JPH0255243A - 有色の低膨張透明結晶化ガラス - Google Patents

有色の低膨張透明結晶化ガラス

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JPH0255243A
JPH0255243A JP63204164A JP20416488A JPH0255243A JP H0255243 A JPH0255243 A JP H0255243A JP 63204164 A JP63204164 A JP 63204164A JP 20416488 A JP20416488 A JP 20416488A JP H0255243 A JPH0255243 A JP H0255243A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は有色の低膨張透明結晶化ガラスに係り、非常に
小さな熱膨張係数と、優れた透明性を有する低膨張透明
結晶化ガラスであって、特に建築用、車輌用等の窓ガラ
スとして有用な有色の低膨張透明結晶化ガラスに関する
〔従来の技術〕
従来、建築物や車輌等に用いられる有色ガラスは、一般
に通常のソーダライムガラスに着色成分としてFe20
3 、Coo、NiO及びSeを添加して製造されてい
る。この種の有色ガラスはグレー ブロンズ等の落着い
た色調を有し、また熱線吸収率が大きいことによる冷房
負荷軽減効果を奏することから、主にビルディング等の
窓ガラスとして用いられてきた。ところで、このような
ソーダライム系の有色ガラスは熱膨張率が大きいため、
着色成分の添加により熱線透過率を過度に下げると日射
の吸収が増加し、熱割れする恐れがあった。また、火災
発生時にも熱割れを起こし易い。
なお、防火用として用いられている網入ガラスであれば
、熱割れを起こした場合でもガラスの落下による危険は
防止されるが、単にガラスが割れ落ちないだけであって
、熱割れ自体は防止されない。しかも、網入りガラスは
網が入っているために美観が損なわれ、デザイン上から
も好ましいものではない。
このようなことから、網入りガラスとすることなく、ガ
ラス自体が熱割れに強い有色ガラスの出現が強く望まれ
ている。
一般に、ガラスの熱割れは、温度の不均一によるガラス
の膨張量差に起因する応力により発生する。従って、熱
膨張係数の小さなガラスを用いれば、このような熱割れ
は防げる。従来、熱膨張係数の小さいガラスの一つとし
てホウケイ酸ガラスがあるが、ホウケイ酸ガラスの熱膨
張係数はソーダライムガラスの約尾にすぎず、十分な熱
割れ防止効果が得られない。
別の低熱膨張性ガラスとして、Li20−AJ2203
−S i 02系の透明結晶化ガラスがある。この系の
結晶化ガラスは数多く研究され、熱膨張係数もソーダラ
イムガラスのl/10以下の魁のもある。このような低
膨張のLi2OAJ2203−SiO2系結晶化ガラス
に着色成分を加えた有色ガラスが特公昭53−3809
0号及び特願昭62−7001号に記載されている。こ
れらの有色結晶化ガラスは遷移金属の酸化物を着色成分
として用いており、具体的には前者は着色成分としてM
nO2Fe203.Coo及びNiOを用い、後者はV
2O5,Nip、Coo及びFes+Osを用いている
[発明が解決しようと゛する課題] 特公昭53−38090号及び特願昭62−7001号
に記載された有色結晶化ガラスは暗赤色の結晶化ガラス
であり、グレー ブロンズ色の落着いた色調のものは得
られていない。
本発明は上記従来の問題点を解決し、熱膨張係数が非常
に小さく、建築用、車輌用等の窓ガラスとして用いた時
の耐熱割れ性が優れており、しかも落着いた色調を有す
るL i 203−AJ220a−S i 02系の低
膨張透明結晶化ガラスを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の有色の低膨張透明結晶化ガラスは、下記[b]
の組成の基体ガラスtoo重量部に対して、下記[b]
の着色成分と下記[c]の着色補助成分とをそれぞれ下
記割合にて配合した組成を有し、β−石英固溶体結晶を
主たる析出結晶とすることを特徴とする。
■基体ガラス L i 20 :        3.5〜5.5重量
%Na20 :         O〜4.O//に2
0 :          0〜4.0〃Na2O+に
20 :   0.5〜4.0  //MgO:   
      0.1〜3.Q  //A A 203 
:       20.5〜z3.o  //S i 
O2:        BO,O〜68.5  ))T
iO2:        1.0〜7,0〃ZrO2:
         O〜3.5  //T i 02 
+Z r 02 :  3.5〜7.0  ))P2 
Or+ :         O〜4.0  ))■着
色成分 Coo :          O〜0.02重量部C
r 203 : O〜0.05   n Mo0z: 0〜0.04   // NiO二〇〜0.075// ■着色補助成分 c、c;           O〜0.6重量部Br
;           0〜0.4〃及び I;           0〜0.01 7/よりな
る群から選ばれる1f!又は2種以上。
ただし、着色補助成分は合計で0.0002〜0.7重
量部である。
以下に本発明の詳細な説明する。
なお、以下において「%」は「重量%」を、「部」は「
11部」を示す。
本発明の透明結晶化ガラスの主結晶相は、β−石英固溶
体結晶であり、このような主結晶を析出させなければ目
的とするような熱膨張の非常に小さい透明結晶化ガラス
を得ることはできない。
このような本発明の結晶化ガラスは、上記■〜■の成分
組成の原料を溶融して得たガラスを、更に熱処理するな
どの方法により得ることができる。熱処理の最適温度は
組成によっても異なるが、概ね800〜9oo℃である
。この熱処理はいきなり800〜900℃に保持する一
段の熱処理であっても良いが、より優れた透明性を有す
る結晶化ガラスを得るために、例えば700〜800℃
の比較的低い温度域で第一段の熱処理を行ない、その後
例えば800〜900t:の比較的高い温度域で第二段
の熱処理を行なうといった二段あるいはそれ以上の多段
階処理を行なうのが好ましい。このような二段ないし多
段階処理によれば、結晶粒径が小さくなり散乱が低下し
て、より透明性に優れた結晶化ガラスが得られる。
このようにして得られる本発明の結晶化ガラスの100
〜800℃の温度範囲における平均線熱膨張係数は、通
常、−10X10−7〜1oX10−’ (K−’)で
あって、ソーダライムガラスの約l/10であり、耐熱
割れ性に極めて優れたものとなる。
以下に、本発明の結晶化ガラスの■の基体ガラスの組成
限定理由について説明する。
Li2O:Li2Oが5.5%より多いと熱膨張係数が
小さくなるとともに、白濁が増加して透明性が悪くなる
。また、3,5%未満では白濁が増加して透明性が悪く
なるとともにガラスの溶融、成形が難しくなる。従って
、Li2Qは3.5〜5.5%とする。
Na2O:Na2Oはガラスの溶解性を向上させるとと
もに、結晶化度を低下させることによって熱膨張を上昇
させるので、熱膨張係数の調整に有効な成分であるが、
Na2Oが4.0%より多いと白濁が増加して透明性が
悪くなる。従って、Na20はO〜4.0%とする。
K20 : K20もガラスの溶解性を向上させるとと
もに、結晶化度を低下させることによって熱膨張を上昇
させるので、熱膨張係数の調整に有効な成分であるが、
K2Oが4.0%より多いと白濁が増加して透明性が悪
くなる。従ってに20は0〜4.0%とする。
Na20+に20 : Na20とに20の合計が4.
0%より多いと白濁が増加して透明性が悪くなる。また
、0.5%より少ないとガラスの溶解性が低下し易い。
従って、NapO+に20は0.5〜4.0%とする。
MgO: MgOは少量の添加であっても、結晶を微細
化することによって白濁を減少させて透過率を上昇させ
るのに非常に有効な成分である。また、結晶中に固溶す
ることによって熱膨張を上昇させるので、熱膨張係数の
調整に対しても有効な成分であるが、0.1%より少な
いと十分な結晶の微細効果が得られず、白濁が増加して
透明性が悪くなる。逆に3,0%より多いと結晶化時に
クランクが発生し易くなる。従フて、MgOは0.1〜
3.0%とする。特に透明性を向上させるためには2%
以下とすることが好ましい。
AJZ203 : AJZ203が23.0%より多い
とガラスの溶融、成形が難しくなるとともに、熱膨張係
数が大きくなる。また、AIL20sが20.5%未満
では白濁が増加して透明性が悪くなる。従って、AfL
203は20.5〜23.0%とする。
5i02:SiO2が68.5%より多いとガラスの溶
融、成形が難しくなるとともに、白濁が増加して透過率
が低下する。また、SiO2が60.0%未満では熱膨
張係数が小さくなり、また白濁が増加して透明性が悪く
なる。従って、5i02は60゜0〜68.5%とする
TiO2:TiO2は結晶化を促進する成分であるが、
TiO2が1.0%未満では十分な効果が得られない。
逆に、TiO2が7.0%より多くなると、過度に結晶
化が起こり易くなり、徐冷中に失透し易くなる。従って
、TiO2は1,0〜7.0%とする。
ZrO2:ZrO2も結晶化を促進する成分であるが、
ZrO2が3.5%を超えると、未溶解を生じ易くなり
溶解が困難になる。従って、ZrO2はO〜3.5%と
する。高い透明性が要求される場合には、Z r02は
1〜3.5%とすることが好ましい。
TiO2+ZrO2:TiO2とZrO2の合計量が3
.5%未満では十分な結晶化促進効果が得られず、白濁
が増加して透明性が悪くなり、目的とするような結晶化
ガラスが得られない。また、7.0%を超えると過度に
結晶化が起こり易くなり、徐冷中に失透し易くなる。従
って、TiO2+21”02は3.5〜7.0%、好ま
しくは4.5〜5.0%とする。
P2 Q5 : P2 Q5はZrO2の溶解を促進す
る成分であるが、4.0%より多いと白濁が増加して透
明性が低下する。従って、P2O5は0〜4.0%とす
る。
次に、[b]の着色成分の組成限定理由について説明す
る。ただし、[b]の着色成分の割合は、基体ガラス1
00部に対する割合である。
Coo : Cooは550〜600nmに大きな吸収
を持ち、この吸収が長波長側まで及ぶため、熱線吸収の
効果が付与されるが、C00が0.02%より多くなる
と可視光透過率が過度に低下する。従ってCooは0〜
0.02部とする。
Cr2 Q3 : Cr 20sは500部m以上及び
680部m付近に吸収があり、単独では黄緑色となるが
、他の着色剤と併用することで、落着いた色調が得られ
る。、Cr2O3が0.05部より多くなると、短波長
側の吸収が強く黄色味がかった色となり、目的とする落
着いた色調が得られない。従って、Cr2O3はO〜0
.05部とする。
MoO3:MoO*は470部m付近に吸収を持つため
、色調の調整に有効であるが、MOO3が0.04部よ
り多くなると長波長側の吸収が弱くなるため、赤味がか
った色となり、目的とする色調が得られない。従って、
MoO3は0〜0604部とする。
NiO:NiOはほぼCooと同じ吸収を持つものであ
り、NiOが0.075部より多くなると全体として長
波長側の吸収が弱くなり、赤味がかフた色となるため目
的とする色調が得られない。従って、NiOは0〜0.
075部とする。
次に、[c]の着色補助成分の組成限定理由について説
明する。ただし、■の着色補助成分の割合は基体ガラス
100部に対する割合である。
CIL、Br及びIは、長波長側の吸収を得るための必
須成分であり、基体ガラスに少なくともその1種を合計
で0.0002部以上添加することが必要である。しか
しながら、Cuが0.6部を超える場合、Brが0.4
部を超える場合、■が0.01部を超える場合、あるい
はこれらの合計が0.7部を超える場合には、可視光透
過率が過度に低下するため好ましくない。
着色補助成分の配合の態様としては、次の■〜■が好適
である。
■ CfLを0.3〜0.6部含み、かつCJZ+Br
+Iが0.3〜0.7部 ■ Brを0.2〜0.4部含み、かつCJ2+Br+
Iが0.2〜0.7部 ■ Iを0.0002〜0.01部含み、かつCfL+
Br+Iが0.0002〜0.51部 上記■〜[a]のように、各々の成分を単独であるいは
主成分として用いる場合、それぞれの下限より少ない添
加量では、長波長側の吸収が得られず、目的とするグレ
ー、ブロンズ等の落着いた色調は得られない。
[作用] 本発明に係る前記■の成分組成の基体ガラスより得られ
る、β−石英固溶体結晶を主結晶とするガラスは、極め
て熱膨張の小さい透明結晶化ガラスであり、耐熱割れ性
に著しく優れる。
本発明者らは、このような耐熱割れ性に優れる、低膨張
透明結晶化ガラスに、グレー ブロンズ色の落着いた色
調を付与するべく、次のような検討を行なった。
まず、市販されているグレー、ブロンズ色のソーダライ
ム系色板ガラスの着色成分を、下記第1表に示すような
本発明に係る基体ガラスに添加し、後述の実施例と同様
の方法で結晶化ガラスを製造したが、いずれの場合もそ
の色調は赤褐色であり、グレー、ブロンズ色の落着いた
色調のものは得られなかった。
第1表 基体ガラス組成 この原因を調べるために、市販のソーダライム系の色板
ガラスの着色成分であるFe20i。
Nip、CoO及びSeについて、それぞれ単独で第1
表に示す組成の基体ガラスに添加した結晶化ガラスの可
視域の透過率を測定した。その結果、ソーダライム系色
板ガラスで主に長波長側に吸収を持つFe20gを添加
したものは、若干の長波長側の吸収を有するものの、短
波長側の吸収が強いことが分った。即ち、従来のソーダ
ライム系色板ガラスの着色成分を第1表に示す基体ガラ
スに添加した場合には、Fe2O3による長波長側の吸
収が殆どないため、得られる結晶化ガラスはグレー、ブ
ロンズ系の色調にならず、赤褐色となるのである。
従って、グレー、ブロンズ等の色調を有する結晶化ガラ
スを得るには、本発明に係る基体ガラスにおいて、Fe
2O3にかわる長波長側に吸収を持つ着色成分を見出し
、これを添加する必要がある。そこで次に、一般に長波
長側に吸収を持つことが知られているCuOについて調
べたところ、Fe2O3と同様若干の長波長側の吸収を
有するものの、短波長側の吸収が強く、これを用いても
希望する色調が得られないことが分った。
本発明者らは更に研究を進めた結果、−敗に長波長側に
吸収を持つとされているFe202 。
CuOを実質的に用いることなく、本発明に係る基体ガ
ラスにCl3.Br及び■のうちの少なくとも1種を添
加することにより長波長側に吸収が得られることを見出
した。この原因の詳細は必ずしも明らかではないが、添
加したCr、Br、1と、基体ガラス中に核形成剤とし
て含まれているTf02との相互作用に起因して、長波
長側の吸収が得られるものと考えられる。
次に、色調をコントロールするために、着色補助成分と
してIを加えた基体ガラスにCo。
Cr2O3,Cub、Fe203 、MOO3NiO及
びV2O5の着色成分をそれぞれ単独で添加し、先と同
様に透過率を測定した。その結果、CuO,Fe2O3
及びV2O5を添加したものはいずれも基体ガラスに着
色?iff助成分助成金添加したブランクガラスの長波
長側の吸収が見られず、着色成分の吸収のみを示したが
、Coo。
Cr2O3,MOO3及びNiOを添加したものはブラ
ンクガラスの吸収とそれぞれの着色成分の吸収とを同時
に有することを見出した。
そこで、■の組成の基体ガラスに、この[b]のCoo
、Cr203 、MOO3及びN i Oノ4 f!1
の着色成分と、[c]のC1l、Br及びIの3種の着
色補助成分の特定量を組み合わせて配合することにより
、目的とするグレー、ブロンズ等の落着いた色調の結晶
化ガラスを得ることに成功した。
[実施例コ 以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。
実hh例1〜22.比較例1〜4 第2表に示した組成になるように調合した原料(ただし
、着色成分及び着色補助成分の割合は基体ガラス100
部に対する割合であり、着色補助成分は溶融時の揮発を
考慮に入れ、得られたガラスが第2表の割合となるよう
過剰に添加した。)を、各々、白金坩堝を用いて155
0℃で溶融し、型枠に鋳込み徐冷して試料ガラスを得た
。この試料ガラスを、780℃で4時間、840℃で4
時間の二段の熱処理条件で結晶化させた。各結晶化ガラ
スの結晶相はX線解析によりβ−石英固溶体結晶である
ことが確認された。
得られた結晶化ガラスの100〜800℃の温度範囲に
おける平均線膨張係数(C1゜。〜aoo) 。
及び5mm厚さに研削・研磨したサンプルを標準光源C
を用いて2°視野によって測定した光学特性を第2表に
示す。
なお、比較例3は市販のブロンズ色ソーダライムガラス
、比較例4は市販のグレー色ソーダライムガラスである
。また、比較例1,2は実施例1〜22と同じ基体ガラ
スにそれぞれ比較例3.4と同じ着色成分を添加したも
のである。
第2表より明らかなように、実施例1〜22は比較例3
.4に比べ1桁以上小さな平均線膨張係数を有し、しか
も同様の落着いた、即ち、刺激純度の小さい色調を有す
る。一方、比較例1.2のものでは落着いた色調のもの
が得られない。
表(その3) [発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の有色の低膨張透明結晶化ガ
ラスは、熱膨張係数が非常に小さく、耐熱割れ性に優れ
、しかもグレー、ブロンズ等の落着いた色調を有するガ
ラスであるため、建築用、車輌用等の窓ガラスとして極
めて有用である。
代理人  弁理士  重 野  剛

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記[a]の組成の基体ガラス100重量部に対
    して、下記[b]の着色成分と下記[c]の着色補助成
    分とをそれぞれ下記割合にて配合した組成を有し、β−
    石英固溶体結晶を主たる析出結晶とする有色の低膨張透
    明結晶化ガラス。 [a]基体ガラス Li_2O:3.5〜5.5重量% Na_2O:0〜4.0〃 K_2O:0〜4.0〃 Na_2O+K_2O:0.5〜4.0〃 MgO:0.1〜3.0〃 Al_2O_3:20.5〜23.0〃 SiO_2:60.0〜68.5〃 TiO_2:1.0〜7.0〃 ZrO_2:0〜3.5〃 TiO_2+ZrO_2:3.5〜7.0〃P_2O_
    5:0〜4.0〃 [b]着色成分 CoO:0〜0.02重量部 Cr_2O_3:0〜0.05〃 MoO_3:0〜0.04〃 NiO:0〜0.075〃 [c]着色補助成分 Cl;0〜0.6重量部 Br:0〜0.4〃 及び I:0〜0.01〃 よりなる群から選ばれる1種又は2種以上。 ただし、着色補助成分は合計で0.0002〜0.7重
    量部である。
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