JPH0254062A - 構造物間隙間用フレキシブル型枠工法 - Google Patents

構造物間隙間用フレキシブル型枠工法

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JPH0254062A
JPH0254062A JP20459088A JP20459088A JPH0254062A JP H0254062 A JPH0254062 A JP H0254062A JP 20459088 A JP20459088 A JP 20459088A JP 20459088 A JP20459088 A JP 20459088A JP H0254062 A JPH0254062 A JP H0254062A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、構造物と構造物との間隙寸法が一定でない場
合でも、厳密な寸法精度を要しない@漬物間隙間用フレ
キシブル型枠工法に関するものである。
[従来の技術] 従来、構造物と構造物との間隙間の型枠工法は、打設、
または注入されるコンクリート、モルタル、セメントグ
ラウトの重量に耐える強度を有覆るブラケットを一方の
構造物に設置し、該ブラケットと他方のm漬物との隙間
に止水材料を充ttxする工法と、あるいは各構造物の
下方より型枠を支持し、型枠と各構造物との隙間に止水
材料を充填する工法とが一般的に用いられている工法で
ある。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来の工法のうち、ブラケットを設置する工法の場
合、ブラケットを精度よく製作して設置するのに多くの
労力と費用がかかるという問題点があり、特に水中の場
合、精度よく設置するのが困難で、打設されたコンフー
ト、モルタル、または注入されたセメントグラウトが漏
れる虞れがある。
また、下方より型枠を各構造物に支持する工法の場合、
構造物間の間隙寸法が一定でないときには、型枠寸法を
正確に測定して型枠を製作しなければならなず、且つそ
れでも打設されたコンクリート、モルタル、または注入
されたセメントグラウトの漏れを防ぐように止水材料を
型枠と構造物との隙間に充填しなければならないという
問題点があった。
本発明は、上記のような従来の問題点を解決することを
目的とする、構造物量隙間用フレキシブル型枠工法を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、一方の構造物と他方のa’lli物との間隙
寸法が一定または一定でない場合に於いて、−方の構造
物に、強度性を有するシートを適宜間隔で複数枚に分割
した各分割片をファスナーで接合できるようにして形成
されたフレキシブル型枠の上端縁部を、密に固着する一
方、他方の構造物の前記フレキシブル型枠の固着位置よ
り下方位置に、前記フレキシブル型枠の下端縁部を密に
固着し、然る後フレキシブル型枠上の間隙にコンクリー
トあるいはモルタルを打設、またはセメントグラウトを
注入するという方法を採用することにより、上記問題点
を解決した。
[作用] 上記本発明工法によれば、構造物と構造物との間隙寸法
が一定でない場合でも、その間隙間の寸法差をフレキシ
ブル型枠のフレキシビリティで吸収できる。
[実施例] 本発明工法の実施例を図に就いて説明するに、第1図〜
第10図は本発明工法の第1実施例を示すもので、本発
明工法を水中橋脚における杭頭フーチングの施工に適用
して施工を完了した状態を示す概略図であり、本発明型
枠工法を用いて一方のWi構造物であるスラブ1aと、
他方の構造物2である円柱状の基礎杭2aとの環状の間
隙Gに、セメントグラウト3を注入した状態が図示され
ている。第1図において4は側壁、5は杭頭フーチング
を示す。
第2図は前記第1図の要部の拡大縦断面図であり、また
第3図は第1図、第2図の施工状態を示す要部の拡大断
面図であって、これに従って以下本発明工法を更に詳細
に説明する。
気中で中央に前記基礎杭2a!、:遊挿できる大きさの
円孔6を有してスラブ1aを形成し、且つ該スラブ1a
の底面7に於ける円孔6の周縁部に、適宜間隔を置いて
複数個の支持プレート8をボルト9により円周方向に固
定し、更に前記支持プレート8の円孔6寄りに、断面例
り字状をなした環状の取付はアングル10が、その水平
板11を支持プレート8に固定すると共に、折曲板12
を下方へ垂設せしめて、円孔6の外周面に位置している
そして、前記スラブ1aに取付はアングル10を取付け
ると同時に、該取付はアングル10の折曲板12の外側
面に、スポンジ板13を当接して巻回せしめ、更に後述
の基礎杭2aの周壁に漏斗状に下方を固着できるに充分
な巾と長さを有する、例えば塩化ビニールシートのよう
な、強度性を有する合成樹脂または繊維シート14を複
数枚に縦方向に適宜間隔で分割して分割片14a、14
b。
・・・とし、その各分割片14a、14b、・・・の分
割端縁に夫々ファスナー15を固定して、互いに各ファ
スナー15により各分割片14a、’14b。
・・・を接合できるようにして形成されたフレキシブル
型枠16の上端部を、各ファスナー15により接合せψ
めて前記スポンジ板13の外側面に当接重合せしめ、更
に板ばね17の両端面部に固設された締イ]けアングル
18.19の螺子孔20,21に締付はボルト22を螺
挿して行くことにより、板ばね17の径を縮小できるよ
うにして形成された締付はバンド23を、フレキシブル
型枠16上より巻回して、締付はボルト22を締付はア
ングル18.19の螺子孔20.21に螺挿して行くこ
とにより、締付はバンド23が緊締され、取付はアング
ル10の折曲板12にスポンジ板13およびフレキシブ
ル型枠16が夫々圧接され、この位置に於いてフレキシ
ブル型枠16はスラブ1aに密に固着されると共に、ス
ラブ1aの底面7と取付はアングル10の接する内周縁
部にシール材24を充填してシーリングすることにより
、更に水密性を維持ヒしめている。
前記の構成までは気中に於いてこれをなし、第9図のよ
うにフレキシブル型枠16のファスナー15を開放して
各分割片14a、14b、・・・を取付はアングル10
付近に巻き畳み、基礎杭2aに各分割片14a、14b
、・・・が接触して損傷するのを防止し、スラブ1aを
既に水中に設置された基礎杭2aの上方より円孔6を介
して貫挿して水中の所定位置にスラブ1aをセットする
。この際、基礎杭2aとスラブ1aの円孔6とは同心円
に配設することは離しく、偏心して配設されるのが一般
的であり、従って基礎杭2aとスラブ1aの円孔6との
間の間隙Gは円周方向で一定でなく、広い所と狭い所が
あるが、本工法のフレキシブル型枠16を使用すること
により、その間隙Gの寸法差を考慮する必要がない。
前記水中の所定位置にスラブ1aがセットされると、ダ
イパーが水中にもぐって、第3図、第5図に示すように
、前記巻き畳んだ各分割片14a。
14b、・・・を解いて、各分割片14a、14b。
・・・をファスナー15によって接合し、フレキシブル
型枠16の下方部を巻回しようとする基礎杭2aの周壁
にスポンジ板25を巻回した侵、該スポンジ板25に当
接するようにしてフレキシブル型枠16の下方部をしぼ
り込んで基礎杭2aの周面に巻き付け、然る後前記と同
一構成の締付はバンド23をフレキシブル型枠16の上
面より巻回して緊締することにより、フレキシブル型枠
16の下方部は基礎杭2aの周面に巻回して密に固定さ
れ、第2図のようにフレキシブル型枠16は全体として
漏斗状に保持される。前記スポンジ板13゜25がフレ
キシブル型枠16の内周面に夫々位置することにより、
スラブ1a面および基礎杭2a面に於いてフレキシブル
型枠16が密に固着されて夫々止水効果が保持される。
ダイパーによる前記基礎杭2aへのフレキシブル型枠1
6の巻回作業が完了すると、グラウトパイプ26よりセ
メントグラウト3を間隙Gに注入して、所定量のセメン
トグラウト3の注入後、グラウトパイプ26を後き去り
、本発明工法を完了するのでおる。
第1図〜第9図のものは、水中橋脚における杭頭フーチ
ングの施工に本発明工法を適用した例を示すものでおっ
たが、第10図に示すものは、本発明工法を気中に於け
る、例えば床板取付は工事に適用した例を示すもので、
一方の構造物1であるプレキャストコンクリートより成
るスラブ1bと、他方の構造物2である円柱状の柱体2
bとの間隙Gに、コンクリートまたはモルタル3aを打
設した状態が図示されている。前記水中橋脚の場合は気
中と水中とで作業するのであるが、第10図のものはい
ずれも気中でその作業をなすという点が異なるのみで、
作業は全く同一なのでその詳細は省略する。
第1図〜第9図および第10図に示すいずれの場合にも
、フレキシブル型枠16を構成するシート14は、スラ
ブ1a、1bの円孔6部分への取付は長さは予め設定さ
れているので、その長さに合わせて、第6図に示すよう
に複数枚に適宜間隔に縦方向に分割して分割片14a、
14b、・・・が形成されており、各分割片14a、1
4b、・・・ごとにその上端縁をスラブ1a、1bの取
付はアングル10に当接せしめて、各分割片14a、1
4b、・・・をファスナー15で接合して行くことがで
きる。また、゛間隙Gの構造寸法が大きく、型枠延長が
長くなっても、ファスナー15で更に前記各分割片を接
合して行くことができるので、間隙Gの大きざに制限は
ないのである。
第″11図は本発明工法の第2実施例を示すもので、水
中に於いて一方の構造物1を水中に既に設置された壁面
を有する他の構造物2に取付けるに当り、本発明型枠工
法を施工した状態を示す概略図であり、図中では本発明
型枠工法を用いて一方の構造物1であるスラブ1Cと、
他方の構造物2である壁面27を有する躯体2Cとの長
方形状の間隙Gに、セメントグラウト3を注入した状態
が図示されており、以下本発明工法を更に詳細に説明す
る。
先ず、気中で一方の構造物1でおるスラブ1Cに対面す
る壁面27を有する他の構造物2である躯体2Cを形成
し、且つ該躯体2Cの壁面に逆り字状をなした長尺状の
躯体用の取付はアングル28を、その折曲板29を壁面
27に当接してボルト30により一体に固定し、更に躯
体用の取付はアングル28の水平板31の底面に、スポ
ンジ板32を当接し、そして後述のスラブ1Cに上方を
固着するに充分に長さを有する、例えば塩化ビニールシ
ートのような、強度性を有する合成樹脂または繊維シー
ト33を第2図に示すように横方向に2つに分割して2
分割片33a、33bとし、その分割端縁部にファスナ
ー34を固定して、互いにファスナー34により各分割
片33a、33bを接合できるようにして形成されたフ
レキシブル型枠35の、下方の分割片33bの下端部を
前記スポンジ板32の底面に当接重合せしめ、然る後分
割片33bの底面より押圧板36を圧着して、ボルト3
7@押圧板36、フレキシブル型枠35、スポンジ板3
2および水平板31を夫々貫通して、ナツト38をボル
ト37の先方部に螺着することにより、フレキシブル型
枠35の下方の分割片33bは躯体2bの壁面27に密
に固着されると共に、壁面27と取付はアングル28の
接する内側縁部にシール材39を充填してシーリングす
ることにより、更に水密性を維持せしめている。
前記の作業を気中で完了した後、躯体2cを水中の所定
場所に設置するのである。
次に気中でスラブ1cを形成し、且つ該スラブ1Cの底
面40の内側面寄りに断面例り字状をなした長尺状の取
付はアングル41を、その水平板42を底面40に当接
してボルト43で固定すると共に、折曲板44を下方へ
垂設ゼしめて固定しである。
そして、前記スラブ1cに取付はアングル41を取付け
ると同時に、該取付はアングル41の折曲板44の外側
面に、スポンジ板45を当接し、更に前記フレキシブル
型枠35の上方の分割片33aの上端部を、前記スポン
ジ板45の外側面に当接重合せしめ、然る後分割片33
aの外側面より押圧板46を圧着してボルト47を押圧
板46、フレキシブル型枠35、スポンジ板45および
折曲板44を夫々貫通してナツト48をボルト47の先
方部に螺着して、スポンジ板45とフレキシブル型枠3
5の上方の分割片33aの上端縁部を取付はアングル4
1に一体に固定することにより、フレキシブル型枠35
はスラブ1Cに密に固着されると共に、スラブ1Cの底
面40と取付はアングル41の接する内側縁部にシール
材49を充填してシーリングすることにより、更に水密
性8維持−ひしめるのである。
前記の構成までは気中に於いてこれをなし、フレキシブ
ル型枠35の上方の分割片33aを下方へ垂れ下げたま
ま、スラブ1Cを既に設置された躯体2Cの上方より水
中の所定位置にスラブ1Cをセットする。この際、躯体
2Cの壁面27とスラブ1Cとの間の間隙Gはその延長
方向で一定でなく、広い所と狭い所がおっても、本工法
のフレキシブル型枠35を使用することにより、その間
隙Gの寸法差を考慮する必要がない。
前記水中の所定位置にスラブ1Cがセットされると、ダ
イパーが水中にもぐって、第11図に示すようにフレキ
シブル型枠35の上方の分割片33aと下方の分割片3
3bとを77・スナ−34により接合する。前記スポン
ジ板32.45がフレキシブル型枠35の内周面に夫々
位置することにより、スラブ10面および躯体2Cの壁
面27に於いてフレキシブル型枠35が密に固着されて
夫々止水効果が保持される。
ダイパーによる前記フレキシブル型枠35の接合作業が
完了すると、グラウトパイプ26よりセメントグラウト
3を間隙Gに注入して、所定量のセメントグラウト3の
注入後、グラウトパイプ26を俵き去り、本発明工法を
完了ターるのである。
第11図〜第12図のものは、水中における一方の構造
物1であるスラブ1Cを他方の構jz物2である躯体2
Cの壁面27へ取付けるに当たり、本発明工法を適用し
た例を示すものであったが、第13図に示すものは、本
発明工法を気中に於ける、例えば床板取付は工事に適用
した例を示すもので、一方の構造物1であるプレキャス
トコンクリートより成るスラブ1dと他方の構造物2で
ある躯体2dの壁面27との間隙Gにコンクリートまた
はモルタル3aを打設した状態が図示されており、前記
第11図〜第12図の場合は気中と水中とで作業するの
であるが、第13図のものはいずれも気中でその作業を
なすという点が興なるのみで、作業は全く同一なのでそ
の詳細は省略する。
第11図〜第12図および第13図に示すいずれの場合
にも、フレキシブル型枠35を構成づるシート33は、
前記第12図のように上下に2分割覆る外に、スラブ1
c、1dから躯体2c、2dの壁面27/\の取付は長
さは予め設定されているので、その良さに合わせて、更
に第14図に示すように複数枚に縦方向に適宜間隔に分
割して左右分割片33’ a、・・・、33’  b、
・・・とすることにより、各左右分割片33’ a、・
・・、33’  b。
・・・ごとにファスナー34′で接合して、その」−・
下端縁をスラブ1C,1dおよび躯体2G、 2dの取
付はアングル28.41に当接せしめて、その後上下の
各分割片33a、33bをファスナー34で接合するこ
とができる。また、間隙Gの長さ寸法が大きく、型枠延
長が長くなっても、ファスナー34′で更に左右分割片
33’ a、・・・、33’ b・・・を接合して行く
ことができるので、間隙Gの長さに制限はないのである
前記第1図に示すものは、本発明工法の第1実施例を示
すもので、本発明工法を用いて一方の構造物1であるス
ラブ1aと、他方の構造物2である基礎杭2aとの環状
の間隙Gにセメントグラウト3を注入した状態が図示さ
れているが、第15図は前記第1実施例の変形であって
、本発明工法を用いて水中に於いて、一方の構造物1で
おる多角形孔50を有するスラブ1eと、他方の構造物
2である多角形柱体2eどの方形枠状の間隙Gにセメン
トグラウト3を注入するのであり、以下本発明工法を更
に詳細に説明づる。
先ず、気中で一方の構造物1であるスラブ1eの多角形
孔50に遊挿される多角形柱体2eを形成し、且つ該多
角形柱体2eの各壁面51に逆り字状をなした長尺状の
柱体用取付はアングル52を、その折曲板53を壁面5
1に当接してボルト54により一体に固定して周設し、
更に柱体用取付はアングル52の水平板55の底面に、
スポンジ板56を当接し、そして俊述のスラブ1eに上
方をmりl状に固着するに充分な巾と長さを有する、例
え、ば塩化ビニールシートのような、強度性を有する合
成樹脂または繊維シート57を多角形柱体2eの各壁面
51ごとに固着できるように、第16図に示すように複
数枚に縦方向に適宜間隔で分割すると共に、更に横方向
に2つに分割して分割片57a、・・・、57b、・・
・とし、その分割喘縁部にファスナー58を固定して互
いにファスナー58により各分割片57a、・・・、5
7b、・・・を接合できるようにして形成されたフレキ
シブル型枠59の、分割された下方の各分割片57b、
・・・を各ファスナー58により接合せしめて、その下
端部を前記スポンジ板56の底面に当接重合せしめ、然
る後各分割片57b、・・・の底面より押圧板60を圧
着して、ボルト61を押圧板60、フレキシブル型枠5
9、スポンジ板56および水平板55を夫々貫通して、
ナツト62をボルト61の先方部に螺着することにより
、フレキシブル型枠59の下方の各分割片57b、・・
・は多角形柱体2eの壁面51に密に固着されると共に
、各−面51と取付はアングル52の接する内側縁部に
シール材63を充填してシーリングすることにより、更
に水密性を維持せしめている。
前記の作業を気中で完了した後、多角形柱体2eを水中
の所定場所に設置するのである。
次に、気中で中央に前記多角形柱体2eに遊挿できる大
きさの多角形孔50を有してスラブ1eを形成し、且つ
該スラブ1eの底面64に於ける多角形孔50の各側縁
部に於いて、断面倒り字状をなした長尺状の取付はアン
グル65を、その水平板66を底面64に当接してボル
ト67で固定すると共に、折曲板68を下方へ垂設せし
めて、多角形孔50の各側縁部毎に固定しである。
そして、前記スラブ1Cに取付はアングル65を取付け
ると同時に、該取付はアングル65の折曲板68の外側
面に、スポンジ板69を当接し、更に前記フレキシブル
型枠59の上方の各分割片57a、・・・の上端部を、
各ファスナー58により接合せしめて前記スポンジ板6
9の外側面に当接重合せしめ、然る後分割片57a、・
・・の外側面より押圧板70を圧着してボルト71を押
圧板70、フレキシブル型枠59、スポンジIBMよび
折曲板68を夫々貫通して、ナツト72をボルト71の
先方部に螺着して、スポンジ板69とフレキシブル型枠
59の上方の各分割片57a、・・・の上端縁部を取付
はアングル65に一体に固定することにより、フレキシ
ブル型枠59はスラブ1eに密に固着されると共に、ス
ラブ1eの底面64と取付はアングル65の接する内側
縁部にシール材73を充填してシーリングすることによ
り、更に水密性を維持せしめている。
前記の構成までは気中に於いてこれをなし、第17図の
ようにフレキシブル型枠59の上方の各分割片57a、
・・・のファスナー58を開放して各分割片57a、・
・・を取付はアングル65付近に巻き畳み、多角形柱体
2eに各分割片57a、・・・が接触して損傷するのを
防止し、スラブ1eを既に水中に設置された多角形柱体
2eの上方より多角形孔50を介して貫挿して水中の所
定位置にスラブ1eをセットする。この際、多角形柱体
2eとスラブ1eの多角形孔50とは同心的に配設する
ことは難しく、偏心して配設されるのが一般的であり、
従って多角形柱体2eとスラブ1eの多角形孔50との
間の方形枠状の間隙Gは一定でなく、広い所と狭い所が
あるが、本工法のフレキシブル型枠59を使用すること
により、その間隙Gの寸法差を考慮する必要がない。
前記水中の所定位置にスラブ1eがセットされると、ダ
イパーが水中にもぐって、第15図に示すように、前記
巻き畳んだ各分割片57a、・・・を解いて、フレキシ
ブル型枠5つの上下の各分割片57a、・・・、57b
、・・・の各ファスナー58を接合することにより、フ
レキシブル型枠59は全体として漏斗状に保持される。
前記スポンジ板56゜69がフレキシブル型枠59の内
周面に夫々位置することにより、スラブ10面および多
角形柱体20面に於いてフレキシブル型枠59が密に固
着されて夫々止水効果が保持される。
ダイパーによる前記フレキシブル型枠59の接合作業が
完了すると、グラウトパイプ26よりセメントグラウト
3を間隙Gに注入して、所定量のセメントグラウト3の
注入後、グラウトパイプ26を恢き去り、本発明工法を
完了するのである。
第15図〜第17図のものは、水中における一方の構造
物1であるスラブ1eを他方の構造物2て場る多角形柱
体2eへ取付けるに当たり本発明工法を適用した例を示
1ものであったが、第18図に示す・しのは、本発明工
法を気中に於ける、例えば床板取付は工事に適用した例
を示すもので、一方の構造物1であるプレキャストコン
クリートより成るスラブ1fと他方の構造物2である方
形状の柱体2rどの方形枠状の間隙Gに、コンクリート
またはモルタル3aを打設した状態が図示されている。
前記第15図〜第17図の場合は気中と水中とで作業す
るのであるが、第18図のものはいずれも気中でその作
業をなすという点が異なるのみて、作業は全く同一なの
でその詳細は省略する。
第15図〜第17図および第18図に示すいずれの場合
にも、フレキシブル型枠5つを構成するシート57は、
スラブ1fの多角形孔50部分への取付は長さは予め設
定されているので、その長さに合わせて、第16図に示
すように多角形孔50の各辺の巾に、複数枚に適宜間隔
に縦方向に分割すると共に、更に上下に2分割されてお
り、各分割片57a、・・・、57b、・・・ごとに、
その上・下端縁をスラブ1fおよび多角形柱体2fの取
付はアングル52.65に当接せしめて、各分割片57
a、・・・、57b、・・・をファスナー58で接合し
て行くことができる。また、間隙Gの構造寸法が大きく
、型枠延長が長くなっても、ファスナー58で更に分割
片を接合して行くことができるので、間隙Gの大きさに
制限はないのである。
[発明の効果] 本発明は上述のようであるから、各構造物間の間隙の寸
法が一定でなくても、フレキシブル型枠でその寸法差を
吸収することができ、従ってフレキシブル型枠の製作時
に間隙寸法を考慮する必要がない。
また、間隙、構造寸法が大きく型枠延長が長くなっても
、ファスナーで各分割片を接合して、その隙間寸法に合
う所定長さのフレキシブル型枠を製作できるので、間隙
寸法の大きさに制限されず、更に間隙形状が円形、四角
形、三角形等どのような形であっても、ファスナーで各
分割片を接合して行くので、どのような形状にも適用で
きる。
また更に、本発明工法は構造物と構造物との隙間寸法が
一定であっても適用できることは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の概略図、第2図は同施工完了後の
状態を示す縦断面図、第3図は同施工状態を示す拡大縦
断面図、第4図は同第3図A部の拡大図、第5図は同第
3図B部の拡大図、第6図は同フレキシブル型枠の平面
図、第7図は同締付はバンドの要部を示す拡大平面図、
第8図は同側面図、第9図は同フレキシブル型枠の接合
後の施工状態を示す斜視図、第10図は同気中に於ける
施工完了後の状態を示す縦断面図、第11図は第2実施
例の施工状態を示す縦断面図、第12図は同フレキシブ
ル型枠の平面図、第13図は同気中に於ける施工完了後
の状態を示す縦断面図、第14図は開催態様に於けるフ
レキシブル型枠の平面図、第15図は第3実施例の施工
状態を示す縦断面図、第16図は同フレキシブル型枠の
平面図、第17図は同フレキシブル型枠の接合後の施工
状態を示す斜視図、第18図は同気中に於ける施工完了
後の状態を示す縦断面図である。 図中、1は一方の構造物、2は他方の構造物、3はセメ
ントグラウト、3aはコンクリートおるいはモルタル、
14,33.57は合成樹脂シート、14a、 ・ 、
14b、−,33a、 ・ 、33b、 ・・−,33
’ a、−,33’  b、 ・、57a。 ・・・、57b、・・・は分割片、15.34.34’
58はファスナー、16.35.59はフレキシブル型
枠、Gは間隙である。 第1図 第2図 第5図 第 図 第 図 第 図 フ3 第 図 第10図 b 第12図 第13図 第16図 弓9 第18図 第14図 第15図 e 第17図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一方の構造物と他方の構造物との間隙寸法が一定ま
    たは一定でない場合に於いて、一方の構造物に、強度性
    を有するシートを適宜間隔で複数枚に分割した各分割片
    をファスナーで接合できるようにして形成されたフレキ
    シブル型枠の上端縁部を、密に固着する一方、他方の構
    造物の前記フレキシブル型枠の固着位置より下方位置に
    、前記フレキシブル型枠の下端縁部を密に固着し、然る
    後フレキシブル型枠上の間隙にコンクリートあるいはモ
    ルタルを打設、またはセメントグラウトを注入すること
    を特徴とする構造物間隙間用フレキシブル型枠工法。
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