JPH0250609A - 弾性表面波コンボルバ - Google Patents

弾性表面波コンボルバ

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JPH0250609A
JPH0250609A JP19996888A JP19996888A JPH0250609A JP H0250609 A JPH0250609 A JP H0250609A JP 19996888 A JP19996888 A JP 19996888A JP 19996888 A JP19996888 A JP 19996888A JP H0250609 A JPH0250609 A JP H0250609A
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surface acoustic
acoustic wave
waveguide
electrode
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Norihiro Mochizuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は弾性表面波コンボルバに関し、特にいわゆるセ
ルフコンボリューションが抑圧され効率の向上せしめら
れた弾性表面波コンボルバに関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]第4図
は、[中用他、 電子通信学会論文誌’86/2.Vo
1.J69−c、No、2゜pp190〜198」に記
載されている。従来の弾性表面波コンボルバの構成を示
す概略平面図である。
第4図において、1は圧電基板であり、2,3は該基板
lの表面上にX方向に適宜距離隔てて対向配置され形成
されている1対の弾性表面波励振用櫛型電極である。4
−1.4−2.4−3゜・拳・・、4−nはこれら電極
2,3間においてX方向に延びて互いに平行に基板1の
表面に形成されている導波路である。また、5は基板l
の表面上に上記導波路からX方向に適宜距離隔てて配l
され形成されている音響電気変換器である。該音響電気
変換器は櫛型電極からなる。
この弾性表面波コンボルバにおいて、入力用櫛型電極2
,3に対し角周波数ωの電気信号を入力すると、該周波
数の弾性表面波が励振され、該弾性表面波は導波路4−
1〜4−nをX軸方向に互いに反対向きに伝搬し、該導
波路にてパラメトリック・ミキシング現象によりy軸方
向に伝搬する角周波数2ωの弾性表面波が発生する。こ
の弾性表面波が音響電気変換器5に到達し、ここで上記
2つの入力信号のコンボリューション電気信号を得るこ
とができる。
しかしながら、上記従来の弾性表面波コンボルバでは、
櫛型電極2.3のうちの一方で励振された弾性表面波は
導波路を伝搬して他方の櫛型電極に到達し、ここで該信
号の一部が反射せしめられて再び導波路を反対向きに伝
搬し、この信号と上記反射前の信号とが重畳していわゆ
るセルフコンボリューション信号を生じ、コンボルバと
しての特性が劣化し、更に効率も十分に良好とはいえな
い。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、セル
フコンボリューションが抑圧され特性が良好であり且つ
高効率の弾性表面波コンボルバを提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、以上の如き目的は、 圧電基板に弾性表面波を励振する少なくとも1対の励振
電極と該励振電極から励振される弾性表面波を互いに反
対向きに伝搬させる導波路と該導波路にて発生し上記弾
性表面波の進行方向を横切る方向に伝搬する弾性表面波
を電気信号に変換する音響電気変換器とが設けられてお
り、上記各対の励振電極のうちの一方は励振弾性表面波
の伝搬方向と直交する方向に関し分割された複数の要素
からなり隣接要素では逆相で弾性表面波が励振される様
に構成されており、上記導波路が上記櫛型電極の各要素
に対応する複数の要素から構成されていることを特徴と
する1弾性表面波コンボルバ、 により達成される。
本発明弾性表面波コンボルバにおいては、励振電極要素
の配列ピッチpが、上記導波路にて発生する弾性表面波
の波長をλとして、実質的にp= (n+1/2)入 
 (nは整数)を満足するのが好ましい。
また、本発明弾性表面波コンボルバにおいては、導波路
要素の配列ピッチPが、該導波路にて発生する弾性表面
波の波長を入として、実質的に P=(n+1/2)入  (nは整数)を満足するのが
好ましい。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説明
する。
第1図は本発明による弾性表面波コンボルバの第1の実
施例を示す概略平面図である。
第1図において、lは圧電基板である。該圧電基板とし
てはたとえばニオブ酸リチウム等の従来知られている圧
電基板を用いることができる。
2.3は該基板lの表面上にX方向に適宜距離隔てて対
向配置され形成されている1対の弾性表面波励振用電極
(入力用櫛型電極)である、これら櫛型電極2,3はそ
れぞれX方向に関し分割され一定ピツチpで配列された
n個の要素2−L〜2−n及び3−1〜3−nからなる
。一方の櫛型電極2においては隣接する電極要素どうし
で同一位相で電圧印加が行なわれる様な電極構造とされ
ており、他方の櫛型電極3においては隣接する電極要素
どうしで逆位相で電圧印加が行なわれる様な電極構造と
されている。これら電極はたとえばアルミニウム等の導
電体からなり、電極指は弾性表面波がX方向に伝搬する
様に設けられている。
4−1.4−2.4−3.*@*a*、4−nはこれら
電極2.3間においてX方向に延びて互いに平行に基板
lの表面に一定ピー2千P(=p)で配列され形成され
ている導波路である1図示される様に、導波路4−1〜
4−nはそれぞれ電極要素2−1及び3−1〜″m極要
素2−n及び3−nに対応して配置されている。該導波
路はたとえばアルミニウム等の導電体を付することによ
り形成される。また、5は基板1の表面上に上記導波路
からX方向に適宜距離隔てて配置され形成されている音
′II電気変換器である。該音響電気変換器は櫛型電極
(出力用wi型主電極であり、たとえばアルミニウム等
の導電体からなり、電極指はX方向に伝搬する弾性表面
波を効率よく電気信号に変換できる様に設けられている
本実施例の弾性表面波コンボルバにおいて。
方の入力用櫛型電極2に対し中心角周波数ωの電気信号
F(t) exp(jωt)を入力すると、各電極要素
から同位相で該周波数の弾性表面波が励振され、該弾性
表面波はそれぞれ導波路4−1〜4−nをX方向に正の
向きに伝搬し、他方の入力用櫛型電極3に同位相で到達
する。これに対し、他方の入力用櫛型電極3に対し中心
角周波数ωの電気信号G(t) ezpUωt)を入力
すると、各電極要素から隣接要素で位相が逆になる様に
該周波数の弾性表面波が励振され、該弾性表面波はそれ
ぞれ導波路4−1〜4−n1x方向に負の向きに伝搬し
、他方の入力用櫛型電極2の電極要素に隣接要素で位相
が逆になって到達する。従って、櫛型電極2から櫛型電
極3の各電極要素に到達した弾性表面波は全電極要素で
位相が同一であり且つ横型電極3からは隣接電極要素ご
とに逆位相で出力される(即ち極性が反転している)の
で、該電極に到達した弾性表面波は電気的に中和され、
結局再励起による反射波は生じない、同様に、櫛型電極
3から櫛型電極2の各電極要素に到達した弾性表面波は
隣接電極要素で位相が逆であり且つ櫛型電極2からは全
電極要素で同一位相で出力される(即ち極性が同一であ
る)ので、該電極に到達した弾性表面波は電気的に中和
され、結局再励起による反射波は生じない、かくして、
本実施例では従来の弾性表面波コンボルバの様に入力用
櫛型電極2.3のうちの一方により励振され導波路を第
1の向きに伝搬する弾性表面波と該弾性表面波が他方の
入力用櫛型電極により反射せしめられて導波路を第2の
向きに伝搬する反射波との重畳により生ずるセルフコン
ボリューションを抑圧することができる。
ところで、各導波路4−1〜4−nでは、入力用櫛型電
極2.3に入力された信号F(t) 5ip(jωt)
及びG(t) exp(jωt)のコンボリューション
信号が発生するが、隣接導波路では信号c(t) ex
pUωt)が逆位相であるので、奇数番目の導波路4−
1.4−3.4−5 、− @Φ・拳で発生するコンボ
リューション信号Haを、導波路長さをしとして Ha−a eIP(j2ωt) J、F(t−x#)G
(t−(L−x)#)diとすると、偶数番目の導波路
4−2 、4−4 、4−6.・・・・・で発生スるコ
ンボリューション信号Hbは。
Hb=−a @1p(j2ωt) f:F(’t−xハ
)G(t−(L−z)/v)dxとなる。即ち、隣接す
る導波路では互いに逆位相のコンボリューション信号が
発生し、圧電効果によりこれらの信号に対応した弾性表
面波が各導波路から効率よく励起され、y軸方向に伝搬
する。
そして、この弾性表面波は出力用櫛型電極5にて電気信
号に変換されて出力される。
尚、本実施例では、入力用櫛型電極2,3の電極要素の
配列ピッチP及び導波路要素4−1〜4−nの配列ピッ
チPをいずれも上記コンボリューション信号弾性表面波
の波長入の約1/2の奇数倍とすることにより、該コン
ボリューション弾性表面波がほぼ同一位相で重畳される
ので、最も効率良く弾性表面波を伝搬させ出力用櫛型型
ai5において高効率にて出力させることができる。
第2図は本発明による弾性表面波コンボルバの第2の実
施例を示す概略平面図である0本図において、上記第1
図におけると同様の部材には同一の符号が付されている
本実施例では、入力用S型電極2が複数の電極要素から
なるのではなく単一の櫛型電極から構成されている点の
み、上記第1実施例と異なる。
本実施例においても、上記第1実施例と同様の作用効果
が得られる。
第3図は本発明による弾性表面波コンボルバの第3の実
施例を示す概略平面図である0本図において、上記第1
図におけると同様の部材には同一の符号が付されている
本実施例は、更に出力用横型電極5と同様な出力用櫛型
電極6が基板lの表面上において導波路からy方向に出
力用横型電極5と反対側に同−距離隔てて配置され形成
されている点のみ、上記第1実施例と異なる。
本実施例においても上記第1実施例と同様の作用効果が
得られるが、更に本実施例では導波路にて生ぜしめられ
たコンボリューション信号弾性表面波はy軸方向に双方
の向きに伝搬するので、2つの出力用櫛型電極5.6か
らこれらを出力させて合成することにより上記第1実施
例及び第2実施例の2倍の出力を得ることができる。尚
、2つの出力用櫛型電極5と6とで導波路からの距離を
異ならせておくことにより、一方の出力用櫛型電極から
の出力を他方の出力用櫛型電極からの出力に対し適宜の
時間遅延させることができる。
本実施例では入力用櫛型電極2を上記第1実施例と同様
の構成としたが、該櫛型電極を上記第2実施例と同一の
構成とすることもできる。
上記実施例では入力用櫛型電極2.3により励振される
弾性表面波のビーム幅は各導波路要素幅あるいは全導波
路幅とほぼ等しく設定されているが1本発明においては
比較的幅の大きな櫛型電極を用いてビーム幅の大きな弾
性表面波を励振させ、ホーン型導波路またはマルチスト
リップカプラ等のビーム幅変換器を通してビーム幅を圧
縮した上で導波路に導いてもよい。
更に、上記実施例における入力用櫛型電極2゜3をダブ
ル電極(スプリット電極)とすることにより、反射波の
発生は更に抑制され、セルフコンボリューションをより
一層良好に抑圧できる。同様に、出力用櫛型電極5,6
をダブル電極(スプリット電極)とすることにより、該
出力用櫛型電極での反射波の発生が抑制され、コンボル
バの特性をより一層良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は本発明による弾性表面波コ
ンボルバを示す概略平面図である。 第4図は従来の弾性表面波コンボルバを示す概略平面図
である。 l:基板。 2.3=弾性表面波励振用電極、 2−1〜2− n 、 3−1〜3− n :電極要素
、 4−1〜4−n:導波路要素。 5.6:音響電気変換器。 [発明の効果] 以上の様に、本発明によれば、入力用櫛型電極のうちの
一方から隣接電極要素ごとに逆相で弾性表面波を励振さ
せるので、入力用櫛型電極での反射波の発生を抑制でき
、かくしてセルフコンボリューションが抑圧され特性が
良好であり且つ高効率の弾性表面波コンボルバが提供さ
れる。 代理人 弁理士  山 下 積 平 L8 第 図 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電基板に弾性表面波を励振する少なくとも1対
    の励振電極と該励振電極から励振される弾性表面波を互
    いに反対向きに伝搬させる導波路と該導波路にて発生し
    上記弾性表面波の進行方向を横切る方向に伝搬する弾性
    表面波を電気信号に変換する音響電気変換器とが設けら
    れており、上記各対の励振電極のうちの一方は励振弾性
    表面波の伝搬方向と直交する方向に関し分割された複数
    の要素からなり隣接要素では逆相で弾性表面波が励振さ
    れる様に構成されており、上記導波路が上記櫛型電極の
    各要素に対応する複数の要素から構成されていることを
    特徴とする、弾性表面波コンボルバ。
  2. (2)上記励振電極要素の配列ピッチpが、上記導波路
    にて発生する弾性表面波の波長をλとして、実質的に p=(n+1/2)λ (nは整数) を満足する、請求項1に記載の弾性表面波コンボルバ。
  3. (3)上記導波路要素の配列ピッチPが、該導波路にて
    発生する弾性表面波の波長をλとして、実質的に P=(n+1/2)λ (nは整数) を満足する、請求項1または2に記載の弾性表面波コン
    ボルバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105717359A (zh) * 2016-02-19 2016-06-29 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种谐波分析算法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59122109A (ja) * 1982-12-28 1984-07-14 Nec Corp エラステイツク・コンボルバ
JPS621310A (ja) * 1985-06-27 1987-01-07 Clarion Co Ltd 弾性表面波装置

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