JPH025228B2 - - Google Patents

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JPH025228B2
JPH025228B2 JP59057165A JP5716584A JPH025228B2 JP H025228 B2 JPH025228 B2 JP H025228B2 JP 59057165 A JP59057165 A JP 59057165A JP 5716584 A JP5716584 A JP 5716584A JP H025228 B2 JPH025228 B2 JP H025228B2
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JP
Japan
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window frame
gutter body
concrete
base
concrete wall
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59057165A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60199186A (ja
Inventor
Jujiro Totsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISE BOSUI KOGYO JUGEN
Original Assignee
ISE BOSUI KOGYO JUGEN
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Publication date
Application filed by ISE BOSUI KOGYO JUGEN filed Critical ISE BOSUI KOGYO JUGEN
Priority to JP5716584A priority Critical patent/JPS60199186A/ja
Publication of JPS60199186A publication Critical patent/JPS60199186A/ja
Publication of JPH025228B2 publication Critical patent/JPH025228B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンクリート建物における窓枠部分の
防水方法に関するものである。
一般に、コンクリート建物に窓枠を設けるとき
は、第1図の様に、コンクリート壁1の要所に図
示実線1′(コンクリート壁1の内面縁)で枠囲
いする方形の開口部を形成し、その開口部に所要
の窓枠2をはめ、コンクリート壁1から伸長した
保持筋4に窓枠2を固定し、窓枠2の周囲にはそ
の作業に必要な帯状の空間部3(概ね7〜15cm程
度の幅)を残して取付けられる。そして空間部3
には、後からコンクリート等が打ち込まれて窓枠
部分の工事を施工する。
従つて、空間部3に打ち込まれたコンクリート
部分は、特に窓枠2の隅部にクラツク5が発生す
ることが避けられず、クラツク5を伝つて雨水が
浸入し、屋内に雨漏り現象を生ずることが多い。
そして、以上の雨漏り現象を生じたときは、止む
を得ずクラツク5から防水剤を圧入して防水対策
をしているが、完全に屋内浸水を防止することは
通常困難とされている。
本発明は、以上の従来の窓枠部分の防水上の難
点を解消するのが目的である。
以上の課題を解決する本発明の防水方法は、以
下の手段が採択されている。即ち、本発明方法の
概念図を示す第1図と本発明の防水方法に用いる
樋体6を示す第3図を参照して、コンクリート壁
の窓枠用開口部の内面と帯状の空間部3を介して
窓枠2を装着し、空間部3にコンクリート充填す
るコンクリート壁の窓枠部分において、 「板状の基部7と、基部7の左側縁または右側
縁に板状の案内部8を一体に立設したL字形状を
有すると共に、基部7の上面に流水溝10を凹設
し、基部7の前縁に流水溝10の排水部を設け、
弾性質にしてコンクリート非接着性の樋体6」
を、前記窓枠用開口部の下端隅部の内面に基部7
と案内部8を添わせると共に、該排水部をコンク
リート壁の外側面に臨ませて予め装着し、しかる
のち、空間部3を充填して樋体6を埋め込み固定
し、樋体6を緩衝材になすと共に、樋体6によつ
て浸入雨水を集水排水させることを特徴とするコ
ンクリート壁の窓枠部分の防水方法」によつて構
成されている。
以下本発明の一実施例を示す図面を参照して詳
しく説明する。図の第3図は、本発明一実施例に
用いる樋体6の正投象図(背面図は正面図と対称
にあらわれる)、第4〜7図は第3図の樋体6を
用いた本発明防水方法の手順と作用を示してい
る。
図において、本発明の防水方法に用いる樋体6
は、例えばゴム等の弾性質でコンクリートと非接
着性の材質で形成され、基部7と案内部8が相互
の内面を直角に交差するL字形になつており、基
部8は樋体6の主要部を構成し、該L字形の内側
となる基部7の表面には流水溝10が凹設してあ
る。流水溝10は案内部8と基部7の表面に伝わ
る雨水を集め樋体6の前方に流出できるよう、案
内部8によつて一方を、また他の二方を段差1
0′で枠囲いした溝状になり、基部7の前端縁部
7′に向つて傾斜し、その端部が排水部10″にな
つている。そして、樋体6は図示の右勝手(正面
からみて案内部8が基部7の右端にある形状のも
の)と左勝手(正面からみて案内部8が基部7の
左端にある形状のもの)が対として形成される。
なお、図中の14は、流水溝10の中央に突設
した補強用隆起部であり、樋体6をコンクリート
に埋設するとき、下方から受けるコンクリートの
打設圧による流水溝10の変形防止を意図したも
のである。また案内部8の上端9は、雨水を基部
7の方向に流す様に勾配が付してある。また、図
中の11は樋体6を取付ける釘孔である。
以上の構成の樋体6を用いて、本発明の防水方
法は以下の様に施工される。即ち、第4〜7図を
参照して、 ● まず、窓枠2を取付けるコンクリート壁を打
設するとき、前記の窓枠用開口部を設けるため
のコンクリート打設用枠体13の下方の両隅部
の外側に、第4図示の様に(図は該隅部の右側
のみを示している)樋体6の内面を当接させ、
釘孔11によつて左右勝手の一対の樋体6A,
6Bを釘止めする。このとき、樋体6A,6B
はいずれも排水部10″のある前面を、打設さ
れるコンクリート壁の外側面に概ね合せてお
く。
● つぎに、第5図の様に、コンクリート壁1を
打設し、その養生後、樋体6A,6Bを残して
型枠13を外し、しかるのち窓枠2の周囲に残
存した空間部3にコンクリートを打設充填す
る。かくして、コンクリート壁1の内面1′と
樋体6の表面が揃い、かつ第6図の様に樋体6
の基部7の前端7′がコンクリート壁1の前面
に沿つた状態に樋体6が窓用開口部の下部の両
隅に埋め込まれ、当該工事を終了する。
以上の本発明の防水方法によると、流水溝10
を有する樋体6が、窓用開口部の下部の両隅部分
のコンクリート壁1に埋め込まれ、流水溝10は
コンクリート壁1の外面に排水部10″を臨ませ
て配列構成されるので、第7図の様に、空間部3
を埋めた充填部分にクラツク5を生じたり、剥離
し易い窓枠2と該充填部分との接面や該充填部分
とコンクリート壁1の接面部位に剥離を生じて
も、クラツク5や該剥離部分に浸入した雨水は自
然に下方に伝わり、下方隅部のクラツク5等を介
して樋体6に集水される。そして、それ等の雨水
は樋体6の流水溝10に集水され、該充填物と接
着していない樋体6の表面に存在する間隙を伝わ
つてコンクリート壁1の外側へ排水される。なお
このとき、コンクリート壁1の内面1′を伝わる
雨水は、樋体6の案内部8に案内されて基部7に
導かれ、排水される。
そして、本発明の防水方法は、下記の特有作用
がある。即ち、剛体性のコンクリート製の窓枠用
開口部の下部隅部に添わせて、L字形弾性質にし
てコンクリート非接着性の樋体6を装着するの
で、樋体6は、該窓枠用開口部のコンクリートと
空間部3のコンクリート充填物が接合する隅部に
介着された弾性質緩衝材として機能し、その隅部
が柔構造として作用する。従つて、膨張収縮係数
が大きい金属製窓枠2と剛体性の窓枠用開口部に
介在して複雑な応力を受ける空間部3の隅部のコ
ンクリート充填物は、樋体6によつて、該窓枠用
開口部のコンクリートと隔絶されると共に、その
複雑な発生応力が吸収緩和されるので、該コンク
リート充填物(即ち、空間部3部位)のクラツク
5が小形化すると共に少なくなり、窓枠部分の雨
水浸入の主原因の発生を減殺抑止して当該部分の
防水効果を一段と向上する作用がある。
さらに、樋体6は窓枠用開口部のコンクリート
枠13に釘止め等によつて仮止めして位置ぎめさ
れ、そのまま該窓枠用開口部のコンクリートと空
間部3のコンクリート充填物に埋め込まれるの
で、コンクリートの層間介装物としての装着手段
は極めて簡便であると共に、埋め込まれた樋体6
は、上面に凹設された流水溝10がコンクリート
充填物への係止溝として作用し、その装着姿勢を
安定させるので、経時的に樋体6が位置ずれした
り、コンクリート壁から突き出る等の不具合がな
く、極めて長期間に亘つて安定して機能する利点
がある。
なお、本発明の前記の構成において、樋体6の
装着姿勢は、第2図のように、窓枠用開口部の内
面に樋体6の内側面を合せるのみではなく、窓枠
用開口部の内面に樋体6の外側面を合せて配列し
ても良い。
以上の説明のように、本発明の防水方法は、簡
便な施工手段によつて雨水の浸入原因を低減抑止
すると共に、浸入雨水を屋外排出し、コンクリー
ト壁の窓枠部分の有効な防水を図る有用な効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図:従来の窓枠部分の工事方法を示す正面
図、第2図:本発明一実施例の窓枠部分の全体を
示す正面図、第3図:本発明一実施例に用いる樋
体の正投象図を示し、Aはその正面図、Bはその
平面図、Cはその底面図、Dはその左側面図、E
はその右側面図、FはBのAA断面図、第4,5
図:第3図示の樋体を用いた本発明一実施例の部
分正面図、第6図:第5図のBB端面図、第7
図:本発明の作用状態を示す正面図。 主な符号、1:コンクリート壁、2:窓枠、
3:空間部、6:樋体、7:基部、8:案内部、
10:流水溝、10′:段差、10″:排水部、1
1:釘孔、13:コンクリート枠。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンクリート壁の窓枠用開口部の内面と帯状
    の空間部3を介して窓枠2を装着し、空間部3に
    コンクリート充填するコンクリート壁の窓枠部分
    において、 「板状の基部7と、基部7の左側縁または右側
    縁に板状の案内部8を一体に立設したL字形状を
    有すると共に、基部7の上面に流水溝10を凹設
    し、基部7の前縁に流水溝10の排水部を設け、
    弾性質にしてコンクリート非接着性の樋体6」
    を、前記窓枠用開口部の下端隅部の内面に基部7
    と案内部8を添わせると共に、該排水部をコンク
    リート壁の外側面に臨ませて予め装着し、しかる
    のち、空間部3を充填して樋体6を埋め込み固定
    し、樋体6を緩衝材になすと共に、樋体6によつ
    て浸入雨水を集水排水させることを特徴とするコ
    ンクリート壁の窓枠部分の防水方法。
JP5716584A 1984-03-23 1984-03-23 コンクリ−ト壁の窓枠部分の防水方法 Granted JPS60199186A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5716584A JPS60199186A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 コンクリ−ト壁の窓枠部分の防水方法

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JPS60199186A JPS60199186A (ja) 1985-10-08
JPH025228B2 true JPH025228B2 (ja) 1990-02-01

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JPH0274488U (ja) * 1988-11-29 1990-06-07
JPH0274487U (ja) * 1988-11-29 1990-06-07
JPH0274489U (ja) * 1988-11-29 1990-06-07
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