JPH0253705A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は新規な化粧料に関する。

〔従来の技術］ 天然物中に存在する薬効成分を化粧料に配合することは
従来より行われ、特に最近ではバイオ技術の進歩と共に
開発が進められている。

その薬効は皮膚に栄養、水分、油分を与え、保湿、弾力
性の低下防止、皮脂縁作用を賦活化すること等でめる。

一方、米櫃は従来よプ経験的に化粧料として使用されて
きた。糠を布袋に入れて、これを洗浄剤として使用する
方法がその一例である。これは糠中の油分が水分と混合
することによって乳化され、この乳化作用によって汚れ
を落とす効果を利用したものである。加工されたものと
しては石けん、洗浄剤、化粧水、乳液、りＩＪ　＋ム、
毛髪用化粧料等が挙げられる。これらは、米糠をそのま
ま配合、米糠油を配合、米糠油を加工して配合、又は米
糠中の薬効成分のみを配合したものである。薬効成分で
はγ−オリザノールが広く利用されている。ｒ−オリザ
ノールには、保湿、皮脂縁賦活、フケ・カユミ防止、酸
化防止効果等が知られている。

皮膚に対する、外的、内的環境は、皮膚の慨能を損い、
老化を促進する。中でも酸化反厄は皮膚や毛髪を損傷す
る第一の要因と言われて匹る。

例えば皮膚はその分泌物である汗、皮脂によって保湿保
護され、滑らかさ、弾力性を保つことができる。

しかし、皮脂は皮膚の表面で酸化作用を受け、その生成
物が皮膚の老化を促進し、色素沈漬、弾力性の低下、し
わ等の原因となる。そして、汗中の塩分や尿素は汗中の
水分が蒸発した後、老廃物として皮膚を刺激し、皮膚機
能を損傷することによって、酸化生成物による老化を助
長する。更に体内で生じたフリーラジカル、活性酸素そ
して紫外線等が酸化促進要因となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

この様に酸化は皮膚や毛屑の機能を損傷する第一の要因
とも言われている。したがって皮膚の酸化を防止するこ
とは、化粧料において重要な課題となっている。

一方、米糠は、従来の技術にみる様に、化粧料として利
用されているがその大部分が、米糠中の油溶性成分に由
来するものである。水溶性成分については、化粧料とし
て薬効を有する物質が含まれているにもかかわらず、有
効に利用され得ていないのが現状と言える。

本発明はこの様な従来技術の現状にかんがみてなされた
ものであシ、その目的は米糠原料から得られる安全で薬
効性の高い化粧料を提供することにある。

〔課題を解決するための手段］ 本発明を概説すれば、本発明は、米糠原料から得ら几る
水溶性抗酸化物質を含有することを特徴とする化粧料に
関する。

本発明における水溶性抗酸化物質は、特開昭６２−２４
１９８５号の方法に従って米櫃原料を含水溶媒によ）抽
出することによって得られる。米糠原料は、米糠そのも
のでもよいし、ヘキサン等の溶剤で油脂成分を除いた脱
脂米櫃でも良い。へ午サンで脱脂しｔ米糠は、室温で３
か月保存した後も全く劣化が認められず、実用原料とし
て望ましい。

含水溶媒として使用するものは、水自体でよいが、それ
に更にグロテアーゼ、アミラーゼ等の酵素剤、塩類（ｔ
Ｐ！ｆＫ食塩）、水溶性刊磯浴媒（特にエタノール）及
びｐＨ調節剤よシなる群から選択したもの（ｌ−１棟以
上范加した水性溶媒であってもよい。更に詳細に説明す
れば、抽出方法としては水処理、液化処理及びグロテア
ーゼ処理の単独で用いるか組合せる方法があり、例えば
水処理単独、液化処理−プロチアーゼ処理、又はプロテ
アーゼ処理単独でもよい。

上記の含水溶媒による抽出物中には、水溶性の抗酸化性
物質が含まれ、また、アミノ酸、ペグテド、糖類、酸、
ミネラル等が同時に含まれる。この水溶性の抗酸化物質
は、皮膚における酸化を防止するのみならず、化粧料に
配合される油脂の酸化も防止する。また、この抗酸化物
質は化粧料中に通常配合される他の抗酸化剤、例えばト
コフェロール等とは唆れた相乗効果を示す。

一方、他の成分、アミノ酸、ベグテド、糖類、酸、ミネ
ラル等は、皮膚や毛髪の栄養材として選ば几るものであ
シ、その効果と前述の抗酸化物質との相加、相乗効果に
よって、皮膚磯Ｍ［５μ更に賦活化される。

したがって、本発明により、米糠原料中の水溶性成分を
化粧料として有効に利用することができる。つまり、酸
化防止、皮膚機能の賦活化等に効果を有する新規な化粧
＃＋（ｉ−得ることができる。

本発明の化粧料は上記の含水溶媒による抽出物を必須成
分とし、必要に２じて、水分、油脂、保湿剤、界面活性
剤、アルコール、色素、防ｉＫ剤、殺菌剤、酸化防止剤
寺、一般に化粧料として配合されるものを加えることが
できる。含水溶媒による抽出物の配合ＭｔＩ′ｉ一般的
にはα０００１〜１重量係が適切であるが限定されるも
のではない。また化粧料は、−膜内には、液体、ペース
ト、固形、粉末の形状をとるがこれらに限定されない。

なお、本発明における化粧料とは、皮膚洗浄剤、化粧水
、クリーム、乳液、メー午ヤツプ用品、洗髪剤、養毛・
整髪剤等、一般に使用される香粧品を指す。

〔実施例〕 以下、実施列によって本発明について更に具体的に説明
するが、本発明はこ几らに限定されるものではない。

実施列１ 脱脂米糠１々を水５ｔＶＣ懸濁し、室温にて１時間かく
はんした。静置後、上澄液を分離した。

上澄液を戸紙テ遇することによりル液４０００ｄを得た
。このＦ液を減圧濃縮し、水溶性抗酸化物質を含む抽出
液Ａ１０００ｓｄを得た。この抽出液Ａを乳液に配合し
た配合比を表−１に示した。

衣−１ 抽出ｇａ、セタノール、ステアリン酸、グリセリン及び
水の一部を混合し、加熱した。

一方、水酸化カリウムを残りの水に溶解し、これを前述
の溶解液にかくはんしながら加え、更に香料を加え、か
くはんしながら冷却し、乳液１．２を得友。効果を官能
検査により評価した。その結果ｆ：衣−２に示した。

衣−２ 評価基準・・・パネラ−１０人による３段階評価で行っ
たシー４８日（三共）８９を混合し、５５℃にて５時間
かくはん後、減圧濃縮することにより１０００−とし、
更に８５℃にて１５秒加熱後濾過し、グロテアーゼ分解
物を含む水溶性抗酸化物質含有抽出液Ｅ１０００ａｇｉ
得た。この抽出液Ｂ及び実施例１の抽出液Ａを化粧水に
配合した。配合比を表−３に示した。

表−３ 以上の様に抽出液Ａｆ：配合することによって皮膚に対
する保湿効果が高い乳液を得ることができた。

実ｗＪ列２ 脱脂米糠１に９を水５ｔＶＣ懸濁し、液化酵素スビター
ゼＯＦ、。（長潮産業）０．６ｔｆ加えて、かくはんし
ながら９０℃にて１時間加熱した。

冷却後固液分離することにより抽出液４８０〇−を得た
。この抽出液にタンパク分解酵素フクまず蒸留水に（（
ｉｌｌ出液ム、抽出液Ｂ、クリセリン、クエ／＃ｉ！、
クエン酸ナトリウムを俗解した。

別にエタノールに香料を溶解し、これを前述の水溶液に
加えることによって化粧水を得た。効果を官能検査によ
り評価した。その結果を表−４に示した。

表−４ （・よ、特に著しい保湿効果を示し、た、。

実施列５ 実施列２で得た抽出液Ｂをエモリエントクリームに配合
した。配合比を表−５に示した。

表−５ 評価基準・・・パネラ−１０人による３段階評価で行っ
た。

以上の様に抽出１ｈ又は抽出液Ｂを配合することによっ
ていずれも皮膚に附する保湿効果の高い化粧水を得るこ
とがでさた。ｌた、グロテアーゼ分解物を含む抽出液Ｂ
を配合した化粧水抽出液Ｂ１プロピレングリコールを蒸
留水に加え加熱した。一方ステアリン酸、ステアリルア
ルコール、還元ラノリン、オリーブ油、ステアリン酸グ
リセリド、ポリオキシエチレンセチルエーテルを混和し
、かくはんしながら加熱溶解した。こ′ｔ′Ｌｌｋ前述
の溶解液に、かくはんしながら加え、更に香料を加え、
かくはんしながら冷卸し、エモリエントクリーム（栄養
クリーム）１．２を得た。効果？官能検査により評価し
た。

その結果を表−６に示した。

表−６ 以上の様に抽出液Ｂを配合することによって皮膚に対す
る保湿効果が高く、酸化安定性に冨み、使用感の優れた
エモリエントクリームを得ることができた。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した様に、本発明の化粧料は保湿、皮膚
機能の保持・賦活化、老化防止に潰れた効果を有するも
のである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、米糠原料から得られる水溶性抗酸化物質を含有して
   いることを特徴とする化粧料。 ２、該水溶性抗酸化物質が、米糠原料を含水溶媒により
   抽出することによつて得られるものである請求項１記載
   の化粧料。 ３、該水溶性抗酸化物質が、米糠原料のプロテアーゼ分
   解物を含有している請求項１記載の化粧料。