JPH0250900B2 - - Google Patents

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JPH0250900B2
JPH0250900B2 JP58205574A JP20557483A JPH0250900B2 JP H0250900 B2 JPH0250900 B2 JP H0250900B2 JP 58205574 A JP58205574 A JP 58205574A JP 20557483 A JP20557483 A JP 20557483A JP H0250900 B2 JPH0250900 B2 JP H0250900B2
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JP
Japan
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under reduced
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JP58205574A
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JPS59112959A (ja
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Yutaka Hashimoto
Masayuki Kamei
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式 Rf―Z―Q1―N(R)―Q2―SO3M () (但し、式中のRf、Z、Q1、R、Q2およびMに
ついては後述する)にて表わされる如き、分子内
にパーフロロ脂肪族基を含む基Rfとアミノスル
ホネート基―N(R)Q2SO3を含有することによ
り特徴づけられる新規な含フツ素アミノスルホネ
ート型界面活性剤の製造方法に関する。 両性界面活性剤は、イオン性を異にした他種の
界面活性剤との相溶性にすぐれていることから、
汎用性のある界面活性剤として近年注目を集めて
いる。 含フツ素脂肪族基として例えばパーフロロアル
キル基を含有した両性界面活性剤においても、そ
の水溶性の表面張力低下能、起泡性などの界面活
性特性において、炭化水素、アルキル基を含有し
た両性界面活性剤よりも優れていることが知られ
るようになり、高価格という経済的デメリツトを
克服して種々の用途への応用がはかられつつあ
る。 公知の含フツ素両性界面活性剤は、分子内にメ
チル基、エチル基あるいはヒドロキシエチル基な
どにより四級化された窒素原子を含むベタイン型
として分類されうるものである。 これら公知のベタイン型両性界面活性剤は、等
電点付近のPHにおいて、界面活性特性即ち表面張
力低下能、起泡性、水への溶解性、耐硬水性など
に関し、十分な性能を発揮し得ないことがおうお
うにして見られる。 本発明者等は前記の観点から鋭意研究を行つた
結果、一般式()にて示されるアミノスルホネ
ート型両性界面活性化合物が種々の界面活性特性
において、例えば表面張力低下能、起泡性、耐硬
水性、あるいは溶解性などにおいて、公知のベタ
イン型両性界面活性化合物よりも予想を越えて優
れていることを発見し、本発明を完成するに至つ
たものである。 即ち本発明は一般式()即ち、Rf―Z―Q2
―N(R)Hの含フツ素アミノ化合物にアルカリ
物質存在下でYQ2SO3Mを反応させ、一般式
() Rf−Z―Q1―N(R)―Q2―SO3M () で表わされる含フツ素アミノスルホネート型両性
界面活性化合物の製造方法を提供するものであ
る。 一般式()におけるRfは、炭素数1〜16の
パーフロロ脂肪族基であり、その様なもののうち
好ましいものの例としては、パーフロロアルキル
基もしくはパーフロロアルケニル基であり、直鎖
状、分枝状、環状(例えばシクロヘキシルのよう
な基)またはそれらを組合わせたもののいずれで
もよく、更に主鎖中に酸素原子の介入したもの、
例えば(CF32CFOCF2CF2―などでもよい。 Zは、2価の連結基で、―SO2N(R1)―、―
CON(R1)―、―(CH2CH2)iSO2N(R1)―、
―(CH2CH2)iCON(R1)―、
【式】
【式】
【式】(―OCH2CH2)―g N(R1)― (但し、gは1〜3の整数を表わす)、または―
CH2CH2N(R1)―(但し、R1は水素原子または
炭素数1〜12のアルキル基を、iは1〜10の整数
を表わす)等の基であり、Q1は―(CH2)j―
(但し、Jは1〜6の整数を表わす)または
【式】(但し、R2は水素原子または 炭素数2〜3のアルキル基を表わす)である。 Rは、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基も
しくはヒドロキシアルキル基、―Q2SO3Mまたは
―(CH2)kCOOM(但し、kは1〜4の整数を
表わす)である。 Q2は、―(CH2l―(但し、lは1〜4の整数
を表わす)、
【式】(但し、R2は 水素または炭素数2〜3なるアルキル基を表わ
す。)、または
【式】である。 Mは陽イオン性の原子もしくは原子団で、水素
原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属もしくは
―N(H)m(R4)n(但し、R4は炭素原子数1〜
3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を、
m、nは0〜4の整数でm+n=4を満すものを
表わす)である。 Yは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子もしくは
OHを表わす。 アルカリ物質とは、Na、K、Li、第三級アミ
ン例えばトリエチルアミン、ピリジン、トリ―n
―ブチルアミン等のアルカリ性を示すものが好ま
しい。 本発明の製造方法によれば含フツ素アミノスル
ホネートは、高収率かつ経済的に製造することが
できる。 まず通常容易に入手される反応性のパーフロロ
アルキルカルボン酸、パーフロロアルキルスルホ
ン酸、それらの酸ハライドもしくはエステル、
Rf(CH2CH2)iSO2X、
【式】 または
【式】(但し、Xはフツ 素以外のハロゲン)を出発原料とし、これと式
H2NQ1NHRで表わされるジアミンを反応させて
前記一般式()の含フツ素アミノ化合物(Rf
―Z―Q1―N(R)H)が得られる。そして、含
フツ素アミノ化合物を好ましくはアルカリ物質の
存在下でYQ2SO3M(但しYはフツ素以外のハロ
ゲンもしくはOH)とを温度0〜120℃、好まし
くは50〜100℃、反応時間2〜20時間、好ましく
は5〜14時間の条件で縮合反応せしめることによ
り一般式()にて示される含フツ素アミノスル
ホネートを高収率でかつ経済的に製造することが
できる。 又、中間体である含フツ素アミノ化合物
RfZQ1NHRは、公知の他の方法を用いても製造
することができる。 例えば別法として、RfZHにて表わされる酸ア
ミドをNaOCH3あるいはNaHによりNa塩に置き
換えたのち、エピクロルヒドリンを作用させて含
フツ素エポキサイド
【式】を製造 する。次にこれにアミンH2NRを作用させること
によつて、含フツ素ヒドロキシアミノ化合物
RfZCH2CH(OH)CH2NHRが製造される。 本発明の含フツ素アミノスルホネートの具体的
例として次の如きものが挙げられる。 C8F17SO2NH(CH23N(CH3)(CH2)SO3Na C8F17SO2NH(CH23N(CH2CH2OH)
(CH23SO3Na C6F13SO2N(CH3)(CH23N(C2H5)CH2CH
(OH)CH2SO3K C7F15CONH(CH22N(CH3)(CH23SO3Na C8F17CH2CH2SO2NH(CH23N(CH3
(CH23SO3Na C9F18(OCH2CH22N(CH3)(CH23SO3・N
(C2H54 C7F15CH2CH2SCH2COO(CH22N(CH3
(CH22SO3Na C3F7OCF(CF3)CF2OCF(CF3)CF2CONH
(CH22N(CH3)(CH23SO3Na CF3CF2CF2〔OCF(CF3)CF24OCF(CF3
CF2CONH(CH23N(CH3)(CH22SO3K 本発明の製造方法により得られる界面活性化合
物を他の化合物と比較すると、例えば公知のベタ
イン型両性界面活性剤、C8F17SO2NH(CH23
N(CH32CH2COO の水溶液は、PH8.0以下にな
ると相分離を惹起し界面活性特性を著しく低下さ
せる。従つて使用に際してはPHを常に中性以上に
保たねばならず、実用上の障害ともなつている。 それに対し、本発明に係る化合物は、PH2とい
う強酸性下においても完全に水に溶解し、酸性、
中性、塩基性いづれのPH領域でも界面活性特性を
減じない性質をもつことが見出された。 本発明の化合物のPH変化に対する安定性は実用
上極めて有用である。 さらに本発明の化合物は、カルシウムイオン安
定性が極めて優れていることが見出された。改良
Hardt法によりCa2+安定性を調べると、本発明に
係る化合物は、PH8.0において硬度5000ppm
(CaCO3換算)以上においても完全に溶解した溶
液を形成している。それに対し、公知のベタイン
化合物、例えばC6F13SO2NH(CH23
(CH32CH2COO は1300ppmで相分離を始める。 本発明化合物のこのような優れた界面活性特性
を理論的に解明することは困難であるが、パーフ
ロロアルキル基に基づく疎水性効果と、アミノス
ルホネート基に基づく親水性効果のバランスの上
に成りたつていることが推測され、これはパーフ
ロロアルキル基とアミノスルホネート基を連結す
る二価の架橋基の構造的差異の影響の小さいこと
からも裏付けされる。 以上の点から明らかな様に、本発明の含フツ素
アミノスルホネートは、海水溶液での起泡性に優
れていること、表面張力低下能力に優れているこ
と、耐硬水性、PHに対する溶解安定性等の優れた
界面活性特性を利用して、泡末消火剤、水成膜形
成性油火災用消火剤、起泡剤、洗浄剤、湿潤剤へ
の応用に特に適している。また、レベリング剤、
塗料添加剤、防汚剤、撥油剤、プラスチツク添加
剤、帯電防止剤、離型剤等への応用にも好適であ
る。 次に本発明をさらに具体的に説明するため実施
例を示す。 実施例 1 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた2
の3つ口丸底フラスコに、N―メチル―1,
3―ジアミノプロパン264g(3.0モル)と、充分
に脱水したイソプロピルエーテル400gを窒素
雰囲気下で秤取し、充分に撹拌しながら室温で
パーフロロヘキシルスルホニルフロリド422g
(1.05モル)を滴下した。50℃で3時間撹拌し
た後、イソプロピルエーテルを減圧下で除去し
た。黄色固体残査をエタノール500mlに溶解し
それを撹拌下で蒸留水8に徐々にそそいで結
晶を熟成させた。上ずみ液をデカンテーシヨン
で除きさらに毎回5の蒸留水を用いてデカン
テーシヨンを3回行つた。結晶をろ取し、蒸留
水で洗浄して70℃で減圧乾燥した。これで次の
反応に供するのに充分な純度のものが得られ
た。収量446g
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) NMRスペクトル(CD3CD溶媒 TMS基準) 1.80ppm(m,2H),2.65ppm(s,3H) 3.05ppm(t,2H),3.26ppm(t,2H) 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた1
の4つ口丸底フラスコに、N―(3―メチルア
ミノプロピル)パーフロロヘキシルスルホンア
ミド46g(0.098モル)とイソプロピルアルコー
ル250gを秤取し、加熱溶解した。2―ブロム
エタンスルホン酸ソーダ25.3g(0.12モル)を溶
解した水溶液100ml及び水酸化ナトリウム4.8g
(0.12モル)を溶解した水溶液100mlを、80℃で
強力に撹拌しながら同時に滴下した。滴下終了
後、80―90℃で10時間還流下に反応させた。イ
ソプロピルアルコール及び水を減圧下で留去
し、固体残査を50で減圧乾燥し、エタノールか
ら再結晶して精製した。収量60g。
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO3N νas) 1080cm-1(―SO3Na νas) NMRスペクトル(D2O溶媒,DSS基準) 1.80ppm(m,2H),2.60ppm(S,3H) 3.10ppm(m,4H),3.18ppm(m,4H) 実施例 2 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500ml
の4つ口丸底フラスコに、N―(3―メチルアミ
ノプロピル)パーフロロヘキシルスルホンアミド
30g(0.064モル)とイソプロピルアルコール180g
を秤取し、加熱溶解した。3―クロルプロパンス
ルホン酸ソーダ13.9g(0.077モル)を溶解した水
溶液50mlと水酸化ナトリウム3.1g(0.077モル)を
溶解した水溶液50mlを、80℃で撹拌しながら同時
に滴下した。滴下終了後、80―90℃で10時間還流
下に反応させた。イソプロピルアルコール及び水
を減圧下で留去し、オイル状残査を50℃で熱風乾
燥し、エタノールから再結晶して精製した。収量
28g。
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) 1085cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.80ppm(m,2H),2.10ppm(m,2H) 2.60ppm(s,3H),2.98ppm(m,4H) 3.08ppm(m,4H) 実施例 3 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500ml
の4つ口丸底フラスコに、N―(3―メチルアミ
ノプロピル)パーフロロヘキシルスルホンアミド
18g(0.032モル)とイソプロピルアルコール100g
を秤取し、加熱溶解した。2―ヒドロキシ―3−
クロルプロパンスルホン酸ソーダ7.4g(0.038モ
ル)を溶解した水溶液50mlと水酸化ナトリウム
1.5g(0.038モル)を溶解した水溶液50mlとを、80
℃で撹拌下に同時に滴下した。滴下終了後、80―
90℃で10時間還流下に反応させた。イソプロピル
アルコール及び水を減圧下で留去し、黄色固体残
査を60℃で減圧乾燥し、エタノール―酢酸エチル
混合溶媒から再結晶して精製した。収量15g。
【表】 IRスペクトル 1372cm-1(―SO2N νas) 1080cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.82ppm(m,2H),2.60ppm(s,3H) 2.95ppm(m,4H),3.04ppm(m,4H) 4.34ppm(m,1H) 実施例 4 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた2
の3つ口丸底フラスコに、1,3―ジアミノプ
ロパン111g(1.5モル)と充分に脱水したイソプ
ロピルエーテル300gを窒素雰囲気下で秤取し、
充分に撹拌しながら室温でパーフロロヘキシル
スルホニルフロリド237g(0.59モル)を滴下ロ
ートより滴下した。50℃で3時間撹拌した後、
イソプロピルエーテルを減圧下だ除去した。オ
イル状残査をエタノール200mlに溶解し、それ
を撹拌下で蒸留水5に徐々にそそいで結晶を
熟成させた。上ずみ液をデカンテーシヨンで除
き、0.5N水酸化ナトリウム水溶液1を加え
て結晶を洗浄し、さらに毎回5の蒸留水を用
いてデカンテーシヨンを3回行つた。結晶をろ
取し、蒸留水で洗浄して60℃で減圧乾燥した。
以上の操作で次の反応に供するのに充分な純度
のN―(3―アミノプロピル)パーフロロヘキ
シルスルホンアミドが得られた。収量268g
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) NMRスペクトル(CD3OD溶媒 TMS基準) 1.76ppm(m,2H),2.85ppm(t,2H) 3.20ppm(t,2H) 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500
mlの4つ口丸底フラスコに、N―(3―アミノ
プロビル)パーフロロヘキシルスルホンアミド
15g(0.033モル)とイソプロピルアルコール
100gを秤取し、加熱溶解した。PHスタツトを
用いて2N水酸化ナトリウム水溶液でPH8―9
に保ちながら、2―ブロムエタンスルホン酸ソ
ーダ8.4g(0.04モル)を溶解した水溶液30mlを、
80℃で強力に撹拌しながら滴下した。(合成例
1、2、3に示したように、当モル量の水酸化
ナトリウムを含む水溶液を2―ブロムエタンス
ルホン酸ソーダの水溶液と同時に滴下してもよ
い。)滴下終了後、80―90℃で10時間還流した。
イソプロピルアルコール及び水を減圧下で留去
し、固体残査を50℃で減圧乾燥し、エタノール
―酢酸エチル混合溶媒から再結晶して精製し
た。収量13g。
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) 1070cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.77ppm(m,2H),3.06(m,4H) 3.12ppm(m,4H) 実施例 5 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500ml
の4つ口丸底フラスコに、N―(3―アミノプロ
ピル)パーフロロヘキシルスルホンアミド15g
(0.033モル)とイソプロピルアルコール100gを秤
取し、加熱溶解した。3―クロルプロパンスルホ
ン酸ソーダ7.2g(0.04モル)を溶解した水溶液30
mlと水酸化ナトリウム1.5gを溶解した水溶液30ml
を、80℃、撹拌下で同時に滴下した。滴下終了後
80―90℃で9時間還流下に反応させた。イソプロ
ピルアルコール及び水を減圧下で留去し、黄色固
体残査を60℃で減圧乾燥し、エタノール−酢酸エ
チル混合溶媒から再結晶して精製した。収量
13.8g。
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) 1070cm-1(―SO2Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.90ppm(m,2H),2.05ppm(m,2H) 2.99ppm(m,4H),3.11ppm(m,4H) 実施例 6 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500ml
の4つ口丸底フラスコを用いて、N―(3―アミ
ノプロピル)パーフロロヘキシルスルホンアミド
15g(0.033モル)をイソプロピルアルコール100g
に加熱溶解し、2―ヒドロキシ―3―クロルプロ
パンスルホン酸ソーダ7.8g(0.04モル)の水溶液
30mlと水酸化ナトリウム1.6g(0.04モル)の水溶
液30mlを、80℃、撹拌下で同時に滴下した。80―
90℃で10時間還流下に反応させた後、イソプロピ
ルアルコール及び水を減圧留去した。オレンジ色
の固体残査を60℃で減圧乾燥し、エタノール―酢
酸エチル混合溶媒から再結晶して精製した。 収量14.1g
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) 1070cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.88ppm(m,2H),2.82ppm(m,4H) 3.12ppm(m,4H),423ppm(m,1H) 実施例 7 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた200ml
の3つ口丸底フラスコに、N―メチル―(N1
パーフロロヘキシルスルホニル―γ―アミノプロ
ピル)―2―アミノエタンスルホン酸ソーダ10g
(0.017モル)と充分に脱水したジメチルスルホキ
シド80gを窒素雰囲気下で秤取し、加熱溶解し
た。80℃でナトリウムメチラートメタノール溶液
(28%)4.0g(0.02モル)を滴下し、110℃に昇温
してメタノールを留去した後、ヨウ化n―プロピ
ル3.8g(0.02モル)を滴下した。110℃で6時間反
応させた後、ジメチルスルホキシドを減圧下で除
去した。黄色固体残査を70℃で減圧乾燥し、エタ
ノールから再結晶して精製した。収量10.5g。尚、
次のNMRスペクトルの結果が示すように、本合
成法において3級窒素原子はヨウ化n―プロピル
によつて4級化されることはない。
【表】 IRスペクトル 2950―2860cm-1(―CH2―,―CH3 νas,νs) 1370cm-1(―SO2N νas) 1070cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 0.87ppm(t,3H),1.63ppm(m,2H) 1.80ppm(m,2H),2.60ppm(s,3H) 3.10ppm(m,4H),3.20ppm(m,6H) 実施例 8 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500ml
の4つ口丸底フラスコを用いて、N―(3―メチ
ルアミノプロピル)―P―パーフロロノネニルオ
キシベンゼンスルホンアミド14.2g(0.021モル)
をイソプロピルアルコール100gに加熱溶解し、
2―ブロムエタンスルホン酸ソーダ5.3g(0.025モ
ル)の水溶液30mlと水酸化ナトリウム1.0g(0.025
モル)の水溶液30mlを、80℃、撹拌下で同時に滴
下した。80―90℃で10時間還流下に反応させた
後、イソプロピルアルコール及び水を減圧留去し
た。固体残査を60℃で減圧乾燥し、エタノール―
酢酸エチル混合溶媒から再結晶して精製した。 収量16.0g。
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) 1070cm-1(―SO3Na νs) 830cm-1
【式】 NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.80ppm(m,2H),2.65ppm(s,3H) 3.05ppm(t,2H),3.26ppm(t,2H) 実施例 9 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500ml
の4つ口フラスコを用いて、N―(3―メチルア
ミノプロピル)―2―パーフロロオクチルエタン
スルホンアミド12g(0.02モル)をイソプロピルア
ルコール100gに加熱溶解し、2―ブロムエタン
スルホン酸ソーダ5.1g(0.024モル)の水溶液30ml
と水酸化ナトリウム0.96g(0.024モル)の水溶液
30mlを、80℃、撹拌下で同時に滴下した。80―90
℃で9時間還流下に反応させた後、イソプロピル
アルコール及び水を減圧留去した。固体残査を60
℃で減圧乾燥し、エタノール−酢酸エチル混合溶
媒から再結晶して精製した。収量12.7g。
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) 1070cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.85ppm(m,4H),2.60ppm(s,3H) 3.05ppm(m,6H),3.18ppm(m,4H) 実施例 10 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500ml
の4つ口丸底フラスコを用いて、N―(3―メチ
ルアミノプロピル)パーフロロヘプタンアミド
14.5g(0.03モル)をイソプロピルアルコール100g
に加熱溶解し、2―ブロムエタンスルホン酸ソー
ダ7.6g(0.036モル)の水溶液40mlと水酸化ナトリ
ウム1.4g(0.036モル)の水溶液40mlを、80℃、撹
拌下で同時に滴下した。80―90℃で9時間還流下
に反応させた後、イソプロピルアルコール及び水
を減圧下で留去した。固体残査を60℃で減圧乾燥
し、エタノール―酢酸エチル混合溶媒から再結晶
し精製した。収量16.3g。
【表】 IRスペクトル 1650cm-1(―CON アミド吸収帯) 1070cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.82ppm(m,2H),2.60ppm(s,3H) 3.10ppm(m,4H),3.19ppm(m,4H) 実施例 11 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500
mlの4つ口丸底フラスコに、N―(3―アミノ
プロピル)パーフロロヘキシルスルホンアミド
15g(0.033モル)とイソプロピルアルコール
100gを秤取し、加熱溶解した。モノクロル酢
酸ソーダ4.6g(0.04モル)の水溶液30mlと水酸
化ナトリウム1.5g(0.04モル)の水溶液30mlを、
80℃、撹拌下で同時に滴下した。80―90℃で9
時間還流下に反応させた後、イソプロピルアル
コール及び水を減圧留去した。黄色固体残査を
60℃で減圧乾燥し、エタノールから再結晶して
精製した。収量15.5g。
【表】 IRスペクトル 1590cm-1(―COO ) 1370cm-1(―SO2N νas) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.81ppm(m,2H),3.00ppm(t,2H) 3.30ppm(t,2H),4.18ppm(s,2H) 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500
mlの4つ口丸底フラスコを用いて、イソプロピ
ルアルコール100gにN―(N1―パーフロロヘ
キシルスルホニル―γ―アミノプロピル)グリ
シンナトリウム塩15g(0.028モル)を加熱溶解
した。2―ブロムエタンスルホン酸ソーダ7.1g
(0.034モル)の水溶液40mlと水酸化ナトリウム
1.4g(0.034モル)の水溶液40mlを、80℃、撹拌
下で同時に滴下した。80℃で13時間還流下に反
応させた後、イソプロピルアルコール及び水で
減圧下で除去した。黄色の固体残査を60℃で減
圧乾燥し、エタノールから再結晶して精製し
た。収量9.7g
【表】 IRスペクトル 1590cm-1(―COO ) 1370cm-1(―SO2N νas) 1070cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.80ppm(m,2H),3.06ppm(m,4H) 3.20ppm(m,4H),4.10PPm(s,2H) 実施例 12 冷却用コンデンサー及び撹拌器を備えた500ml
の4つ口丸底フラスコに、N―(3―アミノプロ
ピル)パーフロロヘキシルスルホンアミド15g
(0.033モル)とイソプロピルアルコール100gを秤
取し、加熱溶解した。2―ブロムエタンスルホン
酸ソーダ8.4g(0.04モル)の水溶液20mlを80℃で
徐々に加えて15分間撹拌した後、水酸化ナトリウ
ム1.5g(0.04モル)の水溶液20mlを加え、さらに
30分間撹拌した。同量の2―ブロムエタンスルホ
ン酸ソーダ水溶液及び水酸化ナトリウム水溶液を
用いて同様に操作を行い、12時間還流下に反応さ
せた。イソプロピルアルコール及び水を減圧下で
留去し、黄色固体残査を60℃で減圧乾燥し、エタ
ノールから3回再結晶して精製した。収量8.3g
【表】 IRスペクトル 1370cm-1(―SO2N νas) 1070cm-1(―SO3Na νs) NMRスペクトル(D2O溶媒 DSS基準) 1.81ppm(m,2H),3.08ppm(m,6H) 3.17ppm(m,6H) 応用例 次に本発明の方法により得られた含フツ素アミ
ノスルホネート型両性界面活性化合物の界面活性
能力、即ち起泡性、表面張力について、公知のス
ルホベタイン型両性界面活性剤と比較したデータ
ーを次の表―1に示した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Rfは、炭素数3〜16のパーフロロ脂肪
    族基を含む基、Zは、2価の連結基で、―SO2N
    (R1)―、―CON(R1)―、―(CH2CH2
    iSO2N(R1)―、―(CH2CH2)iCON(R1)―、
    【式】または 【式】 (但し、R1は水素原子または炭素数1〜12のア
    ルキル基を、iは1〜3の整数を表わす)、Q1
    は、―(CH2)j―(但し、jは1〜6の整数を
    表わす)または【式】 Rは、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基も
    しくはヒドロキシアルキル基、―Q2SO3Mまたは
    ―(CH2)kCOOM(但し、kは1〜4の整数を
    表わす)、Q2は、―(CH2l―(但し、lは1〜
    4の整数を表わす)、【式】また は【式】 Mは、陽イオン性の原子もしくは原子団で、水
    素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属もしく
    は―N(H)n(R4o(但し、R4は炭素数1〜3の
    アルキル基またはヒドロキシアルキル基を、m、
    nは0〜4の整数でm+n=4を満すものを表わ
    す)〕にて表わされる含フツ素アミノ化合物にア
    ルカリ物質存在下でYQ2SO3M(但し、Yは塩素
    原子、臭素原子もしくはヨウ素原子またはOHを
    表わし、Q2そしてMは前記と同意義である)を
    反応せしめることを特徴とする一般式() 〔式中、Rf、Z、Q1、R、Q2、Mは前記と同意
    義である〕にて表わされる含フツ素アミノスルホ
    ネート型両性界面活性化合物の製造方法。
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