインでは、3次元空間内の人体モデルと衣類モデルとの間に適当なゆとりを持たせて、衣類モデルを3次元空間内で形成することが知られている(特許文献1 特許4216537)。この衣類モデルをパーツに分割し、2次元平面に展開すると、衣類のパターンデータが得られる。
3次元の曲面を2次元に展開したパーツは、衣類モデルを近似した形状をしているが、正確に衣類モデルを再現できる形状ではない。衣類モデルの膨らみを近似的に平面に展開するため、実際に着用すると、人体が膨らんだ部分では生地が不足して圧迫感を感じ、また窪んだ部分で生地が余る、等の問題が生じる。これに対して、パーツを細分化したり、またダーツ等を多数設けると、パーツはより正確に3次元形状を再現するようになるが、細分化したパーツや多すぎるダーツは、衣類のデザインと縫製の点で好ましくない。膨らんだ部分でパーツの形状が正確でないと、一般に膨らみを充分に再現できないパーツとなり、衣類は人体の膨らみを圧迫する。また太股の付け根等の窪んだ部分では、一般に窪みを充分に再現できないパーツとなり、衣類がだぶつくことになる。
特許4216537
この発明の課題は、いせ込みあるいは伸ばしを含むように、衣類のパターンデータを簡単に編集できるようにすることにある。すると、デザイン的にも好ましくかつ人体の凹凸にフィットするように、衣類のパターンデータを編集できる。
この発明は、3次元空間内で衣類のパターンデータを編集するデザイン装置において、
人体モデルの3次元形状を記憶するメモリと、
複数のパーツで構成される衣類のパターンデータを作成あるいは入力する手段と、
前記パターンデータに基づく仮想的な衣類を、シミュレーションにより人体モデルに仮想的に着装させるシミュレーション部と、
いせ込みまたは伸ばしによりパーツの端部を他のパーツと縫合する範囲を示すアウトラインと、アウトラインからパーツの内側へ延びる処理ラインとを有し、かつ人体モデルにフィットする3次元形状のパーツを発生させる処理部と、
3次元形状のパーツを処理ラインでカットされているように、2次元平面上に展開する展開部と、
2次元平面状に展開した結果、前記処理ラインに沿って隙間が生じる場合は隙間に布を追加し、前記処理ラインに沿ってパーツが重なる部分が生じる場合は重なる布を切除するように、2次元平面上に展開したパーツを変形させるパターン変更部、とを備えていることを特徴とする。
衣類のパターンデータは、例えば人体モデルの表面に直接外形を入力して3次元形状の衣類パーツを作成し、これを2次元平面上に近似的に展開すると得られる。あるいは人体を採寸し、伝統的な技法でパターンデータを作成しても良い。そしてパターンデータはデザイン装置により作成しても、他で作成してデザイン装置へ入力しても良い。2次元形状のパーツを仮想的に縫合して着装状態をシミュレーションすると、いせ込みが必要な部分あるいは伸ばしが必要な部分が判明する。そしてこの部分に対し、他のパーツと縫合する範囲を示すアウトラインと処理ラインとを発生させ、かつ人体モデルにフィットする形状にする。アウトラインと処理ラインは例えばマニュアルで入力するが、衣類のシミュレーションデータから自動的に発生させても良い。マニュアルで入力する場合、アウトラインと処理ラインを共に入力しても、一方のみを入力し他方をそれに基づいて所定のルールで発生させても良い。人体モデルにフィットさせるには、例えばパーツで覆われている部分、即ちパーツに対応する部分での、人体モデルの3次元形状を正確に2次元平面上へ展開したものを、パーツの2次元形状とすれば良い。人体モデルと衣類との間に隙間あるいはゆとりが必要な場合、展開前に人体モデルを大きくするか、展開後にパーツを拡大すればよい。またパーツの形状が、3次元の衣類モデルを2次元平面へ近似的に展開したものである場合、衣類モデルのパーツに対応する部分の3次元形状を、正確に2次元平面上へ展開し、パーツの2次元形状とすれば良い。なおこれらの処理では、パーツのアウトラインと処理ライン等の、パーツの形状以外のデータを消去しないように行う。
処理ラインは仮想的な切り込みに相当し、処理ラインがあり3次元の人体モデルにフィットするパーツを2次元平面上に展開すると、人体の膨らみのため布(生地)が不足している場合、処理ラインに沿って隙間が生じ、この隙間に布を追加する。また人体の窪みのため布(生地)が余っている場合、処理ラインに沿ってパーツが重なり、重なった部分を切除する。布を追加しあるいは重なりを除去すると、処理ラインを抹消する。すると人体モデルにフィットするパーツのパターンデータが得られる。実際の衣類を製造するには、いせ込みあるいは伸ばしにより、このパーツのアウトラインに沿って他のパーツと縫合する。
いせ込みと伸ばしの双方に対応できることが好ましいが、いずれか一方にのみ対応しても良い。アウトラインと処理ラインは例えばユーザが指定するが、シミュレーションデータから自動的に発生させても良い。
好ましくは、シミュレーション部は、変形前のパーツのアウトラインの長さに従い、かつ隙間に布を追加するかあるいは重なる部分を切除するように変形したパーツに基づいて、衣類の着装状態を再シミュレーションする。変形前のパーツのアウトラインに従ってシミュレーションするので、いせ込みあるいは伸ばしでの縫合を表すようにシミュレーションができる。また隙間に布を追加するかあるいは重なる部分を切除するように変形したパーツに基づいてシミュレーションするので、パーツの変形により衣類が人体モデルにフィットするようになったかどうかを確認できる。
また好ましくは、変形前のアウトラインの長さで、変形後のパーツのアウトラインが他のパーツに縫合されるように、他のパーツのパターンデータに縫合する範囲を示す情報を追加する。この情報はいせ込みあるいは伸ばしで縫合する範囲を指定し、アウトラインがパーツの変形前の長さで縫合されるようにできる。
実施例のデザイン装置のブロック図 いせ込み・伸ばし処理部での処理を示す図 いせ込み処理の過程を示す図で、 a)は人体モデル上の衣服モデルを、b)はパーツのパターンを、c)は3次元シミュレーション画像を示し、 d)は衣服モデルへのいせ込みのアウトラインとエリアの指定を、e)はパターンへの処理ラインの追加を、f)は変更後のパターンを、g)は変更後の3次元シミュレーション画像を示す。 伸ばし処理の過程を示す図で、 a)は人体モデル上の衣服モデルを、b)はパーツのパターンデータを、c)は3次元シミュレーション画像を、d)シミュレーションでの太股付け根の断面を示し、 e)は衣服モデルへの伸ばしのアウトラインとエリアの指定を、f)はパターンへの処理ラインの追加を、g)は変更後のパターンを、h)は変更後の3次元シミュレーション画像を、i)は変更後のシミュレーションでの太股付け根の断面を示す。 いせ込みによるによるパーツのパターンデータの変更を模式的に示す図 伸ばしによるによるパーツのパターンデータの変更を模式的に示す図で、 a)はパターンデータの変更を示し、 b)は処理ラインに沿ったパーツの重なりを示し、 c)は重なった部分の断面を示す。 3次元シミュレータにより、いせ込み・伸ばし情報を発生させる際の処理を示す図
以下に、発明を実施するための最適実施例を示す。
図1〜図7に実施例を示す。図1にコンピュータから成るデザイン装置2を示し、4はバスで、5はカラーモニタ、6はマウスで、他のポインティングデバイスでも良く、7はキーボードである。8はLANインターフェース、9はリムーバブルディスクで、これらにより、人体モデルの3次元データ、衣類モデルの3次元データ、衣類のパターンデータ、デザイン装置2のプログラム等をデザイン装置2へ入出力する。10はカラープリンタ、12はプログラムメモリで、デザイン装置2のプログラムを記憶する。14は人体モデルメモリで、人体モデルの3次元(3次元)データを記憶し、人体モデルのデータは、3次元計測装置により人体形状を測定したデータ、メジャーなどにより人体を採寸したデータ、あるいは実在の人間ではないトルソの3次元データなどである。人体モデルは3次元の形状を持ち、人体の形状をそのまま表すデータでも、人体の形状をやや膨らませて、範囲を指定するとそのまま衣類の形状となるデータでも良い。
衣類モデル作成部16は、3次元のデータとして衣類のデータを作成する。例えば人体モデル上に仮想的な布を配置し、テクスチャーを付与し、折り返し、ボタン、ポケットなどを付加する。2次元展開部18は、マウス6等によるユーザの指定、あるいは2次元展開部18が予め記憶しているルールに従い、衣類モデルを複数のパーツに分割し、ダーツ等を追加して、2次元平面上に展開する。なおこの明細書では、衣類のパーツの形状を表すデータをパターンデータと呼び、このデータは型紙と呼ばれることもある。3次元空間内の衣類モデルを2次元平面に展開するため、衣類をパーツへ仮想的に切断する。しかし3次元空間から2次元平面への正確な変換は困難で、膨らんだ部分を再現できるようにパターンデータを編集することは難しい。また太股の付け根等の窪んだ部分を再現できるようにパターンデータを編集することも難しい。なおパターンデータは、人体を採寸し、型紙に書き起こしたデータでも良い。
3次元シミュレータ20は、データ上のパーツを人体モデルに対して配置し、仮想的に縫製して仮想的な衣類とした後、仮想的な衣類の安定状態を力学計算する。このようにして人体モデルへの仮想的な衣類の着装状態を3次元空間内でシミュレーションする。メッシュの頂点等の基準となる点をパーツに複数配置し、3次元シミュレータ20は着装後のメッシュの頂点間の距離等から、パーツの変形を求める。パーツが人体モデルに対し小さすぎる場合、メッシュが引き伸ばされて頂点間の距離が増す。なおメッシュの変形の代わりに、パーツを構成するポリゴンの変形等を評価しても良い。また3次元シミュレータ20は、人体モデルと仮想的な衣類とのギャップを測定する。ギャップが大き過ぎるパーツは縮める方が良く、ギャップが少なすぎるパーツは大きくする方が良い。
パターン修正部28は、衣類の着装状態を表す3次元シミュレーション画像を例えばカラーモニタ5に表示した状態で、ユーザからの指定を受け付け、パターンデータを修正する。30はいせ込み・伸ばし処理部で、ユーザが指定した、いせ込みあるいは伸ばしのアウトラインと、処理ラインとに基づき、いせ込みあるいは伸ばしにより縫製されることを前提とするように、パーツのパターンデータを修正する。
メモリ32は、いせ込みエリアのアウトラインと伸ばしエリアのアウトラインの位置、およびそれらの長さ、処理ラインの位置等を記憶し、いせ込みエリアはいせ込みを行うエリアで、伸ばしエリアは伸ばしを行うエリアである。またアウトラインはパーツの端部がこれらのエリアに含まれる部分である。アウトラインはいせ込みエリアを設定すると長くなり、縫製時にはアウトラインを縮めて元の長さで縫製する。またアウトラインは伸ばしエリアを設定すると短くなり、縫製時にアウトラインを伸ばして元の長さで縫製する。処理ラインはこれらのエリア内にあって、仮想的にパーツをカットするラインである。
メモリ32は、いせ込みあるいは伸ばしによりパターンデータを変更する前のアウトラインの長さを記憶する。変形前のアウトラインの長さを記憶するのは、パターンデータの変更後に3次元シミュレーションする際に、アウトラインを変更する前の長さへ伸縮してシミュレーションするためである。これによって、いせ込みあるいは伸ばしにより縫製するかのようにシミュレーションできる。パーツを縫製する相手方のパーツ(他のパーツ)のパターンデータに、アウトラインの両端を示す合印のデータを追加する。合印に限らず、いせ込みあるいは伸ばしが有るパーツに対して、縫製時に位置合わせする2個所以上の点を表すデータを追加すれば良い。そして合印間の間隔は、2次元データに展開する前の3次元空間内の仮想的な衣類での、アウトラインの長さとし、相手方の他のパーツではこの長さを保つように2次元データに展開する。これによって、いせ込みあるいは伸ばしで縫合する部分の長さは、3次元空間内でデザインした衣類に一致する。またメモリ32に処理ラインの位置を記憶させる。
3次元処理部33は、アウトラインと処理ラインとに基づき、いせ込みエリアと伸ばしエリアとを発生させる。また3次元処理部33は、いせ込みあるいは伸ばしを行うパーツにより覆われた部分の人体モデルの3次元形状を、このパーツ側にメモリ32のデータを保つようにコピーする。パーツにより覆われた部分とは、パーツに対応する部分の意味である。人体モデルの形状をコピーしたパーツは、人体モデルにフィットし、アウトラインと処理ライン等を備えている、3次元形状のパーツである。このパーツを、2次元展開部18により2次元平面上に展開すると、いせ込みエリアの処理ラインに沿って隙間が発生し、伸ばしエリアの処理ラインに沿って布が重なる。パターン変更部34は、処理ラインに沿って生じる隙間に布を追加し、また処理ラインに沿って重なる布を切除し、パーツのパターンデータを変更する。変更後のパターンデータに基づいて、衣類の着装状態を3次元シミュレータ20で再度シミュレーションすると、ユーザはパターンデータの良否、即ち衣類のデザインの良否を判断できる。不良な場合、いせ込み・伸ばし処理部30等により、パターンデータを再度変更する。
いせ込みと伸ばしに関する処理は、3次元シミュレータ20内で、例えばユーザからの指示無しに、いせ込み・伸ばしが必要なエリアを検出部22により検出して自動的に開始することもできる。なお検出部22は設けなくても良い。23は指定エリアメモリで、いせ込み・伸ばしの対象となるエリア、例えばヒップ、腰骨との接触部、太股の付け根等の部位を記憶する。ギャップ検出部24は人体モデルと仮想的に着装した衣類とのギャップを検出し、ギャップが過剰なエリアを伸ばしエリアの候補とする。変形検出部25は仮想的な衣類のメッシュの頂点間の距離、あるいはポリゴンの頂点間の距離等から、人体モデルにより仮想的な衣類が大きく引き伸ばされているエリアを検出し、いせ込みエリアの候補とする。いせ込み・伸ばし情報発生部26は、検出したエリアで指定エリアメモリ23で指定されているものを、いせ込みエリアあるいは伸ばしエリアとする。いせ込みの場合、いせ込みのアウトラインと処理ラインとを発生させ、伸ばしの場合、伸ばしのアウトラインと処理ラインとを発生させる。
検出部22で発生させたいせ込みエリアあるいは伸ばしエリアに関する情報を、いせ込み・伸ばし処理部30に引き渡し、パターンデータを修正する。いせ込みの場合、合印のデータを縫合相手のパーツのパターンデータに追加し、いせ込み前のアウトライン長を求める。合印間の間隔は、衣類モデルから2次元データに展開する前の3次元空間内の仮想的な衣類での、アウトラインの長さとする。また処理ラインに沿って生じる隙間に布を追加し、パーツのパターンデータを変更する。伸ばしの場合、合印のデータを縫合相手のパーツのパターンデータに追加し、伸ばし前のアウトライン長を求める。また処理ラインに沿って生じた重なりを切除して、パーツのパターンデータを変更する。
図2にいせ込み・伸ばし処理部30での処理を示し、この処理では、
・ ユーザにより、アウトラインと、処理ラインが入力され、いせ込みエリアあるいは伸ばしエリアを発生させる(ステップ1)、
・ いせ込みエリアに対し、パターン修正前のアウトラインの位置と長さ等を記憶し、処理ラインの隙間に布を追加し、布を追加した後のパターンデータを発生させる(ステップ2)、
・ 伸ばしエリアに対し、パターン修正前のアウトラインの位置と長さ等を記憶し、処理ラインに沿って重なる部分の布を切除し、布を切除した後のパターンデータを発生させる(ステップ3)。いせ込みの処理過程を図3に、伸ばしの処理過程を図4に、いせ込みによるパターンの変更を図5に、伸ばしによるパターンの変更を図6に示す。また3次元シミュレータ内に検出部22を設ける際の、追加の処理を図7に示す。
図3のa)は人体モデル上の仮想的な衣類(衣類モデル)を示し、実線はワンピースの前側のパーツの分割線と1本のダーツとを示している。これを図3b)のように、2次元平面に展開すると変形前のパーツ40となり、縫合相手の人体の後側のパーツを他のパーツ41とする。パーツ40,41等で構成される仮想的な衣類を人体モデルに仮想的に着装させると、図3c)のシミュレーション画像が得られる。ここでパーツ40の明暗は、パーツをメッシュで構成した際のメッシュの頂点間の距離の変化を表し、腰骨にも太股にも接していない部分ではメッシュは変形しないので暗く、腰骨に接している明るい部分でメッシュが大きく変形している。以上のようにパーツの明暗は着装による衣類の変形を示している。図3c)の画像をカラーモニタに表示すると、ユーザはいせ込み等の処理が必要であることが分かる。
マウス等によりユーザは、図3次元)のようにいせ込みを行うアウトラインと1本ないし複数本の処理ラインとを追加する。アウトラインと処理ラインとを追加したパーツを、人体モデルの3次元形状にフィットするように変形させる。そして変形後のパーツを2次元平面へ展開すると、図3e)に示す中間のパーツ42となり、処理ライン43に沿って隙間が生じる。処理ライン43の隙間に布を追加して処理ライン43を消滅させると、図3f)の変形後のパーツ44となる。45は変形後のアウトラインで、変形前に比べ長くなっており、メモリ32に変形前のアウトラインの長さも記憶されている。図3f)の変形後のパーツ44のパターンデータに基づき、(他のパーツは元のパターンデータのまま)、再度3次元シミュレーションすると、図3g)のシミュレーション画像が得られ、腰骨に接する部分でパーツが膨らんだため、衣類の変形が小さくなったことが分かる。なお再シミュレーションでは、変形前のアウトライン48の長さへアウトライン45を伸縮させる。
図5はいせ込みによるパターンの変更を示し、パーツ40に対して変形前のアウトライン48と1本ないし複数本の処理ライン43とが、ユーザにより入力される。なおアウトライン48はパーツの端部でいせ込みエリア46の端部となるラインである。そしていせ込みエリア46は処理ライン43を含み、かつアウトライン45が端部となる。パターン変更部34は、処理ライン43に沿って生じる隙間に布を追加する。これによって変形前のアウトライン48は伸ばされて変形後のアウトライン45となる。そしてパターン変更部34は、パターンデータの変更がユーザに承認されると、変更後のパターンデータを出力する。
アウトライン45をいせ込みしながら縫合する範囲を示すように、変形前のアウトライン48の間隔で、縫合の相手方である他のパーツ41に合印49,49のデータが追加される。そしてパーツ40には、変形後のアウトライン45の両端に合印49,49が追加される。また変形後のアウトライン45を変形前のアウトライン48に縮めてシミュレーションする旨のデータが、パーツ40のパターンデータに追加される。そして図3g)のシミュレーションでは、いせ込みに対応し、アウトライン45をアウトライン48へ縮めてシミュレーションする。なお相手方の他のパーツ41にもいせ込みが行われる場合、伸縮性の低いテープ等のパーツがパーツ40,41間に追加され、そこに合印49,49のデータが追加される。このことは、伸ばしの場合も同様である。
伸ばしの処理過程を図4に示す。図4a)は、人体モデルが着装する仮想的な衣類の、パンツの片足の後側を示す。50は変形前のパーツで、パーツ50と他のパーツとを含む衣類を人体モデルに仮想的に着装させると、図4c)のようになり、太股の付け根に余った布が目立つ。図4d)は太股と周囲の衣類の断面とを示し、衣類と太股との間に大きなギャップがある。カラーモニタに表示された図4c),d)の画像に対し、図4e)のように、ユーザはマウス等で伸ばしを行うアウトラインと処理ラインとを指定する。これに対応して、図6のようにパーツ50のデータを変更する。図5f)は処理ライン53に沿って生地が重なった中間のパーツ52を示し、重なった部分の布を切除した変形後のパーツ54と変形後のアウトライン55を図4g)に示す。h)はデータの変更後のパーツに基づくシミュレーション画像で、i)は太股と衣類とのギャップを示す断面画像で、太股の外周と衣類の内周とがフィットしている。
図6は伸ばしに対応するパーツ50のパターンデータの変更を示し、図6a)に示すように、変形前のアウトライン58と1本ないし複数本の処理ライン53がユーザにより入力される。アウトライン58は変形前のパーツ50の端部にあり、51は縫合相手の他のパーツである。アウトライン58と処理ライン53とを含むように、伸ばしエリア56を例えば3次元処理部33で発生させる。そして変形前のパーツ50に対応する人体モデルの3次元形状を、処理ライン53を保つように、パーツ50にコピーする。次ぎにパーツを2次元平面に展開すると、図6b)、c)に示すように、処理ライン53に沿って布が重なる重なり部59,60が生じる。重なり部59,60の一方を切除して、処理ライン53に沿って仮想的に縫製すると、変形後のパーツ53が得られる。これに伴って変形前のアウトライン58は変形後のアウトライン55に縮められ、変形後のパーツ52に対してアウトライン55の両端に合印49,49が追加される。また他のパーツ51のパターンデータには、変形前のアウトライン58の両端に対応する位置に、合印49,49が追加される。変形後のアウトライン55を変形前のアウトライン58に伸ばしてシミュレーションする旨のデータが、パーツ52のパターンデータに追加され、変形前のアウトライン58のデータがパターンデータと共に記憶される。そして図4h),i)のシミュレーションでは、伸ばしに対応し、アウトライン55をアウトライン58へ引き伸ばしてシミュレーションする。パターン変更部34は、パターンデータの変更がユーザに承認されると、変更後のパターンデータを出力する。
図7に、3次元シミュレータ20内に検出部22を設ける場合の処理を示す。図4c),d)のデータにより、データ上の仮想的な衣類と人体モデルとのギャップを調べ、ギャップが第1の所定値以上のエリアを伸ばしエリアの候補とする(ステップ4)。また図3c)等のデータにより、仮想的な衣類でのメッシュの変形量、ポリゴンの変形量等を調べ、人体モデルとの接触により、第2の所定値以上に引き伸ばされているエリアを、いせ込みの候補とする(ステップ5)。
これらの候補が指定エリアに含まれ、かつギャップが大きい場合、そのエリアを含むように伸ばしエリアを発生させる。そして伸ばしエリア内のパーツの端部にアウトラインを発生させ、伸ばしエリア内に予め記憶しているルールに従い、処理ラインを発生させる。またメッシュの頂点間の距離が所定位置以上に伸ばされている場合はいせ込みを行い、過剰に引き伸ばされているエリアを含むように、いせ込みエリアを発生させる。そしていせ込みエリアがパーツの端部に現れる範囲にアウトラインを発生させ、いせ込みエリア内に予め記憶しているルールに従い処理ラインを発生させる(ステップ6)。また合印とパターン変更後のアウトラインの長さ等を記憶する。これらのエリアとアウトライン、処理ライン、処理ライン等のデータを記憶すると共に、縫合相手のパーツに合印を追加して記憶する(ステップ7)。
続いて図2のステップ2,3の処理(図5,図6の処理)を実行し、パーツのパターンデータを変更した仮想的な衣類を再度3次元シミュレーションし、カラーモニタに表示する。ユーザは変更後のパターンデータを承認するか、いせ込み、伸ばしのアウトラインと、処理ラインを入力し、図3〜図6の処理を実行させる。いせ込み、伸ばしの処理を行ったパターンデータを出力し、パターンデータに従って生地を裁断し、合印49,49に従い、いせ込みあるいは伸ばしを行いながら縫製する。これによって、図3g)での仮想的ないせ込み、あるいは図4h)での仮想的な伸ばしに対応する衣類が得られる。
実施例では以下の効果が得られる。
1) いせ込みと伸ばしを含んだ衣類のパターンデータを簡単に作成できる。
2) いせ込みエリアを設定してパーツを大きくすることにより、人体が膨らむ部分での圧迫感を無くし、伸ばしエリアを設定してパーツを小さくすることにより、人体の窪みでの衣類のだぶつきを無くすことができる。
3) いせ込み・伸ばしによる変形前のアウトライン長で縫製するように、3次元シミュレーションを行うと、縫製時のいせ込み、伸ばしを模したシミュレーションができる。
4) パターンデータに合印が追加され、いせ込みあるいは伸ばしを行う範囲を正確に指定できると共に、相手方のパーツと正確に縫合できる。
5) いせ込み、伸ばしのデータを自動的に生成することもできる。
6) 合印間の間隔を、2次元データに展開する前の3次元空間内の仮想的な衣類での、アウトラインの長さとする。これによって、3次元空間内でデザインした衣類に一致するように、いせ込みあるいは伸ばしで縫合できる。
2 デザイン装置
4 バス
5 カラーモニタ
6 マウス
7 キーボード
8 LANインターフェース
9 リムーバブルディスク
10 カラープリンタ
12 プログラムメモリ
14 人体モデルメモリ
16 衣類モデル作成部
18 2次元展開部
20 3次元シミュレータ
22 検出部
23 指定エリアメモリ
24 ギャップ検出部
25 変形検出部
26 いせ込み・伸ばし情報発生部
28 パターン修正部
30 いせ込み・伸ばし処理部
32 メモリ
33 3次元処理部
34 パターン変更部
40 変形前のパーツ
41 他のパーツ
42 中間のパーツ
43 処理ライン
44 変形後のパーツ
45 変形後のアウトライン
46 いせ込みエリア
47 隙間
48 変形前のアウトライン
49 合印
50 変形前のパーツ
51 他のパーツ
52 変形後のパーツ
53 処理ライン
55 変形後のアウトライン
56 伸ばしエリア
58 変形前のアウトライン
59,60 重なり部

Claims (3)

  1. 3次元空間内で衣類のパターンデータを編集するデザイン装置において、
    人体モデルの3次元形状を記憶するメモリと、
    複数のパーツで構成される衣類のパターンデータを作成あるいは入力する手段と、
    前記パターンデータに基づく仮想的な衣類を、シミュレーションにより人体モデルに仮想的に着装させるシミュレーション部と、
    いせ込みまたは伸ばしによりパーツの端部を他のパーツと縫合する範囲を示すアウトラインと、アウトラインからパーツの内側へ延びる処理ラインとを有し、かつ人体モデルにフィットする3次元形状のパーツを発生させる処理部と、
    前記3次元形状のパーツを処理ラインでカットされているように、2次元平面上に展開する展開部と、
    2次元平面状に展開した結果、前記処理ラインに沿って隙間が生じる場合は隙間に布を追加し、前記処理ラインに沿ってパーツが重なる部分が生じる場合は重なる布を切除するように、2次元平面上に展開したパーツを変形させるパターン変更部、とを備えていることを特徴とする、衣類のデザイン装置。
  2. 前記シミュレーション部は、変形前のパーツのアウトラインの長さに従い、かつ前記隙間に布を追加するかあるいは前記重なる部分を切除するように変形したパーツに基づいて、衣類の着装状態を再シミュレーションするように構成されていることを特徴とする、請求項1の衣類のデザイン装置。
  3. 変形前のアウトラインの長さで、変形後のパーツのアウトラインが前記他のパーツに縫合されるように、前記他のパーツのパターンデータに縫合する範囲を示す情報を追加するように構成されていることを特徴とする、請求項1または2の衣類のデザイン装置。
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