JPH04217110A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
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- JPH04217110A JPH04217110A JP41131590A JP41131590A JPH04217110A JP H04217110 A JPH04217110 A JP H04217110A JP 41131590 A JP41131590 A JP 41131590A JP 41131590 A JP41131590 A JP 41131590A JP H04217110 A JPH04217110 A JP H04217110A
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Landscapes
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性表面波装置に関し、
特に2つの信号のコンボリューション信号を取り出す弾
性表面波装置に関する。
特に2つの信号のコンボリューション信号を取り出す弾
性表面波装置に関する。
【0002】
【従来技術】図5は、「中川他,電子通信学会論文誌’
86/2,Vol.J69−C,No.2,pp190
〜198」に記載されている、従来の弾性表面波装置の
構成を示す概略平面図である。
86/2,Vol.J69−C,No.2,pp190
〜198」に記載されている、従来の弾性表面波装置の
構成を示す概略平面図である。
【0003】図5において、1は圧電基板であり、2,
3は該基板1の表面上にx方向に適宜距離隔てて対向配
置され形成されている2つの弾性表面波励振用櫛形電極
である。4−1,4−2,…,4−nは、これら電極2
,3間においてx方向に延びて互いに平行に基板1の表
面に形成されている弾性表面波導波路である。また、5
は基板1の表面上に上記弾性表面波導波路からy方向に
適宜距離隔てて配置され形成されている音響電気変換器
である。
3は該基板1の表面上にx方向に適宜距離隔てて対向配
置され形成されている2つの弾性表面波励振用櫛形電極
である。4−1,4−2,…,4−nは、これら電極2
,3間においてx方向に延びて互いに平行に基板1の表
面に形成されている弾性表面波導波路である。また、5
は基板1の表面上に上記弾性表面波導波路からy方向に
適宜距離隔てて配置され形成されている音響電気変換器
である。
【0004】また、図5に記載されている座標軸は便宜
上付記したものであり、基板の結晶軸等を意味するもの
ではない。
上付記したものであり、基板の結晶軸等を意味するもの
ではない。
【0005】この弾性表面波装置において、弾性表面波
励振用櫛形電極2,3に対し、角周波数ωの電気信号を
入力すると、該周波数の弾性表面波が励振され、該弾性
表面波は弾性表面波導波路4−1,4−2,…,4−n
をx軸方向に互いに反対向きに伝搬し、該弾性表面波導
波路にてパラメトリック・ミキシング現象によりy軸方
向に伝搬する角周波数2ωの弾性表面波が発生する。こ
の弾性表面波が音響電気変換器5に到達し、該音響電気
変換器にて上記2つの入力信号のコンボリューション電
気信号を得ることができる。
励振用櫛形電極2,3に対し、角周波数ωの電気信号を
入力すると、該周波数の弾性表面波が励振され、該弾性
表面波は弾性表面波導波路4−1,4−2,…,4−n
をx軸方向に互いに反対向きに伝搬し、該弾性表面波導
波路にてパラメトリック・ミキシング現象によりy軸方
向に伝搬する角周波数2ωの弾性表面波が発生する。こ
の弾性表面波が音響電気変換器5に到達し、該音響電気
変換器にて上記2つの入力信号のコンボリューション電
気信号を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では弾性表面波導波路にて、上述とは異なるパ
ラメトリック・ミキシング現象によるコンボリューショ
ン電気信号が発生し、そのコンボリューション電気信号
が電磁波として音響電気変換器に到達し、該音響電気変
換器にて第3の弾性表面波から電気信号に変換されたコ
ンボリューション信号と干渉して、装置の特性を劣化さ
せるという欠点があった。
記従来例では弾性表面波導波路にて、上述とは異なるパ
ラメトリック・ミキシング現象によるコンボリューショ
ン電気信号が発生し、そのコンボリューション電気信号
が電磁波として音響電気変換器に到達し、該音響電気変
換器にて第3の弾性表面波から電気信号に変換されたコ
ンボリューション信号と干渉して、装置の特性を劣化さ
せるという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、圧電基板上
に第1及び第2の弾性表面波を励振する少なくとも2つ
の励振電極と、該励振電極から励振される該第1及び第
2の弾性表面波を互いに反対向きに伝搬させる弾性表面
波導波路と、該弾性表面波導波路にて発生し上記第1及
び第2の弾性表面波を横切る方向に伝搬する第3の弾性
表面波を電気信号に変換する少なくとも2つの音響電気
変換器と、該音響電気変換器から出力される電気信号を
合成する合成手段を有する弾性表面波装置において、上
記第3の弾性表面波による出力信号が、互いに逆位相に
なるように配置形成された少なくとも2つの上記音響電
気変換器を有することを特徴とする弾性表面波装置によ
り、前記課題を解決しようとするものである。
に第1及び第2の弾性表面波を励振する少なくとも2つ
の励振電極と、該励振電極から励振される該第1及び第
2の弾性表面波を互いに反対向きに伝搬させる弾性表面
波導波路と、該弾性表面波導波路にて発生し上記第1及
び第2の弾性表面波を横切る方向に伝搬する第3の弾性
表面波を電気信号に変換する少なくとも2つの音響電気
変換器と、該音響電気変換器から出力される電気信号を
合成する合成手段を有する弾性表面波装置において、上
記第3の弾性表面波による出力信号が、互いに逆位相に
なるように配置形成された少なくとも2つの上記音響電
気変換器を有することを特徴とする弾性表面波装置によ
り、前記課題を解決しようとするものである。
【0008】また、上記合成手段が減算回路であること
を特徴とする。
を特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の手段によれば、少なくとも2つの音響
電気変換器は、第3の弾性表面波により出力されるそれ
ぞれの出力信号が、互いに逆位相となるように構成され
ている。一方、弾性表面波導波路にて発生する電磁波は
、ほとんど同位相で音響電気変換器に到達するため、そ
の出力信号はほとんど同位相となる。そこで、例えば減
算回路等の合成手段を通すことにより、電磁波による同
位相の出力信号は打ち消され、弾性表面波として音響電
気変換器に到達する逆位相の出力信号のみを取り出すこ
とができる。
電気変換器は、第3の弾性表面波により出力されるそれ
ぞれの出力信号が、互いに逆位相となるように構成され
ている。一方、弾性表面波導波路にて発生する電磁波は
、ほとんど同位相で音響電気変換器に到達するため、そ
の出力信号はほとんど同位相となる。そこで、例えば減
算回路等の合成手段を通すことにより、電磁波による同
位相の出力信号は打ち消され、弾性表面波として音響電
気変換器に到達する逆位相の出力信号のみを取り出すこ
とができる。
【0010】
【実施例】(実施例1)図1は、本発明による弾性表面
波装置の第1の実施例を示す概略平面図である。図1に
おいて、1は圧電基板である。該圧電基板としては例え
ばニオブ酸リチウム等の圧電基板を用いることができる
。
波装置の第1の実施例を示す概略平面図である。図1に
おいて、1は圧電基板である。該圧電基板としては例え
ばニオブ酸リチウム等の圧電基板を用いることができる
。
【0011】2,3は基板1の表面上にx方向に適宜距
離隔てて対向配置され形成されている弾性表面波励振用
電極である。該電極2,3は櫛形電極であり、例えばア
ルミニウム,銀,金等の導電体からなり、弾性表面波が
x方向に伝搬するように設けられている。
離隔てて対向配置され形成されている弾性表面波励振用
電極である。該電極2,3は櫛形電極であり、例えばア
ルミニウム,銀,金等の導電体からなり、弾性表面波が
x方向に伝搬するように設けられている。
【0012】4−1,4−2,…,4−nは電極2,3
間においてx方向に延びて互いに平行に基板1の表面に
一定ピッチで配列され形成されている弾性表面波導波路
である。
間においてx方向に延びて互いに平行に基板1の表面に
一定ピッチで配列され形成されている弾性表面波導波路
である。
【0013】弾性表面波導波路に関しては、柴山乾夫監
修「弾性表面波工学」電子通信学会,82〜102頁に
詳しく述べられており、薄膜導波路やトポグラフィック
導波路があるが、本発明においては基板表面をアルミニ
ウム,銀,金等の導電体で被覆したΔv/v導波路が好
ましい。
修「弾性表面波工学」電子通信学会,82〜102頁に
詳しく述べられており、薄膜導波路やトポグラフィック
導波路があるが、本発明においては基板表面をアルミニ
ウム,銀,金等の導電体で被覆したΔv/v導波路が好
ましい。
【0014】5,6は基板1の表面上に上記弾性表面波
導波路4−1〜4−nからy方向に適宜距離隔てて配置
され形成されている第1及び第2の音響電気変換器であ
る。該音響電気変換器5,6は、例えばアルミニウム,
銀,金等の導電体からなり、y方向に伝搬する弾性表面
波を効率よく電気信号に変換できるように設けられてい
る。第1の音響電気変換器5と第2の音響電気変換器6
は上記弾性表面波導波路4−1〜4−nをはさんで設け
られ、該弾性表面波導波路4−nから該第1の音響電気
変換器5までの距離d1と、該弾性表面波導波路4−1
から該第2の音響電気変換器6までの距離d2とが実質
的に等しくなるように配置されている。
導波路4−1〜4−nからy方向に適宜距離隔てて配置
され形成されている第1及び第2の音響電気変換器であ
る。該音響電気変換器5,6は、例えばアルミニウム,
銀,金等の導電体からなり、y方向に伝搬する弾性表面
波を効率よく電気信号に変換できるように設けられてい
る。第1の音響電気変換器5と第2の音響電気変換器6
は上記弾性表面波導波路4−1〜4−nをはさんで設け
られ、該弾性表面波導波路4−nから該第1の音響電気
変換器5までの距離d1と、該弾性表面波導波路4−1
から該第2の音響電気変換器6までの距離d2とが実質
的に等しくなるように配置されている。
【0015】また、該第1の音響電気変換器5と該第2
の音響電気変換器6とでは、逆相で信号が取り出せるよ
うに、本実施例では、弾性表面波導波路と平行な方向(
x方向)において、それぞれ反対向きの形状に形成され
ている。
の音響電気変換器6とでは、逆相で信号が取り出せるよ
うに、本実施例では、弾性表面波導波路と平行な方向(
x方向)において、それぞれ反対向きの形状に形成され
ている。
【0016】7は、上記第1の音響電気変換器5から出
力された信号と、上記第2の音響電気変換器6から出力
された信号を減算合成する減算回路である。
力された信号と、上記第2の音響電気変換器6から出力
された信号を減算合成する減算回路である。
【0017】本実施例の弾性表面波装置において、一方
の励振用電極2に対し、中心角周波数ωの電気信号を入
力すると、第1の弾性表面波が励振されxの正方向に伝
搬して弾性表面波導波路4−1〜4−nに入射する。
の励振用電極2に対し、中心角周波数ωの電気信号を入
力すると、第1の弾性表面波が励振されxの正方向に伝
搬して弾性表面波導波路4−1〜4−nに入射する。
【0018】また、同様にして他方の励振用電極3に対
し中心角周波数ωの電気信号を入力すると、第2の弾性
表面波が励振されxの負方向に伝搬して弾性表面波導波
路4−1〜4−nに入射する。
し中心角周波数ωの電気信号を入力すると、第2の弾性
表面波が励振されxの負方向に伝搬して弾性表面波導波
路4−1〜4−nに入射する。
【0019】そして、弾性表面波導波路4−1〜4−n
には両端から上記第1及び第2の弾性表面波が互いに反
対方向に伝搬し、該弾性表面波導波路にてパラメトリッ
ク・ミキシング現象によりy軸正負両方向に伝搬する中
心角周波数2ωの第3の弾性表面波が発生する。該第3
の弾性表面波が上記第1及び第2の音響電気変換器5,
6にて電気信号に変換される。
には両端から上記第1及び第2の弾性表面波が互いに反
対方向に伝搬し、該弾性表面波導波路にてパラメトリッ
ク・ミキシング現象によりy軸正負両方向に伝搬する中
心角周波数2ωの第3の弾性表面波が発生する。該第3
の弾性表面波が上記第1及び第2の音響電気変換器5,
6にて電気信号に変換される。
【0020】この時、一般に弾性表面波速度は任意の方
向の正負の方向に対して同じであり、また、本実施例で
は、上記弾性表面波導波路4−1〜4−nから該第1及
び第2の音響電気変換器5,6までの距離は等しいので
、該第3の弾性表面波は、該第1の音響電気変換器5と
該第2の音響電気変換器6に同位相で到達する。
向の正負の方向に対して同じであり、また、本実施例で
は、上記弾性表面波導波路4−1〜4−nから該第1及
び第2の音響電気変換器5,6までの距離は等しいので
、該第3の弾性表面波は、該第1の音響電気変換器5と
該第2の音響電気変換器6に同位相で到達する。
【0021】ここで、本実施例では、第1の音響電気変
換器5と第2の音響電気変換器6とは、弾性表面波導波
路4−1〜4−nに平行な方向(x方向)に対して反対
向きの形状に形成されているため、それぞれの音響電気
変換器5、6の出力信号である第1の出力信号と、第2
の出力信号とは逆位相となる。
換器5と第2の音響電気変換器6とは、弾性表面波導波
路4−1〜4−nに平行な方向(x方向)に対して反対
向きの形状に形成されているため、それぞれの音響電気
変換器5、6の出力信号である第1の出力信号と、第2
の出力信号とは逆位相となる。
【0022】そこで第1の出力信号と第2の出力信号を
減算回路7に入力して合成すると、1つの出力信号に比
べて2倍の出力が得られる。
減算回路7に入力して合成すると、1つの出力信号に比
べて2倍の出力が得られる。
【0023】一方、上記弾性表面波導波路4−1〜4−
nに上記第1及び第2の弾性表面波が互いに反対方向に
伝搬すると、上述とは異なるパラメトリック・ミキシン
グ現象により、該弾性表面波導波路4−1〜4−n上に
中心角周波数2ωの上記2つの入力信号のコンボリュー
ション電気信号が発生し、電磁波として上記第1及び第
2の音響電気変換器5,6にほぼ同時に到達する。従っ
て、この電磁波は、第1及び第2の音響電気変換器5,
6でほぼ同位相の出力信号として出力されるので、減算
回路7により相殺されてしまう。
nに上記第1及び第2の弾性表面波が互いに反対方向に
伝搬すると、上述とは異なるパラメトリック・ミキシン
グ現象により、該弾性表面波導波路4−1〜4−n上に
中心角周波数2ωの上記2つの入力信号のコンボリュー
ション電気信号が発生し、電磁波として上記第1及び第
2の音響電気変換器5,6にほぼ同時に到達する。従っ
て、この電磁波は、第1及び第2の音響電気変換器5,
6でほぼ同位相の出力信号として出力されるので、減算
回路7により相殺されてしまう。
【0024】これにより、上記電磁波による信号の干渉
が抑圧され、第3の弾性表面波としての信号のみを取り
出すことができ、装置の特性が改善される。
が抑圧され、第3の弾性表面波としての信号のみを取り
出すことができ、装置の特性が改善される。
【0025】尚、弾性表面波導波路4−1〜4−nの配
列ピッチが、該弾性表面波導波路にて生ぜしめられた第
3の弾性表面波の波長と同じになるように弾性表面波導
波路4−1〜4−nを配置し形成することにより、各弾
性表面波導波路要素にて生ぜしめられた弾性表面波は同
相で重なり、効率よく励振させることができる。
列ピッチが、該弾性表面波導波路にて生ぜしめられた第
3の弾性表面波の波長と同じになるように弾性表面波導
波路4−1〜4−nを配置し形成することにより、各弾
性表面波導波路要素にて生ぜしめられた弾性表面波は同
相で重なり、効率よく励振させることができる。
【0026】(実施例2)図2は、本発明による弾性表
面波装置の第2の実施例を示す概略平面図である。本図
において、上記図1における部材と同様の部材には同一
の符合が付せられている。
面波装置の第2の実施例を示す概略平面図である。本図
において、上記図1における部材と同様の部材には同一
の符合が付せられている。
【0027】本実施例では、弾性表面波導波路4−1〜
4−nと第1の音響電気変換器5との間に導電性薄膜8
が配置されて形成され、弾性表面波導波路4−1〜4−
nにて発生した第3の弾性表面波が、第1の音響電気変
換器5に到達する時間と、第2の音響電気変換器6に到
達する時間とが等しくなるように配置されている点のみ
、上記実施例1と異なる。
4−nと第1の音響電気変換器5との間に導電性薄膜8
が配置されて形成され、弾性表面波導波路4−1〜4−
nにて発生した第3の弾性表面波が、第1の音響電気変
換器5に到達する時間と、第2の音響電気変換器6に到
達する時間とが等しくなるように配置されている点のみ
、上記実施例1と異なる。
【0028】導電性薄膜8が形成されている表面上の弾
性表面波速度は、一般に自由表面に比べて遅くなるが、
本実施例では弾性表面波導波路4−nから第1の音響電
気変換器5までの距離d1と、弾性表面波導波路4−1
から第2の音響電気変換器6までの距離d2を、第3の
弾性表面波がそれぞれ第1及び第2の音響電気変換器5
,6に到達するまでの時間が等しくなるように決めてあ
る。
性表面波速度は、一般に自由表面に比べて遅くなるが、
本実施例では弾性表面波導波路4−nから第1の音響電
気変換器5までの距離d1と、弾性表面波導波路4−1
から第2の音響電気変換器6までの距離d2を、第3の
弾性表面波がそれぞれ第1及び第2の音響電気変換器5
,6に到達するまでの時間が等しくなるように決めてあ
る。
【0029】そのため、第3の弾性表面波は第1及び第
2の音響電気変換器5,6には、同相で到達する。
2の音響電気変換器5,6には、同相で到達する。
【0030】ここで、本実施例では、第1の音響電気変
換器5と第2の音響電気変換器6とは弾性表面波導波路
4−1〜4−nに平行な方向(x方向)に対して反対向
きの形状に形成されているため、それぞれの音響電気変
換器5、6の出力信号である第1の出力信号と、第2の
出力信号とは逆位相となる。
換器5と第2の音響電気変換器6とは弾性表面波導波路
4−1〜4−nに平行な方向(x方向)に対して反対向
きの形状に形成されているため、それぞれの音響電気変
換器5、6の出力信号である第1の出力信号と、第2の
出力信号とは逆位相となる。
【0031】したがって、上記第1の実施例と同様に減
算回路7にて、第1及び第2の音響電気変換器5,6に
電磁波として到達した同位相の信号は打ち消され、弾性
表面波として到達した逆位相の信号のみが取り出される
。
算回路7にて、第1及び第2の音響電気変換器5,6に
電磁波として到達した同位相の信号は打ち消され、弾性
表面波として到達した逆位相の信号のみが取り出される
。
【0032】本実施例において、導電性薄膜8は弾性表
面波導波路4−1〜4−nと第1の音響電気変換器5と
の間に配置されているが、弾性表面波導波路4−1〜4
−nと第2の音響電気変換器6との間に配置されていて
も良いし、或はその両方に配置されていてもよい。
面波導波路4−1〜4−nと第1の音響電気変換器5と
の間に配置されているが、弾性表面波導波路4−1〜4
−nと第2の音響電気変換器6との間に配置されていて
も良いし、或はその両方に配置されていてもよい。
【0033】上記第1、第2実施例において、音響電気
変換器5,6は弾性表面波導波路4−1〜4−nをはさ
んで反対側にそれぞれ該弾性表面波導波路4−1〜4−
nからの距離、又は弾性表面波導波路4−1〜4−nに
て発生する第3の弾性表面波が到達するまでの時間が実
質的に等しくなるように配置されているが、本発明は上
記第1、第2実施例に限定されるものではなく、第1の
音響電気変換器から出力される第1の出力信号と第2の
音響電気変換器から出力される第2の出力信号が逆相と
なるように形成されていればよく、例えば、上記第1、
第2の音響電気変換器5,6が弾性表面波導波路4−1
〜4−nに対して同じ側に配置されていてもよい。
変換器5,6は弾性表面波導波路4−1〜4−nをはさ
んで反対側にそれぞれ該弾性表面波導波路4−1〜4−
nからの距離、又は弾性表面波導波路4−1〜4−nに
て発生する第3の弾性表面波が到達するまでの時間が実
質的に等しくなるように配置されているが、本発明は上
記第1、第2実施例に限定されるものではなく、第1の
音響電気変換器から出力される第1の出力信号と第2の
音響電気変換器から出力される第2の出力信号が逆相と
なるように形成されていればよく、例えば、上記第1、
第2の音響電気変換器5,6が弾性表面波導波路4−1
〜4−nに対して同じ側に配置されていてもよい。
【0034】(実施例3)図3は、本発明による弾性表
面波装置の第3の実施例を示す概略平面図である。本図
において、上記図1における部材と同様の部材には同一
の符合が付せられている。
面波装置の第3の実施例を示す概略平面図である。本図
において、上記図1における部材と同様の部材には同一
の符合が付せられている。
【0035】本実施例では第1の音響電気変換器5と第
2の音響電気変換器6は、上記弾性表面波導波路4−1
〜4−nをはさんで設けられ、弾性表面波導波路4−1
〜4−nと平行な方向(x方向)において、同一向きの
形状に形成されている。
2の音響電気変換器6は、上記弾性表面波導波路4−1
〜4−nをはさんで設けられ、弾性表面波導波路4−1
〜4−nと平行な方向(x方向)において、同一向きの
形状に形成されている。
【0036】また、該第1の音響電気変換器5と該第2
の音響電気変換器6とでは、逆相で信号が取り出せるよ
うに、本実施例では、該弾性表面波導波路4−nから該
第1の音響電気変換器5までの距離d1と、該弾性表面
波導波路4−1から該第2の音響電気変換器6までの距
離d2とが、実質的に第3の弾性表面波の波長の2分の
1だけ異なるように配置されている。
の音響電気変換器6とでは、逆相で信号が取り出せるよ
うに、本実施例では、該弾性表面波導波路4−nから該
第1の音響電気変換器5までの距離d1と、該弾性表面
波導波路4−1から該第2の音響電気変換器6までの距
離d2とが、実質的に第3の弾性表面波の波長の2分の
1だけ異なるように配置されている。
【0037】7は、上記第1の音響電気変換器5から出
力された信号と、上記第2の音響電気変換器6から出力
された信号を減算合成する減算回路である。 本
実施例の弾性表面波装置において、励振用電極2,3に
対し、中心角周波数ωの電気信号を入力すると、第1の
弾性表面波及び第2の弾性表面波が励振され、xの正負
方向に伝搬して弾性表面波導波路4−1〜4−nに入射
する。
力された信号と、上記第2の音響電気変換器6から出力
された信号を減算合成する減算回路である。 本
実施例の弾性表面波装置において、励振用電極2,3に
対し、中心角周波数ωの電気信号を入力すると、第1の
弾性表面波及び第2の弾性表面波が励振され、xの正負
方向に伝搬して弾性表面波導波路4−1〜4−nに入射
する。
【0038】そして、弾性表面波導波路4−1〜4−n
には両端から上記第1及び第2の弾性表面波が互いに反
対方向に伝搬し、該弾性表面波導波路にてパラメトリッ
ク・ミキシング現象によりy軸正負両方向に伝搬する中
心角周波数2ωの第3の弾性表面波が発生する。
には両端から上記第1及び第2の弾性表面波が互いに反
対方向に伝搬し、該弾性表面波導波路にてパラメトリッ
ク・ミキシング現象によりy軸正負両方向に伝搬する中
心角周波数2ωの第3の弾性表面波が発生する。
【0039】この第3の弾性表面波が上記第1及び第2
の音響電気変換器5,6にて電気信号に変換される。
この時、一般に弾性表面波速度は任意の方向の正負の
方向に対して同じであり、また、本実施例では、上記弾
性表面波導波路4−1〜4−nから該第1及び第2の音
響電気変換器5,6までの距離は第3の弾性表面波の波
長の2分の1だけ異なるので、第3の弾性表面波は、該
第1の音響電気変換器5と該第2の音響電気変換器6に
は逆位相で到達する。
の音響電気変換器5,6にて電気信号に変換される。
この時、一般に弾性表面波速度は任意の方向の正負の
方向に対して同じであり、また、本実施例では、上記弾
性表面波導波路4−1〜4−nから該第1及び第2の音
響電気変換器5,6までの距離は第3の弾性表面波の波
長の2分の1だけ異なるので、第3の弾性表面波は、該
第1の音響電気変換器5と該第2の音響電気変換器6に
は逆位相で到達する。
【0040】そのため、それぞれの出力信号も、同様に
逆相となり、該第1の出力信号と該第2の出力信号を減
算回路7に入力して合成すると、1つの出力信号に比べ
て2倍の出力が得られる。
逆相となり、該第1の出力信号と該第2の出力信号を減
算回路7に入力して合成すると、1つの出力信号に比べ
て2倍の出力が得られる。
【0041】一方、上記弾性表面波導波路4−1〜4−
nに上記第1及び第2の弾性表面波が互いに反対方向に
伝搬すると、上述とは異なるパラメトリック・ミキシン
グ現象により、該弾性表面波導波路4−1〜4−n上に
中心角周波数2ωの上記2つの入力信号のコンボリュー
ション電気信号が発生し、電磁波として上記第1及び第
2の音響電気変換器5,6に到達する。
nに上記第1及び第2の弾性表面波が互いに反対方向に
伝搬すると、上述とは異なるパラメトリック・ミキシン
グ現象により、該弾性表面波導波路4−1〜4−n上に
中心角周波数2ωの上記2つの入力信号のコンボリュー
ション電気信号が発生し、電磁波として上記第1及び第
2の音響電気変換器5,6に到達する。
【0042】一般に電磁波の速度は、弾性表面波速度の
100000倍程度大きいので、この電磁波は第1及び
第2の音響電気変換器5,6に、ほぼ同相で到達し、第
1及び第2の音響電気変換器5,6でほぼ同相の出力信
号として出力される。
100000倍程度大きいので、この電磁波は第1及び
第2の音響電気変換器5,6に、ほぼ同相で到達し、第
1及び第2の音響電気変換器5,6でほぼ同相の出力信
号として出力される。
【0043】このため、減算回路7により相殺され、こ
れにより、上記音響電気変換器5では上記電磁波による
干渉が抑圧され、装置の特性が改善される。
れにより、上記音響電気変換器5では上記電磁波による
干渉が抑圧され、装置の特性が改善される。
【0044】尚、弾性表面波導波路4−1〜4−nの配
列ピッチが該弾性表面波導波路にて生ぜしめられた弾性
表面波の波長と同じになるように弾性表面波導波路4−
1〜4−nを配置し形成することにより、各弾性表面波
導波路要素にて生ぜしめられた弾性表面波は同相で重な
り、効率よく励振させることができる。
列ピッチが該弾性表面波導波路にて生ぜしめられた弾性
表面波の波長と同じになるように弾性表面波導波路4−
1〜4−nを配置し形成することにより、各弾性表面波
導波路要素にて生ぜしめられた弾性表面波は同相で重な
り、効率よく励振させることができる。
【0045】(実施例4)図4は、本発明による弾性表
面波装置の第4の実施例を示す概略平面図である。本図
において、上記図1における部材と同様の部材には同一
の符合が付せられている。
面波装置の第4の実施例を示す概略平面図である。本図
において、上記図1における部材と同様の部材には同一
の符合が付せられている。
【0046】本実施例では、弾性表面波導波路4−1〜
4−nと第1の音響電気変換器5との間に導電性薄膜8
が配置されて形成され、弾性表面波導波路4−1〜4−
nにて発生した第3の弾性表面波が、第1の音響電気変
換器5に到達する時間と、第2の音響電気変換器6に到
達する時間とが第3の弾性表面波の周波数の逆数の実質
的に2分の1だけ異なるように配置されている。
4−nと第1の音響電気変換器5との間に導電性薄膜8
が配置されて形成され、弾性表面波導波路4−1〜4−
nにて発生した第3の弾性表面波が、第1の音響電気変
換器5に到達する時間と、第2の音響電気変換器6に到
達する時間とが第3の弾性表面波の周波数の逆数の実質
的に2分の1だけ異なるように配置されている。
【0047】導電性薄膜8が形成されている表面上の弾
性表面波速度は、一般に自由表面に比べて遅くなるが、
本実施例では弾性表面波導波路4−nから第1の音響電
気変換器5までの距離d1と、弾性表面波導波路4−1
から第2の音響電気変換器6までの距離d2を、第3の
弾性表面波がそれぞれ第1及び第2の音響電気変換器5
,6に到達するまでの時間が、第3の弾性表面波の周波
数の逆数の2分の1異なるように決められているので、
第3の弾性表面波は、第1及び第2の音響電気変換器5
,6に、逆位相で到達する。
性表面波速度は、一般に自由表面に比べて遅くなるが、
本実施例では弾性表面波導波路4−nから第1の音響電
気変換器5までの距離d1と、弾性表面波導波路4−1
から第2の音響電気変換器6までの距離d2を、第3の
弾性表面波がそれぞれ第1及び第2の音響電気変換器5
,6に到達するまでの時間が、第3の弾性表面波の周波
数の逆数の2分の1異なるように決められているので、
第3の弾性表面波は、第1及び第2の音響電気変換器5
,6に、逆位相で到達する。
【0048】一方、電磁波は、上述した様に、第1及び
第2の音響電気変換器5,6に、同位相で到達する。
したがって、上記第1の実施例と同様に減算回路7に
て、第1及び第2の音響電気変換器5,6に電磁波とし
て到達した信号は打ち消され、第1及び第2の音響電気
変換器5,6に弾性表面波として到達した信号のみが取
り出される。
第2の音響電気変換器5,6に、同位相で到達する。
したがって、上記第1の実施例と同様に減算回路7に
て、第1及び第2の音響電気変換器5,6に電磁波とし
て到達した信号は打ち消され、第1及び第2の音響電気
変換器5,6に弾性表面波として到達した信号のみが取
り出される。
【0049】本実施例において、導電性薄膜8は弾性表
面波導波路4−1〜4−nと第1の音響電気変換器5と
の間に配置されているが、弾性表面波導波路4−1〜4
−nと第2の音響電気変換器6との間に配置されていて
も良いし、或はその両方に配置されていてもよい。
面波導波路4−1〜4−nと第1の音響電気変換器5と
の間に配置されているが、弾性表面波導波路4−1〜4
−nと第2の音響電気変換器6との間に配置されていて
も良いし、或はその両方に配置されていてもよい。
【0050】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、第1の音響電気変換器から出力される第1の出
力信号と、第2の音響電気変換器から出力される第2の
出力信号が逆相となるように形成されていればよく、例
えば、上記第1、第2の音響電気変換器5,6が弾性表
面波導波路4−1〜4−nに対して同じ側に配置されて
いてもよい。
はなく、第1の音響電気変換器から出力される第1の出
力信号と、第2の音響電気変換器から出力される第2の
出力信号が逆相となるように形成されていればよく、例
えば、上記第1、第2の音響電気変換器5,6が弾性表
面波導波路4−1〜4−nに対して同じ側に配置されて
いてもよい。
【0051】また、上記実施例1〜4における弾性表面
波励振用電極2,3をダブル電極(スプリット電極)と
することにより、該弾性表面波励振用電極2,3におけ
る弾性表面波の反射を抑圧でき、装置の特性をより一層
良好なものにすることができる。
波励振用電極2,3をダブル電極(スプリット電極)と
することにより、該弾性表面波励振用電極2,3におけ
る弾性表面波の反射を抑圧でき、装置の特性をより一層
良好なものにすることができる。
【0052】また、同様に音響電気変換器5,6をダブ
ル電極(スプリット電極)とすることにより、該弾性表
面波励振用電極2,3における弾性表面波の反射を抑圧
でき、装置の特性をより一層良好なものにすることがで
きる。
ル電極(スプリット電極)とすることにより、該弾性表
面波励振用電極2,3における弾性表面波の反射を抑圧
でき、装置の特性をより一層良好なものにすることがで
きる。
【0053】また、各図に記載されている座標軸は便宜
上付記したものであり、基板の結晶軸等を意味するもの
ではない。
上付記したものであり、基板の結晶軸等を意味するもの
ではない。
【0054】さらに、上記実施例において、基板1はニ
オブ酸リチウム等の圧電体単結晶に限定されるものでは
なく、例えば半導体やガラス基板上に圧電膜を付加した
構造等、パラメトリック・ミキシング効果がある材料及
び構造であればよい。
オブ酸リチウム等の圧電体単結晶に限定されるものでは
なく、例えば半導体やガラス基板上に圧電膜を付加した
構造等、パラメトリック・ミキシング効果がある材料及
び構造であればよい。
【0055】また、上記実施例では、弾性表面波励振用
電極にて励振される弾性表面波をそのまま弾性表面波導
波路に導いているが、該励振電極と該弾性表面波導波路
との間にホーン型導波路やマルチストリップカプラ等の
ビーム幅圧縮器を設けてもよい。
電極にて励振される弾性表面波をそのまま弾性表面波導
波路に導いているが、該励振電極と該弾性表面波導波路
との間にホーン型導波路やマルチストリップカプラ等の
ビーム幅圧縮器を設けてもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、第3の弾性表面波によ
り少なくとも2つの音響電気変換器から出力される出力
信号が、それぞれ逆位相となるように構成し、それぞれ
の出力信号を、減算回路等の合成手段で合成することに
より、電磁波により発生する同位相の出力信号だけを相
殺することができる。
り少なくとも2つの音響電気変換器から出力される出力
信号が、それぞれ逆位相となるように構成し、それぞれ
の出力信号を、減算回路等の合成手段で合成することに
より、電磁波により発生する同位相の出力信号だけを相
殺することができる。
【0057】従って、電磁波による干渉を除去し、弾性
表面波として音響電気変換器に到達するコンボリューシ
ョン信号のみを取り出すことができ、弾性表面波装置と
しての特性を改善することができる。
表面波として音響電気変換器に到達するコンボリューシ
ョン信号のみを取り出すことができ、弾性表面波装置と
しての特性を改善することができる。
【図1】本発明による弾性表面波装置の実施例1を示す
概略平面図。
概略平面図。
【図2】本発明による弾性表面波装置の実施例2を示す
概略平面図。
概略平面図。
【図3】本発明による弾性表面波装置の実施例3を示す
概略平面図。
概略平面図。
【図4】本発明による弾性表面波装置の実施例4を示す
概略平面図。
概略平面図。
【図5】従来例を示す概略平面図。
1 基板、2,3 励振電極、4−1〜4−n
弾性表面波導波路要素、5,6音響電気変換器、7
合成手段(減算回路)、8 導電性薄膜。
弾性表面波導波路要素、5,6音響電気変換器、7
合成手段(減算回路)、8 導電性薄膜。
Claims (10)
- 【請求項1】 圧電基板上に第1及び第2の弾性表面
波を励振する少なくとも2つの励振電極と、該励振電極
から励振される該第1及び第2の弾性表面波を互いに反
対向きに伝搬させる弾性表面波導波路と、該弾性表面波
導波路にて発生し上記第1及び第2の弾性表面波を横切
る方向に伝搬する第3の弾性表面波を電気信号に変換す
る少なくとも2つの音響電気変換器と、該音響電気変換
器から出力される電気信号を合成する合成手段とを有す
る弾性表面波装置において、上記第3の弾性表面波によ
る出力信号が、互いに逆位相になるように配置形成され
た少なくとも2つの上記音響電気変換器を有することを
特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項2】 上記合成手段が減算回路であることを
特徴とする請求項1に記載の弾性表面波装置。 - 【請求項3】 少なくとも2つの上記音響電気変換器
は、上記弾性表面波導波路に平行な方向において、反対
向きの形状に配置形成され、かつ上記音響電気変換器は
、上記弾性表面波導波路をはさんで反対側に、それぞれ
該弾性表面波導波路からの距離が実質的に等しくなるよ
うに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
弾性表面波装置。 - 【請求項4】 少なくとも2つの上記音響電気変換器
は、上記弾性表面波導波路に平行な方向において、反対
向きの形状に配置形成され、上記音響電気変換器は、上
記弾性表面波導波路をはさんで反対側に、それぞれ上記
第3の弾性表面波が到達するまでの時間が、実質的に等
しくなるように配置形成されていることを特徴とする請
求項1に記載の弾性表面波装置。 - 【請求項5】 上記第3の弾性表面波の進行路上に導
電性薄膜を形成して、上記時間を実質的に等しくしたこ
とを特徴とする請求項4に記載の弾性表面波装置。 - 【請求項6】 少なくとも2つの上記音響電気変換器
は、上記弾性表面波導波路に平行な方向において、同一
向きの形状に配置形成され、上記音響電気変換器は、上
記弾性表面波導波路をはさんで反対側に、それぞれ該弾
性表面波導波路からの距離が、実質的に上記第3の弾性
表面波の波長の2分の1だけ異なるように配置されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波装置。 - 【請求項7】 少なくとも2つの上記音響電気変換器
は、上記弾性表面波導波路に平行な方向において、同一
向きの形状に配置形成され、上記音響電気変換器は、上
記弾性表面波導波路をはさんで反対側に、それぞれ該弾
性表面波導波路から上記第3の弾性表面波が到達するま
での時間が、実質的に該第3の弾性表面波の周波数の逆
数の2分の1だけ異なるように配置形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の弾性表面波装置。 - 【請求項8】 上記第3の弾性表面波の進行路上に導
電性薄膜を形成し、上記時間を実質的に該第3の弾性表
面波の周波数の逆数の2分の1だけ異なるようにしたこ
とを特徴とする請求項7に記載の弾性表面波装置。 - 【請求項9】 上記弾性表面波導波路が、上記第1及
び第2の弾性表面波の伝搬方向に沿って分割された複数
の要素からなり、該要素の配列ピッチ(隣り合う要素の
中心線間の距離)が、実質的に上記第3の弾性表面波の
波長に等しいことを特徴とする請求項1に記載の弾性表
面波装置。 - 【請求項10】 上記少なくとも2つの音響電気変換
器が、上記弾性表面波導波路に対して、同じ側に配置形
成されることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41131590A JPH04217110A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 弾性表面波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41131590A JPH04217110A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 弾性表面波装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04217110A true JPH04217110A (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=18520333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41131590A Pending JPH04217110A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 弾性表面波装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04217110A (ja) |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP41131590A patent/JPH04217110A/ja active Pending
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