JPH07133208A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH07133208A JPH07133208A JP5303233A JP30323393A JPH07133208A JP H07133208 A JPH07133208 A JP H07133208A JP 5303233 A JP5303233 A JP 5303233A JP 30323393 A JP30323393 A JP 30323393A JP H07133208 A JPH07133208 A JP H07133208A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- garlic extract
- cosmetic
- effect
- good
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 アリチアミン含有ニンニクエキスを配合する
ことを特徴とする化粧料。 【効果】 本発明の化粧料は、ヒアルロン酸などのムコ
多糖類やその他保湿剤として用いられている各種成分を
単独あるいは組み合わせて含有されている従来の化粧料
に比べて、はるかに保湿効果が高く、細胞賦活効果もあ
り、その上使用感、例えば肌への伸び,しっとり感,肌
へのなじみ,肌への滑らかさ,ファンデーションのノリ
が良く、使い心地が極めて良好である。
ことを特徴とする化粧料。 【効果】 本発明の化粧料は、ヒアルロン酸などのムコ
多糖類やその他保湿剤として用いられている各種成分を
単独あるいは組み合わせて含有されている従来の化粧料
に比べて、はるかに保湿効果が高く、細胞賦活効果もあ
り、その上使用感、例えば肌への伸び,しっとり感,肌
へのなじみ,肌への滑らかさ,ファンデーションのノリ
が良く、使い心地が極めて良好である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、詳しくは
保湿効果に優れ、皮膚末梢の血液循環を促進し、細胞の
賦活作用を促し、使用感に優れた化粧料に関する。
保湿効果に優れ、皮膚末梢の血液循環を促進し、細胞の
賦活作用を促し、使用感に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、皮膚の保湿に有効な成分を化
粧料に配合する試みがなされている。すなわち、下記の
物質が保湿剤として用いられている。 ムコ多糖類:皮膚のムコ多糖類は真皮結合組織間基質と
して存在し、保湿機能の面でヒアルロン酸に特に興味が
もたれ、単独で用いられるほか、蛋白複合体とアミノ酸
類などの保湿成分やビタミン類などの生理活性成分との
併用、エラスチン,ニンジンエキス,酵母抽出物などと
の併用例が多く報告されている。 蛋白質:最近化粧料に汎用されるようになったコラーゲ
ン,エラスチン,ケラチン等は保湿剤として活用されて
いる。 生体脂質:角質細胞間脂質(スフィンゴ脂質,コレステ
ロール,リン脂質等)も保湿効果が認められ、皮膚の水
分保持機能を高め、保湿に役立っている。 植物:植物抽出物も数多く保湿剤として利用されてい
る。例えば、ヨクイニン,アロエ,オクラ,クロバギン
ナンソウ,オウバク,カンゾウ,オウゴン,センキュ
ウ,ツバキ,メロン,ヘチマなど様々な植物成分の保湿
性が研究され、活用されている。 菌類:細菌類と担子菌類とが保湿剤として利用されてい
る。また、酵母類から誘導されるβ−1,3−グルカン
類なども保湿剤として利用されている。 両親媒性物質:ボリグリセリン脂肪酸エステル,ショ糖
脂肪酸エステルなどは保湿剤として活用されている。
粧料に配合する試みがなされている。すなわち、下記の
物質が保湿剤として用いられている。 ムコ多糖類:皮膚のムコ多糖類は真皮結合組織間基質と
して存在し、保湿機能の面でヒアルロン酸に特に興味が
もたれ、単独で用いられるほか、蛋白複合体とアミノ酸
類などの保湿成分やビタミン類などの生理活性成分との
併用、エラスチン,ニンジンエキス,酵母抽出物などと
の併用例が多く報告されている。 蛋白質:最近化粧料に汎用されるようになったコラーゲ
ン,エラスチン,ケラチン等は保湿剤として活用されて
いる。 生体脂質:角質細胞間脂質(スフィンゴ脂質,コレステ
ロール,リン脂質等)も保湿効果が認められ、皮膚の水
分保持機能を高め、保湿に役立っている。 植物:植物抽出物も数多く保湿剤として利用されてい
る。例えば、ヨクイニン,アロエ,オクラ,クロバギン
ナンソウ,オウバク,カンゾウ,オウゴン,センキュ
ウ,ツバキ,メロン,ヘチマなど様々な植物成分の保湿
性が研究され、活用されている。 菌類:細菌類と担子菌類とが保湿剤として利用されてい
る。また、酵母類から誘導されるβ−1,3−グルカン
類なども保湿剤として利用されている。 両親媒性物質:ボリグリセリン脂肪酸エステル,ショ糖
脂肪酸エステルなどは保湿剤として活用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保湿剤の保湿効果は、未だ十分なものではなく、単独あ
るいは2種以上の物質を適宜組み合わせて用いられてき
たが、満足すべき保湿効果は得られていなかった。
保湿剤の保湿効果は、未だ十分なものではなく、単独あ
るいは2種以上の物質を適宜組み合わせて用いられてき
たが、満足すべき保湿効果は得られていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような現状の下に、
本発明者は上記課題を解決すべく種々研究を重ねた結
果、アリチアミン含有ニンニクエキスを既知の保湿剤と
併用することにより、優れた保湿効果と細胞賦活効果を
持ち、使用感に優れた化粧料が得られることを見出し、
本発明を完成した。
本発明者は上記課題を解決すべく種々研究を重ねた結
果、アリチアミン含有ニンニクエキスを既知の保湿剤と
併用することにより、優れた保湿効果と細胞賦活効果を
持ち、使用感に優れた化粧料が得られることを見出し、
本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明はアリチアミン含有ニン
ニクエキスを含有することを特徴とする化粧料を提供す
るものである。
ニクエキスを含有することを特徴とする化粧料を提供す
るものである。
【0006】本発明者は、既にアリチアミン含有ニンニ
クエキスの浴用剤としての温浴効果について研究し、こ
のものに顕著な保温効果があることを見出し、特許出願
している。この効果は血管拡張作用によるものであり、
末梢血流を促進し、細胞賦活効果がある。また、このも
のは各種アミノ酸を豊富に含み、優れた保湿効果を有し
ている。
クエキスの浴用剤としての温浴効果について研究し、こ
のものに顕著な保温効果があることを見出し、特許出願
している。この効果は血管拡張作用によるものであり、
末梢血流を促進し、細胞賦活効果がある。また、このも
のは各種アミノ酸を豊富に含み、優れた保湿効果を有し
ている。
【0007】図1にアリチアミン含有ニンニクエキスを
併用した場合と併用しない場合の保湿クリームの保湿力
を比較した結果を示した。図から明らかなように、アリ
チアミン含有ニンニクエキスを併用することにより、塗
布後の皮膚の水分含有量をより高めることを確認した。
併用した場合と併用しない場合の保湿クリームの保湿力
を比較した結果を示した。図から明らかなように、アリ
チアミン含有ニンニクエキスを併用することにより、塗
布後の皮膚の水分含有量をより高めることを確認した。
【0008】本発明に用いるアリチアミン含有ニンニク
エキスは、特開昭63−307812号公報に記載され
ているように、ビタミンB1 とニンニクエキスを適当な
条件下で共存させることによってアリチアミンを生成せ
しめ、次いで以下に例示する方法により、効率よくアリ
チアミン含有ニンニクエキスを得ることができる。ま
ず、常法によりニンニクを磨砕して得たニンニク搾汁液
にビタミンB1 塩(例えば塩酸塩,硝酸塩など)を原料
ニンニク当たり0.05〜3.0%、好ましくは0.5〜2.0
%添加し、pH6.0〜9.0、好ましくはpH7.0〜8.5
に調整する。次に、処理温度を50〜70℃、好ましく
は55〜65℃とし、5分〜4時間、好ましくは30分
〜2時間保温する。この後、生じた沈澱物を直ちに濾過
または遠心沈澱で除去することにより、ほとんど無臭に
近いアリチアミン含有ニンニクエキスを得ることができ
る。
エキスは、特開昭63−307812号公報に記載され
ているように、ビタミンB1 とニンニクエキスを適当な
条件下で共存させることによってアリチアミンを生成せ
しめ、次いで以下に例示する方法により、効率よくアリ
チアミン含有ニンニクエキスを得ることができる。ま
ず、常法によりニンニクを磨砕して得たニンニク搾汁液
にビタミンB1 塩(例えば塩酸塩,硝酸塩など)を原料
ニンニク当たり0.05〜3.0%、好ましくは0.5〜2.0
%添加し、pH6.0〜9.0、好ましくはpH7.0〜8.5
に調整する。次に、処理温度を50〜70℃、好ましく
は55〜65℃とし、5分〜4時間、好ましくは30分
〜2時間保温する。この後、生じた沈澱物を直ちに濾過
または遠心沈澱で除去することにより、ほとんど無臭に
近いアリチアミン含有ニンニクエキスを得ることができ
る。
【0009】上記のビタミンB1 塩の添加量,pH,処
理温度および処理時間が、それぞれ示した下限数値未満
では、アリチアミンの生成が不十分であり、反対に上限
数値を超えると、ニンニクエキスの成分が変質する可能
性がある。なお、生じた沈澱物を濾過または遠心沈澱で
除去するとき、必要に応じてセライト,パーライト等の
濾過助剤や塩化カルシウム,塩化マグネシウム等の蛋白
凝集剤を用いてもよい。また、pH3〜5として蛋白を
沈澱させて除去してもよい。このようにして得られたア
リチアミン含有ニンニクエキスの化粧料への配合量は0.
0005〜2.5%、好ましくは0.001〜0.05%であ
る。
理温度および処理時間が、それぞれ示した下限数値未満
では、アリチアミンの生成が不十分であり、反対に上限
数値を超えると、ニンニクエキスの成分が変質する可能
性がある。なお、生じた沈澱物を濾過または遠心沈澱で
除去するとき、必要に応じてセライト,パーライト等の
濾過助剤や塩化カルシウム,塩化マグネシウム等の蛋白
凝集剤を用いてもよい。また、pH3〜5として蛋白を
沈澱させて除去してもよい。このようにして得られたア
リチアミン含有ニンニクエキスの化粧料への配合量は0.
0005〜2.5%、好ましくは0.001〜0.05%であ
る。
【0010】また、併用する保湿剤としては特に制限は
ないが、例えばヒアルロン酸などのムコ多糖類、コラー
ゲン,エラスチンなどの蛋白質、スフィンゴ脂質,リン
脂質などの脂質類、ヨクイニン,アロエ,オクラ,クロ
バギンナンソウ,オウバク,カンゾウ,オウゴン,セン
キュウ,ツバキ,メロン,ヘチマなどの植物抽出エキ
ス、酵母類から誘導されるβ−1,3−グルカン類、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステルな
どの両親媒性物質などがある。これらの保湿成分は必ず
しも単独でアリチアミン含有ニンニクエキスと配合され
る必要はなく、これらが適宜組み合わされていても良
い。
ないが、例えばヒアルロン酸などのムコ多糖類、コラー
ゲン,エラスチンなどの蛋白質、スフィンゴ脂質,リン
脂質などの脂質類、ヨクイニン,アロエ,オクラ,クロ
バギンナンソウ,オウバク,カンゾウ,オウゴン,セン
キュウ,ツバキ,メロン,ヘチマなどの植物抽出エキ
ス、酵母類から誘導されるβ−1,3−グルカン類、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステルな
どの両親媒性物質などがある。これらの保湿成分は必ず
しも単独でアリチアミン含有ニンニクエキスと配合され
る必要はなく、これらが適宜組み合わされていても良
い。
【0011】本発明の化粧料は上記成分のほかに通常化
粧料に配合される各種油脂類,界面活性剤,防腐剤,粘
度調整剤,ビタミン・ミネラルなどの薬効剤,他の潤滑
剤,香料,アルコール類,水などを適宜配合することに
より、例えばクリーム,乳液,化粧水,エッセンス,ク
レンジングフォーム,ローション,シャンプー,リンス
などの形態とすることができる。
粧料に配合される各種油脂類,界面活性剤,防腐剤,粘
度調整剤,ビタミン・ミネラルなどの薬効剤,他の潤滑
剤,香料,アルコール類,水などを適宜配合することに
より、例えばクリーム,乳液,化粧水,エッセンス,ク
レンジングフォーム,ローション,シャンプー,リンス
などの形態とすることができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらによって制限されるものではない。 製造例1 生ニンニク5kgを粉砕, 搾汁して得たエキスに塩酸チア
ミン50gを添加し、pH8として60℃で1時間保温
した後、遠心分離して得られた上澄み液を濃縮乾固し
て、アリチアミン含有ニンニクエキス1kgを得た。
発明はこれらによって制限されるものではない。 製造例1 生ニンニク5kgを粉砕, 搾汁して得たエキスに塩酸チア
ミン50gを添加し、pH8として60℃で1時間保温
した後、遠心分離して得られた上澄み液を濃縮乾固し
て、アリチアミン含有ニンニクエキス1kgを得た。
【0013】実施例1 パラフィン5g,セタノール1.5g,ワセリン10g,
スクワラン8g,サラシミツロウ4g,流動パラフィン
25g,モノステアリン酸グリセリン3g,ポリオキシ
エチレンモノラウリン酸エステル(20E.O.)3
g,パラオキシ安息香酸メチル0.2gおよび香料0.2g
を混合し、加熱、溶解して65℃に保った(油相)。精
製水35gに製造例1で得たアリチアミン含有ニンニク
エキス0.005g,コラーゲン2g,エラスチン2g,
ヒアルロン酸ナトリウム0.02gおよびグリセリン1g
を加え65℃に保った(水相)。次いで、油相に水相を
加えてかき混ぜ、ホモゲナイザーにより均一に乳化した
後、30℃まで冷却してクレンジングクリーム100g
を得た。
スクワラン8g,サラシミツロウ4g,流動パラフィン
25g,モノステアリン酸グリセリン3g,ポリオキシ
エチレンモノラウリン酸エステル(20E.O.)3
g,パラオキシ安息香酸メチル0.2gおよび香料0.2g
を混合し、加熱、溶解して65℃に保った(油相)。精
製水35gに製造例1で得たアリチアミン含有ニンニク
エキス0.005g,コラーゲン2g,エラスチン2g,
ヒアルロン酸ナトリウム0.02gおよびグリセリン1g
を加え65℃に保った(水相)。次いで、油相に水相を
加えてかき混ぜ、ホモゲナイザーにより均一に乳化した
後、30℃まで冷却してクレンジングクリーム100g
を得た。
【0014】実施例2 ステアリン酸10g,パルミチン酸10g,ミリスチン
酸12g,ラウリル酸4g,オレイルアルコール1.5
g,精製ラノリン1gおよびパラオキシ安息香酸メチル
0.2gを加熱、溶解し70℃に保った(油相)。精製水
37gに水酸化カリウム6gを加えて加熱した。これに
グリセリン13gを添加して直ちに70℃に調整した
後、油相をかき混ぜながら徐々に加えた。添加後は暫く
70℃付近に保ち、ケン化反応を終了させた。50℃ま
で冷却して製造例1で得たアリチアミン含有ニンニクエ
キス0.003g,コラーゲン3g,エラスチン2g,ヒ
アルロン酸ナトリウム0.005gおよび香料0.3gを加
え、均一になるように十分かき混ぜながらさらに25℃
まで冷却して洗顔フォーム100gを得た。
酸12g,ラウリル酸4g,オレイルアルコール1.5
g,精製ラノリン1gおよびパラオキシ安息香酸メチル
0.2gを加熱、溶解し70℃に保った(油相)。精製水
37gに水酸化カリウム6gを加えて加熱した。これに
グリセリン13gを添加して直ちに70℃に調整した
後、油相をかき混ぜながら徐々に加えた。添加後は暫く
70℃付近に保ち、ケン化反応を終了させた。50℃ま
で冷却して製造例1で得たアリチアミン含有ニンニクエ
キス0.003g,コラーゲン3g,エラスチン2g,ヒ
アルロン酸ナトリウム0.005gおよび香料0.3gを加
え、均一になるように十分かき混ぜながらさらに25℃
まで冷却して洗顔フォーム100gを得た。
【0015】実施例3 精製水77.1gに製造例1で得たアリチアミン含有ニン
ニクエキス0.005g,コラーゲン2g,エラスチン2
g,ヒアルロン酸ナトリウム0.01g,グリセリン5g
およびパラアミノ安息香酸エチル1gを加え、室温下に
溶解した。一方、エタノール10gにオレイルアルコー
ル0.1g,dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム1
g,ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エス
テル(20E.O.)1g,ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル(20E.O.)0.5g、パラオキシ安息香
酸メチル0.2gおよび香料0.1gを加えて室温下に溶解
し、前述の精製水部に加えて可溶化した。これを濾過し
てスキンローション100gを得た。
ニクエキス0.005g,コラーゲン2g,エラスチン2
g,ヒアルロン酸ナトリウム0.01g,グリセリン5g
およびパラアミノ安息香酸エチル1gを加え、室温下に
溶解した。一方、エタノール10gにオレイルアルコー
ル0.1g,dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム1
g,ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エス
テル(20E.O.)1g,ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル(20E.O.)0.5g、パラオキシ安息香
酸メチル0.2gおよび香料0.1gを加えて室温下に溶解
し、前述の精製水部に加えて可溶化した。これを濾過し
てスキンローション100gを得た。
【0016】実施例4 精製水66.5gに製造例1で得たアリチアミン含有ニン
ニクエキス0.01g,コラーゲン3g,エラスチン2
g,ヒアルロン酸ナトリウム0.01g,グリセリン3g
およびトリエタノールアミン1gを加え、加熱、混合し
た。一方、ステアリン酸2g,スクワラン6g,サラシ
ミツロウ4g,流動パラフィン10g,ポリオキシエチ
レンモノオレイン酸エステル(10E.O.)2g,香
料0.3gおよびパラオキシ安息香酸メチル0.2gを加
熱、混合し、70℃とした。この油相部を前述した水相
部に加えてホモミキサーで均一に乳化し、30℃まで冷
却して乳液100gを得た。
ニクエキス0.01g,コラーゲン3g,エラスチン2
g,ヒアルロン酸ナトリウム0.01g,グリセリン3g
およびトリエタノールアミン1gを加え、加熱、混合し
た。一方、ステアリン酸2g,スクワラン6g,サラシ
ミツロウ4g,流動パラフィン10g,ポリオキシエチ
レンモノオレイン酸エステル(10E.O.)2g,香
料0.3gおよびパラオキシ安息香酸メチル0.2gを加
熱、混合し、70℃とした。この油相部を前述した水相
部に加えてホモミキサーで均一に乳化し、30℃まで冷
却して乳液100gを得た。
【0017】実施例5 精製水30gに製造例1で得たアリチアミン含有ニンニ
クエキス0.01g,コラーゲン5g,エラスチン3gお
よびヒアルロン酸ナトリウム0.01gを加え、加熱して
70℃に保った。一方、サラシミツロウ6g,セタノー
ル5g,還元ラノリン4g,スクワラン37.5g,脂肪
酸グリセリン4g,親油型モノステアリン酸グリセリン
2g,ボリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エ
ステル(20E.O.)2g,香料0.5gおよびパラオ
キシ安息香酸メチル0.2gを混合し、加熱、溶解して7
0℃とした。この油相部を前述した水相部に加えてホモ
ミキサーで均一に乳化し、30℃まで冷却して保湿クリ
ーム100gを得た。
クエキス0.01g,コラーゲン5g,エラスチン3gお
よびヒアルロン酸ナトリウム0.01gを加え、加熱して
70℃に保った。一方、サラシミツロウ6g,セタノー
ル5g,還元ラノリン4g,スクワラン37.5g,脂肪
酸グリセリン4g,親油型モノステアリン酸グリセリン
2g,ボリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エ
ステル(20E.O.)2g,香料0.5gおよびパラオ
キシ安息香酸メチル0.2gを混合し、加熱、溶解して7
0℃とした。この油相部を前述した水相部に加えてホモ
ミキサーで均一に乳化し、30℃まで冷却して保湿クリ
ーム100gを得た。
【0018】実施例6 実施例5で得たアリチアミン含有ニンニクエキス配合保
湿クリームとアリチアミン含有ニンニクエキスを含まな
いことのみが異なる保湿クリームについて塗布による角
層水分量の経時的変化を比較した。角層水分量の測定は
SKICON−200(IBS社製)を用いて行った。
測定部位は前腕内側部で、それぞれの保湿クリームの塗
布前,塗布直後,30分後および60分後について測定
した。結果を図1に示した。図より、アリチアミン含有
ニンニクエキスを配合することにより保湿効果がより高
まることが判った。
湿クリームとアリチアミン含有ニンニクエキスを含まな
いことのみが異なる保湿クリームについて塗布による角
層水分量の経時的変化を比較した。角層水分量の測定は
SKICON−200(IBS社製)を用いて行った。
測定部位は前腕内側部で、それぞれの保湿クリームの塗
布前,塗布直後,30分後および60分後について測定
した。結果を図1に示した。図より、アリチアミン含有
ニンニクエキスを配合することにより保湿効果がより高
まることが判った。
【0019】試験例2 実施例1〜5と同様にして得たクレンジングクリーム,
洗顔フォーム,スキンローション,乳液,保湿クリーム
について、23〜57才の女性30名を被験者として使
用感テストを実施した。試験項目および結果は以下の通
りであり、アリチアミン含有ニンニクエキスを配合した
ものは非常に使用感の良好な化粧料であることが判っ
た。
洗顔フォーム,スキンローション,乳液,保湿クリーム
について、23〜57才の女性30名を被験者として使
用感テストを実施した。試験項目および結果は以下の通
りであり、アリチアミン含有ニンニクエキスを配合した
ものは非常に使用感の良好な化粧料であることが判っ
た。
【0020】クレンジングクリーム 肌への伸び:非常によい10%、良い60%、どちらと
も言えない30% クリームの拭き取り良さ:非常によい6.6%、良い46.
6%、どちらとも言えない36.6%、悪い10% 汚れの落ち具合:非常によい10%、良い70%、どち
らとも言えない20% ニンニン臭:全く気にならない50%、気にならない2
6.7%、どちらとも言えない6.6%、やや気になる16.
7%
も言えない30% クリームの拭き取り良さ:非常によい6.6%、良い46.
6%、どちらとも言えない36.6%、悪い10% 汚れの落ち具合:非常によい10%、良い70%、どち
らとも言えない20% ニンニン臭:全く気にならない50%、気にならない2
6.7%、どちらとも言えない6.6%、やや気になる16.
7%
【0021】洗顔フォーム 泡だち:非常によい26.6%、良い53.3%、どちらと
も言えない20% 洗い流し易さ:非常によい20%、良い50%、どちら
とも言えない20%、悪い10% 汚れの落ち具合:非常によい10%、良い66.6%、ど
ちらとも言えない20%、悪い3.4% ニンニン臭:全く気にならない30%、気にならない4
0%、どちらとも言えない13.7%、やや気になる16.
7% 肌のつっぱり感:全く気にならない26.7%、気になら
ない46.6%、どちらとも言えない20%、やや気にな
る6.7% 肌の感じ:非常にしっとりしている6.7%、しっとりし
ている43.3%、どちらとも言えない26.6%、ややさ
っぱりしている16.6%、非常にさっぱりしている6.8
%
も言えない20% 洗い流し易さ:非常によい20%、良い50%、どちら
とも言えない20%、悪い10% 汚れの落ち具合:非常によい10%、良い66.6%、ど
ちらとも言えない20%、悪い3.4% ニンニン臭:全く気にならない30%、気にならない4
0%、どちらとも言えない13.7%、やや気になる16.
7% 肌のつっぱり感:全く気にならない26.7%、気になら
ない46.6%、どちらとも言えない20%、やや気にな
る6.7% 肌の感じ:非常にしっとりしている6.7%、しっとりし
ている43.3%、どちらとも言えない26.6%、ややさ
っぱりしている16.6%、非常にさっぱりしている6.8
%
【0022】スキンローション 肌への刺激:全く気にならない43.3%、気にならない
23.3%、どちらとも言えない13.3%、やや気になる
20% べたつき感:全く気にならない40%、気にならない4
0%、どちらとも言えない10%、やや気になる10% 肌へのなじみ:非常によい6.7%、良い66.7%、どち
らとも言えない20%、悪い6.6% ニンニン臭:全く気にならない46.7%、気にならない
30%、どちらとも言えない13.3%、やや気になる1
0% 肌の感じ:非常にしっとりしている16.7%、しっとり
している46.6%、どちらとも言えない23.3%、やや
さっぱりしている13.4%
23.3%、どちらとも言えない13.3%、やや気になる
20% べたつき感:全く気にならない40%、気にならない4
0%、どちらとも言えない10%、やや気になる10% 肌へのなじみ:非常によい6.7%、良い66.7%、どち
らとも言えない20%、悪い6.6% ニンニン臭:全く気にならない46.7%、気にならない
30%、どちらとも言えない13.3%、やや気になる1
0% 肌の感じ:非常にしっとりしている16.7%、しっとり
している46.6%、どちらとも言えない23.3%、やや
さっぱりしている13.4%
【0023】乳液 肌への刺激:全く気にならない50%、気にならない3
0%、どちらとも言えない13.3%、やや気になる6.7
% べたつき感:全く気にならない3.3%、気にならない4
0%、どちらとも言えない33.3%、やや気になる13.
3%、非常に気になる10% 肌へのなじみ:良い46.7%、どちらとも言えない46.
7%、悪い6.6% ニンニン臭:全く気にならない46.7%、気にならない
33.3%、どちらとも言えない13.3%、やや気になる
6.7% 肌の感じ:非常にしっとりしている20%、しっとりし
ている60%、どちらとも言えない20%
0%、どちらとも言えない13.3%、やや気になる6.7
% べたつき感:全く気にならない3.3%、気にならない4
0%、どちらとも言えない33.3%、やや気になる13.
3%、非常に気になる10% 肌へのなじみ:良い46.7%、どちらとも言えない46.
7%、悪い6.6% ニンニン臭:全く気にならない46.7%、気にならない
33.3%、どちらとも言えない13.3%、やや気になる
6.7% 肌の感じ:非常にしっとりしている20%、しっとりし
ている60%、どちらとも言えない20%
【0024】保湿クリーム 肌への伸び:非常によい26.7%、良い50%、どちら
とも言えない23.3% べたつき感:全く気にならない6.7%、気にならない3
6.6%、どちらとも言えない16.6%、やや気になる2
6.7%、非常に気になる13.4% 肌へのなじみ:非常によい10%、良い66.6%、どち
らとも言えない23.4% ニンニン臭:全く気にならない36.7%、気にならない
36.7%、どちらとも言えない20%、やや気になる6.
6% 肌の感じ:非常にしっとりしている40%、しっとりし
ている53.3%、どちらとも言えない6.7%
とも言えない23.3% べたつき感:全く気にならない6.7%、気にならない3
6.6%、どちらとも言えない16.6%、やや気になる2
6.7%、非常に気になる13.4% 肌へのなじみ:非常によい10%、良い66.6%、どち
らとも言えない23.4% ニンニン臭:全く気にならない36.7%、気にならない
36.7%、どちらとも言えない20%、やや気になる6.
6% 肌の感じ:非常にしっとりしている40%、しっとりし
ている53.3%、どちらとも言えない6.7%
【0025】
【発明の効果】本発明の化粧料は、ヒアルロン酸などの
ムコ多糖類やその他保湿剤として用いられている各種成
分を単独あるいは組み合わせて含有されている従来の化
粧料に比べて、はるかに保湿効果が高く、細胞賦活効果
もあり、その上使用感、例えば肌への伸び,しっとり
感,肌へのなじみ,肌への滑らかさ,ファンデーション
のノリが良く、使い心地が極めて良好な化粧料である。
ムコ多糖類やその他保湿剤として用いられている各種成
分を単独あるいは組み合わせて含有されている従来の化
粧料に比べて、はるかに保湿効果が高く、細胞賦活効果
もあり、その上使用感、例えば肌への伸び,しっとり
感,肌へのなじみ,肌への滑らかさ,ファンデーション
のノリが良く、使い心地が極めて良好な化粧料である。
【図1】 保湿クリームについての塗布による角質水分
量の経時的変化を示すグラフである。
量の経時的変化を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/50
Claims (1)
- 【請求項1】 アリチアミン含有ニンニクエキスを配合
することを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5303233A JPH07133208A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5303233A JPH07133208A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07133208A true JPH07133208A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17918485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5303233A Pending JPH07133208A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07133208A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09323923A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-16 | Ribu Life:Kk | 皮膚清浄化剤 |
KR20010010118A (ko) * | 1999-07-16 | 2001-02-05 | 정숙자 | 항균·살충성 비누조성물 및 그 제조방법 |
KR100333441B1 (ko) * | 1998-06-30 | 2002-11-27 | 강태용 | 유상무취마늘유로부터의알리인-비타민b1성분을함유하는피부미백용비누 |
JP2004051533A (ja) * | 2002-07-19 | 2004-02-19 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ヒアルロン酸合成促進剤 |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP5303233A patent/JPH07133208A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09323923A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-16 | Ribu Life:Kk | 皮膚清浄化剤 |
KR100333441B1 (ko) * | 1998-06-30 | 2002-11-27 | 강태용 | 유상무취마늘유로부터의알리인-비타민b1성분을함유하는피부미백용비누 |
KR20010010118A (ko) * | 1999-07-16 | 2001-02-05 | 정숙자 | 항균·살충성 비누조성물 및 그 제조방법 |
JP2004051533A (ja) * | 2002-07-19 | 2004-02-19 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ヒアルロン酸合成促進剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3112436B2 (ja) | 特に、皮膚の顔貌の明るさを改良し、皺を処置するための角質溶解剤としての蜂蜜の使用 | |
JPS63275506A (ja) | 皮膚化粧料 | |
US5993857A (en) | Cosmetic skin cleanser based on natural active substances | |
JPH09110628A (ja) | 脂漏症を処理するための活性剤としてアスコルビン酸を含む化粧用および/または皮膚科学用組成物 | |
JPS59134706A (ja) | 化粧料 | |
JP4070065B2 (ja) | 肌あれ防止・改善用皮膚外用剤 | |
JPH10279466A (ja) | 外用剤 | |
JPH10194947A (ja) | 麻科植物の抽出物を含む化粧料組成物 | |
JPH07133208A (ja) | 化粧料 | |
JP2001288068A (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP2694756B2 (ja) | 二価三価鉄塩配合化粧品 | |
JP4310008B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2004010480A (ja) | 角層剥離剤 | |
JPH09241150A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2000344697A (ja) | 長鎖分岐アルコール及びこれを用いた化粧料及び外用剤 | |
JPH08157337A (ja) | 頭髪化粧料 | |
JPH10279427A (ja) | 保湿化粧料組成物 | |
JP2001031554A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH10182409A (ja) | 化粧料 | |
JPH10194946A (ja) | シワ改善剤および皮膚化粧料 | |
JPH08119829A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2004244319A (ja) | 化粧料及び皮膚外用剤 | |
JP3904357B2 (ja) | 合成界面活性剤を含有しない化粧料用乳化物の製造法 | |
JP2001072570A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2000344651A (ja) | 皮膚外用剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030122 |