JPH0321017B2 - - Google Patents

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JPH0321017B2
JPH0321017B2 JP57155887A JP15588782A JPH0321017B2 JP H0321017 B2 JPH0321017 B2 JP H0321017B2 JP 57155887 A JP57155887 A JP 57155887A JP 15588782 A JP15588782 A JP 15588782A JP H0321017 B2 JPH0321017 B2 JP H0321017B2
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JP
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formula
group
integer
carbon atoms
fluorine
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JP57155887A
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JPS5946252A (ja
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Yutaka Hashimoto
Masayuki Kamei
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規にして有用なる含フツ素アミノカ
ルボキシレート化合物と、それら親規化合物の製
造法とに関し、さらに詳細には、優れた界面活性
特性を有する、分子中にポリフロロアルキル基を
必須の基として含有し、かつ、2個のカルボキシ
ル基を含有した新規化合物に関するものであり、
そしてそれら新規化合物を製造する方法に関する
ものである。 両性界面活性剤は、一般に耐硬水性に優れ、な
おかつイオン性を異にした他種の界面活性剤との
相溶性にも富んでいることから、汎用性のある界
面活性剤として、近年とみに注目を集めている。 パーフロロアルキル基の如き、フツ素化脂肪族
基を有する含フツ素両性界面活性剤も上記の特長
と共に、著しい表面張力低下能および起泡性など
の、いわゆる界面活性特性を有する処から、その
高付加価値性を生かして、泡沫消火剤、湿潤剤、
撥油剤および浸透剤など種々の用途へと利用がは
かられつつある。 しかしながら、C8F17SO2N/H(CH23N
(CH32COO で表わされるベタイン型両性活性
剤のような従来の含フツ素両性界面活性剤は、等
電点の近傍(PH5〜8)と強酸性の領域とにおい
て、水への溶解性が低下し、その結果は表面張力
低下能および起泡性などの諸界面活性特性が著し
く劣化するという重大な欠点を有している。 本発明者らは、上述の如き観点から鋭意研究を
重ねた結果、後掲する如き分子中に2個のカルボ
キシル基を有する特定の含フツ素両性界面活性剤
が、表面張力低下能、起泡性、耐硬水性ならびに
強酸性の領域における水溶解性などの種々の特性
の点で、公知の含フツ素ベタイン型両性界面活性
剤よりも格別に優れていることを見出し、本発明
を完成させるに至つた。 すなわち、本発明は一般式 〔 但し、式中のRfは酸素原子を含んでいても
よい炭素数が3〜20なるポリフロロアルキル
基、ポリフロロアルケニル基、ポリフロロシク
ロヘキシル、ポリフロロシクロヘキシル・アル
キル基またはポリフロロシクロヘキシル・アル
ケニル基を、Zは
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】または
〔なる基を表わすものとし、iは1〜3なる整数であるものとする。〕
なる二価の連結基を、Qは(−CH2−)l
〔 但し、lは1〜6なる整数であり、mおよびnはそれぞれ2〜6なる整数であり、pおよびqはそれぞれ2または3であるものとする〕
なる二価の連結基を、Q1およびQ2はそれぞれ(−
CH2−)rまたは(−CH2−)s 〔 但し、rおよびsはそれぞれ1〜3なる整数
であるものとする。〕 なる二価の連結基を、M1およびM2はそれぞれ水
素原子または無機もしくは有機のカチオンを表わ
すものとする。 で示される、分子中に2個のカルボキシル基を有
する含フツ素アミノカルボキシレート化合物を提
供するものであり、さらにかかる新規化合物を製
造する方法をも提供するものである。 ここにおいて、本発明の含フツ素アミノカルボ
キシレート化合物とは前掲の一般式〔〕で示さ
れるものであつて、式〔〕中の、まずRfは炭
素数が3〜20、好ましくは4〜18なるポリフロロ
アルキル基やポリフロロアルケニル基など指称す
るものであるが、それらの基としては直鎖状、分
岐状もしくは環状(たとえばシクロヘキシル基の
ような基を含んだもの)またはそれらを適宜組み
合わせた形のいずれでもよく、さらにはこれらの
主鎖中に酸素原子を含み、かつ、この酸素原子が
各ポリフロロアルキル基および/またはポリフロ
ロアルケニル基などを連結させた形のもの、たと
えば(CF32CFOCF2CF2−であつてもよい。よ
り好ましくは直鎖のものが適当であり、とくに好
ましくはパーフロロアルキル基またはパーフロロ
アルケニル基である。 次に、式〔〕中のM1およびM2はそれぞれ水
素原子または無機もしくは有機のカチオンである
が、そのうちでも代表的なものとしてはH,Li +
Na +,K+,Ca ++,Mg ++または一般式 〔N(H)g(R3h+ 〔〕 〔 但し、式中のR3は炭素数が1〜4なるアル
キル基、またはヒドロキシエチル基を表わすもの
とし、gおよびhはそれぞれ0〜4なる整数であ
つて、かつ、g+h=4を満足するものである。〕 本発明の含フツ素アミノカルボキシレートの具
体例としては、次の如きものを挙げることができ
る。 本発明に係る含フツ素アミノカルボキシレート
化合物は、次の製造方法により高収率かつ経済的
に製造することができる。 すなわち、一般式 〔 但し、式中のRf,ZおよびQはすべて前出
の通りである。〕 で示される含フツ素アミン化合物に、一般式 X(−CH2−)tCOOM1 〔〕 〔 但し、式中のXは塩素原子、臭素原子または
ヨウ素原子を表わすものとし、tは1〜3なる整
数であるものとし、M1は前出の通りである。〕 で示される化合物、アクリル酸、および炭素数が
3または4なるアルカノラクトン類よりなる群か
ら選ばれる1種または2種類のカルボキシル化剤
を反応させることにより得られる。 ここで、上掲の式〔〕で示される化合物とし
て代表的なものにはモノクロル酢酸ナトリウム、
β−ブロモ−プロピオン酸ナトリウムまたはγ−
クロロ−酪酸ナトリウムなどがある。 本発明方法を実施するに当つて、前掲の式
〔〕で示される化合物に、カルボキシル化剤と
しての前掲の式〔〕で示される化合物を反応さ
せる場合に用いられる反応溶媒としては、通常、
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、ブチルカルビトール、ジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニト
リルなどの水に可溶性の有機溶剤と水との混合系
が挙げられ、特にイソプロピルアルコールあるい
はブチルカルビトールと水との混合系が適してい
る。反応温度および反応時間としては60〜140℃
で5〜20時間が適当であり、さらに反応触媒とし
ては水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたはア
ミン類などの塩基性物質が適している。 他方、前掲の式〔〕で示される化合物に、別
のカルボキシル化剤としてのアクリル酸あるいは
炭素数3または4のアルカノラクトン類を反応さ
せる場合に用いられる反応溶媒としては、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、アセトン、メチルエ
チルケトン、クロロホルム、ジクロルエタン、ア
セトニトリル、酢酸メチル、酢酸エチル、ジメチ
ルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドなど
の非プロトン性溶媒が適しており、反応温度とし
ては0〜140℃、好ましくは10〜80℃が適当であ
り、反応時間としては5〜20時間が適当である。 上記した如き方法によつて、特に式〔〕中の
Q1とQ2とが相異なれる目的を製造する場合には、
前掲の式〔〕で示される化合物に対して、前記
した各タイプから選ばれる1種類のカルボキシル
化剤を1.0〜1.2倍モル当量の割合で反応させ、し
かるのちに別のタイプのカルボキシル化剤を1.0
〜1.2倍モル当量の割合で反応させればよく、こ
れとは逆に、Q1=Q2であるような目的化合物を
製造する場合には、前掲の式〔〕で示される化
合物に対して、2.0〜2.2倍モル当量のカルボキシ
ル化剤を一時に反応させればよい。 ここで、本発明の含フツ素アミノカルボキシレ
ート化合物の水溶液についての発泡性(起泡性)
と表面張力とをまとめて第1表に示すことにす
る。
【表】
【表】 第1表に示したように、本発明の含フツ素アミ
ノカルボキシレートは、幅広いPH領域で純水にも
海水にも安定に溶解し、酸性、中性およびアルカ
リ性のいずれのPH領域でも界面活性を減じないも
のであり、こうした特性は実用上極めて有用なも
のである。 さらに、本発明の化合物はカルシウムイオンに
対しての安定性もよく、耐海水性にも極めて優れ
ていることが確認された。すなわち、改良ハルツ
(Hardt)法によりカルシウムイオン安定性を調
べた処を一例として示すと、本発明の含フツ素ア
ミノカルボキシレート化合物は、PH7.5なる場合
において硬度が5000ppm(CaCO3換算)以上とな
つても完全に溶解しているのに対し、従来のベタ
イン型界面活性剤、例えばC8F17SO2N/H
(CH23 N(CH32CH2COO にあつては、既に
1300ppmで相分離が認められ、遂には界面活性を
失うに到る。 以上の点からも明らかなように、本発明の含フ
ツ素アミノカルボキシレート類は、海水溶液での
起泡性および泡安定性に優れていること、表面張
力低下能にも優れていること、しかも耐硬水性に
優れ、かつPHに対する安定性にも優れていること
などの界面活性特性を具備するものであり、かか
る諸特性のゆえに泡沫消火剤、水成膜形成性油火
災用消火剤、起泡剤、洗浄剤および湿潤剤への応
用に特に適している。またレベリング剤、塗料添
加剤、防汚剤、撥油剤、プラスチツク添加剤、帯
電防止剤または離型剤などへの応用にも好適であ
る。 次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例 1 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの4つ口丸底フラスコに、N−(3−アミノプ
ロピル)パーフロロヘキシルスルホンアミド10g
(0.0219モル)、モノクロル酢酸ソーダ5.4g
(0.0460モル)、イソプロピルアルコール30gおよ
び水40gを秤取し、そこへ水酸化ナトリウム1.94
g(0.0460モル)を溶解した水溶液の20mlを、85
〜90℃で撹拌しながら、2時間かけて滴下した。
滴下終了後、90℃で8時間還流させた。イソプロ
ピルアルコールおよび水を留去させて固体残渣を
エタノールから再結晶せしめた処、収量は9.3g
であつた。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 183ppm(m,2H)、3.13ppm(m,4H) 4.20ppm(s,4H) 実施例 2 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの4つ口丸底フラスコに、N−(2−ヒドロキ
シ−N′−n−プロピル−N′−パーフロロオクチ
ルスルホニル−γ−アミノプロピル)グリジン・
ナトリウム塩15g(0.0216モル)、β−クロルプ
ロピオン酸ナトリウム3.1g(0.0238モル)およ
びイソプロピルアルコール30g、水40gを秤取
し、そこへ水酸化ナトリウム1.0g(0.0238モル)
を溶解した水溶液の20mlを、85〜90℃で強力に撹
拌しながら、2時間かけて滴下した。滴下終了
後、90℃で8時間還流させた。イソプロピルアル
コールおよび水を留去させて固体残渣をメタノー
ルから再結晶せしめた。収量は13.8gであつた。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 0.93ppm(t,3H)、1.63ppm(m,2H) 2.16ppm(t,2H)、3.10ppm(t,2H) 3.30ppm(m,6H)、3.83ppm(m,1H) 4.20ppm(s,2H) 実施例 3 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの4つ口丸底フラスコに、N−(2−ヒドロキ
シ−N′−n−プロピル−N′−パーフロロオクチ
ルスルホニル−γ−アミノプロピル)グリシンナ
トリウム塩15g(0.0216モル)水酸化ナトリウム
0.9g(0.0216モル)およびアセトニトリル100g
を秤取し、30℃で撹拌しながら、アクリル酸1.57
g(0.0216モル)を溶解したアセトニトリルの溶
液20gを、3時間かけて滴下した。滴下終了後、
40℃でさらに3時間撹拌した。アセトニトリルを
減圧下で留去させて固体残渣をメタノールから再
結晶せしめた。収量は14.1gであつた。 元素分析、NMRスペクトルを検討した結果、
実施例2の化合物と同等のものが得られているこ
とが確認された。 実施例 4 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの3つ口丸底フラスコに、N−(2−ヒドロキ
シ−N′−n−プロピル−N′−パーフロロオクチ
ルスルホニル−γ−アミノプロピル)グリシン・
ナトリウム塩15g(0.0216モル)、水酸化ナトリ
ウム0.9g(0.0216モル)、β−プロピオラクトン
1.54g(0.0216モル)およびアセトニトリル100
gを秤取し、30℃で20時間撹拌した。アセトニト
リルを留去させてペースト状残渣をイソプロピル
アルコールから再結晶せしめて、12.8gなる収量
で目的化合物を得た。 元素分析、NMRスペクトルの検討の結果、実
施例2および3の化合物と同等のものが得られて
いることが確認された。 実施例 5 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた30ml
の3つ口丸底フラスコに、N−(2−ヒドロキシ
エチル)−N−(2−ヒドロキシ−3−アミノプロ
ピル)パーフロロヘキシルスルホンアミド10g
(0.0194モル)、水酸化カリウム2.2g(0.0388モ
ル)、γ−プチロラクトン3.3g(0.0388モル)お
よびアセトニトリル100gを秤取し、30℃で2時
間撹拌した。アセトニトリルを留去させ、ペース
ト状残渣をイソプロピルアルコールから再結晶せ
しめた。収量は7.8gであつた。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 1.53ppm(m,4H)、2.10ppm(t,4H) 3.2〜3.4ppm(m,10H)、3.60ppm(t, 2H)、3.86ppm(m,1H) 実施例 6 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの4つ口丸底フラスコに、N−(3−アミノプ
ロピル)パーフロロオクチルエタンスルホンアミ
ド10g(0.0171モル)水酸化ナトリウム1.44g
(0.0342モル)およびアセトニトリル100gを秤取
し、そこへアクリル酸2.49g(0.0342モル)を溶
解したアセトニトリル溶液20mlを、30℃で撹拌し
ながら3時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃
でさらに3時間撹拌した。アセトニトリルを減圧
下で留去させ、次いで固体残渣をエタノールから
再結晶せしめて収量7.7gで目的化合物を得た。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 1.71ppm(m,2H)、1.86ppm(t,3H) 2.20ppm(t,4H)、3.09ppm(t,2H) 3.29ppm(m,8H) 実施例 7 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの4つ口丸底フラスコに、N−(3−アミノプ
ロピル)−P−パーフロロノネニルオキシベンゼ
ンカルボアミド10g(0.016モル)、水酸化リチウ
ム0.38g(0.016モル)、およびアセトニトリル
100gを秤取し、30℃で撹拌しながら、アクリル
酸1.2g(0.016モル)を溶解したアセトニトリル
の溶液10mlを、2時間かけて滴下した。滴下終了
後、40℃でさらに3時間撹拌した。内容物を取り
出すことなく、水酸化リチウム0.38g(0.016モ
ル)およびγ−ブチロラクトン1.4g(0.016モ
ル)を加えて40℃で20時間撹拌した。アセトニト
リルを留去させ、次いでペースト状残渣をエタノ
ール/アセトン混合溶媒から再結晶せしめた処、
8.5gなる収量で目的化合物が得られた。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 1.70ppm(m,2H)、1.83ppm(m,2H) 2.20ppm(m,4H)、3.0〜3.3ppm(m,8H) 7.0〜7.5ppm(m,4H) 実施例 8 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの4つ口丸底フラスコに、 12.3g(0.0171モル)水酸化ナトリウム1.44g
(0.0342g)、アセトニトリル100gを秤取し、次
いでアクリル酸2.49g(0.0342モル)を溶解した
アセトニトリル溶液20mlを、30℃で撹拌しながら
3時間かけて滴下した。滴下終了後、40℃でさら
に3時間撹拌した。アセトニトリルを減圧下で留
去させ、次いで固体残渣をエタノールから再結晶
せしめた。収量は14.6gであつた。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 1.88ppm(m,4H)、2.27ppm(t,4H)、 3.09ppm(m,6H)、3.41ppm(t,2H)、 7.0〜7.4ppm(m,4H) 実施例 9 C7F15CON/H(−CH2−)3O(−CH2−)2O(−CH2−)
3N(−CH2CH2CH2COOK)2の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの3つ口丸底フラスコに、 C7F15CON/H(−CH2−)3O(−CH2−)2O(−CH2−)
3NH2 11.1g(0.0194モル)、水酸化カリウム
2.2g(0.0388モル)、γ−ブチロラクトン3.3g
(0.0388モル)およびアセトニトリル100gを秤取
し、次いで30℃で20時間撹拌した。アセトニトリ
ルを留去させ、ペースト状残渣をイソプロピルア
ルコールから再結晶せしめた。収量は12.7gであ
つた。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 1.87ppm(m,4H)、1.93ppm(m,4H)、 2.29ppm(t,4H)、3.10ppm(m,6H)、 3.3〜3.4ppm(m,8H)、3.52ppm(t,2H) 実施例 10 の合成 冷却用コンデンサーおよび撹拌器を備えた300
mlの3つ口丸底フラスコに、
【式】10.3g(0.0194モ ル)、水酸化カリウム2.2g(0.0388モル)、γ−
ブチロラクトン3.3g(0.0388モル)およびアセ
トニトリル100gを秤取し、次いで30℃で20時間
撹拌した。アセトニトリルを留去させ、しかるの
ちペースト状残渣をイソプロピルアルコールから
再結晶せしめた処、13.5gなる収量で目的化合物
が得られた。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 1.79ppm(m,4H)、2.20ppm(s,3H)、 2.31ppm(m,6H)、3.19ppm(m,6H)、 3.48ppm(m,4H)、3.64ppm(m,1H) 実施例 11 の合成冷却用コンデンサー及び撹拌機を備えた
300mlの4つ口丸底フラスコに、N−(2−ヒドロ
キシ−N′−メチル−N′−パーフロロノネニルオ
キシベンゼンカルボニル−γ−アミノプロピル)
グリシン・ナトリウム塩11.7g(0.016モル)、28
%アンモニア水20g、およびアセトニトリル100
gを秤取し、30℃で撹拌しながら、γ−ブチロラ
クトン1.4g(0.016モル)を加え、30℃でさらに
20時間撹拌した。アセトニトリルを留去し、次い
でペースト状残渣をエタノール/アセトン混合溶
媒から再結晶せしめ、9.6gなる収量で目的化合
物を得た。 元素分析
【表】 NMRスペクトル(D2O溶媒、DSS基準) 3.00ppm(s,3H)、3.10ppm(d,2H) 3.30ppm(m,6H)、3.83ppm(m,1H) 4.20ppm(t,2H)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔 但し、式中のRfは酸素原子を含んでいても
    よい炭素数が3〜20なるポリフロロアルキル
    基、ポリフロロアルケニル基、ポリフロロシク
    ロヘキシル基、ポリフロロシクロヘキシル・ア
    ルキル基またはポリフロロシクロヘキシル・ア
    ルケニル基を、Zは【式】 【式】【式】 【式】 【式】 または【式】 但し、R1は水素原子、炭素数が1〜12なる
    アルキル基、アルケニル基もしくは芳香族環を
    含む一価の基、または(−CH2CH2−)jR2〕 ( 但し、R2は水酸基または炭素数が1〜6な
    るアルコキシル基を表わすものとし、jは1〜
    6なる整数であるものとする。) なる基を表わすものとし、iは1〜3なる整数
    であるものとする。 なる二価の連結基を、Qは(−CH2−)l
    【式】(−CH2−)nO(−CH2−)oまた は(−CH2−)pO(−CH2−)2 −O(−CH2−)q 〔 但し、lは1〜6なる整数であり、mおよび
    nはそれぞれ2〜6なる整数であり、pおよび
    qはそれぞれ2または3であるものとする。〕 なる二価の連結基を、Q1およびQ2はそれぞれ(−
    CH2−)rまたは(−CH2−)s 〔 但し、rおよびsはそれぞれ1〜3なる整数
    であるものとする。〕 なる二価の連結基を、M1およびM2はそれぞれ水
    素原子または無機もしくは有機のカチオンを表わ
    ものとする。 で示される含フツ素アミノカルボキシレート化合
    物。 2 一般式 〔 但し、式中のRfは酸素原子を含んでいても
    よい炭素数が3〜20なるポリフロロアルキル
    基、ポリフロロアルケニル基、ポリフロロシク
    ロヘキシル基、ポリフロロシクロヘキシクロヘ
    キシル・アルキル基またはポリフロロシクロヘ
    キシル・アルケニル基を、Zは【式】 【式】 【式】 【式】 【式】または 【式】を 但し、R1は水素原子、炭素数が1〜12なる
    アルキル基、アルケニル基もしくは芳香族環を
    含む一価の基、または(−CH2CH2−)jR2〕 ( 但し、R2は水酸基または炭素数が1〜6な
    るアルコキシル基を表わすものとし、jは1〜
    6なる整数であるものとする。) 〔なる基を表わすものとし、iは1〜3なる整数
    であるものとする。〕 なる二価の連結基を、Qは(−CH2−)l, 【式】(−CH2−)nO(−CH2−)o ま たは (−CH2−)pO(−CH2−)O(−CH2−)q 〔 但し、lは1〜6なる整数であり、mおよび
    nはそれぞれ2〜6なる整数であり、pおよび
    qはそれぞれ2または3であるものとする。 なる二価の連結基を表わすものとする。〕 で示される含フツ素アミン化合物にカルボキシル
    化剤を反応させ、さらに必要により中和せしめる
    ことを特徴とする、前記一般式〔〕で示される
    含フツ素アミノカルボキシレート化合物の製法。 3 前記カルボキシル化剤が、一般式 X(−CH2−)tCOOM1 〔〕 〔 但し、式中のXは塩素原子、臭素原子または
    ヨウ素原子を表わすものとし、tは1〜3なる
    整数であるものとし、M1は前出の通りであ
    る。〕 で示される化合物であることを特徴とする、特許
    請求の範囲第2項に記載の方法。 4 前記カルボキシル化剤がアクリル酸であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第2項に記載の
    方法。 5 前記カルボキシル化剤が、炭素数が3または
    4なるアルカノラクトン類であることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第2項に記載の方法。
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