JPH03289989A - 刺繍データ処理装置 - Google Patents

刺繍データ処理装置

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JPH03289989A
JPH03289989A JP8961190A JP8961190A JPH03289989A JP H03289989 A JPH03289989 A JP H03289989A JP 8961190 A JP8961190 A JP 8961190A JP 8961190 A JP8961190 A JP 8961190A JP H03289989 A JPH03289989 A JP H03289989A
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JP
Japan
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data
embroidery
basting
block
stitch
Prior art date
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Pending
Application number
JP8961190A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuya Hayakawa
敦也 早川
Kyoji Komuro
小室 恭二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被縫製物に対して刺繍縫いを行う刺繍縫い領
域の内部に設定される下縫い領域に対して下縫いを行う
のに必要な下縫いデータを作成することが可能な刺繍デ
ータ処理装置に関するものであり、特に、下縫い領域の
形状を問わず、下縫い領域において予定の縫目密度を精
度よく実現する技術に関するものである。
発明の背景 下縫いは刺繍縫いに先立って、刺vA縫い領域内に設定
される下縫い領域に対して行われるものであり、刺m縫
いによって形成される縫目に適当な膨らみ(立体感)を
与えたり、その縫目の進行に伴う被縫製物の縮みを防止
することを目的として行われるのが一般的である。
そして、本出願人は先に、この下縫いデータの作成が可
能な刺繍データ処理装置であって、下縫い用外形線デー
タメモリと下縫いデータ作成手段とを含むものを開発し
た。下縫い用外形線データメモリは、下縫い領域の外形
線を表す下縫い用外形線データを記憶するものである。
下縫いデータ作成手段は、その下縫い用外形線データに
基づいて、刺′a纏いの際に刺繍縫い領域が刺繍ミシン
による縫目で埋められていく刺繍縫い進行方向に平行な
方向に進行する複数本の縫目を形成する下縫いを行うの
に必要な下縫いデータを作成するものである。
発明が解決しようとする課題 この開発装置の一実施B様は、下縫い用外形線データメ
モリが、下縫い領域が一列に並んだ複数の四角形ブロッ
クに分割された各ブロックの頂点をそれぞれ表すブロッ
クデータを下縫い用外形線データとして記憶するもので
あり、かつ、下縫いデータ作成手段が、それら各ブロッ
クを規定する4辺のうち刺繍縫い進行方向に平行な方向
(下縫いの際に形成される縫目の方向であって、以下、
単に縫目方向という)において互に対向する2辺をそれ
ぞれ複数に分割する複数の分割点を求め、それら分割点
のうち縫目方向に沿って一列に並んだものをつなぐ複数
本の縫目を形成する下縫いデータを作成するものである
ように設計されていた。
したがって、下縫い領域全域において一定の縫目密度を
実現することが必要である場合には、下縫い領域の縫目
方向多位置における幅寸法がほぼ一定であれば、下縫い
領域における現実の縫目密度が予定通り一定になる。し
かし、下縫い領域の幅寸法が縫目方向に沿って比較的大
きく変化する場合には予定の縫目密度が実現されないと
いう問題があった。
例えば第11図に示す下縫い領域について上記実施態様
を作動させて下縫いデータを得、その下縫いデータに基
づいて刺繍ミシンに下縫いを行わせた場合には、下縫い
の際に形成される複数本の縫目が図において矢印付破線
で示すように、下縫い領域の幅寸法が短ければ密に配置
されるのに対し、幅寸法が長ければ疎に配置されるから
、現実の縫目密度が下縫い領域全域において十分一定に
ならない。
なお、同図において丸印は頂点、三角印は分割点、矢印
付実線は、下縫い領域と刺繍縫い領域とが互に等しくさ
れた場合に刺繍縫いの際に形成される縫目をそれぞれ示
している。
本発明は下縫い領域において予定の縫目密度を精度よく
実現する下縫いデータを作成することを課題として為さ
れたものである。
課題を解決するための手段 そして、本発明の要旨は、第1図に示すように、前記下
縫い用外形線データメモリおよび下縫いデータ作成手段
を含む刺繍データ処理装置において、下縫いデータ作成
手段を、前記下縫い用外形線データに基づいて、下縫い
領域の外形線のうち刺繍縫いの際に刺繍縫い領域が前記
縫目で埋められていく刺繍縫い進行方向に直角な方向に
おいて互に対向する2部分を交互につなぐ縫目を刺繍縫
い進行方向に平行な下縫い進行方向に沿って予定の縫目
密度で形成する下縫いを行うのに必要な下縫いデータを
作成するものとし、かつ、(a)刺繍ミシンによる縫目
で埋められるべき刺繍縫い領域の外形線を表す刺繍縫い
用外形線データを記憶する刺繍縫い用外形線データメモ
リと、(b)その刺繍縫い用外形線デー・夕に基づいて
、刺繍縫い領域に対して刺繍縫いを行うのに必要な刺繍
縫いデータを作成する刺繍縫いデータ作成手段とを設け
たことにある。
なお、下縫い用または刺繍縫い用外形線データは例えば
、下縫い用または刺繍縫い用外形線上に設定される複数
の設定点(例えば頂点)をそれぞれ表す設定点データを
含むものとしたり、下縫い領域または刺繍縫い領域が一
列に並んだ複数のブロック(例えば四角形、三角形2部
分円環、扇形)に分割された各ブロックの頂点をそれぞ
れ表すブロックデータを含むものとすることができる。
また、下縫いデータは例えば、下縫いを行うべく刺繍旦
シンを作動させるために縫針の落下点の位置(被縫製物
に対してそれに平行に想定される座標面上の位置)を指
定する針落ち点データを含むものとすることは可能であ
るが、針落ち点データまで作成することは不可欠ではな
く、その針落ち点データを求めるのに必要な針位置補助
データ(例えばブロックデータ)を含むものとすること
もできる。
作用 以上のように構成された本発明装置においては、下縫い
領域の外形線のうち刺繍縫い進行方向に直角な方向にお
いて互に対向する2部分を交互につなぐ縫目を刺繍縫い
進行方向に平行な下縫い進行方向に沿って予定の縫目密
度で形成する下縫いデータが作成される。下縫いは下縫
い進行方向に沿って並んだ複数の単位縫目(例えば、下
縫い領域の外形線の上記2部分をつなぐ1本の直線縫目
)によって実現され、それら単位縫目の下縫い進行方向
における間隔を変えることによって現実の縫目密度を自
由に変えることができるから、下縫い領域の下縫い進行
方向多位置における形状に応じた下縫いデータが作成さ
れて、予定の縫目密度を精度よく実現する下縫いデータ
が得られる。
なお、予定の縫目密度は例えば、下縫い領域全体に対し
て一つ設定することや、下縫い領域多位置に対して個別
的に設定することが可能である。
下縫い領域全域において一定の縫目密度を実現するため
の設定や、下縫い領域多位置において互に異なる縫目密
度を実現するための設定が可能なのである。
発明の効果 このように、本発明に従えば、下縫い領域の形状を問わ
ず予定の縫目密度を精度よく実現する下縫いデータが作
成されるから、下縫いの品質が向上するという効果が得
られる。
さらに、本発明に従えば、一つの刺繍データ処理装置に
よって下縫いデータを作成することも刺繍縫いデータを
作成することも可能となって、刺繍データ処理装置の汎
用性が向上するという効果も得られる。
実施例 第2図に本発明の一実施例である刺繍データ処理装置の
ブロック図を示す。図において、CPU(中央処理装置
)10には、ROM (読み出し専用記憶手段)12お
よびRAM (読み書き可能記憶手段)14がバス(共
用信号伝達路)16によって接続されている。CPUl
0にはさらに、補助記憶手段制御回路1日、入力制御回
路20および表示制御回路22を介して、それぞれ補助
記憶手段24.入力手段26および表示手段28が接続
されている。ROM12には第3図に示すように、第4
図および第5図に示すフローチャートで表される下縫い
データ作成用ルーチン、図示しない刺繍縫いデータ作成
用ルーチンを始め、各種制御プログラムが記憶されてお
り、CPUI Oはこの制御プログラムに基づいてRA
M14あるいは補助記憶手段24からデータを読み出し
つつ刺繍データの処理を行う。RAM14には第6図に
示すように、後述の下縫い用外形線データメモリ40、
下縫い用ブロック数データメモリ42.下縫い用縫目密
度データメモリ44.下縫い用縫目ピッチデータメモリ
46.下縫い用単位縫目数データメモリ48.下縫い用
屈折点データメモリ50゜下縫い用ブロックデータメモ
リ52.下縫い用針落ち点データメモリ54.刺繍縫い
用外形線データメモリ56.刺繍縫い用縫目密度データ
メモリ58、刺繍縫い用針落ち点データメモリ60等が
設けられている。
本実施例においては、複数の刺繍縫い領域がそれぞれ、
複数の四角形の刺繍縫い用ブロックが一列に並んだブロ
ック列とされるとともに、それら各ブロック列を刺繍ミ
シンによる縫目で埋めた場合にはそれら各ブロック列に
属する複数の刺繍縫い用ブロックの先頭のものから末尾
のものに向かって順に埋められるように定められている
。さらに、各刺繍縫い用ブロックを縫目で埋めた場合に
は、各刺繍縫い用ブロックを規定する4辺のうち刺繍縫
い進行方向に直角な方向において互に対向する2本辺を
交互につないで、刺繍縫い進行方向乙こおいて互に対向
する2副辺の一方から他方に向かう縫目が形成されるよ
うに定められている。その結果、刺繍縫いの際には、各
刺繍縫い用ブロック内に、2本辺を一連針でつなぐ複数
本の直線縫目が刺繍縫い進行方向に沿って一列に並んで
形成されることになる。それらの事情から、本実施例に
おいては、第7図に示すように、2主辺の一方から延び
て他方に至る1本の直線縫目が単位縫目とされるととも
に、刺繍縫い用縫目密度が、各刺繍縫い用ブロックにお
いて一単位縫目が占める部分の刺繍縫い進行方向におけ
る長さ(以下、単位長さという)を規定するものとされ
ている。
それら各刺繍縫い領域内には下縫い領域が設定されてお
り、それら各下縫い領域は刺繍縫い領域の場合と同様に
、複数の四角形の下縫い用ブロックが一列に並んだブロ
ック列とされるとともに、それら各ブロック列を縫目で
埋めた場合にはそれら各ブロック列に属する複数の下縫
い用ブロックの先頭のものから末尾のものに向かって順
に埋められるように定められている。さらに、各下縫い
用ブロックを縫目で埋めた場合には、刺繍縫いの場合と
同様に、各下縫い用ブロックを規定する4辺のうち前記
刺繍縫い進行方向に平行な下縫い進行方向に直角な方向
において互に対向する2主辺を交互につないで、下縫い
進行方向において互に対向する2副辺の一方から他方に
向かう縫目が形成されるように定められている。その結
果、下縫いの際にも、各、下縫い用ブロック内に、2主
辺をつなぐ複数本の直線縫目が下縫い進行方向番こ沿っ
て一列に並んで形成されることになる。それらの事情か
ら、下縫い用縫目密度は刺繍縫いの場合と同様に、1本
の単位縫目に対応する単位長さを規定するものとされて
いる。しかし、各直線縫目の態様は刺繍縫いの場合と異
なっており、複数の部分縫目が隙間なく一列に並んだも
の(複数の運針によって形成されるもの)とされている
。そのため、各直線縫目に属する各部分縫目の長さを表
す縫目ピッチが各下縫い領域毎に定められている。
前記補助記憶手段24には、複数の刺繍縫い領域の各々
に属する複数の刺繍縫い用ブロックの各々の4頂点を規
定するブロックデータ(これが本発明における「刺繍縫
い用外形線データjの一態様である)が各刺繍縫い領域
に関連付けて予め記憶され、さらに、各刺繍縫い領域に
対して1個ずつ設定された刺繍縫い用縫目密度が各刺繍
縫い領域に関連付けて予め記憶されている。さらに、補
助記憶手段24には、複数の下縫い領域の各々に属する
複数の下縫い用ブロックの各々の4頂点を規定するブロ
ックデータ(これが本発明における「下縫い用外形線デ
ータ1の一態様である)が各下縫い領域に関連付けて予
め記憶され、さらに、各下縫い領域に対して1個ずつ設
定された下縫い用縫目密度と下縫い用縫目ピッチとが各
下縫い領域に関連付けて予め記憶されている。
なお、第7図に示すように、刺繍縫い用または下縫い用
ブロックの2主辺のうち刺繍縫い進行方向または下縫い
進行方向(同図において白抜きの矢印が示す方向)に対
して左側のものを左辺、右側のものを右辺といい、また
、2副辺のうち進行方向上流側のものを上辺、下流側の
ものを下辺という。さらに、刺繍縫い用または下縫い用
ブロックの4僅点のうち上辺と左辺とを互に接続するも
のを第1ブロツク頂点、上辺と右辺とを互に接続するも
のを第2ブロツク頂点、左辺と下辺とを互に接続するも
のを第3ブロツク頂点、下辺と右辺とを互に接続するの
ものを第4ブロツク頂点といつ。
前記人力手段26は、CPUl0の作動を制御するため
にオペレータにより操作される多数のキースイッチを備
えたキーボードを含んでいる。表示手段28は、補助記
憶手段24から読み出されたブロック列を表示するCR
Tデイスプレィを含んでいる。
次に作動を説明する。
まず、キーボードの操作により下縫いデータを作成する
下縫いデータ作成指令が出されたのか刺繍縫いデータを
作成する刺繍縫いデータ作成指令が出されたのかが判定
される。今回は下縫いデータ作成指令が出されたと仮定
すれば、その後、キーボードの操作により補助記憶手段
24に記憶されている複数の下縫い領域のいずれかが選
択され、その選択された下縫い領域(以下、今回の下縫
い領域という)の外形線データが補助記憶手段24から
読み出されて前記下縫い用外形線データメモI740に
記憶されるとともに、その今回の下縫い領域すなわち今
回のブロック列が表示手段28の画面上に表示される。
その後、第4図および第5図に示す下縫いデータ作成用
ルーチンが実行される。
このルーチンにおいてはまず、ステップ5IO1(以下
、単に5101で表す。他のステップについても同じ)
において、今回の下縫い領域の外形線データが下縫い用
外形線データメモリ40から読み出され、その外形線デ
ータに基づいて、今回の下縫い領域に属する下縫い用ブ
ロック(以下、単にブロックという)の数であるプロ・
ツク数がカウントされる。ブロック数のブロック数デー
タは前記下縫い用ブロック数データメモリ42に記憶さ
れる。その後、5201において、今回の下縫い領域に
ついて縫目密度と縫目ピッチとがそれぞれ設定される。
今回のように、縫目密度データと縫目ピッチデータとが
補助記憶手段24に予め記憶されている場合には、それ
ら縫目密度データと縫目ピッチデータとが補助記憶手段
24から読み出されることにより縫目密度と縫目ピッチ
との設定が行われるが、記憶されていない場合には、キ
ーボードの操作により縫目密度データと縫目ピッチデー
タとがそれぞれ人力されることにより縫目密度と縫目ピ
ッチとの設定が行われるのである。
縫目密度データと縫目ピッチデータとはそれぞれ前記下
縫い用縫目密度データメモリ44と下縫い用縫目ピッチ
データメモリ46とに記憶される。
続いて、5301において、今回の下縫い領域に属する
複数のブロックの各々に対して刺繍旦シンの縫針が最初
に落下する最初針落ち点が第1ブロツク頂点と第2ブロ
ツク頂点とのいずれに一致するのかを示す最初針落ち点
データが、最初針落ち点が第1ブロツク頂点であること
を示すものとされる。なお、最初針落ち点データを最初
針落ち点が第1ブロツク頂点に一致することを示すもの
とすることを、最初針落ち点データを「1」を示すもの
とするというのに対し、最初針落ち点が第2ブロツク頂
点に一致することを示すものとすることを、最初針落ち
点データを「2」を示すものとするという。
その後、5302において、今回の下縫い領域に属する
複数のブロックのうち最初に縫目が形成されるべき先頭
ブロックが、5303〜5312の今回の実行が行われ
るブロック(以下、今回のブロックという)に設定され
、先頭ブロックの外形線データが前記下縫い用外形線デ
ータメモリ40から読み出される。続いて、5303に
おいて、その外形線データに基づいて、今回のブロック
の上辺の中点mと下辺の中点nとが求められ、S3α4
において、それら中点mとnとの距離が今回のブロック
の、下縫い進行方向におけるブロック長さ(第7図参照
)として求められる。その後、5305において、前記
縫目密度とブロック長さとから今回のブロック内に形成
される単位縫目の数(以下、単位縫目数aという)が求
められる。
ブロック長さを縫目密度により規定される単位長さで割
算して実割算値が求められ、その実割算値がそれの小数
点以下において四捨五入されることにより整数割算値と
され、その整数割算値が単位縫目数aとされるのである
。例えば、縫目密度が10mm毎に2本の単位縫目を形
成することを示すもの、すなわち、単位長さが5mmで
あることを示すものであり、かつ、今回のブロックのブ
ロック長さが40−である場合には、単位縫目数aが8
とされる。
続いて、3306において、今回のブロックの左辺と右
辺とをそれぞれ単位縫目数aと同数の部分に等分割する
のに適当な複数の分割点が求められる。さらに、同ステ
ップにおいては、最初針落ち点データに基づいて今回の
ブロックの最初針落ち点が第1ブロツク頂点に一致する
のか第2プロ、2り頂点に一致するのかが判定された後
、その判定結果に応して、下縫いの際に今回のブロック
内に形成される複数本の直線縫目が互に接続される針落
ち点である複数の屈折点が、今回のブロックの左辺上の
屈折点と右辺上の屈折点とについてそれぞれ求められる
。具体的には、(a)左辺上の屈折点は、最初針落ち点
が第1ブロツク頂点に一致する場合には、第8図に示す
一例のように、複数の分割点(図において三角印で示す
)に対して第1ブロツク頂点から第3ブロツク頂点に向
かって増加する番号を付した場合に偶数の番号が付され
たものとされ、一方、最初針落ち点が第2ブロツク頂点
に一致する場合には、第9図に示す一例のように、奇数
の番号が付されたものとされ、また、(ロ)右辺上の屈
折点は、最初針落ち点が第1ブロツク頂点に一致する場
合には、第8図に示す一例のように、複数の分割点に対
して第2ブロツク頂点から第4ブロツク頂点に向かって
増加する番号を付した場合に奇数の番号が付されたもの
とされ、一方、最初針落ち点が第2ブロツク頂点に一致
する場合には、第9図に示す一例のように、偶数の番号
が付されたものとされるのである。なお、単位縫目数a
が奇数である場合には、最初針落ち点データが「1」で
あるか「2」であるかを問わず、左辺上の屈折点数bL
と右辺上の屈折点数す、とが共にa/2(小数部は切り
捨てる)とされるのに対し、偶数である場合には、最初
針落ち点データが「1」であれば、屈折点数bLがa 
/ 2−1、屈折点数す、がa / 2とされ、「2」
であれば、屈折点数bLがa / 2、屈折点数bII
がa / 21とされる。さらに、同ステップにおいて
は、今回のブロックの最初針落ち点のXY座標(刺繍ミ
シンに想定されている座標)を表す針落ち点データが前
記下縫い用屈折点データメモリ50に記憶され、次いで
、複数の屈折点の各々のXY座標を表す屈折点データが
、下縫いの際に刺繍ミシンの縫針が各屈折点を通過する
順序と同じ順序で下縫い用屈折点データメモリ50に記
憶される。なお、今回のブロックが今回の下縫い領域に
属する複数のブロックの末尾のものである場合には、縫
針がその末尾ブロックを縫目で埋め終わる最終針落ち点
を表す針落ち点データも下縫い用屈折点データメモリ5
0に記憶される。
その後、5309において、今回の単位縫目数aが偶数
であるか否かが判定される。偶数である場合には、次回
のブロックについての最初針落ち点が今回のブロックの
場合と事情が同じであるから、最初針落ち点データを変
更しないが、奇数である場合には今回のブロックの場合
とは事情が異なるから、3310において、最初針落ち
点データが変更される。後者の場合には、最初針落ち点
データが現在「1」を示すものであれば「2」を示すも
のに変更され、「2」を示すものであれば「1jを示す
ものに変更される。続いて、3311において、ブロッ
ク数の現在値から1が差し引かれてそれがブロック数の
現在値とされ、3312において、その現在のブロック
数がOであるか否かが判定される。そうでなければ、5
313において、今回のブロックに後続するブロックが
新たな今回のブロックとされ、そのブロックの外形線デ
ータが下縫い用外形線データメモリ40から読み出され
た後、5303に戻る。
3303〜5313の実行が5312の判定結果がYE
Sとなるまで繰り返されれば、第5図の3401におい
て、今回のブロックの最初針落ち点が今回の始点P、と
され、その後、5402において、今回の始点P、に後
続する屈折点(今回は、今回のブロックの最初針落ち点
を表す針落ち点データの次に下縫い用屈折点データメモ
リ50に記憶されたもの)が今回の終点P、とされる。
それら始点P、と終点P、とは、下縫いの際に今回のブ
ロック内に形式される複数本の直線縫目のうち最初に形
成されるものの両端点である。なお、下縫い用屈折点デ
ータメモリ50には屈折点データに加えて各ブロックの
最初の針落ち点を表す針落ち点データも記憶されでいる
が、以下、それら屈折点データおよび針落ち点データを
屈折点データと総称する。
続いて、5403において、キーボードの操作により下
縫いデータをブロックデータ形式で作成する指令が出さ
れたか針落ち点データ形式で作成する指令が出されたか
が判定される。ブロックデータ形式で作成する指令が出
された場合には、5404において、第1および第2ブ
ロツク頂点が共に始点P、に一致し、第3および第4ブ
ロツク頂点が共に終点PEに一致する仮想ブロックが想
定され、その仮想ブロックのブロックデータが下縫い用
ブロックデータ(これが本発明におけるr下縫いデータ
」の−態様である)として作成される。さらに同ステッ
プにおいては、今回のブロック(下縫い用ブロックであ
って、仮想ブロックではない)の縫目ピッチが今回の仮
想ブロックの縫目密度とされる。仮想ブロックをその縫
目密度の縫目で埋めれば、始点P、から終点PEに向か
う直線縫目(複数の部分縫目が隙間なく一列に並んだも
の)であって、各部分縫目の長さが上記縫目ピッチに等
しいものが形成されるからである。続いて、5405に
おいて、仮想ブロックのブロックデータが前記下縫い用
ブロックデータメモリ52に記憶される。
これに対して、下縫いデータを計画ち点データ形式で作
成する指令が出された場合には、3406において、始
点P、から終点Piに向かう直線縫目(複数の部分縫目
が隙間なく一列に並んだもの)を実現するのに適当な複
数の計画ち点が求められ、それら各計画ち点を表す計画
ち点データ(これが本発明における「下縫いデータjの
別の態様である)が作成され、5407において、それ
ら計画ち点データが下縫いの際に縫針が各計画ち点を通
過する順序と同じ順序で前記下縫い用計画ち点データメ
モリ54に記憶される。
いずれの場合にもその後、5408において、今回の終
点PEに後続する屈折点があるか否か、すなわち、今回
の下縫いを構成する複数本の単位縫目すべてについての
下縫いデータの作成が終了していないか否かが判定され
る。そうであれば、判定の結果がYESとなり、540
9において、今回の終点PEが次回の始点P、とされた
後、5402に戻る。3402〜5409が複数の屈折
点すべてについて実行された結果、3408の判定結果
がNoとなれば、5501において、下縫いデータをブ
ロックデータ形式で作成する指令が出された場合には、
RAM14に記憶されている下縫い用ブロックデータお
よび仮想ブロックの縫目密度が補助記憶手段24に転送
されるのに対し、計画ち点データ形式で作成する指令が
出された場合には、RAM14に記憶されている下縫い
用計画ち点データが補助記憶手段24に転送される。
以上で本ルーチンの一回の実行が終了する。
例えば、第10図に示す下縫い領域であって、4つのブ
ロックが一列に並んだものに対して下縫いデータを作成
すれば、同図に矢印付破線示す縫目を形成する下縫いデ
ータが得られる。第11図は第10図に示す下縫い領域
に対して前記開発装置により作成された下縫いデータを
表すものであるが、これら2つの図から明らかなように
、本実施例においては、ブロックの形状とは無関係に一
定の縫目密度が予定通りに実現される。
以上、キーボードの操作により下縫いデータ作成指令が
出された場合を説明したが、次に、刺繍縫いデータ作成
指令が出された場合を説明する。
この場合には、前記刺繍データ作成用ルーチンが実行さ
れる。その結果、刺繍縫いデータをブロックデータ形式
で作成する指令が出されれば、補助記憶手段24から刺
′dA縫い用外形線データとしてのブロックデータと、
縫目密度データとがそれぞれ読み出された後、それらデ
ータがそのまま刺繍ミシンに転送される。刺繍ミシンが
ブロックデータから計画ち点データを作成し得るように
設計されている場合があるからである。すなわち、この
場合には、刺繍縫い用外形線データが本発明における「
刺繍縫いデータJの一態様である刺繍縫い用ブロックデ
ータとされるのである。
これに対して、刺繍縫いデータを計画ち点データ形式で
作成する指令が出されれば、補助記憶手段24から刺繍
縫い用外形線データとしてのブロックデータが読み出さ
れて前記刺繍縫い用外形線データメモリ56に記憶され
、さらに、補助記憶手段24から縫目密度データが読み
出されて前記刺繍縫い用縫目密度データメモリ58に記
憶された後、それらブロックデータと縫目密度データと
に基づいて、刺繍縫い用ブロックを縫目で埋めるのに適
当な複数の計画ち点が第4図および第5図に示す手法に
準した手法で求められ、さらに、それら各計画ち点を表
す刺繍縫い用計画ち点テ゛−タが前記刺繍縫い用計画ち
点データメモリ60に記憶される。刺繍縫い用計画ち点
データが本発明における「刺繍縫いデータ」の別の態様
なのである。
なお、本刺繍データ処理装置により作成された下縫いデ
ータに基づいて刺繍ごシンに下縫いを行わせた場合には
、下縫いの各単位縫目の方向が前記開発装置におけるよ
り刺繍縫いの各単位縫目の方向に近づくため、刺繍縫い
の単位縫目の隙間から下縫いの単位縫目が露出する可能
性が増大するが、下縫いの縫目密度は刺繍縫いの縫目密
度より小さいのが普通であるから、下縫いの縫目が刺繍
縫いの縫目の隙間から見えることはない。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
コンピュータの、第4図および第5図のルーチンを実行
する部分が下縫いデータ作成手段を構成し、コンピュー
タの、前記刺繍縫いデータ作成ルーチンを実行する部分
が刺繍縫いデータ作成手段を構成している。
なお、上記実施例においては、下縫い用外形線データも
刺繍縫い用外形線データもブロックデータ形式で補助記
憶手段24に予め記憶されており、それらブロックデー
タはいずれもオペレータの操作により作成されたもので
ある。しかし、下縫い用外形線と刺繍縫い用外形線とを
それぞれ規定する複数の頂点を表す頂点データを下縫い
用外形線と刺繍縫い用外形線データとするとともに、各
外形線データからブロックデータをそれぞれ自動的に作
成する刺繍データ処理装置とすることが可能である。頂
点データからブロックデータを自動的に作成することが
可能な刺繍データ処理装置の一例が本出願人の出願であ
る特願平1−266546号明細書に記載されている。
そのようにした場合には、コンピュータの、下縫い用外
形線データとしての下縫い用頂点データをブロックデー
タに変更する部分と、第4図および第5図のルーチンを
実行する部分とが互に共同して下縫いデータ作成手段を
構成し、コンピュータの、刺繍縫い用外形線データとし
ての刺繍縫い用頂点データをブロックデータに変更する
部分と、前記刺繍縫いデータ作成ルーチンを実行する部
分とが互に共同して刺繍縫いデータ作成手段を構成する
ことになる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、その他にも当業者の知識に基づいて種々の変形、
改良を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例である刺繍データ処理装置
を示すブロック図である。第3図は第2図におけるRO
Mの構成を概念的に示す図である。第4図および第5図
はそれぞれ、第3図における下縫いデータ作成用ルーチ
ンを示すフローチャートである。第6図は第2図におけ
るRAMの構成を概念的に示す図である。第7図は上記
実施例で用いられるブロックの各要素を説明するための
図である。第8図および第9図はそれぞれ、上記実施例
装置により下縫いのための針落ち点が決定される様子を
説明するための図である。第10図は上記実施例装置に
より作成された下縫いデータの一例を示す図である。第
11図は本発明の完成に先°立って本出願人が開発した
開発装置により作成された下縫いデータの一例を示す図
である。 40:下縫い用外形線データメモリ 52:下縫い用ブロックデータメモリ 54:下縫い用計画ち点データメモリ 56:刺繍縫い用外形線データメモリ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 刺繍ミシンによる縫目で埋められるべき刺繍縫い領域の
    外形線を表す刺繍縫い用外形線データを記憶する刺繍縫
    い用外形線データメモリと、その刺繍縫い用外形線デー
    タに基づいて、前記刺繍縫い領域に対して刺繍縫いを行
    うのに必要な刺繍縫いデータを作成する刺繍縫いデータ
    作成手段と、 その刺繍縫い領域内に設定される下縫い領域の外形線を
    表す下縫い用外形線データを記憶する下縫い用外形線デ
    ータメモリと、 その下縫い用外形線データに基づいて、前記下縫い領域
    の外形線のうち前記刺繍縫いの際に前記刺繍縫い領域が
    前記縫目で埋められていく刺繍縫い進行方向に直角な方
    向において互に対向する2部分を交互につなぐ縫目を刺
    繍縫い進行方向に平行な下縫い進行方向に沿って予定の
    縫目密度で形成する下縫いを行うのに必要な下縫いデー
    タを作成する下縫いデータ作成手段と を含むことを特徴とする刺繍データ処理装置。
JP8961190A 1990-04-04 1990-04-04 刺繍データ処理装置 Pending JPH03289989A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5299514A (en) * 1991-04-12 1994-04-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process and apparatus for producing underlying stitch sewing data
US5875725A (en) * 1996-12-18 1999-03-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data processing device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5299514A (en) * 1991-04-12 1994-04-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process and apparatus for producing underlying stitch sewing data
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